JPH0864277A - 速結型端子台 - Google Patents

速結型端子台

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Publication number
JPH0864277A
JPH0864277A JP6199453A JP19945394A JPH0864277A JP H0864277 A JPH0864277 A JP H0864277A JP 6199453 A JP6199453 A JP 6199453A JP 19945394 A JP19945394 A JP 19945394A JP H0864277 A JPH0864277 A JP H0864277A
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JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
printed circuit
quick
terminal
copper foil
Prior art date
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Pending
Application number
JP6199453A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Ichikawa
正明 市川
Nobumichi Nishihama
伸通 西浜
Masaaki Isoda
雅章 磯田
Tomoyuki Ono
登茂之 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH0864277A publication Critical patent/JPH0864277A/ja
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  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】端子台をプリント基板に取付けた後に外部電線
を容易に接続でき、しかもパターン銅箔にストレスをか
けることなく速結接続が可能で、プリント基板の形状の
制約もない速結型端子台を提供する。 【構成】電線9を差し込み接続可能な速結端子金具1
と、この速結端子金具1に連設されてプリント基板4の
銅箔パターン端子部6を接続可能な端子金具2と、速結
端子金具1および端子金具2を収容した絶縁ボディ3と
を備えた速結端子型端子台において、端子金具2にプリ
ント基板4の銅箔パターン端子部6を弾性接触可能と
し、絶縁ボディ3は端子台取付ねじ20を螺合するねじ
孔である基体固定部を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、蛍光灯バラスト等に
適用される速結型端子台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント基板に端子台を設け、端
子台の端子に電線を接続するものとして、たとえば、
実開昭61-90170号, 実開昭55-9019 号, 実開昭63-6
682 号,実開平2-41329 号公報に記載されたものがあ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例,
は、外部電線接続部がかしめもしくは半田付けのため、
端子台をプリント基板に取付けた後に端子台に外部電線
を接続することが非常に困難であるという欠点があっ
た。また従来例は、端子台とプリント基板間の機械的
および電気的な取付作業が締着枠により実施されている
ため、端子台とプリント基板の横幅が略同一である必要
があり、プリント基板側の形状が制約されるためプリン
ト基板の加工が必要であった。
【0004】従来例は、端子台をプリント基板に取付
けた後に端子台に外部電線を接続することが不可能な構
成であるため、端子台に電線を接続挿入した後にプリン
ト基板を接続する必要があり、電気工事業者が結線する
場合、端子台を取り外す必要があるので結線作業性が悪
い。また従来例〜では、蛍光灯バラストの組立時に
外部電線も同時に接続する必要があるため、外部電線の
長さ違いに対応できない問題があった。
【0005】従来例は、端子台に速結端子を設けてい
るが、2枚のプリント基板間に端子台を挟持しているた
め、速結端子に電線を接続しようとすると、プリント基
板に電線挿入力が加わるので、銅箔パターン等にストレ
スがかかるおそれがある。したがって、この発明の目的
は、端子台をプリント基板に取付けた後に外部電線を容
易に接続でき、しかもパターン銅箔にストレスをかける
ことなく速結接続が可能で、プリント基板の形状の制約
もない速結型端子台を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の速結型端子台
は、電線を差し込み接続可能な速結端子金具と、この速
結端子金具に連設されてプリント基板の銅箔パターン端
子部を接続可能な端子金具と、前記速結端子金具および
前記端子金具を収容した絶縁ボディとを備えた速結端子
型端子台において、前記端子金具にプリント基板の銅箔
パターン端子部を弾性接触可能とし、前記絶縁ボディは
基体固定部を有することを特徴とするものである。
【0007】請求項2の速結型端子台は、請求項1にお
いて、端子金具を導電ばねで構成し、絶縁ボディにプリ
ント基板を固定することにより、銅箔パターン端子部を
前記導電ばねに弾性接触可能としたものである。請求項
3の速結型端子台は、請求項2において、絶縁ボディに
プリント基板載置部およびプリント基板取付部を設け、
プリント基板に被取付部を設けたものである。
【0008】請求項4の速結型端子台は、請求項3にお
いて、プリント基板取付部が逆止爪状突起であり、被取
付部が前記逆止状突起を挿通可能な透孔としたものであ
る。請求項5の速結型端子台は、請求項2において、プ
リント基板を差し込み回動することにより固定可能な固
定部を絶縁ボディに設け、前記固定部に導電ばねを設け
たものである。
【0009】請求項6の速結型端子台は、請求項5にお
いて、固定部が上片の短いコ字形部からなり、このコ字
形部の上下片でプリント基板を挟持可能とし、下片の内
側面に導電ばねを配置したものである。請求項7の速結
型端子台は、請求項2において、絶縁ボディにプリント
基板を差し込み固定可能な固定部を設け、この固定部に
導電ばねを設けたものである。
【0010】請求項8の速結型端子台は、請求項7にお
いて、固定部がコ字形部からなり、このコ字形部の上下
片でプリント基板を挟持可能とし、下片の内側面に導電
ばねを配置したものである。請求項9の速結型端子台
は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
5、請求項6、請求項7または請求項8において、速結
端子金具の電線差し込み方向が、端子金具の銅箔パター
ン端子部の接触面と略平行としたものである。
【0011】請求項10の速結型端子台は、請求項1、
請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、
請求項7または請求項8において、速結端子金具の電線
差し込み方向が、端子金具の銅箔パターン端子部の接触
面と略垂直としたものである。請求項11の速結型端子
台は、請求項6または請求項8において、プリント基板
の銅箔パターン端子部とその近傍のみを挟持可能とした
ものである。
【0012】請求項12の速結型端子台は、プリント基
板の銅箔パターン端子部側の面に取付け可能な絶縁ボデ
ィに、前記銅箔パターン端子部の位置に対向して鎖錠ば
ねを設け、前記銅箔パターン端子部の位置と前記鎖錠ば
ねとの間に電線を差し込み可能としたものである。
【0013】
【作用】請求項1の速結型端子台によれば、器具本体や
点灯装置ケース等の基体に固定した絶縁ボディの端子金
具に、プリント基板の銅箔パターン端子部を弾性接触す
るようにプリント基板を取付けると、プリント基板と端
子金具とが電気的に接続され、また速結端子金具に電線
を差し込み接続すると、電線が速結端子金具および端子
金具を通してプリント基板に接続される。
【0014】この場合、プリント基板の銅箔パターン端
子部を端子金具に弾性接触可能にしたため、プリント基
板の固定と同時に端子台との電気接続が可能となるの
で、接続の省力化と確実な接続が行なえ接触信頼性を向
上でき、またプリント基板の形状を制約しない。また速
結端子金具を設けているので、端子台にプリント基板を
接続した後に電線接続が容易に行なえ、しかも絶縁ボデ
ィを基体に固定する基体固定部を有するため、電線の速
結時に銅箔パターンへのストレスを回避することができ
る。
【0015】請求項2の速結型端子台によれば、請求項
1において、端子金具を導電ばねで構成し、絶縁ボディ
にプリント基板を固定することにより、銅箔パターン端
子部を前記導電ばねに弾性接触可能としたため、請求項
1の作用のほか、プリント基板を基体に固定する場合と
比較して導電ばねと銅箔パターン端子部の位置精度が高
くなるので両者の接触が確実になる。
【0016】請求項3の速結型端子台によれば、請求項
2において、絶縁ボディにプリント基板載置部およびプ
リント基板取付部を設け、プリント基板に被取付部を設
けたため、請求項2の作用のほか、端子台とプリント基
板間で機械的保持と電気的接続が同時に行なえるので、
接続の省力化および確実な接続が得られる。請求項4の
速結型端子台によれば、請求項3において、プリント基
板取付部が逆止爪状突起であり、被取付部が前記逆止状
突起を挿通可能な透孔としたため、請求項3の作用のほ
か、プリント基板を端子台に簡単に取付けることができ
るとともに、導電ばねの近傍にプリント基板取付部が位
置するので、外部振動や、速結端子金具に接続する電線
の接続ストレスによりプリント基板と端子台の接続部に
影響を与えにくく接触が安定する。
【0017】請求項5の速結型端子台によれば、請求項
2において、プリント基板を差し込み回動することによ
り固定可能な固定部を絶縁ボディに設け、前記固定部に
導電ばねを設けたため、請求項2の作用のほか、端子台
とプリント基板間で機械的保持および電気的接続が同時
に行なえるので、接続の省力化になり確実な接続が得ら
れる。またプリント基板を回動して固定する構成のた
め、てこの原理で強力な接触力が得られる。
【0018】請求項6の速結型端子台によれば、請求項
5において、固定部が上片の短いコ字形部からなり、こ
のコ字形部の上下片でプリント基板を挟持可能とし、下
片の内側面に導電ばねを配置したため、請求項5の作用
のほか、プリント基板を斜め上方より挿入することがで
きるので、プリント基板の挿入作業が容易に行なえる。
【0019】請求項7の速結型端子台によれば、請求項
2において、絶縁ボディにプリント基板を差し込み固定
可能な固定部を設け、この固定部に導電ばねを設けたた
め、請求項2の作用のほか、端子台とプリント基板間で
機械的保持および電気的接続が同時に行なえるので、接
続の省力化になり確実な接続が得られる。請求項8の速
結型端子台によれば、請求項7において、固定部がコ字
形部からなり、このコ字形部の上下片でプリント基板を
挟持可能とし、下片の内側面に導電ばねを配置したた
め、請求項7の作用のほか、プリント基板を端子台で挟
持することにより、バラストケース等の取付板とプリン
ト基板との間に端子台単独で絶縁を保つことができる。
また端子台と反対側に重量実装部品を配置することがで
きるため、プリント基板の挟持部が振動や衝撃等の影響
を受けにくく、電気接触が安定する。
【0020】請求項9の速結型端子台によれば、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
6、請求項7または請求項8において、速結端子金具の
電線差し込み方向が、端子金具の銅箔パターン端子部の
接触面と略平行としたため、請求項1、請求項2、請求
項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7または
請求項8の作用のほか、電線を速結端子金具に挿入する
とき速結端子金具が過大な力を受けても、速結端子金具
や絶縁ボディがプリント基板の端面に当接することによ
り、端子台の基体固定部や、端子台とプリント基板の電
気的接続部分への影響を回避することができるので、電
気的および機械的接続の信頼性が向上する。
【0021】請求項10の速結型端子台によれば、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求
項6、請求項7または請求項8において、速結端子金具
の電線差し込み方向が、端子金具の銅箔パターン端子部
の接触面と略垂直としたため、請求項1、請求項2、請
求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7また
は請求項8の作用のほか、電線差し込み方向が端子金具
の銅箔パターン端子部の接触面と平行な場合と比較し
て、電線挿入穴がみえやすいので接続作業がしやすい。
また電線の挿入力がプリント基板に加わりにくいので割
れや半田クラックを防止できる。
【0022】請求項11の速結型端子台によれば、請求
項6または請求項8において、プリント基板の銅箔パタ
ーン端子部とその近傍のみを挟持可能としたため、請求
項6または請求項8の作用のほか、エポキシ積層板等の
硬板のプリント基板が熱歪みや内部応力による歪みによ
って反っても端子金具に加わる接触力は減少することが
ないので、通電のための接続信頼性を高く維持すること
ができる。
【0023】請求項12の速結型端子台によれば、プリ
ント基板の銅箔パターン端子部側の面に取付け可能な絶
縁ボディに、前記銅箔パターン端子部の位置に対向して
鎖錠ばねを設け、前記銅箔パターン端子部の位置と前記
鎖錠ばねとの間に電線を差し込み可能としたため、電線
と銅箔パターン端子部との電気的および機械的接続を1
箇所で行なうことができるので、接続不良や故障に対す
る信頼性を向上することができる。
【0024】
【実施例】この発明の第1の実施例を図1ないし図3に
より説明する。すなわち、この速結型端子台は、速結端
子金具1と、端子金具2と、絶縁ボディ3と、プリント
基板4とを有する。プリント基板4は、蛍光灯バラスト
の一部を構成するもので、図2に示すようにバラスト本
体6の両端部よりプリント基板4の両端を突出し、その
下面に接続用の銅箔パターン端子部7を形成している。
このバラスト本体6はバラスト取付ねじ8により器具本
体5に取付けられ、これによりプリント基板4が器具本
体5に固定される。12は実装部品である。
【0025】速結端子金具1は、電線9を差し込み接続
可能な構成であり、鎖錠ばね部10と接触部11とから
なる通常の構造を有する。端子金具2は、速結端子金具
1に連設されてプリント基板4の銅箔パターン端子部6
を接続可能な構成とし、実施例では端子金具2をわん曲
した板状の導電ばねで構成し、プリント基板4の銅箔パ
ターン端子部6に弾性接触可能にしている。また端子金
具2はかしめ部13等の連結手段により速結端子金具1
に接続されている。
【0026】絶縁ボディ3は、速結端子金具1および端
子金具2を収容し、ねじ孔を実施例とする基体固定部を
有している。実施例の絶縁ボディ3は箱形であり、後端
開口をカバー14で閉じ、カバー14の爪15で絶縁ボ
ディ3の係止孔16に係止している。また絶縁ボディ3
はプリント基板載置部17を前方に延出し、プリント基
板載置部17の載置面に内部に通じる端子露出穴18を
形成している。速結端子金具1と端子金具2が絶縁ボデ
ィ3内に収納され、端子金具2はそのわん曲した凸面を
端子露出穴18より突出している。19はカバー14に
形成した外部電線挿入孔である。
【0027】図2に示すように、一対の絶縁ボディ3の
プリント基板載置部17が相対向するように所定の間隔
をおいて器具本体5に載置され、端子台取付ねじ20を
器具本体5の孔に通して基体固定部であるねじ孔にねじ
込められる。またプリント基板載置部17にバラスト本
体6のプリント基板4の両端が載置されるとともに器具
本体5に載せられ、バラスト取付ねじ8によりバラスト
本体6が器具本体5に取付けられる。このときプリント
基板4の銅箔パターン端子部6が端子金具2に弾性接触
し、端子金具2を通じて速結端子金具1とプリント基板
4の銅箔パターン端子部6が導通する。
【0028】この実施例によれば、器具本体5や点灯装
置ケース等の基体に固定した絶縁ボディ3の端子金具2
に、プリント基板4の銅箔パターン端子部6を弾性接触
するようにプリント基板4を取付けると、プリント基板
4と端子金具2とが電気的に接続され、また速結端子金
具1に電線19を差し込み接続すると、電線19が速結
端子金具1および端子金具2を通してプリント基板4に
接続される。
【0029】この場合、プリント基板4の銅箔パターン
端子部6を端子金具2に弾性接触可能にしたため、プリ
ント基板4の固定と同時に端子台との電気接続が可能と
なるので、接続の省力化と確実な接続が行なえ接触信頼
性を向上でき、またプリント基板4の形状を制約しな
い。また速結端子金具1を設けているので、端子台にプ
リント基板4を接続した後に電線接続が容易に行なえ、
しかも絶縁ボディ3を基体に固定する基体固定部を有し
ているため、電線9の速結時に銅箔パターンへのストレ
スを回避することができる。
【0030】また、端子台を器具本体5等の基体に固定
し、プリント基板4を基体に固定すると同時に端子台の
端子金具2と電気的に接触できるので作業性がよくなる
とともに、電線接続時にプリント基板4にストレスをか
けることなく、速結接続が可能となる。この発明の第2
の実施例を図4ないし図6に示す。すなわち、この速結
型端子台は、第1の実施例において、プリント基板載置
部17に逆止爪状突起を実施例とするプリント基板取付
部21を突設し、逆止爪状突起が係止する透孔を実施例
とする被取付部22をプリント基板4に形成している。
【0031】また蛍光灯バラストケース23に一対の端
子台の絶縁ボディ3を収納し、バラストケース23に設
けたかしめ片24を端子台の絶縁ボディ3に形成した基
体固定部であるかしめ凹部25にかしめ固定している。
蛍光灯バラストケース23はバラスト取付ねじ8により
器具本体5に取付けられる。その他は、第1の実施例と
同様である。
【0032】この実施例によれば、第1の実施例で示し
たように端子金具2を導電ばねで構成し、絶縁ボディ3
にプリント基板4を固定することにより、銅箔パターン
端子部6を導電ばねに弾性接触可能としたため、プリン
ト基板4を基体に固定する場合と比較して導電ばねと銅
箔パターン端子部6の位置精度が高くなるので両者の接
触が確実になる。
【0033】また絶縁ボディ3にプリント基板載置部1
7およびプリント基板取付部21を設け、プリント基板
4に被取付部22を設けたため、端子台とプリント基板
4間で機械的保持と電気的接続が同時に行なえるので、
接続の省力化および確実な接続が得られる。さらにプリ
ント基板取付部21が逆止爪状突起であり、被取付部2
2が逆止状突起を挿通可能な透孔としたため、プリント
基板4を端子台に簡単に取付けることができるととも
に、導電ばねの近傍にプリント基板取付部21が位置す
るので、外部振動や、速結端子金具1に接続する電線9
の接続ストレスによりプリント基板4と端子台の接続部
に影響を与えにくく接触が安定する。
【0034】この発明の第3の実施例を図7に示す。す
なわち、この速結型端子台は、第2の実施例において、
一対の端子台の絶縁ボディ3のプリント基板載置部17
を含む下部の幅を上部よりも大きく形成するとともに、
プリント基板載置部17の先端を絶縁板27により一体
に連結している。またカバー14を左右2個ずつの係止
爪15により絶縁ボディ3に固定している。28はバラ
ストカバーである。その他は第2の実施例と同様であ
る。
【0035】この実施例によれば、絶縁板27で端子台
を一体に連結することにより、バラスト組立時に絶縁板
27の部品追加が不必要となり、組立性が向上する。こ
の発明の第4の実施例を図8ないし図10に示す。すな
わち、この速結型端子台は、第1の実施例において、プ
リント基板4を差し込み回動することにより固定可能な
固定部30を絶縁ボディ3に設け、固定部30に導電ば
ねの端子金具2を設けている。また固定部30は上片の
短いコ字形部からなり、このコ字形部の上下片でプリン
ト基板を挟持可能とし、下片の内側面に端子金具2を配
置している。31はプリント基板ストッパ、32はプリ
ント基板上部押さえとなる上片、33はプリント基板下
部押さえとなる下片である。
【0036】この場合、図9に示すように、プリント基
板板厚t1 <プリント基板挿入孔開口寸法t2 、上片3
2とプリント基板4の端子金具2との間隔t3 はt3
1であり、上片32と下片33の間隔t4 はt4 ≠t
1 である。取付け手順について説明すると、まずプリン
ト基板4を固定部30のプリント基板ストッパ31まで
図8の矢印Aのように挿入した後、図8の矢印Bの方向
に回動する。プリント基板4は図10に示すように下片
33に当接するまで行なう。このとき、プリント基板4
の端子金具2が変位量t4 −t3 だけ弾性変形し、プリ
ント基板4への接触力が発生する。電線9はプリント基
板接続作業後に結線する。
【0037】この実施例によれば、プリント基板4を差
し込み回動することにより固定可能な固定部30を絶縁
ボディ3に設け、固定部30に導電ばねの端子金具2を
設けたため、端子台の絶縁ボディ3とプリント基板4間
で機械的保持および電気的接続が同時に行なえるので、
接続の省力化になり確実な接続が得られる。またプリン
ト基板4を回動して固定する構成のため、てこの原理で
強力な接触力が得られる。
【0038】また固定部30が上片32の短いコ字形部
からなり、このコ字形部の上下片でプリント基板4を挟
持可能とし、下片33の内側面に導電ばねの端子金具2
を配置したため、プリント基板4を斜め上方より挿入す
ることができるので、プリント基板4の挿入作業が容易
に行なえる。この発明の第5の実施例を図11ないし図
13に示す。すなわち、この速結型端子台は、第1の実
施例において、絶縁ボディ3にプリント基板4を差し込
み固定可能な固定部35を設け、この固定部35に端子
金具2の導電ばねを設けている。また固定部35はコ字
形部からなり、このコ字形部の上下片でプリント基板4
を挟持可能とし、下片の内側面に端子金具2を配置して
いる。40はプリント基板ストッパである。
【0039】端子台の絶縁ボディ3に挟持されたプリン
ト基板4上にはチョークコイルや発振トハランス等の重
量部品36を実装している。37はバラスト出力端子
台、38は出力電線、39はプリント基板支持絶縁体で
ある。プリント基板4は固定部35のプリント基板スト
ッパ40に当接する位置まで挿入する。これにより、プ
リント基板4は端子金具2と固定部35の上片との間に
端子金具2のばね力により挟持され、また銅箔パターン
端子部6と端子金具2とが電気接触する。また、プリン
ト基板4の他の端部をプリント基板支持絶縁体39で支
持し、プリント基板4,端子台およびプリント基板支持
絶縁体39をバラストケース23に収納し、バラスト取
付ねじ8で器具本体5に取付け、これにより組立が行な
われる。
【0040】この実施例によれば、絶縁ボディ3にプリ
ント基板4を差し込み固定可能な固定部35を設け、こ
の固定部35に導電ばねの端子金具2を設けたため、端
子台とプリント基板4間で機械的保持および電気的接続
が同時に行なえるので、接続の省力化になり確実な接続
が得られる。また固定部35がコ字形部からなり、この
コ字形部の上下片でプリント基板4を挟持可能とし、下
片の内側面に導電ばねである端子金具2を配置したた
め、プリント基板4を端子台で挟持することにより、バ
ラストケース23等の取付板とプリント基板4との間に
端子台単独で絶縁を保つことができる。また端子台と反
対側に重量実装部品36を配置することができるため、
プリント基板4の挟持部が振動や衝撃等の影響を受けに
くく、電気接触が安定する。
【0041】この発明の第6の実施例を図14ないし図
16に示す。すなわち、この速結型端子台は、速結端子
金具1の電線差し込み方向が、端子金具2の銅箔パター
ン端子部6の接触面と略平行としている。具体的には絶
縁ボディ3に第5の実施例の固定部35を形成し、絶縁
ボディ3内に速結端子金具1を収納し、端子金具2を速
結端子金具1に一体に設けて固定部35より外方に突出
し、その先端の接触ばね部42をわん曲している。また
一対の端子金具2間に取付ねじ挿入孔45を形成し、取
付ねじ挿入孔45に挿入する取付ねじ46を絶縁ボディ
3の裏面側に設けたナット(図示せず)に締めつけるよ
うにしている。一方プリント基板4の差し込み側端部に
接触ばね部42に対向して速結端子金具1を逃げる切欠
43を形成し、切欠43間に取付ねじ46が貫通する取
付ねじ嵌合孔44を形成し、プリント基板4の切欠43
の内方に銅箔パターン端子部6を設けている。
【0042】プリント基板4の端部を端子台の固定部3
5に差し込みプリント基板ストッパ35に端部を係止す
ると、接触ばね部42が銅箔パターン端子部6に接触す
ると同時に取付ねじ嵌合孔44が取付ねじ挿通孔45に
整合し、取付ねじ46をこれらに挿入し器具本体5等の
基体に設けたねじ孔に螺着されて絶縁ボディ3が取付け
られるとともに、プリント基板4が絶縁ボディ3に抜け
止め固定される。また電線9は電線挿入孔19より挿入
されると速結端子金具1に速結されるが、電線9の先端
はプリント基板4の切欠43の内端面に係止する。
【0043】なお、47は速結端子金具1の抜止めであ
る。この実施例によれば、速結端子金具1の電線差し込
み方向が、端子金具2の銅箔パターン端子部6の接触面
と略平行としたため、電線9を速結端子金具1に挿入す
るとき速結端子金具1が過大な力を受けても、速結端子
金具1や絶縁ボディ3がプリント基板4の端面に当接す
ることにより、端子台の基体固定部や、端子台とプリン
ト基板4の電気的接続部分への影響を回避することがで
きるので、電気的および機械的接続の信頼性が向上す
る。
【0044】またプリント基板4の端部に切欠43を設
けたため、端子台取付時の長さを短くすることができ、
切欠43の端面を利用して電線9のガイドができる。ま
た電線9が挿入されるときの力を端面で受けるため、端
子台の取付固定部やプリント基板4との電気的接続部に
ストレスを受けるおそれがない。なお、この実施例にお
いて、切欠43はなくてもよい。
【0045】図17ないし図19はこの実施例に関連す
る開示技術であり、端子金具2にソルダーピン49を設
け、プリント基板4に通して銅箔パターン端子部6に半
田50を付け、また端子台の高さを利用して絶縁距離H
を確保することができる。この発明の第7の実施例を図
20ないし図22に示す。すなわち、この速結型端子台
は、速結端子金具1の電線差し込み方向が、端子金具2
の銅箔パターン端子部6と略直交している。実施例では
第1の実施例の絶縁ボディ3の上面に電線挿入孔19を
形成し、速結端子金具1を電線挿入孔19に対応して縦
姿勢に設け、さらに端子金具2を速結端子金具1に一体
に設けて、プリント基板載置部17の端子露出穴18よ
りわん曲した凸面を突出している。なお、この実施例の
絶縁ボディ3はプリント基板載置部17を有する下部体
52と、速結端子金具1を収納した上部体53とを組み
合わせて構成している。
【0046】一方、プリント基板4の端部に絶縁ボディ
3の上部体を嵌合する切欠51を形成している。この実
施例によれば、速結端子金具1の電線差し込み方向が、
端子金具2の銅箔パターン端子部6の接触面と略垂直と
したため、電線差し込み方向が端子金具2の銅箔パター
ン端子部6の接触面と平行な場合と比較して、電線挿入
穴19がみえやすいので接続作業がしやすい。また電線
挿入力がプリント基板4に加わりにくいので割れや半田
クラックを防止できる。
【0047】さらにプリント基板載置部17にプリント
基板4を載置するようにしたため、端子台の高さを低く
できる。図23ないし図25はこの実施例に関連する開
示技術であり、端子金具2にソルダーピン49を設け、
プリント基板4の端子挿入孔57に挿入し、半田50を
付けて銅箔パターン端子部6に接続している。またプリ
ント基板4に電線9の先端をガイド挿入する角形または
丸形の開口穴54を形成している。55は絶縁板56を
有する機器ベースである。
【0048】この開示技術は、開口穴54がガイドとな
るので電線9を確実に速結することができ、速結端子金
具1からのずれを防止でき、電線ストリップ長さの長い
ものもに対応できる。この発明の第8の実施例を図26
に示す。すなわち、この速結型端子台は、プリント基板
4の銅箔パターン端子部6とその近傍のみを挟持可能と
している。実施例では挟持部60,61が側面からみて
第5の実施例(図11)と同様なコ字形をなしている
が、正面からみて両側に一対設け、挟持部60,61の
間にプリント4の反りを逃げる凹部62,63を形成し
ている。
【0049】この実施例によれば、プリント基板4の銅
箔パターン端子部6とその近傍のみを挟持可能としたた
め、エポキシ積層板等の硬板のプリント基板4が熱歪み
や内部応力による歪みによって反っても、端子金具2に
加わる接触力は減少することがないので、通電のための
接続信頼性を高く維持することができる。すなわち、プ
リント基板4をコ字形の挟持部64全体的に挟持する図
29ないし図31と比較すると、図30から図31のよ
うにプリント基板4に反りが生じたとき、プリント基板
4の両側が端子台の両側部65に当たるので、銅箔パタ
ーン端子部6が端子金具2から離れ接触力が弱くなる。
【0050】図27は第8の実施例の変形例であり、端
子台の中央部のみに挟持部60′を設け、両側はプリン
ト基板4の反りを逃げる凹部62,63を形成してい
る。図28はさらに他の変形例であり、端子台の一側部
のみに挟持部60′を設け、他側側はプリント基板4の
反りを逃げる凹部62,63を形成している。この発明
の第9の実施例を図32ないし図36に示す。すなわ
ち、この速結型端子台は、プリント基板4の銅箔パター
ン端子部6側の面に取付け可能な絶縁ボディ3に、銅箔
パターン端子部6の位置に対向して鎖錠ばね部10を設
け、銅箔パターン端子部6の位置と鎖錠ばね部10との
間に電線9を差し込み可能としている。
【0051】実施例では、絶縁ボディ3がプリント基板
4の端部に係止するかぎ部71を有する。またプリント
基板4に取付孔68を形成し、絶縁ボディ3に取付爪6
7を設け、かぎ部71をプリント基板4の端部に係止し
た状態で、取付爪67を取付孔68に係止して、プリン
ト基板4を端子台に取付けている。また鎖錠ばね部10
を銅箔パターン端子部6よりも幅広に形成するととも
に、プリント基板4上にパターンと並設して、鎖錠ばね
部10を解錠する治具70が貫通する穴69を設けてい
る。
【0052】77は強固な板材からなる器具本体等の電
子機器外殻であり、端子台は外殻77に固定してもよ
い。この実施例によれば、電線9と銅箔パターン端子部
6との電気的および機械的接続を1箇所で行なうことが
できるので、接続不良や故障に対する信頼性を向上する
ことができる。
【0053】また、この実施例はプリント基板4と端子
台が直接取付け固定されるので鎖錠ばね部10の隙間の
確保や電線挿入孔19の位置決めなどが容易に行なえ
る。またプリント基板4の端部の固定や位置決めを端子
台で兼用できるので、取付ねじや位置決め用リブ等の構
造物を削減できる。またプリント基板4と外殻77との
間に絶縁距離H1 を確保することができるとともに絶縁
スペースを有効に利用することができる。
【0054】この発明の第10の実施例を図37ないし
図39に示す。すなわち、この速結形端子台は、第9の
実施例において、プリント基板4に取付ねじ貫通孔44
を形成し、絶縁ボディ3に取付ねじ嵌合孔44に整合可
能な取付ねじ挿入孔45を形成し、取付ねじ46を外殻
77に螺着して、プリント基板4を絶縁ボディ3に抜止
め固定している。また電線挿入孔19にスリット状の解
除穴69を形成している。
【0055】図39は、プリント基板4の銅箔パターン
端子部6のパターンを種々に変えたものであり、同図
(a)はつなぎ部72を設けたり外すことにより、同一
の絶縁ボディ3で2極送りや4極の使い分けを行なうも
のである。同図(b)は鎖錠ばね部10に対向する部分
を広幅にすることにより送り付端子に対応するものであ
る。
【0056】この実施例によれば、同一の絶縁ボディ3
に対して銅箔パターン端子部6のパターンを変えること
により、簡単に複数の端子台としての使い方、たとえば
4極または2極送りなどができる。また取付ねじ46に
より端子台の絶縁ボディ3の外殻77への取付けが強固
に行なえるので、たとえば電源電線など大きな張力が加
わるおそれのある電線9の接続に対して有効である。
【0057】この発明の第11の実施例を図40に示
す。すなわち、この速結形端子台は、速結端子金具1の
解錠用治具75を絶縁ボディ3に一体に形成している。
解錠孔69は電線挿入孔19に隣接して形成している。
その他は、第1の実施例および第3の実施例と同様であ
る。従来、速結端子金具2の解除は、ドライバの先端で
鎖錠ばね部10を押すことにより電線9を外している。
しかし、ドライバは幅広であり、また形状も均一である
ために端子台が大きくなり、挿入する穴も大きくごみ等
が入りやすい問題があった。これに対して、特殊な治具
にすると一般に入手しにくい問題がある。
【0058】この実施例によれば、電線解錠時には解錠
用治具75を絶縁ボディ3と分離し解錠用孔69に差し
込んで電線9を外す。このように解錠用治具75を絶縁
ボディ3に一体形成したことにより、電線挿入孔19の
すぐ近傍の解錠用治具75を使用することができるとと
もに、成形や抜き加工により形成するため、形状の自由
度があり、特殊形状でもよく端子台の小形化が可能とな
り、またごみが入りにくい端子台にすることができる。
【0059】なお、解錠用治具69を着脱可能にする
と、電線9の解錠頻度が多い場合に有効である。図41
は第11の実施例の変形例であり、バラスト機器のケー
ス23およびそのカバー28の両方に解錠用治具75を
一体に形成している。なお、解錠用治具75は電線挿入
孔19の近傍のプリント基板4その他の機器等の部材に
設けてもよい。
【0060】
【発明の効果】請求項1の速結型端子台によれば、プリ
ント基板の銅箔パターン端子部を端子金具に弾性接触可
能にしたため、プリント基板の固定と同時に端子台との
電気接続が可能となるので、接続の省力化と確実な接続
が行なえ接触信頼性を向上でき、またプリント基板の形
状を制約しない。また速結端子金具を設けているので、
端子台にプリント基板を接続した後に電線接続が容易に
行なえ、しかも絶縁ボディを基体に固定する基体固定部
を有するため、電線の速結時に銅箔パターンへのストレ
スを回避することができるという効果がある。
【0061】請求項2の速結型端子台によれば、請求項
1において、端子金具を導電ばねで構成し、絶縁ボディ
にプリント基板を固定することにより、銅箔パターン端
子部を前記導電ばねに弾性接触可能としたため、請求項
1の効果のほか、プリント基板を基体に固定する場合と
比較して導電ばねと銅箔パターン端子部の位置精度が高
くなるので両者の接触が確実になる。
【0062】請求項3の速結型端子台によれば、請求項
2において、絶縁ボディにプリント基板載置部およびプ
リント基板取付部を設け、プリント基板に被取付部を設
けたため、請求項2の効果のほか、端子台とプリント基
板間で機械的保持と電気的接続が同時に行なえるので、
接続の省力化および確実な接続が得られる。請求項4の
速結型端子台によれば、請求項3において、プリント基
板取付部が逆止爪状突起であり、被取付部が前記逆止状
突起を挿通可能な透孔としたため、請求項3の効果のほ
か、プリント基板を端子台に簡単に取付けることができ
るとともに、導電ばねの近傍にプリント基板取付部が位
置するので、外部振動や、速結端子金具に接続する電線
の接続ストレスによりプリント基板と端子台の接続部に
影響を与えにくく接触が安定する。
【0063】請求項5の速結型端子台によれば、請求項
2において、プリント基板を差し込み回動することによ
り固定可能な固定部を絶縁ボディに設け、前記固定部に
導電ばねを設けたため、請求項2の効果のほか、端子台
とプリント基板間で機械的保持および電気的接続が同時
に行なえるので、接続の省力化になり確実な接続が得ら
れる。またプリント基板を回動して固定する構成のた
め、てこの原理で強力な接触力が得られる。
【0064】請求項6の速結型端子台によれば、請求項
5において、固定部が上片の短いコ字形部からなり、こ
のコ字形部の上下片でプリント基板を挟持可能とし、下
片の内側面に導電ばねを配置したため、請求項5の効果
のほか、プリント基板を斜め上方より挿入することがで
きるので、プリント基板の挿入作業が容易に行なえる。
【0065】請求項7の速結型端子台によれば、請求項
2において、絶縁ボディにプリント基板を差し込み固定
可能な固定部を設け、この固定部に導電ばねを設けたた
め、請求項2の効果のほか、端子台とプリント基板間で
機械的保持および電気的接続が同時に行なえるので、接
続の省力化になり確実な接続が得られる。請求項8の速
結型端子台によれば、請求項7において、固定部がコ字
形部からなり、このコ字形部の上下片でプリント基板を
挟持可能とし、下片の内側面に導電ばねを配置したた
め、請求項7の効果のほか、プリント基板を端子台で挟
持することにより、バラストケース等の取付板とプリン
ト基板との間に端子台単独で絶縁を保つことができる。
また端子台と反対側に重量実装部品を配置することがで
きるため、プリント基板の挟持部が振動や衝撃等の影響
を受けにくく、電気接触が安定する。
【0066】請求項9の速結型端子台によれば、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
6、請求項7または請求項8において、速結端子金具の
電線差し込み方向が、端子金具の銅箔パターン端子部の
接触面と略平行としたため、請求項1、請求項2、請求
項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7または
請求項8の効果のほか、電線を速結端子金具に挿入する
とき速結端子金具が過大な力を受けても、速結端子金具
や絶縁ボディがプリント基板の端面に当接することによ
り、端子台の基体固定部や、端子台とプリント基板の電
気的接続部分への影響を回避することができるので、電
気的および機械的接続の信頼性が向上する。
【0067】請求項10の速結型端子台によれば、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求
項6、請求項7または請求項8において、速結端子金具
の電線差し込み方向が、端子金具の銅箔パターン端子部
の接触面と略垂直としたため、請求項1、請求項2、請
求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7また
は請求項8の効果のほか、電線差し込み方向が端子金具
の銅箔パターン端子部の接触面と平行な場合と比較し
て、電線挿入穴がみえやすいので接続作業がしやすい。
また電線の挿入力がプリント基板に加わりにくいので割
れや半田クラックを防止できる。請求項11の速結型端
子台によれば、請求項6または請求項8において、プリ
ント基板の銅箔パターン端子部とその近傍のみを挟持可
能としたため、請求項6または請求項8の効果のほか、
エポキシ積層板等の硬板のプリント基板が熱歪みや内部
応力による歪みによって反っても端子金具に加わる接触
力は減少することがないので、通電のための接続信頼性
を高く維持することができる。
【0068】請求項12の速結型端子台によれば、プリ
ント基板の銅箔パターン端子部側の面に取付け可能な絶
縁ボディに、前記銅箔パターン端子部の位置に対向して
鎖錠ばねを設け、前記銅箔パターン端子部の位置と前記
鎖錠ばねとの間に電線を差し込み可能としたため、電線
と銅箔パターン端子部との電気的および機械的接続を1
箇所で行なうことができるので、接続不良や故障に対す
る信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の断面図である。
【図2】その蛍光灯バラストに適用した状態の斜視図で
ある。
【図3】図1の分解斜視図である。
【図4】第2の実施例の分解斜視図である。
【図5】その結合状態の斜視図である。
【図6】プリント基板の取付け過程を説明する断面図で
ある。
【図7】第3の実施例の斜視図である。
【図8】第4の実施例のプリント基板の取付過程の斜視
図である。
【図9】その断面図である。
【図10】プリント基板の取付状態の斜視図である。
【図11】第5の実施例の分解斜視図である。
【図12】そのプリント基板の取付状態の断面図であ
る。
【図13】その全体の斜視図である。
【図14】第6の実施例の分解斜視図である。
【図15】その速結端子金具および端子金具の斜視図で
ある。
【図16】プリント基板の取付け状態の断面図である。
【図17】第6の実施例に関連する開示技術の斜視図で
ある。
【図18】その速結端子金具の斜視図である。
【図19】そのプリント基板の取付け状態の断面図であ
る。
【図20】第7の実施例の斜視図である。
【図21】その分解斜視図である。
【図22】断面図である。
【図23】第7の実施例に関連する開示技術の斜視図で
ある。
【図24】その分解斜視図である。
【図25】断面図である。
【図26】第8の実施例の断面図である。
【図27】その変形例の断面図である。
【図28】その別の変形例の断面図である。
【図29】第8の実施例の先行技術の分解斜視図であ
る。
【図30】その断面図である。
【図31】プリント基板が反りを生じた状態を示す断面
図である。
【図32】第9の実施例の斜視図である。
【図33】その端子台の取付前の状態の断面図である。
【図34】端子台の取付状態の断面図である。
【図35】第10の実施例の絶縁ボディを外した状態の
斜視図である。
【図36】端子台を外殻に取付けた状態の断面図であ
る。
【図37】第10の実施例の変形例の斜視図である。
【図38】その断面図である。
【図39】そのプリント基板の銅箔パターン端子部のパ
ターンの変形例の斜視図である。
【図40】第11の実施例の部分斜視図である。
【図41】その変形例の部分斜視図である。
【符号の説明】
1 速結端子金具 2 端子金具 3 絶縁ボディ 4 プリント基板 6 銅箔パターン端子部 9 電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 登茂之 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線を差し込み接続可能な速結端子金具
    と、この速結端子金具に連設されてプリント基板の銅箔
    パターン端子部を接続可能な端子金具と、前記速結端子
    金具および前記端子金具を収容した絶縁ボディとを備え
    た速結端子型端子台において、 前記端子金具にプリント基板の銅箔パターン端子部を弾
    性接触可能とし、前記絶縁ボディは基体固定部を有する
    ことを特徴とする速結型端子台。
  2. 【請求項2】 端子金具を導電ばねで構成し、絶縁ボデ
    ィにプリント基板を固定することにより、銅箔パターン
    端子部を前記導電ばねに弾性接触可能とした請求項1記
    載の速結型端子台。
  3. 【請求項3】 絶縁ボディにプリント基板載置部および
    プリント基板取付部を設け、プリント基板に被取付部を
    設けた請求項2記載の速結型端子台。
  4. 【請求項4】 プリント基板取付部が逆止爪状突起であ
    り、被取付部が前記逆止状突起を挿通可能な透孔である
    請求項3記載の速結型端子台。
  5. 【請求項5】 プリント基板を差し込み回動することに
    より固定可能な固定部を絶縁ボディに設け、前記固定部
    に導電ばねを設けた請求項2記載の速結型端子台。
  6. 【請求項6】 固定部が上片の短いコ字形部からなり、
    このコ字形部の上下片でプリント基板を挟持可能とし、
    下片の内側面に導電ばねを配置した請求項5記載の速結
    型端子台。
  7. 【請求項7】 絶縁ボディにプリント基板を差し込み固
    定可能な固定部を設け、この固定部に導電ばねを設けた
    請求項2記載の速結型端子台。
  8. 【請求項8】 固定部がコ字形部からなり、このコ字形
    部の上下片でプリント基板を挟持可能とし、下片の内側
    面に導電ばねを配置した請求項7記載の速結型端子台。
  9. 【請求項9】 速結端子金具の電線差し込み方向が、端
    子金具の銅箔パターン端子部の接触面と略平行である請
    求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請
    求項6、請求項7または請求項8記載の速結型端子台。
  10. 【請求項10】 速結端子金具の電線差し込み方向が、
    端子金具の銅箔パターン端子部の接触面と略垂直である
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、
    請求項6、請求項7または請求項8記載の速結型端子
    台。
  11. 【請求項11】 プリント基板の銅箔パターン端子部と
    その近傍のみを挟持可能とした請求項6または請求項8
    記載の速結型端子台。
  12. 【請求項12】 プリント基板の銅箔パターン端子部側
    の面に取付け可能な絶縁ボディに、前記銅箔パターン端
    子部の位置に対向して鎖錠ばねを設け、前記銅箔パター
    ン端子部の位置と前記鎖錠ばねとの間に電線を差し込み
    可能とした速結型端子台。
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