JPH0866588A - 全自動洗濯機 - Google Patents

全自動洗濯機

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JPH0866588A
JPH0866588A JP6206896A JP20689694A JPH0866588A JP H0866588 A JPH0866588 A JP H0866588A JP 6206896 A JP6206896 A JP 6206896A JP 20689694 A JP20689694 A JP 20689694A JP H0866588 A JPH0866588 A JP H0866588A
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bath water
washing machine
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重治 中野
Tamotsu Shikamori
保 鹿森
Akira Miyao
明 宮尾
Nobumasa Tanaka
信政 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】主たる目的の1つは、従来に比べて風呂水吸水
ポンプの配管ロスが少なく、コストの低減化を図ること
ができ、しかもポンプの耐湿性を向上させてポンプモー
タの経年劣化を極力少なくし、ポンプモータの長寿命化
を図ると共に、従来に比べてコントローラとポンプ間の
配線引廻しを短くしてその合理化も図れる風呂水吸水ポ
ンプ付の全自動洗濯機を得る。 【構成】前記目的は、洗濯槽8内の最高水位よりも高い
位置でトップカバー1内に給水電磁弁、その他の電気部
品を納め、かつ風呂水吸水ポンプを備える全自動洗濯機
において、前記トップカバー1内に風呂水吸水ポンプ2
6を内蔵することによって達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は全自動洗濯機、さらに詳
細には、風呂水吸水ポンプを備える全自動洗濯機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】風呂の残り湯を洗濯水に利用して水道水
の節水を図ることが従来からおこなわれている。
【0003】そして、その使用形態の一例として、投げ
込み式の風呂水吸水ポンプを浴槽内に入れ、このポンプ
を介して浴槽内の水を洗濯槽内に吸水するタイプのもの
がある。
【0004】また、他の使用形態として、洗濯機に風呂
水吸水ポンプを内蔵し、このポンプを介して浴槽内の水
を洗濯槽内に吸水するタイプのものもある。
【0005】なお、洗濯機に風呂水吸水ポンプを内蔵
し、このポンプを介して浴槽内の水を洗濯槽内に吸水す
る先行技術としては、例えば特開昭57−117894
号,同第57−117895号、および特開平6−23
190号公報等を挙げることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、投げ込み式の
風呂水吸水ポンプを利用する場合は、ホースとリード線
とが絡み合い、作業性,収納性共に悪いと云う点で難点
がある。
【0007】一方、洗濯機に風呂水吸水ポンプを内蔵す
るタイプのものは、従来一般に、洗濯機の下方にポンプ
を設置するようにしており、呼び水タンクを必要とする
ばかりでなく、洗濯機下方のポンプから洗濯槽開口部に
至る配管長も長くなり、その分コッストアップの原因と
なる。
【0008】なお、前掲特開昭57−117894号お
よび同第57−117895号公報には、呼び水タンク
を不要とした風呂水吸水ポンプ付の洗濯機が提案されて
いるが、その場合であってもポンプは洗濯機の下方に設
けられている。
【0009】また、前掲特開平6−23190号公報に
も呼び水タンクを不要とした風呂水吸水ポンプ付の洗濯
機が提案されている。
【0010】しかし、同公報には、非常に簡略化された
図が掲載されているのみであって、またその文中にもポ
ンプが洗濯機のどの部分に組み込まれているかの具体的
説明がなく、先の2公知例と同様、ポンプは洗濯機の下
方に設置されるのか、あるいはそれ以外の個所に設置さ
れるのか一切不明であり、ポンプを洗濯機の下方に設置
した場合に特有の効果を示唆する記載も一切開示されて
いない。
【0011】本発明は、風呂水吸水ポンプの設置個所を
特定したものであって、その目的とするところは、従来
に比べてポンプの配管ロスが少なく、コストの低減化を
図ることができ、しかもポンプの耐湿性を向上させてポ
ンプモータの経年劣化を極力少なくし、ポンプモータの
長寿命化を図ると共に、従来に比べてコントローラとポ
ンプ間の配線引廻しを短くしてその合理化も図れ、しか
も使い勝手の点でも従来に比べて優れた風呂水吸水ポン
プ付の全自動洗濯機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、洗濯槽内の最高水位より
も高い位置でトップカバー内に給水電磁弁、その他の電
気部品を納め、かつ風呂水吸水ポンプを備える全自動洗
濯機において、前記トップカバー内に風呂水吸水ポンプ
を内蔵したことを特徴とするものである。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
において、風呂水吸水ポンプをトップカバーとバックパ
ネル間で挟み込んで取り付けた。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2において、水道水を洗濯槽内に供給する注水口と風呂
水供給の吸水口とを共用化した。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項において、風呂水吸水ポンプの吸水口をト
ップカバーの上面に設けた。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項4におい
て、風呂水吸水ポンプの上面に設けた風呂水吸水口を呼
び水吸水口として兼用した。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項5におい
て、風呂水吸水ポンプの吸水口の上端面を、風呂水吐出
口下面よりも上位とした。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれか1項において、風呂水吸水ポンプの運転を開始
して一定時間経過後定格電流に達しない場合、ポンプモ
ータへの通電をオフする制御手段を備えている。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項7項にお
いて、風呂水吸水ポンプモータへの通電をオフすると共
に、水道水供給のための吸水電磁弁をオンする制御手段
を備えている。
【0020】請求項9に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれか1項において、風呂水吸水ポンプの運転を開始
して一定時間経過後定格電流に達しない場合、ポンプモ
ータに通電したまま、水道水供給のための吸水電磁弁を
オンする手段を備えている。
【0021】請求項10に記載の発明は、請求項1〜9
のいずれか1項において、風呂水吸水ポンプモータのロ
ック電流を検知した場合、そのポンプモータへの通電を
オフする手段を備えている。
【0022】請求項11に記載の発明は、請求項10項
において、風呂水吸水ポンプモータのロック電流を検知
した場合、そのポンプモータへの通電をオフすると共
に、水道水供給のための吸水電磁弁をオンする手段を備
えている。
【0023】請求項12に記載の発明は、請求項10ま
たは11において、風呂水吸水ポンプモータのロック電
流検知と同時に異常報知すると共に、次回洗濯機の使用
時、電源スイッチの「入」に際してもポンプモータの異
常報知をおこなう手段を備えている。
【0024】請求項13に記載の発明は、請求項1〜1
2のいずれか1項において、風呂水吸水ポンプのケーシ
ングを抗菌剤入りの合成樹脂で成形した。
【0025】請求項14に記載の発明は、請求項1〜1
3のいずれか1項において、風呂水吸水ホースを抗菌剤
入りのゴムホースまたは合成樹脂ホースとした。
【0026】請求項15に記載の発明は、請求項1〜1
4のいずれか1項において、風呂水使用、節水すすぎ等
通常の運転と比較して節水できる工程を実施した場合は
その節水量を記憶し、その積算量を表示する手段を備え
ている。
【0027】
【作用】そして、請求項1に記載の発明によれば、トッ
プカバー内に風呂水吸水ポンプを内蔵することにより、
ポンプを洗濯機の下方に設置する場合に比べてポンプと
洗濯槽開口部間の配管長を短くすることができ、その分
コストの低減化を図ることができる。
【0028】また、トップカバー内に風呂水吸水ポンプ
を密閉状態で内蔵することにより、ポンプの耐湿性を向
上させてポンプモータの経年劣化を極力少なくし、ポン
プモータの長寿命化を図ると同時に、騒音低減の点でも
効果的である。
【0029】さらに、トップカバー内に風呂水吸水ポン
プを内蔵することにより、ポンプを洗濯機の下方に設置
する場合に比べてコントローラとポンプ間の配線引廻し
を短くしてその合理化も図ることができる。
【0030】また、請求項2に記載の発明によれば、風
呂水吸水ポンプをトップカバーとバックパネル間で挟み
込んで取り付けることにより、その取付作業の簡略化を
図ることができる。
【0031】請求項3に記載の発明によれば、水道水を
洗濯槽内に供給する注水口と風呂水供給の吸水口とを共
用化することにより、その分部品を少なくすることがで
きる。
【0032】請求項4に記載の発明によれば、風呂水吸
水ポンプの吸水口をトップカバーの上面に設けることに
より、吸水口の上部から風呂水吸水ホースを360°前
方向に取り出すことができ、使い勝手の点で優れてい
る。
【0033】これに対し、ホースを洗濯機の後ろから取
り出す場合、その分無駄なスペースを確保しなければな
らず、またホースを洗濯機の右横から取り出すようにし
た場合、洗濯機置き場所の関係でホースを洗濯機の左横
から取り出したい場合に不都合であり、なおホースを洗
濯機の左横から取り出すようにした場合にも前記と同様
の不都合を生じる。
【0034】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の効果に加えて、風呂水吸水ポンプの上面
に設けた風呂水吸水口を呼び水吸水口として兼用するこ
とにより、別呼び水口や呼び水口塞ぎ用のキャップ等が
不要となり、その分部品を少なくすることができる。
【0035】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
に記載の発明の効果に加えて、風呂水吸水ポンプの吸水
口の上端面を、風呂水吐出口下面よりも上位とすること
により、たとえポンプ室内の逆止弁に微少水漏れが生じ
ても呼び水が減少するようなことはない。
【0036】請求項7に記載の発明によれば、風呂水吸
水ポンプの運転を開始して一定時間経過後定格電流に達
しない場合、ポンプモータへの通電をオフする制御手段
を備えることにより、風呂水の有無や吸水ホース先端部
の水面からの浮き上がり等をモータの電流検知で知るこ
とができ、従来のように一定水位までの給水時間で風呂
水の有無や吸水ホース先端部の水面からの浮き上がり等
を検知する方式に比べてその検知を短時間でできると共
に、水位検知スイッチや排水バルブの故障も検知できる
ため、ポンプモータの無駄な運転時間を極力短くし、ポ
ンプの寿命を延ばすことができる。
【0037】請求項8に記載の発明によれば、風呂水吸
水ポンプの運転を開始して一定時間経過後定格電流に達
しない場合、ポンプモータへの通電をオフすると共に、
水道水供給のための吸水電磁弁をオンする制御手段を備
えることにより、請求項7に記載の発明の効果に加え
て、一連の洗濯工程を途中で中断することなく、最後ま
で遂行することができる。
【0038】請求項9に記載の発明によれば、風呂水吸
水ポンプの運転を開始して一定時間経過後定格電流に達
しない場合、ポンプモータに通電したまま、水道水供給
のための吸水電磁弁をオンする手段を備えることによ
り、一連の洗濯工程を途中で中断することなく、最後ま
で遂行することができると共に、吸水ホースの先端が一
旦風呂水の水面より出た後再び水面下に沈んで風呂水吸
水が可能となったような場合に、再度風呂水を洗濯水と
して利用することができ、水道水の節水に役立つ。
【0039】請求項10に記載の発明によれば、風呂水
吸水ポンプモータのロック電流を検知した場合、そのポ
ンプモータへの通電をオフする手段を備えることによ
り、ポンプモータロック時のモータ焼損を防止できると
共に、従来PTCによりおこなわれていたポンプモータ
ロック検知に比べてその検知を瞬時におこなうことがで
き、ポンプモータの寿命を長くすることができる。
【0040】請求項11に記載の発明によれば、風呂水
吸水ポンプモータのロック電流を検知した場合、そのポ
ンプモータへの通電をオフすると共に、水道水供給のた
めの吸水電磁弁をオンする手段を備えることより、請求
項10に記載の発明の効果に加えて、一連の洗濯工程を
途中で中断することなく、最後まで遂行することができ
る。
【0041】請求項12に記載の発明によれば、風呂水
吸水ポンプモータのロック電流検知と同時に異常報知す
ると共に、次回洗濯機の使用時、電源スイッチの「入」
に際してもポンプモータの異常報知をおこなう手段を備
えることにより、請求項11に記載の発明の効果に加え
て、ポンプモータのロック状態を即使用者に知らせると
共に、使用者が何等かの対策をとらない場合には、再度
使用者にその旨を知らせ、ポンプがロック状態のまま何
度も使用されてポンプモータの寿命が縮まるのを防止す
ることができる。
【0042】請求項13に記載の発明によれば、風呂水
吸水ポンプのケーシングを抗菌剤入りの合成樹脂で成形
することにより、自吸のための呼び水がポンプケーシン
グ内に長時間残水した状態で報知された場合であって
も、その残水内に細菌が繁殖して腐敗するのを防止する
ことができる。
【0043】請求項14に記載の発明によれば、風呂水
吸水ホースを抗菌剤入りのゴムホースまたは合成樹脂ホ
ースとすることにより、長期間繰返し使用されるホース
に細菌が付着するのを防止することができる。
【0044】請求項15に記載の発明によれば、風呂水
使用、節水すすぎ等通常の運転と比較して節水できる工
程を実施した場合はその節水量を記憶し、その積算量を
表示する手段を備えることにより、一定期間内のどの程
度水道水が節水されたかを使用者に直覚的に知らせるこ
とができる。
【0045】
【実施例】以下、本発明を、図面の一実施例にもとづい
て説明すると、図1において、1は洗濯機のトップカバ
ー、2は洗濯機の運転を制御するコントローラで、コン
トローラ2は、トップカバー1の前方に内蔵され、タイ
マーを含むマイクロコンピュータ等で構成されている。
【0046】3は洗濯機の運転内容を作業者が外部から
指示するメンブレンスイッチである。
【0047】4は蓋で、支点5を軸にして上方に開く。
【0048】6は洗濯物投入口、7は洗濯兼脱水槽(以
下、洗濯槽と略称する)8と外槽9との間に洗濯物が落
下するのを防止するカバーで、外槽9の上部に設けられ
ている。
【0049】10は洗濯槽8の壁面に穿設された脱水孔
である。
【0050】11はバランスリングで、脱水運転時洗濯
槽8の回転を円滑におこなう。
【0051】12は吊り棒で、バネ13を介して外槽9
を懸垂する。
【0052】14は撹拌翼で、洗濯槽8の底部に設置さ
れる。
【0053】15はモータで、モータ15の動力をモー
タプーリ16,ベルト17,従動プーリ18,クラッチ
・減速部19を介して、洗濯,すすぎ時には撹拌翼14
を、また脱水時には洗濯槽8と撹拌翼14とを共に駆動
する。
【0054】20は外枠21を支承する脚部、22は外
槽9の底部に設けた排水孔で、排水孔22の下流側に
は、コントローラ2からの指令で開閉する排水電磁弁2
3と排水ホース24とを有する。
【0055】25はバックパネルである。
【0056】26はケーシングを抗菌剤入りの合成樹脂
でケーシングを成形した風呂水吸水ポンプで、トップカ
バー1に内蔵されている。
【0057】27は抗菌剤入りの風呂水吸水ホースで、
その後端はOリング28を介してポンプ26の上面に設
けた風呂水吸水口26aに装着される。
【0058】図1に符号25で示すバックパネルを取り
除いてその内部構造を示す図2において、1aはトップ
カバー1に設けた、水道水を洗濯槽内に供給する注水口
と風呂水供給の吸水口とを共用化した水道水注水口兼風
呂水吸水口で、この水道水注水口兼風呂水吸水口1aか
らはソフナーも投入される。
【0059】4が蓋、26がポンプ、26aが風呂水吸
水口、26bは風呂水吐出管、29は蓋スイッチ、30
は水道水蛇口、31は水道水を洗濯槽8内に供給する給
水電磁弁である。
【0060】図2のトップカバー1にバックパネル25
を取り付けてX−X方向から見た図3において、1がト
ップカバー、25がバックパネル、26がポンプ、26
aがポンプ26の風呂水吸水口、25aはバックパネル
25のハブを示し、ポンプ26は防振ゴム32を介し、
トップカバー1とバックパネル25間に挟み込まれてお
り、トップカバー1とバックパネル25とは、バックパ
ネル25に設けた爪をトップカバー1の係合部に引っ掛
け、図示を省略したネジによって固定される。
【0061】風呂水吸水ポンプ26の内部構造を示す図
4において、26aがポンプ26の風呂水吸水口、26
bが風呂水吐出管、26cはケーシング、26dはポン
プモータ、26eはランナ、26fはメカニカルシー
ル、26gは吸水室、26hは気水分離室、26iは仕
切板を示し、ポンプ26の上面に設けた風呂水吸水口2
6aを呼び水吸水口として兼用している。
【0062】26jは風呂水吸水口26aの出口に設け
た逆止弁を示しており、なお風呂水吸水口26aの上端
面は、風呂水吐出口26kの下面よりも上位としてあ
る。
【0063】そして、ポンプ26の吸水室26gに吸水
された風呂水は、従来のこの種ポンプと同様の送水方法
によりランナ26eを介して気水分離室26hに送ら
れ、気水分離室26hに送られた風呂水は、その後、風
呂水吐出管26bを介して洗濯槽8内に供給される。
【0064】トップカバー1に設けられた操作パネルを
示す図5において、33は電源スイッチ、34は水道水
スタート・一時停止ボタン、35は風呂水スタート・一
時停止ボタン、36は節水量目安表示部で、本実施例に
おいては、風呂水使用、節水すすぎ等、通常の運転と比
較して節水できる工程を実施した場合にその節水量を、
電源スイッチ33の投入時に例えばキロリットル単位で
節水量目安表示部36に表示する。
【0065】なお、この表示は、表示部36のカウンタ
がオーバーフローするとゼロクリアされ、再びカウント
を開始する。
【0066】図6は図1に示す洗濯機の電気回路図、図
7は同じく図1に示す洗濯機の動作フローチャートで、
図5の電源スイッチ33を入れ(図7のステップ10
1)、風呂水スタート・一時停止ボタン35を押して風
呂水コースをスタートさせる(ステップ102)。
【0067】そして、最初にポンプモータ電流Ipが1
アンペア以上であるか否かを検出し(ステップ10
3)、1アンペア以上であればロック電流が流れたと云
うことでポンプモータをオフし、水道水の給水電磁弁3
1をオンし(ステップ104)、15秒間合成音あるい
は合成音と文字との併用等適宜の手段によって異常報知
をおこない(ステップ105)、その後異常内容をメモ
リーに記憶して(ステップ106)、水道水による給水
処理工程に移行し(ステップ107)、通常のプログラ
ムにもとづき一連の洗濯工程を実施する。
【0068】そして、一連の洗濯工程が終了したならば
電源スイッチ33が自動的に切られる(ステップ10
8)。
【0069】また、次回洗濯機の使用に際しては(ステ
ップ109)、電源スイッチ33を入れると同時に再度
ポンプモータ26dの異常報知をおこなう(ステップ1
10)。
【0070】ステップ101において、ポンプモータ2
6dの電流が1アンペア以下の場合は、次にポンプモー
タ電流Ipが0.3アンペア以上であるか否かを検出す
る(ステップ111)。
【0071】なお、ポンプモータ26dのスタート開始
直後はまだ空気を巻き込んでいるため0.3アンペア以
下となっているから、その場合はステップ112におい
て、ポンプモータ26dの運転開始後2分を経過したか
否かを検出し、まだ2分を経過していない場合はステッ
プ103に戻る。
【0072】そして、ステップ112において、ポンプ
モータ26dの運転開始後2分を経過してもポンプモー
タ電流Ipが0.3アンペア以下の場合は、浴槽内に水
がないとか、ホース27の先端を浴槽内に入れ忘れたと
か、ホース27の先端が浴槽の水面から浮き上がってい
るとか、吸水途中で風呂水がなくなったものとみなして
風呂水吸水ポンプモータ26dへの通電をオフし、水道
水供給のための吸水電磁弁31をオンして(ステップ1
13)、水道水による給水処理工程に移行する(ステッ
プ114)。
【0073】ステップ111において、ポンプモータ2
6dの運転開始後2分以内にポンプモータ電流Ipが
0.3アンペア以上となった場合は、ステップ115で
洗濯槽8内の水位が規定水位に達したか否かを検出し、
規定水位に達している場合は洗い撹拌の工程に移行し、
規定水位に達していない場合はステップ103に戻る。
【0074】なお、洗濯のコースには洗い,排水,脱
水,シャワーすすぎ,排水,脱水,溜めすすぎ,排水,
脱水と云った標準コースと、それ以外の手造りコースと
があるが、風呂水コースを選択した場合は、標準コー
ス,手造りコースのいずれも、「洗い」に風呂水を使用
し、また「すすぎ」工程が2回以上ある場合は、最終回
の「すすぎ」以外に風呂水を利用して水道水の節水効果
をさらに高めることもできる。
【0075】本発明によれば、トップカバー1内に風呂
水吸水ポンプ26を内蔵することにより、ポンプを洗濯
機の下方に設置する場合に比べてポンプ26と洗濯槽8
の開口部間の配管長を短くすることができ、その分コス
トの低減化を図ることができる。
【0076】また、トップカバー1内にポンプ26を密
閉状態で内蔵することにより、ポンプ26の耐湿性を向
上させてポンプモータ26dの経年劣化を極力少なく
し、その長寿命化を図ると同時に、騒音低減の点でも効
果的である。
【0077】さらに、トップカバー1内にポンプ26を
内蔵することにより、ポンプ26を洗濯機の下方に設置
する場合に比べてコントローラ2とポンプ26間の配線
引廻しを短くしてその合理化も図ることができる。
【0078】また、ポンプ26をトップカバー1とバッ
クパネル25間で挟み込んで取り付けることにより、そ
の取付作業の簡略化を図ることができる。
【0079】水道水を洗濯槽8内に供給する注水口と風
呂水供給の吸水口とを共用化すれば、その分部品を少な
くすることができる。
【0080】ポンプ26の吸水口26aをトップカバー
1の上面に設ければ、吸水口26aの上部から風呂水吸
水ホース27を360°前方向に取り出すことができ、
使い勝手の点で優れている。
【0081】ポンプ26の上面に設けた風呂水吸水口2
6aを呼び水吸水口として兼用すれば、前記効果に加え
て、別呼び水口や呼び水口塞ぎ用のキャップ等が不要と
なり、その分部品を少なくすることができる。
【0082】ポンプ26の風呂水吸水口26aの上端面
を、風呂水吐出口26kの下面よりも上位とすれば、前
記効果に加えて、たとえポンプ室内の逆止弁26jに微
少水漏れが生じても呼び水が減少するようなことはな
い。
【0083】ポンプ26の運転を開始して一定時間経過
後定格電流に達しない場合、ポンプモータ26dへの通
電をオフする制御手段を備えれば、風呂水の有無や吸水
ホース27の先端部の水面からの浮き上がり等をモータ
26dの電流検知で知ることができ、従来のように一定
水位までの給水時間で風呂水の有無や吸水ホース先端部
の水面からの浮き上がり等を検知する方式に比べてその
検知を短時間でできると共に、水位検知スイッチや排水
バルブ23の故障も検知できるため、ポンプモータ26
dの無駄な運転時間を極力短くし、ポンプ26の寿命を
延ばすことができる。
【0084】ポンプ26の運転を開始して一定時間経過
後定格電流に達しない場合、ポンプモータ26dへの通
電をオフすると共に、水道水供給のための吸水電磁弁3
1をオンする制御手段を備えれば、前記効果に加えて、
一連の洗濯工程を途中で中断することなく、最後まで遂
行することができる。
【0085】ポンプ26の運転を開始して一定時間経過
後定格電流に達しない場合、ポンプモータ26dに通電
したまま、水道水供給のための吸水電磁弁31をオンす
る手段を備えれば、一連の洗濯工程を途中で中断するこ
となく、最後まで遂行することができると共に、吸水ホ
ース27の先端が一旦風呂水の水面より出た後再び水面
下に沈んで風呂水吸水が可能となったような場合に、再
度風呂水を洗濯水として利用することができ、水道水の
節水に役立つ。
【0086】ポンプモータ26dのロック電流を検知し
た場合、そのポンプモータ26dへの通電をオフする手
段を備えれば、ポンプモータロック時のモータ焼損を防
止できると共に、従来PTCによりおこなわれていたポ
ンプモータロック検知に比べてその検知を瞬時におこな
うことができ、ポンプモータ26dの寿命を長くするこ
とができる。
【0087】ポンプモータ26dのロック電流を検知し
た場合、そのポンプモータ26dへの通電をオフすると
共に、水道水供給のための吸水電磁弁31をオンする手
段を備えれば、前記効果に加えて、一連の洗濯工程を途
中で中断することなく、最後まで遂行することができ
る。
【0088】ポンプモータ26dのロック電流検知と同
時に異常報知すると共に、次回洗濯機の使用時、電源ス
イッチ33の「入」に際してもポンプモータ26dの異
常報知をおこなう手段を備えれば、前記効果に加えて、
ポンプモータ26dのロック状態を即使用者に知らせる
と共に、使用者が何等かの対策をとらない場合には、再
度使用者にその旨を知らせ、ポンプ26がロック状態の
まま何度も使用されてポンプモータ26dの寿命が縮ま
るのを防止することができる。
【0089】ポンプ26のケーシング26cを抗菌剤入
りの合成樹脂で成形すれば、自吸のための呼び水がポン
プケーシング26c内に長時間残水した状態で報知され
た場合であっても、その残水内に細菌が繁殖して腐敗す
るのを防止することができる。
【0090】風呂水吸水ホース27を抗菌剤入りのゴム
ホースまたは合成樹脂ホースとすれば、長期間繰返し使
用されるホースに細菌が付着するのを防止することがで
きる。
【0091】風呂水使用、節水すすぎ等通常の運転と比
較して節水できる工程を実施した場合はその節水量を記
憶し、その積算量を表示する手段を備えれば、一定期間
内のどの程度水道水が節水されたかを使用者に直覚的に
知らせることができる。
【0092】
【発明の効果】以上本発明によれば、従来に比べて風呂
水吸水ポンプの配管ロスが少なく、コストの低減化を図
ることができ、しかもポンプの耐湿性を向上させてポン
プモータの経年劣化を極力少なくし、ポンプモータの長
寿命化を図ると共に、従来に比べてコントローラとポン
プ間の配線引廻しを短くしてその合理化も図れ、しかも
使い勝手の点でも従来に比べて優れた風呂水吸水ポンプ
付の全自動洗濯機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明洗濯機の一実施例を示す全体的内部構造
説明図である。
【図2】図1に符号25で示すバックパネルを取り除い
てその内部構造を示した平面図である。
【図3】図2のトップカバー1にバックパネル25を取
り付けてX−X方向から見た場合の断面図である。
【図4】風呂水吸水ポンプ26の内部構造を示す一部破
断斜視図である。
【図5】図1に符号1で示すトップカバーに設けられた
操作表示パネルの平面図である。
【図6】図1に示す洗濯機の電気回路図である。
【図7】同じく図1に示す洗濯機の動作フローチャート
である。
【符号の説明】
1…トップカバー、8…洗濯槽(洗濯兼脱水槽)、25
…バックパネル、26…風呂水吸水ポンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 信政 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所リビング機器事業部内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯槽内の最高水位よりも高い位置でト
    ップカバー内に給水電磁弁、その他の電気部品を納め、
    かつ風呂水吸水ポンプを備える全自動洗濯機において、
    前記トップカバー内に風呂水吸水ポンプを内蔵したこと
    を特徴とする全自動洗濯機。
  2. 【請求項2】 風呂水吸水ポンプをトップカバーとバッ
    クパネル間で挟み込んで取り付けたことを特徴とする請
    求項1に記載の全自動洗濯機。
  3. 【請求項3】 水道水を洗濯槽内に供給する注水口と風
    呂水供給の吸水口とを共用化した構成を特徴とする請求
    項1または2に記載の全自動洗濯機。
  4. 【請求項4】 風呂水吸水ポンプの吸水口をトップカバ
    ーの上面に設けたことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の全自動洗濯機。
  5. 【請求項5】 風呂水吸水ポンプの上面に設けた風呂水
    吸水口を呼び水吸水口として兼用した構成を特徴とする
    請求項4に記載の全自動洗濯機。
  6. 【請求項6】 風呂水吸水ポンプの吸水口の上端面を、
    風呂水吐出口下面よりも上位としたことを特徴とする請
    求項5に記載の全自動洗濯機。
  7. 【請求項7】 風呂水吸水ポンプの運転を開始して一定
    時間経過後定格電流に達しない場合、ポンプモータへの
    通電をオフする制御手段を備えたことを特徴とする請求
    項1〜6のいずれか1項に記載の全自動洗濯機。
  8. 【請求項8】 風呂水吸水ポンプの運転を開始して一定
    時間経過後定格電流に達しない場合、ポンプモータへの
    通電をオフすると共に、水道水供給のための吸水電磁弁
    をオンする制御手段を備えたことを特徴とする請求項7
    に記載の全自動洗濯機。
  9. 【請求項9】 風呂水吸水ポンプの運転を開始して一定
    時間経過後定格電流に達しない場合、ポンプモータに通
    電したまま、水道水供給のための吸水電磁弁をオンする
    手段を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    1項に記載の全自動洗濯機。
  10. 【請求項10】 風呂水吸水ポンプモータのロック電流
    を検知した場合、そのポンプモータへの通電をオフする
    手段を備えたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか
    1項に記載の全自動洗濯機。
  11. 【請求項11】 風呂水吸水ポンプモータのロック電流
    を検知した場合、そのポンプモータへの通電をオフする
    と共に、水道水供給のための吸水電磁弁をオンする手段
    を備えたことを特徴とする請求項10に記載の全自動洗
    濯機。
  12. 【請求項12】 風呂水吸水ポンプモータのロック電流
    検知と同時に異常報知すると共に、次回洗濯機の使用
    時、電源スイッチの「入」に際してもポンプモータの異
    常報知をおこなう手段を備えたことを特徴とする請求項
    10または11に記載の全自動洗濯機。
  13. 【請求項13】 風呂水吸水ポンプのケーシングを抗菌
    剤入りの合成樹脂で成形したことを特徴とする請求項1
    〜12のいずれか1項に記載の全自動洗濯機。
  14. 【請求項14】 風呂水吸水ホースを抗菌剤入りのゴム
    ホースまたは合成樹脂ホースとしたことを特徴とする請
    求項1〜13のいずれか1項に記載の全自動洗濯機。
  15. 【請求項15】 風呂水使用、節水すすぎ等、通常の運
    転と比較して節水できる工程を実施した場合はその節水
    量を記憶し、その積算量を表示する手段を備えたことを
    特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の全自
    動洗濯機。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57192595A (en) * 1981-05-25 1982-11-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd Water supply apparatus of full automatic washing machine
JPS6083698A (ja) * 1983-10-14 1985-05-11 日沼 直治 自吸旋回注水脱水洗濯機
JPH0428888U (ja) * 1990-06-28 1992-03-09

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