JPH085913Y2 - 自動2輪車のニーグリツプカバー - Google Patents

自動2輪車のニーグリツプカバー

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JPH085913Y2
JPH085913Y2 JP1991030714U JP3071491U JPH085913Y2 JP H085913 Y2 JPH085913 Y2 JP H085913Y2 JP 1991030714 U JP1991030714 U JP 1991030714U JP 3071491 U JP3071491 U JP 3071491U JP H085913 Y2 JPH085913 Y2 JP H085913Y2
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JP
Japan
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knee
cover
knee grip
seat
grip cover
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991030714U
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English (en)
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JPH0584590U (ja
Inventor
忠弘 栗島
則人 今安
敏博 米村
俊一 橋本
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Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、運転者が自動2輪車
に搭乗して運転する際に、膝と内ももとの間の部位に挟
まれる部分で、燃料タンクの左右両サイドに設けられる
自動2輪車のニーグリツプカバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のニーグリツプカバーは、殊に自
動2輪車のコーナリングなどの運転操作時において、
をその両側部から膝と内ももとの間の部位で挟んだ運
転者が姿勢変更するとき、その挟み部位である膝および
内ももをシートの前端部分からニーグリツプ部にかけ
て、滑るように移動案内するといった機能を果たすもの
である。
【0003】このような機能を果たすニーグリツプカバ
ーを従来では、シートと一連一体物に、つまり、シート
本体で形成させているのが普通である(たとえば、雑誌
「モト・ライダー」の第22頁、1982年11月号:
(株)三栄書房)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、運転者の体
格は個人差がある。したがって、体格の大きい運転者が
搭乗した場合でも、所定のニーグリツプ機能を果たせる
ようにするためには、上記ニーグリツプカバー部を一連
一体物とするシート本体が形状的に相当大きく、かつ、
複雑なものになり、そのために、シート本体の成形型が
大型化、複雑化して成形上不利になるばかりでなく、ニ
ーグリツプカバー部の弾力性や色彩がシート本体を形成
する材料の弾力性や色彩によって一律的に決まり、設計
の自由性にも欠けるものである。
【0005】この考案は上記実情に鑑みてなされたもの
で、成形容易で、かつ弾力性や色彩などの設計の自由度
を大きくしながら、所定のニーグリツプ機能を発揮させ
ることができる自動2輪車のニーグリツプカバーを提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案に係る自動2輪車のニーグリツプカバー
は、シートと別体に形成されているとともに、上記シー
トの前側下縁部に接して境界線を共有する上縁部を有
し、かつ、上記シートの外面に連続して斜め前方下方に
向かって滑らかな移動案内面を形成するように配置され
車体に固定されているものである。
【0007】
【作用】この考案によれば、ニーグリツプカバーシー
トと別体に形成することにより、これらを一体物とす
る場合に比べて、成形型の小型化、形状の単純化などを
図れて成形が容易になるとともに、それぞれの弾力性や
色彩などは両者の機能や位置関係などを考慮して自由に
選定することができるといったように、設計の自由度も
大きくなる。それでいて、シートの外面とニーグリツプ
カバーの外面をもって、両者があたかも一体物であるが
如く、連続した滑らかな移動案内面を形成させて、運転
者の運転姿勢の変更時に膝および内ももをシートの前端
部分からニーグリツプ部にかけて、滑るように移動案内
させて所定のニーグリツプ機能を発揮させることが可能
である。
【0008】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面にしたがって
説明する。図1はこの考案の一実施例による自動2輪車
と側面図であり、同図において、1は運転者Aのシー
ト、2はニーグリツプカバーで、このニーグリツプカバ
ー2はシート1と別体に形成されているとともに、上記
シートの前側下縁部1aに接して境界線BLを共有す
る上縁部2cを有し、かつ、上記シート1の外面に連続
して斜め前方下方に向かって滑らかな移動案内面を形成
するように配置されている。このニーグリツプカバー2
は、その前縁2aがカウリング装置3の後縁部3a
接しているとともに、その後縁2bが後部カバー4
前縁部4aに接し、ステツプ30に足をかけてシート1
に搭乗した際運転者Aの膝と内ももとの間の部位によ
り挟まれる部分が移動する範囲をおおつている。なお、
5は燃料タンクで、ニーグリツプカバー2によつて、そ
左右両側面の下部がおおわれている。
【0009】上記ニーグリツプカバー2は、ビス6およ
びビス7が、それぞれ図2の二点鎖線で示す燃料タンク
5に固着したブラケツト8,9に溶接されたウエルデイ
ングナツト(図示せず)に螺着され、また、図1のビス
10が、図2のシートレール11に固着したブラケツト
12に溶接されたウエルデイングナツト(図示せず)に
螺着されて、車体に固定されている。
【0010】また、上記ニーグリツプカバー2は、図3
の断面図に示すように、上縁2cから下方にいくにし
たがい、車体の側部の外方にやや傾斜し、その下部2d
で車体の内方に屈曲しており、このニーグリツプカバー
2は、たとえば、合成樹脂製の基板13と、ビニールレ
ザーからなる表皮14と、この表皮14におおわれる発
泡ウレタンからなる弾性部材15とからなる。基板13
には、弾性部材15が接着され、表皮14がその周縁1
4aでリベツト止め(図示せず)されている。なお、上
記ニーグリツプカバー2は、弾性ウレタン15に表皮1
4がラミネートされたものを、真空成形法で成形したも
のである
【0011】図1において、16は切換操作部で、ニー
グリツプカバー2の中央近傍で運転中に手の届くところ
に設けられ、燃料タンク5に固定された燃料コツク(図
示せず)を手動操作することにより、エンジン17への
燃料の供給を切換えるものである。この切換操作部16
は、車体の側面から見ると、図4のように、ほぼ円板状
で、図5に示すように、燃料コツクの本体(図示せず)
から突設する軸体18にスプリングピン19によつて固
定されている。20はリングで、上記ニーグリツプカバ
ー2に設けられた円形の孔21に嵌着されており、その
表面20aに、図4のように「ON」、「RES」およ
び「PRI」の文字が一体に形成されている。図5のリ
ング20は、ニーグリツプカバー2および切換操作部1
6と各表面20a,2e,16aにおいてほぼ面一にな
つている。
【0012】上記切換操作部16は、ヒンジ22を中心
として、図5の矢印B方向に90゜回転する起倒自在な
起倒部23を有し、全体が軸体18とともに、図4の矢
印C方向に回動する。上記起倒部23には、指を引つ掛
けて起倒部23を倒伏姿勢から起立姿勢に切り換える
ための凹所23aが設けられている。
【0013】図1のカウリング装置3は、フロントフオ
ーク24の上部の斜め前方から、フロントフオーク24
上部側方、ならびに、燃料タンク5の左右両側面と上
面をおおうように車体の後方へ延び、車体の側部の内方
へ屈曲する段部3bを有している。この段部3aのニー
グリツプカバー2からの高さは、車体の前方から見た場
合に、ひざ頭がカウリング装置3によつて丁度隠れる程
度の高さである。なお、燃料タンク5は、その左右両
面および上面が、シート1とニーグリツプカバー2とカ
ウリング装置3とでおおわれている。
【0014】上記構成において、ニーグリツプカバー2
は、運転者の運転姿勢の変更時における膝および内もも
の移動が円滑に行えるように十分に広いものが好まし
い。この点に関し、この考案は、ニーグリツプカバー2
が運転者Aの膝と内ももとの間の部位により挟まれる部
分が移動する範囲をおおうように大きく構成されている
ため、ニーグリツプカバー2の表面積が十分に大きく、
したがつて、運転姿勢の変更時における膝および内もも
の移動を円滑なものにできる。
【0015】しかも、この考案は、シート1とニーグリ
ツプカバー2とを別体に構成したので、つまり、ニーグ
リツプカバー2を単独で構成したので、ニーグリツプカ
バー2を大きくしてもシート1を形状的に深くするなど
大型化、複雑化する必要がないので、シート1およびニ
ーグリツプカバー2の成形がともに容易である。特にこ
の実施例のように、ビス6,7,10の孔(図示せず)
ならびに、図5のリング20の嵌着する孔21などを設
ける場合には、ニーグリツプカバー2の形状が複雑とな
るから、シート1と別体に形成することによる成形
性の効果が大きい。
【0016】また、図1のシート1は、運転者Aに伝達
する車体の振動を柔らげるように、弾力性が豊かである
ことが望ましく、一方、ニーグリツプカバー2は、ニー
グリツプが十分できるように、シート1よりも弾力性が
小さいことが望ましい。この点に関し、この考案は、上
記のように、シート1とニーグリツプカバー2とを別体
に設定したので、両者1,2の弾力性を任意に設定する
ことができる。
【0017】また、ニーグリツプカバー2は、シート1
と別体に設定されているから、シート1と異なる色彩を
与えることができるなど、外観の設計上の自由度大き
い。また、この実施例では、図5の切換操作部16、ニ
ーグリツプカバー2およびリング20が各表面16a,
2e,20aにおいてほぼ面一であるから、切換操作部
16が邪魔にならないため、ニーグリツプし易い。ま
た、切換操作部16近傍に空気の渦流が生じることがな
いから、走行抵抗が小さい。しかも、外観がよい。
【0018】なお、この実施例では、ニーグリツプカバ
ー2を図1のビス6,7,10にて車体に固定したが、
たとえば、図3の基板13に係合突起(図示せず)を一
体成形して、この係合突起を車体の一部に嵌着して、固
定してもよい。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、ニーグリツプカバーとシートとを別体に形成するこ
とにより、これらを一体物とする場合に比べて、成形型
の小型化、形状の単純化などを図れて成形を容易にする
ことができるとともに、それぞれの弾力性や色彩などは
両者の機能や位置関係などを考慮して自由に選定するこ
とが可能で、設計の自由度も大きくすることができる。
それでいて、シートの外面とニーグリツプカバーの外面
をもって、両者があたかも一体物であるが如く、連続し
た滑らかな移動案内面を形成させることができるため、
運転者の運転姿勢の変更時に膝および内ももをシートの
前端部分からニーグリツプ部にかけて、滑るように移動
案内させて所定のニーグリツプ機能を発揮させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの考案の一実施例による自動2輪車
側面図である。
【図2】図2はニーグリツプカバーの車体への取付方法
を示す側面図である。
【図3】図3はニーグリツプカバーの縦断面図である。
【図4】図4は切換操作部の一部を断面で示す正面図で
ある。
【図5】図5は切換操作部の断面図である。
【符号の説明】
1 シート1a 前側下縁部 2 ニーグリツプカバー2c 上縁部 5 燃料タンク A 運転者BL 境界線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 橋本 俊一 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (56)参考文献 実開 昭59−63085(JP,U) 実公 昭36−17542(JP,Y1) 実公 昭45−15774(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクの左右両サイドで、運転者の
    膝と内ももとの間の部位により挟まれる部分に設けられ
    ニーグリツプカバーであつて、シートと別体に形成さ
    ているとともに、上記シートの前側下縁部に接して境
    界線を共有する上縁部を有し、かつ、上記シートの外面
    に連続して斜め前方下方に向かって滑らかな移動案内面
    を形成するように配置されて車体に固定されていること
    を特徴とする自動2輪車のニーグリツプカバー。
JP1991030714U 1991-04-04 1991-04-04 自動2輪車のニーグリツプカバー Expired - Lifetime JPH085913Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991030714U JPH085913Y2 (ja) 1991-04-04 1991-04-04 自動2輪車のニーグリツプカバー

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0584590U JPH0584590U (ja) 1993-11-16
JPH085913Y2 true JPH085913Y2 (ja) 1996-02-21

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ID=12311313

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JP1991030714U Expired - Lifetime JPH085913Y2 (ja) 1991-04-04 1991-04-04 自動2輪車のニーグリツプカバー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4515774Y1 (ja) * 1966-12-02 1970-07-01
US4388555A (en) * 1981-03-09 1983-06-14 Varian Associates, Inc. Gyrotron with improved stability

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JPH0584590U (ja) 1993-11-16

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