JPH06148291A - バウンダリスキャンレジスタ - Google Patents

バウンダリスキャンレジスタ

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JPH06148291A
JPH06148291A JP4295568A JP29556892A JPH06148291A JP H06148291 A JPH06148291 A JP H06148291A JP 4295568 A JP4295568 A JP 4295568A JP 29556892 A JP29556892 A JP 29556892A JP H06148291 A JPH06148291 A JP H06148291A
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JP
Japan
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output
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flip
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Pending
Application number
JP4295568A
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English (en)
Inventor
Seiji Asano
誠治 浅野
Masayuki Yoshiyama
正之 吉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バウンダリスキャンレジスタ自体のテスト
を、他回路から独立して行えるようにし、容易化を図
る。 【構成】 マルチプレクサ30は、被試験回路に接続さ
れるデータ入力DIと、カスケード接続される前段のバ
ウンダリスキャンレジスタのシフト出力SOに接続され
るシフト入力SIと、前記前段のデータ出力DOに接続
される第2シフト入力SIt とを、選択的に切替える。
前記第1フリップフロップ31は、前記マルチプレクサ
30の出力を記憶保持する。第2フリップフロップ32
は、前記第1フリップフロップ31の出力をデータ出力
DOとして出力する際、これを記憶保持する。前段のバ
ウンダリスキャンレジスタの動作は、当段の前記マルチ
プレクサ30を前記シフト入力SIや前記第2シフト入
力SIt に切り替えることで、テストすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ入力DIとシフ
ト入力SIとを切り替えるマルチプレクサがその入力に
接続され、該入力を記憶保持すると共に、その出力がシ
フト出力SOとなっている第1フリップフロップと、該
第1フリップフロップの出力をデータ出力DOとして出
力する際、該データ出力DOを記憶保持する第2フリッ
プフロップとを備え、被試験回路のテストを目的とし
て、前記データ入力DI及び前記データ出力DOを前記
被試験回路へと接続すると共に、前記シフト入力SIと
前記シフト出力SOとに関して、複数の当該バウンダリ
スキャンレジスタをカスケード接続し、シフトレジスタ
として動作させるバウンダリスキャンレジスタに係り、
特に、そのバウンダリスキャンレジスタ自体のテスト
を、ユーザ回路などの他回路から独立して行えるように
し、よって、該テストをより容易に行えるようにしたバ
ウンダリスキャンレジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、集積回路のテストを容易化す
るために、バウンダリスキャンレジスタを用いた、スキ
ャンパス方式と呼ばれるテスト方式がよく用いられてい
る。これは、ユーザ回路などの被試験回路の入力あるい
は出力、又その回路内部のネットの論理状態の設定、あ
るいはその論理状態の読出しに、前記バウンダリスキャ
ンレジスタを用いるというものである。
【0003】前記バウンダリスキャンレジスタは、前述
のような論理状態の設定や論理状態の読出しを行う箇所
に接続される。
【0004】又、このように接続された多数のバウンダ
リスキャンレジスタは、その論理状態の設定の際には、
その内部に備えたマルチプレクサを切り替えることで1
つの長大なシフトレジスタに構成される。従って、該シ
フトレジスタにシリアルなデータパターンを入力するこ
とによって、個々のバウンダリスキャンレジスタの論理
状態の設定を行うことができる。
【0005】一方、個々の前記バウンダリスキャンレジ
スタの論理状態を読み出す際には、その内部のマルチプ
レクサを切り替えることによって、1つの長大なシフト
レジスタとして構成される。該シフトレジスタに記憶さ
れている論理状態をシリアルにシフトさせる。これによ
って、個々の前記バウンダリスキャンレジスタの論理状
態を、順次外部から読み出すことが可能である。
【0006】図4は、従来のバウンダリスキャンレジス
タが内蔵された集積回路の一部分の回路図である。
【0007】この図4に示される集積回路10の被試験
回路12に対して、合計s 個のバウンダリスキャンレジ
スタF1〜Fs が接続されている。前記被試験回路12
の試験を行う際、当該被試験回路12の所望のネットの
論理状態は、信号W1〜Wsとして、前記バウンダリス
キャンレジスタF1〜Fs の入力DIへと読み出され
る。一方、該試験の際、前記被試験回路12中の所望の
ネットの論理状態の設定は、前記バウンダリスキャンレ
ジスタF1〜Fs の出力D0を、該被試験回路12中の
対応するネットへ信号Y1〜Ys として出力することに
よって行う。又、前記バウンダリスキャンレジスタF1
〜Fs に記憶されている論理状態の読出し、あるいは、
該バウンダリスキャンレジスタF1〜Fs の設定は、そ
れぞれのシフト入力SI及びシフト出力SOに関してカ
スケード接続された当該バウンダリスキャンレジスタF
1〜Fs を、シフトレジスタとして動作させることによ
って行う。前記論理状態の読出しの際、このようにシフ
トレジスタとして動作する前記バウンダリスキャンレジ
スタF1〜Fs に記憶されている論理状態は、マルチプ
レクサ14を切り替えることで、出力Zm から順次読み
出すことが可能である。又、このようにシフトレジスタ
として動作させながら個々の前記バウンダリスキャンレ
ジスタF1〜Fs を設定するデータは、入力Xn から順
次入力される。
【0008】ここで、端子X1〜Xn は、通常の入力端
子として用いられる。端子Xn については、テスト時に
は、前述のようにテスト用の入力端子としても用いられ
る。端子Z1〜Zm は、通常の出力端子として用いられ
る。端子Zm については、テスト時には、前述のように
テスト用の出力端子としても用いられる。端子Tは、テ
ストモード時に「1」とされるモード切替え端子であ
る。端子CKは、前記バウンダリスキャンレジスタF1
〜Fs を用いた前述のような試験中に、所定のクロック
信号を入力する端子である。前記出力端子Zm を通常の
出力端子として用いるか、あるいは、前記テスト用出力
端子として用いるかは、マチルプレクサ14にて切り替
えられる。
【0009】図5は、前述の従来のバウンダリスキャン
レジスタの一例の回路図である。
【0010】前記図4に示された前記バウンダリスキャ
ンレジスタF1〜Fs は、例えばこの図5に示されるよ
うな回路となっている。この図5に示される前記バウン
ダリスキャンレジスタF1〜Fs は、入力側に接続され
たマルチプレクサ30a と、第1フリップフロップ31
と、第2フリップフロップ32と、出力側に接続された
マルチプレクサ33とにより構成されている。
【0011】前記マルチプレクサ30a は、データ入力
DIとシフト入力SIとを切り替える。該マルチプレク
サ30a の出力は、前記第1フリップフロップ31の入
力Dに接続されている。
【0012】該第1フリップフロップ31は、前記マル
チプレクサ30a にて切替え選択された入力を記憶保持
する。又、該第1フリップフロップの出力は、シフト出
力SOとして出力されると共に、前記第2フリップフロ
ップ32の入力Dへと入力される。
【0013】前記第2フリップフロップは、前記第1フ
リップフロップの出力を前記マルチプレクサ33を経由
してデータ出力DOとして出力する際、この出力内容を
記憶保持する。
【0014】前記マルチプレクサ33は、前記第2フリ
ップフロップ32の出力Qと、前記データ入力DIとを
切り替え、これを前記データ出力DOとして出力する。
【0015】前記図4にも図示される如く、この図5に
示される前記バウンダリスキャンレジスタF1〜Fs
は、前記シフト入力SIと前記シフト出力SOとに関し
て、複数の当該バウンダリスキャンレジスタがカスケー
ド接続される。又、このようにカスケード接続された複
数の前記バウンダリスキャンレジスタF1〜Fs を、前
述のようにその全体をシフトレジスタとして動作させる
ことにより、個々の該バウンダリスキャンレジスタF1
〜Fs の論理状態の設定や、個々の該バウンダリスキャ
ンレジスタF1〜Fs の論理状態の読出しを行うことが
できる。
【0016】これら図4及び図5に示されるような、前
記バウンダリスキャンレジスタF1〜Fs を備えた前記
集積回路10中の前記被試験回路12のテストは、具体
的には次のように行う。
【0017】即ち、まず、前記被試験回路12の初期状
態の設定などを前記バウンダリスキャンレジスタF1〜
Fs によって行うために、前記モード切替え端子Tの入
力を「1」(テストモード)に設定する。この後、所定
のデータパターンのYi (i=1〜s )値を、前記テス
ト入力端子Xn からシリアル形式にて順次入力する。こ
れは、前記図5のクロック信号CKにパルス信号を順次
入力しながら行う。
【0018】次いで、前記モード切替え端子Tを「0」
にして、前記バウンダリスキャンレジスタF1〜Fs に
なされた設定を、信号Y1〜Ys として前記被試験回路
12へと、前記図5のクロック信号CK2を立ち上げる
ことで出力する。該信号Y1〜Ys が加えられ、前記被
試験回路12が所定の動作を行った後、該試験回路12
は出力端子Z1〜Zm へと所定の出力を行うと共に、所
定のネットの論理状態は対応する信号W1〜Ws として
出力される。
【0019】該信号W1〜Ws については、前記クロッ
ク信号CKの立ち上がりに同期して、前記バウンダリス
キャンレジスタF1〜Fs に記憶される。該バウンダリ
スキャンレジスタF1〜Fs に記憶された論理状態は、
前記モード切替え端子Tを再び「1」として、該バウン
ダリスキャンレジスタF1〜Fs をシフトレジスタとし
て動作させることにより、前記クロック信号CKにパル
ス信号を順次入力しながら、前記テスト用出力端子Zm
から順次読み出すことが可能である。
【0020】このような一連の操作及び動作を繰り返す
ことによって、前記被試験回路12をテストすることが
できる。
【0021】以上説明した通り、前記図4や前記図5を
用いて説明した前記集積回路10の前記被試験回路12
のテストは、前述の如く、前記バウンダリスキャンレジ
スタF1〜Fs を用いながらテストすることができる。
【0022】一方、前記バウンダリスキャンレジスタF
1〜Fs 自体のテストは、これらの個々が内蔵する前記
マルチプレクサ30a 及び第1フリップフロップ31に
ついては、前述の如く、これら全てをシフトレジスタと
して動作させたときの動作状態から診断することが可能
である。
【0023】又、これらバウンダリスキャンレジスタF
1〜Fs 自体のテストとして、これら個々の前記第2フ
リップフロップ32及び前記マルチプレクサ33のテス
トについては、これらバウンダリスキャンレジスタF1
〜Fs を用いた前記被試験回路12のテストの際に並行
して行うこととなる。あるいは、前記被試験回路12の
内容が明らかとなっている場合は、これら個々のバウン
ダリスキャンレジスタF1〜Fs それぞれのデータ出力
DOの論理状態を、前記被試験回路12を介して前記出
力端子Z1〜Zn から出力される論理状態にて確認しな
がらテストすることも可能である。
【0024】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら、前述の
ような前記バウンダリスキャンレジスタF1〜Fs 自体
のテストは、これらバウンダリスキャンレジスタF1〜
Fs を用いてテストされる前記被試験回路12の回路内
容が明らかではない場合は、これを行うことが困難であ
るという問題があった。
【0025】又、該被試験回路12の回路内容によって
は、前記バウンダリスキャンレジスタF1〜Fs のそれ
ぞれの前記データ出力DOを確認するまでに多くの時間
を必要としてしまったり、該被試験回路12に対する数
多くの外部からの入力設定を行わなければならないとい
う問題があった。即ち、これらバウンダリスキャンレジ
スタF1〜Fs の個々の前記データ出力DOを確認する
ために、前記被試験回路12に対して多くのテストパタ
ーンを入力しなければならない場合があった。
【0026】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
く成されたもので、そのバウンダリスキャンレジスタ自
体のテストを、ユーザ回路など、前述のような被試験回
路などの他回路から独立して行えるようにし、よって、
該テストをより容易に行うことができるバウンダリスキ
ャンレジスタを提供することを目的とする。
【0027】
【課題を達成するための手段】本発明は、データ入力D
Iとシフト入力SIとを切り替えるマルチプレクサがそ
の入力に接続され、該入力を記憶保持すると共に、その
出力がシフト出力SOとなっている第1フリップフロッ
プと、該第1フリップフロップの出力をデータ出力DO
として出力する際、該データ出力DOを記憶保持する第
2フリップフロップとを備え、被試験回路のテストを目
的として、前記データ入力DI及び前記データ出力DO
を前記被試験回路へと接続すると共に、前記シフト入力
SIと前記シフト出力SOとに関して、複数の当該バウ
ンダリスキャンレジスタをカスケード接続し、シフトレ
ジスタとして動作させるバウンダリスキャンレジスタに
おいて、前記マルチプレクサが、前記データ入力DIと
前記シフト入力SIと共に、第2シフト入力SIt を切
り替えるものであって、前記カスケード接続の際、前段
の前記シフト出力SOを当段の前記シフト入力SIへ接
続し、当段の前記シフト出力SOを次段の前記シフト入
力SIへ接続し、又、前段の前記データ出力DOを当段
の前記第2シフト入力SIt へ接続し、当段の前記デー
タ出力DOを次段の前記第2シフト入力SIt へ接続す
るようにしたことにより、前記課題を達成したものであ
る。
【0028】
【作用】前記図4を用いて説明したような、前記被試験
回路12のテストに用いられる前記バウンダリスキャン
レジスタF1〜Fs には様々なものがある。前記図5を
用いて前述したものは、その1つである。
【0029】この前記図5を用いて前述した前記バウン
ダリスキャンレジスタF1〜Fs は、前述のように、前
記第1フリップフロップ31と前記第2フリップフロッ
プ32とを備えている点が主な特徴である。
【0030】このような前記バウンダリスキャンレジス
タF1〜Fs によれば、前記第1フリップフロップ31
にて、前記被試験回路12から入力される前記データ入
力DIや、他のバウンダリスキャンレジスタF1〜Fs
と共にシフトレジスタとして動作させたときの前記シフ
ト入力SIを記憶保持することが可能である。従って、
これらデータ入力DIやシフト入力SIを前記シフト出
力SOから読み出すまで保持することが可能であるの
で、該シフト出力SOからの読出しタイミングなどの余
裕を持つことが可能である。
【0031】又、前記図5を用いて前述した前記バウン
ダリスキャンレジスタF1〜Fs は、前記マルチプレク
サ33を介して前記データ出力DOとして出力するもの
を、前記第2フリップフロップ32にて記憶保持するこ
とが可能である。従って、該データ出力DOの出力タイ
ミングの設定に余裕を持つことが可能である。
【0032】このように、前記第1フリップフロップ3
1と前記第2フリップフロップ32とを備えた前述のよ
うなバウンダリスキャンレジスタF1〜Fs には様々な
利点がある。しかしながら、このようなバウンダリスキ
ャンレジスタF1〜Fs には、前述したように、その前
記第2フリップフロップ32及び前記マルチプレクサ3
3のテストの際には、前記データ出力DOを前記図4の
前記被試験回路12などを経由して確認しなければなら
ないという問題があった。
【0033】本発明は、このような問題を解決するため
に、前述のように前記第1フリップフロップと前記第2
フリップフロップとを備えたバウンダリスキャンレジス
タの、改良した構成のものを見出してなされたものであ
る。
【0034】図1は、本発明の要旨を示すブロック図で
ある。
【0035】この図1に示されるように、本発明のバウ
ンダリスキャンレジスタは、少なくとも、マルチプレク
サ30と、第1フリップフロップ31と、第2フリップ
フロップ32とを備えている。
【0036】前記マルチプレクサ30は、前記図4を用
いて前述した前記被試験回路12の所望のノードから信
号を入力する前記データ入力DIと、カスケード接続す
る際、前段の前記シフト出力SOに接続される前記シフ
ト入力SIと、更に、第2シフト入力SIt とを切り替
えるものである。該第2シフト入力SIt はカスケード
接続される前段の前記データ出力DOに接続されるもの
である。即ち、複数の他のバウンダリスキャンレジスタ
と共に、前述のようにカスケード接続する際、前段のバ
ウンダリスキャンレジスタの最終的な出力を、該第2シ
フト入力SItに入力することができる。
【0037】従って、当段バウンダリスキャンレジスタ
の前記第2シフト入力SIt にて、前段のバウンダリス
キャンレジスタの全ての動作状態を確認することができ
る。即ち、前段の前記マルチプレクサ30及び前記第1
フリップフロップ31に加え、前記第2フリップフロッ
プ32の動作をも確認し、テストすることができる。例
えば、前記図5を用いて前述した従来のバウンダリスキ
ャンレジスタF1〜Fs では、本発明の前記第2シフト
入力SIt にて、前記第2フリップフロップ32や前記
マルチプレクサ33の動作をも、前記被試験回路12を
経由せずテストすることが可能である。
【0038】なお、前記第1フリップフロップ31は、
前記マルチプレクサ30の出力を入力する。該第1フリ
ップフロップ31は、前記マルチプレクサ30の出力を
前記シフト出力SOとして出力したり、前記第2フリッ
プフロップ32などを経由して前記データ出力DOとし
て出力する際に、その論理状態を保持することができ
る。該第1フリップフロップ31は、単一のフリップフ
ロップのみで構成されるものに限定されるものではな
い。複数のフリップフロップを用いていたり、マルチプ
レクサ等を備えていてもよい。
【0039】前記第2フリップフロップ32は、前記第
1フリップフロップ31の出力が前記データ出力DOと
して出力される際、これを記憶保持する。該第2フリッ
プフロップ32は、単一のフリップフロップのみで構成
されるものに限定されるものではない。複数のフリップ
フロップを用いていたり、マルチプレクサ等を備えてい
てもよい。これら第1フリップフロップ31及び第2フ
リップフロップ32は、前記図5を用いて前述したもの
とほぼ同様のものである。
【0040】以上説明した通り、本発明においては、前
記マルチプレクサ30を、少なくとも3つの入力を切り
替えることができるものとすることで、前段の前記デー
タ出力DOを選択入力することができる。従って、本発
明のバウンダリスキャンレジスタによれば、前述のよう
にカスケード接続する際、前段の前記データ出力DOと
当段の前記第2シフト入力SIt とを接続し、当段の前
記データ出力DOを次段の前記第2シフト入力SIt へ
と接続することにより、前記図4の前記被試験回路12
などを経由することなく、そのバウンダリスキャンレジ
スタ自体のテストを行うことが可能である。即ち、個々
の前記データ出力DOについても、次段の前記第2シフ
ト入力SIt に、その論理状態を入力することによって
テストすることができる。
【0041】なお、本発明は、前記マルチプレクサ30
を具体的に限定するものではない。例えば、該マルチプ
レクサ30は、後述する実施例の如く、2つの入力を選
択切替えするマルチプレクサを合計2個用いることによ
り、3つの入力を選択切替えするものとして構成したも
のであってもよい。又、該マルチプレクサ30は、3つ
以上の入力を選択切替えするものであってもよい。
【0042】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0043】図2は、本発明が適用された実施例のバウ
ンダリスキャンレジスタを用いた集積回路の一部分の回
路図である。
【0044】この図2においては、本発明が適用された
集積回路のうち、特に、本発明が適用されているバウン
ダリスキャンレジスタF1〜Fs が、s 個カスケード接
続された部分が示されている。この図2において、これ
らバウンダリスキャンレジスタF1〜Fs は、前記図4
の同符号のものに対応するものである。又、この図2の
信号W1〜Ws 及びY1〜Ys についても、前記図4の
同符号のものと同じものであり、前記被試験回路12に
接続される。
【0045】なお、この図2に示される前記バウンダリ
スキャンレジスタF1〜Fs は、前記図4や前記図5に
示されたものと同じく、データ入力DI、データ出力D
O、シフト入力SI、シフト出力SO、クロック信号C
K及びモード切替え端子Tを備えている。更に、この図
2に示される本発明が適用された前記バウンダリスキャ
ンレジスタF1〜Fs では、第2シフト入力SIt と、
第2モード切替え端子T2とをも備えている。
【0046】図3は、前記実施例のバウンダリスキャン
レジスタの回路図である。
【0047】この図3に示される、本発明が適用された
前記バウンダリスキャンレジスタF1〜Fs の1つFi
は、前記図5に示した従来のバウンダリスキャンレジス
タに比べ、その入力部分のマルチプレクサの構成が異な
っている。即ち、従来のバウンダリスキャンレジスタは
前記マルチプレクサ30a を1つのみ用いていたのに比
べ、本実施例の前記バウンダリスキャンレジスタFi
は、マルチプレクサ30b ともう1つのマルチプレクサ
30c とを備えている。これらマルチプレクサ30b 及
び30c は、いずれも、2つの入力を選択切り替えし、
出力するものである。
【0048】まず、前記マルチプレクサ30b は、前記
モード切替え端子Tの入力が「1」(テストモード)に
設定されると、もう1つの前記マルチプレクサ30c の
出力を前記第1フリップフロップ31の入力Dへと出力
する。又、該マルチプレクサ30b は、前記モード切替
え端子Tの入力が「0」(通常動作モード)に設定され
ると、前記データ入力DIを前記第1フリップフロップ
31の入力Dへと出力する。該マルチプレクサ30b
は、前記図5の前記マルチプレクサ30a に対応するも
のである。
【0049】前記マルチプレクサ30c は、前記第2モ
ード切替え端子T2の入力が「1」(レジスタテストモ
ード)に設定されると、前記第2シフト入力SIt を前
記マルチプレクサ30b の1つの入力へと切替え出力す
る。又、該マルチプレクサ30c は、前記第2モード切
替え端子T2が「0」(通常テストモード)に設定され
ると、前記シフト入力SIを前記マルチプレクサ30b
の1つの入力へと選択し、出力する。
【0050】このような本実施例の構成においては、前
記第2モード切替え端子T2の入力を「0」(通常テス
トモード)とすることによって、前記モード切替え端子
Tを切り替えながら、前記図4や前記図5で示した従来
のバウンダリスキャンレジスタと同様に動作させること
ができる。即ち、前記被試験回路12の試験などを同様
に行うことができる。
【0051】一方、このような本実施例の前記バウンダ
リスキャンレジスタFi によれば、前記第2モード切替
え端子T2の入力を「1」(レジスタテストモード)に
設定し、且つ、前記モード切替え端子Tの入力を「1」
に設定することで、合計s 個の前記バウンダリスキャン
レジスタF1〜Fs のそれぞれの前記第2シフト入力S
It 及び前記データ出力DOに関して、カスケード接続
することができる。
【0052】従って、このようにカスケード接続された
これらバウンダリスキャンレジスタF1〜Fs をシフト
レジスタとして動作させることにより、前記マルチプレ
クサ30b 及び30c 、又前記第1フリップフロップ3
1に加え、前記第2フリップフロップ32及び前記マル
チプレクサ33についても、前記図4の前記被試験回路
12などを経由することなく、自己診断という形態でテ
ストすることができる。従って、このような本実施例の
前記バウンダリスキャンレジスタF1〜Fs の自己診断
によれば、従来前記図4の前記被試験回路12に加えて
いたテストパターンなどが不必要となるだけでなく、そ
のテスト時間を短縮することができ、テスト能率を向上
させることが可能である。
【0053】例えば、前記図3に示されるバウンダリス
キャンレジスタF1〜Fs において、まず、前記テスト
モード切替え端子Tを「1」(テストモード)とし、且
つ、前記第2モード切替え端子T2の入力を「0」(通
常テストモード)とする。又、前記クロック信号CK2
にはクロックパルスを入力しない。この後、テスト入力
DSIを「0」としながら、前記クロック信号CKに、
順次クロックパルスを入力する。これによって、前記バ
ウンダリスキャンレジスタF1〜Fs の全ての前記第1
フリップフロップ31に「1」が設定される。又、前記
クロック信号CKにクロックパルスがs 個よりも多く入
力された時点で、前記テスト出力DSOの状態変化が確
認できれば、前記バウンダリスキャンレジスタF1〜F
s のそれぞれの前記第1フリップフロップ31などの動
作が正常であることが確認できる。
【0054】この後、前記クロック信号CK2に1パル
スのクロックを入力すると、前記バウンダリスキャンレ
ジスタF1〜Fs の全ての前記第2フリップフロップ3
2にも「1」が設定される。又、該第2フリップフロッ
プ32に記憶されている論理状態は、前記モード切替え
端子Tを「1」とし、且つ、前記第2モード切替え端子
T2を「1」とし、この後、前記クロック信号CKに1
パルスのクロックを入力することで、前段の前記第2フ
リップフロップ32の論理状態を次段の前記第1フリッ
プフロップ31に記憶させることができる。
【0055】又、このように前段の前記第2フリップフ
ロップ32の論理状態が記憶された後、前記第2モード
切替え端子T2を「0」とすれば、前記クロック信号C
Kにクロックパルスを順次入力するに従って、該第1フ
リップフロップ31に記憶されているものを順次読み出
すことが可能である。
【0056】このようにして前記バウンダリスキャンレ
ジスタF1〜Fs 全ての前記第1フリップフロップ31
及び前記第2フリップフロップ32に、「1」が記憶さ
れたことを、その読み出しにて確認された後、同様に、
これら全ての第1フリップフロップ31及び第2フリッ
プフロップ32へと、今度は「1」を書き込み、又、同
様にその書き込まれたものを確認することができる。こ
のようにして、全ての前記第1フリップフロップ31及
び全ての第2フリップフロップ32に記憶された「0」
又「1」の論理状態を確認することで、全ての前記バウ
ンダリスキャンレジスタF1〜Fs の動作を自己診断す
ることが可能である。
【0057】又、前記バウンダリスキャンレジスタF1
〜Fs は、次のようにしても自己診断することが可能で
ある。
【0058】即ち、前記モード切替え端子Tの入力及び
前記第2モード切替え端子T2の入力を共に「1」(テ
ストモード及びレジスタテストモード)とし、前記クロ
ック信号CKを入力しながら、前記図2の第2テスト入
力DSIt から所定のパターン、例えば「0」と「1」
とを交互に入力する。又、クロック信号CK及びクロッ
ク信号CK2へとパルスをs パルスより多く入力した後
に、テスト出力DSOあるいは前記データ出力Ys か
ら、前記第2テスト入力DSIt に入力したパターンが
出力されるか確認することによって行うことができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、そ
のバウンダリスキャンレジスタ自体のテストを、ユーザ
回路などの被試験回路などの他回路から独立して行える
ようにし、よって、該テストをより容易に行うことがで
きるという優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要旨を示すブロック図
【図2】本発明が適用された実施例のバウンダリスキャ
ンレジスタを用いた集積回路の一部の回路図
【図3】前記実施例の前記バウンダリスキャンレジスタ
の回路図
【図4】従来のバウンダリスキャンレジスタを用いた集
積回路の回路図
【図5】前記従来のバウンダリスキャンレジスタの回路
【符号の説明】
10…集積回路 12…被試験回路 30…3入力マルチプレクサ 30a 〜30c …2入力マルチプレクサ 31…第1フリップフロップ 32…第2フリップフロップ DI…データ入力 DO…データ出力 SI…シフト入力 SIt …第2シフト入力 SO…シフト出力 F1〜Fs …バウンダリスキャンレジスタ T…モード切替え端子 T2…第2モード切替え端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ入力DIとシフト入力SIとを切り
    替えるマルチプレクサがその入力に接続され、該入力を
    記憶保持すると共に、その出力がシフト出力SOとなっ
    ている第1フリップフロップと、該第1フリップフロッ
    プの出力をデータ出力DOとして出力する際、該データ
    出力DOを記憶保持する第2フリップフロップとを備
    え、被試験回路のテストを目的として、前記データ入力
    DI及び前記データ出力DOを前記被試験回路へと接続
    すると共に、前記シフト入力SIと前記シフト出力SO
    とに関して、複数の当該バウンダリスキャンレジスタを
    カスケード接続し、シフトレジスタとして動作させるバ
    ウンダリスキャンレジスタにおいて、 前記マルチプレクサが、前記データ入力DIと前記シフ
    ト入力SIと共に、第2シフト入力SIt を切り替える
    ものであって、 前記カスケード接続の際、前段の前記シフト出力SOを
    当段の前記シフト入力SIへ接続し、当段の前記シフト
    出力SOを次段の前記シフト入力SIへ接続し、又、前
    段の前記データ出力DOを当段の前記第2シフト入力S
    It へ接続し、当段の前記データ出力DOを次段の前記
    第2シフト入力SIt へ接続するようにしたことを特徴
    とするバウンダリスキャンレジスタ。
JP4295568A 1992-11-05 1992-11-05 バウンダリスキャンレジスタ Pending JPH06148291A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0961498A (ja) * 1995-08-30 1997-03-07 Nec Corp 半導体集積回路
JP2001235513A (ja) * 2000-02-21 2001-08-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路装置及びそのテスト方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001235513A (ja) * 2000-02-21 2001-08-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路装置及びそのテスト方法

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