JP3003409U - 防音断熱材 - Google Patents

防音断熱材

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JP3003409U
JP3003409U JP1994005475U JP547594U JP3003409U JP 3003409 U JP3003409 U JP 3003409U JP 1994005475 U JP1994005475 U JP 1994005475U JP 547594 U JP547594 U JP 547594U JP 3003409 U JP3003409 U JP 3003409U
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喬 矢内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、断熱防音の内設作業を迅速かつ容
易に行うことができる防音断熱材を提供するものであ
る。 【構成】 防音断熱材(10)の断熱材としての断熱マ
ット体(12)はロックウール等の適宜断熱材料で直方
体形状に形成されている。この断熱マット体(12)の
室内側にはポリプロピレンで形成された薄いフィルムシ
ート体(14)が接着されて一体になっている。前記フ
ィルムシート体(14)の縁部は前記断熱マット体(1
2)の両側外縁より突出して耳部(16)を構成してい
る。この耳部(16)の室内側には帯状のゴム体(1
8)が接着されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、家屋の壁、天井、床等に内設される防音断熱材に関する。
【0002】
【従来の技術】
家屋を建築する場合に壁、天井、床等に断熱防音の内設作業を施す場合がある 。 例えば、壁に断熱防音作業を施す場合は壁の柱と柱の間に断熱材を配設し、断 熱材をホチキスに似たタッカーを用いて柱に止着して前記断熱材を固着してから 室内側に別途に用意した遮音シートを張り付けている。 このため、従来、断熱遮音の内設作業を行う場合は上述のように工程数が多く なるため、断熱遮音の内設作業を行う場合は作業が煩雑で作業効率がよくないと いう不具合がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記不具合を解消すべく考案されたものであり、断熱防音の内設作 業を迅速かつ容易に行うことができる防音断熱材を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、断熱材と、この断熱材の室内側に接着されるフィルム シート体と、このフィルムシート体の縁部が前記断熱材の周囲に突出したことに より形成された耳部と、この耳部の室内側又は室外側の一方に取り付けられたゴ ム体と、を有したことを特徴としている。 請求項2記載の考案は、この断熱材の室内側に接着される遮音シート体と、こ の遮音シート体の縁部が前記断熱材の周囲に突出したことにより形成された耳部 と、この耳部の室内側又は室外側の一方に塗布された接着剤と、この接着剤の上 に張り付けられた剥離シートと、を有したことを特徴としている。 請求項3記載の考案は、断熱材と、この断熱材の室内側に接着される遮音シー ト体と、この遮音シート体の縁部が前記断熱材の周囲に突出したことにより形成 された耳部と、この耳部の室内側又は室外側の一方に塗布された接着剤と、この 接着剤の上に張り付けられた剥離シートと、この遮音シート体の室内側面又は断 熱材の室外側面の少なくとも一方に記載された切断ガイド線と、を有したことを 特徴としている。
【0005】
【作用】
請求項1の考案は、防音断熱材を床に内設した場合に耳部が根太に載置される ので落下することがなく、また耳部に設けられたゴム体が振動を吸収して床鳴り を防止できる。 請求項2の考案は、防音断熱材の耳部には接着剤が塗布されているので剥離シ ールを剥すだけで防音断熱材を取付部に止着でき、作業効率を一段と向上させる ことができる。 請求項3の考案は、防音断熱材の断熱材又は遮音シート体の少なくとも一方に 切断ガイド線が予め記載されているので切断ガイド線に沿って切断あるいは切込 を形成することができ、防音断熱材を取付部の形状に合わせて迅速かつ容易に取 り付けることができる。
【0006】
【第1実施例】 図1乃至図4には本考案に係る請求項1の係る防音断熱材の一実施例が示され ている。なお、図中矢印方向は室内側方向を示す。 図1及び図2に示すように、防音断熱材(10)の断熱材としての断熱マット 体(12)はロックウール等の適宜断熱材料で直方体形状に形成されている。こ の断熱マット体(12)の室内側にはポリプロピレンで形成された薄いフィルム シート体(14)が接着されて一体になっている。 前記フィルムシート体(14)の縁部は前記断熱マット体(12)の両側外縁 より突出して耳部(16)を構成している。この耳部(16)の室内側には帯状 のゴム体(18)が接着されている。
【0007】 次に、第1実施例の作用について説明する。 例えば、防音断熱材(10)を床に内設する場合は、図3及び図4に示すよう に防音断熱材(10)の耳部(16)及びゴム体(18)は根太(A)の上面に 載置されるので防音断熱材(10)が落下することがなく、また、防音断熱材( 10)が中間部で下方に弛んだりすることを防止できる。また、大引(B)に載 置させなくても防音断熱材(10)を配設できる。 しかも、防音断熱材(10)の耳部(16)にはゴム体(18)が接着されて いるため床をフロリーング仕上げにするため防音断熱材(10)の上に木板(C )を配設するようにしても木板(C)と根太(A)との間にはゴム体(18)が 介在する。このため、人が歩くことにより木板(C)と根太(A)が当接して生 じる振動をゴム体(18)が吸収するので、階下に床鳴りが伝わるのを防止でき る。 なお、実施例では前記耳部(16)の室内側に帯状のゴム体(18)を接着し たが、ゴム体(18)は耳部(16)の室外側に設けてもよい。 また、実施例ではフィルムシート体(14)をポリプロピレンで形成したが、 これに限定されるものではなく、他の合成樹脂材等で形成してもよい。
【0008】
【第2実施例】 図5乃至図8には本考案に係る請求項2に係る防音断熱材の一実施例が示され ている。なお、第1実施例と同一の構成は同一の符号を用いてその説明を省略す る。 図5に示すように、断熱マット体(12)の室内側にはゴムシートで形成され た遮音シート体(32)が接着されている。この遮音シート体(32)の縁部は 前記断熱マット体(12)の周囲に突出して耳部(34)が形成されている。 前記防音断熱材(30)の長手方向両側の耳部(34)の室外側には接着剤( 36)が帯状に塗布されている。この接着剤(36)の上には剥離シール(38 )が張り付けられており、不用意に前記接着剤(36)が付かないようになって いる。
【0009】 次に、第2実施例の作用について説明する。 例えば、図6及び図7に示すように防音断熱材(30)を壁に内設する場合は 、柱(D)と柱(D)の間に遮音シート体(32)が室内側になるように防音断 熱材(30)を置く。 そして、防音断熱材(30)の耳部(34)の剥離シール(38)を剥して耳 部(34)を柱(D)に押し付ければ耳部(34)に塗布されている接着剤(3 6)が柱(D)に接着して耳部(34)を柱(D)に止着でき、防音断熱材(3 0)を柱(D)と柱(D)との間に固着できる。 従って、従来のように別途に遮音シートを用意して張り付ける必要がないと共 にタッカー等を用いて断熱材や遮音シートを柱に固着する必要がないので作業の 効率化を一段と向上させることができる。 また、例えば、図8に示すように天井に防音断熱材(30)を内設する場合は 防音断熱材(30)の耳部(34)の剥離シール(38)を剥して耳部(34) を野縁(E)の下面に押し付けるだけで、防音断熱材(30)を野縁(E)と野 縁(E)との間に固着できる。従って、天井に断熱遮音の内設作業を施す場合も 従来のように上を向いて片手で重い遮音シートを押え、片手でタッカーを持って 遮音シートを止着するような技術を要する作業を行わなくても簡単かつ迅速に防 音断熱材(30)を天井に内設できる。 なお、防音断熱材(30)の耳部(34)には帯状に接着剤(36)が塗布さ れて接着剤(36)により柱(D)や野縁(E)等に密着するので気密性が高ま り断熱,遮音は勿論湿気もシャットアウトすることができる。
【0010】
【第3実施例】 図9乃至図12には本考案に係る請求項3に係る防音断熱材の一実施例が示さ れている。なお、第1実施例及び第2実施例と同一の構成は同一の符号を用いて その説明を省略する。 図9及び図10に示すように、防音断熱材(40)の断熱マット体(12)及 び遮音シート体(32)には防音断熱材(40)の上縁又は下縁と水平方向に切 断ガイド線(42A)が、交差方向に切断ガイド線(42B)が共に複数印刷さ れている。なお、図9及び図10には遮音シート体(32)に切断ガイド線(4 2A),(42B)を印刷した状態を示す。
【0011】 次に、第3実施例の作用について説明する。 図10に示すように、例えば防音断熱材(40)を壁に内設する場合において 、柱(D)と柱(D)の間に補強部材としての筋違(F)が斜めに設けられてい る場合は、筋違(F)が邪魔になって図9に示す形状の防音断熱材(40)を配 設できないため防音断熱材(40)を切断する必要がある。そこで、斜めの切断 ガイド線(42B)に沿って防音断熱材(40)を切断すれば感に頼る必要がな く、また、経験の浅い作業者でも取付形状に合わせて切断することができる。 なお、防音断熱材(40)を水平に切断する場合は切断ガイド線(42A)に 沿って切断すればよい。 また、前記防音断熱材(40)を天井に内設する場合において、図11に示す ような格子天井においては野縁(E)と野縁受(G)が交差するため野縁(E) と野縁(E)の間に防音断熱材(40)を配設する場合に野縁受(G)が邪魔に なり、防音断熱材(40)を配置すると防音断熱材(40)の野縁受(G)に対 応する部分は室内側に膨らむ。従って、このような場合は邪魔になる野縁受(G )に対応する部分の断熱マット体(12)に記載されている切断ガイド線(42 A)(場合によっては切断ガイド線(42B))に沿って断熱マット体(12) に切込(44)を入れ、防音断熱材(40)を野縁受(G)方向に押し付ければ 野縁受(G)は図12に示すように断熱マット体(12)内部に侵入するので野 縁受(G)に対応する防音断熱材(40)の部分が室内側に膨らむことを防止で きる。 なお、第3実施例では断熱マット体(12)及び遮音シート体(32)の両方 に切断ガイド線(42A),(42B)を印刷したが、断熱マット体(12)又 は遮音シート体(32)の一方に切断ガイド線(42A),(42B)を印刷す るようにしてもよい。 また、他の作用は第2実施例と同じであるので説明を省略する。
【0012】
【考案の効果】
請求項1に係る防音断熱材は、床に内設した場合に耳部が落下を防止すると共 にゴム体が振動を吸収するので床鳴りを防止できるという効果を有する。 また、請求項2に係る防音断熱材は、剥離シールを剥すだけで防音断熱材を固 着できるので作業効率を一段と向上できるという優れた効果を有する。 更に、請求項3に係る防音断熱材は、切断する場合に切断ガイド線に沿って切 断できるので取付形状に合わせて迅速かつ容易に防音断熱材を切断あるいは切込 を形成できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の防音断熱材の断面図である。
【図2】第1実施例の防音断熱材の全体斜視図である。
【図3】第1実施例の防音断熱材を床に内設した状態の
一部切欠斜視図である。
【図4】第1実施例の防音断熱材を床に内設した状態の
断面図である。
【図5】第2実施例の防音断熱材の全体斜視図である。
【図6】第2実施例の防音断熱材を壁に内設した状態の
断面図である。
【図7】第2実施例の防音断熱材を壁に内設した状態の
一部切欠斜視図である。
【図8】第2実施例の防音断熱材を天井に内設した状態
の一部切欠斜視図である。
【図9】第3実施例の防音断熱材の正面図である。
【図10】第3実施例の防音断熱材を壁に内設した状態
の正面図である。
【図11】第3実施例の防音断熱材を内設する格子天井
の斜視図である。
【図12】第3実施例の防音断熱材を天井に内設した状
態の断面図である。
【符号の説明】
(10)・・・防音断熱材 (12)・・・断熱マット体 (14)・・・遮音シート体 (16)・・・耳部 (18)・・・ゴム体 (30)・・・防音断熱材 (32)・・・遮音シート体 (34)・・・耳部 (36)・・・接着剤 (38)・・・剥離シール (40)・・・防音断熱材 (42A)・・切断ガイド線 (42B)・・切断ガイド線

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱材と、この断熱材の室内側に接着さ
    れるフィルムシート体と、このフィルムシート体の縁部
    が前記断熱材の周囲に突出したことにより形成された耳
    部と、この耳部の室内側又は室外側の一方に取り付けら
    れたゴム体と、を有したことを特徴とする防音断熱材。
  2. 【請求項2】 断熱材と、この断熱材の室内側に接着さ
    れる遮音シート体と、この遮音シート体の縁部が前記断
    熱材の周囲に突出したことにより形成された耳部と、こ
    の耳部の室内側又は室外側の一方に塗布された接着剤
    と、この接着剤の上に張り付けられた剥離シートと、を
    有したことを特徴とする防音断熱材。
  3. 【請求項3】 断熱材と、この断熱材の室内側に接着さ
    れる遮音シート体と、この遮音シート体の縁部が前記断
    熱材の周囲に突出したことにより形成された耳部と、こ
    の耳部の室内側又は室外側の一方に塗布された接着剤
    と、この接着剤の上に張り付けられた剥離シートと、こ
    の遮音シート体の室内側面又は断熱材の室外側面の少な
    くとも一方に記載された切断ガイド線と、を有したこと
    を特徴とする防音断熱材。
JP1994005475U 1994-04-21 1994-04-21 防音断熱材 Expired - Lifetime JP3003409U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010281168A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Daiwa House Industry Co Ltd 断熱床パネルの構造

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