JPH08300316A - コルク床材 - Google Patents
コルク床材Info
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- JPH08300316A JPH08300316A JP7137285A JP13728595A JPH08300316A JP H08300316 A JPH08300316 A JP H08300316A JP 7137285 A JP7137285 A JP 7137285A JP 13728595 A JP13728595 A JP 13728595A JP H08300316 A JPH08300316 A JP H08300316A
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- floor
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Abstract
(57)【要約】
建装材として用いる床材に関し、板状に圧搾形成した複
数のコルク材と合板とを積層一体化形成したコルク床材
であり、防音性と施工性を向上させる。 【構成】 合板等の基板を挟み、上面側には高密度に圧
搾形成されたコルク板を貼着せしめると共に、下面側に
は低密度に圧搾形成されたコルク板を貼着せしめて一体
化しコルク床材を形成する。これにより広い周波数範囲
の音の遮断が可能となり、また断熱性も良好で歩行感に
優れるものとなった。
数のコルク材と合板とを積層一体化形成したコルク床材
であり、防音性と施工性を向上させる。 【構成】 合板等の基板を挟み、上面側には高密度に圧
搾形成されたコルク板を貼着せしめると共に、下面側に
は低密度に圧搾形成されたコルク板を貼着せしめて一体
化しコルク床材を形成する。これにより広い周波数範囲
の音の遮断が可能となり、また断熱性も良好で歩行感に
優れるものとなった。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅等の建装材として
用いる床材に関しており、具体的には板状に圧搾形成し
たコルク材と合板とを積層形成したコルク床材に関す
る。
用いる床材に関しており、具体的には板状に圧搾形成し
たコルク材と合板とを積層形成したコルク床材に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、住宅等の建屋の床面においては、
コンクリート面あるいは根太等を介して１２ｍｍ〜１５
ｍｍ厚みの捨て合板を床スペース全面に敷着し、その上
面に薄いフローリングを設置するか、あるいは直接コン
クリート面または捨て合板の上面へ絨毯、カーペット、
ニードルパンチ等の繊維床材を敷設する床構造などが一
般的に用いられており、低価格で施工性の良好な床構造
となっている。また、近年では良好な踏歩性と保温性を
求めてタイル状に形成されたコルク薄材を接着剤を介し
て敷き詰めた高級床材も開発され実用に付されている。
コンクリート面あるいは根太等を介して１２ｍｍ〜１５
ｍｍ厚みの捨て合板を床スペース全面に敷着し、その上
面に薄いフローリングを設置するか、あるいは直接コン
クリート面または捨て合板の上面へ絨毯、カーペット、
ニードルパンチ等の繊維床材を敷設する床構造などが一
般的に用いられており、低価格で施工性の良好な床構造
となっている。また、近年では良好な踏歩性と保温性を
求めてタイル状に形成されたコルク薄材を接着剤を介し
て敷き詰めた高級床材も開発され実用に付されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記床
材はいずれも様々な解決されなければならない欠点を有
している。すなわち、前記した捨て合板を用いた多階の
木質建屋では、階下へ歩行音あるいは生活音などが薄い
フローリングを通して簡単に伝わり甚だ好ましくない。
また、いくらか防音性を有する絨毯、カーペット、ニー
ドルパンチ等の繊維床材を敷設した床構造では防音性は
向上するが、吸湿して小害虫の温床となり易い欠点を持
ち、昨今では衛生的観点から敬遠される傾向にある。ま
た、前記のコルク薄材を接着剤を介してタイル状に敷き
詰めた高級床材は発生音も低く防音性も良好であるが、
コルク薄材は軟質な気胞材であるから接着剤あるいは溶
剤等によって寸法変化を起こし易く、施工後に付上げあ
るいは隙間などの不具合を発生させる恐れがある。
材はいずれも様々な解決されなければならない欠点を有
している。すなわち、前記した捨て合板を用いた多階の
木質建屋では、階下へ歩行音あるいは生活音などが薄い
フローリングを通して簡単に伝わり甚だ好ましくない。
また、いくらか防音性を有する絨毯、カーペット、ニー
ドルパンチ等の繊維床材を敷設した床構造では防音性は
向上するが、吸湿して小害虫の温床となり易い欠点を持
ち、昨今では衛生的観点から敬遠される傾向にある。ま
た、前記のコルク薄材を接着剤を介してタイル状に敷き
詰めた高級床材は発生音も低く防音性も良好であるが、
コルク薄材は軟質な気胞材であるから接着剤あるいは溶
剤等によって寸法変化を起こし易く、施工後に付上げあ
るいは隙間などの不具合を発生させる恐れがある。
【０００４】本発明はこのような欠点に鑑み、コルク本
来の優れた特性を最大限に引き出し、外的影響に強く、
防音性の高い、施工性の良好なコルク床材を提供するこ
とを目的としている。
来の優れた特性を最大限に引き出し、外的影響に強く、
防音性の高い、施工性の良好なコルク床材を提供するこ
とを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、図面を参照し
つつ説明すると、図１に示すように、建築物に用いる床
材であって、天然コルク樹皮の粉砕物であるコルク粒が
強圧力によって圧搾成形された高密度コルク板材を表面
床材（１）とし、コルク粒が弱圧力で圧搾成形された低
密度コルク板材を下地床材（２）として、合板あるいは
合成樹脂板でなる基板（３）を前記表面床材（１）と下
地床材（２）の中間に配置せしめ、接着剤を用いてこれ
らを貼着し一体化形成したことを特徴としている。
つつ説明すると、図１に示すように、建築物に用いる床
材であって、天然コルク樹皮の粉砕物であるコルク粒が
強圧力によって圧搾成形された高密度コルク板材を表面
床材（１）とし、コルク粒が弱圧力で圧搾成形された低
密度コルク板材を下地床材（２）として、合板あるいは
合成樹脂板でなる基板（３）を前記表面床材（１）と下
地床材（２）の中間に配置せしめ、接着剤を用いてこれ
らを貼着し一体化形成したことを特徴としている。
【０００６】
【作用】本発明は、上記した構造によりコルク材の機能
を余すところなく引き出し、良好な施工性を得て防音性
に有効な床材となったものである。すなわち、前記のコ
ルク粒を高密度あるいは低密度に形成するには、型内に
多量あるいは少量コルク粒を充填し、これに強い圧力ま
たは弱い圧力を加えて圧搾形成するか、あるいはロール
など圧延機を用いて高密度及び低密度の表面床材（１）
と下地床材（２）を圧搾形成する。一方、中心材となる
基板（３）は単板を複数枚重ねて接着形成した合板ある
いは合成樹脂材単体または合成樹脂を浸透させて形成し
て基板（３）を形成し、これらを例えばフェノール樹脂
系接着剤あるいはユリア樹脂系接着剤など用いて接着一
体化せしめる。
を余すところなく引き出し、良好な施工性を得て防音性
に有効な床材となったものである。すなわち、前記のコ
ルク粒を高密度あるいは低密度に形成するには、型内に
多量あるいは少量コルク粒を充填し、これに強い圧力ま
たは弱い圧力を加えて圧搾形成するか、あるいはロール
など圧延機を用いて高密度及び低密度の表面床材（１）
と下地床材（２）を圧搾形成する。一方、中心材となる
基板（３）は単板を複数枚重ねて接着形成した合板ある
いは合成樹脂材単体または合成樹脂を浸透させて形成し
て基板（３）を形成し、これらを例えばフェノール樹脂
系接着剤あるいはユリア樹脂系接着剤など用いて接着一
体化せしめる。
【０００７】
【実施例】本発明を実施するに、前記のように一体化形
成されたコルク床材を施工する実施例を示すと、図２に
示すように根太（４）上にコンクリートパネル（５）及
び捨て合板（６）が敷設されたその表面に前記コルク床
材を貼着し必要なら接着剤あるいは釘などで固着して床
面を完成する。次に、床面のリフォーム等に最適なコン
クリートスラブ（７）へ直接直貼りする施工方法として
は、図３に示すように、前記コルク床材をそのままかあ
るいは下地床材（２）面との間に接着剤を塗布して敷設
せしめる。この施工方法ではコンクリートスラブ（７）
の凹凸に対して低密度に形成してある下地床材（２）の
粗状態のコルク粒が該凹凸の一つ一つを吸収せしめ完璧
な納まりを見せフラットで良好な歩行感を得さしめる。
成されたコルク床材を施工する実施例を示すと、図２に
示すように根太（４）上にコンクリートパネル（５）及
び捨て合板（６）が敷設されたその表面に前記コルク床
材を貼着し必要なら接着剤あるいは釘などで固着して床
面を完成する。次に、床面のリフォーム等に最適なコン
クリートスラブ（７）へ直接直貼りする施工方法として
は、図３に示すように、前記コルク床材をそのままかあ
るいは下地床材（２）面との間に接着剤を塗布して敷設
せしめる。この施工方法ではコンクリートスラブ（７）
の凹凸に対して低密度に形成してある下地床材（２）の
粗状態のコルク粒が該凹凸の一つ一つを吸収せしめ完璧
な納まりを見せフラットで良好な歩行感を得さしめる。
【０００８】このとき、前記表面床材（１）と基板
（３）と下地床材（２）からなるコルク床材の基板
（３）の側面へ互いが係合可能なさねはぎ加工（３１）
を施せば施工後に該さねはぎ加工（３１）部分ががっち
り係合して該コルク床材が一体的な構造材となり、ズ
レ、隙間のない強固な床面を提供するまた、日焼けある
いは色褪せ等を懸念する場合は、表面床材に退色防止作
用をなす耐候性塗料（８）を塗布することでその恐れを
払拭する。
（３）と下地床材（２）からなるコルク床材の基板
（３）の側面へ互いが係合可能なさねはぎ加工（３１）
を施せば施工後に該さねはぎ加工（３１）部分ががっち
り係合して該コルク床材が一体的な構造材となり、ズ
レ、隙間のない強固な床面を提供するまた、日焼けある
いは色褪せ等を懸念する場合は、表面床材に退色防止作
用をなす耐候性塗料（８）を塗布することでその恐れを
払拭する。
【０００９】以下に一つの実施例として現在施工されて
いるコルク床材の実寸法を示す。（なお、この寸法、値
は本発明を限定するものでない。） 全寸法 ：９．５ｍｍｔ＊１８５ｍｍ＊９００ｍｍ 表面床材厚み ：１．５ｍｍ 合板厚み ：６．０ｍｍ 下地床材厚み ：２．０ｍｍ 表面床材の密度：０．３５±０．０３ 下地床材の密度：０．２４±０．０３
いるコルク床材の実寸法を示す。（なお、この寸法、値
は本発明を限定するものでない。） 全寸法 ：９．５ｍｍｔ＊１８５ｍｍ＊９００ｍｍ 表面床材厚み ：１．５ｍｍ 合板厚み ：６．０ｍｍ 下地床材厚み ：２．０ｍｍ 表面床材の密度：０．３５±０．０３ 下地床材の密度：０．２４±０．０３
【００１０】
【発明の効果】上記のような構成によって、以下に示す
優れた効果が得られる。本発明のコルク床材では、充分
な厚みを有する基板（３）の両面に高・低密度のコルク
材を設けたので広い周波数範囲の音の遮断が可能となり
特に軽量音（Ｌ−６０）に対して有効な防音効果を発揮
する。さらに、コルク材を他用して有るので断熱保温効
果が高く、歩行感にも優れたものとなる。また、軽量で
持ち運び性に優れ施工性の良好な利点をも有する。
優れた効果が得られる。本発明のコルク床材では、充分
な厚みを有する基板（３）の両面に高・低密度のコルク
材を設けたので広い周波数範囲の音の遮断が可能となり
特に軽量音（Ｌ−６０）に対して有効な防音効果を発揮
する。さらに、コルク材を他用して有るので断熱保温効
果が高く、歩行感にも優れたものとなる。また、軽量で
持ち運び性に優れ施工性の良好な利点をも有する。
【図１】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図２】本発明の別の実施例を示す断面図である。
【図３】本発明の他の実施例を示す断面図である。
１ 表面床材 ２ 下地床材 ３ 基板 ３１ さねはぎ加工 ４ 根太 ５ コンクリートパネル ６ 捨て合板 ７ コンクリートスラブ ８ 耐候性塗料
Claims (3)
- 【請求項１】 コルク粒を強圧搾することによって成形
された高密度コルク板材を表面床材とし、コルク粒を弱
圧搾することで成形した低密度コルク板材を下地床材と
して、合板あるいは合成樹脂板でなる基板を前記表面床
材と下地床材の中間に配置せしめ、接着剤を用いてこれ
らを貼着し一体化形成したことを特徴とするコルク床
材。 - 【請求項２】 前記表面床材と基板と下地床材からなる
コルク床材の表面床材に耐候性塗料を塗布することを特
徴とした請求項１のコルク床材。 - 【請求項３】 前記表面床材と基板と下地床材からなる
コルク床材の基板の側面へ互いが係合可能なさねはぎ加
工を施したことを特徴とする請求項１ないし２のコルク
床材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13728595A JP3430349B2 (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | コルク床材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13728595A JP3430349B2 (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | コルク床材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08300316A true JPH08300316A (ja) | 1996-11-19 |
| JP3430349B2 JP3430349B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=15195117
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13728595A Expired - Fee Related JP3430349B2 (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | コルク床材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3430349B2 (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1083756C (zh) * | 1998-08-26 | 2002-05-01 | 松下电工股份有限公司 | 地板材料 |
| JP2005522605A (ja) * | 2002-04-08 | 2005-07-28 | ベーリンゲ、イノベイション、アクチボラグ | フローリング用フロアボード |
| KR100877198B1 (ko) * | 2007-02-26 | 2009-01-09 | 덕양산업 주식회사 | 콜크를 이용한 경량성 흡차음 댐핑 발포 시트 및 제조방법 |
| JP2009154295A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Uchiyama Manufacturing Corp | コルク床材 |
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| JP2016188566A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-11-04 | 大日本印刷株式会社 | コルク材を用いた化粧材 |
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| US9975267B2 (en) | 2013-08-27 | 2018-05-22 | Valinge Innovation Ab | Method for producing a lamella core |
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| JPS63161703U (ja) * | 1987-04-06 | 1988-10-21 | ||
| JPH0471204U (ja) * | 1990-10-30 | 1992-06-24 | ||
| JPH04107002U (ja) * | 1991-02-28 | 1992-09-16 | 松下電工株式会社 | 建築材 |
-
1995
- 1995-05-10 JP JP13728595A patent/JP3430349B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JP3430349B2 (ja) | 2003-07-28 |
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