JPH0861400A - ドラムブレーキ装置 - Google Patents

ドラムブレーキ装置

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Publication number
JPH0861400A
JPH0861400A JP21422294A JP21422294A JPH0861400A JP H0861400 A JPH0861400 A JP H0861400A JP 21422294 A JP21422294 A JP 21422294A JP 21422294 A JP21422294 A JP 21422294A JP H0861400 A JPH0861400 A JP H0861400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed sensor
sensor
rotation speed
brake device
drum brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21422294A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisayoshi Mori
久義 森
Moritaka Iwamura
盛隆 岩村
Shinichi Endo
信一 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nisshinbo Industries Inc, Nisshin Spinning Co Ltd filed Critical Nisshinbo Industries Inc
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Publication of JPH0861400A publication Critical patent/JPH0861400A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転速センサの取り付け位置に影響を受ける
ことなく、エアギャップを任意に設定できるドラムブレ
ーキ装置を提供すること。 【構成】 バックプレート10を貫挿する車軸30にセ
ンサロータ40を取り付け、車軸30と平行に向けた回
転速センサ50をバックプレート10内部に貫挿させて
取り付け、回転速センサ50の底部から突出する磁石と
ポールピースの積層体を屈曲し、積層体の屈曲部59の
先端面に形成する検知面59をセンサロータ40の円周
面に対向させる。屈曲部59の全長を選択することで、
センサロータ40の径を変えずに所定のエアギャップを
確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドラムブレーキ装置に関
し、より詳細には車輪の回転速度を検出する回転速セン
サを具備するドラムブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アンチロックブレーキシステム(AB
S)やトラクションコントロールシステム(TCS)等
にあっては、車輪の回転速情報を得て制動制御に利用し
ている。一般には車体側に取り付けた車輪速センサと、
車軸側に取り付けたセンサーロータとの間における磁束
変化を電気的(電磁誘導)に取り出して車輪速を得てい
る。またこの種の回転速センサは板状の磁石の両側をポ
ールピースと呼ばれる金属板で挟持させ、さらにこれら
の周囲にコイルを配置して構成される検出部と、検出部
を収容して樹脂でモールドするケースとにより構成さ
れ、検出部の先端とセンサロータの周面間に所定の距離
(エアギャップ)を隔てて車体側に取り付けている。通
常エアギャップが大きくなれば、回転速の検出能力が低
下する。
【0003】
【本発明が解決しようとする問題点】ディスクブレーキ
にあっては回転速センサやセンサロータの取付空間が十
分にあるので特別問題にならないが、ドラムブレーキ装
置にあっては取付空間が確保し難く、しかもドラムブレ
ーキ装置内部の空間も狭小であるため、回転速センサや
センサロータのレイアウト設計が非常に困難である。ま
た仮にドラムブレーキ装置に回転速センサやセンサロー
タを取付できたとしても、前記したような周辺部品との
干渉の問題から、所定のエアギャップを確保することが
困難である。
【0004】
【本発明の目的】本発明は以上の点に鑑みて成されたも
ので、その目的とするところは回転速センサの取り付け
位置に影響を受けることなく、エアギャップを任意に設
定できるドラムブレーキ装置を提供することである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】即ち本発明は、バック
プレートに一対のブレーキシューを拡開自在に装架した
ドラムブレーキ装置において、バックプレートを貫挿す
る車軸にセンサロータを取り付け、車軸と平行に向けた
回転速センサを前記バックプレートの内部に取り付け、
回転速センサの底部から突出する磁石とポールピースの
積層体を屈曲し、前記積層体の先端面に形成する検知面
を前記センサロータの円周面に対向させことを特徴とす
る、ドラムブレーキ装置である。更に本発明は、バック
プレートに一対のブレーキシューを拡開自在に装架した
ドラムブレーキ装置において、バックプレートを貫挿す
る車軸にセンサロータを取り付け、車軸と平行に向けた
回転速センサを前記バックプレートの内部に取り付け、
回転速センサの底部から突出する磁石とポールピースの
積層体を前記センサロータの円周面に向けて屈曲し、相
対向する前記積層体の先端面に形成する検知面及び前記
センサロータの円周面が回転速センサの中心軸に対して
直角以外の角度で形成してあることを特徴とする、ドラ
ムブレーキ装置である。
【0006】
【実施例1】以下図面を参照しながら本発明の一実施例
について説明する。 <イ>全体の構成 図3にドラムブレーキ装置の正面図を示す。符号10は
バックプレートで、その上部に配設したホイールシリン
ダ12と下部のアンカー13との間に一対のブレーキシ
ュー20,20が拡縮自在に装架されている。ブレーキ
シュー20は円弧状のシューウェブ21に湾曲するリム
22を接合し、リム22の外周面に摩擦材である摩擦パ
ッド23を固着したもので、対向するブレーキシュー2
0,20のシューウェブ21,21間に複数のリターン
スプリング14,15が張設され、ホイールシリンダ1
2の伸縮によって一対のブレーキシュー20,20が拡
径して図示しないブレーキドラムに圧接して制動できる
構造になっている。また一対のブレーキシュー20,2
0の上部間には、摩擦パッド23の摩耗に応じてブレー
キドラムとの間隙量を自動的に調整する間隙自動調整機
構30が配設されている。さらに一方(図面左側)のブ
レーキシュー20のシューウェブ21には支軸15を介
してパキングブレーキレバー16が軸支されていて、図
示しない遠隔操作用のケーブルエンドがパキングブレー
キレバー16の自由端に接続していて、ケーブルの牽引
操作によりブレーキシュー20,20を拡縮できるよう
になっている。
【0007】<ロ>センサロータ 図1、3図に示すようにバックプレート10の中心口1
7を通じてドラムブレーキ装置内に車軸30が案内され
ている。車軸30の先端部にはブレーキドラム31が一
体に固着している。ドラムブレーキ装置内に位置する車
軸30には歯車形のセンサロータ40が一体に固着され
ていて、センサロータ40が車軸30と共に回転するよ
うに構成されている。センサロータ40は周辺部品と干
渉しないようにバックプレート10とシューウェブ21
との間に位置させることが望ましい。センサロータ40
は円盤の表面に等ピッチで歯41を形成したのロータで
ある。
【0008】<ハ>回転速センサ 回転速センサ50は図2に拡大して示すようにバックプ
レート10を車体側に固着するためのハブ(図示せず)
と干渉しない位置に穿設したバックプレート10の取付
孔18にボルト19を介して取り付けられる。回転速セ
ンサ50は電磁誘導式のセンサで、L字形に屈曲した磁
石51と、L字形に屈曲し磁石51の両側に付設するポ
ールピース52,52と、これらの積層体を包囲するコ
イル53とを基本の構成要素とし、これらをコイルケー
ス54内に収容してボビン55で押さえ、さらにこれら
のコイルケース54とボビン55と一体にハウジング5
6を一体成形して構成される。ハウジング56の一部に
は取付孔57が形成されている。またコイル53の各端
部はボビン55を貫挿し、ハウジング56内に導入した
リード線57に接続している。本発明は磁石51とポー
ルピース52,52とコイル53とにより構成される検
出部のうち、磁石51とポールピース52,52の積層
体の一部がコイルケース54の底部を貫通して突出する
タイプを前提としていて、その特徴とするところは、コ
イルケース54の底部より突出する磁石51とポールピ
ース52,52の積層体の先端部近くを屈曲して形成し
た点にある。要は磁石51とポールピース52,52の
積層体の屈曲部59の先端面に形成される検知面58
が、回転速センサ50の中心軸からずれた位置で、前記
センサロータ40の外周面と対向するように形成されて
いればよい。したがって、屈曲部59の全長を選択する
ことで、検知面58とセンサロータ40との間のエアギ
ャップを任意に選択することができる。特にドラムブレ
ーキ装置の内部には多くの部品が組み込んであるから、
内蔵できるセンサロータ40の径に制約を受ける。この
ような大径のセンサロータ40の導入困難な条件下にあ
っては、所定のエアギャップを確保する上で極めて有利
である。尚、磁石51とポールピース52,52の積層
体を屈曲することで、発生磁力に若干の低下が見られる
が、これは磁石51の性能を向上させることにより、或
いはポールピース52の磁気抵抗を低減することによ
り、十分に対処可能であり、本発明の否定要因とはなら
ない。
【0009】
【実施例2】図4は回転速センサ50の屈曲部59の屈
曲角度を変えた他の実施例を示す。本実施例は屈曲部5
9を回転速センサ50の中心軸に対して直角以外の角度
に屈曲した例を示すもので、本実施例によればセンサロ
ータ30の円周面が傘歯車形を形成する場合は、屈曲部
59の先端の検知面58と平行関係を維持できるように
対応可能である。本実施例にあっては、周囲に部品が存
在して回転速センサ50の屈曲部59を直角に形成でき
ない場合に、干渉物を回避し易くなるといった利点があ
る。
【0010】
【実施例3】適用できるドラムブレーキ装置は、前述し
たリーディングトレディングタイプに限定されるもので
なく、リング式、2リーディング式、サーボ式等の公知
のタイプに適用できる。
【0011】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、コイルケ
ースの底部より突出する磁石とポールピースの積層体の
先端部近くを屈曲して形成することで、回転速センサの
中心軸から検知面までの距離を任意に設定できる。その
ため、これまで採用が困難とされていたドラムブレーキ
装置に回転速センサを組み込むことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1に係る説明図で、図3のI−Iの断
面図
【図2】 図1の要部の拡大図
【図3】 ドラムブレーキの正面図
【図4】 回転速センサの屈曲部を直角以外の角度に屈
曲した実施例2に係る部分拡大断面図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックプレートに一対のブレーキシュー
    を拡開自在に装架したドラムブレーキ装置において、 バックプレートを貫挿する車軸にセンサロータを取り付
    け、 車軸と平行に向けた回転速センサを前記バックプレート
    の内部に取り付け、 回転速センサの底部から突出する磁石とポールピースの
    積層体を屈曲し、 前記積層体の先端面に形成する検知面を前記センサロー
    タの円周面に対向させことを特徴とする、 ドラムブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 バックプレートに一対のブレーキシュー
    を拡開自在に装架したドラムブレーキ装置において、 バックプレートを貫挿する車軸にセンサロータを取り付
    け、 車軸と平行に向けた回転速センサを前記バックプレート
    の内部に取り付け、 回転速センサの底部から突出する磁石とポールピースの
    積層体を前記センサロータの円周面に向けて屈曲し、 相対向する前記積層体の先端面に形成する検知面及び前
    記センサロータの円周面が、回転速センサの中心軸に対
    して直角以外の角度で形成してあることを特徴とする、 ドラムブレーキ装置。
JP21422294A 1994-08-16 1994-08-16 ドラムブレーキ装置 Pending JPH0861400A (ja)

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JP21422294A JPH0861400A (ja) 1994-08-16 1994-08-16 ドラムブレーキ装置

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JP21422294A JPH0861400A (ja) 1994-08-16 1994-08-16 ドラムブレーキ装置

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JPH0861400A true JPH0861400A (ja) 1996-03-08

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ID=16652232

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JP21422294A Pending JPH0861400A (ja) 1994-08-16 1994-08-16 ドラムブレーキ装置

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JP (1) JPH0861400A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2324869A (en) * 1997-04-30 1998-11-04 Nissan Europ Tech Centre Drum brake with speed sensor
US6539800B2 (en) 2000-03-24 2003-04-01 Nisshinbo Industries, Inc. Wheel speed sensor-mounting structure for drum brake

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2324869A (en) * 1997-04-30 1998-11-04 Nissan Europ Tech Centre Drum brake with speed sensor
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Effective date: 20040323

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040907