JPH09101679A - 静電潜像現像装置 - Google Patents

静電潜像現像装置

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JPH09101679A
JPH09101679A JP7258413A JP25841395A JPH09101679A JP H09101679 A JPH09101679 A JP H09101679A JP 7258413 A JP7258413 A JP 7258413A JP 25841395 A JP25841395 A JP 25841395A JP H09101679 A JPH09101679 A JP H09101679A
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JP
Japan
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developer
toner
stirring
agitating
conveying member
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Withdrawn
Application number
JP7258413A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Kikuta
慎司 菊田
Tsutomu Osada
努 長田
Mitsuhiro Kashiwabara
光宏 柏原
Akihiko Ichiba
昭彦 市場
Kazuhito Takaoka
一仁 高岡
Hiroshi Kubota
宏 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09101679A publication Critical patent/JPH09101679A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 攪拌搬送部材の両端を回転自在に支持する軸
受に現像剤が侵入するのを防ぐとともに、現像剤を十分
攪拌することができ、かつ、回収トナーを容易に導くこ
とができる現像剤攪拌搬送機構を備えた静電潜像現像装
置を提供する。 【解決手段】 静電潜像現像装置は、互いに間隔を置い
て配設され中央部に各々現像剤移送口を備えた上流側隔
壁および下流側隔壁と、該下流側隔壁の下流側に現像剤
適用手段と隣接して配設され現像剤を両端部から中央部
に向けて搬送する第1の攪拌搬送部材と、上流側隔壁と
下流側隔壁との間に配設され現像剤を中央部から両端部
に向けて搬送する第2の攪拌搬送部材と、上流側隔壁の
上流側に配設され現像剤を両端部から中央部に向けて搬
送する第3の攪拌搬送部材とを有する現像剤攪拌搬送機
構を具備している。現像剤攪拌搬送機構の幅方向一端側
にはトナー補給手段が配設されており、該トナー補給手
段は第3の攪拌搬送部材の一端部上にトナーを供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、静電式複写機およ
び静電式印刷機等の画像生成機において静電潜像をトナ
ー像に現像する静電潜像現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、画像生成機において静電潜
像を現像するために、トナー及びキャリア粒子からなる
現像剤を使用する形態の静電潜像現像装置が広く実用に
供されている。この静電潜像現像装置は現像剤を収容す
るための現像ハウジングと、現像ハウジング内の現像剤
を静電潜像に適用するための現像剤適用手段と、現像ハ
ウジング内の現像剤を攪拌するともに共に所要方向に搬
送するための現像剤攪拌搬送機構と、現像ハウジング内
にトナーを供給するためのトナー補給手段とを具備して
いる。現像剤適用手段は、通常、回転スリーブ部材を含
んでおり、このスリーブ部材の周表面に現像剤を保持し
て現像域に搬送し、現像域において現像剤中のトナーが
静電潜像に選択的に付着せしめられて、静電潜像がトナ
ー像に現像される。静電潜像の現像に応じて現像剤中の
トナーが消費されると、トナー補給手段からトナーが現
像ハウジング内に供給される。現像剤攪拌搬送装置は現
像ハウジング内の現像剤を攪拌してトナーとキャリア粒
子とを混合及び摩擦帯電すると共に所要方向に搬送す
る。
【0003】上述した形態の静電潜像現像装置において
は、現像剤適用手段に保持されて現像域に搬送される前
に現像剤が充分良好に攪拌せしめられ、トナーとキャリ
ア粒子との比率が所要範囲内であるとともにに両者が充
分均一に混合されている現像剤が静電潜像に適用される
ことが重要である。また、現像域の下流側においては、
トナーが静電潜像に付着され、従ってトナーの比率が低
減せしめられた現像剤が、現像剤適用手段から効果的に
離脱されて、現像ハウジング内で再び攪拌され搬送され
ることが重要である。現像剤の攪拌および搬送に関する
かような要件を充足せしめるために、実公昭50−27
333号公報および特開平3−260678号公報に
は、現像剤適用手段に隣接して配設された第1の攪拌搬
送部材と、該第1の攪拌搬送部材の上流に配設された第
2の攪拌搬送部材とから構成した現像剤攪拌搬送装置が
開示されている。第1の攪拌搬送部材は幅方向に延在す
る回転軸とこの回転軸に軸方向に間隔をおいて形成され
且つ巻き方向が相互に逆である一対の螺旋羽根からな
り、第2の攪拌搬送部材も同様に幅方向に延在する回転
軸とこの回転軸に軸方向に間隔をおいて形成され且つ巻
き方向が相互に逆である一対の螺旋羽根からなる。第1
の攪拌搬送部材は所定方向に回転せしめられ、現像剤を
攪拌しながら軸方向中央部から軸方向両端部に向けて現
像剤を搬送し、軸方向両端部において第2の攪拌搬送部
材に現像剤を移送せしめる。同様に所定方向に回転せし
められる第2の攪拌搬送部材は、現像剤を攪拌しながら
軸方向両端部から軸方向中央部に向けて搬送し、軸方向
中央部に現像剤を移送せしめる。第1の攪拌搬送部材に
よって軸方向中央部から軸方向両端部に搬送されている
現像剤が現像剤適用手段に保持されて現像域に搬送され
る。そして、現像剤のトナー濃度が所定値以下になった
とき補給されるトナーの供給部は、上記第2の攪拌搬送
部材の軸方向中央部上方に設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、上記各公報に
開示された現像剤攪拌搬送装置においては、現像剤適用
手段に隣接して配設され第1の攪拌搬送部材を配設した
現像剤搬送路に存在する現像剤の量は、現像剤適用手段
に十分な現像剤を供給することができるように他の攪拌
搬送部材を配設した現像剤搬送路に存在する現像剤の量
よりも相対的に多く設定されている。従って、この状態
で第1の攪拌搬送部材によって幅方向中央部から軸方向
両端部に現像剤が搬送されると、現像剤による現像ハウ
ジング側部への押圧力が高く、このため第1の攪拌搬送
部材の両端を回転自在に支持する軸受に現像剤が侵入す
る。軸受に現像剤が侵入すると、軸受の早期磨耗の原因
となったり、侵入した現像剤が固化すると第1の攪拌搬
送部材の円滑な回転を阻害することになる。特に、高温
・多湿の条件下において上記軸受に侵入した現像剤が固
化する傾向がある。また、上記第1の攪拌搬送部材を配
設した現像剤搬送路における現像剤の流動圧力が高くな
ると、現像剤適用手段と現像ハウジングの底壁との間か
ら現像剤が吹き出す傾向がある。更に、上記各公報に開
示された現像剤攪拌搬送装置においては、補給トナーが
第2の攪拌搬送部材の軸方向中央部に供給されるので、
供給されたトナーの多くが直接第1の攪拌搬送部材によ
って軸方向中央部に移送されるため、新しいトナーが十
分攪拌されずに現像剤適用手段に供給されることにな
る。また、上記各公報に開示された現像剤攪拌搬送装置
においては、補給トナーが第2の攪拌搬送部材の軸方向
中央部に供給されるの構成であるため、感光体に残留す
るトナーを除去しこの除去した回収トナーを再使用する
場合に、回収トナーを現像装置の幅方向中央まで搬送す
る必要があり、このための搬送機構を配置するスペース
を確保することが難しい。
【0005】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、第1の攪拌搬送部材の両端を回転自在に支持する
軸受に現像剤が侵入するのを防ぐとともに、現像剤を十
分攪拌することができ、かつ、回収トナーを容易に導く
ことができる現像剤攪拌搬送機構を備えた静電潜像現像
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明によれば、現像剤を収容するための現
像ハウジングと、該現像ハウジング内の現像剤を静電潜
像に適用するための現像剤適用手段と、該現像ハウジン
ング内に該現像剤適用手段と平行に互いに間隔を置いて
配設され中央部に各々現像剤移送口を備えた上流側隔壁
および下流側隔壁と、該下流側隔壁の下流側に該下流側
隔壁に沿って該現像剤適用手段と隣接して配設され現像
剤を両端部から中央部に向けて搬送する第1の攪拌搬送
部材と、該上流側隔壁と該下流側隔壁との間に配設され
現像剤を中央部から両端部に向けて搬送する第2の攪拌
搬送部材と、該上流側隔壁の上流側に該上流側隔壁に沿
って配設され現像剤を両端部から中央部に向けて搬送す
る第3の攪拌搬送部材とを有する現像剤攪拌搬送機構
と、該現像剤攪拌搬送機構の幅方向一端側に配設され該
第3の攪拌搬送部材の一端部上にトナーを供給するトナ
ー補給手段と、を具備することを特徴とする静電潜像現
像装置。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
静電潜像現像装置の好適な実施の形態を図示している添
付図面を参照して、更に詳述する。
【0008】図1は本発明に従って構成された静電潜像
現像装置を装備した画像形成機が示されている。図1を
参照して説明すると、画像形成機は矢印4で示す方向の
回転せしめられる回転ドラム2を具備している。この回
転ドラム2の周表面には、像担持手段を構成する静電感
光体6が形成されている。回転ドラム2が矢印4で示す
方向の回転せしめられると、静電感光体6は静電潜像形
成域8、現像域10、転写域12およびびクリーニング
域14を順次通過せしめられる。静電潜像形成域8にお
いては、コロナ放電器16の作用によって静電感光体6
の表面が特定極性に一様に帯電せしめられ、次いで矢印
18で図式的に示す如く形成すべき画像に対応して静電
感光体6に光が照射されて電荷が選択的に消失せしめら
れ、静電感光体6上に静電潜像が形成される。現像域1
0においては、全体を番号20で示す静電潜像現像装置
の作用によって静電感光体6上の静電潜像にトナーが施
され、静電潜像がトナー像に現像される。転写域12に
おいては、静電感光体6上のトナー像が転写域12を通
して搬送される図示しないシート部材に転写される。こ
の際には、普通紙の如きシート部材の裏面にコロナ放電
器22から転写放電電流が施される。クリーニング域1
4においては、全体を番号24で示すクリーニング装置
の作用によって、静電感光体6上から残留トナーが除去
される。なお、図示の画像形成機は、静電感光体6上か
ら除去されたトナーをクリーニング装置24から静電潜
像現像装置20にリサイクルるためのトナーリサイクル
手段26(図3参照)も具備している。静電潜像現像装
置20、クリーニング装置24およびトナーリサイクル
手段26については、以下に更に詳細に説明する。
【0009】次に、静電潜像現像装置20について図1
および図2を参照して説明する。静電潜像現像装置20
は現像ハウジング28を具備している。適宜の合成樹脂
から成形することができる現像ハウジング28は、底壁
30およびこの底壁30の後側縁から実質上鉛直に上方
に延びる後壁32とともに前端壁34および後端壁36
を含んでいる。後壁32にはその上端から実質上水平に
前方に突出する上壁38が接続されており、この上壁3
8には更にカバー壁40が接続されている。
【0010】上記現像ハウジング28の最前部(図1に
おいて最左部、図2において最上部)には現像剤適用手
段42が配設されている。この現像剤適用手段42は実
質上水平に幅方向に延在するスリーブ部材44とこのス
リーブ部材44内に配設された永久磁石部材46とから
構成されている。スリーブ部材44はアルミニウム等の
非磁性材によって構成され回転自在に装着されており、
永久磁石部材46は所定位置に固定されている。図2に
図示されている如く、スリーブ部材44が固定されてい
る回転軸48は現像ハウジング28の後端壁36を貫通
して後方に突出しており、その突出端部には入力歯車5
0が固定されている。この入力歯車50は適宜の駆動機
構を介して上記回転ドラム2を回転せしめるための図示
しない主電動モータに伝動連結されており、矢印52で
示す方向に回転駆動せしめられる。上記現像ハウジング
28のカバー壁40の自由端縁54は、現像剤適用手段
42のスリーブ部材44の周表面に近接して位置せしめ
られており、後に更に詳述する如く、スリーブ部材24
の周表面に保持されて上記現像域10に搬送される現像
剤の量を規制する所謂穂切手段として機能する。
【0011】上記現像剤適用手段26の後方に現像剤攪
拌搬送機構56が配設されている。この現像剤攪拌搬送
機構56は、図示の実施形態においては現像ハウジング
28に前後方向(図1において左右方向、図2において
上下方向)に上記現像剤適用手段42と平行に互いに所
定間隔を置いて配設された上流側隔壁58及び下流側隔
壁60を備えている。上流側隔壁58は、現像ハウジン
グ28の底壁30から実質上鉛直に上方に突出せしめら
れている直立壁62および64によって規定されてい
る。同様に、下流側隔壁手段60も、現像ハウジング2
8の底壁30から実質上鉛直に上方に突出せしめられて
いる直立壁66および68によって規定されている。図
1から明確に理解されるとおり、直立壁62、64、6
6および68の各々の下端部両側面は凹円弧形状にせし
められている。図2を参照することによって明確に理解
されるとおり、幅方向(図1において紙面に垂直な方
向、図2において左右方向)中央部並びに幅方向両端部
においては直立壁62および64が存在せず、上流側隔
壁58の幅方向中央部並びに幅方向両端部には夫々現像
剤移送口70並びに72および74が設けられている。
同様に、直立壁66および68も幅方向中央部並びに幅
方向両端部においては存在せず、下流側隔壁60の幅方
向中央部並びに幅方向両端部にも夫々現像剤移送口76
並びに78および80が設けられている。以上のように
構成された上流側隔壁58および下流側隔壁60によっ
て、現像ハウジング28内には下流側隔壁60と現像剤
適用手段42との間に第1の搬送路82が、上流側隔壁
58と下流側隔壁60との間に第2の搬送路84が、上
流側隔壁58と現像ハウジング28の後壁32との間に
第3の搬送路86が形成される。
【0012】図示の現像剤攪拌搬送機構56は、上記第
1の搬送路82に配設された第1の攪拌搬送部材90
と、上記第2の搬送路84に配設された第2の攪拌搬送
部材92、および上記第3の搬送路86に配設された第
3の攪拌搬送部材94を具備している。なお、上記第1
の攪拌搬送部材90と第2の攪拌搬送部材92および第
3の攪拌搬送部材94は、図示の実施の形態においては
同一平面内に配設されている。
【0013】第1の攪拌搬送部材90は、上記現像ハウ
ジング28の前端壁34に一端部が軸受96を介して回
転自在に装着され、他端部が後端壁36に軸受96を介
して回転自在に装着された回転軸901を有する。回転
軸901は現像ハウジング28の後端壁36を貫通して
後方に突出しており、その突出端部には入力歯車100
が固定されている。この入力歯車100は図示しない中
間歯車を介して上記現像剤適用手段42の入力歯車50
と噛合係合している。回転軸901には軸方向に間隔を
おいて一対の第1の螺旋羽根902および第2の螺旋羽
根903が形成されている。この第1の螺旋羽根902
と第2の螺旋羽根903とは、その外径が同一に構成さ
れ、螺旋の巻き方向が相互に逆に形成されている。ま
た、回転軸901には上記第1の螺旋羽根902と第2
の螺旋羽根903との間、即ち軸方向中央部に傾斜楕円
羽根904が設けられている。この傾斜楕円羽根904
の軸方向寸法は、上記下流側隔壁60の幅方向中央部に
設けられた現像剤移送口76の幅方向寸法と略同一に構
成されている。傾斜楕円羽根904の径方向寸法は、第
1の螺旋羽根902および第2の螺旋羽根903と略同
一に構成されている。このように構成された第1の現像
剤攪拌搬送部材90は、図1において矢印106で示す
方向に回転せしめられ、現像剤を攪拌しつつ両端部から
中央部に向けて搬送する。
【0014】上記第2の攪拌搬送部材92も上記現像ハ
ウジング28の前端壁34に一端部が軸受97を介して
回転自在に装着され、他端部が後端壁36に軸受97を
介して回転自在に装着された回転軸921を有する。回
転軸921は現像ハウジング28の後端壁36を貫通し
て後方に突出しており、その突出端部には入力歯車10
2が固定されている。この入力歯車102は上記第1の
現像剤攪拌搬送部材90の入力歯車50と噛合係合して
いる。回転軸921には一対の第1の螺旋羽根922お
よび第2の螺旋羽根923が形成されている。この第1
の螺旋羽根922と第2の螺旋羽根923とは、その外
径が同一に構成され、螺旋の巻き方向が相互に逆に形成
されている。このように構成された第2の現像剤攪拌搬
送部材92は、図1において矢印108で示す方向に回
転せしめられ、現像剤を攪拌しつつ中央部から両端部に
向けて搬送する。
【0015】図2を参照して説明を続けると、上記第3
の攪拌搬送部材94も上記現像ハウジング28の前端壁
34に一端部が軸受98を介して回転自在に装着され、
他端部が後端壁36に軸受98を介して回転自在に装着
された回転軸941を有する。回転軸941は現像ハウ
ジング28の後端壁36を貫通して後方に突出してお
り、その突出端部には入力歯車104が固定されてい
る。この入力歯車104は上記第2の現像剤攪拌搬送部
材92の入力歯車102と噛合係合している。回転軸9
41には軸方向に間隔をおいて一対の第1の螺旋羽根9
42および第2の螺旋羽根943が形成されている。こ
の第1の螺旋羽根942と第2の螺旋羽根943とは、
その外径が同一に構成され、螺旋の巻き方向が相互に逆
に形成されている。また、回転軸941には上記第1の
螺旋羽根942と第2の螺旋羽根943との間、即ち軸
方向中央部に傾斜楕円羽根944が設けられている。こ
の傾斜楕円羽根944の軸方向寸法は、上記上流側隔壁
58の幅方向中央部に設けられた現像剤移送口70の幅
方向寸法略同一に構成されている。傾斜楕円羽根944
の径方向寸法は、第1の螺旋羽根942および第2の螺
旋羽根943と略同一に構成されている。このように構
成された第3の現像剤攪拌搬送部材94は、図1におい
て矢印110で示す方向に回転せしめられ、現像剤を攪
拌しつつ両端部から中央部に向けて搬送する。
【0016】図1に示す如く、現像ハウジング28内に
はトナーとキャリア粒子とからなる現像剤112が収容
される。かかる現像剤112は下流側隔壁60と現像剤
適用手段42との間に形成された第1の搬送路82と、
上流側隔壁58と下流側隔壁60との間に形成された第
2の搬送路84と、上流側隔壁58と現像ハウジング2
8の後壁32との間に形成された第3の搬送路86に適
宜に分散して収容される。矢印110で示す方向に回転
される第3の攪拌搬送部材94は、第3の搬送路86に
おいて現像剤を攪拌しながら軸方向両端部から軸方向中
央部に向けて搬送する。即ち、第3の攪拌搬送部材94
の第1の螺旋羽根942は現像剤を攪拌しながら軸方向
一端部(図2において左端部)から軸方向中央部に向け
て搬送し、第3の攪拌搬送部材94の第2の螺旋羽根9
43は現像剤を攪拌しながら軸方向他端部(図2におい
て右端部)から軸方向中央部に向けて搬送する。矢印1
08で示す方向に回転せしめられる第2の攪拌搬送部材
92は、第2の搬送路84において現像剤を攪拌しなが
ら軸方向中央部からに軸方向両端部に向けて搬送する。
即ち、第2の攪拌搬送部材92の第1の螺旋羽根922
は現像剤を攪拌しながら軸方向中央部から軸方向一端部
(図2において左端部)に向けて搬送し、第3の攪拌搬
送部材92の第2の螺旋羽根923は現像剤を攪拌しな
がら軸方向中央部から軸方向他端部(図2において右端
部)に向けて搬送する。また、矢印110で示す方向に
回転せしめられる第1の攪拌搬送部材90は、第1の搬
送路82において現像剤を攪拌しながら軸方向両端部か
ら軸方向中央部に向けて搬送する。即ち、第1の攪拌搬
送部材90の第1の螺旋羽根902は現像剤を攪拌しな
がら軸方向一端部(図2において左端部)から軸方向中
央部に向けて搬送し、第1の攪拌搬送部材90の第2の
螺旋羽根903は現像剤を攪拌しながら軸方向他端部
(図2において右端部)から軸方向中央部に向けて搬送
する。
【0017】上記のように構成された現像剤攪拌搬送機
構56の上記第2の攪拌搬送部材92の搬送能力は、上
記第1の攪拌搬送部材90および第3の攪拌搬送部材9
4の各々の搬送能力より大きく設定されていることが重
要である。軸方向中央部から軸方向両端部への現像剤の
搬送と軸方向両端部から軸方向中央部への現像剤の搬送
とを実質上平衡せしめて現像剤が軸方向全体に渡って充
分に均一に存在するようになすために、第2の攪拌搬送
部材92の搬送能力は第1の攪拌搬送部材90の搬送能
力と第3の攪拌搬送部材94の搬送能力との和に略合致
せしめられているのが好適である。また、第1の攪拌搬
送部材90の搬送能力は第3の攪拌搬送部材94の搬送
能力よりも大きく設定されているのが好適であり、第1
の攪拌搬送部材90の搬送能力は第3の攪拌搬送部材9
4の搬送能力の1.2乃至2.5倍程度であるの望まし
い。第1の攪拌搬送部材90、第2の攪拌搬送部材92
および第3の攪拌搬送部材94の搬送能力は、それらの
第1および第2の螺旋羽根の回転速度、ピッチおよび外
径を適宜に設定することによって所要とおりに設定する
ことができる。
【0018】図1および図2を参照して説明を続ける
と、上記第2の搬送路84に面する現像ハウジング28
の底壁30における幅方向中央部には、開口114が形
成されている。そして、この開口114には現像剤11
2中のトナー濃度を検出するための検出器116が配設
されている。この検出器116は、開口114を通して
現像ハウジング28内に露呈せしめられている上面上に
存在する現像剤112の透磁率を検出することによって
現像剤112中のトナー濃度を検出するそれ自体は周知
の形態のものでよい。静電潜像現像装置20には、更
に、検出器116によって検出される現像剤112中の
トナー濃度に応じて作動せしめられる、トナー補給手段
も備えられている。以下トナー補給手段について詳細に
説明する。
【0019】図2および図3を参照して説明すると、現
像ハウジング28の一端側に全体を番号120で示すト
ナー補給手段が配設されている。トナー補給手段120
は、複数個の合成樹脂製部材を組み立てることによって
構成されている補給トナーハウジング122を具備して
いる。補給トナーハウジング122は、比較的低い片半
部124と比較的高い他半部126とを有している。補
給トナーハウジング122の片半部124には混合室1
28が形成され、補給トナーハウジング122の他半部
126にはリサイクルトナー受入室130が形成されて
いる。また、補給トナーハウジング122には、リサイ
クルトナー受入室130から混合室128に通ずるリサ
イクルトナー送り込み路132、および混合室128と
上記現像剤攪拌搬送機構56とを連絡するトナー供給路
134が規定されている。
【0020】上記リサイクルトナー送り込み路132に
は、リサイクルトナー受入室130内に収容されたリサ
イクルトナーをリサイクルトナー送り込み路132を通
して混合室128に送り込むためのリサイクルトナー送
り込み手段136が配設されている。このリサイクルト
ナー送り込み手段136は、リサイクルトナー受入室1
30の底部およびリサイクルトナー送り込み路132を
通って延在する回転軸138を有する。回転軸138の
周表面には螺旋羽根140が設けられている。回転軸1
38の下流部(図2および図3において右端部)には螺
旋羽根140が設けられていない。回転軸138の下流
端には端円板142が設けられており、該端円板142
と上記螺旋羽根140の下流端との間にはパドル片14
4が設けられている。このパドル片144矩形状であ
り、回転軸138の周表面から半径方向に延びている。
このように構成されたリサイクルトナー送り込み手段1
36は、回転軸138が回転せしめられると、螺旋羽根
140の作用によってリサイクルトナー受入室130内
に収容されたリサイクルトナーが混合室128に搬送さ
れ、リサイクルトナー送り込み手段136の下流部にお
いて上記パドル片144の作用で、後述するトナーカー
トリッジから混合室128に供給された新しいトナーと
混合されて、混合室128の中央部に送られる。
【0021】上記トナー供給路134の排出口は、上記
現像剤攪拌搬送機構56の現像ハウジング28の前端壁
36を貫通して、上記第3の搬送路86の一端部、即ち
第3の攪拌搬送部材94の一端部上方に開口されてい
る。このように形成されたトナー供給路134にはトナ
ー搬入手段146が配設されている。このトナー搬入手
段146は、混合室128の底部およびトナー供給路1
34を通して延在する螺旋ばねから構成されている。ト
ナー搬入手段146を構成する螺旋ばねは、断面形状が
円形ではなくて矩形の鋼線を螺旋状にせしめることによ
って形成されている。上記混合室128の後壁の外面に
はトナー補給用電動モータ148が装着されており、こ
のトナー補給用電動モータ148の出力軸は後壁を貫通
して混合室128内に突出せしめられており、かかる出
力軸にトナー搬入手段146を構成する螺旋ばねの一端
が連結される。トナー補給用電動モータ148が付勢さ
れると、トナー搬入手段146が回転駆動せしめられ、
混合室128内からトナー供給路134を通して上記現
像剤攪拌搬送機構56を構成する第3の攪拌搬送部材9
4の一端部上方にトナーが補給される。以上のように、
トナー補給手段120は現像剤攪拌搬送機構56の幅方
向一端側に配設され、そのトナー供給路134の排出口
が第3の攪拌搬送部材94の一端部上方に開口している
ので、トナー供給路が著しく短縮されるので、その配置
が容易となるとともに、後述するトナーリサイクル手段
26の配置も容易となる。
【0022】上記補給トナーハウジング122の片半部
124に規定されている混合室128の上方には、トナ
ーカートリッジ150が着脱自在に装着される。新トナ
ー収容手段を構成するトナーカートリッジ150自体は
周知の形態のものでよく、その下端にはトナー排出口が
形成されており、該トナー排出口が混合室128の開放
された上面と連通せしめられる。従って、トナーカート
リッジ150内に収容されている新しいトナーは、トナ
ーカートリッジ150のトナー排出口および混合室12
8の開放された上面を通して落下せしめられて、混合室
128に供給される。
【0023】次に、上記クリーニング装置24について
図1を参照して説明する。クリーニング装置24はそれ
自体周知の形態でよく、クリーニング容器152、クリ
ーニングブレード154、クリーニングローラ156お
よびトナー搬送手段158を含んでいる。矢印160で
示す方向に回転駆動されるクリーニングローラ156に
は補助ブレード162が付設されている。クリーニング
ブレード154の先端は回転ドラム2の静電感光体6の
表面に押圧されており、矢印4で示す方向に回転せしめ
られる静電感光体6上の残留トナーがクリーニングブレ
ード154の作用によって除去され、クリーニングロー
ラ156上に落下せしめられる。クリーニングローラ1
56は、静電感光体6の表面に作用してそれから除去し
たトナーとともに、クリーニングブレード154の作用
によって落下せしめられたトナーを、周表面に保持して
矢印160で示す方向に運ぶ。クリーニングローラ15
6の周表面に保持されて矢印160で示す方向に運ばれ
るトナーは、補助ブレード162の作用によってクリー
ニングローラ156の周表面から除去されて、クリーニ
ング容器152の片側部(図1において左側部)に収集
される。上記トナー搬送手段158は、クリーニング容
器152の片側部を幅方向(図1において紙面に垂直な
方向)に延在している回転軸と該回転軸の周表面に設け
られた螺旋羽根とから構成されている。このトナー搬送
手段158は矢印164で示す方向に回転駆動せしめら
れ、クリーニング容器152の片側部に収集された回収
トナーを、画像形成機の前端側に搬送する。
【0024】次に、上記トナーリサイクル手段26につ
いて説明する。トナーリサイクル手段26は、図3に示
すようにクリーニング容器152の前部に上記トナー搬
送手段158に関連して配設されている。このトナーリ
サイクル手段26は、内部にトナーリサイクル路が形成
されている中空部材166を含んでいる。この中空部材
166は、クリーニング容器152の前方から上方に傾
斜して延びる傾斜上昇部168と該傾斜上昇部168か
ら下方に延びる垂下部170とから構成されている。該
傾斜上昇部168の下端はクリーニング容器152に連
通せしめられており、垂下部170の下端は上記リサイ
クルトナー受入室130の上端に形成された受入開口に
連通せしめられている。中空部材166の傾斜上昇部1
68内には、リサイクルトナー搬送手段172が配設さ
れている。このリサイクルトナー搬送手段172は、傾
斜上昇部168内を延在している回転軸と該回転軸の周
表面に設けられた螺旋羽根とから構成されている。リサ
イクルトナー搬送手段172は所定の方向に回転駆動せ
しめられ、上記トナー搬送手段158によってクリーニ
ング容器152の片側部に収集された回収トナーをリサ
イクルトナー受入室130に搬送する。
【0025】上述したクリーニング装置24におけるト
ナー搬送手段158、トナーリサイクル手段26におけ
るリサイクルトナー搬送手段172、およびリサイクル
トナー送り込み路132に配設されているリサイクルト
ナー送り込み手段136の各々は、適宜の駆動機構を介
して回転ドラム2を回転せしめるための図示しない主電
動モータに伝動連結されている。従って、主電動モータ
が付勢され、回転ドラム2が矢印4で示す方向に回転せ
しめられている際には、上述したクリーニング装置24
におけるトナー搬送手段158、トナーリサイクル手段
26におけるリサイクルトナー搬送手段172、および
リサイクルトナー送り込み路132に配設されているリ
サイクルトナー送り込み手段136も作動せしめられ
る。かくして、クリーニング域14において回転ドラム
2の周表面に配設されている静電感光体6の表面から除
去された回収トナーは、クリーニング装置24からトナ
ーリサイクル手段26を通してリサイクルトナー受入室
130に搬送される。そして、リサイクルトナー受入室
130に収容されたリサイクルトナーは、リサイクルト
ナー送り込み路132を介して混合室128に送り込ま
れ、混合室128においてトナーカートリッジ150内
から混合室128に供給される新しいトナーと混合され
る。
【0026】次に、上述したとおりの静電潜像現像装置
20の作用効果を要約して説明すると、次のとおりであ
る。トナー補給手段120によって現像剤攪拌搬送機構
56を構成する第3の搬送路86に配設された第3の攪
拌搬送部材94の一端部上方に補給されたトナーは、第
2の攪拌搬送部材92によって軸方向中央部から一端部
に搬送され第3の搬送路86の一端部に戻された現像剤
とともに第3の攪拌搬送部材94に設けられた第1の螺
旋羽根942によって攪拌されつつ軸方向中央部に向け
て搬送される。一方、第2の攪拌搬送部材92によって
軸方向中央部から他端部に搬送され第3の搬送路86の
他端部に戻された現像剤は、第3の攪拌搬送部材94に
設けられた第2の螺旋羽根943によって攪拌されつつ
軸方向中央部に向けて搬送される。このようにして、第
3の攪拌搬送部材94の中央部に搬送された現像剤は、
第3の攪拌搬送部材94の中央部に設けられた傾斜楕円
羽根944によって、図2において矢印で示すように左
右に交互に分配されながら上流側隔壁58の幅方向中央
部に設けられた現像剤移送口70を通して第2の搬送路
84の中央部に移送される。
【0027】第2の搬送路84の中央部に移送された現
像剤は、第2の搬送路84に配設された第2の攪拌搬送
部材92の第1および第2の螺旋羽根921および92
2の作用によって攪拌されながら軸方向中央部から軸方
向両側部に搬送される。第2の攪拌搬送部材92によっ
て軸方向両側部に搬送された現像剤は、下流側隔壁60
の幅方向両側部に配設されている現像剤移送口78及び
80を通して第1の搬送路82の両端部に移送されると
ともに、一部が上流側隔壁58の幅方向両側部に配設さ
れている現像剤移送口72および74を通して第3の搬
送路86の両端部に戻される。
【0028】第1の搬送路82の両端部に移送された現
像剤は、第1の搬送路82に配設された第1の攪拌搬送
部材90の第1および第2の螺旋羽根901および90
2の作用によって攪拌されながら軸方向中央部に向けて
搬送される。このようにして、第1の攪拌搬送部材90
によって両側部から軸方向中央部に向けて搬送される現
像剤が現像剤適用手段42に作用せしめられる。第1の
攪拌搬送部材90の軸方向中央部に搬送された現像剤
は、第1の攪拌搬送部材90の中央部に設けられた傾斜
楕円羽根904によって、図2において矢印で示すよう
に左右に交互に分配されながら下流側隔壁60の幅方向
中央部に設けられた現像剤移送口76を通して第2の搬
送路84の中央部に戻される。
【0029】以上のように、第1の搬送路82に収容さ
れ現像剤適用手段42に作用する多量の現像剤は、第1
の攪拌搬送部材90によって両側部から軸方向中央部に
向けて搬送されるので、搬送される現像剤による押圧力
が第1の攪拌搬送部材90の両端部を回転自在に支持す
る軸受に作用することはない。従って、現像剤の軸受へ
の侵入が防止でき、現像剤が軸受に侵入することによる
不具合を未然に防ぐことができるとともに、現像剤の流
動圧力が高くなることが防止されるので、現像剤適用手
段42と現像ハウジングの底壁との間から現像剤が吹き
出すおそれがなくなる。また、新規に補給されるトナー
は、第3の攪拌搬送部材94および第2の攪拌搬送部材
92によって現像剤と攪拌された後に第1の搬送路82
に搬送され、該第1の攪拌搬送部材90によって攪拌さ
れつつ搬送される間に現像剤適用手段42に作用するの
で、現像剤適用手段42に作用する現像剤は新規トナー
と現像剤とが十分に攪拌混合されたものとなる。
【0030】図1および図2を参照して説明を続ける
と、第1の攪拌搬送部材90の下流側(図1において左
側、図2において上側)においては、現像剤適用手段4
2のスリーブ部材44が矢印52で示す方向に回転せし
められる。図1に番号180で示す現像剤汲み上げ域に
おいては、第1の攪拌搬送部材90の第1の螺旋羽根9
01および第2の螺旋羽根902のの作用によって攪拌
されながら軸方向両側部から軸方向中央部に搬送されて
いる現像剤112の一部が、静止永久磁石部材46が形
成する磁界に起因してスリーブ部材44の周表面に汲み
上げられる。スリーブ部材44の周表面に汲み上げられ
た現像剤112は、スリーブ部材44の回転に付随して
矢印52で示す方向に搬送されて、現像域10に運ばれ
る。この際には、現像ハウジング28のカバー壁40の
自由端縁54の作用により、スリーブ部材44の周表面
から過剰の現像剤112が除去される。現像域10にお
いては、上述した如く、回転ドラム2に設けられた静電
感光体6の周表面上に形成されている静電潜像に現像剤
112中のトナーが選択的に付着せしめられて、静電潜
像がトナー像に現像される。現像域10の下流に位置す
る現像剤剥離域182においては、永久磁石部材46が
形成する磁界が低減せしめられていること等に起因し
て、スリーブ部材44の周表面から現像剤112が離脱
される。かかる現像剤112は現像域10においてトナ
ーが消費されたことに起因してトナー濃度が低下せしめ
られている。スリーブ部材44の周表面から離脱された
現像剤112は現像ハウジング28内に現像剤112に
混入され、第1の攪拌搬送部材90の第1の螺旋羽根9
01および第2の螺旋羽根902の作用によって攪拌さ
れながら軸方向中央部に搬送されて、上記のように下流
側隔壁60の幅方向中央部に設けられた現像剤移送口7
6を通して第2の搬送路84の中央部に戻される。
【0031】
【発明の効果】本発明による静電潜像現像装置は以上の
ように構成され、静電潜像現像装置を構成する現像剤攪
拌搬送機構が、ハウジンング内に該現像剤適用手段と平
行に互いに間隔を置いて配設され中央部に各々現像剤移
送口を備えた上流側隔壁及び下流側隔壁と、該下流側隔
壁の下流側に該下流側隔壁に沿って該現像剤適用手段と
隣接して配設され現像剤を両端部から中央部に向けて搬
送する第1の攪拌搬送部材と、該上流側隔壁と該下流側
隔壁との間に配設され現像剤を中央部から両端部に向け
て搬送する第2の攪拌搬送部材と、該上流側隔壁の上流
側に該上流側隔壁に沿って配設され現像剤を両端部から
中央部に向けて搬送する第3の攪拌搬送部材とからなっ
ているので、現像剤適用手段に作用する多量の現像剤は
第1の攪拌搬送部材によって両側部から軸方向中央部に
向けて搬送されるため、搬送される現像剤による押圧力
が第1の攪拌搬送部材の両端部を回転自在に支持する軸
受に作用することはない。従って、現像剤の軸受への侵
入が防止でき、現像剤が軸受に侵入することによる不具
合を未然に防ぐことができるとともに、現像剤の流動圧
力が高くなることが防止されるので、現像剤適用手段と
現像ハウジングの底壁との間から現像剤が吹き出すおそ
れがなくなる。また、トナー補給手段は補給トナーを上
記第3の攪拌搬送部材の一端部上に供給するように構成
されているので、新規に補給されるトナーは第3の攪拌
搬送部材および第2の攪拌搬送部材によって現像剤と攪
拌された後に第1の搬送路に搬送され、該第1の攪拌搬
送部材によって攪拌されつつ搬送される間に現像剤適用
手段に作用するため、現像剤適用手段に作用する現像剤
は新規トナーと現像剤とが十分に攪拌混合されたものと
なる。更に、本発明によれば、トナー補給手段は現像剤
攪拌搬送機構の幅方向一端側に配設され、補給トナーを
上記第3の攪拌搬送部材の一端部上に供給するように構
成されているので、トナー供給路が著しく短縮されその
配置が容易となるとともに、回収トナーをリサイクルす
る場合にもトナーリサイクル手段の配置も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された静電潜像現像装置を
装備した画像形成機の一実施形態を示す断面図。
【図2】図1に示す画像形成機に装備された本発明に従
って構成された静電潜像現像装置を、現像ハウジングの
上壁およびカバー部材等を省略して示す一部を破断した
平面図。
【図3】図1に示す画像形成機の側面図。
【符号の説明】
2:回転ドラム 6:静電感光体 8:静電潜像形成域 10:現像域 12:転写域 14:クリーニング域 16:コロナ放電器 20:静電潜像現像装置 22:コロナ放電器 24:クリーニング装置 26:トナーリサイクル手段 28:現像ハウジング 42:現像剤適用手段 44:スリーブ部材 46:永久磁石部材 56:現像剤攪拌搬送機構 58:上流側隔壁 60:下流側隔壁 70:現像剤移送口 72:現像剤移送口 74:現像剤移送口 76:現像剤移送口 78:現像剤移送口 80:現像剤移送口 82:第1の搬送路 84:第2の搬送路 86:第3の搬送路 90:第1の攪拌搬送部材 92:第2の攪拌搬送部材 94:第3の攪拌搬送部材 112:現像剤 116:トナー濃度検出器 120:トナー補給手段 122:補給トナーハウジング 128:混合室 130:リサイクルトナー受入室 132:リサイクルトナー送り込み路 134:トナー供給路 136:リサイクルトナー送り込み手段 146:トナー搬入手段 148:トナー補給用電動モータ 150:トナーカートリッジ 152:クリーニング容器 154:クリーニングブレード 156:クリーニングローラ 158:トナー搬送手段 162:補助ブレード 172:リサイクルトナー搬送手段
フロントページの続き (72)発明者 市場 昭彦 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 高岡 一仁 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 久保田 宏 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を収容するための現像ハウジング
    と、 該現像ハウジング内の現像剤を静電潜像に適用するため
    の現像剤適用手段と、 該現像ハウジンング内に該現像剤適用手段と平行に互い
    に間隔を置いて配設され中央部に各々現像剤移送口を備
    えた上流側隔壁および下流側隔壁と、該下流側隔壁の下
    流側に該下流側隔壁に沿って該現像剤適用手段と隣接し
    て配設され現像剤を両端部から中央部に向けて搬送する
    第1の攪拌搬送部材と、該上流側隔壁と該下流側隔壁と
    の間に配設され現像剤を中央部から両端部に向けて搬送
    する第2の攪拌搬送部材と、該上流側隔壁の上流側に該
    上流側隔壁に沿って配設され現像剤を両端部から中央部
    に向けて搬送する第3の攪拌搬送部材とを有する現像剤
    攪拌搬送機構と、 該現像剤攪拌搬送機構の幅方向一端側に配設され該第3
    の攪拌搬送部材の一端部上にトナーを供給するトナー補
    給手段と、 を具備することを特徴とする静電潜像現像装置。
JP7258413A 1995-10-05 1995-10-05 静電潜像現像装置 Withdrawn JPH09101679A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018180057A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 コニカミノルタ株式会社 現像装置および画像形成装置

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