JPH0858637A - 自動車のリア範囲に設けられる空気案内装置 - Google Patents

自動車のリア範囲に設けられる空気案内装置

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JPH0858637A
JPH0858637A JP7195371A JP19537195A JPH0858637A JP H0858637 A JPH0858637 A JP H0858637A JP 7195371 A JP7195371 A JP 7195371A JP 19537195 A JP19537195 A JP 19537195A JP H0858637 A JPH0858637 A JP H0858637A
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air
guide device
air guiding
guiding device
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    • B62D35/007—Rear spoilers
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非使用位置において特に車両長手方向及び高
さ方向で見てわずかな構造スペースしか必要としないよ
うな、後車軸範囲で揚力を減少させるため及び空気抵抗
係数を改善するために効果が高い空気案内装置を提供す
る。 【解決手段】 空気案内装置が、自動車の高さ方向で引
き込み・押出し可能であり、かつ押し出された使用位置
（Ｂ）において、空気案内装置の横方向長さ全体にわた
って空気非透過的に、下方に位置するボディ（６）に接
続されていて、かつ該ボディ（６）から上方に向けて突
出している。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、特に乗用
車のリア範囲に設けられる空気案内装置であって、位置
調整装置によって、引き込まれた非使用位置から押し出
された使用位置にまで移動可能であり、かつその逆方向
にも移動可能である形式のものに関する。
【０００２】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許出願公開第２８５
１６３９号明細書により、ほぼ車体外輪郭と同一平面上
の、引き込まれた状態の非使用位置から、後ろ上方に押
し出された使用位置にまで、位置調整装置によって運動
可能な翼状の空気案内装置を、車両のリア範囲に設ける
ことが公知である。
【０００３】翼状の空気案内装置をボディに収容するた
めには、車両長手方向及び車両横方向で見て比較的大き
な収容スペースが必要となる。これにより、隣接するボ
ディの形状の自由が著しく制限される。更に、互いに枢
着結合された複数のレバーから構成された位置調整装置
は、手間のかかる構造を有している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、非使
用位置において特に車両長手方向及び高さ方向で見てわ
ずかな構造スペースしか必要としないような、後車軸範
囲で揚力を減少させるため及び空気抵抗係数を改善する
ために効果が高い空気案内装置を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、空気案内装置が、自動車の高さ方
向Ｄ−Ｄで引き込み・押出し可能であり、かつ押し出さ
れた使用位置において、空気案内装置の横方向長さ全体
にわたって空気非透過的に、下方に位置するボディに接
続されていて、かつ該ボディから上方に向けて突出して
いるようにした。
【０００６】
【発明の効果】本発明によって得られる主な利点は、次
のようなことに認められる。即ち、自動車の高さ方向で
引込み・押出し可能な空気案内装置が、下降された非使
用位置で収容されるために、特に車両長手方向及び高さ
方向で見てわずかな構造スペースしか必要とせず、更
に、この空気案内装置が下方に位置するボディに空気非
透過的に接続されていることに基づき、押し出された使
用位置において空気案内装置の良好な機能が得られる。
【０００７】直立して横方向に延びる空気案内体は、互
いに間隔を有した２つの位置調整装置によって支持され
ていて、かつこれらの位置調整装置によって、空気案内
体の引き込まれた非使用位置から押し出された使用位置
までの運動及びその逆方向の運動が容易に行われる。
【０００８】プレート状の空気案内体を押し出すことに
よって、車両のリア部があたかも高くなったような効果
が得られ、これにより後車軸における揚力は減少され
る。リア側に設けられた、空気流に対する規定の剥離エ
ッジはリア側の死水域を減少させ、これにより空気抵抗
係数が改善される。
【０００９】特に空気案内体が２つのテレスコープ状部
材から成る構成の場合には、引き込まれた非使用位置で
空気案内装置を収容するためのボディ側の収容室は、高
さ方向で見て更に減少される。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面につき詳しく説明する。
【００１１】乗用車のリア範囲１には、車両終端範囲を
成す弾性的なカバー部材２に隣接して空気案内装置３が
設けられている。空気案内装置３は、少なくとも１つの
位置調整装置４によって、ほぼ車体外輪郭と同一平面上
の非使用位置Ａから、押し出された使用位置Ｂに移動可
能であり、また、その逆方向の移動も可能である。
【００１２】カバー部材２は側部において外側に位置す
る両範囲で、隣接する後方のホイールハウジング５まで
さらに延びていて、ホイールハウジング５を部分的に制
限している。
【００１３】自動車（乗用車）の高さ方向Ｄ−Ｄだけに
引込み・押出し可能な空気案内装置３は、押し出された
使用位置Ｂにおいて、有利には空気案内装置３の横方向
長さ全体にわたって空気非透過的に、下方に位置するボ
ディ６に接続されていて、ボディ６から上方に“Ｃ”の
値だけ突出している。
【００１４】空気案内装置３は、直立して横方向に延び
る空気案内体７によって形成されており、この空気案内
体７は、有利には車両横方向で互いに間隔を持って配置
された２つの位置調整装置４によって支持されている。
【００１５】両位置調整装置４は、少なくとも部分的に
リア側の横方向ビーム９の中空室８内で延びていて、こ
の横方向ビーム９で所定の位置に保持されている。
【００１６】各位置調整装置４は、横方向ビーム９に固
定された定置のケーシング１０を有している。さらに各
位置調整装置４は、高さ方向Ｄ−Ｄに運動可能な押出し
部材１１を有しており、押出し部材１１は、本実施例で
は管状部材から形成されている。押出し部材１１は横方
向ビーム９の開口１２を通して突出していて、押出し部
材１１の上端部の範囲には、空気案内装置３の空気案内
体７がねじによって固く結合されている。押出し部材１
１の作動は、機械的、電気的、ニューマチック的又はハ
イドロリック的に行われる。
【００１７】空気案内体７は、引き込まれた非使用位置
Ａにおいて、比較的体積が小さい窪み状の収容室１３に
配置されている。この収容室１３は、前置された旋回可
能なカバー１４と、リア側のカバー部材２と、側方部分
１５と、リア側の横方向ビーム９とによって制限されて
いる。
【００１８】図１に示した実施例では空気案内体７は、
平面図で見て湾曲した、リア輪郭に合わせて形成された
形状を有している。しかし空気案内体７は、平面図で見
て直線的に形成されていても良い。
【００１９】空気案内装置７の引込み・押出し運動は、
本実施例では直線的に行われる。しかしこの運動は、ゆ
るやかな円弧状（大きな半径）に行われても良い。
【００２０】プレート状の空気案内体７は、第１実施例
（詳しくは図示せず）によれば一体的に形成されてい
て、車両長手方向で見てわずかな長さを有している。
【００２１】この構成の場合は、各押出し部材１１は、
プレート状の空気案内体７の下縁範囲に固く結合されて
いる。
【００２２】空気案内体７の上縁部には、剥離エッジを
形成するキャップ１６が装着されており、このキャップ
１６は、車両長手方向で見て、プレート状の空気案内体
７よりも幅広に形成されていて、空気案内体７の後方に
向けて突出している。キャップ１６を保持するために
は、後方に突出する少なくとも１つのウェブ１７が、空
気４案内体７から離れる方向で延びている。
【００２３】第２実施例によれば、プレート状の空気案
内体７は、テレスコープ式に互いに内外に被せ合わされ
た２つのテレスコープ状部材１８，１９（図２〜４参
照）から成っている。
【００２４】中央部分の断面図（図２参照）で見て、外
側に位置する上方のテレスコープ状部材１８は、マッチ
箱式に、内側に位置する下方のテレスコープ状部材１９
に被せ嵌められている。内側のテレスコープ状部材１９
は、部分的にほぼＨ形に成形されている。上方のテレス
コープ状部材１８は、部分的に上方に向けて閉じられて
いる。
【００２５】位置調整装置４の範囲では、外側に位置す
る上方のテレスコープ状部材１８は、内側のテレスコー
プ状部材１９を、それぞれ両側（外側及び内側）で取り
囲んでいる。
【００２６】空気案内体７が２つの部分から成る構成の
場合には、外側に位置する上方のテレスコープ状部材１
８に、両位置調整装置４が係合している。空気案内体７
が２つの部分から成る構成の場合には、収容室１３は、
高さ方向で見てさらに小さく形成されていても良い。な
ぜならば、空気案内装置３の非使用位置では、両テレス
コープ状部材１８，１９は、場所をとらないように互い
に内外に被せ合わされているからである。
【００２７】空気案内体７の両テレスコープ状部材１
８，１９の間には、部分的にばね部材２０が設けられて
いる。このばね部材２０は、空気案内装置３の押出し時
に空気案内体７の下方のテレスコープ状部材１９を、上
方のテレスコープ状部材１８から離れる方向で下方に向
けて自動的に運動させる。使用位置Ｂにおいては、両テ
レスコープ状部材１８，１９は、互いに被せ合わされた
非使用位置Ａにある時よりも、著しく大きな高さを有し
ている。
【００２８】ばね部材２０の一方の端部は、上方のテレ
スコープ状部材１８に結合されている。これに対してば
ね部材２０の他方の端部は、下方のテレスコープ状部材
１９と協働する。空気案内体７の上方のテレスコープ状
部材１８には、同様に剥離エッジを形成するキャップ１
６が装着されており、このキャップ１６は、幅の狭いプ
レート状の空気案内体７の後方に向けて突出している。
ばね部材２０は、互いに重なり合った複数の屈曲部を有
した圧縮ばねによって形成されている（図５参照）。
【００２９】キャップ１６と、上方のテレスコープ状部
材１８に設けられ後方に突出したウェブ１７とは、空気
案内装置７の非使用位置Ａにおいて、リア側のカバー部
材２の縁部側に設けられたフランジ２１の外側に延びて
いる（図２参照）。
【００３０】空気案内装置３が押し出されている場合に
は、後車軸における揚力は著しく削減され、同時に車両
の空気抵抗係数も減少される。
【００３１】直立した、プレート状の空気案内体７は、
有利には中空部材によって形成されていて、使用位置Ｂ
においては、隣接して下方に位置するボディ６に対して
ほぼ直角に配置されている。
【００３２】キャップ１６のＵ字形の縁範囲２２は、上
方のテレスコープ状部材１８の、後方に向けて突出した
ウェブ１７を部分的に取り囲んでいる。さらにキャップ
１６の前側の縁範囲２３は、接着又は類似の手段によっ
て、上方のテレスコープ状部材１８に結合されている。
空気案内装置３はボディ６の上方に向けて“Ｃ”の値だ
け突出しており、この値“Ｃ”は、車体形状に応じて経
験的に算出される。
【図面の簡単な説明】
【図１】使用位置にある空気案内装置を備えた乗用車の
リア範囲の斜視図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線に沿った断面図である。
【図３】図５のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿った断面図であ
る。
【図４】空気案内装置が押し出された状態の、図５のＩ
ＩＩ−ＩＩＩ線に沿った断面図である。
【図５】引き込まれた状態の空気案内装置を備えた乗用
車のリア範囲を後方から見た部分図である。
【符号の説明】
１ リア範囲、 ２ カバー部材、 ３ 空気案内装
置、 ４ 位置調整装置、 ５ ホイールハウジング、
６ ボディ、 ７ 空気案内体、 ８ 中空室、 ９
横方向ビーム、 １０ ケーシング、 １１ 押出し
部材、 １２ 開口、 １３ 収容室、 １４ カバ
ー、 １５ 側方部分、 １６ キャップ、１７ ウェ
ブ、 １８，１９ テレスコープ状部材、 ２０ ばね
部材、 ２１ フランジ、 ２２ 縁範囲、 ２３ 縁
範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨアヒム クラット ドイツ連邦共和国 ヴィールンスハイム ヘーベルシュトラーセ 18 (72)発明者 マティアス ギッセル ドイツ連邦共和国 ヴァイル デア シュ タット レーマーヴェーク 29

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 自動車のリア範囲に設けられる空気案内
    装置であって、位置調整装置によって、引き込まれた非
    使用位置から押し出された使用位置にまで移動可能であ
    り、かつその逆方向にも移動可能である形式のものにお
    いて、前記空気案内装置（３）が、自動車の高さ方向Ｄ
    −Ｄで引き込み・押出し可能であり、かつ押し出された
    使用位置（Ｂ）において、空気案内装置（３）の横方向
    長さ全体にわたって空気非透過的に、下方に位置するボ
    ディ（６）に接続されていて、かつ該ボディ（６）から
    上方に向けて突出していることを特徴とする、自動車の
    リア範囲に設けられる空気案内装置。
  2. 【請求項２】 空気案内装置（３）が、直立して横方向
    に延びる空気案内体（７）によって形成されており、該
    空気案内体（７）が、車両横方向で互いに間隔を有した
    ２つの位置調整装置（４）によって支持されており、該
    位置調整装置（４）が、ボディ側の横方向ビーム（９）
    で所定の位置に保持されている、請求項１記載の空気案
    内装置。
  3. 【請求項３】 前記空気案内体（７）が、引き込まれた
    非使用位置（Ａ）において、窪み状の収容室（１３）に
    位置しており、該収容室（１３）が、リア側の横方向ビ
    ーム（９）と、前置された旋回可能なカバー（１４）
    と、車両終端範囲を成すリア側のカバー部材（２）とに
    よって制限されている、請求項１記載の空気案内装置。
  4. 【請求項４】 前記空気案内体（７）が、平面図で見て
    直線的に形成されている、請求項１から３までのいずれ
    か１項記載の空気案内装置。
  5. 【請求項５】 前記空気案内体（７）が、平面図で見て
    湾曲した形状を有している、請求項１から３までのいず
    れか１項記載の空気案内装置。
  6. 【請求項６】 空気案内装置（３）の、高さ方向の引込
    み・押出し運動が、少なくともほぼ直線的に行われる、
    請求項１記載の空気案内装置。
  7. 【請求項７】 プレート状の前記空気案内体（７）が一
    体的に形成されていて、かつ車両長手方向で見て比較的
    幅が狭くなっている、請求項１から６までのいずれか１
    項記載の空気案内装置。
  8. 【請求項８】 プレート状の前記空気案内体（７）が、
    互いに内外に被せ合わされた２つのテレスコープ状部材
    （１８，１９）から成っている、請求項１から７までの
    いずれか１項記載の空気案内装置。
  9. 【請求項９】 前記空気案内体（７）の、外側に位置す
    る上方のテレスコープ状部材（１８）に、前記位置調整
    装置（４）が係合している、請求項８記載の空気案内装
    置。
  10. 【請求項１０】 前記空気案内体（７）の、互いに内外
    に被せ合わされた両テレスコープ状部材（１８，１９）
    の間に、部分的にばね部材（２０）が設けられており、
    該ばね部材（２０）が、空気案内装置（３）の押出し時
    に、前記空気案内体（７）の下方のテレスコープ状部材
    （１９）を上方のテレスコープ状部材（１８）から離れ
    る方向で下方へ向けて運動させる、請求項８記載の空気
    案内装置。
  11. 【請求項１１】 １つ又は複数の部分から形成されたプ
    レート状の前記空気案内体（７）の上縁範囲に、剥離エ
    ッジを形成するキャップ（１６）が装着されており、該
    キャップ（１６）が、幅の狭いプレート状の前記空気案
    内体（７）の後方に向けて突出している、請求項１から
    １０までのいずれか１項記載の空気案内装置。
  12. 【請求項１２】 空気案内装置（３）が使用位置（Ｂ）
    にある場合に、直立したプレート状の空気案内体（７）
    が、下方に位置するボディ（６）に対してほぼ直角に向
    けられている、請求項１から１１までのいずれか１項記
    載の空気案内装置。
  13. 【請求項１３】 空気案内装置（３）が引き込まれた非
    使用位置（Ａ）にある場合に、前記キャップ（１６）の
    上方の制限面が、隣接するボディ（６）の外輪郭とほぼ
    同一平面上に延びている、請求項１から１２までのいず
    れか１項記載の空気案内装置。
JP19537195A 1994-08-01 1995-07-31 自動車のリア範囲に設けられる空気案内装置 Expired - Lifetime JP4162157B2 (ja)

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