JPH1011999A - 集積回路 - Google Patents

集積回路

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JPH1011999A
JPH1011999A JP8161699A JP16169996A JPH1011999A JP H1011999 A JPH1011999 A JP H1011999A JP 8161699 A JP8161699 A JP 8161699A JP 16169996 A JP16169996 A JP 16169996A JP H1011999 A JPH1011999 A JP H1011999A
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JP
Japan
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test
signal
address
output
terminal
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JP8161699A
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Yoshikazu Odawara
良和 小田原
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチポートメモリを有するASIC(特定
用途向け集積回路)等の集積回路部に形成するメモリテ
スト回路を簡素化する。 【解決手段】 テスト用アドレス信号TADは、シフト
手段19に与えられる。シフト手段19は、クロック信
号CLKに同期してテスト用アドレス信号TADを順次
後段にシフトする。シフト手段19の各段の出力信号
は、それぞれマルチポートRAM26のアドレスポート
A−AD,B−ADに与えられる。クロック信号CLK
に同期してテスト用アドレス信号TADを順次更新する
ことにより、RAM26のアドレスポートA−AD,B
−ADには順次異なるアドレスが同時に与えられる。こ
れにより、マルチポートメモリの複数のポートを1組の
テスト用アドレス信号TADでテストすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、マルチポ
ートメモリを有する特定用途向け集積回路(Applicatio
n Specific Integrated Circuit 、以下「ASIC」と
いう)等の集積回路、特にこの集積回路内のメモリのテ
スト回路構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ASICは、例えば全自動洗濯機やエア
コン等の特定の用途に限定して、必要な論理動作を行う
ように構成された集積回路である。特定の用途における
処理の高度化に従い、マイクロプロセッサやメモリを含
めて1つの集積回路に形成するASICも存在する。メ
モリを含むASICの場合、ASIC単体の製品検査に
おいてメモリ部分のテストを行う必要がある。しかし、
メモリ部分だけを取り出してテストをすることはできな
いので、予めASICの中にメモリのテスト回路を組み
込んでおかなければならない。図2は、従来のメモリを
有するASICの一例を示す概略の構成図である。この
図では、メモリのテスト回路部分が示されている。
【0003】このASICは、複数の入力信号IN1,
IN2,…,INlが入力されるユーザロジック回路1
を有している。ユーザロジッック回路1は、入力信号I
N1〜INlに応じて特定のディジタル処理を行う論理
回路であり、メモリアクセスを行うためのmビットのア
ドレス端子AD、nビットのデータ端子DT、及び制御
端子RWを有している。これらのアドレス端子AD、デ
ータ端子DT、及び制御端子RWは、それぞれセレクタ
2,3,4の入力端子Aに接続されている。セレクタ2
〜4の入力端子Bには、それぞれmビットのテスト用ア
ドレス信号TAD、nビットのテスト用データ信号TD
T、及びテスト用制御信号TRWが与えられている。セ
レクタ2〜4の選択端子Sには、テスト信号TSELが
与えられている。セレクタ2〜4は、選択端子Sに与え
られるテスト信号TSELに応じて、入力端子Aまたは
Bに入力される信号を選択して出力端子Yに出力する回
路である。セレクタ2の出力端子Yは、ランダムアクセ
スメモリ(以下「RAM」という)5のアドレス端子A
Dに接続されている。セレクタ3の出力端子Yは、RA
M5のデータ入力端子DIに、セレクタ4の出力端子Y
は、RAM5の制御端子RWにそれぞれ接続されてい
る。RAM5のnビットのデータ出力端子DOは、ユー
ザロジック回路6に接続されている。
【0004】ユーザロジック回路6は、RAM5から出
力されるデータに基づいて特定のディジタル処理を行う
論理回路である。ユーザロジック回路6の出力側は、セ
レクタ7の入力端子Aに接続されている。セレクタ7の
入力端子Bには、RAM5のデータ出力端子DOが接続
されている。セレクタ7は、選択端子Sに与えられるテ
スト信号TSELに応じて、入力端子AまたはBに入力
される信号を選択して出力端子Yに出力する回路であ
る。セレクタ7の出力端子Yから、nビットの出力信号
OUTが出力される。この様なASICは、例えば全自
動洗濯機等に組み込まれた場合には、テスト信号TSE
Lを不活性化(オフ状態)することにより、セレクタ
2,3,4,7で入力端子A側が選択され、ユーザロジ
ック回路1,6による論理動作が行われる。一方、AS
IC自体の製品検査において、このASIC内のRAM
5の検査を独立して行う場合、テスト信号TSELを活
性化(オン状態)することにより、セレクタ2,3,
4,7の入力端子B側が選択される。そして、テスト用
アドレス信号TAD、テスト用データ信号TDT、及び
テスト用制御信号TRWを使用して、RAM5にテスト
データを書き込み、更に書き込んだ内容を読み出して出
力信号OUTをチェックすることによりRAM5の良否
を判定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図2のRAM5はアド
レスポートとデータポートが1組のRAMであるが、処
理内容の複雑化や処理速度の高速化に対応するために、
RAM5に代えて、マルチポートメモリを使用する場合
がある。マルチポートメモリは、複数のアドレスポート
とデータポートとを有し、複数の記憶領域に対して同時
にアクセスが可能なメモリである。しかしながら、マル
チポートメモリを使用する場合、従来のASICと同様
のテスト回路の構成を踏襲すると、次の(ア)〜(エ)
のような課題があった。 (ア)複数のアドレスポートにテスト用アドレス信号T
AD等を同時に与えるために、ポート数に応じたテスト
用アドレス端子をASICに設ける必要があり、端子数
が実装上のネックになる。 (イ)ASIC内のテスト用アドレス信号TAD等の配
線が多くなり、集積度が抑えられる。 (ウ)テスト用アドレス信号TAD等の作成が複雑にな
る。 (エ)テスト用アドレス信号TAD等をテスト対象のS
AICに与えるためのテスト装置が複雑になる。 本発明は、前記従来技術が持っていた課題を解決し、テ
スト回路を簡易化したASIC等の集積回路を提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、ASIC等の集積回路において、入力され
るテスト用アドレス信号をクロック信号に同期して保持
するN段(但し、Nは2以上の整数)の縦続接続された
保持回路を有し、該クロック信号に同期して該初段の保
持回路から取り込んだ該テスト用アドレス信号を順次後
段の保持回路へシフトしていくシフト手段と、アクセス
用アドレス信号と前記シフト手段の各段の保持回路の出
力信号とが与えられ、テストモードと非テストモードで
あるアクセスモードとの切り替え指定を行うテスト信号
に応じて、該アクセスモード時には該アクセス用のアド
レス信号を選択して出力し、該テストモード時には該各
段の保持回路の出力信号をそれぞれ選択して出力するN
個の選択手段と、前記N個の選択手段の出力信号が与え
られるN個のアドレスポート及び該各アドレスポートに
対応したデータポートを有し、該各アドレスポートに与
えられる異なる該出力信号で指定される複数の記憶領域
に対して同時にデータの書き込みまたは読み出しのアク
セスが可能な記憶手段とを、半導体基板上に形成してい
る。
【0007】本発明によれば、以上のように集積回路を
構成したので、次のような作用が行われる。N段の縦続
接続された保持回路を有するシフト手段の初段の保持回
路にテスト用アドレス信号が入力される。このテスト用
アドレス信号がクロック信号に従って順次更新される
と、シフト手段の各段の保持回路には、それぞれ更新さ
れたテスト用アドレス信号が順次シフトされて保持され
る。各段の保持回路に保持されたテスト用アドレス信号
は、それぞれアクセス用のアドレス信号とテスト用アド
レス信号との選択を行うN個の選択手段に与えられる。
テスト信号によってテストモードに指定されると、N個
の選択手段からテスト用アドレス信号が、記憶手段の各
アドレスポートに出力される。そして、記憶手段では、
N個の各アドレスポートに与えられる異なるテスト用ア
ドレス信号で指定された記憶領域に対して、各アドレス
ポートに対応するデータポートを介してデータの書き込
みまたは読み出しのアクセスが行われる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
ASICの構成図である。このASICは、半導体基板
上に形成され、複数の入力信号IN1,IN2,…,I
Nlが入力されるユーザロジック回路11を有してい
る。ユーザロジック回路11は、入力信号IN1〜IN
lに応じて、例えば、全自動洗濯機等の制御における入
力信号処理等の特定のディジタル処理を行う論理回路で
ある。このユーザロジック回路11は、同時に2つの異
なるアドレスに対するメモリアクセスを行うために、2
組の8ビットのアドレス端子A−AD,B−AD、2組
の8ビットのデータ端子A−DT,B−DT、及び2つ
の制御端子A−RW,B−RWを有している。一方、こ
のASICは、8ビットのテスト用アドレス信号TAD
が与えられる端子12、クロック信号CLKが与えられ
る端子13、2組の8ビットのテスト用データTAD
T,TBDTがそれぞれ与えられる端子14,15、2
つのテスト用制御信号TARW,TBRWがそれぞれ与
えられる端子16,17、及びテスト信号TSELが与
えられる端子18を有している。
【0009】端子12は、2段の保持回路(例えばD型
フリップフロップ、以下「FF」という)19a,19
bで構成されるシフト手段19のうちの該FF19aの
入力端子Dに接続されている。FF19aの出力端子Q
は、FF19bの入力端子Dに接続されている。FF1
9a,19bの各クロック入力端子CKは、端子13に
接続されている。ユーザロジック回路11のアドレス端
子A−ADとFF19aの出力端子Qは、選択手段(例
えば、セレクタ)20の入力端子A,Bにそれぞれ接続
されている。ユーザロジック回路11のアドレス端子B
−ADとFF19bの出力端子Qは、セレクタ21の入
力端子A,Bにそれぞれ接続されている。ユーザロジッ
ク回路11のデータ端子A−DTとテスト用データTA
DTが与えられる端子14は、セレクタ22の入力端子
A,Bにそれぞれ接続されている。ユーザロジック回路
11のデータ端子B−DTとテスト用データTBDTが
与えられる端子15は、セレクタ23の入力端子A,B
にそれぞれ接続されている。
【0010】ユーザロジック回路11の制御信号端子A
−RWとテスト用制御信号TARWが与えられる端子1
6は、セレクタ24の入力端子A,Bにそれぞれ接続さ
れている。ユーザロジック回路11の制御信号端子B−
RWとテスト用制御信号TBRWが与えられる端子17
は、セレクタ25の入力端子A,Bにそれぞれ接続され
ている。各セレクタ20〜25の選択端子Sは、端子1
8に接続されている。これらのセレクタ20〜25は、
選択端子Sに与えられるテスト信号TSELに応じて、
入力端子AまたはBに入力される信号を選択して出力端
子Yに出力するものである。セレクタ20の出力端子Y
は、記憶手段(例えば、マルチポートランダムアクセス
メモリ、以下単に「RAM」という)26の8ビットの
第1のアドレスポートA−ADに接続されている。セレ
クタ21の出力端子Yは、RAM26の8ビットの第2
のアドレスポートB−ADに接続されている。
【0011】セレクタ22,23の出力端子Yは、RA
M26の8ビットの第1及び第2のデータ入力ポートA
−DI,B−DIにそれぞれ接続されている。セレクタ
24,25の出力端子Yは、RAM26の第1及び第2
の制御信号端子A−RW,B−RWにそれぞれ接続され
ている。RAM26は、第1のアドレスポートA−AD
に対応するデータ入力ポートA−DI、データ出力ポー
トA−DO、及び制御端子A−RWを有するとともに、
第2のアドレスポートB−ADに対応するデータ入力ポ
ートB−DI、データ出力ポートB−DO、及び制御端
子B−RWを有している。このRAM26は、各アドレ
スポートA−AD,B−ADに与えられる異なるアドレ
ス信号で指定される複数の記憶領域に対して同時にデー
タの書き込みまたは読み出しのアクセスが可能ないわゆ
るマルチポートメモリである。RAM26の8ビットの
データ出力ポートA−DO,B−DOは、それぞれユー
ザロジック回路27に接続されている。
【0012】ユーザロジック回路27は、ユーザロジッ
ック回路11と同様に、例えば、全自動洗濯機等の制御
において、RAM26の内容を読み出して出力信号処理
等の特定のディジタル処理を行う論理回路である。ユー
ザロジック回路27の2組の8ビットの出力側は、それ
ぞれセレクタ28,29の入力端子Aに接続されてい
る。これらのセレクタ28,29の入力端子Bには、R
AM26のデータ出力ポートA−DO,B−DOがそれ
ぞれ接続されている。セレクタ28,29の選択端子S
は、端子18に接続されている。これらのセレクタ2
8,29は、選択端子Sに与えられるテスト信号TSE
Lに応じて、入力端子AまたはBに入力される信号を選
択して出力端子Yに出力するものである。セレクタ2
8,29の出力端子Yは、それぞれ出力信号OUT1,
OUT2を出力するための端子30,31に接続されて
いる。
【0013】図3は、図1のASICのメモリテスト時
における動作を説明するためのタイムチャートである。
以下、図1及び図3を参照して、動作を説明する。この
動作説明では、図示されていない試験装置から図1のA
SICに対して、クロック信号CLK、及びテスト用制
御信号TARW,TBRWとして、一定周期かつ同一タ
イミングで、“H”と“L”レベルが交互に切り替わる
信号が与えられているものとする。また、テスト用デー
タ信号TADT,TBDTとして、それぞれ“00
H”,“FFH”(但し、00H,FFHは、それぞれ
16進数で表示した数値00,FFを表す)の信号が与
えられているものとする。まず、図3の時刻t0におい
て、テスト信号TSELを“L”レベルから“H”レベ
ルに立ち上げることにより活性化すると、セレクタ20
〜25,28,29が、それぞれ入力端子B側に切り替
えられる。これにより、RAM26は、ユーザロジック
回路11,27から切り離され、端子12〜18,3
0,31側に接続されてテストモードの状態が構成され
る。
【0014】次に、時刻t1におけるクロック信号CL
Kの立ち下がり時点で、テスト用アドレス信号TADと
して“00H”が入力される。時刻t2におけるクロッ
ク信号CLKの立ち上がりにより、FF19aにテスト
用アドレス信号TADの内容が取り込まれ、FF19a
の出力端子Qには“00H”が出力される。FF19a
の出力信号は、セレクタ20を介してRAM26のアド
レスポートA−ADに与えられる。RAM26のデータ
入力ポートA−DIにはテスト用データTADTとして
“00H”が与えられており、テスト用制御信号TAR
Wは書き込み動作指定を示す“H”レベルであるので、
RAM26の00H番地に対する書き込み動作が行われ
る。この結果、RAM26の00H番地の記憶内容は
“00H”になる。時刻t3において、テスト用制御信
号TARWが読み出し動作指定を示す“L”レベルに変
化すると、RAM26では、00H番地に対する読み出
し動作が行われる。この結果、RAM26のデータ出力
ポートA−DOから、00H番地の記憶内容“00H”
が出力され、セレクタ28を介して出力端子30から出
力信号OUT1として“00H”の信号が出力される。
この時刻t3におけるクロック信号CLKの立ち下がり
と同時に、試験装置はテスト用アドレス信号TADの内
容を“01H”に変更する。
【0015】時刻t4において、クロック信号CLKが
立ち上がると、FF19aにはテスト用アドレス信号T
ADの内容“01H”が取り込まれ、FF19aの出力
端子Qから“01H”が出力される。一方、FF19b
にはそれまでFF19aに保持されていた信号“00
H”がシフトされ、FF19bの出力端子Qには“00
H”が出力される。FF19aの出力信号“00H”
は、RAM26のアドレスポートA−ADに与えられ
る。RAM26のデータ入力ポートA−DIにはテスト
用データTADTとして“00H”が与えられており、
テスト用制御信号TARWは“H”レベルであるので、
RAM26の01H番地に対する書き込み動作が行われ
る。この結果、RAM26の01H番地の記憶内容は
“00H”になる。一方、FF19bの出力信号は、セ
レクタ21を介してRAM26のアドレスポートB−A
Dに与えられる。RAM26のデータ入力ポートB−D
Iにはテスト用データTBDTとして“FFH”が与え
られており、テスト用制御信号TBRWは“H”レベル
であるので、RAM26の00H番地に対する書き込み
動作が行われる。この結果、RAM26の00H番地の
記憶内容は“FFH”になる。
【0016】時刻t5において、制御信号端子ARW,
BRWが“L”レベルに変化すると、RAM26で、0
1H番地及び00H番地に対する読み出し動作が行われ
る。この結果、RAM26のデータ出力ポートA−DO
から、01H番地の記憶内容“00H”が出力され、出
力信号OUT1として“00H”の信号が出力される。
また、RAM26のデータ出力ポートB−DOから、0
0H番地の記憶内容“FFH”が出力され、セレクタ2
9を介して端子31から出力信号OUT1として“FF
H”の信号が出力される。この時刻t5におけるクロッ
ク信号CLKの立ち下がりに応じて、テスト用アドレス
信号TADは“02H”に変更される。以下同様に、時
刻t6においてクロック信号CLKが立ち上がると、F
F19a,19bの各出力端子Qから、それぞれ“02
H”,“01H”が出力される。そして、RAM26の
02H番地にはデータ“00H”が、01H番地にはデ
ータ“FFH”が、それぞれ書き込まれる。時刻t7に
おいて、テスト用制御信号TARW,TBRWが“L”
レベルに変化すると、RAM26において、02H番地
及び01H番地に対する読み出し動作が行われる。そし
て、出力信号OUT1,OUT2として、それぞれ“0
0H”,“FFH”の信号が出力される。この様に、ク
ロック信号CLKに従って、テスト用アドレス信号TA
Dをクロック信号CLKに同期して順次変更することに
より、RAM26の記憶領域に対して2つのポートか
ら,異なるアドレスに対する同時アクセスを順次行うこ
とができる。そして、出力信号OUT1,OUT2の内
容を試験装置によってチェックすることにより、RAM
26が正常か否かの判定が行える。
【0017】以上の様に、本実施形態のASICは、2
段のFF19a,19bで構成されるシフト手段19を
有し、各FF19a,19bの出力信号をセレクタ2
0,21を介してRAM26の2つのアドレスポートA
−AD,B−ADに出力している。このため、次の
(1)〜(4)のような利点がある。 (1)テスト用アドレス信号TADを入力するための端
子12は、1組だけ設ければ良いので、ASICの端子
数を削減することができる。 (2)テスト用端子数の削減により端子に対する配線が
減少し、回路の集積度を上げることができる。 (3)テスト用アドレス信号TADは、端子12に与え
る1組のテスト信号だけを考えれば良いので、テスト信
号の作成が容易になる。 (4)ASIC内のRAM26のテストを行うための試
験装置が簡素化できる。 なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変
形が可能である。この変形例としては、例えば、次の
(a)〜(e)のようなものがある。
【0018】(a)シフト手段19は、D型フリップフ
ロップを縦続接続して構成しているが、他のタイプのフ
リップフロップを使用することも可能である。また、フ
リップフロップに限らず、データをクロック信号CLK
に同期して順次シフトすることのできるものであれば良
い。 (b)選択手段として、セレクタ20,21を使用して
いるが、いわゆるセレクタに限らず、2入力のうちの1
つを選択して出力するスイッチ機能を有するものであれ
ば良い。 (c)RAM26は、2ポートのマルチポートメモリの
場合を示したが、3ポート以上のマルチポートメモリの
場合にも、シフト手段19を構成するFFの段数を増加
し、増加したFFに対応してセレクタを追加することに
より、同様に対応することができる。 (d)RAM26は、8ビットのアドレスポートと8ビ
ットのデータポートを有しているが、必要な記憶容量に
合わせたビット数のアドレスポート及びデータポートを
有するマルチポートメモリを使用することができる。 (e)テスト用アドレス信号TADやテスト用データT
ADT,TBDT等の入力のために、専用の端子12,
14,15等を有する構成になっているが、ユーザロジ
ック回路11に対する入力信号IN1〜INlの入力端
子と共通の端子を使用しても良い。例えば、8ビットの
端子12は、テストモード時にはテスト用アドレス信号
TADを入力するために使用され、非テスト時の通常の
動作モードでは、ユーザロジック回路11に対する入力
信号IN1〜IN8を入力するための入力端子として使
用することができる。この様にすることにより、ASI
Cの端子数を削減することができる。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、N個のポートに対して同時アクセスが可能な記憶
手段を含むASIC等の集積回路において、N段の縦続
接続された保持回路を有するシフト手段を設けている。
そして、初段の保持回路にテスト用アドレス信号を入力
し、クロック信号に従って順次シフトされてたテスト用
アドレス信号を、それぞれ選択手段を介して記憶手段の
N個の各アドレスポートに与えている。このため、次の
(i)〜(iv)のような効果がある。 (i)記憶手段のテスト用の端子数の増加を抑え、端子
ネックを解消することができる。 (ii)端子数の増加が抑えられることにより、端子に対
する配線が抑えられ、集積度を上げることができる。 (iii)1ポート分のテスト用アドレス信号を作成すれ
ば、そのアドレス信号が順次他のアドレスポートに与え
られるので、テストデータの作成が容易になる。 (iv)試験装置の構成が簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すASICの構成図であ
る。
【図2】従来のメモリを有するASICの構成図であ
る。
【図3】図1のASICのメモリテスト時の動作を示す
タイムチャートである。
【符号の説明】
19 シフト手段 19a,19b フリップフロップ 20〜25,28,29 セレクタ 26 マルチポートRAM A−AD,B−AD アドレスポート A−DI,B−DI データ入力ポート A−DO,B−DO データ出力ポート CLK クロック信号 TAD テスト用アドレス信号 TSEL テスト信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるテスト用アドレス信号をクロ
    ック信号に同期して保持するN段(但し、Nは2以上の
    整数)の縦続接続された保持回路を有し、該クロック信
    号に同期して該初段の保持回路から取り込んだ該テスト
    用アドレス信号を順次後段の保持回路へシフトしていく
    シフト手段と、 アクセス用アドレス信号と前記シフト手段の各段の保持
    回路の出力信号が与えられ、テストモードと非テストモ
    ードであるアクセスモードとの切り替え指定を行うテス
    ト信号に応じて、該アクセスモード時には該アクセス用
    のアドレス信号を選択して出力し、該テストモード時に
    は該各段の保持回路の出力信号をそれぞれ選択して出力
    するN個の選択手段と、 前記N個の選択手段の出力信号が与えられるN個のアド
    レスポート及び該各アドレスポートに対応したデータポ
    ートを有し、該各アドレスポートに与えられる異なる該
    出力信号で指定される複数の記憶領域に対して同時にデ
    ータの書き込みまたは読み出しのアクセスが可能な記憶
    手段とを、 半導体基板上に形成したことを特徴とする集積回路。
JP8161699A 1996-06-21 1996-06-21 集積回路 Withdrawn JPH1011999A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100587264B1 (ko) * 1999-04-03 2006-06-08 엘지전자 주식회사 주문형 반도체 장치의 내부 메모리 및 내부 메모리 테스트 방법
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