JPH0859581A - シクロヘキサジエン誘導体 - Google Patents

シクロヘキサジエン誘導体

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JPH0859581A
JPH0859581A JP7232034A JP23203495A JPH0859581A JP H0859581 A JPH0859581 A JP H0859581A JP 7232034 A JP7232034 A JP 7232034A JP 23203495 A JP23203495 A JP 23203495A JP H0859581 A JPH0859581 A JP H0859581A
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JP
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carbon atoms
general formula
branched
acid
alkyl
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JP7232034A
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English (en)
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Klaus Urbahns
クラウス・ウルバーンス
Hans-Georg Heine
ハンス−ゲオルク・ハイネ
Bodo Junge
ボド・ユンゲ
Rudolf Schohe-Loop
ルドルフ・シヨーエ−ロープ
Hartmund Wollweber
ハルトムンド・ボルベバー
Henning Sommermeyer
ヘニング・ゾマーマイヤー
Thomas Glaser
トーマス・グラザー
Reilinde Wittka
ライリンデ・ビツトカ
Vry Jean-Marie-Viktor De
ジヤン−マリー−ビクトル・ド・ブリ
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Bayer AG
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Bayer AG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に脳活性剤として有用なシクロヘキサジエ
ン誘導体を提供する。 【解決手段】 一般式 【化1】 [式中、Aは炭素数6〜10のアリールまたはピリジル
を表し、それらの各々は場合によりニトロ、シアノ、ハ
ロゲン、炭素数3〜7のシクロアルキルおよびトリフル
オロメチルまたは各場合とも炭素数6までの直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルキルチオ、アルキルもしくはアルコ
キシよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によ
り3回まで置換されていてもよく、R1は水素または炭
素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表
し、R2およびR3は同一もしくは相異なりそして水素ま
たは各場合とも炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状
のアルキルもしくはアシルを表し、Dはニトロまたは炭
素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシカル
ボニルを表す]のシクロヘキサジエン誘導体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はシクロヘキサジエン誘導体、それ
らの製造および薬品としての、特に脳活性剤としてのそ
れらの使用に関する。
【0002】3,6−シクロヘキサジエン−2−フェニ
ル−1,3−ジカルボン酸エステル類が筋肉収縮−抑制
活性を有することはすでに知られている[これに関して
はChem. Pharm. Bull., 39(11), 2915-23, 1991; GB 87
-18906 870810/GB 87-19441 870817を参照のこと]。
【0003】本発明は一般式(Iaおよびb)
【0004】
【化4】
【0005】[式中、Aは炭素数6〜10のアリールま
たはピリジルを表し、それらの各々は場合によりニト
ロ、シアノ、ハロゲン、炭素数3〜7のシクロアルキル
およびトリフルオロメチルまたは各場合とも炭素数6ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルチオ、アルキル
もしくはアルコキシよりなる群からの同一もしくは相異
なる置換基により3回まで置換されていてもよく、R1
は水素または炭素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状の
アルキルを表し、R2およびR3は同一もしくは相異なり
そして水素または各場合とも炭素数6までの直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルキルもしくはアシルを表し、Dはニ
トロまたは炭素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルコキシカルボニルを表す] のシクロヘキサジエン誘導体およびそれらの塩に関す
る。
【0006】好適な塩は生理学的に許容可能な塩であ
る。一般的には、これらは本発明に従う化合物と無機ま
たは有機酸との塩である。好適な塩は、無機酸、例えば
塩酸、臭化水素酸、燐酸または硫酸とのもの、或いは有
機カルボン酸もしくはスルホン酸、例えば酢酸、マレイ
ン酸、フマル酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、
安息香酸またはメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、
フェニルスルホン酸、トルエンスルホン酸もしくはナフ
タレンスルホン酸との塩である。
【0007】本発明に従う化合物は、像および鏡像とし
て行動する(鏡像異性体)かまたは像および鏡像として
行動しない(ジアステレオマー)立体異性体形で存在で
きる。本発明は対掌体およびラセミ形の両者並びにジア
ステレオマー混合物に関する。ジアステレオマーと同様
に、ラセミ形も既知の方法で立体異性体的に均一な成分
に分離することができる。
【0008】一般式(Iaまたはb)の好適な化合物
は、Aがフェニル、ナフチルまたはピリジルを表し、そ
れらの各々は場合によりニトロ、シアノ、弗素、塩素、
臭素、ヨウ素、シクロペンチル、シクロヘキシルおよび
トリフルオロメチルまたは各場合とも炭素数4までの直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルチオ、アルキルもしく
はアルコキシよりなる群からの同一もしくは相異なる置
換基により3回まで置換されていてもよく、R1が水素
または炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキ
ルを表し、R2およびR3が同一もしくは相異なりそして
水素または各場合とも炭素数4までの直鎖状もしくは分
枝鎖状のアルキルもしくはアシルを表し、Dが炭素数6
までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシカルボニル
を表すものおよびそれらの塩である。
【0009】一般式(Iaまたはb)の特に好適な化合
物は、Aがフェニルまたはピリジルを表し、それらの各
々は場合によりニトロ、シアノ、弗素、塩素、臭素、ヨ
ウ素、トリフルオロメチル、シクロヘキシル、メチルお
よびメトキシまたはメチルチオよりなる群からの同一も
しくは相異なる置換基により3回まで置換されていても
よく、R1が水素または炭素数4までの直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルキルを表し、R2およびR3が同一もしく
は相異なりそして水素または各場合とも炭素数3までの
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしくはアシルを表
し、Dが炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
コキシカルボニルを表すものおよびそれらの塩である。
【0010】一般式(II)
【0011】
【化5】
【0012】[式中、AおよびDは上記の意味を有し、
そしてR1′はR1に関して示されている意味を有する
が、水素は表さない]の化合物を最初に不活性溶媒中で
そして助剤の存在下に一般式(III) R23NH (III) [式中、R2およびR3は前記の意味を有する]のアミン
との反応により一般式(IV)
【0013】
【化6】
【0014】[式中、A、D、R1′、R2およびR3
前記の意味を有する]の化合物に転化し、そして第二段
階で不活性溶媒中で、適宜塩基の存在下に、そして脱水
助剤の存在下に反応させ、そしてこの工程で得られた二
重結合異性体をクロマトグラフィーおよび/または結晶
化により分離し、そしてR1=Hの場合、エステルを一
般的方法により加水分解し、そしてR2および/または
3≠Hの場合、アルキル化またはアシル化を行うこと
を特徴とする、本発明に従う一般式(Iaまたはb)の
化合物の製造方法が見いだされた。
【0015】本発明に従う方法は例えば下記の反応式に
より説明できる:
【0016】
【化7】
【0017】二工程段階のために適する溶媒は反応条件
下で変化しない全ての不活性有機溶媒である。これらに
は好適には、アルコール類、例えばメタノール、エタノ
ール、プロパノールもしくはイソプロパノール、または
エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジオキサン、テ
トラヒドロフラン、グリコールジメチルエーテルもしく
はジエチレングリコールジメチルエーテル、アセトニト
リル、またはアミド類、例えばヘキサメチルホスホルア
ミドもしくはジメチルホルムアミド、またはハロゲン化
された炭化水素類、例えば塩化メチレンもしくは四塩化
炭素、または炭化水素類、例えばベンゼンもしくはトル
エン、またはピリジンが包含される。上記の溶媒の混合
物を使用することもできる。トルエンが第一段階のため
にそしてピリジンが第二段階用に特に好ましい。
【0018】一般的には、アミンは1モルの一般式(I
I)の化合物に関して1モル〜5モルの、好適には1モ
ル〜2モルの量で使用される。
【0019】一般式(II)の化合物の反応用に適する助
剤は一般的には有機スルホン酸類、例えばp−トルエン
スルホン酸、または無水鉱酸、例えば燐酸もしくは硫酸
である。p−トルエンスルホン酸水和物が好ましい。
【0020】助剤は各場合とも1モルの一般式(III)
および(II)の化合物に関して0.1モル〜1モルの、
好適には0.1モル〜0.2モルの量で使用される。
【0021】一般式(III)のアミンとの反応は一般的
には10℃〜150℃の、好適には40℃〜80℃の温
度範囲で行われる。
【0022】反応は常圧下で行うこともできるが、加圧
または減圧(例えば0.5〜3バール)下で行うことも
できる。一般的には、反応は常圧下で行われる。
【0023】式(IV)の化合物との反応用に適する助剤
は、カルボジイミド類、例えばジイソプロピルカルボジ
イミド、ジシクロヘキシルカルボジイミドもしくはN−
(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジ
イミド塩酸塩、またはカルボニル化合物、例えばカルボ
ニルジイミダゾールまたは1,2−オキサゾリウム化合
物、例えば2−エチル−5−フェニル−1,2−オキサ
ゾリウム−3−スルホネートまたは無水プロパンホスホ
ン酸またはクロロ蟻酸イソブチルまたはヘキサフルオロ
燐酸ベンゾトリアゾリルオキシ−トリス−(ジメチルア
ミノ)ホスホニウムまたはアミド燐酸ジフェニルまたは
塩化メタンスルホニルまたは塩化チオニル、無水トリフ
ルオロ酢酸、(適宜、塩基、例えばトリエチルアミン、
ピリジンまたはN−エチルモルホリンもしくはN−メチ
ルピペリジン存在下)、またはジシクロヘキシルカルボ
ジイミドおよびN−ヒドロキシスクシンイミド、水酸化
アルコキシカルボニルスルホニルトリアルキルアンモニ
ウム、無水酢酸/NaOAc/燐酸、鉱酸類、例えば硫
酸、または有機スルホン酸類、例えばp−トルエンスル
ホン酸である。塩化チオニル/ピリジンが好ましい。
【0024】一般式(IV)の化合物の反応は一般的には
0℃〜150℃の、好適には30℃〜80℃の温度範囲
で行われる。
【0025】反応は常圧下で行うこともできるが、加圧
または減圧(例えば0.5〜3バール)下で行うことも
できる。一般的には、反応は常圧下で行われる。
【0026】アルキル化用に適する溶媒は反応条件下で
変化しない一般的な有機溶媒である。これらには好適に
は、エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、グリコールジメチルエーテ
ル、または炭化水素類、例えばベンゼン、トルエン、キ
シレン、ヘキサン、シクロヘキサンもしくは石油留分、
またはハロゲノ炭化水素類、例えばジクロロメタン、ト
リクロロメタン、テトラクロロメタン、ジクロロエチレ
ン、トリクロロエチレンもしくはクロロベンゼン、また
は酢酸エチル、またはトリエチルアミン、ピリジン、ジ
メチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメ
チルホスホルアミド、アセトニトリル、アセトンまたは
ニトロメタンが包含される。上記の溶媒の混合物を使用
することもできる。ジメチルホルムアミドが好ましい。
【0027】適当な塩基は一般的にはアルカリ金属水素
化物もしくはアルコキシド類、例えば水素化ナトリウム
もしくはカリウムtert-ブトキシド、または環式アミン
類、例えばピペリジン、ジメチルアミノピリジンまたは
1−C4-アルキルアミン類、例えばトリエチルアミン
である。水素化ナトリウムが好ましい。
【0028】反応温度は比較的広い範囲内で変えること
ができる。一般的には、反応は+10℃〜+150℃の
間で、好適には+20℃〜+100℃の間で、特に室温
で行われる。
【0029】アルキル化は上記の溶媒中で0℃〜+15
0℃の温度において、好適には室温〜+100℃におい
て行われる。
【0030】反応は常圧下で行うこともできるが、加圧
または減圧(例えば0.5〜3バール)下で行うことも
できる。一般的には、反応は常圧下で行われる。
【0031】塩基は各場合とも1モルのアルキル化しよ
うとする化合物に関して1モル〜5モルの、好適には1
モル〜2モルの量で使用される。
【0032】アシル化用に適する塩基は無機または有機
塩基である。これらにはアルカリ金属水酸化物、例えば
水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウム、アルカリ土
類金属水酸化物、例えば水酸化バリウム、アルカリ金属
炭酸塩、例えば炭酸ナトリウムもしくは炭酸カリウム、
アルカリ土類金属炭酸塩、例えば炭酸カルシウム、また
は有機アミン類、例えばトリアルキル(C1−C6)アミン
類、例えばトリエチルアミン、または複素環、例えばピ
リジン、メチルピペリジン、ピペリジンもしくはモルホ
リンが包含される。トリエチルアミンが特に好ましい。
【0033】アシル化用に適する溶媒も反応条件下で変
化しない一般的な有機溶媒である。これらには好適に
は、エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、グリコールジメチルエーテ
ル、または炭化水素類、例えばベンゼン、トルエン、キ
シレン、ヘキサン、シクロヘキサンもしくは石油留分、
またはハロゲノ炭化水素類、例えばジクロロメタン、ト
リクロロメタン、テトラクロロメタン、ジクロロエチレ
ン、トリクロロエチレンもしくはクロロベンゼン、また
は酢酸エチル、またはトリエチルアミン、ピリジン、ジ
メチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメ
チルホスホルアミド、アセトニトリル、アセトンまたは
ニトロメタンが包含される。上記の溶媒の混合物を使用
することまたは各々のアシル化剤を溶媒として使用する
こともできる。無水酢酸およびピリジンが好ましい。
【0034】アシル化は一般的には、0℃〜+120℃
の温度範囲で、好適には+30℃〜+90℃で且つ常圧
下で進行する。
【0035】カルボン酸エステルの加水分解は一般的方
法により、エステルを不活性溶媒中で一般的塩基で処理
することにより、行われる。
【0036】加水分解用に適する塩基は一般的な無機塩
基である。これらには好適にはアルカリ金属水酸化物も
しくはアルカリ土類金属水酸化物、例えば水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムもしくは水酸化バリウム、または
アルカリ金属炭酸塩、例えば炭酸ナトリウムもしくは炭
酸カリウムもしくは炭酸水素ナトリウムが包含される。
水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムが特に好適に使
用される。
【0037】加水分解用に適する溶媒は水または加水分
解用に一般的な有機溶媒である。これらには好適には、
アルコール類、例えばメタノール、エタノール、プロパ
ノール、イソプロパノールもしくはブタノール、または
エーテル類、例えばテトラヒドロフランもしくはジオキ
サン、またはジメチルホルムアミドもしくはジメチルス
ルホキシドが包含される。アルコール類、例えばメタノ
ール、エタノール、プロパノールまたはイソプロパノー
ルが特に好適に使用される。上記の溶媒の混合物を使用
することもできる。
【0038】加水分解は一般的には0℃〜+100℃
の、好適には+20℃〜+80℃の温度範囲で行われ
る。
【0039】一般的には、加水分解は常圧下で行われ
る。しかしながら、減圧または加圧(例えば0.5〜5
バール)下で行うこともできる。
【0040】例えばR1が光学的に活性なエステル基で
ある一般式(Iaまたはb)の化合物のジアステレオマ
ー混合物を一般的方法により分離し、次に直接エステル
交換するか、または最初にキラルカルボン酸を製造しそ
して次に鏡像異性体的に純粋な化合物をエステル化によ
り製造することにより、鏡像異性体的に純粋な形が得ら
れる。
【0041】ジアステレオマー類の分離は一般的には分
別結晶化により、カラムクロマトグラフィーによりまた
は向流分配により行われる。各場合毎に最適な方法を決
めなければならず、時には個別方法の組み合わせを使用
することも便利である。結晶化もしくは向流分配または
両方法の組み合わせによる分離が特に適する。
【0042】鏡像異性体的に純粋な化合物はキラル相上
でのラセミ体エステルのクロマトグラフィーによっても
得られる。
【0043】一般式(III)のアミン類は既知である。
【0044】一般式(IV)の化合物は既知であるかまた
は例えば上記の如くして製造できる。
【0045】一般式(II)の化合物は既知であるかまた
は例えば一般式(V) A−CHO (V) [式中、Aは上記の意味を有する]のアルデヒドを、有
機溶媒中でそして塩基の存在下で、2当量の一般式(V
I) H3C−CO−CH2−CO21′ (VI) [式中、R1′は上記の意味を有する]の化合物と反応
させることにより製造できる。
【0046】適する溶媒は反応条件下で変化しない全て
の不活性有機溶媒である。これらには好適には、アルコ
ール類、例えばメタノール、エタノール、プロパノール
もしくはイソプロパノール、またはエーテル類、例えば
ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
グリコールジメチルエーテルもしくはジエチレングリコ
ールジメチルエーテル、アセトニトリル、またはアミド
類、例えばヘキサメチルホスホルアミドもしくはジメチ
ルホルムアミド、または酢酸またはハロゲン化された炭
化水素類、例えば塩化メチレン、四塩化炭素、または炭
化水素類、例えばベンゼンもしくはトルエンが包含され
る。上記の溶媒の混合物を使用することもできる。エタ
ノールおよびメタノールが特に好ましい。
【0047】適する塩基は一般的にはアルカリ金属水素
化物もしくはアルコキシド類、例えば水素化ナトリウム
もしくはカリウムtert-ブトキシド、または環式アミン
類、例えばピペリジン、ジメチルアミノピリジンまたは
1−C4-アルキルアミン類、例えばトリエチルアミン
である。ピペリジンが好ましい。
【0048】反応は常圧下で行うこともできるが、加圧
または減圧(例えば0.5〜3バール)下で行うことも
できる。一般的には、反応は常圧下で行われる。
【0049】反応温度は比較的広い範囲内で変えること
ができる。一般的には、反応は+10℃〜+150℃の
間、好適には+20℃〜+100℃の間、特に各溶媒の
沸点において行われる。
【0050】一般式(V)および(VI)の化合物はそれ
自体は既知であるかまたは一般的方法により製造でき
る。
【0051】本発明に従う一般式(Iaまたはb)の化
合物は予期せぬ有用な薬学的活性範囲を示す。
【0052】それらは、特に中枢神経系の、高伝導性(c
onductivity)のカルシウム−依存性カリウムチャネル(c
alcium-dependent potassium channels)(BK(Ca)チ
ャネル)に関する選択性を有するモジュレーター(modul
ator)である。
【0053】それらの薬学的性質のために、それらは痴
呆、例えば多梗塞性痴呆(MID)、一次性変性痴呆
(PDD)、アルツハイマー病型の早老および老年痴
呆、HIV痴呆および他の形の痴呆の発生時の変性中枢
神経系障害の処置用、パーキンソン病、筋萎縮性外側硬
化症および多発性硬化症および鎌状赤血球貧血の処置の
ための薬品を製造するために使用できる。
【0054】該活性化合物はさらに老年における脳機能
障害、構造的脳症候群(OBS)および年令関連性記憶
障害(年令関連性記憶欠損、AAMI)の処置のために
も適する。
【0055】それらは脳循環障害、例えば脳虚血、発
作、頭蓋脳腫瘍およびクモ膜下出血の後遺症の予防およ
び調節のために適する。
【0056】それらは鬱病および精神病、例えば分裂病
の処置のために有用である。それらはさらに神経内分泌
および神経伝達物質分泌の障害並びにそれらに関連する
健康障害、例えば躁病、アルコール中毒、薬物乱用、依
存症または異常飲食行動の処置のためにも適する。他の
適用分野は片頭痛、睡眠障害および神経障害の処置であ
る。それらはさらに鎮痛薬としても適する。
【0057】活性化合物はさらに、免疫系の障害、特に
T−リンパ球増殖の処置のため、並びに特に子宮、膀胱
および気管支管の円滑筋系に影響を与えるため、並びに
それらに関連する疾病、例えば喘息および尿失禁の処置
のため、並びに高血圧症、不整脈、アンギナおよび糖尿
病の処置のためにも適する。
【0058】C6−BU1神経膠腫細胞からの86ルビジ
ウム流出 Tasらにより記載されている方法(Neurosci. Lett. 94,
279-284, (1988))に従い、それを僅かに変更して、実
験を行った。ラットのC6−BU1神経膠腫細胞をこの
ために使用した。
【0059】液体シンチレーションにより集められたデ
ータから、基底流出(basal efflux)上のイオノマイシン
(ionomycin)により生じた流出における増加を計算し、
そして100%とする。試験物質の存在下での刺激はこ
の値と関連がある。
【0060】本発明は、不活性な無毒の薬学的に適する
助剤および賦形薬の他に1種もしくはそれ以上の一般式
(I)の化合物を含有するかまたは1種もしくはそれ以
上の一般式(I)の化合物からなる薬学的調剤、並びに
これらの調剤の製造方法も含む。
【0061】式(I)の活性化合物はこれらの調剤中に
全混合物の0.1〜99.5重量%、好適には0.5〜9
5重量%の濃度で存在すべきである。
【0062】式(I)の活性化合物の他に、薬学的調剤
は他の薬学的に活性な化合物を含有することもできる。
【0063】上記の薬学的調剤は一般的なやり方で既知
の方法により、例えば1種もしくはそれ以上の助剤また
は賦形薬を使用して製造することができる。
【0064】一般的には、所望する結果を得るために
は、1種もしくはそれ以上の式(I)の化合物を24時
間当たり約0.01〜約100mg/kgの体重の合計
量で、好適には約1mg/kg〜50mg/kgの体重
の合計量で、適宜数回の個別投与形で、投与することが
有利であると証されている。
【0065】しかしながら、適宜、処置する患者の性質
および体重、薬品に対する個別反応、障害の性質および
重さ、製造および投与の型、並びに投与を行う時間また
は間隔により、上記の量を逸脱することも有利である。
【0066】移動相混合物: a: 塩化メチレン/AcOEt 10+1 b: 塩化メチレン/MeOH 10+1 c: PE/AcOEt 7+3 d: PE/AcOEt 1+1
【0067】
【実施例】出発化合物 実施例I 4−ヒドロキシ−4−メチル−2−(3−ニトロフェニ
ル)−6−オキソ−シクロヘキサン−1,3−ジカルボン
酸ジエチル
【0068】
【化8】
【0069】45.3g(0.3モル)の3−ニトロベン
ズアルデヒドおよび78g(0.6モル)のアセト酢酸
エチルを300mlのエタノール中に溶解させそして6
mlのピペリジンで処理した。混合物を次に40℃にお
いて24時間撹拌した。沈澱した固体を吸引濾別しそし
てエタノールから再結晶化させた。85.4gの標記化
合物(72%収率)が得られた。
【0070】実施例II 6−ヒドロキシ−6−メチル−4−メチルアミノ−2−
(3−ニトロフェニル)−シクロヘキセ−3−エン−1,
3−ジカルボン酸ジエチル
【0071】
【化9】
【0072】変法A:19.7g(50ミリモル)の実
施例Iからの化合物を200mlのエタノール中に溶解
させそして30mlのメチルアミン11Nメタノール溶
液および1gのTsOH水和物で処理した。混合物を次
に60−65℃において2時間撹拌した。反応混合物を
濃縮した後に、残渣を100gのシリカゲル上でクロマ
トグラフィー精製した(塩化メチレン)。溶離液を濃縮
しそしてジイソプロピルエーテルから再結晶化させた。
17.0g(理論値の84%)の標記化合物が得られ
た。
【0073】融点:112℃(ジイソプロピルエーテ
ル)。
【0074】製造実施例 実施例1 4−メチル−6−メチルアミノ−2−(3−ニトロフェ
ニル)シクロヘキサ−3,6−ジエン−1,3−ジカルボ
ン酸ジエチル
【0075】
【化10】
【0076】2.5g(6.2ミリモル)の実施例IIから
の化合物を最初に30mlのピリジン中に加え、80℃
に加熱し、そして0.95g(80ミリモル)の塩化チ
オニルで処理した。混合物をこの温度に20分間保ちそ
して還流下でさらに20分間加熱した。それを次に濃縮
しそして残渣を塩化メチレン/水の中に加えた。有機相
を分離し、MgSO4上で乾燥しそして濃縮した。シリ
カゲル上でのクロマトグラフィー精製(塩化メチレン:
酢酸エチル20+1)およびイソプロパノール/n−ヘ
プタンからの再結晶化で、0.8gの標記化合物を生じ
た(理論値の33%)。
【0077】この方法で得られた各場合の二重結合異性
体をクロマトグラフィーおよび/または結晶化により分
離した。示されている収率は単離された生成物に関する
ものである。
【0078】実施例2および3 4−メチル−6−メチルアミノ−2−(4−トリフルオ
ロメチル−フェニル)シクロヘキサ−3,6−ジエン−
1,3−ジカルボン酸ジメチル(2) 6−メチル−4−メチルアミノ−2−(4−トリフルオ
ロメチル−フェニル)シクロヘキサ−3,5−ジエン−
1,3−ジカルボン酸ジメチル(3)
【0079】
【化11】
【0080】10.0g(25ミリモル)の6−ヒドロ
キシ−6−メチル−4−メチルアミノ−2−(4−トリ
フルオロメチルフェニル)−シクロヘキセ−3−エン−
1,3−ジカルボン酸ジメチル(実施例IIと同様な製
造)を100mlのピリジン中で60℃に加熱しそして
2.5mlの塩化チオニルで処理した。混合物を60℃
で10分間撹拌し、濃縮し、残渣を塩化メチレン中に加
え、水で3回洗浄し、乾燥しそして濃縮した。残渣全体
を200gのシリカゲル上で精製し(石油エーテル/A
cOEt=3:1)、そして次にMPLCにより分離し
た(塩化メチレン/AcOEt=30:1)。二つの留
分が得られた。224mg(2.3%)の4−メチル−
6−メチルアミノ−2−(4−トリフルオロメチルフェ
ニル)シクロヘキサ−3,6−ジエン−1,3−ジカルボ
ン酸ジメチル(非−極性異性体(2))がエーテル/石
油エーテルから結晶化した。第二留分からは、2.29
g(22%)の極性異性体である6−メチル−4−メチ
ルアミノ−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)シク
ロヘキサ−3,5−ジエン−1,3−ジカルボン酸ジメチ
ル(3)がAcOEtから塩酸塩として沈澱した(Rf
=0.47(c))。
【0081】表1および2に挙げられている化合物は上
記の工程と同様にして製造された。
【0082】
【表1】
【0083】
【表2】
【0084】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0085】1.一般式(Iaまたはb)
【0086】
【化12】
【0087】[式中、Aは炭素数6〜10のアリールま
たはピリジルを表し、それらの各々は場合によりニト
ロ、シアノ、ハロゲン、炭素数3〜7のシクロアルキル
およびトリフルオロメチルまたは各場合とも炭素数6ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルチオ、アルキル
もしくはアルコキシよりなる群からの同一もしくは相異
なる置換基により3回まで置換されていてもよく、R1
は水素または炭素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状の
アルキルを表し、R2およびR3は同一もしくは相異なり
そして水素または各場合とも炭素数6までの直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルキルもしくはアシルを表し、Dはニ
トロまたは炭素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルコキシカルボニルを表す]のシクロヘキサジエン誘導
体およびそれらの塩。
【0088】2.Aがフェニル、ナフチルまたはピリジ
ルを表し、それらの各々は場合によりニトロ、シアノ、
弗素、塩素、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシル、シクロヘプチル、臭素、ヨウ素およびトリフ
ルオロメチルまたは各場合とも炭素数4までの直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキルチオ、アルキルもしくはアル
コキシよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基に
より3回まで置換されていてもよく、R1が水素または
炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表
し、R2およびR3が同一もしくは相異なりそして水素ま
たは各場合とも炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状
のアルキルもしくはアシルを表し、Dが炭素数6までの
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシカルボニルを表
す、上記1に従うシクロヘキサジエン誘導体およびそれ
らの塩。
【0089】3.Aがフェニルまたはピリジルを表し、
それらの各々は場合によりニトロ、シアノ、弗素、塩
素、臭素、シクロヘキシル、ヨウ素、トリフルオロメチ
ル、メチルおよびメトキシまたはメチルチオよりなる群
からの同一もしくは相異なる置換基により3回まで置換
されていてもよく、R1が水素または炭素数4までの直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表し、R2およびR3
が同一もしくは相異なりそして水素または各場合とも炭
素数3までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしく
はアシルを表し、Dが炭素数4までの直鎖状もしくは分
枝鎖状のアルコキシカルボニルを表す、上記1に従うシ
クロヘキサジエン誘導体およびそれらの塩。
【0090】4.治療用途のための上記1〜3に従うシ
クロヘキサジエン誘導体。
【0091】5.式(II)
【0092】
【化13】
【0093】[式中、AおよびDは上記の意味を有し、
そしてR1′はR1に関して示されている意味を有する
が、水素は表さない]の化合物を最初に不活性溶媒中で
そして助剤の存在下に一般式(III) R23NH (III) [式中、R2およびR3は前記の意味を有する]のアミン
との反応により一般式(IV)
【0094】
【化14】
【0095】[式中、A、D、R1′、R2およびR3
前記の意味を有する]の化合物に転化し、そして第二段
階で不活性溶媒中で、適宜塩基の存在下に、そして脱水
助剤の存在下に反応させ、そしてこの工程で得られる二
重結合異性体をクロマトグラフィーおよび/または結晶
化により分離し、そしてR1=Hの場合、エステルを一
般的方法により加水分解し、そしてR2および/または
3≠Hの場合、アルキル化またはアシル化を行うこと
を特徴とする、上記1〜3に従うシクロヘキサジエン誘
導体の製造方法。
【0096】6.少なくとも1種の上記1〜3または5
に従うシクロヘキサジエン誘導体を含有する薬品。
【0097】7.高伝導性(conductivity)のカルシウム
−依存性カリウム・チャネル(calcium-dependent potas
sium channels)に関する選択性を有するモジュレーター
(modulators)としての上記7に従う薬品。
【0098】8.薬品の製造のための上記1〜3に従う
シクロヘキサジエン誘導体の使用。
【0099】9.高伝導性のカルシウム−依存性カリウ
ムチャネルに関する選択性を有するモジュレーターの製
造のための上記8に従う使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 255/58 (72)発明者 ボド・ユンゲ ドイツ42399ブツペルタール・シユピーケ ルン46 (72)発明者 ルドルフ・シヨーエ−ロープ ドイツ42327ブツペルタール・アルントシ ユトラーセ10アー (72)発明者 ハルトムンド・ボルベバー ドイツ42113ブツペルタール・インデンビ ルケン73 (72)発明者 ヘニング・ゾマーマイヤー ドイツ51061ケルン・サルバトールシユト ラーセ25 (72)発明者 トーマス・グラザー ドイツ51491オフエラート・ビーデンホフ 8 (72)発明者 ライリンデ・ビツトカ ドイツ51069ケルン・ハイデシユトラーセ 21 (72)発明者 ジヤン−マリー−ビクトル・ド・ブリ ドイツ51503レスラト・アデレンホフ36

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(Iaまたはb) 【化1】 [式中、Aは炭素数6〜10のアリールまたはピリジル
    を表し、それらの各々は場合によりニトロ、シアノ、ハ
    ロゲン、炭素数3〜7のシクロアルキルおよびトリフル
    オロメチルまたは各場合とも炭素数6までの直鎖状もし
    くは分枝鎖状のアルキルチオ、アルキルもしくはアルコ
    キシよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によ
    り3回まで置換されていてもよく、R1は水素または炭
    素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表
    し、R2およびR3は同一もしくは相異なりそして水素ま
    たは各場合とも炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状
    のアルキルもしくはアシルを表し、Dはニトロまたは炭
    素数8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシカル
    ボニルを表す]のシクロヘキサジエン誘導体およびそれ
    らの塩。
  2. 【請求項2】 式(II) 【化2】 [式中、AおよびDは請求項1に記載の意味を有し、そ
    してR1′はR1に関して示されている意味を有するが、
    水素は表さない]の化合物を最初に不活性溶媒中でそし
    て助剤の存在下に一般式(III) R23NH (III) [式中、R2およびR3は請求項1に記載の意味を有す
    る]のアミンとの反応により一般式(IV) 【化3】 [式中、A、D、R1′、R2およびR3は上記の意味を
    有する]の化合物に転化し、そして第二段階で不活性溶
    媒中で、適宜塩基の存在下に、そして脱水助剤の存在下
    に反応させ、そしてこの工程で得られる二重結合異性体
    をクロマトグラフィーおよび/または結晶化により分離
    し、そしてR1=Hの場合、エステルを一般的方法によ
    り加水分解し、そしてR2および/またはR3≠Hの場
    合、アルキル化またはアシル化を行うことを特徴とす
    る、請求項1に従うシクロヘキサジエン誘導体の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 少なくとも1種の請求項1に従うシクロ
    ヘキサジエン誘導体を含有する薬品。
  4. 【請求項4】 薬品の製造のための請求項1に従うシク
    ロヘキサジエン誘導体の使用。
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