JPH0865763A - 音響機器のリモートコントロール装置 - Google Patents

音響機器のリモートコントロール装置

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JPH0865763A
JPH0865763A JP20062394A JP20062394A JPH0865763A JP H0865763 A JPH0865763 A JP H0865763A JP 20062394 A JP20062394 A JP 20062394A JP 20062394 A JP20062394 A JP 20062394A JP H0865763 A JPH0865763 A JP H0865763A
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plug
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headphone
signal
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Tsuneyoshi Kawachi
恒佳 河内
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リモコン付ヘッドフォンとリモコン無ヘッドフ
ォンとを使用可能にしたリモートコントロール装置を提
供する。 【構成】ヘッドフォン装置に設けられている操作スイッ
チの閉成操作による動作切換の数が音響機器本体に設け
られている操作スイッチの閉成操作による動作切換の数
より少ない場合に音響機器を構成する装置の動作切換を
制御する制御回路12を設け、ヘッドフォンジャック6
より入力される制御信号に応じて動作切換を行うように
構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクプレーヤー等
の音響機器に関し、特にリモートコントロール装置に係
る。
【0002】
【従来の技術】光学式ピックアップを用いてディスクに
記録されている信号の読み取り動作を行うディスクプレ
ーヤーが普及しているが、斯かるディスクプレーヤーの
中にはディスクより再生される音楽等の信号をヘッドフ
ォンによって再生聴取するようにされたヘッドフォンス
テレオと呼ばれる音響機器がある。斯かる音響機器は、
一般に機器本体をバッグ等の中に収納した状態で使用さ
れるため、ディスクプレーヤーの切換動作を行う場合に
は、機器本体をバッグ等の中から取り出して切換操作を
行う必要があり、非常に不便である。斯かる点を改良し
た技術としてヘッドフォンにディスクプレーヤーの動作
切換を行うリモートコントロール装置を組み込んだもの
があり、斯かる技術としては、例えば実開昭60−59
693号公報に開示されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】リモコン付ヘッドフォ
ンによって再生信号を聴取するように構成された音響機
器に使用されるヘッドフォンのプラグは、特殊な構造に
されているとともに該プラグが挿入されるヘッドフォン
ジャックも特殊な構造にて構成されている。斯様に構成
された音響機器に普通のヘッドフォン、即ちリモコン装
置が組み込まれていないヘッドフォンのプラグを挿入す
ると誤動作するという問題があるため、従来の斯かる音
響機器はリモコン付ヘッドフォンとリモコン無ヘッドフ
ォンとを選択する選択スイッチを備えていた。斯かる選
択スイッチを小型の音響機器に組み込む場合には、その
取付位置に制約を受けるとともに該選択スイッチの切換
操作を忘れるという問題がある。本発明は、斯かる問題
を解決したリモートコントロール装置を提供しようとす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のリモートコント
ロール装置は、増幅回路によって増幅された信号が印加
されるとともに直流電圧が出力され、且つヘッドフォン
のプラグが挿入されているとき該プラグの正側信号プラ
グ端子と接触する正側信号端子、該正側信号端子と同一
レベルの直流電圧が出力されるとともにヘッドフォンの
プラグが挿入されているとき該プラグの負側信号プラグ
端子と接触する負側信号端子、リモコン付ヘッドフォン
のプラグが挿入されているとき該プラグの第1制御プラ
グ端子と接触するとともにリモコン無ヘッドフォンのプ
ラグが挿入されているとき該プラグの負側信号プラグ端
子と接触する第1制御端子及び接地されているとともに
リモコン付ヘッドフォンのプラグが挿入されているとき
該プラグの第2制御プラグ端子と接続される第2制御端
子を有するヘッドフォンジャックと、音響機器本体に設
けられている操作スイッチの閉成操作に伴って第1制御
信号入力端子に入力される直流電圧の値に応じて音響機
器の動作切換を行うとともにリモコン付ヘッドフォンの
プラグが挿入されているときヘッドフォン装置に設けら
れている操作スイッチの閉成操作に伴って第2制御信号
入力端子に入力される直流電圧の値に応じて音響機器の
動作切換を行う制御回路とより構成されている。
【0005】
【作用】本発明は、ヘッドフォン装置に設けられている
操作スイッチの閉成操作による動作切換の数が音響機器
本体に設けられている操作スイッチの閉成操作による動
作切換の数より少ないとき前記負側信号端子に出力され
る電圧が前記制御回路の第2制御信号入力端子に入力さ
れても動作切換が行われないようにしたものである。
【0006】
【実施例】図面は、何れも本発明に関し、図1は音響機
器の本体に組み込まれている回路図、図2はリモコン付
ヘッドフォンの接続関係を示す回路図、図3はリモコン
無ヘッドフォンの接続関係を示す回路図である。
【0007】図1において、1はディスクプレーヤーで
あり、ディスクに記録されている信号の読み取り動作を
行う光学式ピックアップ、ディスクを回転駆動する電動
機及びディスクから読み取られた信号をオーディオ信号
に変換する回路等が組み込まれている。2は前記ディス
クプレーヤー1から出力される信号が入力されるととも
に該信号の増幅動作を行う増幅回路部であり、左チャン
ネルの信号を増幅するとともに出力端子に直流電圧を出
力する左チャンネル用増幅回路3、右チャンネルの信号
を増幅するとともに出力端子に直流電圧を出力する右チ
ャンネル用増幅回路4及び該左チャンネル用増幅回路
3、右チャンネル用増幅回路4の出力端子に出力される
直流電圧と同一の直流電圧を出力する増幅回路5とより
構成されている。
【0008】6はヘッドフォンのプラグが挿入されるヘ
ッドフォンジャックであり、前記左チャンネル用増幅回
路3の出力端子に接続されている第1正側信号端子7、
前記右チャンネル用増幅回路4の出力端子に接続されて
いる第2正側信号端子8、前記増幅回路5の出力端子に
接続されている負側信号端子9、リモコン付ヘッドフォ
ンのプラグが挿入されているとき該プラグの第1制御プ
ラグ端子と接触するとともにリモコン無ヘッドフォンの
プラグが挿入されているとき該プラグの負側信号プラグ
端子と接触する第1制御端子10及び接地されていると
ともにリモコン付ヘッドフォンのプラグが挿入されてい
るとき該プラグの第2制御プラグ端子と接触する第2制
御端子11とより構成されている。
【0009】12は前記ディスクプレーヤー1の動作を
制御する制御回路であり、音響機器本体に設けられてい
る操作スイッチの閉成操作により入力電圧が変化せしめ
られる第1制御信号入力端子13、リモコン付ヘッドフ
ォンのプラグが挿入されているとき、ヘッドフォン装置
に設けられている操作スイッチの閉成操作により入力電
圧が変化せしめられるべく前記ヘッドフォンジャック6
の第1制御端子10に接続されている第2制御信号入力
端子14及び該制御回路12の動作を制御する動作制御
信号入力端子15を備えている。
【0010】16は音響機器の本体に設けられている操
作釦によって切換えられる切換操作部、17は該切換操
作部16に設けられているとともに再生操作時押圧閉成
される再生用切換スイッチであり、一方の端子が前記第
1制御信号入力端子13に接続されているとともに抵抗
18、19、20、21、22及びダイオード23を介
して前記動作制御信号入力端子15に接続され、且つ他
方の端子は接地されている。24は前記切換操作部16
に設けられているとともに停止操作時押圧閉成される停
止用切換スイッチであり、一方の端子が抵抗18と抵抗
19との接続点に接続されているとともに他方の端子は
接地されている。25は前記切換操作部16に設けられ
ているとともにプログラム再生操作時押圧閉成されるプ
ログラム用切換スイッチであり、一方の端子が抵抗19
と抵抗20との接続点に接続されているとともに他方の
端子は接地されている。26は前記切換操作部16に設
けられているとともにプログラムのリセット操作時押圧
閉成されるリセット用切換スイッチであり、一方の端子
が抵抗20と抵抗21との接続点に接続されているとと
もに他方の端子は接地されている。27は前記切換操作
部16に設けられているとともに巻戻し操作時押圧閉成
される巻戻し用切換スイッチであり、一方の端子が抵抗
21と抵抗22との接続点に接続されているとともに他
方の端子は接地されている。28は前記切換操作部16
に設けられているとともに早送り操作時押圧閉成される
早送り用切換スイッチであり、一方の端子が抵抗22と
ダイオード23との接続点に接続されているとともに他
方の端子は接地されている。
【0011】29、30及び31は、各々前記制御回路
12の第1制御信号入力端子13、第2制御信号入力端
子14及び動作制御信号入力端子15と電源との間に接
続されているプルアップ抵抗、32は前記動作制御信号
入力端子15と前記第2制御信号入力端子14との間に
接続されているダイオードであり、誤動作を防止する作
用を成すものである。
【0012】斯かる構成において、制御回路12は前記
動作制御信号入力端子15に入力される電圧が所定の電
圧より低下したときディスクプレーヤー1の動作切換を
行うことが出来る状態になり、このとき前記第1制御信
号入力端子13又は前記第2制御信号入力端子14に入
力される電圧に値に応じてディスクプレーヤー1の動作
切換を行うように構成されている。そして、前記切換操
作部16に設けられている切換スイッチ17、24、2
5、26、27及び28を押圧閉成させると前記動作制
御信号入力端子15に入力される電圧が所定の電圧より
低下し、前記制御回路12による切換動作を行うことが
出来るように抵抗18、19、20、21及び22の値
は設定されている。また、前記増幅回路5の出力端子に
出力される電圧値の信号が前記第2制御信号入力端子1
4に入力されても制御回路12による切換動作は行われ
ないように構成されている。以上の如く、音響機器の本
体に組み込まれている回路は構成されているが、次にヘ
ッドフォンの構成について説明する。
【0013】まず、リモコン装置が組み込まれていない
普通のヘッドフォンについて図3を参照して説明する。
同図において、33はヘッドフォンプラグであり、前記
ヘッドフォンジャック6に挿入されたとき、第1正側信
号端子7と接触する第1正側信号プラグ端子34、第2
正側信号端子8と接触する第2正側信号プラグ端子35
及び負側信号端子9と第1制御端子10に接触する負側
信号プラク端子36を備えている。37は前記第1正側
信号プラグ端子34と負側信号プラク端子36との間に
接続されている第1可変抵抗器であり、その摺動子と負
側信号プラグ端子36との間に左チャンネル用のスピー
カー38が接続されている。39は前記第2正側信号プ
ラグ端子35と負側信号プラグ端子36との間に接続さ
れている第2可変抵抗器であり、その摺動子と負側信号
プラグ端子36との間に右チャンネル用のスピーカー4
0が接続されている。
【0014】以上の如く、普通のヘッドフォンは構成さ
れているが、次にリモコン装置が組み込まれているヘッ
ドフォンについて図2を参照して説明する。同図におい
て、41はヘッドフォンプラグであり、前記ヘッドフォ
ンジャック6に挿入されたとき、第1正側信号端子7と
接触する第1正側信号プラグ端子42、第2正側信号端
子8と接触する第2正側信号プラグ端子43、負側信号
端子9と接触する負側信号プラグ端子44、第1制御端
子10と接触する第1制御プラグ端子45及び第2制御
端子11と接触する第2制御プラグ端子46を備えてい
る。47は前記第1正側信号プラグ端子42と負側信号
プラグ端子44との間に接続されている第1可変抵抗器
であり、その摺動子と負側信号プラグ端子44との間に
左チャンネル用のスピーカー48が接続されている。4
9は前記第2正側信号プラグ端子43と負側信号プラグ
端子44との間に接続されている第2可変抵抗器であ
り、その摺動子と負側信号プラグ端子44との間に右チ
ャンネル用のスピーカー50が接続されている。
【0015】51はヘッドフォン装置に設けられている
切換操作部、52は該切換操作部51に設けられている
とともに再生操作時押圧閉成される再生用リモコン切換
スイッチであり、一方の端子が前記第1制御プラグ端子
45に接続されているとともに他方の端子は前記第2制
御プラグ端子46に接続されている。53は前記切換操
作部51に設けられているとともに停止操作時押圧閉成
される停止用リモコン切換スイッチであり、一方の端子
が抵抗54を介して前記第1制御プラグ端子45に接続
されているとともに他方の端子は前記第2制御プラグ端
子46に接続されている。55は前記切換操作部51に
設けられているとともに巻戻し操作時押圧閉成される巻
戻し用リモコン切換スイッチであり、一方の端子が抵抗
56と抵抗54を介して前記第1制御プラグ端子45に
接続されているとともに他方の端子は前記第2制御プラ
グ端子46に接続されている。57は前記切換操作部5
1に設けられているとともに早送り操作時押圧閉成され
る早送り用リモコン切換スイッチであり、一方の端子が
抵抗58、抵抗56及び抵抗54を介して前記第1制御
プラグ端子45に接続されているとともに他方の端子は
前記第2制御プラグ端子46に接続されている。
【0016】斯かる構成において、ディスクプレーヤー
1が停止状態にあるときには、再生用リモコン切換スイ
ッチ52が押圧閉成された場合のみ動作制御信号入力端
子15に入力される電圧が所定の電圧より低下して、制
御回路12による動作切換が行われるように構成されて
いる。そして、制御回路12が再生用リモコン切換スイ
ッチ52の押圧閉成又は音響機器本体に設けられている
切換スイッチの切換操作により動作状態にあるとき、停
止用リモコン切換スイッチ53、巻戻し用リモコン切換
スイッチ55及び早送り用リモコン切換スイッチ57の
切換による動作切換が可能になるように構成されてい
る。
【0017】以上の如く、本発明は構成されているが、
次に斯かる装置の動作について説明する。図2に示した
リモコン付ヘッドフォンのヘッドフォンプラグ41をヘ
ッドフォンジャック6に挿入すると第1正側信号プラグ
端子42、第2正側信号プラグ端子43、負側信号プラ
グ端子44、第1制御プラグ端子45及び第2制御プラ
グ端子46が、夫々第1正側信号端子7、第2正側信号
端子8、負側信号端子9、第1制御端子10及び第2制
御端子11と接触した状態になる。
【0018】ヘッドフォンジャック6にリモコン付ヘッ
ドフォンのヘッドフォンプラグ41を挿入すると、前述
した状態になるが、まず本体に設けられている操作釦に
よる切換動作について説明する。本体に設けられている
再生用操作釦を押圧操作すると再生用切換スイッチ17
が閉成される。前記再生用切換スイッチ17が閉成され
ると、制御回路12の動作制御信号入力端子15に入力
される電圧が所定の電圧より低下するため、該制御回路
12は動作状態になる。そして、このとき前記制御回路
12の第1制御信号入力端子13は前記再生用切換スイ
ッチ17の閉成によって接地された状態になるため、該
制御回路12は再生動作のための切換動作を行う。
【0019】前記制御回路12による再生動作のための
切換動作が行われるとディスクプレーヤー1が再生動作
状態になり、ディスクに記録されている信号の読み取り
動作が開始される。斯かる動作にてディスクより読み出
されて再生された左右のチャンネルの信号は、夫々左チ
ャンネル用増幅回路3及び右チャンネル用増幅回路4に
入力されて増幅される。前記左チャンネル用増幅回路3
によって増幅された信号は、第1正側信号端子7、第1
正側信号プラグ端子42、可変抵抗器47の摺動子、負
側制御プラグ端子44及び負側信号端子9を通して左チ
ャンネル用スピーカー48に供給され、該左チャンネル
用スピーカー48によって放音される。また、同様に前
記右チャンネル用増幅回路4によって増幅された信号
は、第2正側信号端子8、第2正側信号プラグ端子4
3、可変抵抗器49の摺動子、負側制御プラグ端子44
及び負側信号端子9を通して右チャンネル用スピーカー
50に供給され、該右チャンネル用スピーカー50によ
って放音される。
【0020】以上の如く、再生用切換スイッチ17の切
換操作を行った場合の動作は行われるが、停止用切換ス
イッチ24、プログラム用切換スイッチ25、リセット
用切換スイッチ26、巻戻し用切換スイッチ27及び早
送り用切換スイッチ28の切換操作を行うと、制御回路
12の第1制御信号入力端子13に抵抗18、19、2
0、21及び22によって分圧された電圧が入力される
ため、該制御回路12はその分圧された電圧の値に応じ
た切換動作を行いディスクプレーヤー1を各切換スイッ
チの操作に対応した動作状態にせしめる。このように、
各切換スイッチによるディスクプレーヤーの切換動作は
行われるが、各切換スイッチの閉成操作が行われると、
制御回路12の動作制御信号入力端子15に入力される
電圧が所定の電圧より低下するため、該制御回路12に
よる切換動作は、ディスクプレーヤーが停止状態にあっ
ても行うことが出来る。
【0021】以上の如く、本体に設けられている操作釦
による切換動作は行われるが、次にリモコン付ヘッドフ
ォンに設けられているリモコン操作釦による切換動作に
ついて説明する。リモコン装置に設けられている再生用
操作釦を操作すると、再生用リモコン切換スイッチ52
が閉成される。該再生用リモコン切換スイッチ52が閉
成されるとヘッドフォンジャック6の第1制御端子10
が、第1制御プラグ端子45、再生用リモコン切換スイ
ッチ52、第2制御プラグ端子46及び第2制御端子1
1を介して接地される。その結果、制御回路12の第2
制御信号入力端子14が接地されるとともに動作制御信
号入力端子15に入力される電圧が所定の電圧より低下
するため、該制御回路12が動作状態になり、該制御回
路12による再生動作のための切換動作が行われる。
【0022】前記制御回路12による再生動作のための
切換動作が行われると、ディスクプレーヤー1が再生動
作状態になり、ディスクに記録されている信号の読み取
り動作が開始されることになる。斯かる動作が行われる
結果、ディスクより再生された信号が、前述したように
左チャンネル用スピーカー48及び右チャンネル用スピ
ーカー50に印加されて放音されるため、使用者は再生
音を聴取することが出来る。斯かる再生動作状態にある
ときに、停止用リモコン切換スイッチ53、巻戻し用リ
モコン切換スイッチ55及び早送り用リモコン切換スイ
ッチ57の切換操作を行うと、制御回路12の第2制御
信号入力端子14に抵抗54、56及び58によって分
圧された電圧が入力されるため、該制御回路12はその
分圧された電圧の値に応じた切換動作を行いディスクプ
レーヤー1を各切換スイッチの操作に対応した動作状態
にせしめる。
【0023】このようにディスクプレーヤー1が再生動
作状態にあるときに、停止用リモコン切換スイッチ5
3、巻戻し用リモコン切換スイッチ55及び早送り用リ
モコン切換スイッチ57の切換操作を行った場合には、
制御回路12による切換動作は行われるが、ディスクプ
レーヤー1が停止状態にある場合に、停止用リモコン切
換スイッチ53、巻戻し用リモコン切換スイッチ55及
び早送り用リモコン切換スイッチ57の切換操作を行っ
ても制御回路12による切換動作を行うことは出来ない
ように構成されている。即ち、停止状態にあるときに、
停止用リモコン切換スイッチ53、巻戻し用リモコン切
換スイッチ55及び早送り用リモコン切換スイッチ57
の切換操作を行っても制御回路12に設けられている動
作制御信号入力端子15に入力される電圧が所定の電圧
より低下しないように設定されているからである。
【0024】以上の如く、リモコン付ヘッドフォンのヘ
ッドフォンプラグ41をヘッドフォンジャック6に挿入
した場合の動作は行われるが、次に図3に示したリモコ
ン無ヘッドフォンのヘッドフォンプラグ33をヘッドフ
ォンジャック6に挿入した場合の動作について説明す
る。
【0025】ヘッドフォンプラグ33をヘッドフォンジ
ャック6に挿入すると、第1正側信号プラグ端子34及
び第2正側信号プラグ端子35が、夫々第1正側信号端
子7及び第2正側端子8に接触するとともに負側信号プ
ラグ端子36が負側信号端子9及び第1制御端子10と
接触した状態になる。斯かる状態において、本体に設け
られている操作釦を押圧操作すると前述した制御回路1
2による動作切換が行われるので、ヘッドフォンに設け
られている左チャンネル用スピーカー38及び右チャン
ネル用スピーカー40の放音動作によってディスクに記
録されている信号の再生音を聴取することが出来る。
【0026】以上の如く、リモコン無ヘッドフォンを使
用した場合の動作は行われるが、斯かる状態にあるとき
制御回路12に設けられている第2制御信号入力端子1
4及び動作制御信号入力端子15が第1制御端子10、
負側信号プラグ端子36及び負側信号端子9を介して増
幅回路5の出力端子と接続された状態になる。ディスク
プレーヤー1が停止状態にあるときには、前記増幅回路
5は不動作状態にあるため、その出力のインピーダンス
は大となり、動作制御信号入力端子15に入力される電
圧が所定の電圧より低下することはない。従って、前記
制御回路12が動作状態になることはなく、ディスクプ
レーヤー1が誤動作することはない。また、ディスクプ
レーヤー1が再生動作状態にあるときには、前記増幅回
路5は動作状態にあり、その出力端子には直流電圧が出
力された状態になる。そして、その直流電圧が制御回路
12に設けられている第2制御信号入力端子14に入力
されるが、該制御回路12は前記増幅回路5の出力端子
に出力される直流電圧の値によっては動作切換を行わな
いように設定されているので、ディスクプレーヤー1が
誤動作することはない。
【0027】
【発明の効果】本発明は、ヘッドフォン装置に設けられ
ている操作スイッチの閉成操作による動作切換の数が音
響機器本体に設けられている操作スイッチの閉成操作に
よる動作切換の数より少ないとき、増幅回路の出力端子
に出力される電圧が制御回路の制御信号入力端子に入力
されても該制御回路による動作切換が行われないように
したので、リモコン装置が組み込まれていない普通のヘ
ッドフォンを使用しても何等問題が生じることはない。
そして、リモコン付ヘッドフォン使用とリモコン無ヘッ
ドフォン使用とを選択する選択スイッチを設ける必要が
ないので、操作性が優れているだけでなく、音響機器の
小型化に対して本発明は非常に大きな効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリモートコントロール装置の一実施例
である。
【図2】リモコン付ヘッドフォンの接続関係を示す回路
図である。
【図3】リモコン無ヘッドフォンの接続関係を示す回路
図である。
【符号の説明】 1 ディスクプレーヤー 2 増幅回路部 6 ヘッドフォンジャック 7 第1正側信号端子 8 第2正側信号端子 9 負側信号端子 10 第1制御端子 11 第2制御端子 12 制御回路 13 第1制御信号入力端子 14 第2制御信号入力端子 15 動作制御信号入力端子 16 切換操作部 33、41 ヘッドフォンプラグ 34、42 第1正側信号プラグ端子 35、43 第2正側信号プラグ端子 36、44 負側信号プラグ端子 38、48 左チャンネル用スピーカー 40、50 右チャンネル用スピーカー 45 第1制御プラグ端子 46 第2制御プラグ端子 51 切換操作部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドフォンによって再生信号を聴取する
    ように構成された音響機器において、増幅回路によって
    増幅された信号が印加されるとともに直流電圧が出力さ
    れ、且つヘッドフォンのプラグが挿入されているとき該
    プラグの正側信号プラグ端子と接触する正側信号端子、
    該正側信号端子と同一レベルの直流電圧が出力されると
    ともにヘッドフォンのプラグが挿入されているとき該プ
    ラグの負側信号プラグ端子と接触する負側信号端子、リ
    モコン付ヘッドフォンのプラグが挿入されているとき該
    プラグの第1制御プラグ端子と接触するとともにリモコ
    ン無ヘッドフォンのプラグが挿入されているとき該プラ
    グの負側信号プラグ端子と接触する第1制御端子及び接
    地されているとともにリモコン付ヘッドフォンのプラグ
    が挿入されているとき該プラグの第2制御プラグ端子と
    接続される第2制御端子を有するヘッドフォンジャック
    と、音響機器本体に設けられている操作スイッチの閉成
    操作に伴って第1制御信号入力端子に入力される直流電
    圧の値に応じて音響機器の動作切換を行うとともにリモ
    コン付ヘッドフォンのプラグが挿入されているときヘッ
    ドフォン装置に設けられている操作スイッチの閉成操作
    に伴って第2制御信号入力端子に入力される直流電圧の
    値に応じて音響機器の動作切換を行う制御回路とより成
    り、ヘッドフォン装置に設けられている操作スイッチの
    閉成操作による動作切換の数が音響機器本体に設けられ
    ている操作スイッチの閉成操作による動作切換の数より
    少ないとき前記負側信号端子に出力される電圧が前記制
    御回路の第2制御信号入力端子に入力されても動作切換
    が行われないようにしたことを特徴とする音響機器のリ
    モートコントロール装置。
  2. 【請求項2】制御回路に動作制御信号入力端子を設け、
    該動作制御信号入力端子に入力される電圧が所定の電圧
    より低下したとき該制御回路による動作切換を可能にし
    たことを特徴とする請求項1に記載のリモートコントロ
    ール装置。
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