JPH09311160A - 集積回路 - Google Patents

集積回路

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JPH09311160A
JPH09311160A JP8130266A JP13026696A JPH09311160A JP H09311160 A JPH09311160 A JP H09311160A JP 8130266 A JP8130266 A JP 8130266A JP 13026696 A JP13026696 A JP 13026696A JP H09311160 A JPH09311160 A JP H09311160A
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signal
test
output
input
processing
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JP8130266A
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Naoya Kimura
直哉 木村
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリを含むASIC(特定用途向け集積回
路)等の集積回路において、メモリテスト回路での信号
のタイミングずれを生じない回路を構成する。 【解決手段】 入力信号INa〜INcは,FF(フリ
ップフロップ)12a〜12cでクロック信号CLKに
同期して保持され、ユーザロジック回路13に与えられ
る。ユーザロジック回路13の出力信号またはテスト用
信号TAD,TDT,TRWは、セレクタ14a〜14
cでテスト信号TSELに応じて選択され、FF15a
〜15cに与えられる。FF15a〜15cでクロック
信号CLKに同期して保持された信号は、RAM16に
与えられる。RAM16の出力信号は、FF17でクロ
ック信号CLKに同期して保持され、ユーザロジック回
路18へ与えられる。ユーザロジック回路18の出力信
号は、セレクタ19を介してFF20に与えられ、クロ
ック信号CLKに同期して出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、メモリを
有する特定用途向け集積回路(Application Specific I
ntegrated Circuit 、以下「ASIC」という)等の集
積回路、特にこの集積回路内のメモリのテスト回路構成
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ASICは、例えば全自動洗濯機やエア
コン等の特定の用途に限定して、必要な論理動作を行う
ように構成された集積回路である。特定の用途における
処理の高度化に従い、マイクロプロセッサやメモリを含
めて1つの集積回路に形成するASICも存在する。メ
モリを含むASICの場合、ASIC単体の製品検査に
おいてメモリ部分のテストを行う必要がある。しかし、
メモリ部分だけを取り出してテストをすることはできな
いので、予めASICの中にメモリのテスト回路を組み
込んでおかなければならない。図2は、従来のメモリを
有するASICの一例を示す概略の構成図である。この
図では、メモリのテスト回路部分が示されている。
【0003】このASICは、テストモード時にはテス
ト用アドレス信号TADが与えられ、非テストモードで
ある通常動作モード時には入力信号INaが与えられる
mビットの端子1aを有している。同様に、テストモー
ド時にはテスト用データ信号TDTが、通常動作モード
時には入力信号INbが与えられるnビットの端子1
b、及びテストモード時にはテスト用制御信号TRW
が、通常動作モード時には入力信号INcが与えられる
端子1cを有している。また、テストモードと通常動作
モードとの切り換え指定を行うためのテスト信号TSE
Lが入力される端子1dを有している。端子1a〜1c
は、ユーザロジック回路2に接続されている。ユーザロ
ジック回路2は、通常動作モード時における入力信号I
Na〜INcに応じて特定のディジタル処理を行う論理
回路である。ユーザロジック回路2は、処理結果に従っ
てメモリアクセスを行うためのmビットのアドレス端子
AD、nビットのデータ端子DT、及び制御端子RWを
有している。これらのアドレス端子AD、データ端子D
T、及び制御端子RWは、それぞれセレクタ3a,3
b,3cの入力端子Aに接続されている。セレクタ3a
〜3cの入力端子Bは、それぞれ端子1a〜1cに接続
されている。セレクタ3a〜3cの選択端子Sは、端子
1dに接続されている。セレクタ3a〜3cは、選択端
子Sに与えられるテスト信号TSELに応じて、入力端
子AまたはBに入力される信号の一方を選択して出力端
子Yに出力する回路である。
【0004】セレクタ3aの出力端子Yは、ランダムア
クセスメモリ(以下「RAM」という)4のアドレス端
子ADに接続されている。セレクタ3bの出力端子Y
は、RAM4のデータ入力端子DIに、セレクタ3cの
出力端子Yは、RAM4の制御端子RWにそれぞれ接続
されている。RAM4のnビットのデータ出力端子DO
は、ユーザロジック回路5に接続されている。ユーザロ
ジック回路5は、RAM4のデータ出力端子DOから出
力される信号に基づいて特定のディジタル処理を行う論
理回路である。ユーザロジック回路5の出力側は、セレ
クタ6の入力端子Aに接続されている。セレクタ6の入
力端子Bは、RAM4のデータ出力端子DOに接続され
ている。セレクタ6は、選択端子Sに与えられるテスト
信号TSELに応じて、入力端子AまたはBに入力され
る信号の一方を選択して出力端子Yに出力する回路であ
る。セレクタ6の出力端子Yから、nビットの出力信号
OUTが出力されるようになっている。
【0005】この様なASICは、全自動洗濯機等に組
み込まれた場合、テスト信号TSELを不活性化(オフ
状態)することにより、セレクタ3a〜3c,6で入力
端子A側が選択され、入力信号INa〜INcに基づい
て、ユーザロジック回路2,5による論理動作が行われ
る。一方、ASIC自体の製品検査において、このAS
IC内のRAM4の検査を独立して行う場合、テスト信
号TSELを活性化(オン状態)することにより、セレ
クタ3a〜3c,6の入力端子B側が選択される。そし
て、端子1a〜1cにテスト用アドレス信号TAD、テ
スト用データ信号TDT、及びテスト用制御信号TRW
を入力し、RAM4にテストデータを書き込み、更に書
き込んだ内容を読み出して出力信号OUTをチェックす
ることによりRAM4の良否を判定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ASICでは、次のような課題があり、これを解決する
ことが困難であった。図2のASICは、RAM4をテ
ストするために、セレクタ3a〜3c,6等の回路を集
積回路内に組み込んでいる。このテスト回路によって、
端子数が増加しないように、端子1a〜1cをテストモ
ード時のテスト用信号の入力と通常動作モード時の入力
信号の入力とで共用している。このため、ASIC内で
端子1a〜1cから、ユーザロジック回路2への配線
と、セレクタ3a〜3cの各入力端子Bへの配線とを必
要とする。特に後者の配線はユーザロジック回路2の周
囲を回るように配置されるので、配線長が長く、かつ不
均一になる。これにより、信号の遅延時間の増加と遅延
時間の不均一が生じ、ユーザロジック回路2及びRAM
4に与えられる各信号間のタイミングのずれが生じる。
同様にRAM4の出力側は、ユーザロジック回路5とセ
レクタ6へ接続されるので、RAM4の出力信号も、負
荷側の配線による遅延時間の増加と遅延時間の不均一が
生じ、ユーザロジック回路5に与えられる各信号間のタ
イミングのずれが生じる。本発明は、前記従来技術が持
っていた課題を解決し、テスト回路を付加しても各信号
間のタイミングにずれが生じないASIC等の集積回路
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、第1の発明は、ASIC等の集積回路において、入
力される複数ビットのデータ信号の論理処理を行い、処
理用アドレス信号、処理用データ信号及び処理用制御信
号を含む処理結果信号を出力する論理回路と、テスト用
アドレス信号、テスト用データ信号及びテスト用制御信
号を含むテスト用信号と、前記処理結果信号とが入力さ
れ、テストモード時には該テスト用信号を選択して出力
し、非テストモード時には該処理結果信号を選択して出
力する選択手段と、前記選択手段から出力される複数の
出力信号を入力し、クロック信号に同期して該複数の出
力信号を同一タイミングで出力するタイミング調整手段
と、前記タイミング調整手段から出力される前記処理用
制御信号または前記テスト用制御信号に従って、該タイ
ミング調整手段から出力される前記処理用アドレス信号
または前記テスト用アドレス信号によって指定された記
憶領域に、該タイミング調整手段から出力される前記処
理用データ信号または前記テスト用データ信号を書き込
み、あるいは該指定された記憶領域の内容を読み出す記
憶手段とを、半導体基板上に設けている。
【0008】第2の発明は、半導体基板上に形成された
ASIC等の集積回路において、テストモード時にはテ
スト用アドレス信号、テスト用データ信号及びテスト用
制御信号とを含むテスト用信号が入力され、非テストモ
ード時には複数ビットのデータ信号が入力される入力ノ
ードと、前記入力ノードに入力された複数ビットのデー
タ信号を入力し、クロック信号に同期して該複数ビット
のデータ信号を同一タイミングで出力する第1のタイミ
ング調整手段と、前記第1のタイミング調整手段の出力
信号に従って第1の論理処理を行い、処理用アドレス信
号と処理用データ信号と処理用制御信号とを含む第1の
処理結果信号を出力する第1の論理回路と、前記テスト
用信号と前記第1の処理結果信号とが入力され、前記テ
ストモード時には該テスト用信号を選択して出力し、前
記非テストモード時には該第1の処理結果信号を選択し
て出力する第1の選択手段と、前記第1の選択手段の複
数の出力信号を入力し、前記クロック信号に同期して該
第1の選択手段の複数の出力信号を同一タイミングで出
力する第2のタイミング調整手段とを、備えている。
【0009】更に、この集積回路には、前記第2のタイ
ミング調整手段から出力される前記テスト用制御信号ま
たは前記処理用制御信号に従って、該第2のタイミング
調整手段から出力される前記テスト用アドレス信号また
は前記処理用アドレス信号によって指定された記憶領域
に、該第2のタイミング調整手段から出力される前記テ
スト用データ信号または前記処理用データ信号を書き込
み、あるいは該指定された記憶領域の内容を読み出す記
憶手段と、前記記憶手段の複数の出力信号を入力し、前
記クロック信号に同期して該記憶手段の複数の出力信号
を同一タイミングで出力する第3のタイミング調整手段
と、前記第3のタイミング調整手段の出力信号に従って
第2の論理処理を行い、第2の処理結果信号を出力する
第2の論理回路と、前記第3のタイミング調整手段の出
力信号と前記第2の処理結果信号とが入力され、前記テ
ストモード時には該第3のタイミング調整手段の出力信
号を選択して出力し、前記非テストモード時には該第2
の処理結果信号を選択して出力する第2の選択手段と、
前記第2の選択手段の複数の出力信号を入力し、前記ク
ロック信号に同期して該第2の選択手段の複数の出力信
号を同一タイミングで出力する第4のタイミング調整手
段とが、設けられている。
【0010】第1の発明によれば、以上のように集積回
路を構成したので、次のような作用が行われる。論理回
路の処理結果信号とテスト用信号とが、選択手段に入力
される。選択手段において、テストモード時にはテスト
用信号が、非テストモード時には論理回路の処理結果信
号が選択されて、タイミング調整手段に与えられる。選
択手段から与えらた信号は、タイミング調整手段でクロ
ック信号に同期がとられ、同一タイミングで記憶手段に
対するアドレス信号、データ信号、及び制御信号として
出力される。第2の発明によれば、以上のように集積回
路を構成したので、次のような作用が行われる。テスト
モード時には、入力ノードに入力されたテスト用信号
は、第1の選択手段を介して第2のタイミング調整手段
に与えられる。テスト用信号は、クロック信号に同期し
て第2のタイミング調整手段に取り込まれ、同一タイミ
ングで記憶手段に対してアドレス信号、データ信号、及
び制御信号として与えられる。記憶手段から出力される
データ信号は、第3のタイミング調整手段によって、ク
ロック信号に同期して取り込まれ、第2の選択手段を介
して第4のタイミング調整手段に与えられる。更に、第
4のタイミング調整手段において、クロック信号による
同期がとられ、同一タイミングで出力信号として出力さ
れる。
【0011】非テストモード時には、入力ノードに入力
された複数ビットのデータ信号は、第1のタイミング調
整手段によって、クロック信号に同期して取り込まれ、
第1の論理回路に与えられる。第1の論理回路の処理結
果信号は、第1の選択手段を介して第2のタイミング調
整手段に与えられる。第2のタイミング調整手段におい
て、クロック信号に同期して取り込まれた第1の処理結
果信号は、同一タイミングで記憶手段に対してアドレス
信号、データ信号、及び制御信号として与えられる。記
憶手段から出力されるデータ信号は、第3のタイミング
調整手段によって、クロック信号に同期して取り込ま
れ、同一タイミングで第2の論理回路に与えられる。第
2の論理回路の処理結果信号は、第2の選択手段を介し
て第4のタイミング調整手段に与えられる。更に、第4
のタイミング調整手段において、クロック信号による同
期がとられ、同一タイミングで出力信号として出力され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
ASICの構成図である。このASICは、半導体基板
上に形成され、テストモードまたは非テストモードであ
る通常動作モードに応じて、テスト用アドレス信号TA
Dまたは入力信号INaが与えられるmビットの入力ノ
ード(例えば、端子)11aを有している。同様に、テ
ストモード時にはテスト用データ信号TDTが、通常動
作モード時には入力信号INbが与えられるnビットの
端子11b,及びテストモード時にはテスト用制御信号
TRWが、通常動作モード時には入力信号INcが与え
られる端子11cを有している。また、クロック信号C
LKが入力される端子11d及びテストモードと通常動
作モードの切り換え指定を行うためのテスト信号TSE
Lが入力される端子11eを有している。
【0013】端子11a,11b,11cは、それぞれ
タイミング調整手段{例えば、D型(遅延型)フリップ
フロップ、以下「FF」という}12a,12b,12
cの入力端子Dに接続されている。FF12a〜12c
の各クロック端子CKは、端子11dに接続されてい
る。FF12a〜12cは、クロック端子CKに与えら
れるクロック信号CLKに同期して、入力端子Dに与え
られる信号を読取り、同一タイミングで出力端子Qに出
力するものである。FF12a〜12cの各出力端子Q
は、論理回路(例えば、ユーザロジック回路)13に接
続されている。ユーザロジック回路13は、通常動作モ
ード時に入力信号INa〜INcに応じて特定のディジ
タル処理を行う論理回路であり、メモリアクセスを行う
ためのmビットのアドレス端子AD、nビットのデータ
端子DT、及び制御端子RWを有している。これらのア
ドレス端子AD、データ端子DT、及び制御端子RW
は、それぞれ選択手段(例えば、セレクタ)14a,1
4b,14cの入力端子Aに接続されている。セレクタ
14a〜14cの入力端子Bは、それぞれ端子11a〜
11cに接続されている。セレクタ14a〜14cの選
択端子Sは、端子11eに接続されている。セレクタ1
4a〜14cは、選択端子Sに与えられるテスト信号T
SELに応じて、入力端子AまたはBに入力される信号
の一方を選択して出力端子Yに出力する回路である。
【0014】セレクタ14a〜14cの各出力端子Y
は、FF15a,15b,15cの入力端子Dに接続さ
れている。FF15a〜15cの各クロック端子CK
は、端子11dに接続されている。FF15a〜15c
の各出力端子Qは、それぞれ記憶手段(例えば、RA
M)16のアドレス端子AD、データ入力端子DI、及
び制御端子RWに接続されている。RAM16は、制御
端子RWに与えられる制御信号S15cに従って、アド
レス端子ADに与えられる信号S15aで指定された記
憶領域に、データ入力端子DIに与えられる信号S15
bを書き込み、あるいは信号S15aで指定された記憶
領域の内容を読み出すメモリである。RAM16のnビ
ットのデータ出力端子DOは、FF17の入力端子Dに
接続されている。FF17のクロック端子CKは、端子
11dに接続されている。FF17の出力端子Qは、ユ
ーザロジック回路18に接続されている。
【0015】ユーザロジック回路18は、通常動作モー
ド時にRAM16の出力信号に応じて特定の論理動作を
行うものである。ユーザロジック回路18の出力側は、
セレクタ19の入力端子Aに接続されている。セレクタ
19の入力端子BはFF17の出力端子Qに、選択端子
Sは端子11eにそれぞれ接続されている。セレクタ1
9の出力端子Yは、FF20の入力端子Dに接続されて
いる。FF20のクロック端子CKは、端子11dに接
続されている。そして、FF20の出力端子Qは、出力
信号OUTを出力するための端子21に接続されてい
る。図3は、図1のASICの通常動作モード時の動作
を説明するためのタイムチャートである。以下、図1及
び図3を参照して、(A)通常動作モード時の動作と、
(B)テストモード時の動作を説明する。
【0016】(A)通常動作モード時の動作 この動作説明では、図示されていない回路から図1のA
SICに対して、入力信号INa〜INc、クロック信
号CLK、及びテスト信号TSELが与えられるものと
する。この場合、テスト信号TSELは、非テストモー
ドを指定するオフ状態となっており、セレクタ14a〜
14c,19は、入力端子A側に切り替えられている。
図3の時刻t1において、端子11aに入力信号INa
として,例えば、信号“00H”(但し、00Hは、1
6進数で表示した数値00を表す)が入力される。入力
信号INaがFF12aの入力端子Dに到達するまで
に、配線の長さやキャパシタンス等の影響で遅延時間が
生ずる。しかし、クロック信号CLKの周期をこの遅延
時間よりも長く設定すると、時刻t2には、FF12a
に与えられる入力信号INaは確定している。
【0017】時刻t2におけるクロック信号CLKの立
ち上がりにより、FF12aに入力信号INaの内容が
取り込まれ、FF12aの出力端子Qの出力信号S12
aは信号“00H”になる。FF12aの出力信号S1
2aは、ユーザロジック回路13に与えられる。同様
に、端子11b,11cに入力される入力信号INb,
INcは、時刻t2のクロック信号CLKの立上がりに
同期してFF12b,12cに取り込まれ、同一タイミ
ングでユーザロジック回路13に与えられる。ユーザロ
ジック回路13で、入力信号INa〜INcに基づいた
処理が行われ、その処理結果信号がアドレス端子AD、
データ端子DT、及び制御端子RWに出力される。例え
ば、データ端子DTの出力信号S13として、信号“1
0H”が出力されたとする。出力信号S13は、セレク
タ14bの入力端子Aに与えられ、セレクタ14bの出
力端子Yから出力信号S14bとして出力され、更にF
F15bの入力端子Dに与えられる。ユーザロジック回
路13のデータ端子DTの出力信号S13である信号
“10H”が,FF15bの入力端子Dに到達するまで
に、配線の長さやキャパシタンス等の影響による遅延時
間が生ずる。しかし、クロック信号CLKの周期をこの
遅延時間よりも長く設定することにより、時刻t4に
は、FF15bに与えられる信号は確定している。
【0018】時刻t4におけるクロック信号CLKの立
ち上がりにより、FF15bに信号“10H”が取り込
まれ、FF15bの出力端子Qには出力信号S15とし
て信号“10H”が出力される。FF15bの出力信号
S15bは、RAM16のデータ入力端子DIに与えら
れる。ユーザロジック回路13のアドレス端子AD、及
び制御端子RWから出力された信号も同様に、時刻t4
のクロック信号CLKの立上がりに同期してFF15
a,15cに取り込まれ、RAM16のアドレス端子A
D、及び制御端子RWに同一タイミングで与えられる。
時刻t4において、RAM16のデータ入力端子DIに
与えられた信号“10H”は、RAM16に書き込ま
れ、更にRAM16のデータ出力端子DOから出力信号
S16として出力される。
【0019】時刻t6におけるクロック信号CLKの立
ち上がりで、FF17に信号“10H”が取り込まれ、
FF17の出力端子Qには出力信号S17として信号
“10H”が出力される。この出力信号S17は、ユー
ザロジック回路18へ与えられる。ユーザロジック回路
18では、FF17の出力信号S17に基づいて処理が
行われ、その結果の出力信号S18として、例えば信号
“20H”が出力される。この信号“20H”は、セレ
クタ19の入力端子Aに与えられ、セレクタ19の出力
端子Yから出力信号S19として出力され、更にFF2
0の入力端子Dに与えられる。FF17の出力信号がユ
ーザロジック回路18で処理され、セレクタ19を介し
てFF20の入力端子Dに到達するまでに、処理時間や
配線のキャパシタンスの影響による遅延時間が生ずる。
しかし、クロック信号CLKの周期をこれらの遅延時間
よりも長く設定することにより、時刻t8までには、F
F20に入力される信号は確定している。時刻t8にお
けるクロック信号CLKの立ち上がり時点で、FF20
に信号“20H”が取り込まれ、FF20の出力端子Q
から端子21へ出力信号OUTとして信号“20H”が
出力される。
【0020】(B)テストモード時の動作 テストモード時においては、図1のASICを図示され
ていない試験装置にセットし、このASICの端子11
a〜11eに、テスト用アドレス信号TAD、テスト用
データ信号TDT、テスト用制御信号TRW、クロック
信号CLK、及びテスト信号TSELがそれぞれ与えら
れる。そして、テスト信号TSELをオン状態にするこ
とにより、セレクタ14a〜14c,19は、入力端子
B側に切り替えられる。これにより、端子11a〜11
cに与えられるテスト用アドレス信号TAD、テスト用
データ信号TDT、及びテスト用制御信号TRWは、F
F12a〜12c及びユーザロジック回路13を介さず
に、直接それぞれセレクタ14a,14b,14cの入
力端子Bに伝えられる。セレクタ14a〜14cの出力
信号は、配線等による伝搬時間の相違により、タイミン
グが一致していない。しかし、クロック信号CLKの立
ち上がり時点までには、FF15a〜15cに与えられ
る信号の内容は確定し、クロック信号CLKの立ち上が
りに同期してFF15a〜15cに取り込まれる。FF
15a〜15cの出力信号は、同一タイミングでRAM
16のアドレス端子AD、データ入力端子DI、及び制
御端子RWに与えられる。
【0021】RAM16のデータ出力端子DOから出力
される出力信号S16は、FF17でクロック信号CL
Kによって同期がとられて、同一タイミングで出力され
る。FF17の出力信号S17は、ユーザロジック回路
18を介さず、セレクタ19の入力端子Bから入力され
て、FF20へ与えられる。FF20へ入力された信号
は、FF20でクロック信号CLKによって同期がとら
れ、同一タイミングで端子21から出力信号OUTとし
て出力される。試験装置では、端子21から出力される
出力信号OUTをチェックすることにより、ASIC内
のRAM16の良否を判定する。以上のように、図1の
ASICは、ユーザロジック回路13,18の前段にF
F12a〜12c,17を、RAM16の前段にFF1
5a〜15cを、端子21の前段にFF20を、それぞ
れ設けている。そして、各FF12a〜12c,15a
〜15c,17,20に、共通のクロック信号CLKを
与えることにより、信号間の同期をとり、同一タイミン
グで後段に出力する。このため、ASIC内部にRAM
16のテスト回路を組み込んでも、その配線等による影
響で信号のタイミングずれが生じないという利点を有し
ている。なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、
種々の変形が可能である。この変形例としては、例え
ば、次の(a)〜(g)のようなものがある。
【0022】(a)タイミング調整手段として、FF1
2a〜12c,15a〜15c,17,20を使用して
いるが、D型以外の他のタイプのフリップフロップを用
いても良い。また、これらのタイミング調整手段は、フ
リップフロップに限定することなく、クロック信号CL
Kに同期して入力信号を取り込んで同一タイミングで出
力するものであれば良い。 (b)選択手段として、セレクタ14a〜14c,19
を使用しているが、これらは、テスト用信号と通常動作
モード時の信号とを切り替えることができるものであれ
ば、どの様な回路構成のものであっても同様の動作が可
能である。 (c)記憶手段は、RAM16を用いて構成している
が、RAMのほかにROM(Read Only Memory)を含む
ものであっても良い。
【0023】(d)端子11a〜11cは、テスト用信
号TAD,TDT,TRWと、処理用の入力信号INa
〜INcとで共用しているが、端子数に余裕があれば、
共用する必要はない。また、一部の端子を独立して設け
ても良い。 (e)FF12a〜12cの入力側での各入力信号IN
a〜INcの遅延時間差が小さい場合、またはユーザロ
ジック回路13で入力信号に対する遅延時間差が問題と
ならない場合は、FF12a〜12cを省略することが
できる。この場合、回路の簡素化が可能になる。 (f)ユーザロジック回路18で入力信号に対する遅延
時間差が問題とならない場合は、FF17を省略するこ
とができる。この場合、回路の簡素化が可能になる。 (g)出力信号OUTの遅延時間差が問題とならない場
合は、FF20を省略することができる。この場合、回
路の簡素化が可能になる。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、記憶手段を含むASIC等の集積回路におい
て、アドレス信号、データ信号、及び制御信号は、タイ
ミング調整手段において、クロック信号によって同期が
とられて同一タイミングで該記憶手段に入力される。こ
のため、テスト回路の配線の影響によって信号の遅延時
間が相違しても、記憶手段に入力される信号は、同一タ
イミングを保つことができる。従って、記憶手段におけ
る確実なアクセスが可能になる。第2の発明によれば、
記憶手段のみならず、第1及び第2の各論理回路の入力
側と出力側にタイミング調整手段を設けている。これに
より、各論理回路においてもクロック信号に同期して同
一タイミングでのデータ入出力が行われるので、第1の
発明よりも更に確実な処理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すASICの構成図であ
る。
【図2】従来のメモリを有するASICの構成図であ
る。
【図3】図1のASICの通常動作モード時の動作を示
すタイムチャートである。
【符号の説明】
11a〜11e 端子 12a〜12c,15a〜15c,17,20 フリッ
プフロップ 13,16 ユーザ
ロジック回路 14a〜14c,19 セレク
タ 16 RAM CLK クロッ
ク信号 INa〜INc 入力信
号 TAD テスト
用アドレス信号 TDT テスト
用データ信号 TRW テスト
用制御信号 TSEL テスト
信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される複数ビットのデータ信号の論
    理処理を行い、処理用アドレス信号、処理用データ信号
    及び処理用制御信号を含む処理結果信号を出力する論理
    回路と、 テスト用アドレス信号、テスト用データ信号及びテスト
    用制御信号を含むテスト用信号と、前記処理結果信号と
    が入力され、テストモード時には該テスト用信号を選択
    して出力し、非テストモード時には該処理結果信号を選
    択して出力する選択手段と、 前記選択手段から出力される複数の出力信号を入力し、
    クロック信号に同期して該複数の出力信号を同一タイミ
    ングで出力するタイミング調整手段と、 前記タイミング調整手段から出力される前記処理用制御
    信号または前記テスト用制御信号に従って、該タイミン
    グ調整手段から出力される前記処理用アドレス信号また
    は前記テスト用アドレス信号によって指定された記憶領
    域に、該タイミング調整手段から出力される前記処理用
    データ信号または前記テスト用データ信号を書き込み、
    あるいは該指定された記憶領域の内容を読み出す記憶手
    段とを、 半導体基板上に設けたことを特徴とする集積回路。
  2. 【請求項2】 テストモード時にはテスト用アドレス信
    号、テスト用データ信号及びテスト用制御信号とを含む
    テスト用信号が入力され、非テストモード時には複数ビ
    ットのデータ信号が入力される入力ノードと、 前記入力ノードに入力された複数ビットのデータ信号を
    入力し、クロック信号に同期して該複数ビットのデータ
    信号を同一タイミングで出力する第1のタイミング調整
    手段と、 前記第1のタイミング調整手段の出力信号に従って第1
    の論理処理を行い、処理用アドレス信号と処理用データ
    信号と処理用制御信号とを含む第1の処理結果信号を出
    力する第1の論理回路と、 前記テスト用信号と前記第1の処理結果信号とが入力さ
    れ、前記テストモード時には該テスト用信号を選択して
    出力し、前記非テストモード時には該第1の処理結果信
    号を選択して出力する第1の選択手段と、 前記第1の選択手段の複数の出力信号を入力し、前記ク
    ロック信号に同期して該第1の選択手段の複数の出力信
    号を同一タイミングで出力する第2のタイミング調整手
    段と、 前記第2のタイミング調整手段から出力される前記テス
    ト用制御信号または前記処理用制御信号に従って、該第
    2のタイミング調整手段から出力される前記テスト用ア
    ドレス信号または前記処理用アドレス信号によって指定
    された記憶領域に、該第2のタイミング調整手段から出
    力される前記テスト用データ信号または前記処理用デー
    タ信号を書き込み、あるいは該指定された記憶領域の内
    容を読み出す記憶手段と、 前記記憶手段の複数の出力信号を入力し、前記クロック
    信号に同期して該記憶手段の複数の出力信号を同一タイ
    ミングで出力する第3のタイミング調整手段と、 前記第3のタイミング調整手段の出力信号に従って第2
    の論理処理を行い、第2の処理結果信号を出力する第2
    の論理回路と、 前記第3のタイミング調整手段の出力信号と前記第2の
    処理結果信号とが入力され、前記テストモード時には該
    第3のタイミング調整手段の出力信号を選択して出力
    し、前記非テストモード時には該第2の処理結果信号を
    選択して出力する第2の選択手段と、 前記第2の選択手段の複数の出力信号を入力し、前記ク
    ロック信号に同期して該第2の選択手段の複数の出力信
    号を同一タイミングで出力する第4のタイミング調整手
    段とを、 半導体基板上に設けたことを特徴とする集積回路。
JP8130266A 1996-05-24 1996-05-24 集積回路 Pending JPH09311160A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011181174A (ja) * 2011-04-25 2011-09-15 Renesas Electronics Corp 半導体装置及びそのテスト方法

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JP2011181174A (ja) * 2011-04-25 2011-09-15 Renesas Electronics Corp 半導体装置及びそのテスト方法

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