JP3189909B2 - パターン.マスク位置合わせ用ターゲットの形成方法 - Google Patents

パターン.マスク位置合わせ用ターゲットの形成方法

Info

Publication number
JP3189909B2
JP3189909B2 JP06946092A JP6946092A JP3189909B2 JP 3189909 B2 JP3189909 B2 JP 3189909B2 JP 06946092 A JP06946092 A JP 06946092A JP 6946092 A JP6946092 A JP 6946092A JP 3189909 B2 JP3189909 B2 JP 3189909B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target
pattern
forming
mask
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP06946092A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05234841A (ja
Inventor
宗人 後藤
善朗 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP06946092A priority Critical patent/JP3189909B2/ja
Publication of JPH05234841A publication Critical patent/JPH05234841A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3189909B2 publication Critical patent/JP3189909B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、薄膜磁気ヘ
ッド製造などにおいて用いられるパターン.マスク位置
合わせ用ターゲットの形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜磁気ヘッドは、よく知られているよ
うに、IC製造テクノロジーと同様のプロセスに従って
製造される。スライダとなるウエハの表面に、フォトリ
ソグラフィ高精度パターン形成技術やスパッタ薄膜形成
技術等を用いて、磁性膜及びコイル膜等よりなる薄膜磁
気回路を集積する。磁性膜やコイル膜を高精度パターン
として形成するためには、パターン.マスクを所定の位
置に高精度で位置決めしなければならない。その手段と
して、ウエハの表面にターゲットを形成し、このターゲ
ットを用いて、パターン.マスクを位置決めする。図4
は従来のパターン.マスク位置合わせ用ターゲット及び
それを用いた位置合わせを概略的に説明する図である。
図において、1はウエハ、2はターゲット、3はフォト
レジスト、4はパターン.マスクである。ウエハ1は薄
膜磁気ヘッドにおいてスライダとなる部分であって、セ
ラミック構造体で構成される。ウエハ1を構成するセラ
ミック構造体は良く知られている。
【0003】ターゲット2はウエハ1の表面に突出する
ように設けられている。ターゲット2は種々の平面パタ
ーンを取り得る。フォトレジスト3は、例えばスピンコ
ートなどの手段によって塗布されている。パターン.マ
スク4は、コイル膜パターンに対応したパターンを有
し、フォトレジスト3の上方に配置され位置決めされ
る。パターン.マスクの位置決めに当たっては、パタ
ーン.マスク4の上方からレーザ光Lを当て、ターゲッ
ト2による反射、回折、干渉または屈折等の光学現象を
利用して自動的に位置合わせを行う。そして、パター
ン.マスク4を通してフォトレジスト3を露光し現像
し、他の必要な所定工程を経て、コイル膜や磁性膜等の
パターンを形成する。このような位置合わせや、露光を
行う装置は、オート.アライメント露光装置として知ら
れている。
【0004】薄膜磁気ヘッドにおいては、ターゲット2
は磁性膜を形成する工程で同時に形成される。図5〜図
9にその形成工程の1例を示す。まず、図5に示すよう
に、ウエハ1の表面に下地膜21を例えばスパッタなど
の手段によって付着させた後、図6に示すように、ター
ゲット形成領域を囲むレジスト.フレーム5を付着さ
せ、図7に示すように、レジスト.フレーム5によって
囲まれた領域内の下地膜21の上にパターン.メッキ膜
22を付着させる。次に、レジストフレーム5を除去し
た後、図8に示すように、周りの不要部分を、ミリング
によって除去する。これにより、図9に示すようなター
ゲット2が得られる。このようにして得られたターゲッ
ト2は段差d1が1〜4μm程度になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のターゲット2を用いたパターン形成技術では、
ターゲット2をメッキ膜22によって形成するので、タ
ーゲット2の段差d1が、ウエハ1の位置に対応したメ
ッキ膜厚分布に従って変動する。しかも、段差d1がメ
ッキ膜22の膜厚によって定まる1〜4μm程度になる
ため、その上に塗布されるフォトレジスト3に段差d1
に対応したうねりが発生する。上述の段差d1の変動及
び段差に起因するフォトレジスト3のうねりなどが要因
となって、位置合わせにおいて、ターゲット2における
レーザ光の反射等、位置決め精度に直接に関与する光学
的諸量が変化し、位置決め精度が低下する。このため、
上述した従来のターゲット2を用いたパターン形成技術
では、パターン精度±0.5μmが限度であり、それ以
上のパターン精度を得ることが困難であった。薄膜磁気
ヘッドにおいては、高密度記録対応のために、ポールト
ラック幅が極めて狭くなる傾向にあり、従来の±0.5
μmのパターン精度では要求を満たせなくなっている。
例えば、誘導型面内記録再生用の薄膜磁気ヘッドでは、
下部ポールのトラック幅4μm、上部ポールのトラック
幅5μmの領域にあるものが要求されている。パターン
精度±0.5では、このような薄膜磁気ヘッドを実現す
ることが困難である。
【0006】そこで、本発明の課題は、上述する従来の
問題点を解決し、パターン.マスク位置合わせを高精度
で行い、高度のパターン精度を得ることができるターゲ
ットの形成方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明は、表面に金属酸化物の膜を有するウエハ上
にパターン.マスク位置合わせ用ターゲットを形成する
にあたり、前記金属酸化物の膜表面に設定されたターゲ
ット形成領域をマスクし、前記ターゲット形成領域外
を、前記金属酸化物の膜厚以下の量だけミリングした
後、前記マスクを除去し、前記金属酸化物によるターゲ
ットを形成する。
【0008】
【作用】ウエハ上の金属酸化物の膜表面に設定されたタ
ーゲット形成領域をマスクし、金属酸化物の膜表面のタ
ーゲット形成領域外を、前記金属酸化物の膜厚以下の量
だけミリングした後、マスクを除去し、金属酸化物の膜
によるターゲットを形成すると、0.03〜0.4μm
程度と、従来の1/10以下の段差を持つターゲットを
容易に形成できる。しかも、ウエハの表面に形成された
金属酸化物の膜をミリングしてターゲットを形成するの
で、メッキ膜の場合と異なって、膜厚分布変動を生じに
くい。このため、フォトレジストのうねりがなくなる。
この結果、パターン.マスクを高精度で位置合わせする
ことが可能になり、得られるパターン精度が高くなる。
【0009】薄膜磁気ヘッドを製造する場合、マスクは
パーマロイを主成分とする磁性膜で構成する。薄膜磁気
ヘッドの製造工程では、ウエハ1の上にパーマロイを主
成分とする磁性膜を形成する工程があるので、この磁性
膜形成工程において、磁性膜によりターゲット形成領域
をマスクできる。そして、磁性膜パターンをトレースし
ながらミリングして、ターゲットパターンを形成した
後、磁性膜を除去することにより、ターゲットを形成す
る。従って、特別の工程を付加することなく、簡単なフ
ォトマスクの変更によって対応できる。
【0010】
【実施例】図1〜図3は本発明に係るパターン.マスク
位置合わせ用ターゲットの形成方法を示している。ウエ
ハ1は基体部分11の表面が金属酸化物12で覆われて
いる。金属酸化物12は代表的にはAl23であり、基
体部分11はAl23ーTiCである。このウエハ1の
パターン.マスク位置合わせ用ターゲットを形成するに
あたり、図1に示すように、金属酸化物12の表面に設
定されたターゲット形成領域をマスク6し、その輪郭に
従ってターゲット形成領域の外をミリングする。これに
より、図2に示すように、金属酸化物12によるターゲ
ット2を形成する。この後、マスク6を除去することに
より、金属酸化物12によるターゲット2が得られる。
【0011】上記工程を経ることにより、0.03〜
0.4μm程度と、従来の1/10以下の段差d2を持
つターゲット2を容易に形成できる。しかも、金属酸化
物12は、スパッタなどの手段によって形成されるもの
であり、これをミリングしてターゲット2を形成するの
で、メッキ膜の場合と異なって、膜厚分布変動を生じに
くい。このため、フォトレジストのうねりがなくなる。
この結果、パターン.マスクを高精度で位置合わせする
ことが可能になり、パターン精度が高くなる。0.03
〜0.4μmの段差d2を形成した例では、±0.2μ
mのパターン精度を確保することができた。
【0012】薄膜磁気ヘッドを製造する場合、マスク6
はパーマロイを主成分とする磁性膜で構成する。薄膜磁
気ヘッドの製造工程では、ウエハ1の上にパーマロイを
主成分とする磁性膜を形成する工程があるので、この磁
性膜形成工程において、磁性膜によりターゲット形成領
域をマスク6できる。そして、磁性膜でなるマスク6を
トレースしながら、その外側をミリングして、ターゲッ
トパターンを形成した後、磁性膜を除去することによ
り、ターゲット2を形成する。図5〜図9に示した従来
方法との比較では、図9以降の工程において、磁性膜2
1、22を除去する工程を付加し、スライダ構成部材に
よるターゲット2を形成する。図9の工程の後には、通
常、エッチング工程があるから、このエッチング工程に
おいて、磁性膜21、22を除去することができる。従
って、特別の工程を付加することなく、簡単なフォトマ
スクの変更によって対応できる。
【0013】本発明によって得られるターゲット2は段
差d2が小さく、位置合わせ(図4参照)時のターゲッ
ト検出信号が小さい。それを補う手段として、ターゲッ
ト2の表面に高効率反射膜を設けておくのが有効であ
る。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、ウエハの
上にパターン.マスク位置合わせ用ターゲットを形成す
る方法であって、ウエハ上に設定されたターゲット形成
領域をマスクし、ウエハのターゲット形成領域外をミリ
ングした後、マスクを除去し、ウエハ構成部材によるタ
ーゲットを形成するので、パターン.マスク位置合わせ
を高精度で行い、高度のパターン精度を得ることができ
るターゲットの形成方法を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパターン.マスク位置合わせ用タ
ーゲットの形成方法に含まれる工程を示す図である。
【図2】本発明に係るパターン.マスク位置合わせ用タ
ーゲットの形成方法において、図1に示した工程の後の
工程を示す図である。
【図3】本発明に係るパターン.マスク位置合わせ用タ
ーゲットの形成方法において、図2に示した工程の後の
工程を示す図である。
【図4】従来のパターン.マスク位置合わせ用ターゲッ
ト及びそれを用いた位置合わせを概略的に説明する図で
ある。
【図5】従来のパターン.マスク位置合わせ用ターゲッ
トの形成工程を示す図である。
【図6】従来のパターン.マスク位置合わせ用ターゲッ
トの形成工程であって、図5に示した工程の後の工程を
示す図である。
【図7】従来のパターン.マスク位置合わせ用ターゲッ
トの形成工程であって、図6に示した工程の後の工程を
示す図である。
【図8】従来のパターン.マスク位置合わせ用ターゲッ
トの形成工程であって、図7に示した工程の後の工程を
示す図である。
【図9】従来のパターン.マスク位置合わせ用ターゲッ
トの形成工程であって、図8に示した工程の後の工程を
示す図である。
【符号の説明】
1 ウエハ 11 基体部分 12 金属酸化物 2 ターゲット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G11B 5/31 G03F 7/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に金属酸化物の膜を有するウエハ上
    にパターン.マスク位置合わせ用ターゲットを形成する
    方法であって、 前記金属酸化物の膜の表面に設定されたターゲット形成
    領域をマスクし、前記ターゲット形成領域外を、前記金
    属酸化物の膜厚以下の量だけミリングした後、前記マス
    クを除去し、前記金属酸化物によるターゲットを形成す
    るパターン.マスク位置合わせ用ターゲットの形成方
    法。
  2. 【請求項2】 ミリングされる前記量は、0.03〜
    0.04μmの範囲である請求項1に記載のパターン.
    マスク位置合わせ用ターゲットの形成方法。
  3. 【請求項3】 前記マスクは、パーマロイを主成分とす
    る磁性膜である請求項1または2に記載のパターン.マ
    スク位置合わせ用ターゲットの形成方法。
  4. 【請求項4】 前記金属酸化物はAl23である請求項
    1乃至3の何れかに記載のパターン.マスク位置合わせ
    用ターゲットの形成方法。
JP06946092A 1992-02-19 1992-02-19 パターン.マスク位置合わせ用ターゲットの形成方法 Expired - Lifetime JP3189909B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06946092A JP3189909B2 (ja) 1992-02-19 1992-02-19 パターン.マスク位置合わせ用ターゲットの形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06946092A JP3189909B2 (ja) 1992-02-19 1992-02-19 パターン.マスク位置合わせ用ターゲットの形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05234841A JPH05234841A (ja) 1993-09-10
JP3189909B2 true JP3189909B2 (ja) 2001-07-16

Family

ID=13403289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06946092A Expired - Lifetime JP3189909B2 (ja) 1992-02-19 1992-02-19 パターン.マスク位置合わせ用ターゲットの形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3189909B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05234841A (ja) 1993-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0399800B1 (en) Thin film magnetic head manufacturing method
KR100264700B1 (ko) 희생 마스크층을 사용하여 자기 정렬되는 자극 폴을 가지는 박막 자기 트랜스듀서 및 그 제조 방법
US20060198051A1 (en) Thin film magnetic head and magnetic disk apparatus including the same
US5126232A (en) Pole design for thin film magnetic heads
JP3189909B2 (ja) パターン.マスク位置合わせ用ターゲットの形成方法
JP2000099914A (ja) 薄膜磁気ヘッドの製造方法
US6258515B1 (en) Pattern forming method
US6465149B2 (en) Solution to be optically treated, a method for forming an antireflection film, a method for pattern-plating and a method for manufacturing a thin film magnetic head
JP3250720B2 (ja) 薄膜磁気ヘッド用ウエハーに対するマスク位置合わせ方法
JP3468417B2 (ja) 薄膜形成方法
US7175972B2 (en) Method for fabricating a thin film magnetic head
Gau Photolithography for Integrated Thin Film Read/Write Heads
JPS63138513A (ja) 薄膜磁気ヘツド及びその製造方法
JP2811514B2 (ja) 薄膜磁気ヘッドの製造方法
JP2663589B2 (ja) 複合基板の位置合せマーカー形成方法
JPH11238209A (ja) 薄膜磁気ヘッドの製造方法
JP2000020914A (ja) 金属膜形成方法及び薄膜磁気ヘッドのポール形成方法
JPS62229512A (ja) 薄膜磁気ヘツド及びその製造方法
JP2001176773A (ja) レジストパターン形成法
JPH01201811A (ja) 薄膜磁気ヘッドの製造方法
JP2000207709A (ja) 薄膜磁気ヘッドの製造方法
JPH10172111A (ja) 薄膜磁気ヘッドの製造方法
JPH117613A (ja) シールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドの製造方法
JPH0896323A (ja) 薄膜磁気ヘッドの製造方法
JPS61190732A (ja) 光記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010502

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080518

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090518

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090518

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110518

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518

Year of fee payment: 11