JPH0861232A - クライオポンプの再生方法及び再生装置 - Google Patents

クライオポンプの再生方法及び再生装置

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JPH0861232A
JPH0861232A JP22415394A JP22415394A JPH0861232A JP H0861232 A JPH0861232 A JP H0861232A JP 22415394 A JP22415394 A JP 22415394A JP 22415394 A JP22415394 A JP 22415394A JP H0861232 A JPH0861232 A JP H0861232A
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cryopanel
cryopump
stage
temperature
cooling
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JP22415394A
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Shinji Nomichi
伸治 野路
Junichi Hayakawa
淳一 早川
Hiroshi Aono
弘 青野
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Ebara Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B37/00Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00
    • F04B37/06Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00 for evacuating by thermal means
    • F04B37/08Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00 for evacuating by thermal means by condensing or freezing, e.g. cryogenic pumps

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間でクライオパネルの再生ができるクラ
イオポンプの再生方法及び再生装置を提供すること。 【構成】 ポンプ運転中にガスを凝縮するクライオパネ
ル面7,8、冷凍機6を具備するクライオポンプ1の再
生装置であって、クライオパネル7,8を加熱するヒー
タ15,16,17、クライオパネル7,8面の温度を
検出する温度センサーT1,T2、圧力センサーP、制
御部18、クライオポンプ1内を減圧するターボ分子ポ
ンプ11、粗引真空ポンプ12を具備し、クライオパネ
ル7,8の面からガス放出終了後に、制御部18によ
り、ヒータ15,16,17を制御し該クライオパネル
面の温度をガス放出時と同一温度に維持したままターボ
分子ポンプ11及び粗引真空ポンプ12でクライオポン
プ内圧を1/103Pa以下まで急速減圧し、その後冷
凍機6で第2段のクライオパネル8の面を20Kまで急
速冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クライオポンプのクラ
イオパネル面を再生するクライオポンプの再生方法及び
再生装置に関し、特に再生を的確に短時間で実行できる
クライオポンプの再生方法及び再生装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】一般のクライオポンプでは、1段目のクラ
イオパネルで50〜100Kに保ち、主に水を凝縮し、
2段目のクライオパネルで20K程度に保ち、アルゴン
Arや窒素N2ガスを凝縮して、また、2段目のクライ
オパネルの裏面に形成した活性炭層等で20K程度では
凝縮できない水素H2ガスを低温吸着してチャンバーを
真空にするものである。
【0003】クライオポンプは上記のように溜め込み式
の真空ポンプなので、一定時間後に再生(凝縮又は吸着
ガスを放出すること)が必要である。この間はチャンバ
ー内を真空に引けないので、スパッタ装置やインプラ装
置は止めなければならず、これらの装置の稼動率を上げ
るには再生時間を短くする必要がある。
【0004】従来、ヘリウム冷凍機によって運転される
クライオポンプのクライオパネル面再生技術としては特
表平5−509144号公報に開示されたものがある。
該再生技術はクライオポンプの再生時に、クライオポン
プのクライオパネル面に凝縮・吸着した物質を液相及び
/又は気相に移行した状態で、クライオポンプ外に排出
除去するためのものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術は、クライオポンプの第2段目のクライオパネル
面に吸着した物質を液相及び/又は気相に移行した状態
で、クライオポンプ外に排出除去する、部分再生のため
再生が早くできるという長所はあるが、下記(1)乃至
(3)のような欠点があった。
【0006】(1)部分再生のため、再生時におけるポ
ンプケーシング2の内部の温度は第1段のクライオパネ
ル7に凝縮した水を融解、蒸発させる温度よりも低く保
たれる(つまり1段目のクライオパネルの再生は行わな
い)が、2段目のクライオパネルで凝縮又は吸着したガ
スを再生するためには、そのガスの3重点以上にする必
要があるので、第1段目のクライオパネルの温度はクラ
イオポンプとして駆動している時よりも上昇し、該第1
段目のクライオパネル面に凝縮した水分が昇華する。し
かるに上記の従来技術では、再生後のケーシング2の内
の真空引きを10Pa程度までしか行わないので、第2
段目のクライオパネルの裏面に設けた活性炭層に前記昇
華した水分が蒸気(H2O)として吸着されるため、次
の排気運転において、H2の吸着容量が減少する。
【0007】(2)物質を液相及び/又は気相に移行し
た状態で排出するため、その処理にガスと液体の2系統
の廃棄系を設けるため、装置が複雑となりコスト高とな
る。また、排出物の処理も複雑になる。
【0008】(3)再生時間の短縮に限界があった。つ
まり、部分再生のみ時間短縮となっており、全再生の時
間短縮にはなっていない。
【0009】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、短時間でクライオパネルの再生ができるクライオポ
ンプの再生方法及び再生装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明はポンプ運転中にガスを凝縮及び/又は吸着
する第1段及び第2段のクライオパネル面及び該クライ
オパネル面を冷却する冷却手段を具備するクライオポン
プの再生方法であって、第1段及び/又は第2段のクラ
イオパネル面を一定温度に維持して該クライオパネル面
からのガス放出終了後に、該クライオパネル面の温度を
一定温度に維持したまま該クライオポンプの内圧を1/
103Pa(パスカル)以下まで急速に減圧し、その後
第2段のクライオパネル面を20Kまで急速冷却するこ
とを特徴とする。
【0011】また、ポンプ運転中にガスを凝縮及び/又
は吸着する第1段及び第2段のクライオパネル面及び該
クライオパネル面を冷却する冷却手段を具備するクライ
オポンプの再生装置であって、第1段及び第2段のクラ
イオパネル面を加熱する加熱手段、該クライオパネル面
の温度を検出する温度検知手段、クライオポンプ内圧を
検知する圧力検知手段、該温度検知手段及び圧力検知手
段の出力を受けて制御信号を発生する制御手段、クライ
オポンプ内を減圧する減圧手段を具備し、第1段及び/
又は第2段のクライオパネル面からのガス放出終了後
に、制御手段により、加熱手段を制御し該クライオパネ
ル面の温度をガス放出時と同一温度に維持したまま減圧
手段でクライオポンプ内圧を1/103Pa以下まで急
速に減圧し、その後冷却手段で第2段のクライオパネル
面を20Kまで急速冷却することを特徴とする。
【0012】また、前記減圧手段はターボ分子ポンプを
含む真空ポンプであることを特徴とする。
【0013】また、前記冷却手段は冷凍機のエキスパン
ダモータの回転数を上げて急速冷却する手段であること
を特徴とする。
【0014】
【作用】本発明によれば、クライオパネル面からのガス
放出終了後に、クライオパネル面の温度をガス放出時と
同一温度に維持したままクライオポンプ内圧を1/10
3Pa以下まで急激に減圧し、その後第2段目のクライ
オパネル面を20Kまで急速冷却する処理操作を採用す
ることにより、先に圧力を高真空まで下げ、クライオパ
ネル面から放出されたガスを完全に排除してから、クラ
イオパネル面を急激に冷却するので、クライオパネル面
のクリーン度を維持し、クライオパネル面を完全に再生
できる。しかも短時間でクールダウンできるので、クラ
イオポンプの再稼動までに要する再生時間を短縮でき
る。
【0015】なお、ここでクライオポンプの起動、稼動
及び再生時間とは下記のことを意味する。 クライオポンプの起動:冷凍機が起動して冷却を始め
ること、 クライオポンプの稼動:冷凍機が運転されクライオパ
ネルが所定の温度に達しており、真空引きを始めるこ
と、 クライオポンプの再生時間:クライオパネルのヒート
アップ、クライオパネルに凝縮/吸着したガスの放出、
ポンプケーシング内の真空引き、リークのチェック及び
クールダウン(クライオパネルの冷却)に必要とする時
間。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の再生方法を実施するクライオポン
プの再生装置の構成を示す図である。クライオポンプ1
のポンプケーシング2には入口弁3を介して真空チャン
バー4が接続され、ポンプケーシング2内には冷凍機6
の第1段目6−1と第2段目6−2が配置されている。
笠状に形成された金属板を水平方向に重ねた構造の第1
段のクライオパネル7が入口弁3の近傍で第1段目6−
1に接続されて配置され、その下方に同じく笠状に形成
された金属板を垂直方向に重ねた構造の第2段のクライ
オパネル8が第2段目6−2に接続されて配置されてい
る。
【0017】また、冷凍機6には圧縮機ユニット10、
エキスパンダモータ(同期電動機からなる)9が接続さ
れ、該エキスパンダモータ9を回転することにより、エ
キスパンダが上下し、それと同期して圧縮機ユニット1
0からの高圧ヘリウムガスは冷凍機6の第1段目6−1
と第2段目6−2に送られ、減圧されて低圧ヘリウムガ
スは圧縮機ユニット10へ戻される。これにより第1段
目6−1と第2段目6−2が冷却され、同時に第1段の
クライオパネル7及び第2段のクライオパネル8の面も
冷却される。この時の温度は冷凍機6の第1段目6−1
が60〜100K、第2段目6−2が12〜20K程度
である。
【0018】上記の状態で入口弁3を開放すると真空チ
ャンバー4のガスがポンプケーシング2内に流入し、瞬
時に例えば水分(H2O)は第1段のクライオパネル7
に付着(凝縮)し、アルゴンガス(Ar)は第2段のク
ライオパネル8の上部表面に凝縮し、水素ガスは第2段
のクライオパネル8の裏面に設けた活性炭層に吸着す
る。これにより真空チャンバー4内の各種のガスは除去
される。
【0019】11はターボ分子ポンプであり、12は粗
引真空ポンプである。該ターボ分子ポンプ11及び粗引
真空ポンプ12は直列に接続され、並列に接続されたリ
リーフ弁13及び再生弁14を介して、ポンプケーシン
グ2に接続されている。Pはポンプケーシング2内の圧
力を検出する圧力センサー、T1は第1段のクライオパ
ネル7の温度を検出する温度センサー、T2は第2段の
クライオパネル8の温度を検出する温度センサー、1
5、16、17はヒータである。
【0020】18は制御部であり、上記温度センサーT
1、T2の出力及び圧力センサーPの出力は該制御部1
8に入力され、該制御部18からターボ分子ポンプ11
及び粗引真空ポンプ12の駆動用電力を供給し、ヒータ
15、16に加熱用電力を供給し、更にヒータ17にパ
ージ用の窒素ガス(N2)を加熱する加熱用電力を供給
するようになっている。
【0021】上記構成のクライオポンプの再生装置にお
いて、再生時には先ず入口弁3を閉じ、冷凍機6を止
め、ヒータ15、ヒータ16及びヒータ17に加熱用電
力を供給し、弁19を開き、ヒータ17で加熱したパー
ジ用の窒素ガス(N2)をポンプケーシング2内に供給
する。この加熱により、第1段及び第2段のクライオパ
ネル7,8に凝縮・吸着していたガスが蒸発し、ポンプ
ケーシング2が大気圧を超えた時リリーフ弁13が開
き、ポンプケーシング2内を略大気圧以上に維持する。
これにより第1段のクライオパネル7及び第2段のクラ
イオパネル8の面に付着した物質はガス化して系外に排
出される。
【0022】ここで上記凝縮・吸着した物質を完全にガ
ス化して系外に排出する必要があり、そのため凝縮・吸
着した対象物質に応じて第1段のクライオパネル7及び
第2段のクライオパネル8の加熱温度を設定して、温度
センサーT1、T2の出力が該設定温度になるように制
御部18から供給する加熱用電力を制御すると共に、付
着した物質量を完全にガス化するのに必要な時間(加熱
時間)を設定する。
【0023】第1段のクライオパネル7及び第2段のク
ライオパネル8の面からガスの放出がなくなり再生が終
了したら、第1段のクライオパネル7及び第2第のクラ
イオパネル8の温度を上記設定温度に維持したまま再生
弁14を開き、ターボ分子ポンプ11及び粗引真空ポン
プ12を運転し、ポンプケーシング2の内圧を1/10
3Pa以下に減圧する。これは第2段のクライオパネル
8の裏面に設けた活性炭層をクリーンにするためと、ポ
ンプケーシング2の内の漏れをチェックするために行
う。粗引真空ポンプ12による真空引きのみだといくら
時間をかけても1/10Pa台までしか真空にできない
ので、ポンプケーシング2の内部にガスが残って活性炭
層に吸着されてしまう。
【0024】次いで、冷凍機6を運転し第1段のクライ
オパネル7の面温度が80K以下、且つ第2段のクライ
オパネル8の面温度が20K以下になるまで冷却する。
この時同期電動機であるエキスパンダモータ9の回転数
を最高速度(例えば90rpm)とし、急速に冷却させ
る。これらの制御は制御部18のマイクロプロセッサが
温度センサーT1、T2の出力、圧力センサーPの出力
を演算処理した制御信号に基づき、ヒータ15、16、
17、エキスパンダモータ9、再生弁14、粗引真空ポ
ンプ12、ターボ分子ポンプ11等を自動的に運転制御
して行う。
【0025】以上の構成の説明は、第1段のクライオパ
ネル7をも加熱して、水分も除去する全再生について述
べたが、第2段のクライオパネル8のみを加熱する部分
再生の場合は、冷凍機6の運転を止める必要がないし
(本実施例では止めていない)、ヒータ16及び17は
OFFの状態である。
【0026】第1段のクライオパネル7及び第2段のク
ライオパネル8の再生時の加熱温度は各対象物質に対し
て概略下記のようになる。 水蒸気(H2O) 300K程度(第1段のクライ
オパネル7及び第2段のクライオパネル8を加熱)(全
再生)、 アルゴン(Ar) 110〜160K(第2段のク
ライオパネル8のみを加熱)(部分再生)、 水素(H2) 30〜80K(第2段のクライ
オパネル8を加熱)(部分再生)、 窒素(N2) 100〜140K(第2段のク
ライオパネル8のみを加熱)(部分再生)。
【0027】図2は本発明のAr再生処理の操作を示す
部分再生における図で、図3は特表平5−509144
号公報に開示されたAr再生処理の操作を示す図であ
る。図2及び図3において、曲線Tは第2段のクライオ
パネルの温度を示し、曲線Pはポンプケーシング内圧を
示す。本実施例のAr再生処理操作は、図2に示すよう
に、第2のクライオパネル8からのガス放出がなくなっ
た時点t4でターボ分子ポンプ11及び粗引真空ポンプ
12を運転し、ポンプケーシング2内圧が1/103
a以下になるまで急激に減圧する。
【0028】ポンプケーシング2内圧が1/103Pa
以下に達した時点t5で急激に冷却して、第2段のクラ
イオパネル8の面20K以下の温度にする。ここで時点
4〜時点t5の間は第2段のクライオパネル8の面を一
定温度(約140K)に維持する(対象物、例えば水蒸
気、水素、窒素の場合は別の温度)。なお、時点t5
ら若干時間をおいて、第2段のクライオパネル8の面を
冷却する場合もある。
【0029】一方、前記特表平5−509144号公報
に開示された公知の再生処理操作は、図3に示すよう
に、温度センサの信号により幾分時間を遅らせて時点t
6でクライオパネル面の加熱を断ち、ポンプケーシング
2の内圧が約10〜100Paの圧力になってから、ク
ライオパネル面の冷却を開始する。
【0030】上記のように公知の再生処理操作において
は、圧力を下げてからクライオパネル面を冷却する時
に、ポンプケーシング2の内圧が10〜100Paと高
いので、低温吸着現象をクライオパネル面で起こしてク
リーンになりにくい。これに対して、本実施例ではガス
化したものを完全にポンプケーシング外に排除するため
に圧力を1/103Paまで下げて、第2段のクライオ
パネル8の面を冷却するので、クリーン度を維持し、し
かも第2段のクライオパネル7,8の面を完全に再生で
きる。また、リークチェックが正確にできる。
【0031】更に、ポンプケーシング2内が1/103
Pa以下の高真空なので、後述の第2段のクライオパネ
ル8が20Kとなるまでの時間及び真空に引けるまでに
かかる時間を短縮できる。20Kに冷却するまでの時間
は、本発明ではエキスパンダモータの回転数を90rp
mにすることにより、急速に冷却できるので、従来に比
べ約2割短縮できる。なお、図2において、時点t3
での処理操作は図3に示す公知例と略同じである。
【0032】以上の説明はアルゴンArを再生処理する
部分再生の場合について説明したが、第1段目のクライ
オパネルについた水をも再生する全再生においても同様
な効果を奏することは当然である。
【0033】上記のようにポンプケーシング2の内圧を
1/103Paまで下げることにより、続く水素排気容
量は不変であるのに対して、ポンプケーシング2の内圧
を1〜1/10Paまでしか下げない場合は次回の水素
排気容量が5〜10%ダウンすることが実験的に確認さ
れた。なお、1/103Paに至らなくとも、例えば対
象物の分子流領域になる圧力においても、略同様な結果
が得られるのは明らかであるが、完全には1/103
aが望ましい。
【0034】また、本実施例では最高速度(90rp
m)でエキスパンダモータ9(同期電動機からなる)を
回転させ、冷却(クールダウン)し、冷凍機6の第1段
目6−1を80K、第2段目6−2を20Kにするの
で、排気状態にするまで時間を短くできる。実験的に
は、冷凍機6の2段目6−2の温度を300K→20K
にするのに、ノーマル(60Hzの電源で72rpm)
では80分かかったが最高速度(90rpm)では65
分に短縮できた。
【0035】なお、エキスパンダモータの最高速度を9
0rpm以上にすると更に時間は短縮できるが、エキス
パンダのシールの摩耗が大きく、寿命が短くなるため、
エキスパンダモータの最高速度は90rpm程度とする
のが良い。
【0036】なお、上記実施例では第1段のクライオパ
ネル7を笠状に形成された金属板を水平方向に重ねた構
造とし、第2段のクライオパネル8を笠状に形成された
金属板を垂直方向に重ねた構造としたが、第1段及び第
2段のクライオパネル7,8の構造はこれに限定される
ものでないことは当然である。また、上記実施例では制
御部18からヒータ15,16,17に加熱用電力を供
給するようにしているが、加熱用電源は別個に設け、制
御部18はここから供給する加熱用電力を制御する制御
信号を発するように構成してもよい。また、制御部18
からターボ分子ポンプ11及び粗引真空ポンプ12に駆
動電力を供給するようにしているが、駆動用電源は別個
に設け、制御部18はここから供給する駆動用電力を制
御する制御信号を発するように構成してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
第1段及び/又は第2段のクライオパネル面からのガス
放出終了後に、該クライオパネル面の温度をガス放出時
と同一温度に維持したままクライオポンプ内圧を1/1
3Pa下まで急激に減圧し、その後第2段のクライオ
パネル面を20Kまで急速冷却することにより、クライ
オパネルを完全で且つクリーンに再生できると共にクラ
イオポンプの再稼動までに要する再生時間を短縮できる
クライオポンプの再生方法及び再生装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の再生方法を実施するクライオポンプの
再生装置の構成を示す図である。
【図2】本発明のAr再生処理の操作を示す図である。
【図3】公知のAr再生処理の操作を示す図である。
【符号の説明】
1 クライオポンプ 2 ポンプケーシング 3 入口弁 4 真空チャンバー 6 冷凍機 7 第1段のクライオパネル 8 第2段のクライオパネル 9 エキスパンダモータ 10 圧縮機ユニット 11 ターボ分子ポンプ 12 粗引真空ポンプ 13 リリーフ弁 14 再生弁 15 ヒータ 16 ヒータ 17 ヒータ 18 制御部 19 弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ運転中にガスを凝縮及び/又は吸
    着する第1段及び第2段のクライオパネル面及び該クラ
    イオパネル面を冷却する冷却手段を具備するクライオポ
    ンプの再生方法であって、 前記第1段及び/又は第2段のクライオパネル面を一定
    温度に維持して該クライオパネル面からのガス放出終了
    後に、該クライオパネル面の温度を前記一定温度に維持
    したまま該クライオポンプの内圧を1/103Pa(パ
    スカル)以下まで急速に減圧し、その後第2段のクライ
    オパネル面を20Kまで急速冷却することを特徴とする
    クライオポンプの再生方法。
  2. 【請求項2】 ポンプ運転中にガスを凝縮及び/又は吸
    着する第1段及び第2段のクライオパネル面及び該クラ
    イオパネル面を冷却する冷却手段を具備するクライオポ
    ンプの再生装置であって、 前記第1段及び/又は第2段のクライオパネル面を加熱
    する加熱手段、該クライオパネル面の温度を検出する温
    度検知手段、クライオポンプ内圧を検知する圧力検知手
    段、該温度検知手段及び圧力検知手段の出力を受けて制
    御信号を発生する制御手段、クライオポンプ内を減圧す
    る減圧手段を具備し、 前記第1段及び/又は第2段のクライオパネル面からの
    ガス放出終了後に、前記制御手段により、前記加熱手段
    を制御し該クライオパネル面の温度をガス放出時と同一
    温度に維持したまま前記減圧手段でクライオポンプ内圧
    を1/103Pa以下まで急速に減圧し、その後前記冷
    却手段で前記第2段のクライオパネル面を20Kまで急
    速冷却することを特徴とするクライオポンプの再生装
    置。
  3. 【請求項3】 前記減圧手段はターボ分子ポンプを含む
    真空ポンプであることを特徴とする請求項2に記載のク
    ライオポンプの再生装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却手段は冷凍機のエキスパンダポ
    ンプの回転数を上げて急速冷却する手段であることを特
    徴とする請求項2に記載のクライオポンプの再生装置。
  5. 【請求項5】前記冷凍機のエキスパンダポンプの最高回
    転数が80〜120rpmであることを特徴とする請求
    項4に記載のクライオポンプの再生装置。
JP22415394A 1994-04-28 1994-08-24 クライオポンプの再生方法及び再生装置 Pending JPH0861232A (ja)

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