JPH086563Y2 - キャスタの取付装置 - Google Patents

キャスタの取付装置

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JPH086563Y2
JPH086563Y2 JP1991048380U JP4838091U JPH086563Y2 JP H086563 Y2 JPH086563 Y2 JP H086563Y2 JP 1991048380 U JP1991048380 U JP 1991048380U JP 4838091 U JP4838091 U JP 4838091U JP H086563 Y2 JPH086563 Y2 JP H086563Y2
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JP
Japan
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mounting
diameter
holes
hole
reference hole
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Application number
JP1991048380U
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English (en)
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JPH04131502U (ja
Inventor
均 石原
Original Assignee
東海キャスター株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キャスタの取付装置、
特にキャスタを家具等の被取付体の下面に取付けるため
のキャスタ取付板の改良構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のキャスタの取付板1は、その四隅
に取付孔を設ける場合には、図3に示すように4個とも
同径の取付ねじ挿通孔Pを設けるか、あるいは図4に示
すように4個とも同形状の楕円孔Qを設けるかして、こ
れら孔に取付ねじを挿通させてキャスタの取付を行うよ
うにしていた。また、三隅に取付孔を設ける場合には、
図5に示すように3個とも同径の挿通孔Sを設けるのが
普通であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のキャスタ取付板
は上述の構成を有し、たとえば同径の4個の挿通孔Pを
設けた図3に示す取付板によりキャスタの取付けを行う
に当たり、先ずいずれかの挿通孔Pに取付ねじを立てた
とき、そのねじ径よりやや径の大きい上記挿通孔Pは該
取付ねじの一側に当たるまでずれようとし、一旦ずれる
と、他の挿通孔Pも同じようにずれることとなり、もし
孔間ピッチに誤差があれば取付不能の事態も起こり得
る。また、取付け得るような状態であったとしても、被
取付側のねじ孔と各挿通孔Pとの重合状況は極めてギリ
ギリで余裕がなく、各挿通孔を1孔ずつ締付けていくこ
とは先ず不可能であって、1孔ずつ緩めに取付ねじを緩
めておいて4個全部を立てた後に緊締作業を行うという
著しく非効率的な手順をとらざる得なかった。このよう
な点を少しでも解消するよう図4に示すような楕円孔Q
とすることが考慮されたが、4個とも同形状である以
上、特別の改善効果は望み得ず、また図5に示す3個の
同径挿通孔Sについても同様のことが言える。
【0004】本考案は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、取付板の各取付孔に一孔ずつ取付ねじを緊締で
きるような極めて取付作業性に優れた取付板を備えたキ
ャスタの取付装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するため、四隅に取付孔が穿設された取付板を有するキ
ャスタの取付装置において、上記取付孔は、取付ねじを
挿通させる該ねじ径に近い径の基準孔と、それの対角方
向に位置して該基準孔とほぼ同径巾を有し該対角方向を
長軸とする楕円状孔と、上記基準孔よりやや大径の他の
各挿通孔とからなるように構成したことを特徴としてい
る。
【0006】また、本考案においては、三隅に取付孔が
穿設された取付板を有するキャスタの取付装置におい
て、上記取付孔は、取付ねじを挿通させる該ねじ径に近
い径の基準孔と、この基準孔を中心とする同心円上に位
置して該基準孔よりやや巾広で該同心円方向を長軸とす
る他の各楕円状孔とからなるように構成したことを特徴
としている。
【0007】
【作用】本考案によれば、四隅に取付孔がある場合に
は、先ず基準孔から対角方向の楕円状孔に注意を向けつ
つ取付ねじの締付けを行い、次いでこの楕円状孔の締付
けを行ったのち、他の各挿通孔の締付けを順次行うこと
ができる。
【0008】また、三隅に取付孔がある場合には、同様
に先ず基準孔からいずれか一方の楕円状孔の位置に注意
を拂いつつ取付ねじの締付けを行ったのち、順次各楕円
状孔を締付けることができる。
【0009】
【実施例】以下図1に示す第1の実施例について本考案
を説明する。この取付板1には、図示の如く四隅に挿通
孔を具えており、そのうちの1孔を図示しない取付ねじ
の径に近似した径の基準孔2とする。この基準孔2はた
とえば取付ねじ径が6mmであったときは6.2mm程
度の径とするのが好ましい。この基準孔2に対し対角方
向に位置して楕円状孔3を設けるが、この楕円状孔3は
対角方向を長軸とし、上記基準孔2の径6.2mmに対
して長軸寸法10mm短軸寸法6.2mm程度とするの
が良い。そして、他の2個の各挿通孔4,4は同径の孔
で基準孔2よりやや大径(30%程度)のものとする。
すなわち、基準孔2の6.2mmに対して各挿通孔4は
8mm程度とするものである。なお、これら各挿通孔4
の寸法は、取付ねじに座金を用いない場合には取付ねじ
の頭径を考慮に入れて確実な締付けが可能な寸法とすべ
きであるのは言うまでもない。
【0010】上述のような四隅の取付孔を有する取付板
1によってキャスタの取付けを行うには、先ず基準孔2
から締付けるが、このときは対角方向の楕円状孔3にお
ける短径方向のずれのみに注意を拂えばよい。すなわ
ち、基準孔2は取付ねじ径に近い径を有するため、取付
板1のずれは少なく、その締付時に対角方向へずれが生
ずるようにすれば、次の楕円状孔3の締付けを容易に行
うことができる。他の2個の挿通孔4,4の締付けはそ
れらが大径でもあることから、上述の2本の取付ねじの
締付後に楽に締付を完わらせ得る。このように、1孔ず
つ順次締付け可能でキャスタ取付けの作業性を高め得る
効果がある。
【0011】次に、三隅に取付孔を有する図2に示す第
2の実施例について説明する。この三角形状の取付板1
においても、取付ねじ径に近い径を有する1個の基準孔
2を設け、上記第1の実施例と同様に、取付ねじ径6m
mに対してこの基準孔2の径を6.2mm程度とする。
次に、この基準孔2を中心とする同心円R上に位置して
この基準孔2よりやや巾広で同心円R方向を長軸とする
2個の楕円状孔5,5を設ける。基準孔1の径を6.2
mmとするとき、この楕円状孔5,5の短径を6.5m
m、長径を10mm程度とするのが好ましい。なお、各
楕円状孔5,5を同心円上に位置するとしたのは、取付
板1が不等辺三角形の場合を考慮したものである。
【0012】上述した三隅に取付孔を有する取付板1の
取付けにも、先ず基準孔1を、楕円状孔5,5のいずれ
か一方のみを注視しつつ締付ければ、他の各楕円状孔
5,5を順次楽に締付けることができる。この場合、楕
円状孔5の短径が基準孔1より大きめにしてあるので、
被取付側のねじ孔が見易く、孔径に余裕があるので、締
付を容易に行うことができる。このように、この第2の
実施例においても取付孔を1孔ずつ順次締付けて取付板
の取付を完らせるようになっている。
【0013】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、キ
ャスタの取付けに当たり、取付板の各取付孔を1孔ずつ
順次取付けねじで締着することができ、キャスタ取付の
作業性を著しく改善し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るキャスタの取付板を示
す平面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示すキャスタ取付板の同
様な平面図である。
【図3】従来の四隅に同径取付孔を設けたキャスタ取付
板を示す平面図である。
【図4】従来の四隅に楕円取付孔を設けたキャスタ取付
板を示す平面図である。
【図5】従来の三隅に同径取付孔を設けたキャスタ取付
板を示す平面図である。
【符号の説明】
1 取付板 2 基準孔 3,5 楕円状孔 4 挿通孔 R 同心円

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四隅に取付孔が穿設された取付板を有す
    るキャスタの取付装置において、上記取付孔は、取付ね
    じを挿通させる該ねじ径に近い径の基準孔と、それの対
    角方向に位置して該基準孔とほぼ同径巾を有し該対角方
    向を長軸とする楕円状孔と、上記基準孔よりやや大径の
    他の各挿通孔とからなることを特徴とするキャスタの取
    付装置。
  2. 【請求項2】 三隅に取付孔が穿設された取付板を有す
    るキャスタの取付装置において、上記取付孔は、取付ね
    じを挿通させる該ねじ径に近い径の基準孔と、この基準
    孔を中心とする同心円上に位置して該基準孔よりやや巾
    広で該同心円方向を長軸とする他の各楕円状孔とからな
    ることを特徴とするキャスタの取付装置。
JP1991048380U 1991-05-29 1991-05-29 キャスタの取付装置 Expired - Lifetime JPH086563Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991048380U JPH086563Y2 (ja) 1991-05-29 1991-05-29 キャスタの取付装置

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JP1991048380U JPH086563Y2 (ja) 1991-05-29 1991-05-29 キャスタの取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04131502U JPH04131502U (ja) 1992-12-03
JPH086563Y2 true JPH086563Y2 (ja) 1996-02-28

Family

ID=31926929

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55122042A (en) * 1979-03-13 1980-09-19 Toray Industries Blended fiber yarn knitted fabric with high dye developing property and novel feeling
JPS5860409A (ja) * 1981-10-05 1983-04-09 Hitachi Ltd 同期信号発生回路
JPS60180562A (ja) * 1984-02-27 1985-09-14 Seiwa Kasei Kk 非水溶性可食性薄膜の製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55122042A (en) * 1979-03-13 1980-09-19 Toray Industries Blended fiber yarn knitted fabric with high dye developing property and novel feeling
JPS5860409A (ja) * 1981-10-05 1983-04-09 Hitachi Ltd 同期信号発生回路
JPS60180562A (ja) * 1984-02-27 1985-09-14 Seiwa Kasei Kk 非水溶性可食性薄膜の製造方法

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JPH04131502U (ja) 1992-12-03

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