JPH1162204A - 遮音性床下地板及び遮音床構造 - Google Patents

遮音性床下地板及び遮音床構造

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JPH1162204A
JPH1162204A JP24458197A JP24458197A JPH1162204A JP H1162204 A JPH1162204 A JP H1162204A JP 24458197 A JP24458197 A JP 24458197A JP 24458197 A JP24458197 A JP 24458197A JP H1162204 A JPH1162204 A JP H1162204A
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JP
Japan
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sound
binding agent
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plate
proofing
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Pending
Application number
JP24458197A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ikeda
大志 池田
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Dantani Plywood Co Ltd
Original Assignee
Dantani Plywood Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dantani Plywood Co Ltd filed Critical Dantani Plywood Co Ltd
Priority to JP24458197A priority Critical patent/JPH1162204A/ja
Publication of JPH1162204A publication Critical patent/JPH1162204A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮音性が良く、しかもその施工も簡単で、使
用する接着剤も木質基板の方には移行しにくい遮音性床
下地板及び遮音床構造を提供する。 【解決手段】 上表面側にスリット13を多数形成した
発泡合成樹脂板12を、木質基板11上に積層した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、戸建住宅の二階の
床等に適用可能な遮音性床下地板及び遮音床構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の戸建住宅の二階は、所定間隔で設
けられた根太上に、木質床材を施工した構造が一般的で
あったが、遮音性能を殆ど有していないので、根太上に
捨張り板を施工した後、ゴム等の防音マットを敷き詰
め、この表面に木質床材を施工する方法が提案されて施
工されていた。ところが、この施工は非常に繁雑で面倒
であるという問題があった。そこで、木質基板の裏面に
スリットを多数形成し、スリット形成面に予め発泡合成
樹脂シートや繊維シート等の緩衝材を積層させた木質系
防音床材が提案され、根太上に捨張り板を施工した後、
この表面にこのような木質床材を施工している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、木質基
板の裏面にスリットを多数形成し、このスリット形成面
に予め発泡合成樹脂シートや繊維シート等の緩衝材を積
層させた木質系防音床材においては、木質系防音床材の
施工にあって接着剤を使用するので、この接着剤が緩衝
材に浸透して緩衝材が硬化し、遮音性能が低下する問題
があった。更に、床材に遮音性能を付与する目的でスリ
ットを形成しているが、このスリットによって木質基板
に柔軟性を与えるため、大きな荷重がかかった場合に
は、折れたりして取り扱いが難しいという問題があっ
た。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、遮音
性が良く、しかもその施工も簡単で、使用する接着剤も
木質基板の方には移行しにくい遮音性床下地板及び遮音
床構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の遮音性床下地板は、上表面側にスリットを多数形
成した発泡合成樹脂板を、木質基板上に積層している。
また、請求項2記載の遮音床構造は、所定間隔で設けら
れた根太の上に、上部にスリットが多数形成された発泡
合成樹脂板が積層された遮音性床下地板を載置し、更に
該遮音性床下地板の上に木質床材を積層している。
【0005】請求項1記載の遮音性床下地板及び請求項
2記載の遮音床構造においては、使用する遮音性床下地
板が、上表面側にスリットを多数形成した発泡合成樹脂
板を木質基板上に積層して構成されているので、接着剤
を発泡合成樹脂板上に均一に塗布して木質床材を貼着す
ることになるが、仮に接着剤の塗布量が多い場合や、塗
布ムラがある場合には、余分な接着剤がスリットの内部
に嵌入するので、表面の接着剤は均一に(適度に薄く)
することができ、これによって、施工後、木質床材面が
凹凸になることはないし、更には、接着剤は発泡材の内
部には浸透しにくいので、遮音性能が低下することがな
い。
【0006】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明
の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形態
に係る遮音性床下地板の組立状態の一部切欠き斜視図で
ある。
【0007】図1に示すように、本発明の一実施の形態
に係る遮音性床下地板10は、木質基板11とその表面
に積層された発泡合成樹脂板の一例である発泡ポリエチ
レン板12とを有している。以下、これらについて詳し
く説明する。前記木質基板11は、厚さ7〜12mm程
度の合板、LVL(単板積層材)、パーティクルボード
等からなっている。この木質基板11の上に、厚みが6
〜8mmの発泡ポリエチレン板12が貼着されている。
【0008】前記発泡ポリエチレン板12の表面には、
その深さが厚みの1/2程度のスリット13が縦横に形
成されている。スリット13の幅は0.8〜2mm程
度、ピッチは10〜30mm程度となっている。この実
施の形態においては、スリット13は碁盤状に縦横に形
成したが、一方向のみ平行に形成してもよい。なお、こ
の発泡ポリエチレン板12と木質基板11との接合には
常用の接着剤(例えば、ゴム系、エポキシ樹脂系、ポリ
酢酸ビニール等)を使用する。
【0009】以上の構成となった遮音性床下地板10を
施工する場合には、図1に示すように、適当間隔で配置
された根太14の上に、遮音性床下地板10を敷き詰め
る。根太14と遮音性床下地板10の固定は、接着剤で
もよいし、釘やビスであってもよい。次に、この遮音性
床下地板10の上に接着剤をロールコータや刷毛等で塗
布する。この場合、接着剤は均一に塗布するのが好まし
いが、仮に均一に塗布されなくても、上部に木質床材1
5を被せると、接着剤がスリット13の内部に押しやら
れるので、木質床材15の裏面側に不要の接着剤の浸透
等が生じることなく円滑に接着が行われる。接着剤に
は、ゴム系、エポキシ樹脂系が使用される。ここで、発
泡ポリエチレン板12として独立気泡型を用いると、発
泡合成樹脂板12の内部に接着剤がより浸透し難くな
り、十分な遮音性を保持できる。前記木質床材15は、
従来から使用されている厚さ5〜12mm程度の合板の
表面に突板等の化粧材が貼着されたものを使用してい
る。なお、16は雄実であって、木質床材15の他方側
には雌実が設けられている。
【0010】前記実施の形態においては、発泡合成樹脂
板として、発泡ポリエチレン板を使用したが、他の発泡
合成樹脂板(例えば、塩化ビニル、SBR(スチレン・
ブタジエン・ラバー)等の合成ゴム)であっても本発明
は適用される。
【0011】
【発明の効果】請求項1、2記載の遮音性床下地板及び
遮音床構造においては、接着剤を発泡合成樹脂板上に均
一に塗布して木質床材を貼るが、接着剤の塗布ムラや塗
布量が多い場合には、接着剤がスリットの内部に押しや
られて接着剤層の厚みが均一に形成される。従って、施
工後、木質床材面が凹凸になることがなく、接着剤はス
リットに優先的に浸透して発泡材内部には浸透し難い
為、遮音性能が低下することが少なく、比較的高い遮音
性能を発揮できる。また、床表面に貼着する木質床材は
自由に選択できるので、使用する人の好みに合わせて自
由に選択できる。そして、この遮音性床下地板の上に施
工される木質床材の底部にはスリット等が形成されてい
ないので、薄くて十分な強度を有することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る遮音床構造を説明
するための一部切欠き斜視図である。
【符号の説明】
10 遮音性床下地板 11 木質基板 12 発泡ポリエチレン板(発泡合成樹脂板) 13 スリット 14 根太 15 木質床材 16 雄実

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上表面側にスリットを多数形成した発泡
    合成樹脂板を、木質基板上に積層したことを特徴とする
    遮音性床下地板。
  2. 【請求項2】 所定間隔で設けられた根太の上に、上部
    にスリットが多数形成された発泡合成樹脂板が積層され
    た遮音性床下地板を載置し、更に該遮音性床下地板の上
    に木質床材を積層したことを特徴とする遮音床構造。
JP24458197A 1997-08-25 1997-08-25 遮音性床下地板及び遮音床構造 Pending JPH1162204A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006138099A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Kaneka Corp コンクリート床構造及びコンクリート床の施工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006138099A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Kaneka Corp コンクリート床構造及びコンクリート床の施工方法

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