JPH063101B2 - 吸音ドア - Google Patents

吸音ドア

Info

Publication number
JPH063101B2
JPH063101B2 JP62191070A JP19107087A JPH063101B2 JP H063101 B2 JPH063101 B2 JP H063101B2 JP 62191070 A JP62191070 A JP 62191070A JP 19107087 A JP19107087 A JP 19107087A JP H063101 B2 JPH063101 B2 JP H063101B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face plate
sound absorbing
absorbing material
sound
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62191070A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6433388A (en
Inventor
信一 金田
祥治 玉置
久鑑 松里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokuyo Co Ltd filed Critical Kokuyo Co Ltd
Priority to JP62191070A priority Critical patent/JPH063101B2/ja
Publication of JPS6433388A publication Critical patent/JPS6433388A/ja
Publication of JPH063101B2 publication Critical patent/JPH063101B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Special Wing (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、オフィス等で使用される吸音ドアに関するも
のである。
[従来の技術] オフィス等で使用されるドアの一種として、周り枠の両
面に板金製の面板を接合させてなるものが知られてい
る。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、この種のドアの面板は、平坦な金属表面によ
り構成されているため、その表面で音を良く反射させる
性質を有している。そのため、話声やいわゆるOA機器
などから発せられる音が減衰し難く、オフィス等の静粛
化を妨げ喧騒を助長するという問題がある。
このような不具合を解消する一方策として、例えば、第
5図に示すように、前記面板aに複数のパンチング孔b
を穿設しておき、それら両面板a間にガラスウールやロ
ックウール等の吸音材cを充填することが考えられる。
ところが、素材を平面的に打抜いただけのパンチング孔
bを設けた面板aの内側に吸音材cをずり落ちないよう
に保持しておくためには、その吸音材cを前記面板aの
内面dに密着させ接着しておく必要がある。そのため、
吸音材cの表面部分が接着剤により硬化したり変質して
吸音効果が減殺され易い。しかも、吸音材cと面板aと
の密着する面積が大きいと、その密着部分で吸音材cの
素材の自由な振動が阻害されるため、素材が本来備えて
いる吸音効果を十分に発揮させるのが難しい。
また、平面的なパンチング孔bは、その開口縁eの切口
fが面板aの外面g側にも位置することになるため、面
板aに触れると怪我をする恐れがある。しかも、このよ
うなものは、面板aを薄板で構成すると前記吸音材cが
面板aを外面gに露骨に表出することになる。そのた
め、吸音材cが汚れたりその一部が外部にはみ出して見
苦しくなるという不具合を招き易い。
本発明は、このような問題点を一挙に解消し、製作が容
易であって、接近して通過する人の衣類等を傷付けるお
それがなく、清掃も円滑に行うことができるとともに、
開閉操作毎に繰り返し加えられる衝撃により内部の吸音
材がずり落ちるのを防音効果を低減させることなく有効
に防止することができる吸音ドアを提供することを目的
としている。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、以上のような目的を達成するために、次のよ
うな構成を採用したものである。
すなわち、本発明に係る吸音ドアは、周り縁の両面に面
板を接合させてなるものであって、各面板の周縁部分と
該周縁部分を除く内側部分とを面一な一体成形品とな
し、それら各面板の内側部分に、開口縁が面板内面側に
突出し且つその開口縁の切口端面外周部分が切口端面内
周部分よりも内方に突き出る形状の立体的な通気孔を多
数個穿設し、表面に布材を添設した吸音材をそれら各通
気口の開口縁に押付けるようにして前記両面板間に挟持
させてなることを特徴とする。
[作用] このような構成のものであれば、面板の前方で音声が発
せられると、その面板に穿設された通気孔から該面板の
内部にその音声が伝播することになり、その部分に配設
した吸音材により吸収される。したがって、前記面板が
オフィス等の空間に面して存在しても、音声がその金属
表面で反復して反射するのを抑制することができ、しつ
ないの騒音レベルを低減させることができる。
特に、このものは内方に突出する各通気孔の開口縁に吸
音材の布材が引掛かるため、吸音材を面板に接着しなく
てもそのずり下がりを防止することが可能である。その
ため、吸音材の表面が接着剤により硬化変質したり、吸
音材の大部分が面板に密着してその吸音効果が減殺され
るようなことがない。しかして、吸音材の布材の引掛か
りがとりわけ確実に行われるのは、通気口を、その開口
縁の切口端面外周部分が切口端面内周部分よりも内方に
突き出した形状にしているためである。すなわち、この
ような構成によれば、最も内方に突き出した切口端面外
周部分に吸音材の布材が明確に屈曲して引っ掛かること
になり、吸音材は切口端面内周部分に邪魔されることな
く通気口内に膨出することになる。そのため、各通気口
に吸音材の布材が掛止された状態となり、吸音材のずり
落ちを効果的に防止することができる。しかも、切口端
面外周部分が切口端面内周側よりも内方に突出する形状
の通気口は、円形孔の開口縁を浅く内部に膨出させるこ
とによって容易に実現することができる。すなわち、1
回のプレス加工によりかかる形状の通気口を成形するこ
とができる。そのため、実施も容易になる。
また、このような通気孔であれば、その開口縁が内方に
突出しているため、その切口の縁が面板の外面に表出す
ることがない。そして、その開口縁の突出端によって、
前記吸音材が内方へ押しやられるため、吸音材が外部に
露骨に表出するのを防止することができる。しかも、こ
のものは面板を一体成形品となし、周縁部分と通気孔を
有する内側部分とを面一に形成している。そして、通気
孔の開口縁は前述のように外面側に突出することがな
い。そのため、面板の表面にドアを開けて通行する人間
の衣類等が摺接することがあっても、衣類等が面板に引
掛かって傷付くようなことがなくなる。また、このよう
なものであれば、布等により面板の表面汚れを拭き取る
ような場合にも、布等の引掛かりがなく、清掃作業を円
滑かつ迅速に行うことができる。さらに、このような面
板であれば、部品点数を少なくすることができ、製作に
要する工数を大幅に低減させることができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図〜第4図を参照して説
明する。
床1と天井2との間に立設した間仕切壁3にドア枠4を
設け、このドア枠4の内側に本発明に係る吸音ドア5を
開閉可能に配設している。
この吸音ドア5は、周り枠6の両面に多数の通気孔7を
有した面板8を接合し、その面板8間に吸音材9を挟持
させてなる。
周り枠6は、断面コ字形の構造材61を、その開口部6
2側を内方に向けて枠状に接合したもので、その両面6
3が平坦な鉛直面をなしている。
面板8は、上下縁に折曲部分81を有した板金製のもの
で、その折曲部分81を前記周り枠6の上下の水平端面
64に接着するとともに、周縁部分82を前記周り枠6
の両面63に接着している。そして、この面板8の周縁
部分82を除く内側部分83に前記通気孔7をプレス加
工により一体的に形成している。すなわち、この面板8
は、図面に明示されているように、周縁部分82と内側
部分83とを面一に構成した一体成形品であり、その内
側部分83に多数の通気孔7が形成されている。通気孔
7は、円形の小孔であり、その開口縁71を面板8の内
面84側に突出させた立体構造をなしている。しかし
て、これら各通気口7は、第4図に示されているよう
に、その開口縁71における切口端面外周部分71aが
切口端面内周部分71bよりも内方に突出するような形
状に形成されている。
吸音材9は、厚手シート状に形成したガラスウールやロ
ックウール等を主体に構成されており、その表面に、布
材たる寒冷紗(粗目の平織布)91を部分接着や縫い合
せ等により添設させている。そして、この吸音材9の厚
み寸法Wは、前記両面板8における通気孔7の開口縁7
1の突出端71a同士の離間距離Lよりも若干大きく設
定してある。しかして、この寒冷紗91に包まれた吸音
材9と前記各面板8とは接着されていない。
なお、51はこの吸音ドア5を前記ドア枠4に蝶着する
ヒンジであり、52は取手である。
このような構成のものであれば、前記面板8の前方で音
声が発せられると、その面板8に形成された各通気孔7
から該面板8の内部にその音声が伝播することになり、
その部分に配設した吸音材9により吸収されて熱エネル
ギに変換される。したがって、前記面板8がオフィス等
の空間に面して存在しても、音声がその金属表面で反復
して反射するのを抑制することができ、室内の騒音レベ
ルを無理なく有効に低減させることができる。
しかも、このようなものであれば、面板8の内面84側
に突出する各通気孔7の開口縁71の切口端面外周部分
71aに、吸音材9の表面に添設した寒冷紗91が引掛
かる。そのため、面板8と吸音材9とを接着剤等により
接着していないにも拘らず、吸音材9が下方にずり下が
ることがない。すなわち、このような構成によれば、最
も内方に突き出した切口端面外周部分71aに吸音材9
の寒冷紗91が明確に屈曲して掛止されることになり、
吸音材9は切口端面内周部分71bに邪魔されることな
く通気口7内に膨出することになる。そのため、各通気
口7に吸音材9が無理なく膨出した状態でそれぞれ適度
に侵入することになり、吸音材9のずり落ちを効果的に
防止することができる。しかも、切口端面外周部分71
aが切口端面内周部分71bよりも内方に突出する形状
の通気口7は、円形孔の開口縁を浅く内部に膨出させる
ことによって容易に実現することができる。すなわち、
1回のプレス加工によりかかる形状の通気口7を成形す
ることができる。そのため、実施も容易になる。
しかして、前述したように吸音材を接着剤を用いて面板
に接着すると、吸音材の表面が硬化したり変質して十分
な吸音効果を得ることが難しくなるが、前記のように吸
音材9を面板8に接着する必要がないと、かかる不具合
を招くことがなく、組立作業の簡略化を図ることができ
るだけでなく、吸音性能を向上させることができるとい
う優れた効果が得られる。そして、これらの通気孔7
は、立体的に構成されているため、吸音材9と面板8と
が密着する面積を極めて小さくすることが可能となる。
そのため、吸音材9の圧迫される領域が少なくなり、こ
の点からも吸音性能が向上を期することができる。
また、このような通気孔7であれば、その開口縁71が
内方に突出しているため、その切口端面内周部分71b
や切口端面外周部分71aが面板8の外面85に表出す
ることがない。すなわち、通気孔7の外部表出側には、
板金素材を彎曲させたアール部71cが形成されること
になる。そのため、面板8の外面85に触れても、鋭い
切口に触れて怪我をするというような不都合は生じな
い。しかして、このようなものであれば、面板8の表面
にドアを開けて通行する人間の衣類等が摺接することが
あっても、衣類等が面板8に引掛かって傷付くようなこ
ともなくなるものであり、また、布等により面板8の表
面汚れを拭き取るような場合にも、布等の引掛かりがな
く、清掃作業を円滑かつ迅速に行うことができる。そし
て、その開口縁71の切口端面外周部分71aによっ
て、前記吸音材9が内方へ押しやられるため、該吸音材
9が外部に露骨に表出するのを防止することができる。
そのため、深みのある外観を呈することになり、見栄え
をすこぶる良好なものにすることが可能となる。
なお、通気孔の開口形状は、円形に限らず、多角形状の
もの等であってもよい。
[発明の効果] 本発明は、以上のような構成であるから、オフィスその
他の空間に面する面板に通気孔を設けることにより、そ
の空間で発せられる音声を効果的に吸収することが可能
となり、空間内の騒音レベルを無理なく有効に低減させ
ることができるという効果が得られる。特に、吸音材を
接着剤を使用することなしに面板間にずり下がり不能に
挾持するようにしているので、製作の簡略化を図ること
ができるとともに、吸音材の性能を最大限に発揮させて
高い吸音効果を得ることができる。
また、通気孔を立体的なものにすることにより、鋭い切
口が外部に位置するのを防止して安全性を高めることが
できるとともに、吸音材が露骨に表出するのを抑制して
見栄えを良好なものにすることができるという効果も得
られる。すなわち、本発明によれば、面一な面板の表面
に鋭い切口が表出したり突出することがなくなるので、
ドアを開けて通過する人間の肌を傷付けたり、衣類を引
掛けて損傷を与えるような不具合を確実に防止すること
ができる。また、このようなものであれば、布等により
面板の表面汚れを拭き取るような場合にも、布等の引掛
かりがなく、清掃作業を円滑かる迅速に行うことができ
る。ドアは、その表面に人間が触れながら通過する機会
が多いものであるため、清潔な状態に維持しておくこと
が要請されるものであり、清掃作業の効率化を図り得る
点も大きな効果である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示し、第1図は正
面図、第2図は第1図におけるA−A線に沿う拡大断面
図、第3図は第1図におけるB−B線に沿う拡大断面
図、第4図は第2図におけるC部を示す拡大断面図であ
る。第5図は従来例を示す第4図相当の拡大断面図であ
る。 5…吸音ドア、7…通気孔 8…面板、9…吸音材 71…開口縁 71a…切口端面外周部分 71b…切口端面内周部分 82…周縁部分、83…内側部分 91…布材(寒冷紗)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周り縁の両面に面板を接合させてなるドア
    であって、各面板の周縁部分と該周縁部分を除く内側部
    分とを面一な一体成形品となし、それら各面板の内側部
    分に、開口縁が面板内面側に突出し且つその開口縁の切
    口端面外周部分が切口端面内周部分よりも内方に突き出
    る形状の立体的な通気孔を多数個穿設し、表面に布材を
    添設した吸音材を、それら各通気口の開口縁に押付ける
    ようにして前記両面板間に挾持させてなることを特徴と
    する吸音ドア。
JP62191070A 1987-07-30 1987-07-30 吸音ドア Expired - Fee Related JPH063101B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62191070A JPH063101B2 (ja) 1987-07-30 1987-07-30 吸音ドア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62191070A JPH063101B2 (ja) 1987-07-30 1987-07-30 吸音ドア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6433388A JPS6433388A (en) 1989-02-03
JPH063101B2 true JPH063101B2 (ja) 1994-01-12

Family

ID=16268370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62191070A Expired - Fee Related JPH063101B2 (ja) 1987-07-30 1987-07-30 吸音ドア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH063101B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103201789B (zh) * 2010-11-09 2015-11-25 加州理工学院 声抑制系统及相关方法
CN111535723A (zh) * 2020-04-23 2020-08-14 徐丽丽 一种共振消音窗

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51109909U (ja) * 1975-03-04 1976-09-04
JPS5211375U (ja) * 1975-06-20 1977-01-26
JPS5336815U (ja) * 1976-09-06 1978-03-31

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6433388A (en) 1989-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0694698B2 (ja) パネルとその製造方法及び壁または天井構造
JPH063101B2 (ja) 吸音ドア
JP3629417B2 (ja) 遮音壁
JP3824595B2 (ja) 遮音壁パネル
JP3629416B2 (ja) 遮音壁パネル
JP2647628B2 (ja) 外壁パネルおよびその施工構造
JP3103516B2 (ja) 内装用吸音部材
JPH087438Y2 (ja) 家具等における把手付き吸音扉
JPH0750983Y2 (ja) 収納家具
JPH063100B2 (ja) 吸音ドア
JP5919058B2 (ja) 制振部材を備えたシャッターケース
JPH0433294Y2 (ja)
JPH0644964Y2 (ja) ロ−パ−テイシヨン
JPH0426565Y2 (ja)
KR200412515Y1 (ko) 방음문 설치구조
CN213539456U (zh) 一种具有隔音效果的吊顶铝扣板
JP3399427B2 (ja) 遮音カバー
KR200316758Y1 (ko) 흡음판을 고정하는 고정장치가 구비된 지붕판넬
CN210032174U (zh) 一种吸声降噪装置
JPH0620705Y2 (ja) 内装材の取付構造
JPS6127368Y2 (ja)
JPH10317595A (ja) 屋根構造及び該屋根構造に用いる制振折板屋根カバー
JP3003409U (ja) 防音断熱材
JP2565167Y2 (ja) 二重床の端部仕舞構造
JPH0128560Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees