JPH0863714A - 薄膜磁気ヘッド製造装置 - Google Patents
薄膜磁気ヘッド製造装置Info
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- JPH0863714A JPH0863714A JP19844694A JP19844694A JPH0863714A JP H0863714 A JPH0863714 A JP H0863714A JP 19844694 A JP19844694 A JP 19844694A JP 19844694 A JP19844694 A JP 19844694A JP H0863714 A JPH0863714 A JP H0863714A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ABS面にレール加工を施すに際しての各ヘ
ッド素子ブロックの位置ずれを無くし、各ヘッド素子ブ
ロックに形成されるレール寸法精度を高精度なものとす
る。 【構成】 複数の薄膜磁気ヘッド素子が形成された短冊
状をなすヘッド素子ブロック1を載置するブロック載置
台にブロック位置決め部9を設けると共に、ブロック突
当部10を設ける。そして、このブロック位置決め部9
とブロック突当部10にヘッド素子ブロック1を突き当
てるように第1のブロック押付部材4に形成した位置決
め用孔13の開口周縁部13a,13bをヘッド素子ブ
ロック1に接触させる。
ッド素子ブロックの位置ずれを無くし、各ヘッド素子ブ
ロックに形成されるレール寸法精度を高精度なものとす
る。 【構成】 複数の薄膜磁気ヘッド素子が形成された短冊
状をなすヘッド素子ブロック1を載置するブロック載置
台にブロック位置決め部9を設けると共に、ブロック突
当部10を設ける。そして、このブロック位置決め部9
とブロック突当部10にヘッド素子ブロック1を突き当
てるように第1のブロック押付部材4に形成した位置決
め用孔13の開口周縁部13a,13bをヘッド素子ブ
ロック1に接触させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばハードディスク
等の如き磁気記録媒体に対して記録・再生を行う薄膜磁
気ヘッドの製造装置に関する。
等の如き磁気記録媒体に対して記録・再生を行う薄膜磁
気ヘッドの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ハードディスク駆動装置に搭載
される磁気ヘッドは、誘導型薄膜磁気ヘッド(以下、イ
ンダクティブヘッドという)による記録ヘッドと、短波
長感度に優れた磁気抵抗効果型磁気ヘッド(以下、MR
ヘッドという)による再生ヘッドとの複合型とされるの
が一般的である。
される磁気ヘッドは、誘導型薄膜磁気ヘッド(以下、イ
ンダクティブヘッドという)による記録ヘッドと、短波
長感度に優れた磁気抵抗効果型磁気ヘッド(以下、MR
ヘッドという)による再生ヘッドとの複合型とされるの
が一般的である。
【0003】かかる磁気ヘッドとしては、例えばAl2
O3 −TiC等からなるスライダー上に、ハードディス
クとの対向面、すなわちABS(エア・ベアリング・サ
ーフェス)面に臨んで再生用磁気ギャップを構成するM
Rヘッドと、記録用磁気ギャップを構成するインダクテ
ィブヘッドを真空薄膜形成技術によって積層形成した構
成とされている。
O3 −TiC等からなるスライダー上に、ハードディス
クとの対向面、すなわちABS(エア・ベアリング・サ
ーフェス)面に臨んで再生用磁気ギャップを構成するM
Rヘッドと、記録用磁気ギャップを構成するインダクテ
ィブヘッドを真空薄膜形成技術によって積層形成した構
成とされている。
【0004】MRヘッドは、例えば先端部と後端部にそ
れぞれ電極を積層した磁気抵抗効果薄膜よりなる磁気抵
抗効果素子(以下、MR素子という)と、このMR素子
に所要の向きの磁化状態を与えるバイアス導体とを有
し、該MR素子を絶縁層を介して一対のシールド磁性体
で挟み込んだ,いわゆるシールド構造とされる。
れぞれ電極を積層した磁気抵抗効果薄膜よりなる磁気抵
抗効果素子(以下、MR素子という)と、このMR素子
に所要の向きの磁化状態を与えるバイアス導体とを有
し、該MR素子を絶縁層を介して一対のシールド磁性体
で挟み込んだ,いわゆるシールド構造とされる。
【0005】一方、インダクティブヘッドは、閉磁路を
構成する一対の記録コアと、これら記録コア間に設けら
れる記録コイルとを備え、これら記録コアの前方端部間
にABS面に臨んで記録用磁気ギャップを形成する構造
とされる。
構成する一対の記録コアと、これら記録コア間に設けら
れる記録コイルとを備え、これら記録コアの前方端部間
にABS面に臨んで記録用磁気ギャップを形成する構造
とされる。
【0006】上記構成からなる磁気ヘッドを作成するに
は、先ず、Al2 O3 −TiC等からなる略円盤状をな
すウエハー上に真空薄膜形成手段によって、MRヘッド
とインダクティブヘッドを順次積層形成する。これらM
Rヘッドとインダクティブヘッドを積層してなる薄膜磁
気ヘッド素子は、ウエハー上に数行数例となるように所
定間隔で複数形成する。そして、長手方向にこれら複数
の薄膜磁気ヘッド素子が並ぶように1列毎にブロック切
断して、短冊状のヘッド素子ブロックを形成する。
は、先ず、Al2 O3 −TiC等からなる略円盤状をな
すウエハー上に真空薄膜形成手段によって、MRヘッド
とインダクティブヘッドを順次積層形成する。これらM
Rヘッドとインダクティブヘッドを積層してなる薄膜磁
気ヘッド素子は、ウエハー上に数行数例となるように所
定間隔で複数形成する。そして、長手方向にこれら複数
の薄膜磁気ヘッド素子が並ぶように1列毎にブロック切
断して、短冊状のヘッド素子ブロックを形成する。
【0007】次に、各薄膜磁気ヘッド素子のギャップデ
プスを所定の値となるように、上記ヘッド素子ブロック
の媒体対向面となるABS面をデプス研磨する。しかる
後、このABS面にレール加工を施す。
プスを所定の値となるように、上記ヘッド素子ブロック
の媒体対向面となるABS面をデプス研磨する。しかる
後、このABS面にレール加工を施す。
【0008】レール加工を施すに当たっては、先ず図1
3に示すように、X−Yテーブル101上にバキューム
チャッキングされたガラス板102の上に複数のヘッド
素子ブロック103を所定ピッチで並べる。すなわち、
X−Y突当て基準板104を用い、上記X−Yテーブル
101の送り量を顕微鏡付属のスケーラーで調整しなが
ら、各ヘッド素子ブロック103にシアノアクリレート
系の瞬間接着剤を塗布してガラス板102上に固定す
る。瞬間接着剤を用いるのは、順次ヘッド素子ブロック
103の固定を完了させなければならないからである。
3に示すように、X−Yテーブル101上にバキューム
チャッキングされたガラス板102の上に複数のヘッド
素子ブロック103を所定ピッチで並べる。すなわち、
X−Y突当て基準板104を用い、上記X−Yテーブル
101の送り量を顕微鏡付属のスケーラーで調整しなが
ら、各ヘッド素子ブロック103にシアノアクリレート
系の瞬間接着剤を塗布してガラス板102上に固定す
る。瞬間接着剤を用いるのは、順次ヘッド素子ブロック
103の固定を完了させなければならないからである。
【0009】次に、各ヘッド素子ブロック103のAB
S面となる面に、シートレジストを熱圧着にて貼付け
る。そして、上記レジスト上に所定のパターンが形成さ
れたパターニングマスクを載せ、露光用光源よりこのパ
ターニングマスクを介してレジストに光を照射する。し
かる後、レジストを現像する。
S面となる面に、シートレジストを熱圧着にて貼付け
る。そして、上記レジスト上に所定のパターンが形成さ
れたパターニングマスクを載せ、露光用光源よりこのパ
ターニングマスクを介してレジストに光を照射する。し
かる後、レジストを現像する。
【0010】その後、現像によって残存したレジストを
クリーンオーブン内でポストベークする。そして、硬化
したレジストをマスクとしてイオンエッチングし、AB
S面に所定パターンのレールを形成する。そして最後
に、ヘッド素子ブロック103をスライダー毎に切断
し、サスペンションに取り付けて薄膜磁気ヘッドを完成
させる。
クリーンオーブン内でポストベークする。そして、硬化
したレジストをマスクとしてイオンエッチングし、AB
S面に所定パターンのレールを形成する。そして最後
に、ヘッド素子ブロック103をスライダー毎に切断
し、サスペンションに取り付けて薄膜磁気ヘッドを完成
させる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ポストベー
ク工程では、レジストを硬化させるために200℃とさ
れたクリーンオーブン内に20分間入れる必要がある。
そのため、ヘッド素子ブロック103をガラス板102
に固定するのに用いた接着剤がポストベーク温度により
劣化し、ブロック貼付け時の位置精度が乱れる。また、
現像工程では水を使用することから、接着剤の強度が低
下し、やはりブロック位置精度が乱れ、その後のレール
加工精度にばらつきを生ずる。また、イオンエッチング
加工を行う際に、真空装置内では接着剤からガスが発生
するため、使用環境が制約される等の不都合がある。
ク工程では、レジストを硬化させるために200℃とさ
れたクリーンオーブン内に20分間入れる必要がある。
そのため、ヘッド素子ブロック103をガラス板102
に固定するのに用いた接着剤がポストベーク温度により
劣化し、ブロック貼付け時の位置精度が乱れる。また、
現像工程では水を使用することから、接着剤の強度が低
下し、やはりブロック位置精度が乱れ、その後のレール
加工精度にばらつきを生ずる。また、イオンエッチング
加工を行う際に、真空装置内では接着剤からガスが発生
するため、使用環境が制約される等の不都合がある。
【0012】そこで本発明は、上述の従来の有する課題
に鑑みて提案されたものであり、ABS面にレール加工
を施すに際しての各ヘッド素子ブロックの位置ずれを無
くして、各ヘッド素子ブロックに形成されるレール寸法
精度を高精度なものとなすことができる薄膜磁気ヘッド
製造装置を提供することを目的とする。
に鑑みて提案されたものであり、ABS面にレール加工
を施すに際しての各ヘッド素子ブロックの位置ずれを無
くして、各ヘッド素子ブロックに形成されるレール寸法
精度を高精度なものとなすことができる薄膜磁気ヘッド
製造装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜磁気ヘッド
製造装置は、複数の薄膜磁気ヘッド素子が形成された短
冊状をなすヘッド素子ブロックを載置するブロック載置
面と、該ヘッド素子ブロックの第1の長辺に接するブロ
ック位置決め部とを有した複数のブロック載置部が所定
間隔で配置されたブロック載置台と、上記ブロック載置
台に設けられ、各ヘッド素子ブロックの第1の短辺にそ
れぞれ接するブロック突当部を複数有したブロック突当
部材と、上記各ブロック載置部に対向する位置に開設さ
れた矩形状の孔を有し、その孔内にブック載置部及びブ
ロック突当部を臨ませるブロック押付け部材とからな
る。
製造装置は、複数の薄膜磁気ヘッド素子が形成された短
冊状をなすヘッド素子ブロックを載置するブロック載置
面と、該ヘッド素子ブロックの第1の長辺に接するブロ
ック位置決め部とを有した複数のブロック載置部が所定
間隔で配置されたブロック載置台と、上記ブロック載置
台に設けられ、各ヘッド素子ブロックの第1の短辺にそ
れぞれ接するブロック突当部を複数有したブロック突当
部材と、上記各ブロック載置部に対向する位置に開設さ
れた矩形状の孔を有し、その孔内にブック載置部及びブ
ロック突当部を臨ませるブロック押付け部材とからな
る。
【0014】そして、各ヘッド素子ブロックの整列位置
精度を高精度なものとなすために、上記ブロック押付け
部材に設けられたネジ孔にネジを押し込むことで、該ブ
ロック押付け部材に開設された孔の開口周縁部をヘッド
素子ブロックの第2の長辺と第2の短辺にそれぞれ接触
せしめ、該ヘッド素子ブロックをブロック突当部及びブ
ロック位置決め部に押し付けるようになす。
精度を高精度なものとなすために、上記ブロック押付け
部材に設けられたネジ孔にネジを押し込むことで、該ブ
ロック押付け部材に開設された孔の開口周縁部をヘッド
素子ブロックの第2の長辺と第2の短辺にそれぞれ接触
せしめ、該ヘッド素子ブロックをブロック突当部及びブ
ロック位置決め部に押し付けるようになす。
【0015】
【作用】本発明においては、複数の薄膜磁気ヘッド素子
が形成された短冊状をなすヘッド素子ブロックの第1の
長辺と第1の短辺がそれぞれブロック位置決め部とブロ
ック突当部によって位置規制されると共に、第2の長辺
と第2の短辺がブロック押付け部材に設けられた孔の開
口周縁部に接触し、該ヘッド素子ブロックが上記ブロッ
ク突当部及びブロック位置決め部に押し付けられるの
で、当該ヘッド素子ブロックの位置が高精度に決まりず
れ等を生じない。従って、ポストベーク時の熱によって
ヘッド素子ブロックを接着固定するための接着剤が劣化
しても、該ヘッド素子ブロックの四面全てが押さえられ
ていることから、当該ヘッド素子ブロックの位置ずれが
起こらない。
が形成された短冊状をなすヘッド素子ブロックの第1の
長辺と第1の短辺がそれぞれブロック位置決め部とブロ
ック突当部によって位置規制されると共に、第2の長辺
と第2の短辺がブロック押付け部材に設けられた孔の開
口周縁部に接触し、該ヘッド素子ブロックが上記ブロッ
ク突当部及びブロック位置決め部に押し付けられるの
で、当該ヘッド素子ブロックの位置が高精度に決まりず
れ等を生じない。従って、ポストベーク時の熱によって
ヘッド素子ブロックを接着固定するための接着剤が劣化
しても、該ヘッド素子ブロックの四面全てが押さえられ
ていることから、当該ヘッド素子ブロックの位置ずれが
起こらない。
【0016】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。
いて図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】本実施例の薄膜磁気ヘッド製造装置は、ウ
エハー上に複数形成された薄膜磁気ヘッド素子を短冊状
に切断したヘッド素子ブロックを複数並べて、このヘッ
ド素子ブロックのABS面となる面にレール加工を施す
際に用いる製造装置である。
エハー上に複数形成された薄膜磁気ヘッド素子を短冊状
に切断したヘッド素子ブロックを複数並べて、このヘッ
ド素子ブロックのABS面となる面にレール加工を施す
際に用いる製造装置である。
【0018】かかる製造装置は、図1及び図2に示すよ
うに、短冊状をなすヘッド素子ブロック1を載置させる
ブロック載置台2と、このブロック載置台2に設けら
れ、ヘッド素子ブロック1の長手方向の位置規制を行う
ブロック突当部材3と、ブロック載置台2に載置された
ヘッド素子ブロック1をブロック突当部材3に押し付け
て当該ヘッド素子ブロック1の位置決めを確実なものと
なす第1のブロック押付部材4と第2のブロック押付部
材5とから構成される。
うに、短冊状をなすヘッド素子ブロック1を載置させる
ブロック載置台2と、このブロック載置台2に設けら
れ、ヘッド素子ブロック1の長手方向の位置規制を行う
ブロック突当部材3と、ブロック載置台2に載置された
ヘッド素子ブロック1をブロック突当部材3に押し付け
て当該ヘッド素子ブロック1の位置決めを確実なものと
なす第1のブロック押付部材4と第2のブロック押付部
材5とから構成される。
【0019】ブロック載置台2は、図2に示すように、
ウエハーより切り出された複数の薄膜磁気ヘッド素子が
形成された短冊状をなすヘッド素子ブロック1を載置す
るためのもので、矩形状をなす基台6上に複数のブロッ
ク載置部7を所定間隔に配置した構成とされている。
ウエハーより切り出された複数の薄膜磁気ヘッド素子が
形成された短冊状をなすヘッド素子ブロック1を載置す
るためのもので、矩形状をなす基台6上に複数のブロッ
ク載置部7を所定間隔に配置した構成とされている。
【0020】ブロック載置部7は、平面矩形状をなすブ
ロックを切削加工することにより基台6に対して一体的
に形成され、所定間隔を隔てて互いに平行となるように
設けられている。なお、このブロック載置部7は、基台
6と一体的に形成せずに、別個に作製するようにしても
よい。このブロック載置部7には、ヘッド素子ブロック
1を安定して載置するに足る面積を有するブロック載置
面8と、該ヘッド素子ブロック1の第1の長辺に接して
このヘッド素子ブロック1の短辺方向における位置を規
制するブロック位置決め部9とを有している。
ロックを切削加工することにより基台6に対して一体的
に形成され、所定間隔を隔てて互いに平行となるように
設けられている。なお、このブロック載置部7は、基台
6と一体的に形成せずに、別個に作製するようにしても
よい。このブロック載置部7には、ヘッド素子ブロック
1を安定して載置するに足る面積を有するブロック載置
面8と、該ヘッド素子ブロック1の第1の長辺に接して
このヘッド素子ブロック1の短辺方向における位置を規
制するブロック位置決め部9とを有している。
【0021】ブロック載置面8は、図3及び図4に示す
ように、ヘッド素子ブロック1の面積より若干小さい面
積とされている。そのため、上記ブロック載置面8にヘ
ッド素子ブロック1が載置されると、該ヘッド素子ブロ
ック1の外周縁部がこのブロック載置面8よりはみ出す
ことになる。
ように、ヘッド素子ブロック1の面積より若干小さい面
積とされている。そのため、上記ブロック載置面8にヘ
ッド素子ブロック1が載置されると、該ヘッド素子ブロ
ック1の外周縁部がこのブロック載置面8よりはみ出す
ことになる。
【0022】ブロック位置決め部9は、短冊状とされた
ヘッド素子ブロック1の一方の長辺である第1の長辺1
aに接してこのヘッド素子ブロック1の位置を規制する
働きをするもので、ブロック載置面8より若干突出した
突起として形成されている。また、このブロック位置決
め部9は、ヘッド素子ブロック1のABS面となる面に
レール加工を施す際に、該ブロック位置決め部9までも
が加工されないようにヘッド素子ブロック1の厚みより
も若干低い突起として形成されている。
ヘッド素子ブロック1の一方の長辺である第1の長辺1
aに接してこのヘッド素子ブロック1の位置を規制する
働きをするもので、ブロック載置面8より若干突出した
突起として形成されている。また、このブロック位置決
め部9は、ヘッド素子ブロック1のABS面となる面に
レール加工を施す際に、該ブロック位置決め部9までも
が加工されないようにヘッド素子ブロック1の厚みより
も若干低い突起として形成されている。
【0023】上記ブロック突当部材3は、各ブロック載
置部7に載置されたヘッド素子ブロック1の一方の短辺
である第1の短辺1bに接して、このヘッド素子ブロッ
ク1の長手方向における位置を規制するためのものであ
る。このブロック突当部材3は、長方体をなすブロック
を櫛歯状に切削加工する等して各ヘッド素子ブロック1
の第1の短辺1bに接するブロック突当部10を備え、
前記ブロック載置台2に設けられた段差部11にネジ1
2によって固定されている。
置部7に載置されたヘッド素子ブロック1の一方の短辺
である第1の短辺1bに接して、このヘッド素子ブロッ
ク1の長手方向における位置を規制するためのものであ
る。このブロック突当部材3は、長方体をなすブロック
を櫛歯状に切削加工する等して各ヘッド素子ブロック1
の第1の短辺1bに接するブロック突当部10を備え、
前記ブロック載置台2に設けられた段差部11にネジ1
2によって固定されている。
【0024】かかるブロック突当部10は、各ブロック
載置部7と対向する位置にそれぞれ設けられ、ヘッド素
子ブロック1の第1の短辺1bに接して該ヘッド素子ブ
ロック1の長手方向における位置を規制するようになっ
ている。また、このブロック突当部10は、その高さが
ブロック位置決め部9と同じ高さとされ、やはりヘッド
素子ブロック1のABS面となる面にレール加工を施す
際に、該ブロック突当部10までもが加工されないよう
にされている。
載置部7と対向する位置にそれぞれ設けられ、ヘッド素
子ブロック1の第1の短辺1bに接して該ヘッド素子ブ
ロック1の長手方向における位置を規制するようになっ
ている。また、このブロック突当部10は、その高さが
ブロック位置決め部9と同じ高さとされ、やはりヘッド
素子ブロック1のABS面となる面にレール加工を施す
際に、該ブロック突当部10までもが加工されないよう
にされている。
【0025】第1のブロック押付部材4と第2のブロッ
ク押付部材5は、ブロック載置部7に載置されたヘッド
素子ブロック1をブロック突当部10とブロック位置決
め部9に押し付け、該ヘッド素子ブロック1の位置決め
を確実なものとなす役目をする。第1のブロック押付部
材4は、ブロック載置台2よりも2周り程大きな平板と
して形成され、その中央にブロック載置部7及びブロッ
ク突当部10を臨ませる矩形状をなす位置決め用孔13
が各ブロック載置部7に対応した位置にそれぞれ設けら
れている。
ク押付部材5は、ブロック載置部7に載置されたヘッド
素子ブロック1をブロック突当部10とブロック位置決
め部9に押し付け、該ヘッド素子ブロック1の位置決め
を確実なものとなす役目をする。第1のブロック押付部
材4は、ブロック載置台2よりも2周り程大きな平板と
して形成され、その中央にブロック載置部7及びブロッ
ク突当部10を臨ませる矩形状をなす位置決め用孔13
が各ブロック載置部7に対応した位置にそれぞれ設けら
れている。
【0026】かかる位置決め用孔13は、ブロック載置
部7に載せられるヘッド素子ブロック1の配列ピッチと
同じピッチで形成されている。そして、この位置決め用
孔13の開口周縁部のうちヘッド素子ブロック1の第2
の長辺1cと第2の短辺1dと対向する第1の面13a
と第2の面13bは、後述するネジを締めることによ
り、それぞれヘッド素子ブロック1の第2の長辺1cと
第2の短辺1dに接するようになっている。
部7に載せられるヘッド素子ブロック1の配列ピッチと
同じピッチで形成されている。そして、この位置決め用
孔13の開口周縁部のうちヘッド素子ブロック1の第2
の長辺1cと第2の短辺1dと対向する第1の面13a
と第2の面13bは、後述するネジを締めることによ
り、それぞれヘッド素子ブロック1の第2の長辺1cと
第2の短辺1dに接するようになっている。
【0027】第2のブロック押付部材5は、第1のブロ
ック押付部材4と同じ大きさの板状体として形成され、
上記ブロック載置台2上に被せられるようになされてい
る。そして、この第2のブロック押付部材5の中央部に
は、基台6上に配列されたブロック載置部7全体を臨ま
せるに足る大きさとされた矩形状をなす貫通孔14が形
成されている。また、上記ブロック載置台2と対向する
面には、上記貫通孔14の開口周縁部に平面矩形状にへ
こんだ凹部15が設けられている。かかる凹部15は、
ブロック載置部7が設けられる基台6の主面6aと接触
するようになっている。
ック押付部材4と同じ大きさの板状体として形成され、
上記ブロック載置台2上に被せられるようになされてい
る。そして、この第2のブロック押付部材5の中央部に
は、基台6上に配列されたブロック載置部7全体を臨ま
せるに足る大きさとされた矩形状をなす貫通孔14が形
成されている。また、上記ブロック載置台2と対向する
面には、上記貫通孔14の開口周縁部に平面矩形状にへ
こんだ凹部15が設けられている。かかる凹部15は、
ブロック載置部7が設けられる基台6の主面6aと接触
するようになっている。
【0028】上記第1のブロック押付部材4と第2のブ
ロック押付部材5は、第2のブロック押付部材5側から
締め込まれるネジ16によって固定され、上記ブロック
載置台2に被せられるようにして設けられている。この
第1のブロック押付部材4の上面4aは、図4に示すよ
うに、ブロック位置決め部9の上端面9aと同じ高さと
されている。
ロック押付部材5は、第2のブロック押付部材5側から
締め込まれるネジ16によって固定され、上記ブロック
載置台2に被せられるようにして設けられている。この
第1のブロック押付部材4の上面4aは、図4に示すよ
うに、ブロック位置決め部9の上端面9aと同じ高さと
されている。
【0029】また、第2のブロック押付部材5には、図
1及び図3に示すように、コーナー部分に対角線方向へ
外周縁部より凹部15へと貫通する雌ネジであるネジ孔
17が設けられている。このネジ孔17には、ネジ18
が螺合するようになっている。かかるネジ18を締め込
むと、ブロック載置台2が図3中矢印Aで示す対角線方
向に押され、図5及び図6に示すように、第1のブロッ
ク押付部材4に形成された位置決め用孔13の第1の面
13aと第2の面13bがそれぞれヘッド素子ブロック
1の第2の長辺1cと第2の短辺1dに接し、当該ヘッ
ド素子ブロック1がブロック突当部10とブロック位置
決め部9に押し付けられることになる。その結果、ヘッ
ド素子ブロック1の四面1a〜1d全部が押さえ込まれ
ることになり、外力や応力等がヘッド素子ブロック1に
加わったとしても、位置ずれを起こすことがない。
1及び図3に示すように、コーナー部分に対角線方向へ
外周縁部より凹部15へと貫通する雌ネジであるネジ孔
17が設けられている。このネジ孔17には、ネジ18
が螺合するようになっている。かかるネジ18を締め込
むと、ブロック載置台2が図3中矢印Aで示す対角線方
向に押され、図5及び図6に示すように、第1のブロッ
ク押付部材4に形成された位置決め用孔13の第1の面
13aと第2の面13bがそれぞれヘッド素子ブロック
1の第2の長辺1cと第2の短辺1dに接し、当該ヘッ
ド素子ブロック1がブロック突当部10とブロック位置
決め部9に押し付けられることになる。その結果、ヘッ
ド素子ブロック1の四面1a〜1d全部が押さえ込まれ
ることになり、外力や応力等がヘッド素子ブロック1に
加わったとしても、位置ずれを起こすことがない。
【0030】以上のようにして構成された薄膜磁気ヘッ
ド製造装置を用いてスライダーにレール加工を施すに
は、次のようにして行う。
ド製造装置を用いてスライダーにレール加工を施すに
は、次のようにして行う。
【0031】先ず、図7に示すように、Al2 O3 −T
iC等よりなる略円盤状をなすウエハー19上に真空薄
膜形成手段によって、再生専用のMRヘッドと記録専用
のインダクティブヘッドを順次積層形成し、これらMR
ヘッドとインダクティブヘッドの積層薄膜磁気ヘッド素
子(図示は省略する。)を数行数列となるように所定間
隔で複数形成する。
iC等よりなる略円盤状をなすウエハー19上に真空薄
膜形成手段によって、再生専用のMRヘッドと記録専用
のインダクティブヘッドを順次積層形成し、これらMR
ヘッドとインダクティブヘッドの積層薄膜磁気ヘッド素
子(図示は省略する。)を数行数列となるように所定間
隔で複数形成する。
【0032】次に、長手方向に複数の薄膜磁気ヘッド素
子が並ぶように、上記ウエハー19を一点鎖線で示す位
置で切断して、短冊状をなすヘッド素子ブロック1を形
成する。
子が並ぶように、上記ウエハー19を一点鎖線で示す位
置で切断して、短冊状をなすヘッド素子ブロック1を形
成する。
【0033】次いで、図8に示すように、長手方向に所
定間隔で複数配列された薄膜磁気ヘッド素子20が形成
されてなるヘッド素子ブロック1のABS面となる面1
aを研磨して、各薄膜磁気ヘッド素子20のギャップデ
プスを所定のデプスとなるように研磨する。
定間隔で複数配列された薄膜磁気ヘッド素子20が形成
されてなるヘッド素子ブロック1のABS面となる面1
aを研磨して、各薄膜磁気ヘッド素子20のギャップデ
プスを所定のデプスとなるように研磨する。
【0034】次に、これら複数のヘッド素子ブロック1
のABS面となる面1aにレール加工を施すが、その加
工の際に各ヘッド素子ブロック間のピッチ,傾き、ブロ
ック相互間の基準位置合わせが加工精度を大きく左右す
るため重要になる。すなわち、図9に示すように、複数
のヘッド素子ブロック1(本実施例では、10ブロック
で1ブロック当たり10個の薄膜磁気ヘッド素子20を
同時加工する。)を配列するが、ブロックA−A´から
J−J´までをラインで見た場合の各ブロック間の素子
位置精度(これをX−Y軸座標に見立てた場合、ライン
からのズレ方向をX方向とする。)と、ブロック1−1
´から10−10´をラインで見た場合の素子位置精度
(これをX−Y軸座標に見立てた場合、ラインからのズ
レ方向をY方向とする。)が重要になる。つまり、X−
Y軸座標上に100個の素子をある規格内に位置するよ
うに配列することが、レール加工を行う際の加工精度に
直結する。
のABS面となる面1aにレール加工を施すが、その加
工の際に各ヘッド素子ブロック間のピッチ,傾き、ブロ
ック相互間の基準位置合わせが加工精度を大きく左右す
るため重要になる。すなわち、図9に示すように、複数
のヘッド素子ブロック1(本実施例では、10ブロック
で1ブロック当たり10個の薄膜磁気ヘッド素子20を
同時加工する。)を配列するが、ブロックA−A´から
J−J´までをラインで見た場合の各ブロック間の素子
位置精度(これをX−Y軸座標に見立てた場合、ライン
からのズレ方向をX方向とする。)と、ブロック1−1
´から10−10´をラインで見た場合の素子位置精度
(これをX−Y軸座標に見立てた場合、ラインからのズ
レ方向をY方向とする。)が重要になる。つまり、X−
Y軸座標上に100個の素子をある規格内に位置するよ
うに配列することが、レール加工を行う際の加工精度に
直結する。
【0035】そのため、前述した薄膜磁気ヘッド製造装
置を用いてこれらヘッド素子ブロック1を高精度に配列
する。先ず、第1のブロック押付部材4に形成された位
置決め用孔13よりブロック載置部7の上に各ヘッド素
子ブロック1を落とし込み、該ブロック載置部7のブロ
ック載置面8に載せる。ヘッド素子ブロック1をブロッ
ク載置面8に固定するに際しては、加熱によりアウトガ
スが発生しない真空用グリスを接着剤として用いる。
置を用いてこれらヘッド素子ブロック1を高精度に配列
する。先ず、第1のブロック押付部材4に形成された位
置決め用孔13よりブロック載置部7の上に各ヘッド素
子ブロック1を落とし込み、該ブロック載置部7のブロ
ック載置面8に載せる。ヘッド素子ブロック1をブロッ
ク載置面8に固定するに際しては、加熱によりアウトガ
スが発生しない真空用グリスを接着剤として用いる。
【0036】すると、ヘッド素子ブロック1と位置決め
用孔13との間には、図3及び図4に示すように、隙間
S1 ,S2 ができる。そして、この状態から第2のブロ
ック押付部材5のコーナー部分に設けられたネジ孔17
にネジ18を締め込む。
用孔13との間には、図3及び図4に示すように、隙間
S1 ,S2 ができる。そして、この状態から第2のブロ
ック押付部材5のコーナー部分に設けられたネジ孔17
にネジ18を締め込む。
【0037】かかるネジ18を締め込んで行くと、ブロ
ック載置台2が図3中矢印Aで示す対角線方向に押さ
れ、図5及び図6に示すように、位置決め用孔13の第
1の面13aと第2の面13bがそれぞれヘッド素子ブ
ロック1の第2の長辺1cと第2の短辺1dに接し、当
該ヘッド素子ブロック1がブロック突当部10とブロッ
ク位置決め部9に押し付けられる。その結果、先の隙間
S1 ,S2 が零になり、ヘッド素子ブロック1の四面1
a〜1d全部が押さえ込まれ、当該ヘッド素子ブロック
1が位置ずれを起こすようなことが起こらない。このよ
うにしてヘッド素子ブロック1が配置されることで、各
ヘッド素子ブロック1がそれぞれ所定位置に位置決めさ
れることになる。
ック載置台2が図3中矢印Aで示す対角線方向に押さ
れ、図5及び図6に示すように、位置決め用孔13の第
1の面13aと第2の面13bがそれぞれヘッド素子ブ
ロック1の第2の長辺1cと第2の短辺1dに接し、当
該ヘッド素子ブロック1がブロック突当部10とブロッ
ク位置決め部9に押し付けられる。その結果、先の隙間
S1 ,S2 が零になり、ヘッド素子ブロック1の四面1
a〜1d全部が押さえ込まれ、当該ヘッド素子ブロック
1が位置ずれを起こすようなことが起こらない。このよ
うにしてヘッド素子ブロック1が配置されることで、各
ヘッド素子ブロック1がそれぞれ所定位置に位置決めさ
れることになる。
【0038】このときのヘッド素子ブロック1の位置精
度をX−Y軸座標上で平均値とばらつきとして表示する
と、図10に示すようになる。図10は、薄膜磁気ヘッ
ド素子20が並ぶ方向を図11に示すようにY方向、こ
れと直交する方向をX方向と定義したときの薄膜磁気ヘ
ッド素子、100個のデータである。
度をX−Y軸座標上で平均値とばらつきとして表示する
と、図10に示すようになる。図10は、薄膜磁気ヘッ
ド素子20が並ぶ方向を図11に示すようにY方向、こ
れと直交する方向をX方向と定義したときの薄膜磁気ヘ
ッド素子、100個のデータである。
【0039】X位置精度平均値は1.75μm、σn-1
は2.17μmであった。一方、Y位置精度平均値は−
1.40μm、σn-1 は4.33μmであった。そし
て、XとYの各平均値に±3σn-1 を加算しエリアを描
いた場合、素子の整列位置精度は±15μm以内に制御
できる。これを図10中に示す。線Aは±15μm、線
Bは±3σn-1 、点Cは平均値を示す。
は2.17μmであった。一方、Y位置精度平均値は−
1.40μm、σn-1 は4.33μmであった。そし
て、XとYの各平均値に±3σn-1 を加算しエリアを描
いた場合、素子の整列位置精度は±15μm以内に制御
できる。これを図10中に示す。線Aは±15μm、線
Bは±3σn-1 、点Cは平均値を示す。
【0040】そして、ヘッド素子ブロック1のABS面
となる面1aにシートレジストを熱圧着にて貼付ける。
シートレジストとしては、東京応化社製の商品名BF−
410を用いた。次に、シートレジスト上に所定パター
ンとされたパターニングマスクを載せ、該シートレジス
トを露光してレジストパターンを形成する。
となる面1aにシートレジストを熱圧着にて貼付ける。
シートレジストとしては、東京応化社製の商品名BF−
410を用いた。次に、シートレジスト上に所定パター
ンとされたパターニングマスクを載せ、該シートレジス
トを露光してレジストパターンを形成する。
【0041】次いで、炭酸ナトリウム溶液(0.2%)
にて、未露光部分を洗い流す。そして、約200℃,2
0分なる条件の下に、現像して残存したレジストをクリ
ーンオーブン内に入れる。このときの加熱により、従来
では熱により接着剤が劣化してヘッド素子ブロック1の
位置ずれが発生したが、本実施例ではヘッド素子ブロッ
ク1の四面1a〜1d全部が押さえ込まれているため、
位置ずれを起こすようなことがない。
にて、未露光部分を洗い流す。そして、約200℃,2
0分なる条件の下に、現像して残存したレジストをクリ
ーンオーブン内に入れる。このときの加熱により、従来
では熱により接着剤が劣化してヘッド素子ブロック1の
位置ずれが発生したが、本実施例ではヘッド素子ブロッ
ク1の四面1a〜1d全部が押さえ込まれているため、
位置ずれを起こすようなことがない。
【0042】次に、硬化したレジストをマスクとして、
イオンエッチングによってヘッド素子ブロック1のAB
S面となる面1aにレール加工を施す。イオンエッチン
グは真空装置内で行うが、真空用グリスを接着剤として
用いているので、かかる接着剤からアウトガスが発生し
ない。
イオンエッチングによってヘッド素子ブロック1のAB
S面となる面1aにレール加工を施す。イオンエッチン
グは真空装置内で行うが、真空用グリスを接着剤として
用いているので、かかる接着剤からアウトガスが発生し
ない。
【0043】この他、レール加工を施すに際しては、微
粒子を高圧で吹き付けることにより溝加工等を行うパウ
ダービームエッチング加工法を採用してもよい。
粒子を高圧で吹き付けることにより溝加工等を行うパウ
ダービームエッチング加工法を採用してもよい。
【0044】そして、図12に示すように、このヘッド
素子ブロック1を各薄膜磁気ヘッド素子20毎に切断
し、ABS面に寸法精度の高いレール21,22,23
が形成された薄膜磁気ヘッド24を完成させる。
素子ブロック1を各薄膜磁気ヘッド素子20毎に切断
し、ABS面に寸法精度の高いレール21,22,23
が形成された薄膜磁気ヘッド24を完成させる。
【0045】なお、上述の実施例では、ウエハー上にM
Rヘッドとインダクティブヘッドを積層した複合型の薄
膜磁気ヘッドとしたが、単にウエハーにMRヘッドのみ
を形成したヘッドに本発明を適用しても同様の効果があ
る。
Rヘッドとインダクティブヘッドを積層した複合型の薄
膜磁気ヘッドとしたが、単にウエハーにMRヘッドのみ
を形成したヘッドに本発明を適用しても同様の効果があ
る。
【0046】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係る薄膜磁気ヘッド製造装置においては、複数の薄
膜磁気ヘッド素子が形成された短冊状をなすヘッド素子
ブロックの四面全体を押さえつけているので、レジスト
を硬化させるポストベーク時の熱により接着剤が劣化し
ても、ヘッド素子ブロックの位置がずれることがない。
従って、各ヘッド素子ブロック毎のレール加工寸法精度
のばらつきを極力小さなものとすることができる。ま
た、ヘッド素子ブロックの位置を高精度に決めることが
できるので、瞬間接着剤を用いる必要が無くなり、真空
装置内で用いてもアウトガスの発生が無い真空用グリス
を接着剤として用いることができる。
明に係る薄膜磁気ヘッド製造装置においては、複数の薄
膜磁気ヘッド素子が形成された短冊状をなすヘッド素子
ブロックの四面全体を押さえつけているので、レジスト
を硬化させるポストベーク時の熱により接着剤が劣化し
ても、ヘッド素子ブロックの位置がずれることがない。
従って、各ヘッド素子ブロック毎のレール加工寸法精度
のばらつきを極力小さなものとすることができる。ま
た、ヘッド素子ブロックの位置を高精度に決めることが
できるので、瞬間接着剤を用いる必要が無くなり、真空
装置内で用いてもアウトガスの発生が無い真空用グリス
を接着剤として用いることができる。
【図1】薄膜磁気ヘッド製造装置の斜視図である。
【図2】薄膜磁気ヘッド製造装置の分解斜視図である。
【図3】薄膜磁気ヘッド製造装置にヘッド素子ブロック
が載置された状態を示す平面図である。
が載置された状態を示す平面図である。
【図4】薄膜磁気ヘッド製造装置にヘッド素子ブロック
が載置された状態を示す断面図である。
が載置された状態を示す断面図である。
【図5】ヘッド素子ブロックを位置決めした状態を示す
平面図である。
平面図である。
【図6】ヘッド素子ブロックを位置決めした状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図7】(a)はヘッド素子ブロック切断工程を示す平
面図、(b)はヘッド素子ブロックの斜視図である。
面図、(b)はヘッド素子ブロックの斜視図である。
【図8】ヘッド素子ブロックのデプス研磨工程を示す拡
大斜視図である。
大斜視図である。
【図9】(a)はヘッド素子ブロックを複数並べたとき
の薄膜磁気ヘッド素子の配列状態を示す平面図、(b)
はヘッド素子ブロックに形成された薄膜磁気ヘッド素子
の位置を示す側面図である
の薄膜磁気ヘッド素子の配列状態を示す平面図、(b)
はヘッド素子ブロックに形成された薄膜磁気ヘッド素子
の位置を示す側面図である
【図10】薄膜磁気ヘッド素子位置精度を示す特性図で
ある。
ある。
【図11】薄膜磁気ヘッド素子のX,Y方向を定義する
ために用いた図である。
ために用いた図である。
【図12】薄膜磁気ヘッドの斜視図である。
【図13】従来の薄膜磁気ヘッド製造装置の斜視図であ
る。
る。
1 ヘッド素子ブロック 2 ブロック載置台 3 ブロック突当部材 4 第1のブロック押付部材 5 第2のブロック押付部材 6 基台 7 ブロック載置部 8 ブロック載置面 9 ブロック位置決め部 10 ブロック突当部 13 位置決め用孔 17 ネジ孔 19 ウエハー 20 薄膜磁気ヘッド素子
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の薄膜磁気ヘッド素子が形成された
短冊状をなすヘッド素子ブロックを載置するブロック載
置面と、該ヘッド素子ブロックの第1の長辺に接するブ
ロック位置決め部とを有した複数のブロック載置部が所
定間隔で配置されたブロック載置台と、 上記ブロック載置台に設けられ、各ヘッド素子ブロック
の第1の短辺にそれぞれ接するブロック突当部を複数有
したブロック突当部材と、 上記各ブロック載置部に対向する位置に開設された矩形
状の孔を有し、その孔内にブック載置部及びブロック突
当部を臨ませるブロック押付け部材とを備えてなり、 上記ブロック押付け部材に設けられたネジ孔にネジを押
し込むことで、該ブロック押付け部材に開設された孔の
開口周縁部がヘッド素子ブロックの第2の長辺と第2の
短辺にそれぞれ接触し、該ヘッド素子ブロックをブロッ
ク突当部及びブロック位置決め部に押し付けるようにし
たことを特徴とする薄膜磁気ヘッド製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19844694A JPH0863714A (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 薄膜磁気ヘッド製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19844694A JPH0863714A (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 薄膜磁気ヘッド製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0863714A true JPH0863714A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16391234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19844694A Withdrawn JPH0863714A (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 薄膜磁気ヘッド製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0863714A (ja) |
-
1994
- 1994-08-23 JP JP19844694A patent/JPH0863714A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011106 |