JPH10319722A - 静電潜像現像装置 - Google Patents

静電潜像現像装置

Info

Publication number
JPH10319722A
JPH10319722A JP9131964A JP13196497A JPH10319722A JP H10319722 A JPH10319722 A JP H10319722A JP 9131964 A JP9131964 A JP 9131964A JP 13196497 A JP13196497 A JP 13196497A JP H10319722 A JPH10319722 A JP H10319722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
sleeve member
latent image
electrostatic latent
stirring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9131964A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Kashiwabara
光宏 柏原
Shinji Kikuta
慎司 菊田
Hiroshi Kubota
宏 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP9131964A priority Critical patent/JPH10319722A/ja
Publication of JPH10319722A publication Critical patent/JPH10319722A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高さ寸法を低減することができる静電潜像現
像装置を提供する。 【解決手段】 キャリア粒子とトナーとからなる現像剤
を収容する現像ハウジングと、該現像ハウジング内の現
像剤を現像域を通して移動せしめられる像担持体上に形
成されている静電潜像に適用するための現像剤適用手段
と、該現像ハウジング内の現像剤を該現像剤適用手段へ
搬送する現像剤攪拌搬送機構とを具備する静電潜像現像
装置であって、該現像剤適用手段と該現像剤攪拌搬送機
構との間において該現像剤適用手段より高い位置に、該
現像剤適用手段から離脱した現像剤を該現像剤攪拌搬送
機構へ送る磁気搬送手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電式複写機やレ
ーザ式印刷機の如き画像形成機において静電潜像をトナ
ー像に現像するための静電潜像現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、画像形成機において静電潜
像を現像するために、トナーおよびキャリア粒子とから
なる現像剤を使用する形態の静電潜像現像装置が広く実
用に供されている。この静電潜像現像装置は現像剤を収
容するための現像ハウジングと、現像ハウジング内の現
像剤を静電潜像に適用するための現像剤適用手段と、現
像ハウジング内の現像剤を攪拌するとともに現像剤適用
手段に供給するための現像剤攪拌搬送機構とを具備して
いる。現像剤適用手段は、通常、回転スリーブ部材を含
んでおり、このスリーブ部材の周表面に現像剤を保持し
て現像域に搬送し、現像域において現像剤中のトナーが
静電潜像に選択的に付着せしめられて、静電潜像がトナ
ー像に現像される。現像域を通過した後にスリーブ部材
の周表面に保持されている現像剤は、離脱して現像剤攪
拌搬送機構に戻され循環せしめられることが望ましい。
現像域を通過した後にスリーブ部材の周表面に保持され
ている現像剤を効果的に離脱させるために、従来用いら
れている静電潜像現像装置はスリーブ部材の周表面に保
持されている現像剤を自由落下する構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】而して、現像域を通過
した後に現像剤適用手段を構成するスリーブ部材の周表
面に保持されている現像剤を自由落下させて現像剤攪拌
搬送機構に送るためには、現像剤攪拌搬送機構は現像剤
適用手段より下方に配置する構成となる。このため、静
電潜像現像装置の高さ寸法を低減することは難しく、画
像形成機のコンパクト化を阻害する要因の一つとなって
いる。また、感光体ドラムを中心とした画像形成機にお
いては、転写紙を搬送する搬送経路や給紙ローラが静電
潜像現像装置の下側に配置される構成となり、静電潜像
現像装置の現像剤攪拌搬送機構部が下方に位置すること
は給紙系のレイアウトが難しいという問題がある。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、高さ寸法を低減するこ
とができる静電潜像現像装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記主たる技術的課題を
達成するために、本発明によれば、キャリア粒子とトナ
ーとからなる現像剤を収容する現像ハウジングと、該現
像ハウジング内の現像剤を現像域を通して移動せしめら
れる像担持体上に形成されている静電潜像に適用するた
めの現像剤適用手段と、該現像ハウジング内の現像剤を
該現像剤適用手段へ搬送する現像剤攪拌搬送機構とを具
備する静電潜像現像装置において、該現像剤適用手段と
該現像剤攪拌搬送機構との間において該現像剤適用手段
より高い位置に、該現像剤適用手段から離脱した現像剤
を該現像剤攪拌搬送機構へ送る磁気搬送手段を備えた、
ことを特徴とする静電潜像現像装置が提供される。
【0006】また、本発明によれば、キャリア粒子とト
ナーとからなる現像剤を収容する現像ハウジングと、該
現像ハウジング内の現像剤を現像域を通して移動せしめ
られる像担持体上に形成されている静電潜像に適用する
ための複数個の現像剤適用手段と、該現像ハウジング内
の現像剤を該現像剤適用手段へ搬送する現像剤攪拌搬送
機構とを具備する静電潜像現像装置において、該複数個
の現像剤適用手段と該現像剤攪拌搬送機構との間におい
て該複数個の現像剤適用手段における最下流の現像剤適
用手段より高い位置に、該最下流の現像剤適用手段から
離脱した現像剤を該現像剤攪拌搬送機構へ送る磁気搬送
手段を備えた、ことを特徴とする静電潜像現像装置が提
供される。本発明の他の特徴については、以下の説明に
よって明らかにされる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
静電潜像現像装置の好適な実施形態を図示している添付
図面を参照して、更に詳述する。
【0008】図1には、像担持体を構成する回転ドラム
2の一部と共に、本発明に従って構成された静電潜像現
像装置の好適な実施形態が図示されている。回転ドラム
2は、周表面に適宜の静電感光体が配設されており、図
示しない適宜の駆動手段によって図において矢印4で示
す方向に回転せしめられて、現像域6を通過するように
構成されている。この現像域6の上流側において、回転
ドラム2の周表面上にそれ自体は周知の適宜の静電潜像
形成手段によって静電潜像が形成される。現像域6にお
いては、全体を番号8で示す本発明に従って構成された
静電潜像現像装置によって、回転ドラム2の周表面上に
形成された静電潜像がトナー像に現像される。静電潜像
現像装置によって現像されたトナー像は、現像域6の下
流側において、図示しない転写手段によって普通紙等の
転写部材に転写される。そして、転写部材に転写された
トナー像は、図示しない定着手段によって加熱定着せし
められる。
【0009】図1および図2を参照して説明を続ける
と、静電潜像現像装置8は現像ハウジング10を具備し
ている。適宜の合成樹脂から形成することができる現像
ハウジング10は、底壁12およびこの底壁12の後側
縁から実質上鉛直に上方に延びる後壁14とともに前端
壁16および後端壁18を含んでいる。このように構成
された現像ハウジング10には、その上面を覆う合成樹
脂から形成されたカバー部材19が配設されている。
【0010】現像ハウジング10の最前部(図1におい
て最左部、図2において最上部)には、現像剤適用手段
20が配設されている。現像剤適用手段20は、上記現
像域6において実質上水平に幅方向(図1において紙面
に垂直な方向、図2において左右方向)に延在して回転
ドラム2と平行に配設されたスリーブ部材21と、この
スリーブ部材21内に配設された磁石手段22とから構
成されている。スリーブ部材21はアルミニウム等の非
磁性材によって形成され、現像ハウジング10に回転自
在に装着されている。上記磁石手段22は静止永久磁石
によって構成されており、スリーブ部材21内の所定位
置に固定される。この磁石手段22を構成する静止永久
磁石の外周面には、図1に示すようにN極とS極とが形
成されている。図2に示すように、スリーブ部材21が
固定されている回転軸23は現像ハウジング10の後端
壁18を貫通して後方に突出せしめられている。この回
転軸23の突出端部には入力歯車(図示していない)が
固定され、該入力歯車が適宜の伝動歯車(図示していな
い)を介して電動モータでよい回転駆動源(図示してい
ない)に伝動連結されている。現像剤適用手段20のス
リーブ部材21は、図1において矢印24で示す方向、
即ち上記現像域6において上記回転ドラム2の移動に対
して同方向に移動するように回転駆動せしめられる。こ
のように構成された現像剤適用手段20は、現像剤汲み
上げ域25において磁石手段22に磁力によってスリー
ブ部材21の周表面に現像剤を磁気的に吸着する。スリ
ーブ部材21の周表面に吸着せしめられた現像剤は、現
像剤規制域26において後述する穂切手段によって所定
量に規制されて現像域6に搬送され、現像域6において
回転ドラム2に設けられた静電感光体の周表面上に形成
されている静電潜像に現像剤中のトナーが選択的に付着
せしめられて、静電潜像がトナー像に現像される。現像
域6の下流に位置する磁石手段22のN極とN極とが隣
接して形成された現像剤剥離域27においては、磁石手
段22が形成する磁界が低減せしめられていること等に
起因して、スリーブ部材21の周表面から現像剤が離脱
される。
【0011】図1を参照して説明を続けると、静電潜像
現像装置8には、更に、穂切手段30が配設されてい
る。図示の実施形態においては、穂切手段30は、現像
剤適用手段20に沿って幅方向(図1において紙面に垂
直な方向)に延在する穂切板31によって構成されてい
る。この穂切板31は、図示の実施形態においては非磁
性ステンレス鋼から形成されており、現像剤適用手段2
0を構成するスリーブ部材21の回転方向(矢印24で
示す方向)に見て現像域6の上流側で、スリーブ部材2
1の周表面に近接する先端縁を有する。穂切板31の先
端縁とスリーブ部材21の周表面との隙間は、図示の実
施形態においては1乃至2mm程度に設定されている。
【0012】上記現像剤適用手段20の後方には、現像
剤適用手段20より高い位置に磁気搬送手段40が配設
されている。この磁気搬送手段40は、上記像剤適用手
段20と同様の構成をしており、現像剤適用手段20と
平行に配設されたスリーブ部材41と、このスリーブ部
材41内に配設された磁石手段42とから構成されてい
る。スリーブ部材41はアルミニウム等の非磁性材によ
って形成され、現像ハウジング10に回転自在に装着さ
れている。上記磁石手段42は静止永久磁石によって構
成されており、スリーブ部材41内の所定位置に固定さ
れる。この磁石手段42を構成する静止永久磁石の外周
面には、図1に示すようにN極とS極とが形成されてい
る。図2に示すように、スリーブ部材41が固定されて
いる回転軸43は現像ハウジング10の後端壁18を貫
通して後方に突出せしめられている。この回転軸43の
突出端部には入力歯車(図示していない)が固定され、
該入力歯車が適宜の伝動歯車(図示していない)を介し
て回転駆動源(図示していない)に伝動連結されてい
る。磁気搬送手段40のスリーブ部材41は、図1にお
いて矢印44で示す方向に回転駆動せしめられる。この
ように構成された磁気搬送手段40は、第1の現像剤汲
み上げ域45において磁石手段42の磁力によってスリ
ーブ部材41の周表面に後述する現像剤攪拌搬送機構に
よって搬送された現像剤を磁気的に吸着する。スリーブ
部材41の周表面に吸着せしめられた現像剤は、第1の
現像剤剥離域46において磁石手段42が形成する磁界
が低減せしめられていること等に起因してスリーブ部材
41の周表面から現像剤が離脱されて、上記現像剤適用
手段20のスリーブ部材21の周表面に磁気的に吸着せ
しめられる。一方、回転駆動されている磁気搬送手段4
0のリーブ部材41は、第2の現像剤汲み上げ域47に
おいて上記現像剤適用手段20の現像剤剥離域27にお
いてスリーブ部材21の周表面から離脱された現像剤を
磁気的に吸着して第2の現像剤剥離域48に搬送する。
そして、第2の現像剤剥離域48においてスリーブ部材
41の周表面に磁気的に吸着している現像剤が離脱さ
れ、離脱された現像剤は後述する現像剤攪拌搬送機構に
よって所定の方向に搬送される。
【0013】上記磁気搬送手段40の後方には現像剤攪
拌搬送手段50が配設されている。現像ハウジング10
には、図示の実施形態においては下流搬送路51と中流
搬送路52および上流搬送路53が前後方向(図1にお
いて左右方向、図2において上下方向)に互いに平行に
設けられている。
【0014】上記下流搬送路51と中流搬送路52との
間には下流側隔壁手段54が配設されている。この下流
側隔壁手段54は、一対の隔壁541、542とからな
っており、現像ハウジング10の底壁12に複数個のビ
スによって固定されている。該一対の隔壁541、54
2は、図1に示すように各々の下端部両側面は凹円弧形
状に形成されている。また、一対の隔壁541、542
は、図2に示すように対向する内端が互いに間隔を置い
て設けられており、従って、下流側隔壁手段54の中央
部には現像剤移送口543が形成されている。また、一
対の隔壁541、542の各々外端と現像ハウジング1
0の前端壁16および後端壁18との間には図2に示す
ように各々所定の間隔が設けられており、従って、下流
側隔壁手段54の幅方向両側には夫々現像剤移送口54
4、545が形成されている。
【0015】上記中流搬送路52と上流搬送路53との
間には上流側隔壁手段55が配設されている。この上流
側隔壁手段55は、図示の実施形態においては一対の隔
壁551、552とからなっており、現像ハウジング1
0の底壁12に複数個のビスによって固定されている。
該一対の隔壁551、552は、図1に示すように各々
の下端部両側面は凹円弧形状に形成されている。また、
一対の隔壁551、552は、図2に示すように対向す
る内端が互いに間隔を置いて設けられており、従って、
上流側隔壁手段55の中央部には現像剤移送口553が
形成されている。また、一対の隔壁551、552の各
々外端と現像ハウジング10の前端壁16および後端壁
18との間には図2に示すように各々所定の間隔が設け
られており、従って、上流側隔壁手段55の幅方向両側
には夫々現像剤移送口554、555が形成されてい
る。
【0016】上記下流搬送路51には、第1の攪拌搬送
手段としての下流攪拌搬送手段56が配設されている。
下流攪拌搬送手段56は、図2に示すように上記現像ハ
ウジング10の両端壁16および18間に回転自在に装
着された回転軸561を有している。この回転軸561
には軸線方向即ち幅方向に間隔をおいて一対の螺旋羽根
562および563が形成されている。螺旋羽根562
と螺旋羽根563とは巻き方向が相互に逆に形成されて
いる。螺旋羽根562の外径と螺旋羽根563の外径と
は同一である。螺旋羽根562および563の各々の幅
方向内端は、上記下流側隔壁手段53の中央部に形成さ
れた現像剤移送口543の略中央に対応して位置するの
が好ましい。螺旋羽根562および563の各々の幅方
向外端は、下流側隔壁手段53の幅方向両側に形成され
た現像剤移送口544、545の幅方向略中間に対応し
て位置している。回転軸561の両端部には螺旋羽根5
62および563に夫々対向して位置する補助螺旋羽根
564および565が形成されている。この補助螺旋羽
根564および565は、その外径が螺旋羽根562お
よび563の外径と同一に形成されており、略360度
の角度範囲に渡って構成されている。なお、補助螺旋羽
根564および565の巻き方向は、夫々対向する螺旋
羽根562および563の巻き方向に対して逆方向であ
る。
【0017】上記中流搬送路52には、第2の攪拌搬送
手段としての中流攪拌搬送手段57が配設されている。
中流攪拌搬送手段57は、上記現像ハウジング10の両
端壁16および18間に回転自在に装着された回転軸5
71を有している。この回転軸571には軸線方向即ち
幅方向に間隔をおいて一対の螺旋羽根572および57
3が形成されている。螺旋羽根572と螺旋羽根573
とは巻き方向が相互に逆に形成されている。螺旋羽根5
72の外径と螺旋羽根573の外径とは同一であり、そ
してまた上述した下流攪拌搬送手段56の螺旋羽根56
2および563の外径より大径に構成されている。螺旋
羽根572および573の各々の幅方向内端は、上記下
流側隔壁手段54の中央部に設けられた現像剤移送口5
43よりも若干幅方向外方に対応して位置し、螺旋羽根
572および573の各々の幅方向外端は、下流側隔壁
手段54の幅方向両側に設けられた現像剤移送口54
4、545の幅方向略中間乃至それより幾分外方に対応
して位置している。回転軸571には、更に、その幅方
向中央部に傾斜楕円板574が設けられている。この傾
斜楕円板574の幅方向寸法は、下流側隔壁手段54の
中央部に設けられた現像剤移送口543の幅方向寸法と
略同一に構成されている。傾斜楕円板574は側面図に
おいて円形を呈するが、この円形の直径は螺旋羽根57
2および573の外径と実質上同一に構成されている。
【0018】上記上流搬送路53には、第3の攪拌搬送
手段としての上流攪拌搬送手段58が配設されている。
上流攪拌搬送手段58は、上記現像ハウジング10の両
端壁16および18間に回転自在に装着された回転軸5
81を有している。この回転軸581には軸線方向即ち
幅方向に間隔をおいて一対の螺旋羽根582および58
3が形成されている。螺旋羽根582と螺旋羽根583
とは巻き方向が相互に逆に形成されている。螺旋羽根5
82の外径と螺旋羽根583の外径とは同一であり、そ
してまた上述した中流攪拌搬送手段57の螺旋羽根57
2および573の外径と同一に構成されている。螺旋羽
根582および583の各々の幅方向内端は、上流隔壁
手段55の幅方向中央部に設けられている現像剤移送口
553よりも若干幅方向外方に対応して位置し、螺旋羽
根582および583の各々の幅方向外端は、上流隔壁
手段55の幅方向両端部に設けられている現像剤移送口
554および555の幅方向略中間に対応して位置して
いる。回転軸581の両端部には螺旋羽根582および
583に夫々対向して位置する補助螺旋羽根584およ
び585が形成されている。補助螺旋羽根584および
585の外径は螺旋羽根582および583の外径と同
一に構成されている。この補助螺旋羽根584および5
85は、略360度の角度範囲に渡って構成されてお
り、その巻き方向は夫々対向する螺旋羽根582および
583の巻き方向に対して逆方向である。回転軸581
には、更に、その幅方向中央部に傾斜楕円板586が設
けられている。この傾斜楕円板586の幅方向寸法は、
上流隔壁手段55の幅方向中央部に設けられている現像
剤移送口553の幅方向寸法と略同一に構成されてい
る。傾斜楕円板586は側面図において円形を呈する
が、この円形の直径は螺旋羽根582および583の外
径と実質上同一に構成されている。
【0019】上記下流攪拌搬送手段56の回転軸56
1、中流攪拌搬送手段57の回転軸571および上流攪
拌搬送手段58の回転軸581の各々は、現像ハウジン
グ10の後端壁18を貫通して後方に突出せしめられて
おり、これらの各回転軸561、571および581の
後端部には夫々入力歯車(図示していない)が固定さ
れ、この入力歯車が適宜の伝動歯車(図示していない)
を介して回転駆動源(図示していない)に伝動連結され
ている。このように構成された下流攪拌搬送手段56と
中流攪拌搬送手段57および上流攪拌搬送手段58は、
夫々図1において矢印560、570および580で示
す方向に回転駆動せしめられる。
【0020】上記のように構成された下流攪拌搬送手段
56と中流攪拌搬送手段57および上流攪拌搬送手段5
8の各々の現像剤搬送能力について説明する。中流攪拌
搬送手段57の搬送能力は、下流攪拌搬送手段56およ
び上流攪拌搬送手段58の各々の搬送能力より大きく設
定されている。軸方向両端部から軸方向中央部への現像
剤の搬送と軸方向中央部から軸方向両端部への現像剤の
搬送を実質上平衡せしめて現像剤が軸方向全体に渡って
均一に存在するようになすために、中流攪拌搬送手段5
7の搬送能力は下流攪拌搬送手段56の搬送能力と上流
攪拌搬送手段584の搬送能力との和に略合致するよう
に構成するのが望ましい。また、下流攪拌搬送手段56
の搬送能力は上流攪拌搬送手段58の搬送能力よりも大
きく設定されているのが望ましく、下流攪拌搬送手段5
6の搬送能力は上流攪拌搬送手段58の搬送能力の1.
2乃至2.5倍程度であるのが望ましい。下流攪拌搬送
手段56と中流攪拌搬送手段57および上流攪拌搬送手
段58の各々の現像剤搬送能力は、それらの各螺旋羽根
の回転速度、ピッチおよび外径を適宜に設定することに
よって所要とおりに設定することができる。図示の実施
形態においては、下流攪拌搬送手段56の単位時間当り
回転数と上流攪拌搬送手段58の単位時間当り回転数と
は同一であるが、これらの回転数に比べて中流攪拌搬送
手段57の単位時間当りの回転数は大きく設定されてい
る。下流攪拌搬送手段56の螺旋羽根562および56
3のピッチは上流攪拌搬送手段58の螺旋羽根582お
よび583のピッチより大きく、中流攪拌搬送手段57
の螺旋羽根572および573のピッチは下流攪拌搬送
手段56の螺旋羽根562および563よりも更に大き
い。
【0021】図1および図2を参照して説明を続ける
と、現像ハウジング10の底壁12における中流搬送路
52と対向する所定部には、円形開口12aが形成され
ている。そして、この開口12aには、現像ハウジング
10内に収容されたキャリア粒子とトナーとからなる現
像剤100中のトナー濃度を検出するための検出器60
が配設されている。この検出器60は、開口12aを通
して現像ハウジング10内に露呈せしめられており、そ
の上面上に存在する現像剤100の透磁率を検出するこ
とによって現像剤100中のトナー濃度を検出するそれ
自体は公知の形態のものでよい。静電潜像現像装置8に
は、更に、検出器60によって検出される現像剤100
中のトナー濃度に応じて作動せしめられるトナー供給手
段も備えられている。このトナー供給手段は、現像ハウ
ジング10のカバー部材19に配設せしめられた送給管
62を具備している。この送給管62の一端部は、上流
搬送路53の幅方向中央部の上方に位置せしめられてお
り、その下面には現像ハウジング10内に通じる送出口
62aが形成されている。上記一端部から幅方向前端に
延びる送給管62の他端部はトナー容器(図示していな
い)に連通せしめられており、送出管62内には螺旋羽
根から構成することができるトナー搬送手段(図示して
いない)が配設されている。上記検出器60が検出する
現像剤100中のトナー濃度が所定値以下になると、送
給管100内のトナー搬送手段が作動せしめられて、ト
ナー容器から送給管62を通してトナーが搬送され、送
出口62aから現像ハウジング10内の上流搬送路53
に配設された上流攪拌搬送手段58の螺旋羽根582と
583とが対向する部位、即ち傾斜楕円板586上に落
下せしめられる。上記検出器60が検出するトナー濃度
が所定値以上になると、送給管62内のトナー搬送手段
の作動が停止せしめられ、現像ハウジング10内へのト
ナー供給が停止される。
【0022】図1および図2に示す静電潜像現像装置8
は以上のように構成されており、現像剤適用手段20と
現像剤攪拌搬送機構50との間において現像剤適用手段
8より高い位置に、現像剤適用手段20から離脱した現
像剤を現像剤攪拌搬送機構50へ送る磁気搬送手段40
を配設されているので、現像剤攪拌搬送機構50を現像
剤適用手段8と同等の高さ位置に構成することが可能と
なる。従って、静電潜像現像装置8の高さ寸法を低減す
ることができ、画像形成機をコンパクトに構成すること
ができる。また、静電潜像現像装置8が下方に突出しな
いので、静電潜像現像装置8の下側に配置される給紙系
のレイアウトが容易となる。
【0023】次に、上述したとおりの静電潜像現像装置
8の作用効果を要約して説明すると、次のとおりであ
る。トナー供給手段の送出管62に形成されている送出
口62aから落下せしめられたトナーは、図2に矢印で
示すように上流搬送路53に配設された上流攪拌搬送手
段58の傾斜楕円板586の作用によって軸方向中央部
から両側に均等に分配されて、現像ハウジング10内の
現像剤100に混入せしめられる。上流搬送路53に存
在する現像剤100は、上流攪拌搬送手段58の一対の
螺旋羽根582および583の作用によって攪拌されつ
つ軸方向中央部から軸方向両側部に向けて搬送される。
上流攪拌搬送手段58の搬送能力は比較的小さく設定さ
れているので、現像剤100は上流攪拌搬送手段58に
よって軸方向中央部から軸方向両側部に比較的低速で搬
送され、この際に充分に攪拌せしめられる。上流攪拌搬
送手段58によって軸方向両側部に搬送された現像剤1
00は、上流隔壁手段55の幅方向両端部に設けられて
いる現像剤移送口554および555を通して前方に移
送されて、中流搬送路52に導入される。
【0024】上流攪拌搬送手段58によって中流搬送路
52に導入された現像剤100は、中流攪拌搬送手段5
7の螺旋羽根572および573の作用によって攪拌さ
れつつ軸方向両側部から軸方向中央部に向けて搬送され
る。中流攪拌搬送手段57によって軸方向両側部から軸
方向中央部に搬送された現像剤は、上記下流側隔壁手段
54の中央部に設けられた現像剤移送口543を通して
下流搬送路51に移送され、また現像剤100の一部が
上流隔壁手段55の幅方向中央部に設けられている現像
剤移送口553を通して後方即ち上流搬送路53に移送
される。この際には、中流攪拌搬送手段57における傾
斜楕円板574の作用によって、軸方向片側から搬送さ
れた現像剤100が軸方向両側に適宜に分配されるとと
もに軸方向他側から搬送された現像剤100が軸方向両
側に適宜に分配せしめられる。
【0025】中流攪拌搬送手段57によって下流搬送路
51に移送された現像剤は、下流攪拌搬送手段56の螺
旋羽根562および563の作用によって攪拌されつつ
軸方向中央部から軸方向両側部に向けて搬送される。そ
して、軸方向両側部に搬送された現像剤100は、下流
側隔壁手段54の幅方向両側に設けられた現像剤移送口
544および545を通して後方に移送されて、中流搬
送路52に戻され、しかる後に中流攪拌搬送手段57の
作用によって攪拌されつつ軸方向両側部から軸方向中央
部に向けて搬送される。
【0026】図1および図2を参照して説明を続ける
と、下流搬送路51の下流側(図1において左側、図2
において上側)においては、磁気搬送手段40のスリー
ブ部材41が図1において矢印44で示す方向に回転せ
しめられる。下流攪拌搬送部材56の螺旋羽根562お
よび螺旋羽根563の作用によって攪拌されながら軸方
向中央部から両端部に搬送されている現像剤100の一
部が、磁石手段42が形成する磁界に起因してスリーブ
部材41の周表面に汲み上げられる。スリーブ部材41
の周表面に磁気的に吸着せしめられた現像剤は、第1の
現像剤剥離域46において磁石手段42が形成する磁界
が低減せしめられていること等に起因してスリーブ部材
41の周表面から現像剤が離脱されて、図1において矢
印24で示す方向に回転せしめられている現像剤適用手
段20のスリーブ部材21の周表面に磁気的に吸着せし
められる。スリーブ部材21の周表面に汲み上げられた
現像剤100は、スリーブ部材21の回転に付随して矢
印24で示す方向に搬送されて、現像域6に運ばれる。
この際には、穂切り手段30の作用により、スリーブ部
材21の周表面から過剰の現像剤100が除去される。
現像域6においては、上述した如く、回転ドラム2に設
けられた静電感光体の周表面上に形成されている静電潜
像に現像剤中のトナーが選択的に付着せしめられて、静
電潜像がトナー像に現像される。現像域6の下流に位置
する現像剤剥離域27においては、磁石手段22が形成
する磁界が低減せしめられていること等に起因して、ス
リーブ部材21の周表面から現像剤100が離脱され
る。スリーブ部材21の周表面から離脱された現像剤1
00は、磁気搬送手段40のスリーブ部材41に磁気的
に吸着され、第2の現像剤剥離域48に搬送する。そし
て、第2の現像剤剥離域48においてスリーブ部材41
の周表面に磁気的に吸着している現像剤が離脱される。
かかる現像剤100は現像域6においてトナーが消費さ
れたことに起因してトナー濃度が低下せしめられてい
る。磁気搬送手段40のスリーブ部材41の周表面から
離脱された現像剤100は、現像ハウジング10内に現
像剤100に混入され、下流攪拌搬送部材56の螺旋羽
根562および螺旋羽根563の作用によって攪拌され
ながら軸方向両端部に搬送され、現像剤移送口544お
よび545を通して、中流搬送路52に戻される。
【0027】次に、本発明の他の実施形態について、図
3を参照して説明する。なお、この実施形態は、2個の
現像剤適用手段200、220を備えたものであり、現
像剤適用手段および磁気搬送手段以外の構成は上記図1
および図2の実施形態と実質的に同一であるため、同一
部材には同一符号を付してその説明は省略する。
【0028】図3に示す実施形態においては、現像ハウ
ジング10の最前部(図3において最左部)には、第1
の現像剤適用手段200と該第1の現像剤適用手段20
0の下方(回転ドラム2の移動方向下流側)に配置され
た第2の現像剤適用手段220とが配設されている。第
1の現像剤適用手段200は、現像域6において実質上
水平に幅方向(図3において紙面に垂直な方向)に延在
して回転ドラム2と平行に配設された第1のスリーブ部
材201と、この第1のスリーブ部材201内に配設さ
れた第1の磁石手段202とから構成されている。第1
のスリーブ部材201はアルミニウム等の非磁性材によ
って形成され、現像ハウジング10に回転自在に装着さ
れている。上記第1の磁石手段202は静止永久磁石に
よって構成されており、第1のスリーブ部材201内の
所定位置に固定される。この第1の磁石手段202を構
成する静止永久磁石の外周面には、図3に示すようにN
極とS極とが形成されており、第2の現像剤適用手段2
20と対向する位置には着磁されていない現像剤剥離域
223が設けられている。なお、第1のスリーブ部材2
01は上記図1および図2の実施形態における現像剤適
用手段20と同様に回転軸に固定されており、図示しな
い駆動手段によって図3において矢印204で示す方
向、即ち上記現像域6において回転ドラム2の移動に対
して順方向に移動するように回転駆動せしめられる。
【0029】上記第2の現像剤適用手段220は、上記
現像域6において第1の現像剤適用手段200に対して
上記回転ドラム2の移動方向下流側(図3において第1
の現像剤適用手段200の下側)に配設されている。こ
の第2の現像剤適用手段220も上記第1の現像剤適用
手段200と同様に、実質上水平に幅方向(図3におい
て紙面に垂直な方向)に延在して回転ドラム2と平行に
配設された第2のスリーブ部材221と、該第2のスリ
ーブ部材221内に配設された第2の磁石手段222と
から構成されている。第2のスリーブ部材221はアル
ミニウム等の非磁性材によって形成され、現像ハウジン
グ10に回転自在に装着されている。上記第2の磁石手
段222は円形断面形状を有する静止永久磁石によって
構成されており、第2のスリーブ部材221内の所定位
置に固定される。この第2の磁石手段222を構成する
静止永久磁石の周表面には、図3に示すようにN極とS
極とが形成されており、後述する磁気搬送手段400と
対向する位置にはN極とN極とが隣接するように構成さ
れた現像剤剥離域223が設けられている。なお、第2
のスリーブ部材221も上記第1のスリーブ部材201
と同様に回転軸に固定されており、図示しない駆動手段
によって図3において矢印224で示す方向、即ち上記
現像域6において回転ドラム2の移動に対して順方向に
移動するように回転駆動せしめられる。
【0030】上記第1の現像剤適用手段200および第
2の現像剤適用手段220と現像剤攪拌搬送機構50と
の間には、下流側の現像剤適用手段220より高い位置
に磁気搬送手段400が配設されている。この磁気搬送
手段400は、上記図1および図2の実施形態における
磁気搬送手段40と同様の構成をしており、第1の現像
剤適用手段200および第2の現像剤適用手段220と
平行に配設されたスリーブ部材401と、このスリーブ
部材401内に配設された磁石手段402とから構成さ
れている。スリーブ部材401はアルミニウム等の非磁
性材によって形成され、現像ハウジング10に回転自在
に装着されている。上記磁石手段402は静止永久磁石
によって構成されており、スリーブ部材401内の所定
位置に固定される。この磁石手段402を構成する静止
永久磁石の外周面には、図3に示すようにN極とS極と
が形成されており、第1の現像剤適用手段200と対向
する位置にS極とS極とが隣接するように構成された第
1の現像剤剥離域403が設けられているとともに、現
像剤攪拌搬送機構50の下流攪拌搬送手段56と対向す
る位置にN極とN極とが隣接するように構成された第2
の現像剤剥離域404が設けられている。なお、スリー
ブ部材401も上記図1および図2の実施形態における
磁気搬送手段40のスリーブ部材41と同様に回転軸に
固定されており、図示しない駆動手段によって図3にお
いて矢印405で示す方向に回転駆動せしめられる。
【0031】図3に示す実施形態においては、磁気搬送
手段400に沿って幅方向(図3において紙面に垂直な
方向)に延在する穂切手段300が配設されている。
【0032】次に、図3における静電潜像現像装置の作
用効果について説明する。なお、現像剤攪拌搬送機構5
0の作用については、上記図1および図2の実施形態と
同様であるので、その説明は省略する。磁気搬送手段4
00のスリーブ部材401が図3において矢印405で
示す方向に回転せしめられており、現像剤攪拌搬送機構
50を構成する下流攪拌搬送部材56の螺旋羽根562
および螺旋羽根563の作用によって攪拌されながら軸
方向中央部から両端部に搬送されている現像剤100の
一部が、磁石手段402が形成する磁界に起因してスリ
ーブ部材401の周表面に汲み上げられる。スリーブ部
材401の周表面に磁気的に吸着せしめられた現像剤
は、穂切手段300によって所定量に規制されて第1の
現像剤剥離域403に向けて搬送される。第1の現像剤
剥離域403において磁石手段402が形成する磁界が
低減せしめられていること等に起因してスリーブ部材4
01の周表面から現像剤が離脱されて、図3において矢
印204で示す方向に回転せしめられている第1の現像
剤適用手段200の第1のスリーブ部材201の周表面
に磁気的に吸着せしめられる。
【0033】第1のスリーブ部材201の周表面に磁気
的に吸着せしめられた現像剤100は、第1のスリーブ
部材201の回転に付随して矢印204で示す方向に搬
送されて、現像域6に運ばれる。現像域6においては、
回転ドラム2に設けられた静電感光体の周表面上に形成
されている静電潜像に現像剤中のトナーが選択的に付着
せしめられて、静電潜像がトナー像に現像される。現像
域6を通過した第1のスリーブ部材201上の現像材
は、現像剤剥離域203において離脱され、図3におい
て矢印224で示す方向に回転せしめられている第2の
現像剤適用手段220の第2のスリーブ部材221の周
表面に磁気的に吸着せしめられる。
【0034】第2のスリーブ部材221の周表面に磁気
的に保持された現像剤は、現像域6を通過する際に回転
ドラム2にの周表面上に形成されている静電潜像に現像
作用が施される。現像域6を通過して第2のスリーブ部
材221の周表面に磁気的に保持されている現像剤は、
現像剤剥離域223において離脱して磁気搬送手段40
0のスリーブ部材401の周表面に磁気的に吸着せしめ
られる。スリーブ部材401の周表面に磁気的に保持さ
れた現像剤は、第2の現像剤剥離域404に搬送され、
ここでスリーブ部材401の周表面から離脱されて、現
像ハウジング10内に現像剤100に混入される。そし
て、現像剤攪拌搬送機構50を構成する下流攪拌搬送部
材56の螺旋羽根562および螺旋羽根563の作用に
よって攪拌されながら軸方向両端部に搬送され、現像剤
移送口544および545を通して、中流搬送路52に
戻される。
【0035】以上のように、図3に示す静電潜像現像装
置は、第1の現像剤適用手段200および第2の現像剤
適用手段220と現像剤攪拌搬送機構50との間におい
て下流側の第2の現像剤適用手段220より高い位置
に、第2の現像剤適用手段220から離脱した現像剤を
現像剤攪拌搬送機構50へ送る磁気搬送手段400を配
設したので、現像剤攪拌搬送機構50を下流側の第2の
現像剤適用手段220と同等の高さ位置に構成すること
が可能となる。従って、静電潜像現像装置8の高さ寸法
を低減することができ、画像形成機をコンパクトに構成
することができる。また、静電潜像現像装置8が下方に
突出しないので、静電潜像現像装置8の下側に配置され
る給紙系のレイアウトが容易となる。
【0036】次に、本発明の更に他の実施形態につい
て、図4を参照して説明する。なお、この実施形態は、
上記図3の実施形態における第1の現像剤適用手段20
0を構成する第1のスリーブ部材201の回転方向を逆
にしたもので、その他の構成は図3の実施形態と実質的
に同一であるため、同一部材には同一符号を付してその
説明は省略する。
【0037】図4の実施形態における第1の現像剤適用
手段210は、図4において矢印214で示す方向即ち
現像域6において回転ドラム2の移動に対して逆方向に
移動するように回転駆動せしめられる第1のスリーブ部
材211と、この第1のスリーブ部材211内に配設さ
れた第1の磁石手段212とから構成されている。第1
の磁石手段212を構成する静止永久磁石の外周面に
は、図4に示すようにN極とS極とが形成されており、
図において右側部にはN極とN極とがするように構成さ
れた現像剤剥離域213が設けられている。なお、図4
に示す実施形態においては、第1の現像剤適用手段21
0の現像剤剥離域213に対応する位置に現像剤返送手
段70が配設されている。この現像剤返送手段70は、
第1の現像剤適用手段210に沿って幅方向(図4にお
いて紙面に垂直な方向)に配設されている。
【0038】次に、図4における静電潜像現像装置の作
用効果について説明する。磁気搬送手段400のスリー
ブ部材401の周表面に磁気的に汲み上げられ、穂切手
段300によって所定量に規制されて第1の現像剤剥離
域403に向けて搬送される現像剤は、第1の現像剤剥
離域403において第1の現像剤適用手段210を構成
する第1のスリーブ部材211の周表面に磁気的に吸着
せしめられる。第1のスリーブ部材211の周表面に磁
気的に保持された現像剤は、矢印214で示す方向に搬
送され、その一部が第2の現像剤適用手段220と接近
する位置で第2のスリーブ部材221の周表面に磁気的
に吸着せしめられる。
【0039】上記のようにして第1の現像剤適用手段2
10を構成する第1のスリーブ部材211の周表面に保
持されて矢印214で示す方向に搬送される現像剤は、
現像域6において回転ドラム2の周表面上に形成されて
いる静電潜像に適用されてトナー像に現像される。第1
のスリーブ部材211の周表面に磁気的に保持されて現
像域6を通過せしめられた現像剤は、現像剤剥離域21
3において磁気吸引力が実質上存在しなくなる或いは僅
かになることに起因して、第1のスリーブ部材211の
表面から離脱されて現像剤返送手段70上に落下せしめ
られる。そして、現像剤返送手段70に案内されて現像
剤攪拌搬送機構50を構成する下流搬送路62にに落下
せしめられ、下流搬送路62に配設された下流攪拌搬送
部材56の螺旋羽根562および螺旋羽根563の作用
によって攪拌されながら軸方向両端部に搬送され、現像
剤移送口544および545を通して、中流搬送路52
にに戻される。
【0040】一方、上記のようにして第2のスリーブ部
材221の周表面に磁気的に保持された現像剤は、現像
域6を通過する際に回転ドラム2にの周表面上に形成さ
れている静電潜像に適用し現像作用を施す。現像域6を
通過して第2のスリーブ部材221の周表面に磁気的に
保持された現像剤は、現像剤剥離域223において離脱
して磁気搬送手段400のスリーブ部材401にの周表
面に磁気的に吸着せしめられる。スリーブ部材401の
周表面に磁気的に保持された現像剤は、第2の現像剤剥
離域404に搬送され、ここでスリーブ部材401の周
表面から離脱されて、現像ハウジング10内に現像剤1
00に混入される。そして、下流攪拌搬送部材56の螺
旋羽根562および螺旋羽根563の作用によって攪拌
されながら軸方向両端部に搬送され、現像剤移送口54
4および545を通して、中流搬送路52に戻される。
【0041】
【発明の効果】本発明による静電潜像現像装置は以上の
ように構成されているので、次の作用効果を奏する。
【0042】即ち、現像剤適用手段と現像剤攪拌搬送機
構との間において現像剤適用手段より高い位置に、現像
剤適用手段から離脱した現像剤を現像剤攪拌搬送機構へ
送る磁気搬送手段を配設したので、現像剤攪拌搬送機構
を現像剤適用手段と同等の高さ位置に構成することが可
能となる。従って、静電潜像現像装置の高さ寸法を低減
することができ、画像形成機をコンパクトに構成するこ
とができる。また、静電潜像現像装置が下方に突出しな
いので、静電潜像現像装置の下側に配置される給紙系の
レイアウトが容易となる。
【0043】複数個の現像剤適用手段を備えた静電潜像
現像装置において、複数個の現像剤適用手段と現像剤攪
拌搬送機構との間において該複数個の現像剤適用手段に
おける最下流の現像剤適用手段より高い位置に、該最下
流の現像剤適用手段から離脱した現像剤を該現像剤攪拌
搬送機構へ送る磁気搬送手段を配設したので、最下流の
現像剤適用手段と同等の高さ位置に構成することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された静電潜像現像装置の
一実施形態を示す断面図。
【図2】図1に示す静電潜像現像装置の、現像ハウジン
グの上面を覆うカバー部材を省略して示す平面図。
【図3】本発明に従って構成された静電潜像現像装置の
他の実施形態を示す断面図。
【図4】本発明に従って構成された静電潜像現像装置の
更に他の実施形態を示す断面図。
【符号の説明】
2:回転ドラム 6:現像域 8:静電潜像現像装置 10:現像ハウジング 20:現像剤適用手段 21:スリーブ部材 22:磁石手段 30:穂切手段 40:磁気搬送手段 41:スリーブ部材 42:磁石手段 45:第1の現像剤汲み上げ域 46:第1の現像剤剥離域 47:第2の現像剤汲み上げ域 48:第2の現像剤剥離域 50:現像剤攪拌搬送手段 51:下流搬送路 52:中流搬送路 53:上流搬送路 54:下流側隔壁手段 55:上流側隔壁手段 56:下流攪拌搬送手段 57:中流攪拌搬送手段 58:上流攪拌搬送手段 60:トナー濃度検出器 70:現像剤返送手段 100:現像剤 200:第1の現像剤適用手段 201:第1のスリーブ部材 202:第1の磁石手段 210:第1の現像剤適用手段 211:第1のスリーブ部材 212:第1の磁石手段 220:第2の現像剤適用手段 221:第2のスリーブ部材 222:第2の磁石手段 300:穂切手段 400:磁気搬送手段 401:スリーブ部材 402:磁石手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリア粒子とトナーとからなる現像剤
    を収容する現像ハウジングと、該現像ハウジング内の現
    像剤を現像域を通して移動せしめられる像担持体上に形
    成されている静電潜像に適用するための現像剤適用手段
    と、該現像ハウジング内の現像剤を該現像剤適用手段へ
    搬送する現像剤攪拌搬送機構とを具備する静電潜像現像
    装置において、 該現像剤適用手段と該現像剤攪拌搬送機構との間におい
    て該現像剤適用手段より高い位置に、該現像剤適用手段
    から離脱した現像剤を該現像剤攪拌搬送機構へ送る磁気
    搬送手段を備えた、 ことを特徴とする静電潜像現像装置。
  2. 【請求項2】 該磁気搬送手段は、回転駆動されるスリ
    ーブ部材と、該スリーブ部材内に配設され該現像剤攪拌
    搬送機構と対応する位置に現像剤剥離域を備えた磁石手
    段とからなり、現像剤適用手段から離脱した現像剤を該
    スリーブ部材の周表面に磁気的に吸着して搬送し、該現
    像剤剥離域において離脱せしめる、請求項1記載の静電
    潜像現像装置。
  3. 【請求項3】 該磁気搬送手段は、該現像剤攪拌搬送機
    構によって搬送された現像剤を該スリーブ部材の周表面
    に磁気的に吸着して該現像剤適用手段に搬送する機能を
    備えている、請求項2記載の静電潜像現像装置。
  4. 【請求項4】 キャリア粒子とトナーとからなる現像剤
    を収容する現像ハウジングと、該現像ハウジング内の現
    像剤を現像域を通して移動せしめられる像担持体上に形
    成されている静電潜像に適用するための複数個の現像剤
    適用手段と、該現像ハウジング内の現像剤を該現像剤適
    用手段へ搬送する現像剤攪拌搬送機構とを具備する静電
    潜像現像装置において、 該複数個の現像剤適用手段と該現像剤攪拌搬送機構との
    間において該複数個の現像剤適用手段における最下流の
    現像剤適用手段より高い位置に、該最下流の現像剤適用
    手段から離脱した現像剤を該現像剤攪拌搬送機構へ送る
    磁気搬送手段を備えた、 ことを特徴とする静電潜像現像装置。
  5. 【請求項5】 該磁気搬送手段は、回転駆動されるスリ
    ーブ部材と、該スリーブ部材内に配設され該現像剤攪拌
    搬送機構と対応する位置に現像剤剥離域を備えた磁石手
    段とからなり、該最下流の現像剤適用手段から離脱した
    現像剤を該スリーブ部材の周表面に磁気的に吸着して搬
    送し、該現像剤剥離域において離脱せしめる、請求項4
    記載の静電潜像現像装置。
  6. 【請求項6】 該磁気搬送手段は、該現像剤攪拌搬送機
    構によって搬送された現像剤を該スリーブ部材の周表面
    に磁気的に吸着して該第1の現像剤適用手段に搬送する
    機能を備えている、請求項2記載の静電潜像現像装置。
JP9131964A 1997-05-22 1997-05-22 静電潜像現像装置 Pending JPH10319722A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9131964A JPH10319722A (ja) 1997-05-22 1997-05-22 静電潜像現像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9131964A JPH10319722A (ja) 1997-05-22 1997-05-22 静電潜像現像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10319722A true JPH10319722A (ja) 1998-12-04

Family

ID=15070347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9131964A Pending JPH10319722A (ja) 1997-05-22 1997-05-22 静電潜像現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10319722A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005292301A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置
JP2017167410A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP2017167409A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005292301A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置
JP2017167410A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP2017167409A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5848326A (en) Toner conveying method and device for an image forming apparatus
JPH09101671A (ja) 静電潜像現像装置
JP2981812B2 (ja) 静電潜像現像装置
JP2000305359A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JPH0850405A (ja) 現像剤攪拌搬送装置
JP2009098269A (ja) 現像装置、画像形成装置
JPH10319722A (ja) 静電潜像現像装置
JP3025988B2 (ja) 現像剤攪拌搬送装置
JP2009098286A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP3216062B2 (ja) 現像剤攪拌搬送装置
JPH11161032A (ja) 静電潜像現像装置
JP3326590B2 (ja) 画像形成機のトナー補給装置
JPH10293462A (ja) 現像剤攪拌搬送装置
JPH10319697A (ja) 静電潜像現像装置
JP2009080358A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2009080358A5 (ja)
JPH1124403A (ja) 静電潜像現像装置
JPH10282777A (ja) 静電潜像現像装置
JPH10333438A (ja) 静電潜像現像装置
JP2003263026A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JPH1026871A (ja) 静電潜像現像装置
JP3412098B2 (ja) 現像剤攪拌搬送装置
JP2002014529A (ja) 現像装置
JPH086394A (ja) 現像剤攪拌搬送装置
JPH09106154A (ja) 静電潜像現像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030311