JPH086571B2 - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents
内燃機関の動弁装置Info
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- JPH086571B2 JPH086571B2 JP2199610A JP19961090A JPH086571B2 JP H086571 B2 JPH086571 B2 JP H086571B2 JP 2199610 A JP2199610 A JP 2199610A JP 19961090 A JP19961090 A JP 19961090A JP H086571 B2 JPH086571 B2 JP H086571B2
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- valve
- hydraulic
- engine
- cam
- hydraulic pressure
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- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L13/00—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
- F01L13/0015—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque
- F01L13/0031—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque by modification of tappet or pushrod length
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/12—Transmitting gear between valve drive and valve
- F01L1/14—Tappets; Push rods
- F01L1/16—Silencing impact; Reducing wear
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L9/00—Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically
- F01L9/10—Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by fluid means, e.g. hydraulic
- F01L9/11—Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by fluid means, e.g. hydraulic in which the action of a cam is being transmitted to a valve by a liquid column
- F01L9/12—Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by fluid means, e.g. hydraulic in which the action of a cam is being transmitted to a valve by a liquid column with a liquid chamber between a piston actuated by a cam and a piston acting on a valve stem
- F01L9/14—Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by fluid means, e.g. hydraulic in which the action of a cam is being transmitted to a valve by a liquid column with a liquid chamber between a piston actuated by a cam and a piston acting on a valve stem the volume of the chamber being variable, e.g. for varying the lift or the timing of a valve
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/34—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
- F01L1/344—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
- F01L1/3442—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
- F01L2001/34423—Details relating to the hydraulic feeding circuit
- F01L2001/34446—Fluid accumulators for the feeding circuit
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、回転軸線を中心とする円弧状のベース円部
および該ベース円部よりも半径方向外方に突出した高位
部を有する動弁カムと、該動弁カムに連動、連結される
カム側ピストンと、機関弁に連動、連結される弁側ピス
トンと、カム側ピストンおよび弁側ピストン間に設けら
れる油圧室と、該油圧室に接続される油圧解放弁と、逆
止弁を介して油圧室に接続される圧油供給源と、油圧解
放弁の作動を制御する制御手段とを備える内燃機関の動
弁装置に関する。
および該ベース円部よりも半径方向外方に突出した高位
部を有する動弁カムと、該動弁カムに連動、連結される
カム側ピストンと、機関弁に連動、連結される弁側ピス
トンと、カム側ピストンおよび弁側ピストン間に設けら
れる油圧室と、該油圧室に接続される油圧解放弁と、逆
止弁を介して油圧室に接続される圧油供給源と、油圧解
放弁の作動を制御する制御手段とを備える内燃機関の動
弁装置に関する。
(2) 従来の技術 従来、かかる装置は、たとえば特開昭61−275516号公
報等により公知である。
報等により公知である。
(3) 発明が解決しようとする課題 かかる装置では、油圧解放弁による油圧室の油圧解放
時期を制御することにより、機関弁の閉弁時期を動弁カ
ムの形状により規定される閉弁時期からずらせることが
可能であり、それにより機関の運転状態に応じた機関弁
作動態様を得ることができる。
時期を制御することにより、機関弁の閉弁時期を動弁カ
ムの形状により規定される閉弁時期からずらせることが
可能であり、それにより機関の運転状態に応じた機関弁
作動態様を得ることができる。
ところで、かかる動弁装置において、機関弁のジャン
ピングが生じた場合には、弁側ピストンおよびカム側ピ
ストン間の油圧室の容積増大に応じてその増大量に応じ
た分の作動油が圧油供給源から油圧室に供給される。こ
のため、油圧室の油圧を解放することなしに、動弁カム
形状に従って機関弁を作動せしめるようにすると、動弁
カムのベース円部にカム側ピストンが摺接した状態にな
っても上述のように補給された作動油量分だけ機関弁が
リフトした状態となり、完全な着座が困難となる。
ピングが生じた場合には、弁側ピストンおよびカム側ピ
ストン間の油圧室の容積増大に応じてその増大量に応じ
た分の作動油が圧油供給源から油圧室に供給される。こ
のため、油圧室の油圧を解放することなしに、動弁カム
形状に従って機関弁を作動せしめるようにすると、動弁
カムのベース円部にカム側ピストンが摺接した状態にな
っても上述のように補給された作動油量分だけ機関弁が
リフトした状態となり、完全な着座が困難となる。
また油圧室内に作動油が長期間留まると、その温度が
上昇して作動油の性状の劣化が避けられない。而して油
圧解放弁により油圧室の油圧を解放すると、油圧室内の
作動油の一部が交換されることにより油温の過度な上昇
が回避される。
上昇して作動油の性状の劣化が避けられない。而して油
圧解放弁により油圧室の油圧を解放すると、油圧室内の
作動油の一部が交換されることにより油温の過度な上昇
が回避される。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、
機関弁のジャンピングが生じても機関弁を完全に着座さ
せ得るようにするとともに、油圧室の作動油を交換する
ようにして油温の上昇およびそれに伴う性状劣化を防止
し得るようにした内燃機関の動弁装置を提供することを
目的とする。
機関弁のジャンピングが生じても機関弁を完全に着座さ
せ得るようにするとともに、油圧室の作動油を交換する
ようにして油温の上昇およびそれに伴う性状劣化を防止
し得るようにした内燃機関の動弁装置を提供することを
目的とする。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 請求項第項記載の発明によれば、制御手段は、機関
の全運転領域で開弁時期を制御しながら油圧解放弁を開
弁して油圧室の油圧を解放すべく構成され、機関の要求
性能により定められる最も遅れ側の油圧解放時期よりも
遅角側に、動弁カムの回転方向に沿う高位部の終端位置
が設定される。
の全運転領域で開弁時期を制御しながら油圧解放弁を開
弁して油圧室の油圧を解放すべく構成され、機関の要求
性能により定められる最も遅れ側の油圧解放時期よりも
遅角側に、動弁カムの回転方向に沿う高位部の終端位置
が設定される。
また請求項第項記載の発明によれば、制御手段は、
機関弁に対して機関から要求される開閉作動態様が動弁
カムで規定される開閉作動態様にあっては、機関弁が前
記ベース円部に対応した作動位置にある状態で油圧解放
弁を開弁して油圧室の油圧を解放すべく構成されて、し
かも特定の運転領域では、機関弁が閉弁した直後のベー
ス円部に対応した作動状態にあるときに油圧解放弁の開
弁時期が設定される。
機関弁に対して機関から要求される開閉作動態様が動弁
カムで規定される開閉作動態様にあっては、機関弁が前
記ベース円部に対応した作動位置にある状態で油圧解放
弁を開弁して油圧室の油圧を解放すべく構成されて、し
かも特定の運転領域では、機関弁が閉弁した直後のベー
ス円部に対応した作動状態にあるときに油圧解放弁の開
弁時期が設定される。
(2) 作用 請求項第項記載の発明の構成によれば、機関の全運
転域に亘って油圧解放弁がその開弁時期を制御されなが
ら開弁するので、機関弁のジャンピングにより油圧室に
補給された作動油量分だけの油圧を油圧解放弁の開弁に
よって解放することにより機関弁の完全な着座が可能と
なり、また油圧室の作動油の一部が交換されることにな
って作動油温が過度に昇温することが回避される。
転域に亘って油圧解放弁がその開弁時期を制御されなが
ら開弁するので、機関弁のジャンピングにより油圧室に
補給された作動油量分だけの油圧を油圧解放弁の開弁に
よって解放することにより機関弁の完全な着座が可能と
なり、また油圧室の作動油の一部が交換されることにな
って作動油温が過度に昇温することが回避される。
その上、機関の要求性能により定められる最も遅れ側
の油圧解放時期よりも遅角側に、動弁カムの回転方向に
沿う高位部の終端位置が設定されるので、機関の全運転
域で機関弁が、動弁カムの高位部終端位置に対応した作
動位置に達する前に早めに閉弁動作することとなり、従
って機関弁のジャンピングによっても、機関弁が上記作
動位置に達した時点での着座不良が確実に回避され、着
座不良に因る機関出力低下の防止に効果的である。
の油圧解放時期よりも遅角側に、動弁カムの回転方向に
沿う高位部の終端位置が設定されるので、機関の全運転
域で機関弁が、動弁カムの高位部終端位置に対応した作
動位置に達する前に早めに閉弁動作することとなり、従
って機関弁のジャンピングによっても、機関弁が上記作
動位置に達した時点での着座不良が確実に回避され、着
座不良に因る機関出力低下の防止に効果的である。
また上記請求項第項記載の発明の構成によれば、機
関弁に対して機関から要求される開閉作動態様が動弁カ
ムで規定される開閉作動態様である運転状態、すなわち
油圧解放弁の開弁により機関弁の作動態様を動弁カムで
規定される作動態様からずらせることがない運転状態に
あっては、機関弁がベース円部に対応する作動状態にあ
るときに油圧室の油圧解放を行ない、しかも特定の運転
領域では、機関弁が閉弁した直後のベース円部に対応し
た作動状態にあるときに油圧解放弁の開弁時期が設定さ
れるので、機関弁のジャンピングに起因して油圧室に余
分に流入した作動油を、機関弁の動弁カムによる開閉作
動に影響を及ぼすことなく、機関弁がベース円部に対応
した作動位置に入ると直ちに抜くことができて、ジャン
ピング発生時における機関弁のベース円部によるリフト
を効果的に回避し機関出力低下の防止に寄与し得ると共
に、作動油の一部交換により作動油劣化の防止が図られ
る。またこのように油圧解放弁の開弁時期を定めたこと
で、機関弁がベース円部に対応した作動位置にある期間
内において作動油補給に要する時間を極力長く確保する
ことが可能となる。
関弁に対して機関から要求される開閉作動態様が動弁カ
ムで規定される開閉作動態様である運転状態、すなわち
油圧解放弁の開弁により機関弁の作動態様を動弁カムで
規定される作動態様からずらせることがない運転状態に
あっては、機関弁がベース円部に対応する作動状態にあ
るときに油圧室の油圧解放を行ない、しかも特定の運転
領域では、機関弁が閉弁した直後のベース円部に対応し
た作動状態にあるときに油圧解放弁の開弁時期が設定さ
れるので、機関弁のジャンピングに起因して油圧室に余
分に流入した作動油を、機関弁の動弁カムによる開閉作
動に影響を及ぼすことなく、機関弁がベース円部に対応
した作動位置に入ると直ちに抜くことができて、ジャン
ピング発生時における機関弁のベース円部によるリフト
を効果的に回避し機関出力低下の防止に寄与し得ると共
に、作動油の一部交換により作動油劣化の防止が図られ
る。またこのように油圧解放弁の開弁時期を定めたこと
で、機関弁がベース円部に対応した作動位置にある期間
内において作動油補給に要する時間を極力長く確保する
ことが可能となる。
(3) 実施例 以下、図面により本発明の実施例について説明する。
第1図ないし第3図は本発明の第1実施例を示すもの
であり、第1図は縦断側面図、第2図は油圧解放弁の縦
断側面図、第3図は機関弁の作動特性を示す図である。
であり、第1図は縦断側面図、第2図は油圧解放弁の縦
断側面図、第3図は機関弁の作動特性を示す図である。
先ず第1図において、機関のシリンダヘッド1には、
図示しないシリンダブロックとの間に形成される燃焼室
2の天井面に開口する吸気弁口3が図示しない吸気ポー
トに連通して穿設されており、機関弁としての吸気弁4
が、吸気弁口3を開閉すべくシリンダヘッド1に設けら
れたガイド筒5により上下移動自在に案内される。しか
も吸気弁4の上端部に設けられた鍔部4aとシリンダヘッ
ド1との間には、弁ばね6が縮設されており、この弁ば
ね6のばね力により吸気弁4は上方すなわち閉弁方向に
向けてばね付勢されている。
図示しないシリンダブロックとの間に形成される燃焼室
2の天井面に開口する吸気弁口3が図示しない吸気ポー
トに連通して穿設されており、機関弁としての吸気弁4
が、吸気弁口3を開閉すべくシリンダヘッド1に設けら
れたガイド筒5により上下移動自在に案内される。しか
も吸気弁4の上端部に設けられた鍔部4aとシリンダヘッ
ド1との間には、弁ばね6が縮設されており、この弁ば
ね6のばね力により吸気弁4は上方すなわち閉弁方向に
向けてばね付勢されている。
一方、シリンダヘッド1の上方には、図示しないクラ
ンク軸により回転駆動されるカムシャフト7が配設され
ており、このカムシャフト7には動弁カム8が一体に設
けられ、該動弁カム8と前記吸気弁5との間に油圧駆動
機構10が設けられる。しかも、動弁カム8の外周には、
その回転軸線を中心とする円弧状のベース円部8aと、該
ベース円部8aから半径方向外方に突出した高位部8bとが
形成されており、動弁カム8の回転方向25に沿う高位部
8bの終端部には、吸気弁5を実質的に閉弁状態とする形
状を有してベース円部8aに連なる緩衝曲線部8b′が形成
される。
ンク軸により回転駆動されるカムシャフト7が配設され
ており、このカムシャフト7には動弁カム8が一体に設
けられ、該動弁カム8と前記吸気弁5との間に油圧駆動
機構10が設けられる。しかも、動弁カム8の外周には、
その回転軸線を中心とする円弧状のベース円部8aと、該
ベース円部8aから半径方向外方に突出した高位部8bとが
形成されており、動弁カム8の回転方向25に沿う高位部
8bの終端部には、吸気弁5を実質的に閉弁状態とする形
状を有してベース円部8aに連なる緩衝曲線部8b′が形成
される。
油圧駆動機構10は、シリンダヘッド1の上方で該シリ
ンダヘッド1に固定される支持部11に設けられるもので
あり、吸気弁4の上方で該吸気弁4の開閉作動方向に軸
線を合わせて支持部11に固定配置されるシリンダ体12
と、、吸気弁4の上端に当接してシリンダ体12の下部に
摺動可能に嵌合される弁側ピストン13と、動弁カム8に
摺接するリフタ14と、該リフタ14に上端を当接させてシ
リンダ体12の上部に摺動可能に嵌合されるとともに弁側
ピストン13との間に油圧室15を形成するカム側ピストン
16とを備える。
ンダヘッド1に固定される支持部11に設けられるもので
あり、吸気弁4の上方で該吸気弁4の開閉作動方向に軸
線を合わせて支持部11に固定配置されるシリンダ体12
と、、吸気弁4の上端に当接してシリンダ体12の下部に
摺動可能に嵌合される弁側ピストン13と、動弁カム8に
摺接するリフタ14と、該リフタ14に上端を当接させてシ
リンダ体12の上部に摺動可能に嵌合されるとともに弁側
ピストン13との間に油圧室15を形成するカム側ピストン
16とを備える。
リフタ14は、有底円筒状に形成されるものであり、シ
リンダ体12と同軸にして支持部11の上部に設けられた摺
動孔17に摺動可能に嵌合される。而してリフタ14の閉塞
端外面中央が動弁カム8に当接され、リフタ14の閉塞端
内面中央がカム側ピストン16に当接される。
リンダ体12と同軸にして支持部11の上部に設けられた摺
動孔17に摺動可能に嵌合される。而してリフタ14の閉塞
端外面中央が動弁カム8に当接され、リフタ14の閉塞端
内面中央がカム側ピストン16に当接される。
油圧室15には、シリンダ体12および支持部11に穿設さ
れる油路18が連通されており、この油路18には、油圧閉
回路19が接続される。該油圧閉回路19は、油圧解放弁20
と、アキュムレータ21と、第1逆止う22とがこの順に接
続されて成るものであり、油路18は第1逆止弁22および
油圧解放弁20間に接続される。
れる油路18が連通されており、この油路18には、油圧閉
回路19が接続される。該油圧閉回路19は、油圧解放弁20
と、アキュムレータ21と、第1逆止う22とがこの順に接
続されて成るものであり、油路18は第1逆止弁22および
油圧解放弁20間に接続される。
第1逆止弁22は、油圧解放弁20を迂回してアキュムレ
ータ21および油路18間を結ぶ油路の途中に介設されるも
のであり、油路18側の油圧がアキュムレータ21側の油圧
よりも一定値以上低いときにアキュムレータ21から油路
18側への作動油の流通のみを許容し、油路18側からの作
動油の流通を阻止するものである。
ータ21および油路18間を結ぶ油路の途中に介設されるも
のであり、油路18側の油圧がアキュムレータ21側の油圧
よりも一定値以上低いときにアキュムレータ21から油路
18側への作動油の流通のみを許容し、油路18側からの作
動油の流通を阻止するものである。
アキュムレータ21および第1逆止弁22間には、第2逆
止弁23を介して圧油供給源24が接続される。而して第2
逆止弁23は、アキュムレータ21および第1逆止弁22間の
油圧が圧油供給源24の油圧よりも一定値以上低いときに
圧油供給源24からの作動油の流通のみを許容し、圧油供
給源24側への作動油の流通を阻止するものである。
止弁23を介して圧油供給源24が接続される。而して第2
逆止弁23は、アキュムレータ21および第1逆止弁22間の
油圧が圧油供給源24の油圧よりも一定値以上低いときに
圧油供給源24からの作動油の流通のみを許容し、圧油供
給源24側への作動油の流通を阻止するものである。
第2図は併せて参照して、油圧解放弁20は、油圧室15
の油圧を制御すべく制御手段Cにより開閉作動制御され
るものであり、たとえばソレノイド弁である。すなわち
油圧解放弁20は、油路18に連通して支持ブロック26に穿
設された通路27と、アキュムレータ21に通じながら支持
ブロック26に穿設された通路28との間に介設される。こ
の油圧解放弁20は、制御弁部29と、該制御弁部29を駆動
する電磁駆動部30とから成るものであり、制御弁部29
は、弁ハウジング31に、両通路27,28間の連通、遮断を
切換可能な主弁体32が摺動可能に嵌合されるとともに該
主弁体32の開閉移動を司るパイロット弁33が設けられて
成り、電磁駆動部30はパイロット弁33を開閉駆動すべく
制御弁部29に連設される。すなわち電磁駆動部30のケー
シング34に制御弁部29の弁ハウジング31が結合される。
の油圧を制御すべく制御手段Cにより開閉作動制御され
るものであり、たとえばソレノイド弁である。すなわち
油圧解放弁20は、油路18に連通して支持ブロック26に穿
設された通路27と、アキュムレータ21に通じながら支持
ブロック26に穿設された通路28との間に介設される。こ
の油圧解放弁20は、制御弁部29と、該制御弁部29を駆動
する電磁駆動部30とから成るものであり、制御弁部29
は、弁ハウジング31に、両通路27,28間の連通、遮断を
切換可能な主弁体32が摺動可能に嵌合されるとともに該
主弁体32の開閉移動を司るパイロット弁33が設けられて
成り、電磁駆動部30はパイロット弁33を開閉駆動すべく
制御弁部29に連設される。すなわち電磁駆動部30のケー
シング34に制御弁部29の弁ハウジング31が結合される。
主弁体32は有底円筒状に形成される。而して該主弁体
32は、その前面に通路27すなわち油圧室15の油圧を開弁
方向に作用させながら弁ハウジング31内に摺動可能に嵌
合されており、この主弁体32の背部にはパイロット室35
が形成される。しかもパイロット室35には通路27,28間
を遮断する方向に主弁体32を付勢するばね39が収納され
る。したがって主弁体32には、通路27の油が開弁方向に
作用し、パイロット室35の油圧およびばね39のばね力が
閉弁方向に作用することになる。さらに主弁体32には通
路27をパイロット室35に通じさせるオリフィス36が設け
られる。
32は、その前面に通路27すなわち油圧室15の油圧を開弁
方向に作用させながら弁ハウジング31内に摺動可能に嵌
合されており、この主弁体32の背部にはパイロット室35
が形成される。しかもパイロット室35には通路27,28間
を遮断する方向に主弁体32を付勢するばね39が収納され
る。したがって主弁体32には、通路27の油が開弁方向に
作用し、パイロット室35の油圧およびばね39のばね力が
閉弁方向に作用することになる。さらに主弁体32には通
路27をパイロット室35に通じさせるオリフィス36が設け
られる。
パイロット弁33は、前記パイロット室35とオイルパン
42との間に介設されるものであり、パイロット室42およ
びオイルパン42間を遮断する方向にばね40で付勢され
る。また電磁駆動部30は、ソレノイド37と、該ソレノイ
ド37により駆動される可動コア38とを備え、可動コア38
は、前記ばね40よりもばね荷重の小さなばね41でパイロ
ット弁33の後端に同軸に当接する方向に付勢される。而
してソレノイド37が励磁されているときには可動コア38
は前記ばね40のばね力に抗してパイロット弁33を前進方
向(第2図の右方向)に押圧してパイロット弁33を閉弁
位置とし、ソレノイド37が消磁されるとパイロット弁33
はばね40のばね力により可動コア38を押しながら後退方
向(第2図の左方向)に移動して開弁する。
42との間に介設されるものであり、パイロット室42およ
びオイルパン42間を遮断する方向にばね40で付勢され
る。また電磁駆動部30は、ソレノイド37と、該ソレノイ
ド37により駆動される可動コア38とを備え、可動コア38
は、前記ばね40よりもばね荷重の小さなばね41でパイロ
ット弁33の後端に同軸に当接する方向に付勢される。而
してソレノイド37が励磁されているときには可動コア38
は前記ばね40のばね力に抗してパイロット弁33を前進方
向(第2図の右方向)に押圧してパイロット弁33を閉弁
位置とし、ソレノイド37が消磁されるとパイロット弁33
はばね40のばね力により可動コア38を押しながら後退方
向(第2図の左方向)に移動して開弁する。
このような油圧解放弁20において、電磁駆動部30のソ
レノイド37が消磁されると、パイロット弁33が開弁し、
パイロット室35の作動油がオイルパン42に導出される。
したがって主弁体32の両面に作用する油圧のバランスが
くずれ、その前面に作用している通路27の油圧による開
弁力が、パイロット室35の油圧およびばね39による閉弁
力に打勝って油圧解放弁20が開弁作動する。
レノイド37が消磁されると、パイロット弁33が開弁し、
パイロット室35の作動油がオイルパン42に導出される。
したがって主弁体32の両面に作用する油圧のバランスが
くずれ、その前面に作用している通路27の油圧による開
弁力が、パイロット室35の油圧およびばね39による閉弁
力に打勝って油圧解放弁20が開弁作動する。
ソレノイド37の励磁によるパイロット弁33の閉弁時に
は、オリフィス36を介してパイロット室35に通路27の油
圧が作用し、主弁体32が閉弁方向に作動し、油圧解放弁
20が閉弁状態となる。
は、オリフィス36を介してパイロット室35に通路27の油
圧が作用し、主弁体32が閉弁方向に作動し、油圧解放弁
20が閉弁状態となる。
制御手段Cは、機関の全運転領域で油圧解放弁20の開
弁時期すなわち油圧室15の油圧解放時期を制御すべく構
成され、これにより機関の全運転領域で油圧解放弁20の
開弁時期を制御することにより、吸気弁4の閉弁時期を
自在に制御することができる。
弁時期すなわち油圧室15の油圧解放時期を制御すべく構
成され、これにより機関の全運転領域で油圧解放弁20の
開弁時期を制御することにより、吸気弁4の閉弁時期を
自在に制御することができる。
ところで、動弁カム8の回転方向25に沿う高位部8bの
終端部には緩衝曲線部8b′が設けられており、動弁カム
8により規定される吸気弁4の開閉作動態様プロフィル
が第3図の太実線で示すものである場合に、その開閉作
動態様プロフィルにおいて、緩衝曲線部8b′に対応する
部分すなわち吸気弁4の着座直前位置には緩衝部WDがあ
り、その緩衝部WDでは吸気弁4が実質的に閉弁状態にあ
る。而して、機関から要求される吸気弁4の閉弁時期に
対応して定められる油圧解放時期θCE,θC1,θC2,θC3
……のうち最も遅れ側の油圧解放時期θCEは緩衝部WDの
始端直前位置に設定されるものであり、動弁カム8にお
ける高位部8bの回転方向25に沿う終端位置PHBすなわち
回転方向25に沿う高位部8bからベース円部8aへの移行位
置は、内燃機関の要求性能により定まる最も遅れ側の油
圧解放時期θCEよりも遅角側となるように設定されるこ
とになる。
終端部には緩衝曲線部8b′が設けられており、動弁カム
8により規定される吸気弁4の開閉作動態様プロフィル
が第3図の太実線で示すものである場合に、その開閉作
動態様プロフィルにおいて、緩衝曲線部8b′に対応する
部分すなわち吸気弁4の着座直前位置には緩衝部WDがあ
り、その緩衝部WDでは吸気弁4が実質的に閉弁状態にあ
る。而して、機関から要求される吸気弁4の閉弁時期に
対応して定められる油圧解放時期θCE,θC1,θC2,θC3
……のうち最も遅れ側の油圧解放時期θCEは緩衝部WDの
始端直前位置に設定されるものであり、動弁カム8にお
ける高位部8bの回転方向25に沿う終端位置PHBすなわち
回転方向25に沿う高位部8bからベース円部8aへの移行位
置は、内燃機関の要求性能により定まる最も遅れ側の油
圧解放時期θCEよりも遅角側となるように設定されるこ
とになる。
次にこの第1実施例の作用について説明すると、吸気
弁4の全閉状態では、油圧駆動機構10が第1図示の状態
にあり、この状態から動弁カム8が回転作動すると、カ
ム側ピストン16が下方に押圧駆動され、油圧室15の容積
が収縮せしめられる。この際、油圧解放弁20は閉弁して
おり、したがってカム側ピストン16の移動により油圧室
15の油圧が増大し、その油圧増大に応じて弁側ピストン
13が下方に押圧され、吸気弁4が弁ばね6のばね力に抗
して開弁する。また吸気弁4が全開状態となった後に、
動弁カム8によるリフタ14への押圧力が解除されると、
吸気弁4は弁ばね6のばね力により上方すなわち閉弁方
向に駆動され、弁側ピストン13、カム側ピストン16およ
びリフタ14も上方に押上げられる。而してこの吸気弁4
の閉弁作動時には、油圧解放弁20が開弁作動することに
より油圧室15の油圧が解放され、その油圧解放分だけ弁
側ピストン13のカム側ピストン16側への近接移動が許容
されるので、第3図で示すように、油圧解放時期θCE,
θC1,θC2,θC3……に対応した吸気弁4の閉弁時期が定
まり、吸気弁4の閉弁時期を動弁カム8における高位部
8bの形状により定まる時期とはずらせることが可能とな
る。
弁4の全閉状態では、油圧駆動機構10が第1図示の状態
にあり、この状態から動弁カム8が回転作動すると、カ
ム側ピストン16が下方に押圧駆動され、油圧室15の容積
が収縮せしめられる。この際、油圧解放弁20は閉弁して
おり、したがってカム側ピストン16の移動により油圧室
15の油圧が増大し、その油圧増大に応じて弁側ピストン
13が下方に押圧され、吸気弁4が弁ばね6のばね力に抗
して開弁する。また吸気弁4が全開状態となった後に、
動弁カム8によるリフタ14への押圧力が解除されると、
吸気弁4は弁ばね6のばね力により上方すなわち閉弁方
向に駆動され、弁側ピストン13、カム側ピストン16およ
びリフタ14も上方に押上げられる。而してこの吸気弁4
の閉弁作動時には、油圧解放弁20が開弁作動することに
より油圧室15の油圧が解放され、その油圧解放分だけ弁
側ピストン13のカム側ピストン16側への近接移動が許容
されるので、第3図で示すように、油圧解放時期θCE,
θC1,θC2,θC3……に対応した吸気弁4の閉弁時期が定
まり、吸気弁4の閉弁時期を動弁カム8における高位部
8bの形状により定まる時期とはずらせることが可能とな
る。
このように機関の全運転領域にわたって油圧解放弁20
の開弁時期を制御して油圧室15の油圧を解放することに
より、油圧室15内の作動油の一部を交換し、作動油の過
度の昇温およびそれに伴う性状劣化を防止することがで
きる。しかも油圧解放弁20の開弁時には作動油の一部を
オイルパン42に排出することができるので、作動油の交
換を円滑に行なうことができる。
の開弁時期を制御して油圧室15の油圧を解放することに
より、油圧室15内の作動油の一部を交換し、作動油の過
度の昇温およびそれに伴う性状劣化を防止することがで
きる。しかも油圧解放弁20の開弁時には作動油の一部を
オイルパン42に排出することができるので、作動油の交
換を円滑に行なうことができる。
ところで、吸気弁4の開弁作動時に該吸気弁4が第3
図の点線で示す曲線あるいは細実線で示す曲線のように
ジャンピングを生じたときを想定すると、油圧解放弁20
により油圧室15の油圧を解放することにより吸気弁4の
閉弁時期を定めるので、前記ジャンピングが生じたこと
により油圧室15内に圧油供給源24から供給された作動油
を逃がすことができ、吸気弁4を完全に着座せしめるこ
とができる。しかも油圧解放弁20の開弁により作動油の
一部をオイルパン42に逃がすことにより、前記ジャンピ
ングにより生じた余剰の作動油を円滑に排出することが
できる。
図の点線で示す曲線あるいは細実線で示す曲線のように
ジャンピングを生じたときを想定すると、油圧解放弁20
により油圧室15の油圧を解放することにより吸気弁4の
閉弁時期を定めるので、前記ジャンピングが生じたこと
により油圧室15内に圧油供給源24から供給された作動油
を逃がすことができ、吸気弁4を完全に着座せしめるこ
とができる。しかも油圧解放弁20の開弁により作動油の
一部をオイルパン42に逃がすことにより、前記ジャンピ
ングにより生じた余剰の作動油を円滑に排出することが
できる。
また内燃機関の要求性能により定まる最も遅れ側の油
圧解放時期θCEよりも遅角側に高位部8bの終端位置PHB
が設定されているので、機関出力の低下が回避される。
これに対し、前記終端位置PHBが最も遅れ側の油圧解放
時期θCEと一致あるいは進角側にある場合には、油圧解
放弁20の開弁により吸気弁4の閉弁時期を定めるように
した制御では、機関出力の低下を伴うものである。
圧解放時期θCEよりも遅角側に高位部8bの終端位置PHB
が設定されているので、機関出力の低下が回避される。
これに対し、前記終端位置PHBが最も遅れ側の油圧解放
時期θCEと一致あるいは進角側にある場合には、油圧解
放弁20の開弁により吸気弁4の閉弁時期を定めるように
した制御では、機関出力の低下を伴うものである。
上記第1実施例では、油圧解放弁20の開弁制御により
吸気弁4の閉弁時期を定めるようにした制御について説
明したが、次に吸気弁4に対して機関から要求される開
閉作動態様が動弁カム8で規定される開閉作動態様であ
る運転状態、すなわち油圧解放弁20の開弁により吸気弁
4の作動態様を動弁カム8で規定される作動態様からず
らせることがない運転状態にあって、油圧解放弁20を開
弁制御して吸気弁4のジャンピング対策および作動油交
換を行なうようにした第2および第3の実施例について
次に説明する。
吸気弁4の閉弁時期を定めるようにした制御について説
明したが、次に吸気弁4に対して機関から要求される開
閉作動態様が動弁カム8で規定される開閉作動態様であ
る運転状態、すなわち油圧解放弁20の開弁により吸気弁
4の作動態様を動弁カム8で規定される作動態様からず
らせることがない運転状態にあって、油圧解放弁20を開
弁制御して吸気弁4のジャンピング対策および作動油交
換を行なうようにした第2および第3の実施例について
次に説明する。
第4図および第5図は本発明の第2実施例を示すもの
であり、第4図は制御手順を示すフローチャート、第5
図は制御タイミングを示す図である。
であり、第4図は制御手順を示すフローチャート、第5
図は制御タイミングを示す図である。
先ず第4図において、この制御手順はTDC信号毎に割
込み処理されるものであり、第1ステップS1では、機関
の運転状態すなわち機関回転数、アクセル開度、作動油
温、大気圧、大気温およびスタータのオン・オフ状態が
読込まれる。而して、それらのデータは制御手段Cのバ
ックグラウンドに常時ストックされ、前記TDC信号の割
込みに応じてRAMに読込まれる。
込み処理されるものであり、第1ステップS1では、機関
の運転状態すなわち機関回転数、アクセル開度、作動油
温、大気圧、大気温およびスタータのオン・オフ状態が
読込まれる。而して、それらのデータは制御手段Cのバ
ックグラウンドに常時ストックされ、前記TDC信号の割
込みに応じてRAMに読込まれる。
第2ステップS2では、機関回転数およびアクセル開度
に基づいて予め定められているマップから、機関要求に
基づく吸気弁4の閉弁時期が検索される。次の第3ステ
ップS3では、上記マップにより検索された結果に基づ
き、吸気弁4の開閉作動態様がフルリフトであるかどう
か、すなわち、油圧解放弁20の開弁制御によることなく
吸気弁4の開閉作動態様を動弁カム8で規定される開閉
作動態様とする運転状態にあるかどうかが判断される。
に基づいて予め定められているマップから、機関要求に
基づく吸気弁4の閉弁時期が検索される。次の第3ステ
ップS3では、上記マップにより検索された結果に基づ
き、吸気弁4の開閉作動態様がフルリフトであるかどう
か、すなわち、油圧解放弁20の開弁制御によることなく
吸気弁4の開閉作動態様を動弁カム8で規定される開閉
作動態様とする運転状態にあるかどうかが判断される。
第3ステップS3でフルリフト領域ではないと判断され
たとき、すなわち油圧解放弁20の開弁により吸気弁4の
閉弁時期を設定する運転領域であると判断されたときに
は第3ステップS3から第4ステップS4に進み、この第4
ステップS4では、上記マップ検索により決定された吸気
弁4の閉弁時期に対応する油圧解放時期θCが、作動油
温、大気圧および大気温度による油圧解放弁20の作動偏
差を考慮した補正を加えて決定される。
たとき、すなわち油圧解放弁20の開弁により吸気弁4の
閉弁時期を設定する運転領域であると判断されたときに
は第3ステップS3から第4ステップS4に進み、この第4
ステップS4では、上記マップ検索により決定された吸気
弁4の閉弁時期に対応する油圧解放時期θCが、作動油
温、大気圧および大気温度による油圧解放弁20の作動偏
差を考慮した補正を加えて決定される。
次の第5ステップS5では、油圧解放時期θの出力タイ
ミング、すなわち油圧解放弁20を開弁させるために該油
圧開閉弁20のソレノイド37(第2図参照)に与えられる
消磁信号の出力タイミングが、たとえば機関が高速でか
つ作動油温が低温であるときの作動遅れ等を考慮して機
関回転数および作動油温等により定められ、第6ステッ
プS6で油圧解放時期θが出力された後、第7ステップS7
でフラグFが「1」に設定される。而して該フラグF
は、後述の第12ステップS12での判断に用いられるもの
であり、油圧解放弁20を開弁したときに「1」となるも
のである。
ミング、すなわち油圧解放弁20を開弁させるために該油
圧開閉弁20のソレノイド37(第2図参照)に与えられる
消磁信号の出力タイミングが、たとえば機関が高速でか
つ作動油温が低温であるときの作動遅れ等を考慮して機
関回転数および作動油温等により定められ、第6ステッ
プS6で油圧解放時期θが出力された後、第7ステップS7
でフラグFが「1」に設定される。而して該フラグF
は、後述の第12ステップS12での判断に用いられるもの
であり、油圧解放弁20を開弁したときに「1」となるも
のである。
第3ステップS3で、フルリフト領域であると判断され
たときには第8ステップS8に進み、この第8ステップS8
では、検出した機関回転数が所定回転数以上の高回転数
であるかどうかが判断され、高回転数であると判断され
たときには第9ステップS9に進み、この第9ステップS9
で油圧解放時期θがθBと設定される。而して該油圧解
放時期θBは、動弁カム8によって規定される吸気弁4
の開閉作動態様プロフィルが第5図(a)で示す状態に
あるときに、動弁カム8の回転方向25に沿う高位部8bの
終端部にある緩衝曲線部8b′に対応した緩衝部WDに位置
するように設定される。
たときには第8ステップS8に進み、この第8ステップS8
では、検出した機関回転数が所定回転数以上の高回転数
であるかどうかが判断され、高回転数であると判断され
たときには第9ステップS9に進み、この第9ステップS9
で油圧解放時期θがθBと設定される。而して該油圧解
放時期θBは、動弁カム8によって規定される吸気弁4
の開閉作動態様プロフィルが第5図(a)で示す状態に
あるときに、動弁カム8の回転方向25に沿う高位部8bの
終端部にある緩衝曲線部8b′に対応した緩衝部WDに位置
するように設定される。
第9ステップS9で油圧解放時期θBを設定した後に
は、第5ステップS5で出力タイミングが決定される。こ
の出力タイミング決定により、油圧解放弁20を開弁させ
るために該油圧解放弁20に与えられる消磁信号は、第5
図(C)で示すように、油圧解放時期θBから時間Tだ
け先行して制御手段Cから出力されるものである。
は、第5ステップS5で出力タイミングが決定される。こ
の出力タイミング決定により、油圧解放弁20を開弁させ
るために該油圧解放弁20に与えられる消磁信号は、第5
図(C)で示すように、油圧解放時期θBから時間Tだ
け先行して制御手段Cから出力されるものである。
第8ステップS8で高回転数ではないと判断さたときに
は第10ステップS10に進み、この第10ステップS10では作
動油温が低温であるかどうかが判定され、低温であると
きには第9ステップS9に、また低温ではなかったときに
は第11ステップS11に進む。さらに第11ステップS11で
は、機関がクランキング中であるかどうかがスタータの
オン・オフ信号に基づいて判定され、クランキング中で
あるときには第9ステップS9に、またクランキング中で
はなかったときには第12ステップS12に進む。
は第10ステップS10に進み、この第10ステップS10では作
動油温が低温であるかどうかが判定され、低温であると
きには第9ステップS9に、また低温ではなかったときに
は第11ステップS11に進む。さらに第11ステップS11で
は、機関がクランキング中であるかどうかがスタータの
オン・オフ信号に基づいて判定され、クランキング中で
あるときには第9ステップS9に、またクランキング中で
はなかったときには第12ステップS12に進む。
このように吸気弁4が機関からの要求によりフルリフ
トで開閉作動している運転状態にあって、機関回転数が
設定回転数以上である特定運転領域、作動油油温が設定
温度以下である特定運転領域、あるいは機関がクランキ
ング中である特定運転領域では油圧解放弁20の開弁時期
すなわち油圧解放時期θBが緩衝部WDに設定される。そ
れにより、吸気弁4が実質的に閉弁している状態で油圧
室15から作動油を抜いて吸気弁4の、ベース円部8aによ
るリフトの防止を図ると共に作動油の交換を行なうこと
ができる。しかも機関回転数が設定回転数以上である特
定運転領域では作動油を油圧室15に補給する時間が極め
て短く、作動油油温が設定温度以下である特定運転領域
では作動油が高粘性であるため作動油を油圧室15に補給
するのに要する時間が比較的長く、さらに機関がクラン
キング中である特定運転領域では作動油油圧が低いため
に作動油を油圧室15に補給するのに要する時間が比較的
長いのに対し、緩衝部WDに油圧解放時期θBを設定する
ことにより、次に吸気弁4が開弁作動し始めるまでの時
間を比較的長くし、作動油の確実な補給を可能とするこ
とができる。
トで開閉作動している運転状態にあって、機関回転数が
設定回転数以上である特定運転領域、作動油油温が設定
温度以下である特定運転領域、あるいは機関がクランキ
ング中である特定運転領域では油圧解放弁20の開弁時期
すなわち油圧解放時期θBが緩衝部WDに設定される。そ
れにより、吸気弁4が実質的に閉弁している状態で油圧
室15から作動油を抜いて吸気弁4の、ベース円部8aによ
るリフトの防止を図ると共に作動油の交換を行なうこと
ができる。しかも機関回転数が設定回転数以上である特
定運転領域では作動油を油圧室15に補給する時間が極め
て短く、作動油油温が設定温度以下である特定運転領域
では作動油が高粘性であるため作動油を油圧室15に補給
するのに要する時間が比較的長く、さらに機関がクラン
キング中である特定運転領域では作動油油圧が低いため
に作動油を油圧室15に補給するのに要する時間が比較的
長いのに対し、緩衝部WDに油圧解放時期θBを設定する
ことにより、次に吸気弁4が開弁作動し始めるまでの時
間を比較的長くし、作動油の確実な補給を可能とするこ
とができる。
第12ステップS12では、フラグFが「1」であるか否
かが判定される。而してフラグFは、油圧解放時期θを
第6ステップS6で出力して油圧解放弁20で開弁作動せし
めた後の第7ステップSで「1」と設定されるものであ
り、前回の制御手順で油圧解放弁20を開弁作動させてフ
ラグFが「1」となっていたときには、第12ステップS1
2から第13ステップS13に進み、この第13ステップS13で
は油圧解放弁20を閉弁したままとする。而して次の第14
ステップS14においてはフラグFが「0」とされる。
かが判定される。而してフラグFは、油圧解放時期θを
第6ステップS6で出力して油圧解放弁20で開弁作動せし
めた後の第7ステップSで「1」と設定されるものであ
り、前回の制御手順で油圧解放弁20を開弁作動させてフ
ラグFが「1」となっていたときには、第12ステップS1
2から第13ステップS13に進み、この第13ステップS13で
は油圧解放弁20を閉弁したままとする。而して次の第14
ステップS14においてはフラグFが「0」とされる。
一方、第12ステップS12において、フラグFが「0」
であると判定されたときは第15ステップS15において油
圧解放時期θがθAと設定されたのち、第5ステップS5
に進む。而して油圧解放時期θAは、吸気弁4がフルリ
フトで開閉作動している運転状態において、機関回転数
が設定回転数以上である特定運転領域、作動油油温が設
定温度以下である特定運転領域、あるいは機関がクラン
キング中である特定運転領域を除く運転領域での油圧解
放時期θAであり、吸気弁4がベース円部8aに対応した
作動領域にあるときであってもよく、また油圧解放時期
θBと同一時期であってもよい。
であると判定されたときは第15ステップS15において油
圧解放時期θがθAと設定されたのち、第5ステップS5
に進む。而して油圧解放時期θAは、吸気弁4がフルリ
フトで開閉作動している運転状態において、機関回転数
が設定回転数以上である特定運転領域、作動油油温が設
定温度以下である特定運転領域、あるいは機関がクラン
キング中である特定運転領域を除く運転領域での油圧解
放時期θAであり、吸気弁4がベース円部8aに対応した
作動領域にあるときであってもよく、また油圧解放時期
θBと同一時期であってもよい。
このような手順による制御を実行すると、吸気弁4が
フルリフトで開閉作動している運転状態で、該吸気弁4
の作動に影響を及ぼさないようにして作動油を抜き出し
て、吸気弁4の、ベース円部8aによるリフトの防止を図
るとともに作動油の一部交換により作動油温の上昇し過
ぎを回避して作動油劣化を防止することができる。しか
も前記特定運転領域を除く運転領域において吸気弁4が
フルリフトで開閉作動している状態では、2制御サイク
ル毎に油圧解放を行なうようにしており、油圧解放弁20
の負荷の低減、油圧解放弁20における摺動部の摩耗低
減、ならびに油圧解放弁20の開弁作動に伴う騒音の低減
を図ることが可能となる。
フルリフトで開閉作動している運転状態で、該吸気弁4
の作動に影響を及ぼさないようにして作動油を抜き出し
て、吸気弁4の、ベース円部8aによるリフトの防止を図
るとともに作動油の一部交換により作動油温の上昇し過
ぎを回避して作動油劣化を防止することができる。しか
も前記特定運転領域を除く運転領域において吸気弁4が
フルリフトで開閉作動している状態では、2制御サイク
ル毎に油圧解放を行なうようにしており、油圧解放弁20
の負荷の低減、油圧解放弁20における摺動部の摩耗低
減、ならびに油圧解放弁20の開弁作動に伴う騒音の低減
を図ることが可能となる。
而して吸気弁4が前記特定運転領域を除く運転領域に
おいてフルリフトで開閉作動している状態での油圧解放
弁20の開弁制御を上述の2制御サイクル毎に代えて3制
御サイクル以上の制御サイクル毎にしてもよい。
おいてフルリフトで開閉作動している状態での油圧解放
弁20の開弁制御を上述の2制御サイクル毎に代えて3制
御サイクル以上の制御サイクル毎にしてもよい。
ところで、第4図で示した制御手順はTDC信号毎の割
り込み処理で各気筒毎に実行されるものであるが、燃料
噴射時期および点火時期の制御手順は、第4図のルーチ
ンとは別のルーチンに従って実行されてもよく、また第
4図のルーチンの制御処理の前後に燃料噴射時期および
点火時期の制御処理を行なうようにしてもよい。
り込み処理で各気筒毎に実行されるものであるが、燃料
噴射時期および点火時期の制御手順は、第4図のルーチ
ンとは別のルーチンに従って実行されてもよく、また第
4図のルーチンの制御処理の前後に燃料噴射時期および
点火時期の制御処理を行なうようにしてもよい。
第6図は本発明の第3実施例の制御タイミングを示す
ものであり、油圧解放時期は、基本的には上述の第4図
で示した制御手順に従って制御されるが、吸気弁4がフ
ルリフトで開閉作動している状態での特定運転領域、す
なわち機関回転数が設定回転数以上である特定運転領
域、作動油油温が設定温度以下である特定運転領域、あ
るいは機関がクランキング中である特定運転領域での油
圧解放時期θBは、吸気弁4が閉弁した直後のベース円
部8aに対応した作動状態にある時期に設定され、前記特
定運転領域を除く運転領域での油圧解放時期θAは、吸
気弁4がベース円部8aの中間部に対応した開閉作動状態
にある時期に設定される。
ものであり、油圧解放時期は、基本的には上述の第4図
で示した制御手順に従って制御されるが、吸気弁4がフ
ルリフトで開閉作動している状態での特定運転領域、す
なわち機関回転数が設定回転数以上である特定運転領
域、作動油油温が設定温度以下である特定運転領域、あ
るいは機関がクランキング中である特定運転領域での油
圧解放時期θBは、吸気弁4が閉弁した直後のベース円
部8aに対応した作動状態にある時期に設定され、前記特
定運転領域を除く運転領域での油圧解放時期θAは、吸
気弁4がベース円部8aの中間部に対応した開閉作動状態
にある時期に設定される。
この第3実施例によっても、上記第2実施例と同様の
効果を奏することができる。
効果を奏することができる。
以上の実施例では、油圧解放弁20としてソレノイド弁
を用いた例を示したが、油圧解放弁20としては、そのよ
うなものに限定されず、機械式のものであってもよい。
また吸気弁の動弁装置だけでなく排気弁の動弁装置にも
本発明を適用可能である。
を用いた例を示したが、油圧解放弁20としては、そのよ
うなものに限定されず、機械式のものであってもよい。
また吸気弁の動弁装置だけでなく排気弁の動弁装置にも
本発明を適用可能である。
C.発明の効果 以上のように、請求項の発明によれば、制御手段
は、機関の全運転領域で開弁時期を制御しながら油圧解
放弁を開弁して油圧室の油圧を解放すべく構成されるの
で、機関の全運転域において、機関弁のジャンピングに
より油圧室に補給された作動油量分だけの油圧を油圧解
放弁の開弁によって解放することにより機関弁の完全な
着座が可能となり、しかも油圧室の作動油の一部が頻繁
に交換されることになって、作動油温が過度に上昇する
ことによる性状劣化が防止される。
は、機関の全運転領域で開弁時期を制御しながら油圧解
放弁を開弁して油圧室の油圧を解放すべく構成されるの
で、機関の全運転域において、機関弁のジャンピングに
より油圧室に補給された作動油量分だけの油圧を油圧解
放弁の開弁によって解放することにより機関弁の完全な
着座が可能となり、しかも油圧室の作動油の一部が頻繁
に交換されることになって、作動油温が過度に上昇する
ことによる性状劣化が防止される。
その上、機関の要求性能により定められる最も遅れ側
の油圧解放時期よりも遅角側に、動弁カムの回転方向に
沿う高位部の終端位置が設定されるので、機関の全運転
域で機関弁が、動弁カムの高位部終端位置に対応した作
動位置に達する前に早めに閉弁動作することとなり、従
って機関弁のジャンピングによっても、機関弁が上記作
動位置に達した時点での着座不良が確実に回避され、着
座不良に因る機関出力低下の防止に効果的である。
の油圧解放時期よりも遅角側に、動弁カムの回転方向に
沿う高位部の終端位置が設定されるので、機関の全運転
域で機関弁が、動弁カムの高位部終端位置に対応した作
動位置に達する前に早めに閉弁動作することとなり、従
って機関弁のジャンピングによっても、機関弁が上記作
動位置に達した時点での着座不良が確実に回避され、着
座不良に因る機関出力低下の防止に効果的である。
また請求項の発明の構成によれば、機関弁に対して
機関から要求される開閉作動態様が動弁カムで規定され
る開閉作動態様である運転状態、すなわち油圧解放弁の
開弁により機関弁の作動態様を動弁カムで規定される作
動態様からずらせることがない運転状態にあっては、機
関弁がベース円部に対応する作動状態にあるときに油圧
室の油圧解放を行ない、しかも特定の運転領域では、機
関弁が閉弁した直後のベース円部に対応した作動状態に
あるときに油圧解放弁の開弁時期が設定されるので、機
関弁のジャンピングに起因して油圧室に余分に流入した
作動油を、機関弁の動弁カムによる開閉作動に影響を及
ぼすことなく、機関弁がベース円部に対応し作動位置に
入ると直ちに抜くことができて、ジャンピング発生時に
おける機関弁のベース円部によるリフトを効果的に回避
し機関出力低下の防止に寄与し得ると共に、作動油の一
部交換により作動油劣化の防止が図られる。また、この
ように油圧解放弁の開弁時期を定めたことで、機関弁が
ベース円部に対応した作動位置にある期間内で油圧解放
を行うにも拘わらずその後の作動油補給に要する時間を
極力長く確保することが可能となる。
機関から要求される開閉作動態様が動弁カムで規定され
る開閉作動態様である運転状態、すなわち油圧解放弁の
開弁により機関弁の作動態様を動弁カムで規定される作
動態様からずらせることがない運転状態にあっては、機
関弁がベース円部に対応する作動状態にあるときに油圧
室の油圧解放を行ない、しかも特定の運転領域では、機
関弁が閉弁した直後のベース円部に対応した作動状態に
あるときに油圧解放弁の開弁時期が設定されるので、機
関弁のジャンピングに起因して油圧室に余分に流入した
作動油を、機関弁の動弁カムによる開閉作動に影響を及
ぼすことなく、機関弁がベース円部に対応し作動位置に
入ると直ちに抜くことができて、ジャンピング発生時に
おける機関弁のベース円部によるリフトを効果的に回避
し機関出力低下の防止に寄与し得ると共に、作動油の一
部交換により作動油劣化の防止が図られる。また、この
ように油圧解放弁の開弁時期を定めたことで、機関弁が
ベース円部に対応した作動位置にある期間内で油圧解放
を行うにも拘わらずその後の作動油補給に要する時間を
極力長く確保することが可能となる。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示すものであ
り、第1図は縦断側面図、第2図は油圧解放弁の縦断側
面図、第3図は吸気弁の作動特性を示す図、第4図およ
び第5図は本発明の第2実施例を示すものであり、第4
図は制御手順を示すフローチャート、第5図は制御タイ
ミングを示す図、第6図は本発明の第3実施例の制御タ
イミングを示す図である。 4……機関弁としての吸気弁、8……動弁カム、8a……
ベース円部、8b……高位部、8b′……緩衝曲線部、13…
…弁側ピストン、15……油圧室、16……カム側ピスト
ン、20……油圧解放弁、22,23……逆止弁、24……圧油
供給源、25……回転方向、 C……制御手段、PHB……動弁カム高位部の終端位置、
θCE……最も遅れ側の油圧解放時期
り、第1図は縦断側面図、第2図は油圧解放弁の縦断側
面図、第3図は吸気弁の作動特性を示す図、第4図およ
び第5図は本発明の第2実施例を示すものであり、第4
図は制御手順を示すフローチャート、第5図は制御タイ
ミングを示す図、第6図は本発明の第3実施例の制御タ
イミングを示す図である。 4……機関弁としての吸気弁、8……動弁カム、8a……
ベース円部、8b……高位部、8b′……緩衝曲線部、13…
…弁側ピストン、15……油圧室、16……カム側ピスト
ン、20……油圧解放弁、22,23……逆止弁、24……圧油
供給源、25……回転方向、 C……制御手段、PHB……動弁カム高位部の終端位置、
θCE……最も遅れ側の油圧解放時期
Claims (6)
- 【請求項1】回転軸線を中心とする円弧状のベース円部
(8a)および該ベース円部(8a)よりも半径方向外方に
突出した高位部(8b)を有する動弁カム(8)と、該動
弁カム(8)に連動、連結されるカム側ピストン(16)
と、機関弁(4)に連動、連結される弁側ピストン(1
3)と、カム側ピストン(16)および弁側ピストン(1
3)間に設けられる油圧室(15)と、該油圧室(15)に
接続される油圧解放弁(20)と、逆止弁(22,23)を介
して油圧室(15)に接続される油圧供給源(24)と、油
圧解放弁(20)の作動を制御する制御手段(C)とを備
える内燃機関の動弁装置において、 制御手段(C)は、機関の全運転領域で開弁時期を制御
しながら油圧解放弁(20)を開弁して油圧室(15)の油
圧を解放すべく構成され、 機関の要求性能により定められる最も遅れ側の油圧解放
時期(θCE)よりも遅角側に、動弁カム(8)の回転方
向(25)に沿う高位部(8b)の終端位置(PHB)が設定
されることを特徴とする、内燃機関の動弁装置。 - 【請求項2】動弁カム(8)の回転方向(25)に沿う高
位部(8b)の終端部には緩衝曲線部(8b′)が設けら
れ、制御手段(C)は、機関弁(4)に対して機関から
要求される開閉作動態様か動弁カム(8)で規定される
開閉作動態様である運転状態にあっては、機関弁(4)
が前記緩衝曲線部(8b′)に対応した作動位置にある状
態で油圧解放弁(20)を開弁して油圧室(15)の油圧を
解放すべく構成されることを特徴とする、請求項に記
載の内燃機関の動弁装置。 - 【請求項3】回転軸線を中心とする円弧状のベース円部
(8a)および該ベース円部(8a)よりも半径方向外方に
突出した高位部(8b)を有する動弁カム(8)と、該動
弁カム(8)に連動、連結されるカム側ピストン(16)
と、機関弁(4)に連動、連結される弁側ピストン(1
3)と、カム側ピストン(16)および弁側ピストン(1
3)間に設けられる油圧室(15)と、該油圧室(15)に
接続される油圧解放弁(20)と、逆止弁(22,23)を介
して油圧室(15)に接続される圧油供給源(24)と、油
圧解放弁(20)の作動を制御する制御手段(C)とを備
える内燃機関の動弁装置において、 制御手段(C)は、機関弁(4)に対して機関から要求
される開閉作動態様が動弁カム(8)で規定される開閉
作動態様にあっては、機関弁(4)が前記ベース円部
(8a)に対応した作動位置にある状態で油圧解放弁(2
0)を開弁して油圧室(15)の油圧を解放すべく構成さ
れ、しかも特定の運転領域では、機関弁(4)が閉弁し
た直後のベース円部(8a)に対応した作動状態にあると
きに油圧解放弁(20)の開弁時期が設定されることを特
徴とする、内燃機関の動弁装置。 - 【請求項4】前記特定運転領域は、機関回転数が設定回
転数以上である運転領域であることを特徴とする請求項
に記載の内燃機関の動弁装置。 - 【請求項5】前記特定運転領域は、作動油油温が設定温
度以下である運転領域であることを特徴とする請求項
に記載の内燃機関の動弁装置。 - 【請求項6】前記特定運転領域は、機関がクランキング
時である運転領域であることを特徴とする請求項に記
載の内燃機関の動弁装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2199610A JPH086571B2 (ja) | 1989-09-08 | 1990-07-27 | 内燃機関の動弁装置 |
US07/579,743 US5193494A (en) | 1989-09-08 | 1990-09-07 | Valve operating system for internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1-234289 | 1989-09-08 | ||
JP23428989 | 1989-09-08 | ||
JP2199610A JPH086571B2 (ja) | 1989-09-08 | 1990-07-27 | 内燃機関の動弁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03175108A JPH03175108A (ja) | 1991-07-30 |
JPH086571B2 true JPH086571B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=26511638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2199610A Expired - Fee Related JPH086571B2 (ja) | 1989-09-08 | 1990-07-27 | 内燃機関の動弁装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5193494A (ja) |
JP (1) | JPH086571B2 (ja) |
Families Citing this family (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5255641A (en) | 1991-06-24 | 1993-10-26 | Ford Motor Company | Variable engine valve control system |
DE4306072C2 (de) * | 1993-02-26 | 1994-12-08 | Siemens Ag | Vorrichtung zum Öffnen und Verschließen einer in einem Gehäuse vorhandenen Durchtrittsöffnung |
FR2712026B1 (fr) * | 1993-11-05 | 1996-01-12 | Siemens Automotive Sa | Procédé et dispositif de commande de la levée d'une soupape d'un moteur à combustion interne. |
FR2712350B1 (fr) * | 1993-11-10 | 1996-02-09 | Siemens Automotive Sa | Procédé et dispositif d'optimisation ou remplissage en air d'un cylindre de moteur à combustion interne. |
US5647318A (en) | 1994-07-29 | 1997-07-15 | Caterpillar Inc. | Engine compression braking apparatus and method |
US5540201A (en) | 1994-07-29 | 1996-07-30 | Caterpillar Inc. | Engine compression braking apparatus and method |
US5526784A (en) | 1994-08-04 | 1996-06-18 | Caterpillar Inc. | Simultaneous exhaust valve opening braking system |
US5456221A (en) * | 1995-01-06 | 1995-10-10 | Ford Motor Company | Rotary hydraulic valve control of an electrohydraulic camless valvetrain |
US5497736A (en) * | 1995-01-06 | 1996-03-12 | Ford Motor Company | Electric actuator for rotary valve control of electrohydraulic valvetrain |
US5456222A (en) * | 1995-01-06 | 1995-10-10 | Ford Motor Company | Spool valve control of an electrohydraulic camless valvetrain |
US5456223A (en) * | 1995-01-06 | 1995-10-10 | Ford Motor Company | Electric actuator for spool valve control of electrohydraulic valvetrain |
US5562070A (en) * | 1995-07-05 | 1996-10-08 | Ford Motor Company | Electrohydraulic camless valvetrain with rotary hydraulic actuator |
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AUPN678395A0 (en) * | 1995-11-23 | 1995-12-14 | Mitchell, William Richard | Hydraulically or pneumatically actuated electronically controlled automotive valve system |
IT1285853B1 (it) * | 1996-04-24 | 1998-06-24 | Fiat Ricerche | Motore a combustione interna con valvole ad azionamento variabile. |
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WO1999027242A2 (en) * | 1997-11-21 | 1999-06-03 | Diesel Engine Retarders, Inc. | Device to limit valve seating velocities in limited lost motion tappets |
US8820276B2 (en) | 1997-12-11 | 2014-09-02 | Jacobs Vehicle Systems, Inc. | Variable lost motion valve actuator and method |
ITTO20010271A1 (it) * | 2001-03-23 | 2002-09-23 | Fiat Ricerche | Perfezionamenti ai motori a combustione interna con sistema idraulicoper l'azionamento variabile delle valvole del motore. |
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DE10224038A1 (de) * | 2002-05-31 | 2003-12-11 | Ina Schaeffler Kg | Hydraulisch betätigter, variabler Ventiltrieb einer Brennkraftmaschine |
JP4534147B2 (ja) * | 2005-03-22 | 2010-09-01 | アイシン精機株式会社 | オイル供給装置 |
US8701607B2 (en) | 2011-08-25 | 2014-04-22 | Chrysler Group Llc | System and method for engine valve lift strategy |
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AT518408B1 (de) * | 2016-04-05 | 2017-10-15 | Avl List Gmbh | Ventilbetätigungseinrichtung für zumindest ein gaswechselventil |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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DE3135650A1 (de) * | 1981-09-09 | 1983-03-17 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | "ventilsteuerung fuer hubkolben-brennkraftmaschinen mit mechanisch-hydraulischen bewegungsuebertragungsmitteln" |
JPS61149510A (ja) * | 1984-12-21 | 1986-07-08 | Mazda Motor Corp | エンジンの弁作動制御装置 |
JPH0612058B2 (ja) * | 1984-12-27 | 1994-02-16 | トヨタ自動車株式会社 | 可変バルブタイミング・リフト装置 |
DE3511820A1 (de) * | 1985-03-30 | 1986-10-02 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Ventilsteuervorrichtung fuer eine hubkolben-brennkraftmaschine |
DE3532549A1 (de) * | 1985-09-12 | 1987-03-19 | Bosch Gmbh Robert | Ventilsteuervorrichtung |
US4716863A (en) * | 1985-11-15 | 1988-01-05 | Pruzan Daniel A | Internal combustion engine valve actuation system |
JPS63176610A (ja) * | 1987-01-19 | 1988-07-20 | Honda Motor Co Ltd | 吸・排気弁の制御装置 |
US5002022A (en) * | 1989-08-30 | 1991-03-26 | Cummins Engine Company, Inc. | Valve control system with a variable timing hydraulic link |
-
1990
- 1990-07-27 JP JP2199610A patent/JPH086571B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1990-09-07 US US07/579,743 patent/US5193494A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5193494A (en) | 1993-03-16 |
JPH03175108A (ja) | 1991-07-30 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |