JPH086525B2 - サッシュレス車のドアガラスガイド構造 - Google Patents

サッシュレス車のドアガラスガイド構造

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JPH086525B2
JPH086525B2 JP1270086A JP27008689A JPH086525B2 JP H086525 B2 JPH086525 B2 JP H086525B2 JP 1270086 A JP1270086 A JP 1270086A JP 27008689 A JP27008689 A JP 27008689A JP H086525 B2 JPH086525 B2 JP H086525B2
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door glass
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door
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はサッシュレス車のドアガラスガイド構造に関
するものである。
〔従来技術〕
従来のこの種のドアガラスガイド構造としては例えば
第4図および第5図に示すようなものがある(実開昭60
−187283号公報参照)。
すなわち、これら図において、1はドアインナパネル
で、該ドアインナパネル1には上下方向に延びる2本の
ガイドトラック2,3が固定されている。4はドアガラス
で、該ドアガラス4の下部前端には前記ガイドトラック
2に沿って上下動するスライダ5が取り付けられてい
る。
このスライダ5は略逆L字状のプレート7とこのプレ
ート7の水平部7aに対向して固設した略Z状のプレート
8とよりなるブラケット9と、このブラケット9のプレ
ート7,8の内側には互いに対向配置した弾性体で形成し
た一対の摺動子10,11が固定されており、この摺動子10,
11の間に一側縁2aが前記ドアインナパネル1に固定され
た略L字断面を有するガイドトラック2の他側縁2bが挟
持されている。プレート7はその垂直部7bがボルト6に
よりドアガラス4に固定されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、このような従来のドアガラスガイド構造に
あっては、ブラケット9の製造バラツキによりプレート
7,8の開口部寸法lが小さくなった場合、ガイドトラッ
ク2に対する摺動子10,11の摺動抵抗が増大し、異音発
生やレギュレータハンドルの操作力が重くなる等の不具
合が発生する。
この不具合を防止する方法としては次の二点が考えら
れる。
(1)ブラケット9の剛性を弱くして該ブラケット9の
変形で製造バラツキを吸収する。
(2)摺動子10,11を軟質としその変形で製造バラツキ
を吸収する。
しかしながら、前者(1)にあっては、ドアガラス4
を全開状態でドアを閉じた場合、ドアガラス4の重量に
よる入力でブラケット9が変形しその開口部がさらに開
いて摺動子10,11とドアガラス4との間にガタが生じ、
また後者(2)にあっては、ドアガラス4の全閉時の支
持剛性が低下してしまうばかりでなく、軟質物では摩擦
係数が高いため、摺動抵抗が高くなってしまうことがあ
り、いずれにしても満足できる方法でない。
本発明はこのような従来の課題に鑑みなされたもの
で、従来通りの強度を有するブラケットに製造バラツキ
があっても、レギュレータハンドルの操作が軽快で、か
つ異音が発生しないようなサッシュレス車のドアガラス
ガイド構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はかかる目的を達成するため、ドアガラスに固
定されたブラケットと、このブラケットに固定されかつ
互いに対向して配置されその間にドアインナパネルに一
側縁が固定されたガイドトラックの他側縁を挟持した一
対の摺動子とよりなるスライダを介して前記ガイドトラ
ックに沿って前記ドアガラスを摺動させるようにしたド
アガラスガイド構造において、前記車室外側の摺動子を
硬質の弾性体で形成し、車室内側の摺動子を軟質の弾性
体で形成するとともに、該車室内側摺動子の表面に低摩
擦材を被着したものである。
〔作用〕
スライダのブラケットに製造バラツキが生じても、軟
質の車室外側摺動子が変形して該製造バラツキを吸収す
る。この場合、軟質の車室外側摺動子の表面には摩擦係
数の低い低摩擦材が被着しているため、ガイドトラック
に対する摺動抵抗が低下する。
また、ドア閉時にあっては、ドアガラスに風圧による
入力がかかるが、この入力も車室内側摺動子により減衰
される。
さらに、ドアガラス全閉時にあっては、該ドアガラス
の下端縁部に力が発生するが、該力は硬質の車室外側摺
動子によって受け止められ、該ドアガラスの支持剛性が
確保される。
〔実施例〕
以下第1図〜第3図を参照して本発明の一実施例を説
明する。
なお、従来例と同一の部品には同一の符号を付す。
本発明の基本構造は従来通りである。
すなわち、ドアガラス4に固定されたブラケット9
と、このブラケット9のプレート7,8に固定されかつ互
いに対向して配置されその間にドアインナパネル1に一
側縁2aが固定されたガイドトラック2の他側縁2bを挟持
した一対の摺動子10,11とよりなるスライダ5を介して
前記ガイドトラック2に沿って前記ドアガラス4を摺動
させるようにしている(第4図および第5図参照)。
本発明はこの基本構造において、前記車室外側の摺動
子10が硬質の弾性体で形成され、かつ前記車室内側の摺
動子11が軟質の弾性体で形成されている。
軟質弾性体で形成された前記車室内側摺動子11の表面
には低摩擦材としてのPTFE(四フッ化エチレン),PFE
(ポリフッ化エチレン)等のシート状のフッ素樹脂12が
被着されている。
このフッ素樹脂12はシート状に限らず、その他、基布
にフッ素樹脂製の糸を植毛したものや直接フッ素樹脂を
コーティングしたものでも良い。
一般に軟質の車室内側摺動子11における基面のプレー
ト8に対する固定は該固定部に強い力が加わらないた
め、接着材で行うが、硬質の車室外側摺動子10における
基面のプレート7に対する固定は該固定部に強い力が加
わるため、プレート7の水平部7aに取付穴7a1,7a2を穿
設し、この取付穴7a1,7a2に摺動子10の基面に突設した
取付ボス10a,10bを圧嵌し、接着材を併用している。
かかる構成につき、ブラケット9に製造バラツキが生
じてプレート7,8の開口部寸法が小さくなった場合で
も、軟質の車室外側摺動子11が変形することにより該製
造バラツキを吸収することができる。この場合、軟質の
摺動子11はその表面に摩擦係数の低いフッ素樹脂12が被
着しているため、ガイドトラック2に対する摺動抵抗が
低下し、したがってレギュレータハンドルの操作が軽快
となり、かつ異音が発生しない訳である。
また、ドア閉時にあっては、ドアガラス4に風圧によ
る入力がかかるが、この入力も車室内側摺動子11により
減衰される。
ところで、第3図に示すように、ドア14のドアウエス
ト開口部にはスタビライザー15,15が設置されているた
め、ドアガラス4が上昇してその上端縁部がウエザスト
リップ16に弾接すると、すなわち、ドアガラス4全閉時
にあっては該ドアガラス4はその上端縁部に入力Pを受
け、スタビライザー15,15を支点に回動しようとしその
下端縁部に前記入力Pと反対方向の力P′が発生する
が、該力P′は硬質の車室外側摺動子10により受け止め
られ、該ドアガラス4の支持剛性が確保されることとな
る。
〔効果〕
以上説明してきたように、本発明によれば、ドアガラ
スに固定されたブラケットと、このブラケットに固定さ
れかつ互いに対向して配置されその間に一側縁がドアイ
ンナパネルに固定されたガイドトラックの他側縁を挟持
した一対の摺動子とよりなるスライダを介して前記ガイ
ドトラックに沿って前記ドアガラスを摺動させるように
したドアガラスガイド構造において、前記車室外側の摺
動子を硬質の弾性体で形成し、車室内側の摺動子を軟質
の弾性体で形成するとともに、該車室内側摺動子の表面
に低摩擦材を被着したため、スライダのブラケットに製
造バラツキがあっても、レギュレータハンドルの操作が
軽快で、かつ異音の発生もないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す第5図相当断面図、第
2図はその分解斜視図、第3図は作用説明図、第4図は
ドアガラスガイド構造を備えたドアの側視説明図、第5
図は従来例を示す第4図のV−V線断面図である。 1……ドアインナパネル、2……ガイドトラック、2a…
…一側縁、2b……他側縁、4……ドアガラス、5……ス
ライダ、9……ブラケット、10……車室外側摺動子、11
……車室内側摺動子、12……フッ素樹脂(低摩擦材)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアガラスに固定されたブラケットと、こ
    のブラケットに固定されかつ互いに対向して配置されそ
    の間にドアインナパネルに一側縁が固定されたガイドト
    ラックの他側縁を挟持した一対の摺動子とよりなるスラ
    イダを介して前記ガイドトラックに沿って前記ドアガラ
    スを摺動させるようにしたドアガラスガイド構造におい
    て、前記車室外側の摺動子を硬質の弾性体で形成し、車
    室内側の摺動子を軟質の弾性体で形成するとともに、該
    車室内側摺動子の表面に低摩擦材を被着したことを特徴
    とするサッシュレス車のドアガラスガイド構造。
JP1270086A 1989-10-16 1989-10-16 サッシュレス車のドアガラスガイド構造 Expired - Fee Related JPH086525B2 (ja)

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JPH03132570A JPH03132570A (ja) 1991-06-05
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JP2604280Y2 (ja) * 1992-06-09 2000-04-24 関東自動車工業株式会社 ドアガラスガイド構造
KR20030018596A (ko) * 2001-08-30 2003-03-06 현대자동차주식회사 프레임리스 도어구조

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