JPH0863450A - マイクロコンピュータのテスト回路 - Google Patents

マイクロコンピュータのテスト回路

Info

Publication number
JPH0863450A
JPH0863450A JP6200773A JP20077394A JPH0863450A JP H0863450 A JPH0863450 A JP H0863450A JP 6200773 A JP6200773 A JP 6200773A JP 20077394 A JP20077394 A JP 20077394A JP H0863450 A JPH0863450 A JP H0863450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microcomputer
data
test
signal
test circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6200773A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Takahashi
正浩 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
Original Assignee
Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Design Corp, Mitsubishi Electric Corp, Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp filed Critical Renesas Design Corp
Priority to JP6200773A priority Critical patent/JPH0863450A/ja
Publication of JPH0863450A publication Critical patent/JPH0863450A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
  • Microcomputers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 動作速度を低下させることなくマイコンの機
能テストを行うことができるマイクロコンピュータのテ
スト回路を得る。 【構成】 マイクロコンピュータに内蔵されたテスト回
路は、テスト時に外部より印加された基準クロック信号
に応答して所定のタイミングで信号を発生するタイミン
グ信号発生回路7と、タイミング信号に応答してデータ
バス上に出現しているデータを格納するn段のFIFO
レジスタ6とを備えている。テストしたい周辺装置、こ
の周辺装置のレジスタの内容がタイミング信号発生の際
にFIFOレジスタ6に随時取り込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は民生,家電,及び産業
用製品に用いるワンチップのマイクロコンピュータのテ
スト回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は従来のワンチップのマイクロコ
ンピュータ(以下マイコンと略す)を示すブロック図で
あり、図において、1はアドレスバス、3はデータバ
ス、30は中央処理装置(以下CPUと略す)、31は
入出力ポート、32はROM、33はRAM、34はタ
イマ、35はポートレジスタである。図17に示すよう
に、マイコンは、ROM32,RAM33,タイマ3
4,ポートレジスタ35等のCPU30の周辺装置を備
えており、これらはアドレスバス1及びデータバス3を
介して互いに接続されていると共に、これらのバスを介
してCPU30と接続されている。マイコンは、通常、
マイコンの外部に設けられた装置との間でデータ等を伝
送する場合、入出力ポート31を介してデータ等を送信
又は受信するように構成されており、アドレスバス1,
データバス3を介してのデータのやりとりはマイコン内
部で閉じている。
【0003】かかる構成を有しているマイコンの機能、
即ちマイコンに内蔵されている周辺装置の機能をテスト
するために、従来のマイコンは、図18又は図19に示
す回路構成を有している。図18及び図19において、
2はアドレスバス1を外部のテストのための制御装置、
例えばロジックテスタ又は専用テストボードに接続する
ための端子、4はデータバス3を同様に制御装置に接続
するための端子である。これらの端子2及び4は、アド
レスバス1及びデータバス3を介してマイコン外部から
マイコン内蔵のROM32,RAM33,タイマ34及
びポートレジスタ35等の周辺装置を間接的に又は直接
的に制御するために用いられ、制御信号(リード(Re
ad)信号,ライト(Write)信号)がマイコン外
部から直接印加できるようにする。
【0004】次に動作について説明する。まず、図18
に示す回路構成を有するマイコンのテスト処理について
説明する。図18はCPU30の動作を外部から制御す
るタイプのテスト回路構成を有する従来のマイコンであ
る。マイコンのロジックテストを行う場合、ROM32
がCPU30と切り離されるとともに、端子2及び4を
介してアドレスバス1及びデータバス3上に外部の制御
装置によりアドレス及びデータがそれぞれ与えられ、マ
イコンのCPU30が直接外部から制御されて、端子4
を介してCPUで処理されたデータ、又は、RAM3
3,タイマ34及びポートレジスタ35等の周辺装置の
レジスタのデータが随時読み取られテストが実行され
る。一方、図19に示す周辺装置の動作を直接制御する
タイプのテスト回路構成を有する従来のマイコンにおい
て、マイコンのロジックテストを行う場合、CPU30
がアドレスバス1及びデータバス3から切り離されると
共に、端子2を介して外部の制御装置によりアドレスが
アドレスバス1に与えられ、このアドレスによって指定
されたRAM33,タイマ34及びポートレジスタ35
等の周辺装置のレジスタの内容がデータバス3及び端子
4を介して外部の制御装置によって読み取られテストさ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のマイコンのテス
ト回路は以上のように構成されているので、ロジックテ
スタと専用テストボード等の制御装置を用いてマイコン
のロジックテストを行う場合、外部に設けられた制御装
置から印加されるアドレス信号,制御信号等の信号が、
ロジックテスタ,専用テストボード等による配線のイン
ダクタンス及び容量等の影響を受けてしまい、伝送でき
る信号の周波数が制限されてしまうという問題点があっ
た。その結果、従来のテスト回路では、テスト中のマイ
コンの動作速度は制限されてしまい、マイコンが実際に
動作できる速度ではテストを行えないなどの問題点があ
った。
【0006】請求項1の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、マイコンの動作速度を低
下させることなくマイコンの機能テストを行うことがで
きるマイクロコンピュータのテスト回路を得ることを目
的とする。
【0007】請求項2の発明は、簡易な構成を有するF
IFOレジスタを用いた、マイコンの動作速度を低下さ
せることなくマイコンの機能テストを行うことができる
マイクロコンピュータのテスト回路を得ることを目的と
する。
【0008】請求項3の発明は、さらに保持できるデー
タ量が豊富でコストの低いマイクロコンピュータのテス
ト回路を得ることを目的とする。
【0009】請求項4の発明は、さらにテストに要する
時間を短縮できるマイクロコンピュータのテスト回路を
得ることを目的とする。
【0010】請求項5の発明は、さらにマイクロコンピ
ュータの複数の機能のテストを高速で実行できるマイク
ロコンピュータのテスト回路を得ることを目的とする。
【0011】請求項6の発明は、マイコンの動作速度を
低下させることなくマイコンの機能テストを行うことが
できる上に、複雑な構成を有する周辺装置の機能をテス
トできるマイクロコンピュータのテスト回路を得ること
を目的とする。
【0012】請求項7の発明は、マイコンの動作速度を
低下させることなくマイコンの機能テストを行うことが
できる上に、テストに要する時間を短縮できるマイクロ
コンピュータのテスト回路を得ることを目的とする。
【0013】請求項8の発明は、簡易な構成を有するF
IFOレジスタを用いた、マイコンの動作速度を低下さ
せることなくマイコンの機能テストを行うことができ、
テストに要する時間を短縮できるマイクロコンピュータ
のテスト回路を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るマ
イクロコンピュータのテスト回路は、マイクロコンピュ
ータのテスト時に、外部より印加された基準クロック信
号に応答して所定のタイミングで信号を発生する信号発
生手段と、マイクロコンピュータのデータバス上に出現
しているデータを信号発生手段により発生された信号に
応答して格納すべく構成され、且つ、マイクロコンピュ
ータの外部より格納データが読み取られるように構成さ
れたデータ格納手段とを備えたものである。
【0015】請求項2の発明に係るマイクロコンピュー
タのテスト回路は、データ格納手段として、複数のデー
タを格納可能な複数段のFIFOレジスタを含んだもの
である。
【0016】請求項3の発明に係るマイクロコンピュー
タのテスト回路は、データ格納手段として、マイクロコ
ンピュータの内部RAMを含んだものである。
【0017】請求項4の発明に係るマイクロコンピュー
タのテスト回路のデータ格納手段として、マイクロコン
ピュータのデータバスを介さずに外部から直接データを
読み取るための出力端子を少なくとも有するデュアルポ
ートRAMを含んだものである。
【0018】請求項5の発明に係るマイクロコンピュー
タのテスト回路は、テスト時に基準クロック信号に応答
して、マイクロコンピュータに内蔵された複数の周辺装
置のアドレスを順次指定するアドレス指定手段をさらに
備えたものである。
【0019】請求項6の発明に係るマイクロコンピュー
タのテスト回路は、信号発生手段により発生された信号
に応答して、マイクロコンピュータ内蔵の所定の周辺装
置の複数の動作チェックポイントにおける動作状態を示
すデータを一時的に格納すべく構成され、且つ、テスト
時に外部より予めアドレス指定された一時データ格納手
段をさらに備えたものである。
【0020】請求項7の発明に係るマイクロコンピュー
タのテスト回路は、マイクロコンピュータのテスト時に
外部より印加された基準クロック信号に応答して所定の
タイミングで信号を発生する信号発生手段と、テスト時
にマイクロコンピュータの内部データバス上に出現する
ことが期待されるデータを予め格納するデータ格納手段
と、信号発生手段により発生された信号に応答して、マ
イクロコンピュータのデータバス上に出現しているデー
タとデータ格納手段に格納された対応するデータとを比
較して比較結果を外部に出力する比較手段とを備えたも
のである。
【0021】請求項8の発明に係るマイクロコンピュー
タのテスト回路はデータ格納手段として、複数のデータ
を格納可能な複数段のFIFOレジスタを含んだもので
ある。
【0022】
【作用】請求項1の発明におけるマイクロコンピュータ
のテスト回路の信号発生手段は、マイクロコンピュータ
のテスト時に、マイクロコンピュータの外部より印加さ
れた基準クロック信号に応答して所定のタイミングで信
号を発生する。そして、データ格納手段は、信号発生手
段により発生された信号に応答してマイクロコンピュー
タのデータバス上に出現しているデータを格納する。デ
ータバス上に出現しているデータは、具体的には、テス
ト開始時に予め外部から印加されたアドレス信号で指定
された周辺装置のレジスタの内容である。テスト終了後
又はテスト中に、データ格納手段に格納されたデータは
マイクロコンピュータの外部より読み取られ、マイクロ
コンピュータの周辺装置の動作が正常であったか否かが
判定される。これにより、マイクロコンピュータの動作
速度を低下させることなくマイクロコンピュータの機能
テストを行うことができる。
【0023】請求項2の発明におけるマイクロコンピュ
ータのテスト回路では、複数段のFIFOレジスタによ
ってデータバス上に出現したデータが継続的に複数格納
される。これにより、より簡易な構成を有するFIFO
レジスタを用いて、マイクロコンピュータの動作速度を
低下させることなくマイクロコンピュータの機能テスト
を行うことができる。
【0024】請求項3の発明におけるマイクロコンピュ
ータのテスト回路では、内部RAMによってデータバス
上に出現したデータが継続的に複数格納され得る。ま
た、内部RAMはFIFOレジスタと比較して、マイク
ロコンピュータのチップ面積を増大させることなく多く
のデータを保持できる。
【0025】請求項4の発明におけるマイクロコンピュ
ータのテスト回路では、デュアルポートRAMにデータ
を格納すると同時に、外部に接続された出力端子を介し
てマイクロコンピュータのデータバスを介さずにマイク
ロコンピュータの外部から直接デュアルポートRAMの
データが読み取られる。これにより、テスト中にテスト
結果を得ることができ、テストに要する時間を短縮でき
る。
【0026】請求項5の発明におけるマイクロコンピュ
ータのテスト回路のアドレス指定手段は、テスト時に基
準クロック信号に応答して、マイクロコンピュータに内
蔵された複数の周辺装置のアドレスを順次指定する。こ
れにより、複数の周辺装置のレジスタの内容がデータバ
ス上に順次出現し、これらがデータ格納手段に格納され
る。従って、マイクロコンピュータの複数の機能テスト
を高速で実行できる。
【0027】請求項6の発明におけるマイクロコンピュ
ータのテスト回路の一時データ格納手段は、信号発生手
段により発生された信号に応答して、マイクロコンピュ
ータ内蔵の所定の周辺装置の複数の動作チェックポイン
トにおける動作状態を示すデータを一時的に格納する。
この一時データ格納手段は、テスト時にマイクロコンピ
ュータの外部より予めアドレス指定されており、一時デ
ータ格納手段に格納されたデータはデータバス上に出現
し、信号発生手段により信号が発生されるたびにデータ
バス上のデータがデータ格納手段に格納されることとな
る。従って、マイクロコンピュータの動作速度を低下さ
せることなくマイクロコンピュータの機能テストを行う
ことができる上に、複雑な構成を有する周辺装置の機能
を各動作チェックポイントでテストできる。
【0028】請求項7の発明におけるマイクロコンピュ
ータのテスト回路の信号発生手段は、マイクロコンピュ
ータのテスト時に、マイクロコンピュータの外部より印
加された基準クロック信号に応答して所定のタイミング
で信号を発生する。データ格納手段は、テスト時にマイ
クロコンピュータの内部データバス上に出現することが
期待されるデータを予め格納している。データは、具体
的には、信号発生手段によって信号が発生した時点で生
成されると期待される、テスト対象である周辺装置のレ
ジスタの内容である。比較手段は、信号発生手段により
発生された信号に応答して、マイクロコンピュータのデ
ータバス上に出現しているデータとデータ格納手段に格
納された対応するデータとを比較して比較結果を外部に
出力する。従って、テスト途中でテスト結果を出力でき
るので、マイクロコンピュータの動作速度を低下させる
ことなくマイクロコンピュータの機能テストを行うこと
ができる上に、テストに要する時間を短縮できる。
【0029】請求項8の発明におけるマイクロコンピュ
ータのテスト回路では、FIFOレジスタがテスト時に
マイクロコンピュータの内部データバス上に出現するこ
とが期待されるデータを予め格納している。従って、簡
易な構成を有するFIFOレジスタを用いて、マイクロ
コンピュータの動作速度を低下させることなくマイクロ
コンピュータの機能テストを行うことができ、テストに
要する時間を短縮できる。
【0030】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の第1の実施例によるマイク
ロコンピュータのテスト回路の構成を示すブロック図で
あり、図において、1はマイクロコンピュータのアドレ
スバス、2はアドレスバスをマイクロコンピュータの外
部に接続するための端子、3はマイクロコンピュータの
データバス、4はデータバス3をマイクロコンピュータ
の外部に接続するための端子、5はテストされるマイク
ロコンピュータ内蔵の機能であり、この実施例では基準
クロックを2分周するカウンタ、また、6はデータバス
3の内容を保持するn段のFIFO(先入れー先出し)
レジスタ(データ格納手段)、7はFIFOレジスタ6
がデータを保持するためのタイミング信号を発生するタ
イミング信号発生回路(信号発生手段)、8はデータバ
ス3と端子4とを切り離すためのデータバス分離回路で
ある。
【0031】この実施例によるテスト回路はマイクロコ
ンピュータに内蔵されており、マイクロコンピュータの
CPUの周辺装置の動作を外部に設けられた制御装置
(図示せず)から直接に制御できるように構成されてい
る。このために、図1に示すように、カウンタ5,FI
FOレジスタ6及びタイミング信号発生回路7は、端子
2を介してアドレスが付与されるようにアドレスバス1
に接続されており、また、データバス3を介して端子4
に接続されている。
【0032】図2はこの実施例によるテスト回路を含む
マイクロコンピュータの主な入出力信号を示す図であ
る。マイクロコンピュータは、一般的に、反転RESE
T信号のための端子が”Low”論理レベルから”Hi
gh”論理レベルに切り換えられると動作を開始するよ
うに構成されている。また、マイクロコンピュータは複
数の動作モードを有しており、MODE0及びMODE
1端子に入力される信号に応じて、その動作モードは切
り換わる。例えば、両端子に共に”L”論理レベルの信
号が入力されると、マイクロコンピュータはシングルチ
ップの通常の動作を行う。これ以外の論理レベルの信号
が入力されると、マイクロコンピュータはテストモード
に移行するように構成されている。例えば、MODE0
=”H”,MODE1=”L”の場合は、マイクロコン
ピュータのCPUの動作を直接外部から制御するテスト
モードであり、MODE0=”H”,MODE1=”
H”の場合は、マイクロコンピュータの周辺機能の動作
を直接外部から制御するテストモードであり、MODE
0=”L”,MODE1=”H”の場合は、高速でマイ
クロコンピュータをテスト動作させる高速テストモード
である。以上の動作モードを切り換える信号は、テスト
時外部に設けられた前記制御装置によって印加される。
尚、テストモードにおけるマイクロコンピュータの動作
速度はマイクロコンピュータが実制御動作を行うときの
速度よりも遅く、高速テストモードにおけるマイクロコ
ンピュータの動作速度は実制御動作を行うときの速度と
同じである。
【0033】図2に示すように、マイクロコンピュータ
は、データバス,アドレスバス以外に、公知のようにマ
イクロコンピュータの動作の基準となる基準クロック信
号,レジスタの内容を読み出すための反転Read信
号,レジスタへデータを書き込むための反転Write
信号を受信すべく構成されている。さらに、マイクロコ
ンピュータはFIFOレジスタオーバフロー信号を外部
に送信するように構成されている。この信号はFIFO
レジスタに格納されたデータが満杯になったことを示す
ものであり、その詳細については後記する。尚、図2は
8ビットマイクロコンピュータを一例として示している
が、この発明はこれに限定されるものではないことは言
うまでもない。
【0034】図3はこの実施例によるFIFOレジスタ
6及びタイミング信号発生回路7の構成を示すブロック
図であり、図において、60はFIFOレジスタ6のレ
ジスタ部、61はn段のFIFOレジスタがn回データ
を保持(ラッチ)した際にこのことを知らせるオーバフ
ロー信号を発生するカウンタ、62はタイミング信号発
生回路7から発生されるレジスタ部60がデータを保持
すべくタイミングを規定するためのタイミング信号が伝
送される信号線である。レジスタ部60は、データバス
3の内容をタイミング信号発生回路7によって発生され
るタイミング信号に応答して1段目のレジスタに取り込
むと同時に、1段目のデータを2段目に、2段目のデー
タを3段目にという具合に順番にシフトするように構成
されている。そして、レジスタ部60がn段分のデータ
を取り込むと、カウンタ61はFIFOレジスタオーバ
フロー信号を生成する。また、タイミング信号発生回路
7はレジスタ(図示せず)を含んでおり、このレジスタ
には、後で詳細に述べるようにテスト時にデータ保持の
タイミングを規定するある設定値が記憶されている。
【0035】次に動作について説明する。この実施例に
よるテスト回路は、上記のように、基準クロックを2分
周するカウンタ5をテストするように構成されている。
テストは2つのテストモード、通常テストモードと高速
テストモードとを切り換えて実行される。以下動作につ
いて図4に示すこの実施例によるマイクロコンピュータ
のテスト回路の動作を示すフローチャートを参照しなが
ら説明する。
【0036】まず、この実施例によるテスト回路を含む
マイクロコンピュータの反転RESET信号端子が”
L”論理レベルから”H”論理レベルに切り換わると共
に、モード選択のための2つのMODE0及びMODE
1端子の両方が”H”論理レベルに設定されると、マイ
クロコンピュータは周辺装置を外部からテストする通常
テストモードで動作を開始する(ステップST1)。こ
の際、マイクロコンピュータ内部では、CPUがデータ
バス及びアドレスバスとから切り離され、マイクロコン
ピュータのタイマ等の周辺装置(この実施例ではカウン
タ5)を外部から直接制御できるように設定される。次
に、上記したようにタイマと同等の機能を有するタイミ
ング信号発生回路7のレジスタに設定値xをマイクロコ
ンピュータの外部から書き込み、テストするカウンタ5
のアドレスを外部よりマイクロコンピュータに与え、反
転Read信号をマイクロコンピュータに印加してカウ
ンタ5を読み出し可能状態にする(ステップST2)。
タイミング信号発生回路7の設定値xは、外部より入力
する基準クロック信号のx(xは整数)クロック目、即
ちテスト開始からの所望するテストのタイミングを意味
しており、この設定によりxクロック目におけるカウン
タ5のレジスタの内容がデータバス経由でFIFOレジ
スタ6に取り込まれることになる。即ち、タイミング信
号発生回路7は、基準クロック信号をカウントして、カ
ウント開始から所定のタイミング(カウント開始よりx
クロック目)でタイミング信号をFIFOレジスタ6に
与え、カウントをリセットしてその後タイミング信号発
生をxクロック目に繰り返すように設定される。
【0037】次に、モード選択のためのMODE0端子
が”L”論理レベルに切り換えられ、これによりデータ
バス分離回路8が動作してデータバス3が端子4と切り
離され、高速テストモードに切り換わる(ステップST
3)。高速テストモードではマイクロコンピュータは通
常テストモードのときよりも高速で動作し、ステップS
T2において既に読み出し可能状態となっているカウン
タ5の内容がデータバス3を介して、同様にステップS
T2で設定された所定のテストのタイミング(基準クロ
ックを数えてxパルス目)でFIFOレジスタ6に保持
され、n段のFIFOレジスタ6がn回分のデータを保
持するまでデータ収集が継続される(ステップST
4)。図3に示したように、FIFOレジスタ6はn回
データを保持すると、データ収集の完了を示すFIFO
レジスタオーバーフロー信号を発生する。このFIFO
レジスタオーバーフロー信号がマイクロコンピュータの
外部に送信されると、外部に設けられた制御装置は、マ
イクロコンピュータの高速テストモードを通常テストモ
ードに切り換える。これにより、マイクロコンピュータ
内のデータバス分離回路8がオフして、データバス3と
端子4が再び接続される(ステップST5)。最後に、
制御装置は、FIFOレジスタ6の内容を読み出し、カ
ウンタ5の動作が正常であるか否かをテストする(ステ
ップST6)。
【0038】図5は以上示したこの実施例によるマイク
ロコンピュータのテスト回路の動作における信号の一例
を示すタイミング図である。図5に示す例では、基準ク
ロックの1パルスが印加された後、反転Read信号端
子が”L”論理レベルに設定されて、カウンタ5が読み
出し可能状態となり、この時のカウンタ5のデータがデ
ータバス上に存在するようになる。また、タイミング信
号は2パルス目にデータを取り込むようにタイミング信
号発生回路7から生成されており、従って、データバス
の内容は、マイクロコンピュータが実際に動作できる速
度で基準クロックの1パルスおきにFIFOレジスタ6
に取り込まれることとなる。これにより、テスト環境に
影響されずに高速動作で周辺装置の機能テストを実行で
きる。
【0039】尚、好ましくは、テスト回路のタイミング
信号発生回路7は、テストのタイミングを規定する複数
の設定値x1 ,x2 ,…xm を記憶し得るFIFOレジ
スタを備えていてもよい。この場合、任意の複数の保持
タイミングを設定することができる。
【0040】実施例2.図6はこの発明の第2の実施例
によるマイクロコンピュータのテスト回路の構成を示す
ブロック図であり、図において、図1と同一の参照符号
は同図と同一の構成要素を示しており、9はアドレス発
生のためのアドレス用FIFOレジスタ(アドレス指定
手段)、10はアドレス切り換えのためのアドレス用タ
イミング信号発生回路(アドレス指定手段)、11はア
ドレスバス分離回路である。
【0041】この実施例によるテスト回路は、テストす
るマイクロコンピュータの周辺装置のレジスタ等のアド
レスをマイクロコンピュータ内部で発生するように構成
されている。上記実施例1によるテスト回路は、テスト
したい周辺装置のレジスタのアドレスをマイクロコンピ
ュータの外部から入力するように構成されており、複数
のレジスタの内容を高速テストモードでFIFOレジス
タ6に保持するには、アドレスの指定を高速で切り換え
なければならない。しかしながら、実施例1の構成で
は、外部から直接アドレスを切り換えることは配線のイ
ンダクタンス及び容量等の影響から動作速度におのずと
制限が生じ高速処理は難しい。この問題を解決するため
に、この実施例によるテスト回路は、読み出したい周辺
装置のレジスタのアドレスを格納するためのアドレス用
FIFOレジスタ9を備えており、テスト開始前に複数
のレジスタのアドレスがこのアドレス用FIFOレジス
タ9に書き込まれるように構成されている。
【0042】次に動作について説明する。以下、1つの
2ビットカウンタA(図示せず)とカウンタAに関連し
て動作するレジスタB(図示せず)との機能テストを例
に説明する。カウンタAは2ビットカウンタであり、ス
タートビット(レジスタBのビット0)に1を書き込む
とダウンカウントをスタートし、オーバーフローすると
レジスタBのビット1が0から1になるとともにカウン
トは停止し、レジスタBのビット0は1から0になるよ
うに構成されている。従って、テスト項目は、カウンタ
Aのカウント値とオーバーフロー時のレジスタBのビッ
ト0及びビット1の値である。以下動作について図7に
示すこの実施例によるテスト回路の動作を示すフローチ
ャートを参照しながら説明する。
【0043】まず、この実施例によるテスト回路を含む
マイクロコンピュータの反転RESET信号端子が”
L”論理レベルから”H”論理レベルに切り換わると共
に、モード選択のための2つのMODE0及びMODE
1端子の両方が”H”論理レベルに設定されると、マイ
クロコンピュータは周辺装置を外部からテストする通常
テストモードで動作を開始する(ステップST11)。
この際、マイクロコンピュータ内部では、CPUがデー
タバス及びアドレスバスとから切り離され、マイクロコ
ンピュータのタイマ等の周辺装置(この実施例ではカウ
ンタA及びレジスタB)を外部から直接制御できるよう
に設定される。次に、上記したようにタイマと同等の機
能を有するタイミング信号発生回路7のレジスタに設定
値xをマイクロコンピュータの外部から書き込み、テス
トするカウンタ5のアドレスを外部よりマイクロコンピ
ュータに与え、反転Read信号をマイクロコンピュー
タに印加してカウンタ5を読み出し可能状態にするとと
もに、カウンタA及びレジスタBのアドレスをアドレス
用FIFOレジスタ9に書き込み、アドレス用タイミン
グ信号発生回路10のレジスタにアドレス切り換えタイ
ミングの設定値yを書き込む(ステップST12)。
【0044】アドレス用タイミング信号発生回路10の
設定値yは、FIFOレジスタ6の保持タイミングと同
様に、外部より入力する基準クロック信号のy(yは整
数)クロック目、即ちテスト開始からの所望するアドレ
ス切換のタイミングを意味しており、この設定によりy
クロック目において機能レジスタのアドレス指定が切り
替わり、これに応じて対応する機能レジスタのデータが
データバス経由でFIFOレジスタ6に取り込まれるこ
とになる。即ち、アドレス用タイミング信号発生回路1
0は、基準クロック信号をカウントして、カウント開始
から所定のタイミング(カウント開始よりyクロック
目)でタイミング信号をアドレス用FIFOレジスタ9
に与え、カウントをリセットしてその後アドレス切換の
タイミング信号発生をyクロック目に繰り返すように設
定される。また、上記したように、タイミング信号発生
回路7は、基準クロック信号をカウントして、カウント
開始から所定のタイミング(カウント開始よりxクロッ
ク目)でタイミング信号をFIFOレジスタ6に与え、
カウントをリセットしてその後データ取り込みのための
タイミング信号発生をxクロック目に繰り返すように設
定される。従って、通常、設定値xと設定値yとは等し
い。
【0045】次に、モード選択のためのMODE0端子
が”L”論理レベルに切り換えられ、これによりデータ
バス分離回路8が動作してデータバス3と端子4とが切
り離され、さらに、アドレスバス分離回路11が動作し
てアドレスバス1と端子2とが切り離され、高速テスト
モードに切り換わる(ステップST13)。高速テスト
モードではマイクロコンピュータは高速で動作し、ステ
ップST12において既に読み出し可能状態となってい
るカウンタA又はレジスタB(アドレスに応じてどちら
かが選択される)の内容がデータバス3を介して、同様
にステップST12で設定された所定のテストのタイミ
ング(基準クロックを数えてxパルス目)でその都度指
定されているアドレスの機能レジスタ、即ちカウンタA
又はレジスタBのデータがFIFOレジスタ6に保持さ
れ、n段のFIFOレジスタ6がn回分のデータを保持
するまでデータ収集が継続される(ステップST1
4)。図3に示したように、FIFOレジスタ6はn回
データを保持すると、データ収集の完了を示すFIFO
レジスタオーバーフロー信号を発生する。このFIFO
レジスタオーバーフロー信号がマイクロコンピュータの
外部に送信されると、外部に設けられた制御装置は、マ
イクロコンピュータの高速テストモードを通常テストモ
ードに切り換える。これにより、マイクロコンピュータ
内のデータバス分離回路8及びアドレスバス分離回路1
1がオフして、データバス3と端子4、及びアドレスバ
ス1と端子2が再び接続される(ステップST15)。
最後に、制御装置はFIFOレジスタ6の内容を読み出
し、カウンタA及びレジスタBの動作が正常であるか否
かをテストする(ステップST16)。
【0046】図8は以上示したこの実施例によるマイク
ロコンピュータのテスト回路の動作における信号の一例
を示すタイミング図である。図8に示す例では、基準ク
ロックの1パルスが印加された後、反転Write信号
端子が”L”論理レベルに設定されて、アドレス用FI
FOレジスタ9にアドレスが書き込まれる。さらに、レ
ジスタBの0ビットに1が書き込まれ、MODE0端子
に印加される信号のレベルが”L”論理レベルに移行し
て、テストモードが高速テストモードに切り換わるとと
もにアドレスバスの制御が外部からアドレス用FIFO
レジスタ9に切り換わる。高速テストモードに移行した
当初は、アドレスバス用FIFOレジスタから出力され
るアドレス指定は”0FF0(16進数)”であり、カ
ウンタAが読み出し可能状態となっている。カウンタA
は、図8から明らかなように、高速テストモード時の基
準クロックの1/4周期で動作しており、同様にタイミ
ング信号発生回路10は、高速テストモードに切り替わ
った時点から、この1/4クロックの周期でアドレス切
り換え信号をアドレス用FIFOレジスタ9に出力して
いる。この結果、アドレス指定が切り替わり、この時の
機能レジスタのデータがデータバス上に存在するように
なる。また、FIFOレジスタ6のデータ保持のための
タイミング信号はアドレスバス切換信号発生直後にタイ
ミング信号発生回路7から生成されており、従って、デ
ータバスの内容は、マイクロコンピュータが実際に動作
できる高速度で基準クロックの3パルスおきにFIFO
レジスタ6に取り込まれることとなる。図8に示す例で
は、例えば4パルス目のアドレスバス切り換え信号によ
って、アドレスが”0FF1”に切り替わり、レジスタ
Bが読み出し可能状態となり、この時のレジスタBの内
容であるバイナリデータ(0010)がFIFOレジス
タ6の1段目に保持される。
【0047】これにより、テスト環境に影響されずに高
速動作で周辺装置の機能テストを実行でき、さらに複数
の周辺装置の機能レジスタの内容を高速で保持してテス
トすることが可能となる。
【0048】尚、好ましくは、テスト回路のタイミング
信号発生回路7は、それぞれテストのタイミングを規定
する複数の設定値x1 ,x2 ,…xm を記憶し得るFI
FOレジスタを備えていてもよい。この場合、任意の複
数の保持タイミングを設定することができる。
【0049】実施例3.図9はこの発明の第3の実施例
によるマイクロコンピュータのテスト回路の構成を示す
ブロック図であり、図において、図1と同一の参照符号
は同図と同一の構成要素を示しており、12はマイクロ
コンピュータの内部RAM、13は内部RAM12のア
ドレスを順番に発生するRAMアドレス発生回路、14
はアドレスバスまたはRAMアドレス発生回路13のい
ずれかのアドレス発生源を選択して内部RAM12に接
続して、アドレス信号を内部RAM12のアドレスデコ
ーダに伝える切換回路である。即ち、切換回路14は高
速テストモード時にRAMアドレス発回路13と接続さ
れるように構成されている。内部RAM12では、通
常、アドレスバス1によりRAMの番地が指定され、反
転Read信号でRAMに格納されているデータが読み
出され、反転Write信号で指定した番地にデータが
書き込まれるように構成されている。この実施例による
テスト回路は、実施例1で示したn段のFIFOレジス
タ6の代わりに、マイクロコンピュータ内蔵の内部RA
M12を利用してデータバスの内容を保持できるように
構成したものである。
【0050】次に動作について説明する。以下動作につ
いて図10に示すこの実施例によるテスト回路の動作を
示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0051】実施例1と同様に、この実施例によるテス
ト回路を含むマイクロコンピュータの反転RESET信
号端子が”L”論理レベルから”H”論理レベルに切り
換わると共に、モード選択のための2つのMODE0及
びMODE1端子の両方が”H”論理レベルに設定され
ると、マイクロコンピュータは周辺装置を外部からテス
トする通常テストモードで動作を開始する(ステップS
T21)。この際、マイクロコンピュータ内部では、C
PUがデータバス及びアドレスバスとから切り離され、
マイクロコンピュータのタイマ等の周辺装置(実施例1
と同様に例えばカウンタ)を外部から直接制御できるよ
うに設定される。次に、上記したようにタイマと同等の
機能を有するタイミング信号発生回路7のレジスタに設
定値xをマイクロコンピュータの外部から書き込み、テ
ストするカウンタのアドレスを外部よりマイクロコンピ
ュータに与え、反転Read信号をマイクロコンピュー
タに印加してカウンタを読み出し可能状態にする(ステ
ップST22)。タイミング信号発生回路7の設定値x
は、外部より入力する基準クロック信号のx(xは整
数)クロック目、即ちテスト開始からの所望するテスト
のタイミングを意味しており、この設定によりxクロッ
ク目におけるカウンタのレジスタの内容がデータバス経
由で内部RAM12に取り込まれることになる。即ち、
タイミング信号発生回路7は、基準クロック信号をカウ
ントして、カウント開始から所定のタイミング(カウン
ト開始よりxクロック目)でタイミング信号をRAMア
ドレス発生回路13及び内部RAM12に与え、カウン
トをリセットしてその後タイミング信号発生をxクロッ
ク目に繰り返すように設定される。
【0052】次に、モード選択のためのMODE0端子
が”L”論理レベルに切り換えられ、これによりデータ
バス分離回路8が動作してデータバス3が端子4と切り
離され、高速テストモードに切り換わる(ステップST
23)。高速テストモードに切り換わると、内部RAM
12は切換回路14によってアドレスバス1から切り離
されるとともに、反転Write信号に対して応答しな
くなる。高速テストモードではマイクロコンピュータは
高速で動作し、ステップST22において既に読み出し
可能状態となっているカウンタの内容がデータバス3を
介して、同様にステップST22で設定された所定のテ
ストのタイミング(基準クロックを数えてxパルス目)
で内部RAM12に保持され、内部RAM12が所定の
数のデータを保持するまでデータ収集が継続される(ス
テップST24)。
【0053】上記したように、実施例1のタイミング信
号でシフトしてデータを格納していくのに対して、この
実施例による内部RAM12はタイミング信号に応答し
てRAMのアドレスをインクリメントしていく。例え
ば、”00(16進数)”番地から”01”,”02”
…と格納するアドレス番地を変えていく。そして、内部
RAM12は所定数のデータ、例えば”00(16進
数)”番地から”FF”番地にデータを保持すると、デ
ータ収集の完了を示すRAMオーバーフロー信号を発生
する。このRAMオーバーフロー信号がマイクロコンピ
ュータの外部に送信されると、外部に設けられた制御装
置は、マイクロコンピュータの高速テストモードを通常
テストモードに切り換える。これにより、マイクロコン
ピュータ内のデータバス分離回路8がオフして、データ
バス3と端子4が再び接続される(ステップST2
5)。最後に、制御装置は、内部RAM12の内容を読
み出し、カウンタの動作が正常であるか否かをテストす
る(ステップST26)。
【0054】上記実施例1によるテスト回路は、FIF
Oレジスタ6をテスト専用回路として含む必要があっ
た。一方、マイクロコンピュータチップの面積を大きく
するとコストが高くつくので、できるだけチップ寸法を
小さくする必要がある。従って、FIFOレジスタ6の
段数は小さい方がコストの面から望ましい。これに対し
て、この実施例によるテスト回路は、通常他の目的のた
めにマイクロコンピュータに内蔵された内部RAM12
をテストモードにおいても使用し、テストのためにデー
タを保持するように構成されたので、マイクロコンピュ
ータチップの面積を大きくすることなく多数のデータを
保持できる効果がある。
【0055】実施例4.図11はこの発明の第4の実施
例によるマイクロコンピュータのテスト回路の構成を示
すブロック図であり、図において、図9と同一の参照符
号は同図と同一の構成要素を示しており、15はデュア
ルポートRAM、17及び18はデュアルポートRAM
15を外部の制御装置と接続するための端子である。こ
の実施例によるテスト回路は、上記実施例3の内部RA
M12の代わりにデュアルポートRAM15を備えたも
のである。
【0056】次に動作について説明する。以下動作につ
いて図12に示すこの実施例によるテスト回路の動作を
示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0057】実施例3と同様に、この実施例によるテス
ト回路を含むマイクロコンピュータの反転RESET信
号端子が”L”論理レベルから”H”論理レベルに切り
換わると共に、モード選択のための2つのMODE0及
びMODE1端子の両方が”H”論理レベルに設定され
ると、マイクロコンピュータは周辺装置を外部からテス
トする通常テストモードで動作を開始する(ステップS
T31)。この際、マイクロコンピュータ内部では、C
PUがデータバス及びアドレスバスとから切り離され、
マイクロコンピュータのタイマ等の周辺装置(実施例3
と同様に例えばカウンタ)を外部から直接制御できるよ
うに設定される。次に、上記したようにタイマと同等の
機能を有するタイミング信号発生回路7のレジスタに設
定値xをマイクロコンピュータの外部から書き込み、テ
ストするカウンタのアドレスを外部よりマイクロコンピ
ュータに与え、反転Read信号をマイクロコンピュー
タに印加してカウンタを読み出し可能状態にする(ステ
ップST32)。タイミング信号発生回路7の設定値x
は、外部より入力する基準クロック信号のx(xは整
数)クロック目、即ちテスト開始からの所望するテスト
のタイミングを意味しており、この設定によりxクロッ
ク目におけるカウンタのレジスタの内容がデータバス経
由でデュアルポートRAM15に取り込まれることにな
る。即ち、タイミング信号発生回路7は、基準クロック
信号をカウントして、カウント開始から所定のタイミン
グ(カウント開始よりxクロック目)でタイミング信号
をRAMアドレス発生回路13及びデュアルポートRA
M15に与え、カウントをリセットしてその後タイミン
グ信号発生をxクロック目に繰り返すように設定され
る。
【0058】次に、モード選択のためのMODE0端子
が”L”論理レベルに切り換えられ、これによりデータ
バス分離回路8が動作してデータバス3が端子4と切り
離され、高速テストモードに切り換わる(ステップST
33)。高速テストモードに切り換わると、デュアルポ
ートRAM15は切換回路14によってアドレスバス1
から切り離されるとともに、反転Write信号に対し
て応答しなくなる。高速テストモードではマイクロコン
ピュータは高速で動作し、ステップST32において既
に読み出し可能状態となっているカウンタの内容がデー
タバス3を介して、同様にステップST32で設定され
た所定のテストのタイミング(基準クロックを数えてx
パルス目)でデュアルポートRAM15のm番地に保持
される(ステップST34)。データが保持されたのと
同時に(タイミングを遅らせて)、外部に設けられた制
御装置よりデュアルポートRAM15のm番地のデータ
を読み取り、テストの結果(NG(no good )か否か)
を判定する(ステップST35)。
【0059】次に、デュアルポートRAM15が所定の
数のデータを保持したか否かを判定し(ステップST3
6)、もし、データが所定の数に到達していないのなら
ばmをインクリメントして(ステップST37)、ステ
ップST34に戻り、データ収集を継続して実行し、例
えば、デュアルポートRAM15の”00(16進
数)”番地から”FF”番地にデータを格納するのに並
行して上記テスト結果の判定動作をも実行する。このよ
うにして、高速テストモード中でもマイクロコンピュー
タ内部の動作とは同期せずに、且つ動作速度に関係な
く、データをデュアルポートRAM15に格納するのと
並行してデータを外部へ読み出してテストできる。これ
に対して、上記した実施例1から3によるテスト回路は
全て、全データを格納した後テストモードを通常テスト
モードに切り換えてデータを読み出し、テスト結果を得
るように構成されていた。従って、この実施例によるテ
スト回路によれば、より早くテスト結果を知ることがで
き、テスト時間を短縮する効果がある。
【0060】実施例5.図13はこの発明の第5の実施
例によるマイクロコンピュータのテスト回路の構成を示
すブロック図であり、図において、図1と同一の参照符
号は同図と同一の構成要素を示しており、16は高速テ
ストモード時にデータバス3の内容とFIFOレジスタ
6の内容を比較する比較回路(比較手段)である。
【0061】上記実施例1から実施例4によるテスト回
路は、マイクロコンピュータ外部に設けられた図示して
いない制御装置に制御されて、テストしたい周辺装置の
レジスタの状態変化をデータバスを経由してFIFOレ
ジスタ,内部RAM又はデュアルポートRAMに格納
し、格納後又は格納中にマイクロコンピュータ外部の制
御装置によってFIFOレジスタ等に格納された内容が
読み出されてテストされる。この場合、制御装置は、テ
スト結果を判定するべく、読み出した内容の値と比較す
る期待値を格納しているロジックテスタを含んでいる。
一般に、ロジックテスタがテストする集積回路に対して
所定の入力パターンを与えると、集積回路はその入力に
反応して何らかの結果を出力する。この際、集積回路で
の動作が正常であるか否かは、集積回路の出力パターン
が、所定の入力パターンを与えた際に期待される所定の
期待値通りになるか否かをもって判断するように構成さ
れている。これに対して、この実施例によるテスト回路
は、テスト対象であるマイクロコンピュータの周辺装置
の期待される出力の期待値をFIFOレジスタ6に予め
格納するように構成されており、比較回路16は、周辺
装置のレジスタの内容と、FIFOレジスタ6に書き込
まれた期待値とをタイミング信号発生回路7からタイミ
ング信号が発生された際に比較してその判定結果を出力
するように構成されている。従って、上記実施例1から
実施例4と異なりFIFOレジスタ6は、テストしたい
周辺装置のレジスタの状態変化を格納するものではな
い。
【0062】次に動作について説明する。以下動作につ
いて図14に示すこの実施例によるテスト回路の動作を
示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0063】実施例1と同様に、この実施例によるテス
ト回路を含むマイクロコンピュータの反転RESET信
号端子が”L”論理レベルから”H”論理レベルに切り
換わると共に、モード選択のための2つのMODE0及
びMODE1端子の両方が”H”論理レベルに設定され
ると、マイクロコンピュータは周辺装置を外部からテス
トする通常テストモードで動作を開始する(ステップS
T41)。この際、マイクロコンピュータ内部では、C
PUがデータバス及びアドレスバスとから切り離され、
マイクロコンピュータのタイマ等の周辺装置(実施例1
と同様に例えばカウンタ)を外部から直接制御できるよ
うに設定される。次に、テストするカウンタのn個の期
待値を予めFIFOレジスタ6に書き込むと共に、上記
したようにタイマと同等の機能を有するタイミング信号
発生回路7のレジスタに設定値xをマイクロコンピュー
タの外部から書き込み、テストするカウンタのアドレス
を外部よりマイクロコンピュータに与え、反転Read
信号をマイクロコンピュータに印加してカウンタを読み
出し可能状態にする(ステップST42)。タイミング
信号発生回路7の設定値xは、外部より入力する基準ク
ロック信号のx(xは整数)クロック目、即ちテスト開
始からの所望するテストのタイミングを意味しており、
この設定によりxクロック目におけるカウンタのレジス
タの内容がデータバス上に出現して比較回路16に取り
込まれるとともに、FIFOレジスタ6から順番に期待
値が比較回路16に入力される。タイミング信号発生回
路7は、基準クロック信号をカウントして、カウント開
始から所定のタイミング(カウント開始よりxクロック
目)でタイミング信号をFIFOレジスタ6に与え、カ
ウントをリセットしてその後タイミング信号発生をxク
ロック目に繰り返すように設定される。
【0064】次に、モード選択のためのMODE0端子
が”L”論理レベルに切り換えられ、これによりデータ
バス分離回路8が動作してデータバス3が端子4と切り
離され、高速テストモードに切り換わる(ステップST
43)。高速テストモードではマイクロコンピュータは
高速で動作し、ステップST42において既に読み出し
可能状態となっているカウンタの内容がデータバス3を
介して比較回路16に入力され、同様にステップST4
2で設定された所定のテストのタイミング(基準クロッ
クを数えてxパルス目)でFIFOレジスタ6から期待
値が比較回路16に入力され、xクロック目の期待値と
xクロック目の状態変化とが比較され判定結果が出力さ
れる(ステップST44)。データが期待値と一致して
いない場合、比較回路16は外部に判定結果としてNG
信号を出力し、データが期待値と一致している場合、比
較回路16は外部にGood信号を出力する。次に、n
段のFIFOレジスタ6に予め書き込まれたn個の期待
値について全てn個のデータと比較したかを判定して
(ステップST45)、比較が終了していないならばス
テップST44に戻り、n回分全て比較を終了するまで
上記ルーチンを継続する。従って、この実施例によるテ
スト回路によれば、より早くテスト結果を知ることがで
き、テスト時間を短縮する効果がある。
【0065】実施例6.図15はこの発明の第6の実施
例によるマイクロコンピュータのテスト回路の一部の構
成を示すブロック図であり、図において、17から19
はテストの対象となる分周器の各分周段としての1/2
分回路、20はテストレジスタ、21及び22はインバ
ータである。この実施例によるテスト回路の主要部は、
図1に示す実施例1と同様な構成を有している。また、
図15に示すように、テストレジスタ20は4ビットレ
ジスタであり、その4つの入力端子は分周器の4つの動
作チェックポイントに接続されており、その出力端子は
データバス3に接続されており、テストレジスタ20の
4ビットのバイナリデータはデータバス3を介してFI
FOレジスタ6に入力され得る。テスト対象の周辺装置
である分周器は、3段の1/2分周回路17〜19から
構成されており、分周される入力信号INはインバータ
21を介して1段目の1/2分周回路17に入力され、
2段目及び3段目の1/2分周回路18及び19を経
て、インバータ22から出力信号OUTとして出力され
る。1段目の1/2分周回路17の入力側はテストレジ
スタの最上位ビット21に接続されており、2段目の1
/2分周回路18の入力側はテストレジスタの上位から
2番目のビット22に接続されており、3段目の1/2
分周回路19の入力側はテストレジスタの上位から3番
目のビット23に接続されており、3段目の1/2分周
回路19の出力側はテストレジスタの最下位ビット24
に接続されている。
【0066】次に動作について説明する。主要な動作は
実施例1によるテスト回路の動作と同様であるので、こ
こでは、実施例1と異なる部分についてのみ記載するこ
ととする。また、以下動作について図16に示す信号の
タイミング図を参照しながら説明する。
【0067】テスト対象となっている分周器のテストレ
ジスタ20のアドレスが高速テストモードにスイッチす
る前に指定され、テストレジスタ20の4ビットのバイ
ナリデータが読み出し可能状態となる。図15に示した
3段の1/2分周回路17〜19から構成される分周器
に図16の一番上に示す入力信号INを入力した場合、
もし各分周回路が正常に動作しているならば、テストレ
ジスタ20の4つのビットへ入力する信号は図16の上
から2番目〜5番目に示したようになる。即ち、入力信
号INがインバータ21により反転された信号、この反
転信号が1/2に分周された信号、さらに1/4に分周
された信号、さらに1/8に分周された信号がテストレ
ジスタ20に入力される。この際、図16の一番下に示
すタイミング信号が図1のタイミング信号発生回路7か
ら発生されると、FIFOレジスタ6にタイミング信号
が発生した時のテストレジスタ20の4ビットのバイナ
リデータが取り込まれる。従って、図16に示す例で
は、(0,0,0,0)、(1,1,1,1)、(0,
1,1,1)、(1,0,1,1)、(0,0,1,
1)…という順番でバイナリデータがFIFOレジスタ
6に格納されることになる。格納されたデータは、実施
例1と同様に、マイクロコンピュータの外部に設けられ
た制御装置に読み出されて、テスト対象である周辺装置
が正常に動作したか否かが判定される。
【0068】このように、この実施例によるテスト回路
は、複雑な回路構成を有する分周器等のマイクロコンピ
ュータ内蔵の周辺装置の動作を、周辺装置を構成する回
路の複数の動作チェックポイントにおける信号の変化を
テストレジスタに保持することにより、高速テストモー
ドで読み出しテストすることができる。
【0069】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、マイクロコンピュータのテスト時に、マイクロコン
ピュータの外部より印加された基準クロック信号に応答
して所定のタイミングで信号を発生する信号発生手段
と、マイクロコンピュータのデータバス上に出現してい
るデータを信号発生手段により発生された信号に応答し
て格納すべく構成され、且つ、マイクロコンピュータの
外部より格納データが読み取られるように構成されたデ
ータ格納手段とを備えるように構成したので、マイクロ
コンピュータの動作速度を低下させることなくマイクロ
コンピュータの機能テストを行うことができる効果があ
る。
【0070】請求項2の発明によれば、データ格納手段
は、複数のデータを格納可能な複数段のFIFOレジス
タを含むように構成したので、簡易な構成を有するFI
FOレジスタを用いて、マイクロコンピュータの動作速
度を低下させることなくマイクロコンピュータの機能テ
ストを行うことができる効果がある。
【0071】請求項3の発明によれば、データ格納手段
は、マイクロコンピュータの内部RAMを含むように構
成したので、FIFOレジスタと比較して、保持できる
データ量が豊富でコストが低いという効果がある。
【0072】請求項4の発明によれば、データ格納手段
は、マイクロコンピュータのデータバスを介さずにマイ
クロコンピュータの外部から直接データを読み取るため
の出力端子を少なくとも有するデュアルポートRAMを
含むように構成したので、テストに要する時間を短縮で
きる効果がある。
【0073】請求項5の発明によれば、テスト時に基準
クロック信号に応答して、マイクロコンピュータに内蔵
された複数の周辺装置のアドレスを順次指定するアドレ
ス指定手段をさらに備えるように構成したので、マイク
ロコンピュータの複数の機能のテストを高速で実行でき
る効果がある。
【0074】請求項6の発明によれば、信号発生手段に
より発生された信号に応答して、マイクロコンピュータ
内蔵の所定の周辺装置の複数の動作チェックポイントに
おける動作状態を示すデータを一時的に格納すべく構成
され、且つ、テスト時にマイクロコンピュータの外部よ
り予めアドレス指定された一時データ格納手段をさらに
備えるように構成したので、マイクロコンピュータの動
作速度を低下させることなくマイクロコンピュータの機
能テストを行うことができる上に、複雑な構成を有する
周辺装置の機能をテストできる効果がある。
【0075】請求項7の発明によれば、マイクロコンピ
ュータのテスト時に、マイクロコンピュータの外部より
印加された基準クロック信号に応答して所定のタイミン
グで信号を発生する信号発生手段と、テスト時にマイク
ロコンピュータの内部データバス上に出現することが期
待されるデータを予め格納するデータ格納手段と、信号
発生手段により発生された信号に応答して、マイクロコ
ンピュータのデータバス上に出現しているデータとデー
タ格納手段に格納された対応するデータとを比較して比
較結果を外部に出力する比較手段とを備えるように構成
したので、マイクロコンピュータの動作速度を低下させ
ることなくマイクロコンピュータの機能テストを行うこ
とができる上に、テストに要する時間を短縮できる効果
がある。
【0076】請求項8の発明によれば、データ格納手段
は、複数のデータを格納可能な複数段のFIFOレジス
タを含むように構成したので、簡易な構成を有するFI
FOレジスタを用いて、マイクロコンピュータの動作速
度を低下させることなくマイクロコンピュータの機能テ
ストを行うことができ、テストに要する時間を短縮でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1によるマイクロコンピュ
ータのテスト回路の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施例1によるマイクロコンピュ
ータの入出力信号を示す図である。
【図3】 この発明の実施例1によるマイクロコンピュ
ータ内蔵のテスト回路のFIFOレジスタ及びタイミン
グ信号発生回路の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施例1によるマイクロコンピュ
ータのテスト回路の動作を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施例1によるマイクロコンピュ
ータのテスト回路の動作における信号のタイミング図で
ある。
【図6】 この発明の実施例2によるマイクロコンピュ
ータのテスト回路の構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施例2によるマイクロコンピュ
ータのテスト回路の動作を示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施例2によるマイクロコンピュ
ータのテスト回路の動作における信号を示すのタイミン
グ図である。
【図9】 この発明の実施例3によるマイクロコンピュ
ータのテスト回路の構成を示すブロック図である。
【図10】 この発明の実施例3によるマイクロコンピ
ュータのテスト回路の動作を示すフローチャートであ
る。
【図11】 この発明の実施例4によるマイクロコンピ
ュータのテスト回路の構成を示すブロック図である。
【図12】 この発明の実施例4によるマイクロコンピ
ュータのテスト回路の動作を示すフローチャートであ
る。
【図13】 この発明の実施例5によるマイクロコンピ
ュータのテスト回路の構成を示すブロック図である。
【図14】 この発明の実施例5によるマイクロコンピ
ュータのテスト回路の動作を示すフローチャートであ
る。
【図15】 この発明に実施例6によるマイクロコンピ
ュータのテスト回路の構成を示すブロック図である。
【図16】 この発明の実施例6によるマイクロコンピ
ュータのテスト回路の動作における信号のタイミング図
である。
【図17】 従来のマイクロコンピュータの一例を示す
ブロック図である。
【図18】 従来のマイクロコンピュータのテスト回路
の一例を示すブロック図である。
【図19】 従来のマイクロコンピュータのテスト回路
の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
3 データバス、6 FIFOレジスタ(データ格納手
段)、7 タイミング信号発生回路(信号発生手段)、
9 アドレス用FIFOレジスタ(アドレス指定手
段)、10 アドレス用タイミング信号発生回路(アド
レス指定手段)、12 内部RAM、15 デュアルポ
ートRAM、16 比較回路(比較手段)、20 テス
トレジスタ(一時データ格納手段)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロコンピュータに内蔵されたマイ
    クロコンピュータのテスト回路において、前記マイクロ
    コンピュータのテスト時に、外部より印加された基準ク
    ロック信号に応答して所定のタイミングで信号を発生す
    る信号発生手段と、前記マイクロコンピュータのデータ
    バス上に出現しているデータを前記信号発生手段により
    発生された信号に応答して格納すべく構成され、且つ、
    前記マイクロコンピュータの外部より格納データが読み
    取られるように構成されたデータ格納手段とを備えたこ
    とを特徴とするマイクロコンピュータのテスト回路。
  2. 【請求項2】 前記データ格納手段は、複数のデータを
    格納可能な複数段のFIFOレジスタを含むことを特徴
    とする請求項1に記載のマイクロコンピュータのテスト
    回路。
  3. 【請求項3】 前記データ格納手段は、前記マイクロコ
    ンピュータの内部RAMを含むことを特徴とする請求項
    1に記載のマイクロコンピュータのテスト回路。
  4. 【請求項4】 前記データ格納手段は、前記マイクロコ
    ンピュータのデータバスを介さずに外部から直接データ
    を読み取るための出力端子を少なくとも有するデュアル
    ポートRAMを含むことを特徴とする請求項1に記載の
    マイクロコンピュータのテスト回路。
  5. 【請求項5】 前記テスト回路は、テスト時に前記基準
    クロック信号に応答して、前記マイクロコンピュータに
    内蔵された複数の周辺装置のアドレスを順次指定するア
    ドレス指定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項
    1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のマイクロ
    コンピュータのテスト回路。
  6. 【請求項6】 前記テスト回路は、前記信号発生手段に
    より発生された信号に応答して、前記マイクロコンピュ
    ータ内蔵の所定の周辺装置の複数の動作チェックポイン
    トにおける動作状態を示すデータを一時的に格納すべく
    構成され、且つ、テスト時に外部より予めアドレス指定
    された一時データ格納手段をさらに備えたことを特徴と
    する請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載
    のマイクロコンピュータのテスト回路。
  7. 【請求項7】 マイクロコンピュータに内蔵されたテス
    ト回路において、前記マイクロコンピュータのテスト時
    に、外部より印加された基準クロック信号に応答して所
    定のタイミングで信号を発生する信号発生手段と、テス
    ト時に前記マイクロコンピュータの内部データバス上に
    出現することが期待されるデータを予め格納するデータ
    格納手段と、前記信号発生手段により発生された信号に
    応答して、前記マイクロコンピュータのデータバス上に
    出現しているデータと前記データ格納手段に格納された
    対応するデータとを比較して比較結果を外部に出力する
    比較手段とを備えたマイクロコンピュータのテスト回
    路。
  8. 【請求項8】 前記データ格納手段は、複数のデータを
    格納可能な複数段のFIFOレジスタを含むことを特徴
    とする請求項7に記載のマイクロコンピュータのテスト
    回路。
JP6200773A 1994-08-25 1994-08-25 マイクロコンピュータのテスト回路 Pending JPH0863450A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6200773A JPH0863450A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 マイクロコンピュータのテスト回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6200773A JPH0863450A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 マイクロコンピュータのテスト回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0863450A true JPH0863450A (ja) 1996-03-08

Family

ID=16429944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6200773A Pending JPH0863450A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 マイクロコンピュータのテスト回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0863450A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7933735B2 (en) 2007-01-31 2011-04-26 Denso Corporation Semiconductor integrated circuit

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7933735B2 (en) 2007-01-31 2011-04-26 Denso Corporation Semiconductor integrated circuit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4930100A (en) Programmable pulse input/output processing unit having register types specified by instructions
JP2697574B2 (ja) 半導体メモリ装置
JPH08212101A (ja) 特定用途向け集積回路によって実施される命令プログラムの実行をテストするための方法、及びそのたの特定用途向け集積回路
KR930008042B1 (ko) 마이크로 콘트롤러 유닛
EP0408353A2 (en) Semiconductor integrated circuit
US6151692A (en) Integrated circuit having memory built-in self test (BIST) for different memory sizes and method of operation
US20030140289A1 (en) Dual port RAM
JPH0863450A (ja) マイクロコンピュータのテスト回路
US4408276A (en) Read-out control system for a control storage device
JP4214610B2 (ja) テスト回路
JP2753407B2 (ja) Icテストパターン発生装置
US6393542B1 (en) Electronic circuit system and interface circuit that compares read and write clock operations
KR0169789B1 (ko) 클럭주기가 다른 블럭들의 데이타 전송방법 및 회로
JPS63136814A (ja) デイジタル遅延回路
JPH0225567B2 (ja)
JP3233270B2 (ja) 半導体集積回路
JPH103401A (ja) マイクロコンピュータ
JP3281898B2 (ja) メモリ搭載半導体装置及びメモリテスト方法
JPH02306500A (ja) 半導体記憶装置のテスト回路
KR0164128B1 (ko) 저속의 외부 주변 장치를 위한 다수의 대기 상태 생성 장치
JPS6031641A (ja) ワンチツプマイクロコンピユ−タ
JPH09311160A (ja) 集積回路
JPH056698A (ja) ランダムアクセスメモリのテスト回路
JPH03222539A (ja) スタートビット検出回路
JP2002032355A (ja) マイクロコンピュータ