JPH086356Y2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JPH086356Y2
JPH086356Y2 JP12604790U JP12604790U JPH086356Y2 JP H086356 Y2 JPH086356 Y2 JP H086356Y2 JP 12604790 U JP12604790 U JP 12604790U JP 12604790 U JP12604790 U JP 12604790U JP H086356 Y2 JPH086356 Y2 JP H086356Y2
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JP
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coil
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JP12604790U
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JPH0481437U (ja
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隆一 佐藤
光弘 河合
和美 迫
陽一 仲西
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Omron Corp
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Omron Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電磁継電器、特に接点間距離を容易に調整す
ることのできる電磁継電器に関するものである。
(従来の技術) 従来、電磁継電器としては、第3図に示すように、固
定端子2等を一体化したベース1に、鉄芯3にスプール
4を介してコイル5を巻回したコイルブロック6を載置
し、このコイルブロック6の上方側に、可動鉄片7に可
動接触片8を並設一体化した可動ブロック9を回動可能
に支持し、ケース10を被せてシールしたものがある。そ
して、前記コイルブロック6の励磁,消磁に基づいて、
前記可動ブロック9が回動することにより、可動接点11
がベース1の側壁から上方に露出する固定接点12に接離
する。
ところで、前記電磁継電器では、近年の小型化に伴っ
て適正な接点間距離を維持するために、各部品に高精度
が要求されているが、加工精度,コスト等との関係から
後工程で可動接触片8を塑性変形させて前記接点間距離
を調整する方法が一般に行われていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記電磁継電器では、可動接触片8に
ばね材を使用しているため、スプリングバックがあり、
微妙な調整作業が困難となっていた。
また、ベース1の下面をシールすると、このシール剤
がベース1の内側面を介して固定接点11に付着し、接点
接触不良の原因となることがあった。
さらに、前記固定接点11は、その上面のみがベース1
から露出するように設けられているので、放熱しにく
く、接点溶着等の加熱による不具合が発生していた。
そこで、本考案は組立段階に於ける接点間距離の調整
作業が容易で、シール剤の付着による接触不良がなく、
しかも放熱性に優れ、接点溶着が生じにくい電磁継電器
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は前記目的を達成するために、第1ベースブロ
ックの上方側で支持したコイルブロックと、先端部上面
に可動接点を設けた可動接触片を備え、かつ、前記コイ
ルブロックの下方側で回動可能に支持した可動ブロック
との間に第2ベースブロックを配設し、前記第2ベース
ブロックから突出した固定接触片の先端部下面に、前記
可動接点に接離する固定接点を設けたものである。
(作用) したがって、固定接点を設けた固定接触片が第2ベー
スブロックの側部から調整し得るように側方に突出し、
かつ、第1ベースブロックから離れることになる。
(実施例) 次に、本考案に係る電磁継電器の一実施例について、
第1図および第2図を参照して説明する。
本電磁継電器は、大略、第1ベースブロック20、可動
ブロック30、絶縁部材となる第2ベースブロック40、コ
イルブロック50およびケース70からなる。
前記第1ベースブロック20は略長方形板状体で、四隅
に台座部21が設けられている。これらの台座部21から矢
印A,A′方向に爪部22が延在するとともに、台座部21の
側面には第1ガイド部23を備えた溝部24がそれぞれ設け
られており、さらに、各溝部24にはそれぞれ突起24aが
突出している。
また、前記第1ベースブロック20の対向する長辺縁部
の中央部には共通端子25,25がそれぞれインサート成形
されている。前記共通端子25,25は略T字形の上方部を
折り曲げた溶接部26を第1ベースブロック20の上面から
突出させている。そして、この溶接部26の上面中央部に
は矢印B,B′方向に溝部27が形成されている。さらに、
第1ベースブロック20は、前記溶接部26,26の両側近傍
に第2ガイド部28を突設しているとともに、両共通端子
25,25の間に位置する部分に一対の突部29,29を突設して
いる。
前記可動ブロック30は、可動鉄片31の両側部に可動接
触片32を並設し、樹脂材からなる支持部33で成形一体化
したものである。前記可動鉄片31は両端部を除く部分が
幅狭の略I字形をしている一方、前記可動接触片32は導
電性薄板からなり、前記可動鉄片31の側面に沿った形状
に屈曲している。また、この可動接触片32の両端部には
いわゆるツイン構造の可動接点36がそれぞれ設けられ、
可動接触片32の中央部からは側方に略T字形の接続部34
が延在している。
なお、前記支持部33の上面側中央部には凹所35が設け
られ、前記可動鉄片31の上面中央部が露出している。
前記第2ベースブロック40は、絶縁性樹脂材からなる
長方形板状体42の四隅に固定接触片43をインサート成形
したものである。この第2ベースブロック40の中央部に
は、矢印B,B′方向に延びる長孔41が設けられ、両短辺
の中央部には係合溝部49,49がそれぞれ設けられ、これ
らの係合溝部49,49には一対の突部49a,49aが矢印A,A′
方向に突出している。前記固定接触片43の脚部44は、前
記板状体42の下面四隅に設けた台部47の係合凹部48内を
下方に向かって突出している。そして、これら脚部44の
上方部には貫通孔45が設けられている。
また、前記板状体42の短辺側端面から矢印A,A′方向
に、固定接触片43の端部がそれぞれ突出し、その端部下
面には固定接点46が設けられている。
前記コイルブロック50は、略コ字形の鉄芯51の一端部
を外方に折り曲げるとともに、中央部に永久磁石52を当
接し、絶縁性樹脂材料からなるスプール53で一体化した
後、コイル54を巻回したものである。(第2図参照)。
前記スプール53の両端部に形成される鍔部55,59の上方
両端部にはコイル端子56,56がインサート成形され、下
端部には段部55a,59aが形成されている。前記コイル端
子56の上端部は、コイル引出線からげ部57,57となって
前記スプール53の鍔部55,59から上方に突出している。
一方、前記コイル端子56の脚部58は、隣合うコイル端
子56,56の中間部分が前述のインサート成形と同時にサ
イドプレート65にインサート成形されている。このサイ
ドプレート65は接点フォロー測定用の貫通孔66を有し、
外方端部に幅が広くなった幅広部67が設けられており、
その基部には係合部67a,67aを備えている。
なお、前記コイル端子56は、第1コイルブロック20へ
の取付前は、脚部58が矢印A,A′方向に延びており、取
付時に第1図に示すように折り曲げる。
また、前記コイル端子56のうち、鍔部59に設けたもの
はコイル54を巻回しないダミーとなっている。
前記ケース70は下面が開口する箱体形状で、天井面の
一方の短辺側中央部にはガス抜き孔71が設けられてい
る。
次に、前記構成からなる電磁継電器の組立作業につい
て説明する。
まず、可動ブロック30の接続部34を第1ガイド部28に
よってガイドしながら共通端子25の溶接部26に当接して
前記可動ブロック30を第1ベースブロック20に載置す
る。そして、前記接続部34と前記溶接部26とを溶着する
ことにより、前記可動ブロック30を接続部34を支点とし
て回動自在に支持する。
次に、第2ベースブロック40を第1ベースブロック20
に組み付ける。この組付では、まず固定接触片43の脚部
44を第1ベースブロック20の側面に圧接させて押し広げ
ることにより、矢印B,B′方向に弾性変形させる。そし
て、前記脚部44に設けた貫通孔45を前記第1ベースブロ
ック20の突起24aに係合し、前記脚部44を元の形状に復
帰させる。これにより、前記脚部44の水平方向に屈曲し
た部分が第1ベースブロック20の下面に当接するので、
第2ベースブロック40は第1ベースブロック20に仮止め
される。その後、前記突起24aを熱かしめして、前記第
2ベースブロック40を第1ベースブロック20に固定す
る。
続いて、コイルブロック50を組み付ける。この組付時
には、コイル端子56の脚部58は矢印A,A′方向に延びた
状態にある。
そこでまず、スプール53の鍔部55,59の段部55a,59aを
前記第1ベースブロック20の係合溝部49に係合し、スプ
ール53を第2ベースブロック40に位置決めする。そし
て、前記脚部58を折り曲げ、サイドプレート65の係合部
67aを第1ベースブロック20の爪部22に係合してコイル
ブロック50を第1ベースブロック20に固定する。
そして、前記サイドプレート65に設けた貫通孔66を介
して非磁性の薄板を差し込み接点フォローの測定を行
う。ここでもし、所望の接点フォローを得られない場合
には、第1ベースブロック20の爪部22をたわませてサイ
ドプレート65の係合部67との係合を解除し、コイルブロ
ック50を取り外した後、接点間距離H(第2図参照)が
小さい場合には固定接点46を設けた固定接触片43の水平
先端部を上方に、大きい場合には下方にそれぞれ変形さ
せて調整する。
最後に、ケース70の天井面をスプール53の鍔部55,59
の上面に当接させて前記第1ベースブロック20に嵌合
し、嵌合部分をシール部材で密封した後、ガス抜き孔71
から内部ガスを抜いて熱封止することにより組立作業が
終了する。
このようにして組み立てられた電磁継電器は、コイル
54に電圧を印加していない無励磁の状態では、コイルブ
ロック50の鉄芯51の一端部が外方に折り曲げられ、その
面積が他方に比べて広くなって磁気バランスを崩してい
るため、可動鉄片31は一方に回動しており、一方の可動
接点36が他方の固定接点46に閉成している。
したがって、この状態から前記コイル54に電圧を印加
してコイルブロック50を励磁すると、可動鉄片31が回動
して他方の可動接点36を他方の固定接点46に閉成し、前
記接点36,46は開離する。また逆に、前記励磁を解く
と、可動鉄片31は再び元の位置に復帰する。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案に係る電磁継
電器では、固定接点を設けた固定接触片の先端部をベー
スブロックの側部から側方に突出させたので、接点間距
離が適正でない場合に前記固定接触片の先端部を上下方
向に変形させることにより、容易に微妙な調整作業がで
きる。
また、固定接点が第1ベースブロックから離れている
ので、シール作業時に、シール剤が第1ベースブロック
を介して固定接点に付着することがなく、接点不良を生
じることもない。
さらに、固定接点を設けた固定接触片の先端部が、第
2ベースブロックから空間部分に突出しているので、放
熱性が良くなり、接点溶着等の問題も起こらない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電磁継電器の分解斜視図、第2図
は第1図の側面断面図、第3図は従来例に係る電磁継電
器の分解斜視図である。 20…第1ベースブロック、30…可動ブロック、40…第2
ベースブロック、43…固定接触片、44…脚部、46…固定
接点、50…コイルブロック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 仲西 陽一 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−278628(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1ベースブロックの上方側で支持したコ
    イルブロックと、先端部上面に可動接点を設けた可動接
    触片を備え、かつ、前記コイルブロックの下方側で回動
    可能に支持した可動ブロックとの間に第2ベースブロッ
    クを配設し、前記第2ベースブロックから突出した固定
    接触片の先端部下面に、前記可動接点に接離する固定接
    点を設けたことを特徴とする電磁継電器。
JP12604790U 1990-11-27 1990-11-27 電磁継電器 Expired - Lifetime JPH086356Y2 (ja)

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JP12604790U JPH086356Y2 (ja) 1990-11-27 1990-11-27 電磁継電器

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JP12604790U JPH086356Y2 (ja) 1990-11-27 1990-11-27 電磁継電器

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JPH0481437U JPH0481437U (ja) 1992-07-15
JPH086356Y2 true JPH086356Y2 (ja) 1996-02-21

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JP12604790U Expired - Lifetime JPH086356Y2 (ja) 1990-11-27 1990-11-27 電磁継電器

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JP2892230B2 (ja) * 1992-08-07 1999-05-17 アンデン株式会社 電磁継電器

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