JPH05135330A - 薄膜磁気ヘツドの製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘツドの製造方法

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JPH05135330A
JPH05135330A JP32406691A JP32406691A JPH05135330A JP H05135330 A JPH05135330 A JP H05135330A JP 32406691 A JP32406691 A JP 32406691A JP 32406691 A JP32406691 A JP 32406691A JP H05135330 A JPH05135330 A JP H05135330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic head
insulating layers
film magnetic
insulating layer
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32406691A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Nakano
尊之 中野
Genichi Ishida
玄一 石田
Kazuhiko Tachikawa
一彦 立川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Corp
Fujitsu Ltd
Original Assignee
FDK Corp
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by FDK Corp, Fujitsu Ltd filed Critical FDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各素子間でのギャップディプスのばらつきを
少なくし、所望の特性を得ることのできる薄膜磁気ヘッ
ドを製造する方法を提供すること。 【構成】 従来と同様の工程によりウエハ10上に第1
の絶縁層14を縦横方向に多数形成する。そして、所定
の直線(基準線)を有するホトマスクを用いてその第1
の絶縁層の上面にレジスト15を設ける。すると、この
レジストの端縁15aは一直線となり、その端縁の外側
には、第1の絶縁層の先端部が露出することになる。次
いで、酸素プラズマを用いてアッシングを行う。する
と、第1の絶縁層のうち、レジストで覆われていない部
分が除去される。なお、材質の相違からギャップ層13
は除去されない。その後、レジストを除去すると、横方
向に並ぶ各第1の絶縁層の先端位置14a′は一直線状
に位置される。そして、その先端位置が最終的な磁気ヘ
ッド素子におけるAPEXの位置となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、HDDやコンピュータ
等の磁気記録装置に用いられる薄膜磁気ヘッドの製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浮上型の薄膜磁気ヘッドは、磁気ディス
ク等の記録媒体に対して相対的に高速移動するときに生
じる空気の粘性によって発生する動圧を利用して、磁気
ディスク面との間に微小な浮上量を発生されるようにし
たもので、HDD等の読み書き用磁気ヘッドに利用され
ている。
【0003】上記薄膜磁気ヘッドの構造としては、例え
ば図4に示すように、基板1の上面に保護層2,第1の
磁極層3,ギャップ部となる非磁性材層4,第2の磁極
層5が順次積層配置されている。そして、第1,第2の
磁極層3,5は、図示省略するがその後方端部側で接続
されており、ヨークを構成している。また、非磁性材層
4の後方側の第1,第2の磁極層3,5間の領域には、
第1,第2の絶縁層6,7を介して所定数のコイル層8
が形成されている。なお、通常上記第2の磁極層5の上
面には、保護層9が形成されている。
【0004】そして、この薄膜磁気ヘッドの特性、特に
オーバーライト特性は、図5に示すように磁気記録媒体
の接触面ABSから、APEX(第1の絶縁層6の立ち
上がりポイント)までの距離であるGD(ギャップディ
プス)の長さに影響を受ける。よって、このGDが所定
の長さになるように製造される。
【0005】ところで、上記構成の薄膜磁気ヘッドを製
造するには、まず、1つの磁気ヘッドパターンが描かれ
たレティクルを制作する。そして、そのレティクル上の
パターンをステップ&リピータを用いて、縮小しつつガ
ラス板上に数多く転写することによりホトマスクを制作
する。そして、そのホトマスク上に形成されたパターン
を露光装置を用いてウエハ上に転写する。このようにし
て、1つのウエハ上に多数の磁気ヘッド素子パターンを
形成し、それを所定部位(例えば格子状)で切断するこ
とにより1つの薄膜磁気ヘッド素子が製造される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の製造方法では、以下に示す問題を生じる。すなわち、
レティクル上のパターンをホトマクス上に転写する際
に、両者を相対的に平行移動させることによりホトマス
クの所定位置(格子の交点上)に順次製造して行くが、
ステップ&リピータの機械精度(±0.3μm程度)上
等の要請から、各パターンAを完全に一直線状に配置す
ることはできず、図6に示すように位置ずれを生じてし
まう(±0.5μm程度)。従って、ある直線Lで切断
すると、各素子間で上記GDがばらついてしまい、その
結果、製品の特性にばらつきを生じ、不良品の発生の伴
う歩留まりの低下をきたすという問題を生じてしまう。
また、このように、GDがばらついてしまうため、たと
えレティクルの製造段階でGDの距離を正確に製造した
としても、所望の特性(特にオーバーライト特性)が得
られない。
【0007】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、各素子間でのギャッ
プディプスのばらつきを少なくし、所望の特性を得るこ
とのできる薄膜磁気ヘッドを製造する方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明に係る薄膜磁気ヘッドの製造方法では、基
板上に、ヨークの一部を構成する第1の磁極層、ギャッ
プを構成する非磁性材層、第1の絶縁層、コイル部、第
2の絶縁層並びに第2の磁極層を順次積層配置して形成
される磁気ヘッド素子パターンを多数形成し、次いで、
その基板の所定部位を切断するようにした薄膜磁気ヘッ
ドの製造方法であって、前記第1の絶縁層を形成後、横
方向に並ぶ複数の前記第1の絶縁層に対し、所定の基準
線でもって露光、現像し、次いで、前記第1の絶縁層の
うち前記基準線より先端側に位置する部位をアッシング
して除去するようにした。
【0009】
【作用】ギャップを形成する非磁性材層の上側に形成さ
れる第1の絶縁層の先端部位が磁気ヘッド素子の特性に
影響を与えるAPEXとなるが、本発明では、ウエハ上
にその第1の絶縁層を多数形成後、所定のライン(基準
線)でアッシング処理をするため、横方向に並ぶ第1の
絶縁層のうち、その所定の基準線より先端側部位が除去
される。これにより、アッシング後の横方向に並んだ各
第1の絶縁層の先端部の位置は、一直線上に並んだ状態
となる。これにより、最終的に製造される各薄膜磁気ヘ
ッド素子のギャップディプスの距離も一定となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る薄膜磁気ヘッドの製造方
法の好適な実施例を添付図面を参照にして詳述する。ま
ず、図1(A)に示すように従来と同様に所定のパター
ン形状の描かれたレティクルとステップ&リピータ等で
できたホトマスクを用いて、ウエハ10上に保護層11
を形成し、次いで、その保護層11の上面にパーマロイ
からなる第1の磁極層12を形成し、さらにその上にS
iO2(或るいは酸化アルミナ等)からなるギャップ層
13を形成する。そして、そのギャップ層13の上面に
有機物,樹脂からなる第1の絶縁層14を形成する。こ
の状態では、横方向に近接する各第1の絶縁層14の先
端位置14aは、図2に示すように、或る距離dだけ位
置がずれていることがある。
【0011】そこで本発明では、係る第1の絶縁層14
の上面にコイル等を形成する前に、以下の処理を施す。
すなわち、まず、所定の直線(基準線)を有するホトマ
スクを用いて第1の絶縁層14の上面にレジスト15を
設ける。すると、このレジスト15の端縁15aは、図
2に示すように一直線となり、その端縁15aの外側に
は、第1の絶縁層14の先端部が露出することになる。
【0012】次いで、酸素プラズマを用いてアッシング
を行う。すると、図1(B)に示すように第1の絶縁層
14のうち、レジスト15で覆われていない部分(先端
側)が除去される。なお、材質の相違からギャップ層1
3は除去されない。その後、レジスト15を除去する
と、図3に示すように、横方向に並ぶ各第1の絶縁層1
4の先端位置14a′は一直線状に位置される。そし
て、その先端位置14a′が最終的な磁気ヘッド素子に
おけるAPEXの位置となる。
【0013】次いで、従来と同様の工程に従い、アッシ
ング後の第1の絶縁層14の上面にコイル層16,第2
の絶縁層17,第2の磁極18並びに保護層19を順次
積層形成する。このようにして1つのウエハ10上に所
定のパターンからなる薄膜磁気ヘッド素子が多数形成さ
れる。そして、そのウエハ10を格子状の所定位置で切
断することにより各素子毎に分離される。この時、各切
断処理は直線状に行われ、その横方向の切断線は第1の
絶縁層14の先端位置14a′と平行な直線となる。こ
れにより、各素子の端部(磁気記録媒体への接触面)も
横方向に並ぶ各素子が同一線上に配置されることにな
り、その端部と上記APEXとの距離GDが各素子間で
一定となる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明による薄膜磁気ヘ
ッドの製造方法では、1つのウエハ上に形成する各薄膜
磁気ヘッド素子のギャップディプスの距離を一定にする
ことができる。その結果、所望の特性(特にオーバーラ
イト特性)を得ることのでき、歩留まりも向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄膜磁気ヘッドの製造方法の一実
施例を示す工程図である。
【図2】図1(A)に示す状態における平面図である。
【図3】図1(B)に示す状態における平面図である。
【図4】従来の方法により製造された薄膜磁気ヘッドの
一例を示す断面図である。
【図5】ギャップディプスと磁気ヘッドのオーバーライ
ト特性の関係を示すグラフである。
【図6】従来の薄膜磁気ヘッドの製造方法の一工程にお
ける平面図である。
【符号の説明】
10 ウエハ(基板) 12 第1の磁極 13 ギャップ層(非磁性材層) 14 第1の絶縁層 16 コイル 17 第2の絶縁層 18 第2の磁極層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 立川 一彦 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、ヨークの一部を構成する第1
    の磁極層、ギャップを構成する非磁性材層、第1の絶縁
    層、コイル部、第2の絶縁層並びに第2の磁極層を順次
    積層配置して形成される磁気ヘッド素子パターンを多数
    形成し、次いで、その基板の所定部位を切断するように
    した薄膜磁気ヘッドの製造方法において、 前記第1の絶縁層を形成後、横方向に並ぶ複数の前記第
    1の絶縁層に対し、所定の基準線でもって露光、現像
    し、次いで、前記第1の絶縁層のうち前記基準線より先
    端側に位置する部位をアッシングして除去するようにし
    たことを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方法。
JP32406691A 1991-11-13 1991-11-13 薄膜磁気ヘツドの製造方法 Pending JPH05135330A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5880915A (en) * 1996-10-21 1999-03-09 International Business Machines Corporation Crack resistant magnetic write head

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6025015A (ja) * 1983-07-22 1985-02-07 Comput Basic Mach Technol Res Assoc 薄膜磁気ヘツドの製造方法

Patent Citations (1)

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JPH01201811A (ja) 薄膜磁気ヘッドの製造方法

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970916