JPH0863564A - 磁気カードおよびその識別方法 - Google Patents

磁気カードおよびその識別方法

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JPH0863564A
JPH0863564A JP6224079A JP22407994A JPH0863564A JP H0863564 A JPH0863564 A JP H0863564A JP 6224079 A JP6224079 A JP 6224079A JP 22407994 A JP22407994 A JP 22407994A JP H0863564 A JPH0863564 A JP H0863564A
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JP
Japan
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magnetic
bar code
powder
card
ratio
Prior art date
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Pending
Application number
JP6224079A
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English (en)
Inventor
Shinji Sato
新二 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
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Publication of JPH0863564A publication Critical patent/JPH0863564A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気バーコードの安定した出力を得、さらに
高度なセキュリティ及び識別性能を有する偽造防止効果
の高い磁気カード及びその識別方法を提供すること。 【構成】 粒径の長軸と短軸の比が4:1以上の高透磁
率金属磁性材料と、長軸と短軸の比が2:1以下のFe
−Al−Si系粉末の高透磁率磁性材料とを用いてFe
−Al−Si系粉末バー、、と、Fe粉末バー
、、からなるパターンの磁気バーコード20を形
成し、その上に保護層を設けて磁気カード10とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気バーコードにより
真偽を判別することができる磁気カード及びその識別方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリペイドカード等の磁気カードの一種
に、その磁性面または印刷面に磁気バーコードを設ける
ことが、その偽造使用防止の方式として広く普及してい
る。
【0003】従来この種の磁気カードにおいては、比較
的透磁率の高いフェライト材や、金属磁性材と、非磁性
材料を組み合わせた磁気バーコードを設け、この磁気バ
ーコードを磁気ヘッドで読み取る場合に、磁気ヘッドに
バイアス電流を流し、出力の得られるバーを「1」、出
力の得られないバーを「0」として、その出力波形から
パターンを得、このパターンを確認して、その真偽の判
別を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の磁気カ
ードの識別方法では、その磁気バーコードから1種類の
出力パターンしか得られなかったため、あまり高いセキ
ュリティ性を持たせることができなかった。
【0005】また、従来の磁気バーコード用磁性材料と
しては、フェライト材や鉄粉などの比較的透磁率の高い
磁性粉末が用いられているが、これらの粉末で形成され
た磁気バーコードの出力特性は磁気ヘッドのバイアス電
流にほぼ比例して出力が増大し、ある領域で飽和した
後、減少するといった傾向を示す。しかし、この時の飽
和領域がせまく、バイアス電流のバラツキにより出力が
変動するといった欠点があった。
【0006】本発明の課題は、磁気バーコードから安定
した出力を得、さらに高度なセキュリティ性及び識別性
能を有する偽造防止効果の高い磁気カード及びその識別
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、支持体
である基板上に磁性体からなる磁気記録層を設けた磁気
カードにおいて、磁気カードの磁性面または印刷面上に
磁気バーコードを設け、この磁気バーコード用粉末磁性
材料が、粉末の長軸と短軸の比が4:1以上の偏平状の
高透磁率金属磁性材料であることにより低いバイアス電
流から安定した高いバーコード出力が得られることを特
徴とする磁気カードが得られる。
【0008】また、本発明によれば、前記偏平状高透磁
率材料と粉末の長軸と短軸の比が2:1以下の非偏平状
粉末で形成された磁気バーコードを組み合わせることに
より、バイアス電流を変えることで出力値が変化するこ
とを利用して、2種類以上の出力が識別できる高いセキ
ュリティを有することを特徴とする磁気カードとその識
別方法が得られる。
【0009】
【作用】磁気記録層上に、長軸と短軸との比が4:1以
上の偏平化した金属磁性材料粉末を用いて、磁気バーコ
ードを形成することで、バイアス電流のバラツキによる
出力変動がなくなり、安定した出力が得られる。また、
磁気記録層上に、長軸と短軸との比が4:1以上の偏平
化した金属磁性材料粉末と、2:1以下の非偏平の金属
磁性材料粉末の2種の粉末を組み合わせて磁気バーコー
ドを形成することで、バイアス電流を2通りのパターン
で読み出すことができる。粉末の長軸と短軸の比が2:
1以下及び4:1以上としたのは以下の理由による。図
7は粉末の長軸径/短軸径に対する角形比Br/Bsの
関係を示したものである。2:1以下では角形比0.0
5以下で、低バイアスでは出力が小さい。すなわち、高
透磁率の金属磁性材料粉末は球形状ではμ比が低く、角
形比が小さいので、バイアス電流により磁化されても出
力が高くならない。一方、4:1以上では角形比が0.
15以上となる。すなわち、粉末を偏平化することによ
り、μ、角形比が高くなり低バイアスでも高い出力が得
られる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図によって詳細に説
明する。
【0011】図1に示す第1の実施例の磁気カード1
は、支持体である基板上に保磁力2750Oeのバリウ
ムフェライトを厚さ10μmに塗布乾燥し、磁気記録層
を設けたものである。
【0012】Ni−Fe系合金粉末をボールミルにて4
8時間粉砕し、長軸と短軸の比が4:1以上の偏平化し
た粉末を、バインダーとしてポリウレタン系樹脂、及び
トルエン、シクロヘキサノン等の溶剤を加えて撹拌混合
し、インキを作製して図1に示すような、磁気記録層の
上にNi−Fe系粉末によるバーコード2を形成した。
【0013】この上に保護膜を設けて磁気カード1を得
た。
【0014】この磁気カード1の磁気バーコード2の部
分のバイアス特性を測定すると、図2のAのように低い
バイアス電流で飽和し、安定した出力が得られた。
【0015】同様に、比較例として図1に示すNi−F
e系粉末をMn−Znフェライト粉末にかえて、磁気バ
ーコードを形成し、バイアス特性を測定すると図2のB
に示す特性が得られた。
【0016】図3に示す第2の実施例の磁気カード10
は、その磁気記録層として保磁力2750Oeのバリウ
ムフェライトを厚さ10μmに塗布乾燥し、この磁気記
録層の上に、長軸と短軸との比が4:1以上の偏平化し
たFe−Al−Si系粉末と、長軸と短軸との比が2:
1以下の比較的球形をしたFe粉末にそれぞれバインダ
ーとしてポリウレタン系樹脂、及びトルエン、シクロヘ
キサノン等の溶剤を加えて撹拌混合し、それぞれのイン
キを作製して図3に示すようなFe−Al−Si系粉末
バー、、と、Fe粉末バー、、からなるパ
ターンの磁気バーコード20を形成するとともに、この
上に保護層を設けて磁気カード10を得た。
【0017】この磁気カード10における磁気バーコー
ド20の出力値とこの磁気バーコード20の出力を磁気
ヘッドで読み取る際の磁気ヘッドに供給するバイアス電
流との関係は図4に示したようになる。
【0018】従って、この磁気バーコード読み取り時の
磁気ヘッドへのバイアス電流Ib1、Ib2を変えること
により磁気バーコード20の出力値は変化することにな
る。
【0019】そこで、この磁気バーコードのバイアス電
流特性を利用し磁気ヘッドのバイアス電流Ib1とし
て、この磁気カード10の磁気バーコード20の出力を
測定すると、図5に示すような出力波形が得られる。
【0020】この出力波形をスライスレベルVs1で、
パターンとして認識する回路で読み取ると、「1100
10」というパターンが得られる。
【0021】また、磁気ヘッドのバイアス電流をIb2
として、磁気バーコード20の出力を測定すると、図6
に示すような出力波形が得られる。
【0022】この出力波形をスライスレベルVs2で、
パターンとして認識する回路で読み取ると、「1111
11」というパターンが得られる。さらにこの時、スラ
イスレベルVs3にすると「001101」というパタ
ーンが得られる。
【0023】このように磁気バーコード読み取り時の磁
気ヘッドのバイアス電流を変えることによる磁気バーコ
ードの出力値の変化の大小を利用することにより、従
来、1種類のパターン認識であったものが2種類以上の
認識ができるようになり、より高いセキュリティを保持
させることができる。
【0024】
【発明の効果】以上、述べたごとく、本発明によれば、
低いバイアス電流値から安定した出力が得られる磁気バ
ーコードを有する磁気カードの提供が可能となり、さら
に粉末形状が異なる磁気バーコードと組み合わせること
により、1つの磁気カードから2種類以上のパターンの
認識を行うことができ、セキュリティの高い、偽造防止
効果の高い磁気カード及びその識別方法を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における磁気カードの平
面図。
【図2】本発明の第1の実施例における磁気カードとそ
の比較例の磁気カードの磁気バーコード部分の出力波形
図。
【図3】本発明の第2の実施例における磁気カードの平
面図。
【図4】本発明の第2の実施例における磁気カードの磁
気バーコードの出力値と読み取りヘッドのバイアス電流
との関係を示すバイアス電流特性図。
【図5】本発明の第2の実施例の磁気カードにおける読
み取りヘッドのバイアス電流Ib1での磁気バーコード
部分の出力波形図。
【図6】本発明の第2の実施例の磁気カードにおける読
み取りヘッドのバイアス電流Ib2での磁気バーコード
部分の出力波形図。
【図7】粉末の長軸径/短軸径に対する角形比Br/B
sの関係を示す図。
【符号の説明】
1,10 磁気カード 2,20 磁気バーコード ,, Fe−Al−Si系粉末バー ,, Fe粉末バー A Ni−Fe系 B Mn−Zn系 Ib1,Ib2 任意のバイアス電流 Vs1,Vs2,Vs3 任意のスライスレベル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体である基板上に磁性体からなる磁
    気記録層を設けた磁気カードにおいて、磁気カードの磁
    性面または印刷面上に磁気バーコードを有し、この磁気
    バーコードに用いられる粉末磁性材料が、粉末の長軸と
    短軸の比が4:1以上の偏平状の高透磁率金属磁性材料
    であることを特徴とする磁気カード。
  2. 【請求項2】 請求項1の磁気バーコードにおいて、金
    属磁性粉末の長軸と短軸の比が4:1以上の偏平状粉末
    で形成された磁気バーコードと、長軸と短軸の比が2:
    1以下の非偏平状粉末で形成された磁気バーコードが組
    み合わされていることを特徴とする磁気カード。
  3. 【請求項3】 請求項2の磁気バーコードを磁気ヘッド
    で読み取る際に、磁気ヘッドに供給するバイアス電流を
    変えることにより出力値が変化することを利用して、真
    偽を識別することを特徴とする磁気カードの識別方法。
JP6224079A 1994-08-24 1994-08-24 磁気カードおよびその識別方法 Pending JPH0863564A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006069815A1 (de) * 2004-12-23 2006-07-06 Siemens Aktiengesellschaft Markierung zur erkennung eines bauteils und ein bauteil

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006069815A1 (de) * 2004-12-23 2006-07-06 Siemens Aktiengesellschaft Markierung zur erkennung eines bauteils und ein bauteil

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040406