JPH0862236A - 回転速度検出用軸受ユニット - Google Patents
回転速度検出用軸受ユニットInfo
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- JPH0862236A JPH0862236A JP22109794A JP22109794A JPH0862236A JP H0862236 A JPH0862236 A JP H0862236A JP 22109794 A JP22109794 A JP 22109794A JP 22109794 A JP22109794 A JP 22109794A JP H0862236 A JPH0862236 A JP H0862236A
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Abstract
装置等による輻射熱の影響を避けることの出来る回転速
度検出用軸受ユニットを提供する。 【構成】 車輪を装着する車軸1に嵌着固定された内輪
5と車体側に固定されるナックルに固定された外輪6と
転動体7とを備え且つ前記内輪と外輪内部をシ−ル1
3、14により内部を密封構造とした軸受ユニットにお
いて、内輪5の外周囲にパルサ−リング8を嵌着固定
し、車軸1とナックル4との間に位置する外輪6の角部
に端部が縮径する傾斜平坦部6bを設けると共に該平坦
部にパルサ−リング8にその先端部9aを対向配置した
センサ9を取り付けて成る回転速度検出用軸受ユニッ
ト。
Description
を装着する車軸の回転速度(回転数)を測定するための
回転速度検出用軸受ユニットに関する。
り、或いはアンチロックブレ−キシステム(ABS)を
作動させる場合車輪を装着した車軸に回転数検出装置を
取り付け車軸(車輪)の回転数が計測される。この回転
速度検出装置には種々のものが提案されているが、例え
ば実開平4−116012号にも開示されているよう
に、車輪を装着する車軸と一体に回転するように取り付
けた内輪と、ナックル等の固定部に固定される外輪(固
定輪)と、これら内・外輪間に配置されたボ−ルとより
成る軸受ユニットの前記内輪にパルスロ−タを嵌着固定
し、該パルスロ−タの凹凸歯近傍に前記外輪(固定輪)
側に取り付けたセンサを対向配置した構成としてある。
軸受ユニットは泥土や水等の侵入防止可能なセンサ(電
磁ピックアップセンサ)を内蔵したセンサ一体型のもの
が使用されるようになっているが、このような回転速度
検出用軸受ユニットではセンサ交換の際には整備性を良
くするため軸受ユニットを分解することなしにセンサの
みを交換可能とすることが望ましい。しかしナックルと
車軸周囲の空間が狭く(図4参照)、ハ−ネスの配置の
関係で困難であった。また、軸受ユニット近傍の車軸に
はブレ−キ装置が取り付けられるがこのプレ−キ装置に
より生じる輻射熱のためセンサを取り付ける周囲付近も
高温となる。しかし回転速度検出用のセンサは電磁石を
利用するため高温となる位置は極力避けなければならな
い。この発明はかかる課題を解決するためになされたも
のであり、センサの交換が可能で且つブレ−キ装置等に
よる輻射熱の影響を避けることの出来る回転速度検出用
軸受ユニットを提供することを目的とする。
る課題を解決するために、車輪を装着する車軸に嵌着固
定された内輪と車体側に固定されるナックルと該ナック
ルに固定された外輪とこれら内輪と外輪との間に配置さ
れた転動体とを備え且つ前記内輪と外輪内部をシ−ルに
より密封構造とした軸受ユニットが、前記内輪の外周囲
にパルサ−リングを嵌着固定し、前記車軸とナックルと
の間に位置する前記外輪の角部に端部が縮径する傾斜平
坦部を設けると共に該傾斜平坦部に前記パルサ−リング
にその先端部を対向配置したセンサを取り付けて成る回
転速度検出用軸受ユニットであることを特徴とする。
と、自動車組立や修理の際この軸受ユニットをナックル
等の周辺部品と共に組み付けた後に容易にセンサを組み
付けることが出来る。そしてセンサはブレ−キ装置から
の輻射熱等の影響を最も受けにくくまた、車軸(ドライ
ブシャフト)やブレ−キディスクやキャリパ−等を分解
することなくセンサ交換を行うことが可能となる。
を参照して説明する。図1はこの発明の回転速度検出用
軸受ユニット部分の斜視図であり、図2は軸方向の断面
図である。この回転速度検出用軸受ユニットは、車軸
(ドライブシャフト)1と、該車軸1に一体に嵌着され
鍔部2aにブレ−キディスク3を取り付け軌道溝2bを
設けたスリ−ブ2と、車体に固定されるナックル4と、
前記スリ−ブ2に嵌着される内輪5と、前記ナックル4
に固定された外輪6と、該外輪6と前記スリ−ブ2及び
内輪5との間に配置された転動体(ボ−ル)7及び7
と、前記内輪5の外周囲に嵌着固定したパルサ−リング
8と、該パルサ−リング8にその先端部を対向配置し前
記外輪6の角に取り付けたセンサ9と、で構成されてい
る。尚、12はブレ−キディスク3に圧力をかけるパッ
ド10、11を装着したキャリパであり、13及び14
は外輪6とスリ−ブ2及び内輪5との間を密封するシ−
ルである。
であり、図3(b)は正面図、図3(c)は図3(a)
のQ矢視図である。上記するように、前記外輪6の角部
分にはセンサ9が取り付けられるが、該外輪6の内側部
分は円錐面6aとなるように形成すると共に外側の角の
一部を一定の肉厚tを確保するよう斜方向に切削して端
部が縮径する方向の傾斜平坦部6bを設けてある。そし
て該外輪6の角部の傾斜平坦部6bにセンサ9の軸部9
b嵌入用穴6cとセンサ固定用ボルト穴6dを設けてセ
ンサ9を取り付ける。また、図1にも示すように、該セ
ンサ9は軸部9bのセンサ先端部9aを座金15に通す
と共に該軸部9bに座金15を固着し、該座金15を前
記外輪6の角に設けた平坦部6bに取付ボルト16で着
脱可能に固定して取り付ける。
の下の車軸(ドライブシャフト)1との間の外輪6の角
部に取り付けるのは次の理由による。図4は軸受ユニッ
トの内部構造を示す図であって内部の温度分布を測定し
た実験結果を示す。即ち、この軸受ユニットは、図2に
示す軸受ユニットとほぼ同様の構成であるが、図4の測
定結果に示すように、走行時最も温度が高くなるのはブ
レ−キディスク3’を取り付けたスリ−ブ2’のフラン
ジ部2’aの下で、最も低いのはナックル4’と外輪
6’との嵌合部の外側付近であった。従ってセンサ取り
付け位置に最も適しているのはナックル4’と車軸(ド
ライブシャフト)1’の間の外輪6’の角の付近である
がこの位置はセンサ交換等の整備性に欠ける位置でもあ
る。そこでナックル4’及び外輪6'の形状と取り付け構
造を図2に示すように変更し、更に図3に示すように外
輪6の角に平坦部6bを形成して取り付けるものであ
る。
に構成すると、自動車組立や修理の際この軸受ユニット
をナックル等の周辺部品と共に組み付けた後に容易にセ
ンサを組み付けることが出来る。そしてセンサ周囲はブ
レ−キ装置からの輻射熱等の影響を最も受けにくくま
た、車軸(ドライブシャフト)やブレ−キディスクやキ
ャリパ−等を分解することなくセンサ交換を行うことが
可能となる。
は以上詳述したような構成としたのでブレ−キ装置から
の熱的影響を最も回避出来る位置に速度検出センサを取
り付けることが出来る。また、この発明によれば軸受ユ
ニットを分解することなくセンサのみの交換が可能とな
り、組付性や整備性がしやすくなる。特に、センサの組
み付け性は外付けセンサタイプと同程度を確保すること
が出来る。更にセンサ検出部、即ちパルサ−リングとセ
ンサ検出部は軸受ユニット内に設けたのでセンサ信号は
外部環境(泥土、錆、鉄粉等)の影響を受けにくくな
り、パルサ−リングの防錆処理やステンレス材の使用等
の耐食処理も不要となる。更にまた、センサと軸受ユニ
ットとを別部品として扱うことが出来るので軸受ユニッ
トの製造工程はパルサ−付の軸受ユニットと同等とする
ことが出来る。
斜視図である。
向の断面図である。
3(b)は正面図、図3(c)は図3(a)のQ矢視図
である。
の温度分布を測定した実験結果を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】 車輪を装着する車軸に嵌着固定された内
輪と車体側に固定されるナックルに固定された外輪とこ
れら内輪と外輪との間に配置された転動体とを備え且つ
前記内輪と外輪内部をシ−ルにより密封構造とした軸受
ユニットにおいて、前記内輪の外周囲にパルサ−リング
を嵌着固定し、前記車軸とナックルとの間に位置する前
記外輪の角部に端部が縮径する傾斜平坦部を設けると共
に該傾斜平坦部に前記パルサ−リングにその先端部を対
向配置したセンサを取り付けて成ることを特徴とする回
転速度検出用軸受ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22109794A JP3559072B2 (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 回転速度検出用軸受ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22109794A JP3559072B2 (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 回転速度検出用軸受ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0862236A true JPH0862236A (ja) | 1996-03-08 |
JP3559072B2 JP3559072B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=16761448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22109794A Expired - Fee Related JP3559072B2 (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 回転速度検出用軸受ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3559072B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004081581A1 (ja) * | 2003-03-10 | 2004-09-23 | Koyo Seiko Co., Ltd. | 車軸支持装置 |
US7205760B2 (en) * | 2004-03-22 | 2007-04-17 | American Axle & Manufacturing, Inc. | Beam axle with integral sensor mount and target |
JP2014145335A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車の排気ガスセンサ配置構造 |
-
1994
- 1994-08-22 JP JP22109794A patent/JP3559072B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004081581A1 (ja) * | 2003-03-10 | 2004-09-23 | Koyo Seiko Co., Ltd. | 車軸支持装置 |
JPWO2004081581A1 (ja) * | 2003-03-10 | 2006-06-15 | 株式会社ジェイテクト | 車軸支持装置 |
US7205760B2 (en) * | 2004-03-22 | 2007-04-17 | American Axle & Manufacturing, Inc. | Beam axle with integral sensor mount and target |
JP2014145335A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車の排気ガスセンサ配置構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3559072B2 (ja) | 2004-08-25 |
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