JP2779958B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

Info

Publication number
JP2779958B2
JP2779958B2 JP1260863A JP26086389A JP2779958B2 JP 2779958 B2 JP2779958 B2 JP 2779958B2 JP 1260863 A JP1260863 A JP 1260863A JP 26086389 A JP26086389 A JP 26086389A JP 2779958 B2 JP2779958 B2 JP 2779958B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
card
pattern
recording medium
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1260863A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03122815A (ja
Inventor
貞一 一色
潤一 橋本
吉明 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Infomedia Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Magnetic Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Magnetic Printing Co Ltd filed Critical Tokyo Magnetic Printing Co Ltd
Priority to JP1260863A priority Critical patent/JP2779958B2/ja
Publication of JPH03122815A publication Critical patent/JPH03122815A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2779958B2 publication Critical patent/JP2779958B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Digital Magnetic Recording (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気カード等に使用するのに適した磁気記
録媒体に関するものであり、特に、偽造を困難にするた
めに、磁気パターンを有する磁気記録媒体に関するもの
である。
従来の技術 近年、プリペイドカード等に使用される磁気カードに
真偽判定を目的として、磁気パターンを形成することが
提案されている。その従来の一例としては、実開昭58−
65644号公報に開示されたようなものがある。この従来
の磁気カードにおいては、カード固有の情報として二値
化情報を表す“1"または“0"は、磁気パターンの幅また
はパターンの有無で表している。添付図面の第3図は、
このような従来の磁気カードの一例を部分斜視図にて概
略的に示すものであるが、この従来の磁気カードでは、
基体11上に形成する各磁気パターンの幅を、磁気パター
ン12aおよび磁気パターン12bの如く、二値化情報に従っ
て変えている。例えば、広い幅の磁気パターン12aを情
報“0"に、狭い幅の磁気パターン12bを情報“1"に対応
させている。
添付図面の第4図は、従来の磁気パターンを用いて二
値化情報を構成した場合の別の例を示す第3図と同様の
図である。この第4図の従来例では、基体11の上に形成
された磁気パターン13と非磁性のダミーパターン14との
配列を二値化情報に従って変えてある。例えば、磁気パ
ターン13を情報“1"に、ダミーパターン14を情報“0"
に、それぞれ対応させている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来の如く磁気パターンでカード固有
の情報を構成するのでは、カード毎に形状と位置とが異
なるパターンを形成しなければならず、製造工程が複雑
化するという欠点を有していた。また、パターンの幅を
変えた場合には勿論のこと、磁気パターンとダミーパタ
ーンとを組み合わせる場合でも、各パターンの材質が異
なり、また、パターン形成時に位置ずれも起き易いこと
から、目視により固有情報が確認でき、セキュリティの
面で不利になるという問題点を有していた。
一方、固有情報は、カード製造時に特定されてしまう
ので、カード発行者がカード毎の固有情報としてのコー
ドを任意に選択することができないという運用上の問題
もあった。
本発明の目的は、前述したような従来の問題点を解消
しうるような磁気記録媒体を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明による磁気記録媒体は、非磁性基体と、該非磁
性基体の表面に設けられた磁気情報記録用の第1磁性層
と、前記非磁性基体に対して特定の位置に設けられ常温
において比較的に高い保磁力を有し且つ低いキュリー点
を有する同一材質で同一形状にてパターン化した第2磁
性層とを備えることを特徴とするものであり、これを、
例えば、磁気カードとして使用する場合には、カード発
行時に、その第2磁性層の各パターンに、そのキュリー
点付近の温度まで加熱しながら熱磁気記録を行うことに
より、カード固有の情報を付与することができるもので
ある。
実施例 次に、添付図面の第1図および第2図に基づいて、本
発明の実施例について本発明をより詳細に説明する。
第1図は、本発明の磁気記録媒体の一実施例としての
磁気カードを平面的に示している。この実施例の磁気カ
ード1は、非磁性基体2の表面上に形成された第1磁性
層3を有しており、この第1磁性層3は、通常の磁気情
報を記録するための磁気情報トラック4として使用され
るものである。この磁気カード1には、さらに、第1磁
性層3とは磁気特性の異なる第2磁性層5が設けられて
おり、この第2磁性層5は、後述するようにカード固有
の情報を記録するための固有情報トラック6として使用
されるものである。
非磁性基体2は、プラスチック、紙または非磁性体金
属板であってよい。特に、プラスチックを基体2として
用いる場合は、耐熱性に優れたポリエチレンテレフタレ
ート(PET)またはポリイミドの基板を使用することが
望ましい。第1磁性層3は、常温における保磁力が2750
Oe、キュリー点が450℃のバリウムフェライト粉を適当
な樹脂中に分散させてインキ化し、グラビア印刷、オフ
セット印刷、ノズルコートまたはホットスタンプ等の方
法で形成される。
第2磁性層5に用いる磁性材料の常温における保磁力
は、通常の高保磁力磁気カードの書き込みに用いる磁気
ヘッドでは書き込みが不可能な位に高いことが望まし
い。一般に、磁気媒体を飽和書き込みするために要求さ
れる記録磁界の強さは、媒体の保磁力の二倍以上必要で
あるとされているが、通常高保磁力カードの書き込みに
用いられるセンダストヘッドの飽和磁束密度は、10KG程
度なので、センダストヘッドで飽和記録できる媒体の保
磁力は、5000Oe以下である。従って、本発明による磁気
記録媒体の第2磁性層5に用いる磁性材料の常温におけ
る保磁力は、5000Oeより大きい必要がある。
一方、本発明による磁気記録媒体の第2磁性層5に用
いる磁性材料のキュリー点は、カード基体としてプラス
チックを用いる場合は、基体の耐熱性から200℃以下が
好ましい。本実施例では、常温における保磁力が8000O
e、キュリー点が160℃のガリウム置換型バリウムフェラ
イト粉を、適当な樹脂中に分散させてインキ化し、これ
をスクリーン印刷、オフセット印刷、活版印刷またはグ
ラビア印刷等によって、同一形状の方形パターンとして
一定ピッチで列状に形成している。
1つの方形パターンは、カードを特定する固有情報の
1ビットに対応しており、固有情報トラック6中の方形
パターンがn個形成されていれば、nビットの情報が記
録できる。この方形パターンは、そのパターンがある方
向に磁化されている状態が“1"に、逆方向に磁化されて
いる状態が、“0"に対応している。
磁気情報トラック4と固有情報トラック6を保護する
ため、磁気情報トラック4と固有情報トラック6上に色
インキ等による保護層を設けてもよい。
次に、カード発行時に、この磁気カードの固有情報を
記録する方法の一例について説明する。本発明による磁
気カードの固有情報トラック6に、カードを特定する固
有情報を書き込むためには、第2図に略示する書き込み
装置によって行う。第2図に示すように、書き込み装置
は、磁気カード1の第2磁性層5をキュリー点付近の温
度まで加熱するための熱ヘッド7と、第2磁性層5をキ
ュリー点付近の温度で充分飽和磁化させることができる
磁界を発生するバイアス電磁石8とを備えている。な
お、第2図において、矢印は、磁気カード1の走行方向
を示している。このような構成の書き込み装置におい
て、磁気カード1を矢印の方向に搬送し、固有情報トラ
ック6上のある1つの方形パターンがバイアス電磁石8
の真上に来たとき、電磁石8にある方向に直流電流を流
すと同時に、熱ヘッド7に電流を流し、方形パターンの
温度をキュリー点付近に達するように加熱する。方形パ
ターンがキュリー点付近に達したならば、熱ヘッド7に
流していた電流を切り、方形パターンの温度を常温付近
まで下げる。その間、バイアス電磁石8には、電流を流
しておき、方形パターンに一定の磁界をかけておくと、
方形パターンは、一方に熱磁気記録される。カードを搬
送しながら各方形パターンを、バイアス電磁石8に流す
電流の向きを変えながら熱磁気記録すると、各パターン
は、電流の向きに応じた方向に磁化される。磁化の向き
を2進値“0"と“1"に対応させると、固有情報トラック
6には、カードを特定する固有情報を書き込むことがで
きる。
方形パターンの温度が常温にもどると、保磁力は、再
び8000Oeに回復するので、この状態では、通常の高保磁
力用のカードリーダで固定情報を書き換えることは不可
能となる。
本実施例では、2進値“0"と“1"とを、各方形パター
ンの磁化の向きに対応させたが、これを、磁化のあるも
のと、ないものとに対応させることもできる。この場
合、方形パターンを磁化する方法は、前述の通りである
が、方形パターンを消磁状態とするには、バイアス電磁
石8に電流を流さず、つまり、方形パターンにバイアス
磁界をかけずに熱ヘッド7に電流を流し、キュリー点付
近の温度まで熱した後、電流を切り、常温付近まで下げ
ればよい。
なお、本実施例では、書き込み装置の加熱手段として
は、熱ヘッドを使用したが、レーザー光線であってもよ
い。また、バイアス磁界発生手段として電磁石を使用し
たが、磁気ヘッドや永久磁石であってもよい。
このようにして、固有情報トラック6には、カード1
枚ごとに異なるカード固有情報を記録することができ
る。
また、本実施例では、第1磁性層3を磁気情報トラッ
ク4の部分のみに形成するとして説明したが、磁気カー
ド1の基体2の表面の全面に形成し、その上又は下に固
有情報トラック6を形成してもよい。
発明の効果 本発明によれば、磁気カードに磁気センサーで検出可
能なカード固有の情報を簡便な方法で付与することがで
き、しかも、通常の磁気カード書き込み装置では、その
固有情報の書き換えが困難なので、セキュリティの高い
磁気カードを安価に供給できる。その上、本発明の磁気
記録媒体の構成によれば、カードに固有の情報を記録す
るための磁性層は、同一材質で同一形状にてパターン化
したものでよいので、その磁性層を設けるための製造工
程が非常に簡単なものとされ、それだけ、安価なものと
することができる。そして、磁気カードに固有の情報
は、製造工程中に与えなくともよく、磁気カードの発行
者がその発行時に任意に選択して与えることができるの
で、非常に融通性の高いものとされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の磁気記録媒体の一実施例としての磁
気カードを略示する平面図、第2図は、第1図の磁気カ
ードのための書き込み装置の一例を示す概略図、第3図
は、従来の磁気カードの一例を示す部分斜視図、第4図
は、従来の磁気カードの別の例を示す部分斜視図であ
る。 1……磁気カード、2……非磁性基体、 3……第1磁性層、4……磁気情報トラック、 5……第2磁性層、6……固有情報トラック、 7……熱ヘッド、8……バイアス電磁石。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−276387(JP,A) 特開 昭57−208627(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/80 G11B 5/09 G11B 5/02 G06K 19/00 B42D 15/10 501

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性基体と、該非磁性基体の表面に設け
    られた磁気情報記録用の第1磁性層と、前記非磁性基体
    に対して特定の位置に設けられ常温において比較的に高
    い保磁力を有し且つ低いキュリー点を有する同一材質で
    同一形状にてパターン化した第2磁性層とを備えること
    を特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】前記第2磁性層には、各パターン毎の着磁
    状態と消磁状態とにより二値化情報が記録されている請
    求項(1)記載の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】前記第2磁性層には、各パターンの着磁方
    向の差異により二値化情報が記録されている請求項
    (1)記載の磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】前記第2磁性層は、保磁力が25℃において
    5000Oe以上で、キュリー点が200℃以下である磁性体に
    て形成されている請求項(1)または(2)または
    (3)記載の磁気記録媒体。
JP1260863A 1989-10-05 1989-10-05 磁気記録媒体 Expired - Lifetime JP2779958B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1260863A JP2779958B2 (ja) 1989-10-05 1989-10-05 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1260863A JP2779958B2 (ja) 1989-10-05 1989-10-05 磁気記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03122815A JPH03122815A (ja) 1991-05-24
JP2779958B2 true JP2779958B2 (ja) 1998-07-23

Family

ID=17353804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1260863A Expired - Lifetime JP2779958B2 (ja) 1989-10-05 1989-10-05 磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2779958B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03122815A (ja) 1991-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3873975A (en) System and method for authenticating and interrogating a magnetic record medium
US5480685A (en) Method of making a magnetic recording medium comprising two magnetic layers
US5643686A (en) Magnetic recording medium and method for manufacturing the same
WO1998055961A1 (fr) Procede servant a utiliser un support d'enregistrement magnetique
JP2820844B2 (ja) 磁気カード等の不正使用防止方法
JP2779958B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2829422B2 (ja) 磁気カード
JP3121977B2 (ja) 磁気記録媒体とその製造方法
JP2687344B2 (ja) 磁気媒体及びその確認方法
EP0815541A1 (en) Security system for documents with a magnetic track for recording information
JP3020978B2 (ja) カード状記録媒体
JP3044124B2 (ja) 磁気カードおよびその不正使用防止方法
JP2706714B2 (ja) 磁気記録媒体とその製造方法
JPH06338050A (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法
JP2794214B2 (ja) 磁気カード
JP3322425B2 (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法
JP3688359B2 (ja) 多層磁気記録媒体の記録再生方法
JP3760031B2 (ja) 磁気記録媒体及びその製造方法
JP4028661B2 (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法
JPH10187918A (ja) 磁気記録媒体および磁気記録再生方法
JPH1064052A (ja) 磁気記録媒体及びその製造方法
JPH07205578A (ja) 磁気記録媒体用転写テープ及びその製造方法及び磁気記録媒体
JPH0458114B2 (ja)
JPH08306037A (ja) 磁気記録媒体とその製造方法
JPH09180167A (ja) 磁気記録媒体とその製造方法