JP2560425Y2 - 透水性ユニットタイル - Google Patents

透水性ユニットタイル

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JP2560425Y2
JP2560425Y2 JP8638692U JP8638692U JP2560425Y2 JP 2560425 Y2 JP2560425 Y2 JP 2560425Y2 JP 8638692 U JP8638692 U JP 8638692U JP 8638692 U JP8638692 U JP 8638692U JP 2560425 Y2 JP2560425 Y2 JP 2560425Y2
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JP
Japan
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tile
water
permeable unit
permeable
tiles
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Application number
JP8638692U
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JPH0649633U (ja
Inventor
伸二 河辺
真太郎 母袋
仁卿 西堀
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばバルコニー用と
して好適な透水性ユニットタイルに係り、特に、格子状
に配設された複数個のタイル載設部を有する透水性樹脂
マットの該タイル載設部の上面にタイルを接合してなる
透水性ユニットタイルにおいて、目地通りが改善された
透水性ユニットタイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、格子状に配設された複数個のタイ
ル載設部を有する透水性樹脂マットの該タイル載設部の
上面にタイルを接合してなる透水性ユニットタイルが、
バルコニーの床面等に広く用いられている。この透水性
樹脂マットには、厚み方向に貫通する開口が設けられ、
透水性と共に、該透水性ユニットタイルに対し可撓性
(しなやかさ)を付与している。
【0003】第2図は従来の透水性ユニットタイルに用
いられている樹脂マットの一例を示す平面図である。こ
の樹脂マット1の本体部分は格子状のフレーム体(タイ
ル載設部)2を9個のタイ部3で連結したものであり、
タイルは個々のフレーム体2に接合される。この樹脂マ
ット1の隣接2辺にはフック部4が設けられており、複
数枚の透水性ユニットタイルを敷設したときに、隣接す
る透水性ユニットタイルの樹脂マット1同士をつなぐ機
能を果す。第2図の符号5は開口部を示す。
【0004】図示はしないが、この樹脂マット1の裏面
(下面)には突条又は突起よりなる凸部が突設されてい
る。この凸部は、透水性ユニットタイルがバルコニー等
に敷設されたときに透水性ユニットタイルと床面との間
に該凸部の高さ分だけ空間を形成するためのものであ
り、この空間に雨水等を流通させるようになっている。
【0005】従来の透水性ユニットタイルにおいては、
このような樹脂マットの上に配列、接合されるタイルの
辺寸法は、タイルが載置されるフレーム体の辺寸法とほ
ぼ等しいものとなっていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】従来の透水性ユニット
タイルにおいては、タイル間の目地通りの悪さが目立つ
という欠点があった。これは主に次の,のような理
由による。 一般に製造されるタイルの寸法精度は良いものとは
言えず、例えば100mm角のタイルでは約2%の誤差
がある。このため、樹脂マットにタイルを配列した場
合、この寸法誤差のために、第3図に示す如く、タイル
6同士の間に形成される目地7A,7Bがずれることと
なるが、この目地のずれは非常に目立つ。 上記の目地のずれは、透水性ユニットタイル作製
時、タイルを樹脂マットに貼る際の製作誤差によっても
起こり、やはり、目地のずれは非常に目立つ。
【0007】また、上記,のタイル寸法の誤差、製
作誤差のために、隣接するタイル間に段差が生じる場合
もあるが、段差のある場所へ施工した場合、従来の透水
性ユニットタイルでは、この段差によっても目地がずれ
たように見え、しかもその乱れが目立つ。
【0008】本考案は上記従来の問題点を解決し、格子
状に配設された複数個のタイル載設部を有する透水性樹
脂マットの該タイル載設部の上面にタイルを接合してな
る透水性ユニットタイルにおいて、目地通りを改善した
透水性ユニットタイルを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案の透水性ユニット
タイルは、格子状に配設された複数個のタイル載設部を
有する透水性樹脂マットの該タイル載設部の上面にタイ
ルを接合してなる透水性ユニットタイルにおいて、該タ
イルの裏縁が前記タイル載設部の辺縁よりも後退するよ
うに、該タイルとして、該タイル載設部よりも辺寸法の
小なるものを用いたことを特徴とする。
【0010】
【作用】本考案の透水性ユニットタイルでは、タイルの
辺寸法がタイル載設部の辺寸法よりも小さく、タイルの
裏縁がタイル載設部の辺縁より後退しているため、タイ
ル載設部の辺縁がタイル間の目地部に強調されて見える
ものとなる。このため、成形精度が良く、成形により良
好な直線性が出されるタイル載設部の辺縁が、あたかも
目地線の如く見え、全体として目地通りの良い透水性ユ
ニットタイルが提供される。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例につい
て詳細に説明する。
【0012】第1図は本考案の透水性ユニットタイルの
一実施例を示す平面図、第4図は第1図の部の拡大断
面斜視図である。なお、第1図,第4図において、第2
図に示すものと同一機能を奏する部材には同一符号を付
してある。
【0013】図示の如く、本実施例の透水性ユニットタ
イル10は、第2図に示す樹脂マット1の各フレーム体
(タイル載設部)2に、それぞれ、タイル8を接合して
なるものであって、タイル8の裏縁8aがフレーム体2
の辺縁2aよりも後退するように、タイル8の辺寸法
(La)はフレーム体2の辺寸法(Lb)よりも小さく
設定されている。
【0014】このような透水性ユニットタイル10であ
れば、前述の如く、タイル8の寸法誤差や透水性ユニッ
トタイルの製作時のタイルの接着誤差などにより、隣接
するタイル8間のタイル辺縁の目地通りは悪いものであ
っても、隣接するフレーム体2の辺縁2a間に形成され
る直線性に優れた目地用間隙9が、タイル8の後方に強
調されるため、あたかも目地通りの良いもののようにみ
られる。
【0015】本考案において、タイルの裏縁とタイル載
設部の辺縁よりも後退させる後退幅(第1図のX)は、
透水性ユニットタイルやフレーム体及びタイルの大き
さ、使用目的等によっても異なるが、通常の場合、0.
5〜2.0mm程度、望ましくは1mm程度とするのが
好ましい。
【0016】本考案においては、第1,4図に示す如
く、タイルの裏縁は、タイル載設部の4辺縁から後退さ
せるようにしても良く、隣接する2辺縁のみ後退させ、
他の2辺縁はほぼ同寸法となるように設計することもで
きる。
【0017】本考案の透水性ユニットタイルは、特にバ
ルコニー用ユニットタイルとして好適であるが、その
他、プールの脱衣所、スポーツ施設ロッカールーム、ト
イレルーム等透水性を要求される様々な床面に使用する
ことができる。
【0018】
【考案の効果】以上詳述した通り、本考案の透水性ユニ
ットタイルによれば、タイルの目地ずれが目立たず、目
地通りが非常に良く、整然とした印象を与える透水性ユ
ニットタイルが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の透水性ユニットタイルの一実施例を示
す平面図である。
【図2】樹脂マットの一例を示す平面図である。
【図3】タイルの寸法誤差や透水性ユニットタイルの製
作誤差による目地ずれを説明する平面図である。
【図4】第1図部の拡大断面斜視図である。
【符号の説明】
1 樹脂マット 2 フレーム体 2a 辺縁 3 タイ部 4 フック部 5 開口部 6 タイル 8 タイル 8a 裏縁 9 目地用間隙 10 透水性ユニットタイル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格子状に配設された複数個のタイル載設
    部を有する透水性樹脂マットの該タイル載設部の上面に
    タイルを接合してなる透水性ユニットタイルにおいて、
    該タイルの裏縁が前記タイル載設部の辺縁よりも後退す
    るように、該タイルとして、該タイル載設部よりも辺寸
    法の小なるものを用いたことを特徴とする透水性ユニッ
    トタイル。
JP8638692U 1992-12-16 1992-12-16 透水性ユニットタイル Expired - Lifetime JP2560425Y2 (ja)

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JPH0649633U JPH0649633U (ja) 1994-07-08
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