JPH086096Y2 - 護床工ブロック - Google Patents

護床工ブロック

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JPH086096Y2
JPH086096Y2 JP1990072932U JP7293290U JPH086096Y2 JP H086096 Y2 JPH086096 Y2 JP H086096Y2 JP 1990072932 U JP1990072932 U JP 1990072932U JP 7293290 U JP7293290 U JP 7293290U JP H086096 Y2 JPH086096 Y2 JP H086096Y2
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blocks
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正則 植田
正弘 清水
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三菱マテリアル建材株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、護床工の施工に使用するブロックに関する
ものである。
〔従来の技術〕
本出願人は特開昭62-33915号公報に護床工の施工方法
およびそのブロックを開示している。この護床工は 平面図形がＩ形をなし、敷設時にウェブの側面に隣
接ブロックのフランジが強固に緊結する形状を有する平
板状ブロック 上記の平板状ブロックと同様に平面図形がＩ形を
なし、その敷設姿勢における上面中央に一定寸法の突起
を有するブロック とから構成された護床工組合せブロックである。
〔考案が解決しようとする課題〕
この特開昭62-33915号公報のブロックは施工が容易
で、ブロック同士が互いに緊結された状態となり、河川
の流れに対する護床工としての信頼度が高いこと、及び
平板状ブロックと突起を有するブロックを適宜組合せる
ことにより所望の河床粗度を得ることができる等の特徴
がある。
一方、組み合わさったブロック相互は屈撓性が乏しい
ため、ブロック施工前の地盤の平坦性が悪く不陸等があ
る場合はブロックの施工が難しく、不陸修正を念入りに
行う必要があり、また施工後に護床工下の地盤が沈下等
により変動を起こした場合等は、ブロックと変動を起こ
した地盤との間に隙間ができ、護床工として不安定にな
るおそれも考えられる。
本考案は、施工前の地盤の平坦性が悪く不陸がある場
合でも、地盤形状に十分になじんで対応し、湾曲面状に
も施工可能で、かつ施工後の護床工下の地盤変動に対し
ても十分に追随し、ブロックと地盤とが常に一体となっ
た護床工を形成するためのブロックを提供するものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、平面図形がＩ字形をなし、Ｉ字形の縦方向
は隣接するブロックのフランジの頂部が当接し、Ｉ字形
の腹部分は横に隣接するブロックのフランジの端部が緊
密に嵌合して河床に平面的に配設されるブロックにおい
て、フランジの横断面の頂面側及び下面側のみを互いに
線接触する円弧状凸面をなす形状とし、Ｉ字形の縦方向
のみブロック相互間に屈曲性を付与し、Ｉ字形の横方向
は互いに面接触の緊密結合としたことを特徴とする護床
工ブロックである。
また、ウェブ部に突起を設けた同形のブロックであ
り、両者の組合わせによって、所望の河床粗度を得るこ
とができる。
〔作用〕
本考案のブロックはブロック相互に緊密に組合わせる
ことができると共に、地盤の不陸に対してはＩ字形の縦
方向が屈曲して追従し、地盤のうねりや地盤沈下に対し
ても屈撓性があり、しかもＩ字形の横方向は互いに面接
触により敷設護床工全体は緊密結合を保ち、ブロックと
地盤が常に一体化して安定している。
突起を設けたブロックの突起の形状は台形、矩形、円
筒形など護床工の果すべき流水に対する粗度係数に応じ
て決定される。
また平面状のブロックと突起を有するブロックとの配
列組合わせにより、任意の粗度係数をもつ河床工を得る
ことができる。
〔実施例〕
第１図（ａ）は本考案のウェブの上面に突起が無いＩ
型ブロック１の実施例の斜視図、第１図（ｂ）はウェブ
３の上面に突起６を備えたＩ型ブロック10の実施例の斜
視図、第２図はウェブの上面に突起の無い実施例のＩ型
ブロック１と突起を備えた実施例のＩ型ブロック10とを
組合せたパターンの一例の平面図、第３図は第１図に示
したブロック１が相互に接する端部の状態を示す側面図
である。
本考案のブロックは平面形がフランジ２とウェブ３と
から成るＩ字形をなし、第１図及び第３図に示すように
フランジ２の頂面４と下面５は横断面の形状を円弧状と
しているので、第３図のように、隣り合うブロック1,1
の当接部は矢印７の各方向に回動可能な状態に互いに線
接触で当接し、接触線８が僅か移動することによって、
第２図に示すように多数個のブロックを組合せた護床工
に屈撓性を付与することができる。
〔考案の効果〕
平面図形がＩ形のブロックのフランジの隣接ブロック
との当接面を断面が円弧状の凸面とすることにより、複
数個のブロックを組合せた護床工に屈撓性を持たせるこ
とができるので、施工前の河床地盤の平坦性が悪く、不
陸がある場合でも、地盤形状にブロックが十分に対応
し、施工が容易である。また、何らかの要因により護床
工下の地盤が変動した場合でも、ブロックが変動に追随
し、常にブロックと地盤とが一体になっているため、護
床工下に隙間等を生ずる心配は無く、より信頼度の高い
護床工を形成することができる。
また、任意の粗度係数をもつ河床を形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本考案の実施例の護床工ブロックの斜視図、第
２図は本考案の護床工ブロックを敷詰めた状態を示す平
面図、第３図はブロックのフランジの当接部の回動の説
明図である。 １……Ｉ型ブロック、２……フランジ ３……ウェブ、４……フランジの頂面 ５……フランジの下面 10……突起のあるＩ型ブロック

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】平面図形がＩ字形をなし、Ｉ字形の縦方向
    は隣接するブロックのフランジの頂部が当接し、Ｉ字形
    の腹部分は横に隣接するブロックのフランジの端部が緊
    密に嵌合して河床に平面的に配設されるブロックにおい
    て、フランジの横断面の頂面側及び下面側のみを互いに
    線接触する円弧状凸面をなす形状とし、Ｉ字形の縦方向
    のみブロック相互間に屈曲性を付与し、Ｉ字形の横方向
    は互いに面接触の緊密結合としたことを特徴とする護床
    工ブロック。
  2. 【請求項２】ウェブ部上面に突起を設けた請求項１記載
    の護床工ブロック。
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