JPH087438Y2 - 家具等における把手付き吸音扉 - Google Patents

家具等における把手付き吸音扉

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JPH087438Y2
JPH087438Y2 JP1990121883U JP12188390U JPH087438Y2 JP H087438 Y2 JPH087438 Y2 JP H087438Y2 JP 1990121883 U JP1990121883 U JP 1990121883U JP 12188390 U JP12188390 U JP 12188390U JP H087438 Y2 JPH087438 Y2 JP H087438Y2
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JP
Japan
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sound absorbing
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door
plate
sound
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JP1990121883U
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JPH0479399U (ja
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清 大西
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Okamura Corp
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Okamura Corp
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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば収納家具その他の家具用等に使用す
るのに適する把手付き吸音扉に関する。
〔従来の技術〕
収納家具等に吸音性を持たせて、音響の反射を押さ
え、静粛化を図った吸音板としては、例えば特開昭63−
271397号公報に見られるように、金属板からなり、かつ
ルーバを有する表板の背面に補強枠を添設し、この補強
枠と表板との間に、吸音材を挾み込んだものが公知であ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記した公知の吸音板は、音響を、ルーバによる開口
部から進入させて、吸音材で吸収させるものである。
しかし、ルーバによる開口部の総面積は、表板の面積
に比してかなり小さいため、吸音材による吸音効果には
限度がある。また、金属製であるルーバ自体、並びにル
ーバを除く表板の平坦部分からの音声の反射のために、
十分な吸音効果を期待することはできない。
また、この種吸音扉で把手を設けたものでは、把手の
取付け剛性が低いため、扉の操作が不確実かつ不安定と
なり易い。
本考案は、上記のような従来の吸音板に比して、格段
にすぐれた吸音性能を有するとともに、表面に金属部が
一切露出しない吸音板からなる、家具等における把手付
き吸音扉を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によると、上記課題は、後板(6a)の前面要所
に、前面が開口する取付枠(10)を固着した、前面が開
口する偏平箱状の保持枠(6)内に、表面を通音性素材
よりなる表面材(5)で覆い、かつ前記取付枠(10)と
対応する部分に凹孔(7)を設けた吸音板(4)を嵌め
込んで接着するとともに、前記取付枠(10)に把手
(8)を嵌合固着したことにより解決される。
〔作用〕
室内の音響は、吸音板の前面全体から、表面材を経て
吸音材に吸収され、効果的な吸音がなされる。
また、扉に不可欠の把手は、保持枠に嵌合固着され
て、保持枠と一体となっているため、吸音板自体が軟質
であって、かつ表面材が布のような剛性の低いものであ
っても、把手に加えた力が逃げることはなく、把手によ
る扉の作動は確実に行われる。
〔実施例〕
第1図は、左に把手なし吸音扉(1)、右に把手付き
吸音扉(2)を備える収納家具(3)を示す。
把手なし吸音扉(1)は、第2図に示すように、イン
シュレーションボード、グラスウール、発泡材等よりな
る吸音板(4)の全周を、通音性を有する布その他の非
金属の表面材(5)で包囲したものを、前面開口する金
属板もしくはプラスチック製の偏平箱状の保持枠(6)
内に嵌め込み、両者の接触部分を、接着剤で接着したも
のである。
把手付き吸音扉(2)は、第3図に示すように、基本
的には第2図に示したものと同様の構成の吸音扉の左側
縁近くの要所に、前方から凹孔(7)を設け、この凹孔
(7)内に把手(8)を取付けたものである。
詳しく述べると、前面が開口する偏平箱状の保持枠
(6)の後板(6a)の前面要所に、前面が開口するとと
もに、両側面要所に上下の係合孔(9)(9)を設けた
取付枠(10)の底板を重合し、この底板と前記後板(6
a)とを、止めねじ(11)等をもって固着し、かつ取付
枠(10)内に把手(8)を嵌合係止してある。
把手(8)は、第4図に示すように、前面開口する縦
長の箱状のもので、前面開口縁に外向フランジ(12)を
設け、両側面における前記係合孔(9)(9)と対応す
る個所に、前方へ向かって外向傾斜する係合突起(13)
(13)を設け、かつ一方の側面における係合突起(13)
(13)の前方に透孔(14)をあけたものである。
把手(8)を取付枠(10)内へ嵌入すると、各係合突
起(13)が取付枠(10)の係合孔(9)へ係合すること
により、把手(8)は抜止め固定される。
保持枠(6)内における把手(8)とその左方空間を
除く部分には、第2図に示したのと同様の、表面を通音
性素材よりなる表面材(5)で覆い、かつ前記取付枠
(10)と対応する部分を凹孔(7)とした吸音板(4)
を嵌め込み、吸音板(4)と保持枠(6)および取付枠
(10)との当接部を、接着剤で接着してある。
なお、前記把手(8)における透孔(14)には、吸音
扉(2)内に公知の要領で設けたラッチ片(15)と一体
をなすつまみ(16)が嵌合する。
〔考案の効果〕
(a)扉に不可欠の把手は、保持枠に嵌合固着されて、
保持枠と一体となっているため、吸音板自体が軟質であ
って、かつ表面材が布のような剛性の低いものであって
も、把手に加えた力が逃げることはなく、把手による扉
の作動は確実に行われる。
(b)把手部を除く表面全体が音声通過可能であるた
め、吸音板の前面に当たる音声は、反射することなく、
吸音板の内部に進入し、その大部分が吸音板により吸収
される。
したがって、本案による吸音扉を備える収納家具等
は、その前面の表面積が大きくても、音声反射率はきわ
めて低く、吸音効果の高いものとなる。
(c)裏面は平滑であるので、これを収納家具等に使用
した場合、扉を開けた状態においても、その内面の体裁
は良い。
(d)通音性を有する布その他の非金属からなる表面材
のために、外観が斬新で、手触りの良い収納家具等を構
成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の把手付き吸音扉を備える収納家具の
斜視図、 第2図は、第1図におけるII−II線拡大横断面図、 第3図は、第1図におけるIII−III線拡大横断面図、 第4図は、把手の斜視図である。 (1)把手なし吸音扉 (2)把手付き吸音扉 (3)収納家具 (4)吸音板 (5)表面材 (6)保持枠 (6a)後板 (7)凹孔 (8)把手 (9)係合孔 (10)取付枠 (11)止めねじ (12)外向フランジ (13)係合突起 (14)透孔 (15)ラッチ片 (16)つまみ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】後板(6a)の前面要所に、前面が開口する
    取付枠(10)を固着した、前面が開口する偏平箱状の保
    持枠(6)内に、表面を通音性素材よりなる表面材
    (5)で覆い、かつ前記取付枠(10)と対応する部分に
    凹孔(7)を設けた吸音板(4)を嵌め込んで接着する
    とともに、前記取付枠(10)に把手(8)を嵌合固着し
    てなる家具等における把手付き吸音扉。
JP1990121883U 1990-11-22 1990-11-22 家具等における把手付き吸音扉 Expired - Lifetime JPH087438Y2 (ja)

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JPH0479399U JPH0479399U (ja) 1992-07-10
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EP1768100A1 (de) * 2005-09-22 2007-03-28 USM Holding AG Einrichtungssystem zur Beeinflussung der Raumakustik
JP5177837B2 (ja) * 2007-06-08 2013-04-10 河村電器産業株式会社 キャビネットラックのパネル構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5426642Y2 (ja) * 1974-08-21 1979-09-03
JPS5712087U (ja) * 1980-06-17 1982-01-21
JPH0535714Y2 (ja) * 1985-07-27 1993-09-09
JPS63271397A (ja) * 1987-04-30 1988-11-09 コクヨ株式会社 吸音壁体

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