JPH086395A - 現像剤攪拌搬送装置 - Google Patents

現像剤攪拌搬送装置

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JPH086395A
JPH086395A JP6138487A JP13848794A JPH086395A JP H086395 A JPH086395 A JP H086395A JP 6138487 A JP6138487 A JP 6138487A JP 13848794 A JP13848794 A JP 13848794A JP H086395 A JPH086395 A JP H086395A
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Tsutomu Osada
努 長田
Motoyuki Fukuda
基之 福田
Mitsuhiro Kashiwabara
光宏 柏原
Shinji Kikuta
慎司 菊田
Akihiko Ichiba
昭彦 市場
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    • G03G2215/08Details of powder developing device not concerning the development directly
    • G03G2215/0802Arrangements for agitating or circulating developer material
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    • G03G2215/0819Agitator type two or more agitators
    • G03G2215/0822Agitator type two or more agitators with wall or blade between agitators

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 軸方向両端部から軸方向中央部に向けて搬送
する攪拌搬送部材の中央部付近に現像剤が滞留すること
なく、現像剤を常に円滑に攪拌搬送することができる現
像剤攪拌搬送装置を提供する 【構成】 ハウジンング内に配設され中央部に現像剤移
送口を備えた少なくとも1個の隔壁と、該隔壁の片側に
該隔壁に沿って配設され現像剤を両端部から中央部に向
けて搬送する第1の攪拌搬送部材62と、前記隔壁の他
側に隔壁に沿って配設され現像剤を中央部から両端部に
向けて搬送する第2の攪拌搬送部材64とを具備する現
像剤攪拌搬送装置であって、前記隔壁に設けられた現像
剤移送口の開口縁は、所定の間隔をおいて上下方向に互
いに略平行延び上端位置が初期現像剤高さに略対応する
位置まで達する平行部と、該平行部のと上端位置から外
端に向かって切り欠かれた切欠部とによって形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電式複写機及び静電
式印刷機等の画像生成機において静電潜像をトナー像に
現像するのに使用される静電潜像現像装置に装備される
現像剤攪拌搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、画像生成機において静電潜
像を現像するために、トナー及びキャリア粒子から成る
現像剤を使用する形態の静電潜像現像装置が広く実用に
供されている。この静電潜像現像装置は現像剤を収容す
るための現像ハウジングと、現像ハウジング内の現像剤
を静電潜像に適用するための現像剤適用手段と、現像ハ
ウジング内の現像剤を攪拌すると共に所要方向に搬送す
るための現像剤攪拌搬送装置と、現像ハウジング内にト
ナーを供給するためのトナー供給手段とを具備してい
る。現像剤適用手段は、通常、回転スリーブ部材を含ん
でおり、このスリーブ部材の周表面に現像剤を保持して
現像域に搬送し、現像域において現像剤中のトナーが静
電潜像に選択的に付着せしめられて、静電潜像がトナー
像に現像される。静電潜像の現像に応じて現像剤中のト
ナーが消費されると、トナー供給手段からトナーが現像
ハウジング内に供給される。現像剤攪拌搬送装置は現像
ハウジング内の現像剤を攪拌してトナーとキャリア粒子
とを混合及び摩擦帯電すると共に所要方向に搬送する。
【0003】上述した形態の静電潜像現像装置において
は、現像剤適用手段に保持されて現像域に搬送される前
に現像剤が充分良好に攪拌せしめられ、トナーとキャリ
ア粒子との比率が所要範囲内であると共に両者が充分均
一に混合されている現像剤が静電潜像に適用されること
が重要である。また、現像域の下流側においては、トナ
ーが静電潜像に付着され、従ってトナーの比率が低減せ
しめられた現像剤が、現像剤適用手段から効果的に離脱
されて、現像ハウジング内で再び攪拌され搬送されるこ
とが重要である。現像剤の攪拌及び搬送に関するかよう
な要件を充足せしめるために、実公昭50−27333
号公報及び特開平3−260678号公報には、現像剤
適用手段に隣接して延在する第1の攪拌搬送部材とその
上流側に配設された第2の攪拌搬送部材とから構成した
現像剤攪拌搬送装置が開示されている。上記第1の攪拌
搬送部材は幅方向(即ち現像剤適用手段における回転ス
リーブ部材の軸線方向)に延在する回転軸とこの回転軸
に軸方向に間隔をおいて形成され且つ巻き方向が相互に
逆である一対の螺旋羽根から成り、第2の攪拌搬送部材
も同様に軸方向に延在する回転軸とこの回転軸に幅方向
に間隔をおいて形成され且つ巻き方向が相互に逆である
一対の螺旋羽根から成る。第1の攪拌搬送部材は所定方
向に回転せしめられ、現像剤を攪拌しながら軸方向両端
部から軸方向中央部に向けて搬送し、第1の攪拌搬送部
材の軸方向中央部に現像剤を移送せしめる。同様に所定
方向に回転せしめられる第2の攪拌搬送部材は、現像剤
を攪拌しながら軸方向中央部から軸方向両端部に向けて
現像剤を搬送し、軸方向両端部において第1の攪拌搬送
部材に現像剤を移送せしめる。第2の攪拌搬送部材によ
って軸方向中央部から軸方向両端部に搬送されている現
像剤が現像剤適用手段に保持されて現像域に搬送され
る。そして、第1の攪拌搬送部材と第2の攪拌搬送部材
との間に幅中央部に通路が設けられた仕切壁が配設さ
れ、第1の攪拌搬送部材によって軸方向両端部から軸方
向中央部に向けて搬送された現像剤を上記仕切壁の幅中
央部に設けられた通路を通して第2の攪拌搬送部材に移
送するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記現像剤
攪拌搬送装置は、現像剤キャリアの劣化や湿度の上昇等
の環境変化に伴って現像剤の流動性が低下してくると、
現像剤を軸方向両端部から軸方向中央部に向けて搬送す
る第1の攪拌搬送部材の中央部付近に現像剤が滞留し、
第2の攪拌搬送部材側の現像剤量が不足状態となって循
環バランスが崩れ、トナー濃度制御や現像剤の攪拌帯電
性能に不具合が生じる。
【0005】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その技術的課題は、軸方向両端部から軸方向中央
部に向けて搬送する攪拌搬送部材の中央部付近に現像剤
が滞留することなく、現像剤を常に円滑に攪拌搬送する
ことができる現像剤攪拌搬送装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明によれば、ハウジンング内に配設され
中央部に現像剤移送口を備えた少なくとも1個の隔壁
と、該隔壁の片側に該隔壁に沿って配設され、現像剤を
両端部から中央部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第
2螺旋羽根を備えた第1の攪拌搬送部材と、前記隔壁の
他側に隔壁に沿って配設され、現像剤を中央部から両端
部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根を備
えた第2の攪拌搬送部材と、を具備し、前記隔壁に設け
られた現像剤移送口の開口縁は、所定の間隔をおいて上
下方向に互いに略平行延び上端位置が初期現像剤高さに
略対応する位置まで達する平行部と、該平行部の上端位
置から外端に向かって切り欠かれた切欠部とによって形
成されている、ことを特徴とする現像剤攪拌搬送装置が
提供される。
【0007】また、本発明によれば、ハウジンング内に
間隔をおいて平行に配設され中央部に各々現像剤移送口
を備えた上流側隔壁及び下流側隔壁と、上流側隔壁と下
流側隔壁との間に配設され、現像剤を両端部から中央部
に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根を備え
た第1の攪拌搬送部材と、前記下流側隔壁の下流側に該
下流側隔壁に沿って配設され、現像剤を中央部から両端
部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根を備
えた第2の攪拌搬送部材と、前記上流側隔壁の上流側に
該上流側隔壁に沿って配設され、現像剤を中央部から両
端部に向けて搬送する第1螺旋羽根および第2螺旋羽根
を備えた第3の攪拌搬送部材と、を具備し、前記上流側
隔壁と下流側隔壁に設けられた現像剤移送口の開口縁
は、各々所定の間隔をおいて上下方向に互いに略平行延
び上端位置が初期現像剤高さに略対応する位置まで達す
る平行部と、該平行部の上端位置から外端に向かって切
り欠かれた切欠部とによって形成されている、ことを特
徴とする現像剤攪拌搬送装置が提供される。
【0008】
【作用】本発明の現像剤攪拌搬送装置においては、第1
の攪拌搬送部材の第1の螺旋羽根によって軸方向中央部
に搬送される現像剤は、隔壁に形成された現像剤移送口
まで搬送されると現像剤移送口を通して第2の攪拌搬送
部材側に移送される。この搬送過程において、現像剤キ
ャリアの劣化や湿度の上昇等の環境変化に伴い現像剤の
流動性が低下して第1の攪拌搬送部材の中央部付近に滞
留しようとしてもりあげられた現像剤は、上記現像剤移
送口の開口縁を構成する切欠部を通して第2の攪拌搬送
部材側に移送される。
【0009】また、本発明の現像剤攪拌搬送装置におい
ては、第1の攪拌搬送部材の第1の螺旋羽根によって軸
方向中央部に搬送される現像剤は、上流側隔壁と下流側
隔壁に形成された現像剤移送口まで搬送されると該現像
剤移送口を通して第2の攪拌搬送部材側及び第2の攪拌
搬送部材側に移送される。この搬送過程において、現像
剤キャリアの劣化や湿度の上昇等の環境変化に伴って現
像剤の流動性が低下して第1の攪拌搬送部材の中央部付
近に滞留しようとしてもりあげられた現像剤は、上記両
現像剤移送口の開口縁を各々構成する切欠部を通して第
2の攪拌搬送部材側及び第3の攪拌搬送部材側に移送さ
れる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に従って構成された現像剤攪拌
搬送装置の好適実施例を図示している添付図面を参照し
て、更に詳述する。
【0011】図1には、静電複写機を構成する回転ドラ
ムの一部と共に、本発明に従って構成された現像剤攪拌
搬送装置を備えた静電潜像現像装置が図示されている。
周表面に適宜の静電感光体が配設されている回転ドラム
2は、矢印4で示す方向に回転せしめられて、現像域6
を通過するように構成されている。現像域6の上流側に
おいて、それ自体は周知の適宜の方式によって回転ドラ
ム2の周表面上に静電潜像が形成される。現像域6にお
いては、本発明に従って構成された現像剤攪拌搬送装置
7を備えた全体を番号8で示す静電潜像現像装置によっ
て、回転ドラム2の周表面上の静電潜像がトナー像に現
像される。かかるトナー像は、現像域6の下流側におい
て、普通紙等の転写部材に転写されてそこに定着せしめ
られ、かくして複写乃至印刷物が得られる。
【0012】図1及び図2を参照して説明を続けると、
静電潜像現像装置8は現像ハウジング10を具備してい
る。適宜の合成樹脂から成形することができる現像ハウ
ジング10は、底壁12及びこの底壁12の後側縁から
実質上鉛直に上方に延びる後壁16と共に前端壁18及
び後端壁20を含んでいる。後壁16にはその上端から
実質上水平に前方に突出する上壁22が接続されてお
り、この上壁22には更にカバー壁24が接続されてい
る。
【0013】図1及び図2を参照して説明を続けると、
静電潜像現像装置8は現像ハウジング10を具備してい
る。適宜の合成樹脂から成形することができる現像ハウ
ジング10は、底壁12及びこの底壁12の後側縁から
実質上鉛直に上方に延びる後壁16と共に前端壁18及
び後端壁20を含んでいる。後壁16にはその上端から
実質上水平に前方に突出する上壁22が接続されてお
り、この上壁22には更にカバー壁24が接続されてい
る。
【0014】上記現像ハウジング10の最前部(図1に
おいて最左部、図2において最上部)には現像剤適用手
段26が配設されている。この現像剤適用手段26は実
質上水平に幅方向に延在するスリーブ部材28とこのス
リーブ部材28内に配設された永久磁石部材30とから
構成されている。スリーブ部材28はアルミニウム等の
非磁性材によって構成され回転自在に装着されており、
永久磁石部材30は所定位置に固定されている。図2に
図示されている如く、スリーブ部材28が固定されてい
る回転軸31は現像ハウジング10の後端壁20を貫通
して後方に突出しており、その突出端部には入力歯車3
2が固定されている。この入力歯車32は上記回転ドラ
ム2の入力歯車(図示していない)を介して電動モータ
でよい回転駆動源(図示していない)に駆動連結されて
おり、矢印34で示す方向に回転駆動せしめられる。上
記現像ハウジング10のカバー壁24の自由端縁35
は、現像剤適用手段26のスリーブ部材28の周表面に
近接して位置せしめられており、後に更に詳述する如
く、スリーブ部材28の周表面に保持されて上記現像域
6に搬送される現像剤の量を規制する所謂穂切手段とし
て機能する。
【0015】上記現像剤適用手段26の後方に本発明に
従って構成された現像剤攪拌搬送装置7が配設されてい
る。この現像剤攪拌搬送装置7は、図示の実施例におい
ては現像ハウジング10に前後方向(図1において左右
方向、図2において上下方向)に所定間隔をおいて平行
に配設された上流側隔壁38及び下流側隔壁40を備え
ている。上流側隔壁38は、現像ハウジング8の底壁1
2から実質上鉛直に上方に突出せしめられている直立壁
42及び44によって規定されている。同様に、下流側
隔壁手段40も、現像ハウジング8の底壁12から実質
上鉛直に上方に突出せしめられている直立壁46及び4
8によって規定されている。図1から明確に理解される
とおり、直立壁42、44、46及び48の各々の下端
部両側面は凹円弧形状にせしめられている。図2を参照
することによって明確に理解されるとおり、幅方向(図
1において紙面に垂直な方向、図2において左右方向)
中央部並びに幅方向両端部においては直立壁42及び4
4が存在せず、上流側隔壁38の幅方向中央部並びに幅
方向両端部には夫々現像剤移送口50並びに52及び5
4が配設されている。同様に、直立壁46及び48も幅
方向中央部並びに幅方向両端部においては存在せず、下
流側隔壁40の幅方向中央部並びに幅方向両端部にも夫
々現像剤移送口56並びに58及び60が配設されてい
る。
【0016】上記上流側隔壁38の幅方向中央部に設け
られた現像剤移送口50は、図3に示すように上流側隔
壁38を構成する直立壁42と44の内端間に規定され
ており、その開口縁は所定の間隔をおいて上下方向に延
びる互いに略平行な平行部422、442と、該平行部
422、442の上端から各々外端部に向かって傾斜し
て切り欠かれた切欠部424と444とによって形成さ
れている。平行部422、442の上端、即ち切欠部4
24と444の開始点426、446は、初期現像剤高
さ(H)に対応する位置かそれより若干高い位置に設定
され、本実施例では初期現像剤高さ(H)に略対応する
位置より5mm程度高い位置に設定されている。ここ
で、初期現像剤高さ(H)とは、最初にキャリアとトナ
ーを混合して未だ現像作用をしていない現像剤を静電潜
像現像装置に投入し、現像剤攪拌搬送装置を作動して現
像剤の流れが安定したときの現像ハウジングの底面から
の現像剤の高さをいう。この初期現像剤高さ(H)は、
後述する攪拌搬送部材によって現像剤が搬送循環されて
も大きな変動はない。なお、上記現像剤移送口50の開
口縁を構成する切欠部424と444の傾斜角度αは4
5°以下が望ましく本実施例では30°程度に設定され
ている。また、上流側隔壁38を構成する直立壁42と
44の高さは、使用する現像剤の流動性にもよるが、上
記切欠部424と444の開始点426、446より5
mm程度以上高い位置に設定する必要がある。
【0017】上記下流側隔壁40の幅方向中央部に設け
られた現像剤移送口56も、図4に示すように下流側隔
壁40を構成する直立壁46と48の内端間に規定され
ており、その開口縁は所定の間隔をおいて上下方向に延
びる互いに略平行な平行部462、482と、該平行部
462、482の上端から各々外端部に向かって傾斜し
て切り欠かれた切欠部464と484とによって形成さ
れている。平行部462、482の上端、即ち切欠部4
64と484の開始点466、486は、本実施例では
初期現像剤高さ(H)に対応する位置より5mm程度高
い位置に設定され、また、上流側隔壁38を構成する直
立壁42と44の高さも、上記切欠部464と484の
開始点466、486より5mm程度以上高い位置に設
定されている。また、上記切欠部464と484の傾斜
角度αは上記上流側隔壁38に形成された現像剤移送口
50の開口縁を構成する切欠部424、444と同様に
30°程度に設定されている。なお、下流側隔壁40の
幅方向中央部に設けられた現像剤移送口56の開口縁を
構成する平行部462と482の間隔W2は、上記上流
側隔壁38の幅方向中央部に設けられた現像剤移送口5
0の開口縁を構成する平行部422と442の間隔W1
より大きく設定されている。即ち、上記間隔W2と上記
間隔W1とを略同じ程度に構成すると現像剤が中央部に
溜まり、上記間隔W2が上記間隔W1に対して大きすぎ
ると中央部の現像剤が不足することになる。上記間隔W
2とW1との関係は、装置の大きさや複写速度等種々の
要因によって設定されるが、本発明者等の実験によれ
ば、上記間隔W2は上記間隔W1の1.3乃至4.0
倍、望ましくは1.5乃至2.5倍であるのが好適であ
る。
【0018】次に、上記現像剤移送口50及び56を構
成する開口縁の形状に関する他の実施例について、図5
及び図6を参照して説明する。なお、上記図3に示す実
施例と同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明
を省略するとともに、現像剤移送口50及び56は同様
の形状とし、現像剤移送口56の構成部を示す符号には
括弧付して説明する。図5に示す実施例は、現像剤移送
口50(56)を構成する切欠部が平行部422(46
2)、442(482)の上端、即ち切欠部の開始点4
26(466)と446(486)から各々外端に向か
って延びる水平部423(463)、443(483)
と該水平部423(463)、443(483)から各
々外端に向かって傾斜する傾斜部425(465)、4
45(485)とによって構成されている。また、図6
に示す実施例は、現像剤移送口50(56)を構成する
切欠部が平行部422(462)、442(482)の
上端、即ち切欠部424(466)と444(486)
の開始点から各々外端部に向かって延びる円弧部427
(467)と447(487)によって形成されてい
る。
【0019】図示の現像剤攪拌搬送装置7は、上記上流
側隔壁38と上記下流側隔壁40との間に配設された第
1の攪拌搬送部材62と、上記下流側隔壁40の下流側
(即ち前側)に下流側隔壁40に沿って配設された第2
の攪拌搬送部材64、及び上記上流側隔壁38の上流側
(即ち後側)に上流側隔壁38に沿って配設された第3
の攪拌搬送部材66を具備している。なお、上記第1の
攪拌搬送部材62と第2の攪拌搬送部材64及び第3の
攪拌搬送部材66は、図示の実施例においては同一平面
内に配設されている。
【0020】第1の攪拌搬送部材62は、上記現像ハウ
ジング10の両端壁18及び20間に回転自在に装着さ
れた回転軸68を有する。この回転軸68には幅方向
(即ち軸方向)に間隔をおいて一対の第1の螺旋羽根7
0及び第2の螺旋羽根72が形成されている。この第1
の螺旋羽根70及び第2の螺旋羽根72の内端は、いづ
れも第1の攪拌搬送部材62の軸方向中心まで達してお
らず、第1の攪拌搬送部材62の軸方向中央部には第1
の螺旋羽根70及び第2の螺旋羽根72が設けられてい
ない。第1の螺旋羽根70と第2の螺旋羽根72とは、
螺旋の巻き方向が相互に逆に形成されている。第1の螺
旋羽根70の外径と第2の螺旋羽根72の外径とは同一
である。このように構成された第1の現像剤攪拌搬送部
材62は、図1において矢印108で示す方向に回転せ
しめられ、現像剤を攪拌しつつ両端部から中央部に向け
て搬送する。上記回転軸68の軸方向中央部には傾斜楕
円板73が設けられている。この傾斜楕円板73の軸方
向寸法は、上記下流側隔壁40の幅方向中央部に設けら
れた現像剤移送口56を構成する平行部462と482
の間隔W2と略同一に形成されている。傾斜楕円板73
は側面図において円形を呈するが、この円形の直径は第
1の螺旋羽根70及び第2の螺旋羽根72の外径と実質
上同一に形成されている。
【0021】上記第2の攪拌搬送部材64も上記現像ハ
ウジング10の両端壁18及び20間に回転自在に装着
された回転軸74を有する。この回転軸74には幅方向
(即ち軸方向)に間隔をおいて一対の第1の螺旋羽根7
6及び第2の螺旋羽根78が形成されている。この第1
の螺旋羽根76及び第2の螺旋羽根78の内端は、いづ
れも第2の攪拌搬送部材64の軸方向中心まで達してお
らず、第2の攪拌搬送部材64の軸方向中央部には第1
の螺旋羽根76及び第2の螺旋羽根78が設けられてい
ない。なお、第2の攪拌搬送部材64に設けられた第1
の螺旋羽根76及び第2の螺旋羽根78の内端は、上記
第1の攪拌搬送部材62に設けられた第1の螺旋羽根7
0及び第2の螺旋羽根72の内端より、内側即ち軸方向
中心200側に位置している。第1の螺旋羽根76と第
2の螺旋羽根78とは、螺旋の巻き方向が相互に逆に形
成されている。第1の螺旋羽根76の外径と第2の螺旋
羽根78の外径とは同一である。第1の螺旋羽根76及
び第2の螺旋羽根78の各々の軸方向外端は、下流側隔
壁40の幅方向両端部に配設されている現像剤移送口5
8及び60の幅方向略中間に対応して位置するのが好都
合である。回転軸74の両端部には第1の螺旋羽根76
及び第2の螺旋羽根78に夫々対向して位置する第1の
補助螺旋羽根80及び第2の補助螺旋羽根82が形成さ
れている。第1の補助螺旋羽根80及び第2の補助螺旋
羽根82の外径は第1の螺旋羽根76及び第2の螺旋羽
根78の外径と同一でよい。略360度の角度範囲に渡
って延びる第1の補助螺旋羽根80及び第2の補助螺旋
羽根82の巻き方向は、対向する第1の螺旋羽根76及
び第2の螺旋羽根78の巻き方向に対して逆方向であ
る。このように構成された第2の現像剤攪拌搬送部材6
4は、図1において矢印110で示す方向に回転せしめ
られ、現像剤を攪拌しつつ中央部から両端部に向けて搬
送する。
【0022】図2を参照して説明を続けると、上記第3
の攪拌搬送部材66も上記現像ハウジング10の両端壁
18及び20間に回転自在に装着された回転軸84を有
する。この回転軸84には幅方向(即ち軸方向)に間隔
をおいて一対の第1の螺旋羽根86及び第2の螺旋羽根
88が形成されている。この第1の螺旋羽根86及び第
2の螺旋羽根88もその内端は、いづれも第3の攪拌搬
送部材66の軸方向中心まで達しておらず、第3の攪拌
搬送部材66の軸方向中央部には第1の螺旋羽根86及
び第2の螺旋羽根88が設けられていない。第1の螺旋
羽根86と第2の螺旋羽根88とは、螺旋の巻き方向が
相互に逆に形成されている。第1の螺旋羽根86の外径
と第2の螺旋羽根88の外径とは同一である。第1の螺
旋羽根86及び第2の螺旋羽根88の各々の幅方向外端
は、上流隔壁手段38の幅方向両端部に配設されている
現像剤移送口52及び54の幅方向略中間に対応して位
置するのが好都合である。回転軸84の両端部には第1
の螺旋羽根86及び第2の螺旋羽根88に夫々対向して
位置する第1の補助螺旋羽根90及び第2の補助螺旋羽
根92が形成されている。第1の補助螺旋羽根90及び
第2の補助螺旋羽根92の外径は第1の螺旋羽根86及
び第2の螺旋羽根88の外径と同一でよい。略360度
の角度範囲に渡って延びる第1の補助螺旋羽根90及び
第2の補助螺旋羽根92の巻き方向は、対向する第1の
螺旋羽根86及び第2の螺旋羽根88の巻き方向に対し
て逆方向である。このように構成された第3の現像剤攪
拌搬送部材66は、図1において矢印106で示す方向
に回転せしめられ、現像剤を攪拌しつつ中央部から両端
部に向けて搬送する。上記回転軸84の軸方向中央部に
は傾斜楕円板93が設けられている。この傾斜楕円板9
3の軸方向寸法は、上記上流側隔壁38の幅方向中央部
に設けられた現像剤移送口50を構成する平行部422
と442の間隔W1と略同一に形成されている。傾斜楕
円板93は上記傾斜楕円板73と同様に側面図において
円形を呈するが、この円形の直径は第1の螺旋羽根86
及び第2の螺旋羽根88の外径と実質上同一に形成され
ている。
【0023】図2及び図7を参照して説明すると、第1
の攪拌搬送部材62の回転軸68、第2の攪拌搬送部材
64の回転軸74及び第3の攪拌搬送部材66の回転軸
84の各々は現像ハウジング10の後端壁20を貫通し
て後方に突出せしめられており、これらの回転軸68、
74及び84の後端部には夫々入力歯車98、100、
102が固定されている。入力歯車102は入力歯車9
8に係合せしめられており、入力歯車98は入力歯車1
00に係合せしめられており、そして入力歯車100は
後端壁20に回転自在に装着された伝動歯車104を介
して上記現像剤適用手段26の入力歯車32に係合せし
められている。従って、上記回転駆動源(図示していな
い)によって現像剤適用手段26のスリーブ部材28が
矢印34で示す方向に回転せしめられると、図1に示す
ように第1の攪拌搬送部材62は矢印108で示す方向
に、第2の攪拌搬送部材64は矢印110で示す方向
に、第3の攪拌搬送部材66は矢印106で示す方向に
回転せしめられる。
【0024】図1に図示する如く、現像ハウジング10
内にはトナーとキャリア粒子とから成る現像剤112が
収容される。かかる現像剤112は上流側隔壁38の上
流側(図1において右側、図2において下側)、上流側
隔壁38と下流側隔壁40との間、及び下流側隔壁40
の下流側(図1において左側、図2において上側)に適
宜に分散して収容される。矢印106で示す方向に回転
される第3の攪拌搬送部材66は、上流側隔壁38の上
流側において現像剤を攪拌しながら軸方向中央部から軸
方向両端部に向けて搬送する。即ち、第3の攪拌搬送部
材66の第1の螺旋羽根86は現像剤を攪拌しながら軸
方向中央部から軸方向片端部(図2において左端部)に
向けて搬送し、第3の攪拌搬送部材66の第2の螺旋羽
根88は現像剤を攪拌しながら軸方向中央部から幅方向
他端部(図2において右端部)に向けて搬送する。第3
の攪拌搬送部材66の第1の補助螺旋羽根90は幅方向
片端部において現像剤を軸方向内方に強制し、第1の補
助螺旋羽根92は軸方向他端部において現像剤を軸方向
内方に強制する。矢印108で示す方向に回転される第
1の攪拌搬送部材62は、上流側隔壁38と下流側隔壁
40との間において現像剤を攪拌しながら軸方向両端部
から軸方向中央部に向けて搬送する。即ち、第1の攪拌
搬送部材62の第1の螺旋羽根70は現像剤を攪拌しな
がら軸方向片端部(図2において左端部)から軸方向中
央部に向けて搬送し、第1の攪拌搬送部材62の第2の
螺旋羽根72は現像剤を攪拌しながら搬送する。矢印1
10で示す方向に回転される第2の攪拌搬送部材64
は、下流側隔壁40の下流側において現像剤を攪拌しな
がら軸方向中央部から軸方向両端部に向けて搬送する。
即ち、第2の攪拌搬送部材64の第1の螺旋羽根76は
現像剤を攪拌しながら軸方向中央部から軸方向片端部
(図2において左端部)に向けて搬送し、第2の攪拌搬
送部材64の第2の螺旋羽根78は現像剤を攪拌しなが
ら軸方向中央部から軸方向他端部(図2において右端
部)に向けて搬送する。第2の攪拌搬送部材64の第1
の補助螺旋羽根80は軸方向片端部において現像剤を軸
方向内方に強制し、第2の補助螺旋羽根82は軸方向他
端部において現像剤を軸方向内方に強制する。
【0025】軸方向両端部から軸方向中央部に向けて現
像剤を搬送する第1の攪拌搬送部材62の搬送能力は、
軸方向中央部から軸方向両端部に向けて現像剤を搬送す
る第2の攪拌搬送部材64及び第3の攪拌搬送部材66
の各々の搬送能力より大きく設定されていることが重要
である。軸方向両端部から軸方向中央部への現像剤の搬
送と軸方向中央部から軸方向両端部への現像剤の搬送を
実質上平衡せしめて現像剤が軸方向全体に渡って充分に
均一に存在するようになすために、第1の攪拌搬送部材
62の搬送能力は第2の攪拌搬送部材64の搬送能力と
第3の攪拌搬送部材66の搬送能力との和に略合致せし
められているのが好適である。また、第2の攪拌搬送部
材64の搬送能力は第3の攪拌搬送部材66の搬送能力
よりも大きく設定されているのが好適であり、第2の攪
拌搬送部材64の搬送能力は第3の攪拌搬送部材66の
搬送能力の1.2乃至2.5倍程度であるのが好都合で
ある(その理由については後に更に言及する)。第1の
攪拌搬送部材62、第2の攪拌搬送部材64及び第3の
攪拌搬送部材66の搬送能力は、それらの第1及び第2
の螺旋羽根70及び72、76及び78並びに86及び
88の回転速度、ピッチ及び外径を適宜に設定すること
によって所要とおりに設定することができる。図示の実
施例においては、第2の攪拌搬送部材64の単位時間当
り回転数と第3の攪拌搬送部材66の単位時間当り回転
数とは同一であるが、これらの回転数に比べて第1の攪
拌搬送部材62の単位時間当りの回転数は大きく設定さ
れている。第2の攪拌搬送部材64の第1及び第2の螺
旋羽根76及び78のピッチは第3の攪拌搬送部材66
の第1及び第2の螺旋羽根86及び88のピッチより大
きく、第1の攪拌搬送部材62の第1及び第2の螺旋羽
根70及び72のピッチは第2の攪拌搬送部材64の第
1及び第2の螺旋羽根76及び78よりも更に大きい。
第3の攪拌搬送部材66の第1及び第2の螺旋羽根86
及び88の外径と第2の攪拌搬送部材64の第1及び第
2の螺旋羽根76及び78外径とは同一であるが、これ
らの外径よりも第1の攪拌搬送部材62第1及び第2の
螺旋羽根70及び72の外径は大きい。
【0026】図1及び図2を参照して説明を続けると、
現像ハウジング10の底壁12の、上流側隔壁38と下
流側隔壁40との間で且つ幅方向中央部には、円形開口
114が形成されている。そして、この開口114には
現像剤112中のトナー濃度を検出するための検出器1
16が配設されている。この検出器116は、開口11
4を通して現像ハウジング10内に露呈せしめられてい
る上面上に存在する現像剤112の透磁率を検出するこ
とによって現像剤112中のトナー濃度を検出するそれ
自体は公知の形態のものでよい。静電潜像現像装置8に
は、更に、検出器116によって検出される現像剤11
2中のトナー濃度に応じて作動せしめられる、トナー供
給手段も備えられている。かかるトナー供給手段は、現
像ハウジング10の上壁22に配設せしめられた送給管
118を具備している。この送給管118の一端部は、
第3の攪拌搬送部材66の軸方向中央部の上方に位置せ
しめられており、その下面には現像ハウジング10内に
通じる送出口120が形成されている。上記一端部から
幅方向前端に延びる送給管118の他端部はトナー容器
(図示していない)に連通せしめられており、送出管1
18内には螺旋羽根から構成することができるトナー搬
送手段(図示していない)が配設されている。上記検出
器116が検出する現像剤112中のトナー濃度が所定
値以下になると、送給管118内のトナー搬送手段が作
動せしめられて、トナー容器から送給管118を通して
トナーが搬送され、送出口120から現像ハウジング1
0内の第3の攪拌搬送部材66の傾斜楕円板93上に落
下せしめられる。上記検出器116が検出するトナー濃
度が所定値以上になると、送給管118内のトナー搬送
手段の作動が停止せしめられ、現像ハウジング10内へ
のトナー供給が停止される。
【0027】次に、上述したとおりの現像剤攪拌搬送装
置7を備えた静電潜像現像装置8の作用効果を要約して
説明すると、次のとおりである。図2に矢印で示すとお
り、トナー供給手段の送出管118に形成されている送
出口120から落下せしめられたトナーは第3の攪拌搬
送部材66の傾斜楕円板93の作用によって軸方向中央
部から両側に均等に分配されて、現像ハウジング10内
の現像剤112に混入せしめられる。第3の上流側隔壁
38の上流側(図1において右側)に存在する現像剤1
12は、第3の攪拌搬送部材66の第1及び第2の螺旋
羽根86及び88の作用によって攪拌されながら軸方向
中央部から軸方向両側部に搬送される。第3の攪拌搬送
部材66の搬送能力は比較的小さく設定されているの
で、現像剤112は第3の攪拌搬送部材66によって軸
方向中央部から軸方向両側部に比較的低速で搬送され、
この際に充分に攪拌せしめられる。第3の攪拌搬送部材
66によって軸方向両側部に搬送された現像剤112
は、上流側隔壁38の幅方向両側部に配設されている現
像剤移送口52及び54を通して前方に移送されて、上
流側隔壁38と下流側隔壁40との間に導入される。
【0028】次いで、上流側隔壁38と下流側隔壁40
との間において、現像剤112は第1の攪拌搬送部材6
2の第1及び第2の螺旋羽根70及び72の作用によっ
て攪拌されながら軸方向両側部から軸方向中央部に搬送
される。第1の攪拌搬送部材62の軸方向中央部におい
ては、現像剤112の一部が下流隔壁手段38の幅方向
中央部に配設されている現像剤移送口56を通して前方
に移送され、また現像剤112の一部が上流隔壁手段4
0の幅方向中央部に配設されている現像剤移送口50を
通して後方に移送される。この際には、第1の攪拌搬送
部材62における傾斜楕円板73の作用によって、軸方
向片側から搬送された現像剤112が軸方向両側に適宜
に分配せしめられると共に軸方向他側から搬送された現
像剤112が軸方向両側に適宜に分配せしめられる。下
流隔壁手段40の幅方向中央部に配設されている現像剤
移送口56を構成する平行部462と482の間隔W2
は比較的大きく設定されている故に、かかる現像剤移送
口56を通して比較的多量の現像剤112が下流隔壁手
段40の下流側に進入せしめられる。上流隔壁手段30
の幅方向中央部に配設された現像剤移送口50を構成す
る平行部422と442の間隔W1は比較的小さく設定
されている故に、かかる現像剤移送口50を通して上流
隔壁手段38の上流側に戻される現像剤112は比較的
少量であり、そしてまた上述したトナー送出口120か
ら落下せしめられたトナーが、第3の攪拌搬送部材66
によって攪拌されながら搬送されることなく、直接的に
現像剤移送口50を通って上流隔壁手段38と下流隔壁
手段40との間に導入されることが充分確実に回避され
る。上記搬送過程において、現像剤キャリアの劣化や湿
度の上昇等の環境変化に伴って現像剤の流動性が低下し
てくると、現像剤を軸方向両端部から軸方向中央部に向
けて搬送する第1の攪拌搬送部材62の中央部付近に現
像剤が滞留し、第2の攪拌搬送部材64及び第3の攪拌
搬送部材66側の現像剤量が不足状態となって循環バラ
ンスが崩れ、トナー濃度制御に不具合が生じる。図示の
実施例においては第1の攪拌搬送部材62の両側に配設
された上流側隔壁38及び下流側隔壁40に形成された
現像剤移送口50及び56の開口縁は、各々所定の間隔
をおいて上下方向に延びる互いに略平行な平行部42
2、442及び462、482と、該平行部422、4
42及び462、482の上端から各々外端に向かって
傾斜して切り欠かれた切欠部424と444及び46
4、484とによって形成されているので、第1の攪拌
搬送部材62の中央部付近に滞留しようとしてもりあげ
られた現像剤は、上記切欠部424と444及び46
4、484を通して第3の攪拌搬送部材66側及び第2
の攪拌搬送部材64側に移送される。従って、現像剤は
第1の攪拌搬送部材62の中央部付近に滞留することな
く円滑に循環せしめられる。
【0029】下流側隔壁40の幅方向中央部に配設され
ている下側開口564及び上側開口562からなる現像
剤移送口56から前方に移送された現像剤は、第2の攪
拌搬送部材64の第1の螺旋羽根76及び第2の螺旋羽
根78の作用によって攪拌されながら軸方向中央部から
軸方向両側部に搬送される。そして、軸方向両側部に搬
送された現像剤112は、下流側隔壁40の幅方向両側
部に配設されている現像剤移送口58及び60を通して
後方に移送されて、上流側隔壁38と下流側隔壁40と
の間に戻され、しかる後に第1の攪拌搬送部材62の第
1の螺旋羽根70及び第2の螺旋羽根72の作用によっ
て攪拌されながら軸方向両側部から軸方向中央部に搬送
される。
【0030】図1及び図2を参照して説明を続けると、
第3の攪拌搬送部材64の下流側(図1において左側、
図2において上側)においては、現像剤適用手段26の
スリーブ部材28が矢印34で示す方向に回転せしめら
れる。図1に番号122で示す現像剤汲み上げ域におい
ては、第2の攪拌搬送部材64の第1の螺旋羽根76及
び第2の螺旋羽根78のの作用によって攪拌されながら
軸方向中央部から軸方向両側部に搬送されている現像剤
112の一部が、静止永久磁石部材30が形成する磁界
に起因してスリーブ部材28の周表面に汲み上げられ
る。スリーブ部材28の周表面に汲み上げられた現像剤
112は、スリーブ部材28の回転に付随して矢印34
で示す方向に搬送されて、現像域6に運ばれる。この際
には、現像ハウジング10のカバー壁24の自由端縁3
5の作用により、スリーブ部材28の周表面から過剰の
現像剤112が除去される。現像域6においては、上述
した如く、回転ドラム4の周表面上に形成されている静
電潜像に現像剤112中のトナーが選択的に付着せしめ
られて、静電潜像がトナー像に現像される。現像域6の
下流に位置する現像剤剥離域124においては、永久磁
石部材30が形成する磁界が低減せしめられていること
等に起因して、スリーブ部材28の周表面から現像剤1
12が離脱される。かかる現像剤112は現像域6にお
いてトナーが消費されたことに起因してトナー濃度が低
下せしめられている。スリーブ部材28の周表面から離
脱された現像剤112は現像ハウジング10内に現像剤
112に混入され、第2の攪拌搬送部材64の第1の螺
旋羽根76及び第2の螺旋羽根78の作用によって攪拌
されながら軸方向両側部に搬送される。第2の攪拌搬送
部材64の搬送能力は第3の攪拌搬送部材66の搬送能
力に比べて大きく設定されている故に、現像剤剥離域1
24においてスリーブ部材28の周表面から充分良好に
現像剤112が離脱されると共にかかる現像剤112が
充分迅速に現像ハウジング10内に現像剤112に混入
され攪拌される。
【0031】以上、本発明を図示の実施例に基づいて説
明したが、本発明は実施例のみに限定されるものではな
く、本発明の技術思想の範囲で種々の変形は可能であ
り、例えば、上記実施例においては、3個の攪拌搬送部
材を用いた例を示したが、2個或いは更に多数の攪拌搬
送部材によって構成してもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明による現像剤攪拌搬送装置は以上
のように構成したので、第1の攪拌搬送部材と第2の攪
拌搬送部材(及び第3の攪拌搬送部材)の間に配設され
る隔壁に設けられた現像剤移送口の開口縁は、所定の間
隔をおいて上下方向に互いに略平行延び上端位置が初期
現像剤高さに略対応する位置まで達する平行部と、該平
行部のと上端位置から外端に向かって切り欠かれた切欠
部とによって形成されているので、現像剤キャリアの劣
化や湿度の上昇等の環境変化に伴い現像剤の流動性が低
下して第1の攪拌搬送部材の中央部付近に滞留しようと
してもりあげられた現像剤は、上記現像剤移送口を構成
する開口縁の切欠部を通して第2の攪拌搬送部材側に移
送される。従って、現像剤は第1の攪拌搬送部材の中央
部付近に滞留することなく円滑に循環せしめられ、常に
適正なトナー濃度を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された現像剤攪拌搬送装置
を備えた静電潜像現像装置の一実施例を示す断面図。
【図2】図1に示す本発明に従って構成された現像剤攪
拌搬送装置を備えた静電潜像現像装置を、現像ハウジン
グの上壁及びカバー部材等を省略して示す平面図。
【図3】図1に示す本発明に従って構成された現像剤攪
拌搬送装置における上流側隔壁に形成された現像剤移送
口を拡大して示す説明図。
【図4】図1に示す本発明に従って構成された現像剤攪
拌搬送装置における下流側隔壁に形成された現像剤移送
口を拡大して示す説明図。
【図5】図1に示す本発明に従って構成された現像剤攪
拌搬送装置における上流側隔壁及び下流側隔壁に形成さ
れた現像剤移送口の他の実施例を拡大して示す説明図。
【図6】図1に示す本発明に従って構成された現像剤攪
拌搬送装置における上流側隔壁及び下流側隔壁に形成さ
れた現像剤移送口の更に他の実施例を拡大して示す説明
図。
【図7】図1に示す静電潜像現像装置における駆動連結
歯車を示す簡略図。
【符号の説明】
2:回転ドラム 6:現像域 7:現像剤攪拌搬送装置 8:静電潜像現像装置 10:現像ハウジング 26:現像剤適用手段 28:スリーブ部材 30:永久磁石部材 38:上流側隔壁 40:下流側隔壁 42:直立壁 44:直立壁 46:直立壁 48:直立壁 50:現像剤移送口 52:現像剤移送口 54:現像剤移送口 56:現像剤移送口 58:現像剤移送口 60:現像剤移送口 62:第1の攪拌搬送部材 64:第2の攪拌搬送手段 66:第3の攪拌搬送手段 68:回転軸 70:第1の螺旋羽根 72:第2の螺旋羽根 74:回転軸 76:第1の螺旋羽根 78:第2の螺旋羽根 80:第1の補助螺旋羽根 82:第2の補助螺旋羽根 84:回転軸 86:第1の螺旋羽根 88:第2の螺旋羽根 90:第1の補助螺旋羽根 92:第2の補助螺旋羽根 112:現像剤 116:検出器(トナー濃度検出器) 118:トナー供給手段の送出管 120:送出口 422:平行部 424:切欠部 442:平行部 444:切欠部 462:平行部 464:切欠部 482:平行部 484:切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊田 慎司 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 市場 昭彦 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジンング内に配設され中央部に現像
    剤移送口を備えた少なくとも1個の隔壁と、 該隔壁の片側に該隔壁に沿って配設され、現像剤を両端
    部から中央部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第2螺
    旋羽根を備えた第1の攪拌搬送部材と、 前記隔壁の他側に隔壁に沿って配設され、現像剤を中央
    部から両端部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第2螺
    旋羽根を備えた第2の攪拌搬送部材と、を具備し、 前記隔壁に設けられた現像剤移送口の開口縁は、所定の
    間隔をおいて上下方向に互いに略平行延び上端位置が初
    期現像剤高さに略対応する位置まで達する平行部と、該
    平行部の上端位置から外端に向かって切り欠かれた切欠
    部とによって形成されている、 ことを特徴とする現像剤攪拌搬送装置。
  2. 【請求項2】 ハウジンング内に間隔をおいて平行に配
    設され中央部に各々現像剤移送口を備えた上流側隔壁及
    び下流側隔壁と、 上流側隔壁と下流側隔壁との間に配設され、現像剤を両
    端部から中央部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第2
    螺旋羽根を備えた第1の攪拌搬送部材と、 前記下流側隔壁の下流側に該下流側隔壁に沿って配設さ
    れ、現像剤を中央部から両端部に向けて搬送する第1螺
    旋羽根及び第2螺旋羽根を備えた第2の攪拌搬送部材
    と、 前記上流側隔壁の上流側に該上流側隔壁に沿って配設さ
    れ、現像剤を中央部から両端部に向けて搬送する第1螺
    旋羽根および第2螺旋羽根を備えた第3の攪拌搬送部材
    と、を具備し、 前記上流側隔壁と下流側隔壁に設けられた現像剤移送口
    の開口縁は、各々所定の間隔をおいて上下方向に互いに
    略平行延び上端位置が初期現像剤高さに略対応する位置
    まで達する平行部と、該平行部の上端位置から外端に向
    かって切り欠かれた切欠部とによって形成されている、 ことを特徴とする現像剤攪拌搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の攪拌搬送部材の搬送能力は、
    前記第2の攪拌搬送部材の搬送能力及び前記第3の攪拌
    搬送部材の搬送能力よりも大きく設定されている、請求
    項2記載の現像剤攪拌搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の攪拌搬送部材の搬送能力は、
    前記第2の攪拌搬送部材の搬送能力と前記第3の攪拌搬
    送部材の搬送能力との和に略合致せしめられている、請
    求項2記載の現像剤攪拌搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の攪拌搬送部材の搬送能力は、
    前記第3の攪拌搬送部材の搬送能力よりも大きく設定さ
    れている、請求項2記載の現像剤攪拌搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記下流側隔壁に設けられた現像剤移送
    口の開口縁を構成する平行部の間隔は、前記上流側隔壁
    に設けられた現像剤移送口の開口縁を構成す平行部の間
    隔よりも大きく設定されている、請求項2記載の現像剤
    攪拌搬送装置。
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