JPH086296B2 - 人工地盤 - Google Patents

人工地盤

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JPH086296B2
JPH086296B2 JP17356393A JP17356393A JPH086296B2 JP H086296 B2 JPH086296 B2 JP H086296B2 JP 17356393 A JP17356393 A JP 17356393A JP 17356393 A JP17356393 A JP 17356393A JP H086296 B2 JPH086296 B2 JP H086296B2
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JP
Japan
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girder
floor plate
precast
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artificial ground
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JP17356393A
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JPH073740A (ja
Inventor
充 恒藤
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Tetra Co Ltd
Original Assignee
Tetra Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、人工地盤に関するも
のであり、一層詳細には、桟橋構造物などを含む人工地
盤の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決すべき課題】一般に、人
工地盤、例えば、沿岸水域などに設置される桟橋構造物
は、所定間隔で打設した鋼管杭上に縦横の梁部材を架設
し、ついでこれらの梁部材上に上部工としての床部分を
現場打ちコンクリートあるいは鋼板部材などによって形
成することにより構成している。しかるに、このように
して構築される人工地盤は、構築作業が大規模になって
工期も長期に亘り、費用も嵩むなど種々の解決すべき課
題が指摘されていた。
【0003】
【課題の解決手段】そこでこの発明では、所定距離離間
させて配設した支持杭部材間にプレキャスト製桁部材を
装着して固定するとともにこれらのプレキャスト製桁部
材間に予め横桁を付設した床板部材を嵌め込んで一体化
する構成を採用することにより構築作業の容易化ととも
に工費の低減化を図ろうとするものである。
【0004】この場合、プレキャスト製桁部材は、一端
部側に支持杭部材の頭部挿入孔を開設するとともに床板
支持用段部を形成したコンクリート製桁本体からなり、
このコンクリート製桁本体の上面長手方向に沿ってウエ
ブ部材を露呈させた構成を採用すれば、隣接するコンク
リート製桁材との連結およびこのコンクリート製桁材間
に床板部材を嵌め込む際の作業を効率良く行うことがで
きる。
【0005】また、床板部材としては、矩形状床板の一
方の対向する両側縁部に横桁を一体的に形成するととも
に他方の対向する両側縁部に連結用取付板を突設するこ
とにより構成すれば、プレキャスト製桁部材との一体化
を好適に行うことができる。
【0006】
【作用】この発明に係る人工地盤は、工場や施行現場近
傍の製作ヤードにおいてあらかじめ製造しておいたプレ
キャスト製桁部材および横桁付き床板部材を現場に搬入
し、杭打ち装置によって打設した支持杭部材間にこれら
のプレキャスト製桁部材を装着固定した後、横桁付き床
板部材を嵌め込んで一体化するだけで構築することがで
きるものである。
【0007】
【実施例】次に、本発明に係る人工地盤の好適な実施例
として桟橋構造物を例示し、添付図面を参照しながら以
下詳細に説明する。
【0008】本発明の好適な実施例として桟橋構造物1
0は、図1に示すように、適宜の杭打ち装置を使用して
所定距離離間させて配設した鋼管杭12、12上にユニ
ット化したプレキャストコンクリート製桁部材14を装
着固定するとともにこれらのプレキャストコンクリート
製桁部材14間に同様にユニット化した横桁付き床板部
材16を嵌め込んで一体化することにより基本的に構成
されている。
【0009】すなわち、プレキャストコンクリート製桁
部材14は、図2に示すように、桁本体18の一端部側
に鋼管杭12の頭部挿入孔20を開設するとともに雄型
臍部22を突設し、さらに下部に前記床板部材16およ
び隣接する桁部材14の端部を支持するための支持用段
部24を形成する。また、桁本体18の他端部側には、
別体の桁本体18に形成した前記雄型臍部22を嵌合す
るための雌型臍部26を設け、さらには桁本体18の上
面長手方向に沿ってウエブ部材28の一部を露呈配置す
る。この場合、頭部挿入孔20は鋼管杭12よりも若干
大径に設定した筒型部材(図示せず)によって形成する
とともにウエブ部材28はこの筒型部材を抱き込むよう
な形状に構成する。
【0010】なお、桁本体18の各臍部20、26に対
応する部分には桁本体18の長手方向と直交する方向に
貫通孔30を設け、プレキャスト製桁部材14自体とこ
のプレキャスト製桁部材14の支持用段部24に乗置し
た別体のプレキャスト製桁部材14とを前記貫通孔30
に挿通した緊締用止具32によって緊締し得るように構
成する。
【0011】一方、床板部材16は、図3に示すよう
に、コンクリート製の矩形状床板本体34の一方の対向
する両側下部に横桁36、36を一体的に形成するとと
もに他方の対向する両側縁部に連結用取付板38を所定
間隔で突設し、さらに上面に懸吊用吊り環40を配設す
ることにより構成する。
【0012】そして、このような部材によって構成され
る桟橋構造物10は、具体的には、まず各鋼管杭12の
頭部にキャップ部材42を装着しておく。次に、両端部
に挿入孔20、20を配設した以外はプレキャスト製桁
部材14と同様に形成した発進用桁部材44を所定の鋼
管杭12、12の頭部に装着する。この際、発進用桁部
材44はウエブ部材28下面に鋼管杭12の頭部(キャ
ップ部材42)が当接した状態で保持されることにな
り、貫通孔30に挿通した緊締用止具32によって容易
に緊締保持することができる。
【0013】次に床板部材16を吊り上げて、発進用桁
部材44、44間に落とし込み、その両側下部の横桁3
6、36を発進用桁部材44の支持用段部24に乗置
し、各連結用取付板38と桁部材44のウエブ部材28
とを連結板46を介して溶接することにより一体化し、
さらにモルタルおよび現場打ちコンクリートなどを隙間
部分に充填する(図4参照)。
【0014】そして、この発進部分を足場にして新たな
鋼管杭12を杭打した後、プレキャスト製桁部材14を
これらの鋼管杭12の頭部に装着し、吊り上げた床板部
材16を桁部材14、14間に落とし込んでその両側下
部の横桁36、36を支持用段部24に乗置し、各連結
用取付板38と桁部材44のウエブ部材28とを連結板
46を介して連結し、隙間部分にモルタルを充填すると
ともに床板部材16と桁部材44のウエブ部材28との
間に補助鉄筋(図示せず)を配置して現場打ちコンクリ
ートで一体化する作業を順次行えば良い。
【0015】なお、床板部材16と桁部材44(あるい
は16)とを連結するための代案として、図5に示すよ
うに、桁部材44の所定箇所に埋込みボルト48を配設
するとともに床板部材16にも櫛歯状板部材50を配設
しておき、この櫛歯状板部材50の間隙部に埋込みボル
ト48を挿入した状態で押えプレート52およびナット
54によって固定する構成を採用すれば、連結強度を高
めることができ好適である。
【0016】また、発進用桁部材44とプレキャスト製
桁部材14あるいは隣接する桁部材14相互の接続は、
雄型臍部22と雌型臍部26とを整合した状態で貫通孔
30に挿通した緊締用止具32によって緊締し、一方隣
接する床板部材16相互の接続は、各床板部材16の端
部に配置した埋込みボルトを防水パッキング、押さえプ
レートおよびナットによって固定して現場打ちコンクリ
ートによって被覆すればよい(図示せず)。
【0017】また、発進部分以降の鋼管杭12の打設作
業、各部材の吊り上げ、装着あるいは落とし込み作業な
どはウエブ部材28上に移動自在な作業台車を配置して
行うことにより構築作業をさらに容易化することができ
る。
【0018】
【発明の効果】先に述べたように、本発明に係る人工地
盤によれば、工場や施工現場近傍の製作ヤードにおいて
あらかじめ製造しておいたプレキャスト製桁部材および
床板部材などのユニット部材を、打設した支持杭部材間
に装着固定したり嵌め込んだのち、現場打ちコンクリー
トで一体化するだけなので、構築作業を迅速にかつ容易
に行うことができ、また工期の短縮もできるので構築費
用の低減を図ることができる等種々の利点を有するもの
である。
【0019】以上、本発明に係る人工地盤の好適な実施
例として桟橋構造物を例示して説明したが、本発明は、
この実施例に限定されるものではなく、例えば、護岸岸
壁などの港湾施設、軟弱地盤上などの土地造成などにも
好適に採用することができ、本発明の精神を逸脱しない
範囲内において種々の設計変更をなし得ることは勿論で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る人工地盤の実施例としての桟橋構
造物であって、aは側面説明図、bは平面説明図であ
る。
【図2】図1に示す桟橋構造物に使用するプレキャスト
製桁部材であって、aは鋼管杭との関係を示す一部省略
側面図、bはaの平面説明図である。
【図3】図1に示す桟橋構造物に使用する床板部材であ
って、aは側面説明図、bは平面説明図である。
【図4】図1に示す桟橋構造物におけるプレキャスト製
桁部材と床板部材との接続構造を示す説明図である。
【図5】図1に示す桟橋構造物におけるプレキャスト製
桁部材と床板部材との接続構造の別の実施例を示す説明
図であって、aは断面説明図、bは平面説明図である。
【符号の説明】
10 桟橋構造物、 12 鋼管杭、 16
床板部材、14 プレキャストコンクリート製桁部
材、 18 桁本体、20 頭部挿入孔、 2
2 雄型臍部、 24 支持用段部、26 雌型臍
部、 28 ウエブ部材、 30 貫通孔、3
2 止具、 34 床板本体、 36
横桁、38 連結用取付板、 40 吊り環、
42 キャップ部材、44 発進用桁部材、 46
連結板、 48 埋込みボルト、50 櫛歯状
板部材、 52 押えプレート、 54 ナット、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定距離離間させて配設した支持杭部材
    間にプレキャスト製桁部材を取着するとともにこれらの
    プレキャスト製桁部材間に予め横桁を付設した床板部材
    を嵌め込んで一体化することを特徴とする人工地盤。
  2. 【請求項2】 プレキャスト製桁部材は、一端部側に支
    持杭部材の頭部挿入孔を開設するとともに床板支持用段
    部を形成したコンクリート製桁本体からなり、このコン
    クリート製桁本体の上面長手方向に沿ってウエブ部材を
    露呈させることにより構成してなる請求項1に記載の人
    工地盤。
  3. 【請求項3】 床板部材は、矩形状床板の一方の対向す
    る両側縁部に横桁を一体的に形成するとともに他方の対
    向する両側縁部に連結用取付板を突設することにより構
    成してなる請求項1または請求項2に記載の人工地盤。
JP17356393A 1993-06-22 1993-06-22 人工地盤 Expired - Lifetime JPH086296B2 (ja)

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JP17356393A JPH086296B2 (ja) 1993-06-22 1993-06-22 人工地盤

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JP17356393A JPH086296B2 (ja) 1993-06-22 1993-06-22 人工地盤

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JPH073740A JPH073740A (ja) 1995-01-06
JPH086296B2 true JPH086296B2 (ja) 1996-01-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4633584B2 (ja) * 2005-09-09 2011-02-16 株式会社ナイカイアーキット プレキャストコンクリート製桁部材
JP4597921B2 (ja) * 2006-07-07 2010-12-15 株式会社日本ピーエス 桟橋の構築方法
JP7308491B2 (ja) * 2021-02-25 2023-07-14 株式会社ライテク 二重矢板式水上構造物とその施工方法

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JPH073740A (ja) 1995-01-06

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