JP2001176773A - レジストパターン形成法 - Google Patents

レジストパターン形成法

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JP2001176773A
JP2001176773A JP35611399A JP35611399A JP2001176773A JP 2001176773 A JP2001176773 A JP 2001176773A JP 35611399 A JP35611399 A JP 35611399A JP 35611399 A JP35611399 A JP 35611399A JP 2001176773 A JP2001176773 A JP 2001176773A
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pattern
resist
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photomask
patterns
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JP35611399A
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English (en)
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Toshihiro Nakajima
敏博 中嶋
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジストパターン形成法において、パターン
転写処理の簡素化を図る。 【解決手段】 ホトマスクMSにおいて、一辺の長さX
を有するワンショット領域を被処理基板SBのステップ
方向STPに沿って2等分(X/2)した第1,第2の
区分領域X,Xにそれぞれ第1及び第2のパターン
A,Bを形成する。基板SB上のレジスト層RSには、
被転写領域1の左半分に第1のパターンBを転写した
後、基板SBを長さXに対応する1ステップピッチPの
1/2だけステップさせて領域1の左半分及び右半分に
第1及び第2のパターンA及びBをそれぞれ転写する。
以下同様にしてパターンA,Bの転写が終るたびに基板
SBを1ステップピッチPの1/2だけステップさせて
パターンA,Bの転写を繰返す。パターンA,Bの組合
せて並列パターン形成、追加露光等が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、選択的除去処
理、選択的被着処理等に用いられるレジストパターン形
成法に関し、特にホトマスクのワンショット領域を被処
理基板のステップ方向に沿ってn(nは2以上の整数)
等分した領域に第1〜第nのパターンを形成しておき、
被処理基板上のレジスト層に対して第1〜第nのパター
ンを転写した後、被処理基板を1ステップピッチの1/
nだけステップさせて第1〜第nのパターンの転写を繰
返すことによりパターン転写処理の簡素化を図ったもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、多重露光による回路パターン形成
法としては、1つのホトマスクに2つのワンショット領
域を設けると共に各ワンショット領域毎にパターンを形
成し、各ワンショット領域毎にマスクアライメント及び
転写処理を行なうものが知られている(例えば、特開平
7−211619号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術によ
ると、ホトマスクが1つであるため、パターン毎にマス
ク交換しなくてよい。しかしながら、パターン毎にマス
クアライメントを行なうため、マスクアライメントは2
回必要である。また、ステップアンドリピート方式の縮
少投影露光装置(いわゆるステッパ)を用いてパターン
転写処理を行なう場合には、被処理基板毎にステッパ処
理(一連のステップアンドリピート処理)が2回必要で
ある。
【0004】この発明の目的は、パターン転写処理を簡
素化した新規なレジストパターン形成法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るレジスト
パターン形成法は、ホトマスクに形成したパターンを被
処理基板の表面に形成したレジスト層にステップアンド
リピート方式で転写した後該レジスト層を現像して残存
するレジスト層からなるレジストパターンを形成するレ
ジストパターン形成法であって、前記パターンとして
は、前記ホトマスクのワンショット領域を前記被処理基
板のステップ方向に沿ってn(nは2以上の整数)等分
した第1〜第nの区分領域に第1〜第nのパターンをそ
れぞれ形成し、前記ワンショット領域を介しての露光に
より前記レジスト層に対して前記第1〜第nのパターン
を転写した後、前記被処理基板を前記ステップ方向に沿
う前記ワンショット領域の長さに対応する1ステップピ
ッチの1/nだけステップさせて前記ワンショット領域
を介しての露光により前記レジスト層に対して前記第1
〜第nのパターンの転写を繰返すことを特徴とするもの
である。
【0006】この発明の方法によれば、被処理基板上の
レジスト層に対して第1〜第nのパターンを転写した
後、被処理基板を1ステップピッチの1/nだけステッ
プさせて第1〜第nのパターンの転写を繰返すようにし
たので、レジスト層では、n回の転写毎に第1〜第nの
パターンが組合されるようにして転写処理が進行してい
く。この場合、第1〜第nのパターンは、ワンショット
領域内のパターンとしてワンショット転写(一括転写)
されるので、例えば第1のパターンについてマスクアラ
イメントを行なえば他のパターンについてマスクアライ
メントを行なう必要がなく、マスクアライメントは1回
で済む。また、n回の転写毎に1つの組合せパターンが
得られるので、このような処理を繰返すことで被処理基
板上のレジスト層に必要数の組合せパターンを転写する
ことができ、被処理基板毎にステッパ処理は1回で済
む。
【0007】この発明に係るレジストパターン形成法に
おいては、整数nを2とし、所望の幅を有する線状又は
溝状のレジストパターンが得られるようにホトマスクに
第1及び第2のパターンを形成してもよい。この場合、
例えば0.15μm以下の幅を有する線状又は溝状のレ
ジストパターンが得られるように第1及び第2のパター
ンを形成し、i線ステッパを用いてパターン転写を行な
うことで0.15μm以下の幅を有する線状又は溝状の
レジストパターンを得ることができる。
【0008】線状のレジストパターンの最小幅Wmは、
光の回折限界から次のレーリーの式に基づいて見積もる
ことができる。
【0009】
【数1】限界解像度=k×λ/NA ここで、kはプロセスパラメータ、λは露光用の光の波
長、NAはステッパの開口数である。数1の式は、2つ
のパターンの分離限界を示しているため、線状のレジス
トパターンの最小幅Wmは、数1の式で求めた値の1/
2とみられる。数1の式によれば、線状のレジストパタ
ーンの幅を小さくするには、波長λを短くしたり、開口
数NAを大きくしたりすればよいことがわかる。
【0010】一例として、i線ステッパを用いる場合に
は、k=0.6、λ=0.365μm、NA=0.63
とすると、限界解像度は、数1の式により0.6×0.
365/0.63=0.347μmとなり、最小幅Wm
は、0.347/2=0.173μmとなる。
【0011】これに対し、エキシマステッパを用いる場
合には、k=0.6、λ=0.248μm、NA=0.
63とすると、限界解像度は、数1の式により0.6×
0.248/0.63=0.236μmとなり、最小幅
Wmは、0.236/2=0.118μmとなる。
【0012】このように、露光波長が短いエキシマステ
ッパを用いることで0.15μm以下の幅を有する線状
レジストパターンを得ることができるが、このためには
莫大な投資と立ち上げのための時間とが必要になる。こ
の発明に係る線状又は溝状レジストパターン形成法によ
れば、エキシマステッパを用いることなく、i線ステッ
パを用いて0.15μm以下の幅を有する線状又は溝状
のレジストパターンを得ることができ、しかも被処理基
板毎にマスクアライメント及びステッパ処理はいずれも
1回で済む。
【0013】この発明に係るレジストパターン形成法に
おいては、整数nを2とし、第1のパターンに従って露
光された露光部の一部が第2のパターンに従って追加露
光されるようにホトマスクに第1及び第2のパターンを
形成してもよい。このようにすると、追加露光のために
独立のマスクアライメントや独立のステッパ処理が不要
である。
【0014】この発明に係るレジストパターン形成法に
おいては、整数nを2とし、第1のパターンを薄膜磁気
ヘッドの構成要素のパターンとし、第2のパターンを薄
膜磁気ヘッドのスロートハイト(ギャップデプス)モニ
タパターンとしてもよい。このようにすると、スロート
ハイトモニタパターンに従う露光のために独立のマスク
アライメントや独立のステッパ処理が不要である。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係るパターン
転写処理におけるホトマスクMSと被処理基板SBとの
対応関係を示すものである。
【0016】ホトマスクMSは、被処理基板SBのステ
ップ方向STPに沿う一辺の長さがXであり且つステッ
プ方向STPに直交する方向に沿う一辺の長さがYであ
るワンショット領域を有するもので、このワンショット
領域は、ステップ方向STPに沿って2等分(X/2)
されて左半分領域Xと右半分領域Xとに区分されて
いる。左半分領域X及び右半分領域Xには、それぞ
れパターンA及びBが形成されている。被処理基板SB
の上面には、レジスト層RSが形成されている。
【0017】ステッパ(図示せず)において、ウエハス
テージ(X−Yステージ)には被処理基板SBがセット
されると共に、マスクステージにはホトマスクMSがセ
ットされる。このようなセット状態において、被処理基
板SBに対するホトマスクMSの位置合せ(マスクアラ
イメント)が行なわれる。そして、ステップアンドリピ
ート方式によりレジスト層RSに対するパターン転写処
理が行なわれるが、この処理については図2〜4を参照
して後述する。図1において、1〜9は、ホトマスクM
Sのワンショット領域に対応した被転写領域を示し、各
被転写領域において、L及びRは、ホトマスクMSの左
半分領域X及び右半分領域Xにそれぞれ対応した被
転写部を示す。また、P,P’は、ホトマスクMSのワ
ンショット領域の辺の長さX,Yにそれぞれ対応した1
ステップピッチを示す。
【0018】パターン転写処理において、図2(a)の
状態では、ホトマスクMSの右半分領域Xのパターン
Bを被転写領域1の左半分に転写する。このとき、ホト
マスクMSの左半分領域XをX方向の左遮光板BX
で覆った状態で露光を行なうか又は遮光板BXを使わ
ずに露光して左半分領域XのパターンAの転写部を不
使用とする(捨て露光する)。転写処理の後、遮光板B
は、領域Xを露呈するように左にシフトさせる。
【0019】次に、図2(b)の状態では、基板SBを
1ステップピッチPの半分P/2だけ左にステップさせ
た後、ホトマスクMSのワンショット領域を介しての露
光により領域X,XのパターンA,Bを被転写領域
1に転写する。この結果、領域1の右半分にはパターン
Bが転写されると共に領域1の左半分にはパターンAが
転写される。領域1の左半分におけるパターンA,Bの
配置は、ホトマスクMS上でのパターンA,Bの位置設
定状態に依存し、A,Bの並列配置又はA,Bの重なり
配置等が可能である。
【0020】次に、図2(c)の状態では、基板SBを
1ステップピッチPの半分P/2だけ左にステップさせ
た後、ホトマスクMSのワンショット領域を介しての露
光により領域X,XのパターンA,Bを領域1の右
半分、領域2の左半分にそれぞれ転写する。この結果、
領域1でのパターンA,Bの転写が完了する。
【0021】この後、図3(a)〜(c)の状態では、
図2(b),(c)に関して上記したと同様にして領域
2,3に対してパターンA,Bを転写する。
【0022】図4(a)の状態では、ホトマスクMSの
右半分領域XをX方向の右遮光板BXで覆うと共に
基板SBを1ステップピッチPの半分P/2だけ左にス
テップさせた後、パターンAを領域3の右半分に転写す
る。この結果、領域3でのパターンA,Bの転写が完了
する。
【0023】次に、図4(b)の状態では、基板SBを
1ステップピッチP’だけ矢印y方向にステップさせた
後、パターンAを領域4の右半分に転写する。転写処理
の後、遮光板BXは、領域Xを露呈するように右に
シフトさせる。なお、図4(a),(b)に関して上記
した転写処理においては、領域Xを遮光板BXで覆
わずに捨て露光するようにしてもよい。
【0024】次に、図4(c)の状態では、基板SBを
1ステップピッチPの半分P/2だけ右にステップさせ
た後、ホトマスクMSのワンショット領域を介しての露
光によりパターンA,Bを領域4の左半分,右半分にそ
れぞれ転写する。
【0025】この後は、上記したと同様にして領域4〜
9に対してパターン転写を行なう。そして、周知の方法
によりレジスト層RSに現像処理を施すと、1〜9の各
領域の半分毎にパターンA,Bに対応したレジストパタ
ーンが得られる。
【0026】上記した転写処理によれば、2回の転写毎
にパターンA,Bの組合せに係るパターンが得られる。
また、ホトマスクMSに関してマスクアライメントが1
回で済むと共に、被処理基板SBに関してステッパ処理
が1回で済む。
【0027】図5は、この発明の第1の実施形態に係る
レジストパターン形成法で使用されるホトマスクを示す
もので、図5のQ−Q’線に沿う断面は、図6に示され
ている。
【0028】図5,6において、ホトマスクMSは、左
右に2等分され、右半分には第1のマスク部MSが、
左半分には第2のマスク部MSがそれぞれ設けられて
いる。第1のマスク部MSにおいて、ガラス基板GS
の下面には、クロム等の金属からなる遮光膜Mにより
開口パターンH11,H12,H13…が形成されてい
る。また、第2のマスク部MSにおいて、ガラス基板
GSの下面には、クロム等の金属からなる遮光膜M
より開口パターンH21,H22,H23…が形成され
ている。マスク部MS,MSの開口パターンは、H
11とH21、H12とH22、H13とH23…のよ
うに互いに対をなすもので、各対の開口パターンは、一
対の電極パターンに対応している。
【0029】ホトマスクMSをステッパのマスクステー
ジにセットした状態では、X方向の2つの遮光板により
ワンショット領域のX方向の一辺の長さXが定められる
と共に、X方向に直交するY方向の2つの遮光板により
ワンショット領域のY方向の一辺の長さYが定められ
る。ワンショット領域は、X方向に沿って2等分(X/
2)され、右半分の区分領域にはマスク部MSのパタ
ーン群が属し、左半分の区分領域にはマスク部MS
パターン群が属する。このようなホトマスクMSを用い
るパターン転写処理は、図1〜4に関して前述したと同
様にして行なわれる。
【0030】図7〜11は、図5,6のホトマスクを用
いるレジストパターン形成処理を含む選択エッチング処
理を示すものである。図7の工程では、被処理基板とし
て、下から順に絶縁層10、導電層12及びレジスト層
14を積層したものを用意する。そして、ホトマスクM
Sの第1のマスク部MSの開口パターンH11を介し
てレジスト層14に光Lを照射することによりレジスト
層14において開口パターンH11に対応した部分14
Aを感光させる。この工程は、図2〜4の処理では、例
えば領域1の左半分にパターンBを転写する処理に対応
する。
【0031】次に、図8の工程では、被処理基板を長さ
Xに対応する1ステップピッチの半分だけステップさせ
た後、ホトマスクMSの第2のマスク部MSの開口パ
ターンH21を介してレジスト層14に光Lを照射する
ことによりレジスト層14において開口パターンH21
に対応した一部14Bを感光させる。この工程は、図2
〜4の処理では、例えば領域1の左半分にパターンBに
並べてパターンAを転写する処理に対応する。
【0032】図7,8の処理を何回か繰返すことにより
被処理基板に関するステッパ処理が終了する。レジスト
層14がネガレジストからなるものとすると、レジスト
層14の感光部14A,14Bが図9に示すようにレジ
ストパターンとして残存する。図5のホトマスクMS上
で開口パターンH11−H21間の間隔を適当に定めて
おくことにより残存レジスト層14A−14B間の間隔
Wを0.15μm以下の微小値にすることができる
(0.15μm以下の微小幅を有する溝状レジストパタ
ーンが得られる)。
【0033】次に、図10の工程では、レジスト層14
A,14Bをマスクとする選択的ドライエッチング処理
により導電層12をパターニングし、レジスト層14
A,14Bに対応して導電層12A,12Bを残存させ
る。そして、レジスト層14A,14Bを周知のアッシ
ング処理により除去する。図11は、パターニング後の
導電層12A,12Bの平面形状を示すもので、R−
R’線に沿う断面が図10に対応している。導電層12
A−12B間の間隔は、レジスト層14A−14B間の
間隔Wに相当する微小値であり、導電層12A,12B
は、一対の電極層として用いられる。
【0034】図12は、図7〜11の選択エッチング法
を用いて製作されたMR(磁気抵抗効果)型薄膜磁気ヘ
ッドを示すものである。
【0035】アルチック(Al−TiC)等のス
ライダ基板20の上には、アルミナ(Al)等の
非磁性絶縁膜22が周知のスパッタ法等により形成され
る。絶縁膜22の上には、周知の選択メッキ法によりシ
ールド層24及び厚いリード層26A,26Bが形成さ
れる。層24,26A,26Bはいずれも、銅等のメッ
キ下地膜にパーマロイ等の軟磁性材層を重ねた積層から
なっている。
【0036】シールド層24及びリード層26A,26
Bを覆って絶縁膜22の上にアルミナ等の非磁性絶縁材
をスパッタ法等により被着した後、その被着層を上面側
から研磨することによりシールド層24及びリード層2
6A,26Bはいずれも上面が露呈されると共に非磁性
絶縁材層28が残される。シールド層24と、リード層
26A,26Bと、絶縁材層28とを覆ってアルミナ等
の非磁性絶縁材からなる再生ギャップ層30がスパッタ
法等により形成される。再生ギャップ層30には、周知
のホトリソグラフィ及び選択エッチング処理によりリー
ド層26A,26Bにそれぞれ対応した接続孔30a,
30bが形成される。
【0037】再生ギャップ層30の上には、接続孔30
a,30bを覆って磁性膜(例えばコバルト系合金膜)
及び耐食性金属膜(例えばタンタル膜)がスパッタ法等
により順次に推積される。このときの推積膜に図7〜1
1の選択エッチング処理を施することにより薄いリード
層32A,32Bが形成される。リード層32A,32
Bは、それぞれ接続孔30a,30bを介してリード層
26A,26Bに接続される。
【0038】リード層32A,32Bを相互接続するよ
うにMR素子34が形成される。MR素子34は、下か
ら順にMR膜(例えばパーマロイ膜)、スペーサ膜(例
えばチタン膜)、SAL(Soft Adjcent Layer[近接
軟磁性層]バイアス膜(例えばCoZrM[MはNb,
Mo等])をスパッタ法等により推積した後、その推積
膜をホトリソグラフィ及び選択エッチング処理によりパ
ターニングすることにより形成される。
【0039】基板20、絶縁膜22、シールド層24、
絶縁材層28、再生ギャップ層30等を含む積層体は、
記録媒体対向面RFを形成するためにリード層32A,
32Bの先端に沿って切断・研磨される。この結果、M
R素子34が記録媒体対向面RFに露呈される。
【0040】図13,14は、この発明の第2の実施形
態に係るレジストパターン形成法を示すものである。被
処理基板としては、下から順に絶縁層40、導電層42
及びレジスト層44を積層したものを用意する。レジス
ト層44としては、ポジレジスト層を用いる。
【0041】図13の工程では、図7,8で述べたと同
様にしてレジスト層44に第1及び第2の透光パターン
を順次に転写する。そして、レジスト現像処理を行なう
と、レジスト層44において、第1、第2の透光パター
ンにそれぞれ対応した感光部44a,44bが除去さ
れ、感光部44a,44bの間のレジスト層44Aが残
される。図5に示したものと同様のホトマスク上で第1
及び第2の透光パターン間の間隔を適当に定めておくこ
とによりレジスト層44Aの幅Wを0.15μm以下の
微小値にすることができる(0.15μm以下の微小幅
を有する線状レジストパターンが得られる)。一例とし
て、i線ステッパを用い、レジスト層44Aとして、幅
W=0.1125μmのものが得られた。
【0042】次に、図14の工程では、レジスト層44
Aをマスクとする選択的ドライエッチング処理により導
電層42をパターニングし、レジスト層44Aに対応し
て導電層42の一部42Aを残存させる。図15は、パ
ターニング後の導電層42Aの平面形状を示すもので、
S−S’線に沿う断面が図14に対応している。導電層
42Aの幅は、レジスト層44Aの幅Wに相当する微小
値であり、導電層42Aは、配線層として用いられる。
【0043】図16は、この発明に係るレジストパター
ン形成法において微小幅の線状又は溝状レジストパター
ンが得られる原理を示すものである。図16において、
RCは、レジストコントラストを示す。
【0044】図5に示したホトマスクMSを用いて図
7,8に示したように開口パターンH 11,H21の順
に転写を行なうものとする。開口パターンH11を転写
する際には、光Lが回折現象によりマスク部MSにお
いて遮光膜MのエッジEより内側に入る。図16
(A)は、このときのエッジE近傍の光振幅を示した
ものである。また、開口パターンH21を転写する際に
も、光Lが回折現象によりマスク部Mにおいて遮光膜
のエッジEより内側に入る。図16(B)は、こ
のときのエッジE近傍の光振幅を示したものである。
【0045】図16(C)は、図16(A)及び(B)
の光振幅を合成した光振幅を示すものである。ネガレジ
ストの場合、レジストコントラストRCより上の光振幅
レベルで感光し、現像すると、レジスト層NR,NR
の間に幅Wの溝を有するレジストパターンが得られ
る。また、ポジレジストの場合、レジストコントラスト
RCより上の光振幅レベルで感光し、現像すると、幅W
のレジスト層PRからなる線状のレジストパターンが得
られる。幅Wは、エッジE−E間の間隔Dより狭い
ものとなる。
【0046】これに対し、間隔Dに対応する遮光部を有
するホトマスクを介して1回の露光でパターンを転写し
た場合は、エッジE,Eから内側に入った回折光が
相互に干渉するため、狭い幅Wを有する線状又は溝状の
レジストパターンを得ることができない。
【0047】図17は、この発明の第3の実施形態に係
るレジストパターン形成法で使用されるホトマスクを示
すもので、図5と同様の部分には同様の符号を付して詳
細な説明を省略する。
【0048】図17のホトマスクMSの特徴は、第1の
マスク部MSにおいてガラス基板GSの下面に遮光膜
11,M12,M13…によりドーナツ状パターンを
形成すると共に、第2のマスク部MSにおいてガラス
基板GSの下面に遮光膜M によりドーナツ状パター
ンの孔H31,H32,H33…にそれぞれ対応した開
口パターンH41,H42,H43…を形成したことで
ある。各ドーナツ状パターンは、図18,19に示す誘
導型薄膜磁気ヘッドにおいて中央孔64Hを有するドー
ナツ状(閉環状)の絶縁層64を形成するのに使用され
る。各開口パターンは、対応するドーナツ状パターンの
孔に重ねて配置されることにより該孔に対応するレジス
ト部分を追加露光するのに使用される。
【0049】図18は、図19のT−T’線に沿う断面
を示すものである。図18,19に示される磁気ヘッド
にあっては、アルチック等のスライダ基板(図示せず)
の上にアルミナ等の絶縁層50がスパッタ法等により形
成され、絶縁層50の上には、下コア層52が形成され
る。下コア層52は、選択メッキ処理により形成され、
銅からなるメッキ下地膜にパーマロイ等の軟磁性材から
なるメッキ膜を重ねた構成を有する。
【0050】下コア層52の上には、アルミナ又はシリ
コンオキサイドからなる書込みギャップ膜54がスパッ
タ法等により形成され、書込みギャップ膜54には、ホ
トリソグラフィ及び選択エッチング処理により下コア層
52の一部に対応したコンタクト孔CNが形成される。
【0051】書込みギャップ膜54の上には、第1の絶
縁層56、第1のコイル層58、第2の絶縁層60、第
2のコイル層62及び第3の絶縁層64が順次に形成さ
れる。ドーナツ状の絶縁層56,60,64はいずれ
も、有機絶縁材を回転塗布した後、その塗布膜をホトリ
ソグラフィ及び選択エッチング処理によりパターニング
し、更に流動化のために熱処理を行なうことにより形成
される。コイル層58,62はいずれも、選択メッキ処
理により形成され、銅からなるメッキ下地膜に銅からな
るメッキ膜を重ねた構成を有する。
【0052】上コア層66は、絶縁層56,60,64
を含むドーナツ状積層の外側から内側のコンタクト孔C
Nにまたがるように形成されたもので、コンタクト孔C
Nにおいて下コア層52と接触する。上コア層66は、
選択メッキ処理により形成され、銅からなるメッキ下地
膜にパーマロイ等の軟磁性材からなるメッキ膜を重ねた
構成を有する。
【0053】基板、絶縁層50、下コア層52、書込み
ギャップ膜54、上コア層66等を含む積層体は、記録
媒体対向面RFを形成するために上コア層66の先端に
沿って切断・研磨される。この結果、下コア層52の先
端と上コア層66の先端との間の書込みギャップが記録
媒体対向面RFに露呈する。
【0054】図20〜23は、図17のホトマスクを用
いて図18,19の磁気ヘッドの絶縁層64を形成する
方法を示すものである。この場合、コイル層62の形成
までの工程は完了しているものとする。
【0055】図20の工程では、基板上面にコイル層6
2等を覆って有機絶縁材を回転塗布して絶縁材層64A
を形成する。そして、絶縁材層64Aの上にポジレスト
を回転塗布してレジスト層68を形成する。この後、図
17のホトマスクMSを用いてマスク部MSのドーナ
ツ状パターンをレジスト層68に転写する。すなわち、
マスク部MSの透光部(遮光膜M11以外の孔H11
等の部分)を介してレジスト層68に光Lを照射するこ
とによりレジスト層68においてマスク部MS の透光
部に対応する部分68a,68bを感光させる。この工
程は、図2〜4の処理では、例えば領域1左半分にパタ
ーンBを転写する処理に対応する。
【0056】次に、図21の工程では、図17のホトマ
スクMSを用いてマスク部MSの開口パターンH41
をレジスト層68に転写する。すなわち、マスク部MS
の開口パターンH41を介してレジスト層68に光L
を照射することによりレジスト層68において開口パタ
ーンH41に対応する部分68aを追加露光する。この
工程は、図2〜4の処理では、例えば領域1の左半分に
パターンBに重ねてパターンAを転写する処理に対応す
る。このような追加露光は、従来はドーナツ状パターン
の転写とは別のステッパ処理で行なっていたが、この発
明では、追加露光のための独立のマスクアライメントや
独立のステッパ処理が不要である。
【0057】次に、図22の工程では、レジスト層68
に現像処理を施す。この結果、レジスト層68の感光部
68a,68bが除去され、レジスト層68は、マスク
部MSのドーナツ状パターンに対応して残存する。
【0058】次に、図23の工程では、残存するレジス
ト層68をマスクとする選択的ドライエッチング処理に
より絶縁材層64Aをパターニングし、孔64Hを有す
るドーナツ状の絶縁層64を得る。そして、レジスト層
68をアッシング等により除去する。この後、絶縁層6
4に流動化のための熱処理を施すと、絶縁層64は、図
18に示すように端縁部がなだらかな形状となる。
【0059】図24は、この発明の第4の実施形態に係
るレジストパターン形成法で使用されるホトマスクを示
すもので、図5と同様の部分には同様の符号を付して詳
細な説明を省略する。
【0060】図24のホトマスクMSの特徴は、第1の
マスク部MSにおいてガラス基板GSの下面に遮光膜
41,M1,M2…によりドーナツ状パターン
51,H 52…を形成すると共に、第2のマスク部M
においてガラス基板GSの下面に遮光膜M42によ
りスロートハイトモニタパターンTM,TM…を形
成したことである。各ドーナツ状パターンは、図18,
19,25に示す誘導型薄膜磁気ヘッドにおいて書込み
ギャップ膜54の上に孔56Hを有する絶縁層56を形
成するのに使用される。各スロートハイトモニタパター
ンは、一例として幅及び形成位置を異にする3つのパタ
ーンa,b,cを含むもので、図25に示すように書込
みギャップ膜54の上で絶縁層56の近傍にスロートハ
イトモニタマーク56a,56b,56cを形成するの
に使用される。
【0061】図25に示し且つ図18,19で述べたよ
うに、絶縁層56の上方に上コア層66を形成した後、
記録媒体対向面RF−RF’を出すために研磨処理が行
なわれる。この研磨処理では、記録媒体対向面RF−R
F’と絶縁層56の前端との間にスロートハイト(ギャ
ップデプスともいう)THとして適正な間隔を設定する
必要がある。このようなスロートハイトをモニタするの
に用いられるのが、スロートハイトモニタマーク56a
〜56cである。マーク56a〜56cは、記録媒体対
向面RF−RF’から離れる方向に例えば0.1μmず
つずれるように形成される。所定の個数のマークが記録
媒体対向面RF−RF’に出現した時点で研磨を停止す
ると、複数の磁気ヘッドについてスロートハイトを揃え
るのが容易となり、歩留りが向上する。
【0062】図26〜29は、図24のホトマスクを用
いて図25の絶縁層56及びモニタマークが56a〜5
6cを形成する方法を示すものであり、図25のU−
U’線に沿う断面を示している。この場合、書込みギャ
ップ膜54の形成までの工程が完了しているものとす
る。
【0063】図26の工程では、書込ギャップ膜54の
上に有機絶縁材を回転塗布して絶縁材層56Aを形成し
た後、絶縁材層56Aの上にネガレジストを回転塗布し
てレジスト層57を形成する。そして、図24のホトマ
スクMSを用いてマスク部MSのドーナツ状パターン
51をレジスト層57に転写する。すなわち、ドーナ
ツ状パターンH51を介してレジスト層57に光Lを照
射することによりレジスト層57においてドーナツ状パ
ターンH51に対応した部分57Aを感光させる。この
工程は、図2〜4の処理では、例えば領域1の左半分に
パターンB転写する処理に対応する。
【0064】次に、図27の工程では、図24のホトマ
スクMSを用いてマスク部MSのモニタパターンTM
をレジスト層57に転写する。例えば、モニタパター
ンTM中のパターンaについては、パターンaを介し
てレジスト層57に光Lを照射することによりレジスト
層57においてパターンaに対応する部分57aを感光
させ、他のパターンb,cについても同様にして対応す
るレジスト部分を感光させる。この工程は、図2〜4の
処理では、例えば領域1の左半分にパターンBに並べて
パターンAを転写する処理に対応する。このようなモニ
タパターンの露光は、従来はドーナツ状パターンの転写
とは別のステッパ処理で行なっていたが、この発明で
は、モニタパターン転写のための独立のマスクアライメ
ントや独立のステッパ処理が不要である。また、ドーナ
ツ状パターンH51及びモニタパターンTMをホトマ
スクのワンショット領域に形成し、該ワンショット領域
を介しての露光によりパターンH51,TMを一括露
光するのに比べてこの発明の方が図16で前述した原理
により絶縁層56のより近傍にモニタマーク56a〜5
6cを形成することができ、より精密にスロートハイト
をモニタ可能となる。
【0065】次に、図28の工程では、レジスト層57
に現像処理を施す。この結果、レジスト層57の感光部
57A,57aを残して他のレジスト部分が除去され
る。そして、レジスト層57A,57aをマスクとする
選択的ドライエッチング処理により絶縁材層56Aをパ
ターニングし、絶縁層56及びモニタマーク56a〜5
6c(56b,56cについては図25を参照)を得
る。この後、レジスト層57a,57Aをアッシング等
により除去する。
【0066】図29の工程では、絶縁層56及びモニタ
マーク56a〜56cに流動化のための熱処理を施す。
この結果、絶縁層56及びモニタマーク56a〜56c
は、端縁部が図29に示すようになだらか形状となる。
【0067】図26〜29に関して上記した方法は、図
18,19に示した磁気ヘッドにおいて、絶縁層60と
共にスロートハイトモニタマークを形成する場合に応用
することができる。
【0068】図30は、この発明の第5の実施形態に係
るレジストパターン形成法で使用されるホトマスクを示
すもので、図5,24と同様の部分には同様の符号を付
して詳細な説明を省略する。
【0069】図30のホトマスクMSの特徴は、第1の
マスク部MSにおいてガラス基板GSの下面に遮光膜
51によりコイルパターンH61,H62…を形成す
ると共に、第2のマスク部MSにおいてガラス基板G
Sの下面に遮光膜M52によりスロートハイトモニタパ
ターンTM,TM…を形成したことである。各コイ
ルパターンは、図18,31に示す誘導型薄膜磁気ヘッ
ドにおいて絶縁層56の上にコイル層58を形成するの
に使用される。各スロートハイトモニタパターンは、図
24で述べたと同様に3つのパターンa,b,cを含む
もので、図31に示すように書込みギャップ膜54の上
で絶縁層56の近傍にスロートハイトモニタマーク58
a,58b,58cを形成するのに使用される。図31
において、図25と同様の部分には同様の符号を付して
ある。スロートハイトモニタマーク58a〜58cは、
図25で述べたモニタマーク56a〜56cと同様にし
てスロートハイトTHをモニタするために使用される。
【0070】図32〜35は、図30のホトマスクMS
を用いて図31のコイル層58及びモニタマーク58a
〜58cを形成する方法を示すものであり、図31のV
−V’線に沿う断面を示している。この場合、絶縁層5
6の形成までの工程が完了しているものとする。図32
の工程では、書込みギャップ膜54の上に絶縁膜56を
覆って銅等のメッキ下地膜58Sをスパッタ法等により
形成した後、メッキ下地膜58Sの上には、ポジレジス
トを回転塗布してレジスト層59を形成する。そして、
図30のホトマスクMSを用いてマスク部MSのコイ
ルパターンH61をレジスト層59に転写する。すなわ
ち、コイルパターンH61を介してレジスト層59に光
Lを照射することによりレジスト層59においてコイル
パターンH61に対応した部分59Aを感光させる。こ
の工程は、図2〜4の処理では、例えば領域1の左半分
にパターンBを転写する処理に対応する。
【0071】次に、図33の工程では、図30のホトマ
スクMSを用いてマスク部MSのモニタパターンTM
を図27で述べたと同様にしてレジスト層59に転写
し、レジスト層59においてパターンaに対応する部分
59aを感光させると共に他のパターンb,cに対応す
る部分も感光させる。この工程は、図2〜4の処理で
は、例えば領域1の左半分にパターンBに並べてパター
ンAを転写する処理に対応する。このようなモニタパタ
ーンの露光は、従来はコイルパターンの転写とは別のス
テッパ処理で行なっていたが、この発明では、モニタパ
ターン転写のための独立のマスクアライメントや独立の
ステッパ処理が不要である。
【0072】次に、図34の工程では、レジスト層59
に現像処理を施す。この結果、レジスト層59において
感光部59a,59Aが除去され、非感光部が残され
る。そして、レジスト層59をマスクとする選択メッキ
処理により感光部59A,59aの除去個所に銅等のメ
ッキ膜58A,58Bをそれぞれ形成する。この後、レ
ジスト層59をアッシング等により除去する。
【0073】図35の工程では、基板上面に全面的に銅
エッチング処理を施すことによりメッキ膜58A,58
Bの直下部以外の個所でメッキ下地膜58Sを除去す
る。この結果、メッキ下地膜58Sの残存部58S
メッキ膜58Aを重ねた構成のコイル層58と、メッキ
下地膜58Sの残存部58Sにメッキ膜58Bを重ね
た構成のモニタマーク58aとが得られる。モニタマー
ク58b,58cとしても、モニタマーク58aと同様
の構成のものが得られる。
【0074】図32〜35に関して上記した方法は、図
18,19に示した磁気ヘッドにおいて、上コア層66
と共にスロートハイトモニタマークを形成する場合に応
用することができる。
【0075】この発明は、上記した実施形態に限定され
るものではなく、種々の改変形態で実施可能なものであ
る。例えば、ホトマスクのワンショット領域を3等分し
た第1〜第3の区分領域に第1〜第3のパターンをそれ
ぞれ形成しておき、ワンショット領域を介しての露光に
より第1〜第3のパターンを被処理基板上のレジスト層
に転写した後、被処理基板を1ステップピッチの1/3
だけステップさせてワンショット領域を介しての露光に
より第1〜第3のパターンのレジスト層への転写を繰返
すようにしてもよい。
【0076】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ホト
マスクのワンショット領域に第1〜第nのパターンを形
成しておき、ワンショット領域を介しての露光により第
1〜第nのパターンを被処理基板上のレジスト層に転写
した後、被処理基板を1ステップピッチの1/nだけス
テップさせてワンショット領域を介しての露光により第
1〜第nのパターンのレジスト層への転写を繰返すよう
にしたので、n回の露光毎に第1〜第nのパターンを組
合せたり、第1のパターンに従って露光した露光部の一
部を第2のパターンに従って追加露光したりする処理が
可能となり、しかもこのような処理を行なう際にマスク
アライメント及びステッパ処理はいずれも1回で済み、
パターン転写処理が簡素化される効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の係るパターン転写処理におけるホ
トマスクと被処理基板との対応関係を示す図である。
【図2】 被転写領域1,2へのパターン転写処理を示
す図である。
【図3】 被転写領域2,3へのパターン転写処理を示
す図である。
【図4】 被転写領域3,4へのパターン転写処理を示
す図である。
【図5】 この発明の第1の実施形態に係るレジストパ
ターン形成法で使用されるホトマスクを示す下面図であ
る。
【図6】 図5のQ−Q’線に沿う断面図である。
【図7】 図5のホトマスクを用いる第1のレジスト露
光工程を示す断面図である。
【図8】 図5のホトマスクを用いる第2のレジスト露
光工程を示す断面図である。
【図9】 図8の工程に続くレジスト現像工程を示す断
面図である。
【図10】 図9の工程に続く選択エッチング工程を示
す断面図である。
【図11】 図10の選択エッチング工程で得られた導
電パターンを示す上面図である。
【図12】 図7〜11の選択エッチング方法を用いて
製作されたMR型薄膜磁気ヘッドを示す斜視図である。
【図13】 この発明の第2の実施形態に係るレジスト
パターン形成法におけるレジスト露光・現像工程を示す
断面図である。
【図14】 図13の工程に続く選択エッチング工程を
示す断面図である。
【図15】 図14の選択エッチング工程で得られた導
電パターンを示す平面図である。
【図16】 この発明に係るレジストパターン形成法に
おいて微小幅の線状又は溝状レジストパターンが得られ
る原理を説明するための説明図である。
【図17】 この発明の第3の実施形態に係るレジスト
パターン形成法で使用されるホトマスクを示す下面図で
ある。
【図18】 図17のホトマスクを用いて製作された誘
導型薄膜磁気ヘッドを示す断面図である。
【図19】 図18の磁気ヘッドの上面図である。
【図20】 図17のホトマスクを用いる第1のレジス
ト露光工程を示す断面図である。
【図21】 図17のホトマスクを用いる第2のレジス
ト露光工程を示す断面図である。
【図22】 図21の工程に続くレジスト現像工程を示
す断面図である。
【図23】 図22の工程に続く選択エッチング工程を
示す断面図である。
【図24】 この発明の第4の実施形態に係るレジスト
パターン形成法で使用されるホトマスクを示す下面図で
ある。
【図25】 図24のホトマスクを用いて図18の磁気
ヘッドの第1の絶縁層及びモニタマークを形成する工程
を示す平面図である。
【図26】 図24のホトマスクを用いる第1のレジス
ト露光工程を示す断面図である。
【図27】 図26の工程に続く第2のレジスト露光工
程を示す断面図である。
【図28】 図27の工程に続くレジスト現像、選択エ
ッチング及びレジスト除去の工程を示す断面図である。
【図29】 図28の工程に続く熱処理工程を示す断面
図である。
【図30】 この発明の第5の実施形態に係るレジスト
パターン形成法で使用されるホトマスクを示す下面図で
ある。
【図31】 図30のホトマスクを用いて図18の磁気
ヘッドの第1のコイル層及びモニタマークを形成する工
程を示す平面図である。
【図32】 図30のホトマスクを用いる第1のレジス
ト露光工程を示す断面図である。
【図33】 図32の工程に続く第2のレジスト露光工
程を示す断面図である。
【図34】 図33の工程に続くレジスト現像、選択メ
ッキ及びレジスト除去の工程を示す断面図である。
【図35】 図34の工程に続くメッキ下地膜除去工程
を示す断面図である。
【符号の説明】
MS:ホトマスク、SB:被処理基板、RS,14:レ
ジスト層、MS,、MS:第1,第2のマスク部、
GS:ガラス基板、、M,M:遮光膜、10:絶縁
層、12:導電層。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホトマスクに形成したパターンを被処理
    基板の表面に形成したレジスト層にステップアンドリピ
    ート方式で転写した後該レジスト層を現像して残存する
    レジスト層からなるレジストパターンを形成するレジス
    トパターン形成法であって、 前記パターンとしては、前記ホトマスクのワンショット
    領域を前記被処理基板のステップ方向に沿ってn(nは
    2以上の整数)等分した第1〜第nの区分領域に第1〜
    第nのパターンをそれぞれ形成し、前記ワンショット領
    域を介しての露光により前記レジスト層に対して前記第
    1〜第nのパターンを転写した後、前記被処理基板を前
    記ステップ方向に沿う前記ワンショット領域の長さに対
    応する1ステップピッチの1/nだけステップさせて前
    記ワンショット領域を介しての露光により前記レジスト
    層に対して前記第1〜第nのパターンの転写を繰返すこ
    とを特徴とするレジストパターン形成法。
  2. 【請求項2】 前記整数nを2とし、所望の幅を有する
    線状又は溝状のレジストパターンが得られるように前記
    ホトマスクに前記第1及び第2のパターンを形成するこ
    とを特徴とする請求項1記載のレジストパターン形成
    法。
  3. 【請求項3】 前記整数nを2とし、前記第1のパター
    ンに従って露光された露光部の一部が前記第2のパター
    ンに従って追加露光されるように前記ホトマスクに前記
    第1及び第2のパターンを形成することを特徴とする請
    求項1記載のレジストパターン形成法。
  4. 【請求項4】 前記第1のパターンを薄膜磁気ヘッドの
    コイルを覆う閉環状の絶縁層に対応する閉環状パターン
    とし、前記第2のパターンを前記絶縁層の中央孔に対応
    する開口パターンとすることを特徴とする請求項3記載
    のレジストパターン形成法。
  5. 【請求項5】 前記整数nを2とし、前記第1のパター
    ンを薄膜磁気ヘッドの構成要素のパターンとし、前記第
    2のパターンを前記薄膜磁気ヘッドのスロートハイトモ
    ニタパターンとすることを特徴とする請求項1記載のレ
    ジストパターン形成法。
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