JPH0858610A - 車両用操向装置 - Google Patents
車両用操向装置Info
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- JPH0858610A JPH0858610A JP21675994A JP21675994A JPH0858610A JP H0858610 A JPH0858610 A JP H0858610A JP 21675994 A JP21675994 A JP 21675994A JP 21675994 A JP21675994 A JP 21675994A JP H0858610 A JPH0858610 A JP H0858610A
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- Japan
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- steering
- vehicle
- wheels
- wheel
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- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンテナ搬送用ストラドル・キャリアその他
各種産業用車両等の操向装置に関するもので、フレーム
構造の簡単化、重量の軽減を図ると共に、操向装置の組
立調整の簡単化を図ることを目的としている。 【構成】 車枠両側の下部フレーム8a,8bにはフォ
ーク10を備えた走行用車輪9a〜9dが懸架され、こ
れら車輪のうち第2車輪9b及び第3車輪9c両車輪の
フォーク10間に亘り一対のステアリング用油圧シリン
ダ1a,1bが配設される。そして該ステアリング用油
圧シリンダ1a,1bのピストン両側に形成された油圧
室のうちの一方は切換弁2を介して油圧源に接続され、
その他方は連通管6を介して互いに接続されている。走
行用第1車輪9aと第2車輪9bの各フォーク10間に
はステアリングリンク11aが、又第2車輪9bと第3
車輪9cのフォーク間にはステアリングリンク11b
が、又第3車輪9cと第4車輪9dのフォーク間にはス
テアリングリンク11cが連結される。
各種産業用車両等の操向装置に関するもので、フレーム
構造の簡単化、重量の軽減を図ると共に、操向装置の組
立調整の簡単化を図ることを目的としている。 【構成】 車枠両側の下部フレーム8a,8bにはフォ
ーク10を備えた走行用車輪9a〜9dが懸架され、こ
れら車輪のうち第2車輪9b及び第3車輪9c両車輪の
フォーク10間に亘り一対のステアリング用油圧シリン
ダ1a,1bが配設される。そして該ステアリング用油
圧シリンダ1a,1bのピストン両側に形成された油圧
室のうちの一方は切換弁2を介して油圧源に接続され、
その他方は連通管6を介して互いに接続されている。走
行用第1車輪9aと第2車輪9bの各フォーク10間に
はステアリングリンク11aが、又第2車輪9bと第3
車輪9cのフォーク間にはステアリングリンク11b
が、又第3車輪9cと第4車輪9dのフォーク間にはス
テアリングリンク11cが連結される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンテナを搬送するスト
ラドル・キャリア等の重量物車両、その他各種産業用車
両等における操向装置に関する。
ラドル・キャリア等の重量物車両、その他各種産業用車
両等における操向装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6に従来の車両用操向装置を
示し、図5はコンテナ等を車体の内側に抱持して搬送す
るストラドル・キャリア等門型横断面を有する車両に設
備した操向装置の平面図、図6は図5のA部の詳細図で
ある。
示し、図5はコンテナ等を車体の内側に抱持して搬送す
るストラドル・キャリア等門型横断面を有する車両に設
備した操向装置の平面図、図6は図5のA部の詳細図で
ある。
【0003】一般的にストラドル・キャリア或いはトラ
ンスファー・クレーンなどの車両は図4に例示するよう
に、複数の門型フレーム13が左右一対の下部フレーム
8にまたがって立設されこれらの門型フレーム13内側
荷役用空間へコンテナ等の荷物を懸吊保持して走行する
ようになっている。
ンスファー・クレーンなどの車両は図4に例示するよう
に、複数の門型フレーム13が左右一対の下部フレーム
8にまたがって立設されこれらの門型フレーム13内側
荷役用空間へコンテナ等の荷物を懸吊保持して走行する
ようになっている。
【0004】又、各下部フレーム8の下方に於いて3組
の前側車輪9a,9b,9cと1組の後側車輪9dとが
備えられ、これらの走行用車輪群と図示省略した駆動装
置により車両全体が走行移動できるようになっている。
の前側車輪9a,9b,9cと1組の後側車輪9dとが
備えられ、これらの走行用車輪群と図示省略した駆動装
置により車両全体が走行移動できるようになっている。
【0005】さらに車体後方に於ける門型フレーム13
上に位置して上部フレーム14が配設され、該上部フレ
ーム14上には荷役或いは車体走行等の操作を行うため
の運転室15が配備されている。そして車両の走行方向
を変える操作は運転室15内のハンドルにより行われる
ようになっている。
上に位置して上部フレーム14が配設され、該上部フレ
ーム14上には荷役或いは車体走行等の操作を行うため
の運転室15が配備されている。そして車両の走行方向
を変える操作は運転室15内のハンドルにより行われる
ようになっている。
【0006】上記した門型横断面を有する車両に於いて
その走行方向を操作する操向装置として従来図5に示す
形式のものが提案され実用化されている。
その走行方向を操作する操向装置として従来図5に示す
形式のものが提案され実用化されている。
【0007】図5、図6に示すように、このような形式
の従来の操向装置は、車両の下部フレームに取り付けた
ステアリング用ブラケット7にアーム12を取り付け、
前後アーム12,12間にステアリング用油圧シリンダ
1を配備し、該油圧シリンダ1の伸縮パワーを各ステア
リングリンク17a〜17eを介して各車輪9a〜9d
のフォークへ伝達し全車輪の操向を行うようになってい
る。
の従来の操向装置は、車両の下部フレームに取り付けた
ステアリング用ブラケット7にアーム12を取り付け、
前後アーム12,12間にステアリング用油圧シリンダ
1を配備し、該油圧シリンダ1の伸縮パワーを各ステア
リングリンク17a〜17eを介して各車輪9a〜9d
のフォークへ伝達し全車輪の操向を行うようになってい
る。
【0008】そして、一般的な左右車輪の同期操向方式
としては機械式(図示省略)と例示した油圧式とがあ
る。(油圧式同期ステアリングを採用した車両用操向装
置の1例として実開昭62−47474号公報参照のこ
と。)
としては機械式(図示省略)と例示した油圧式とがあ
る。(油圧式同期ステアリングを採用した車両用操向装
置の1例として実開昭62−47474号公報参照のこ
と。)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述のような
従来型の車両用操向装置には油圧式、機械式同期操向方
式に共通して次のような不具合点があった。
従来型の車両用操向装置には油圧式、機械式同期操向方
式に共通して次のような不具合点があった。
【0010】(1)ステアリング用油圧シリンダのパワ
ーを受けるステアリング用ブラケット7を車両下部フレ
ーム8へ直接取り付けているため、車輪9の操向に伴う
抵抗(反作用力)が該下方フレーム8へかかる事にな
り、該油圧シリンダの作用力に耐え得るよう下部フレー
ムの剛性を高めておく必要があり、このための当板、補
強により車両の重量増加と共に製造原価が高騰する。
ーを受けるステアリング用ブラケット7を車両下部フレ
ーム8へ直接取り付けているため、車輪9の操向に伴う
抵抗(反作用力)が該下方フレーム8へかかる事にな
り、該油圧シリンダの作用力に耐え得るよう下部フレー
ムの剛性を高めておく必要があり、このための当板、補
強により車両の重量増加と共に製造原価が高騰する。
【0011】(2)又構造上前記ステアリング用ブラケ
ット7、ステアリングアーム12が必要となり、関連し
てリンク数17a〜17e等部品点数が増加するため製
造原価の高騰とメンテナンス上の保守点検、修理が複雑
になる。
ット7、ステアリングアーム12が必要となり、関連し
てリンク数17a〜17e等部品点数が増加するため製
造原価の高騰とメンテナンス上の保守点検、修理が複雑
になる。
【0012】(3)また前記第(2)項に関連して組
立、調整が複雑、困難になる。
立、調整が複雑、困難になる。
【0013】本発明はこれら従来装置の各不具合点を解
消した新たな車両用操向装置を提供することを目的とし
ている。
消した新たな車両用操向装置を提供することを目的とし
ている。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の構成として本発明の車両用操向装置は、車両台車枠へ
取り付けた両側の車輪にそれぞれ付設した一対のステア
リング用油圧シリンダ装置と該油圧シリンダ装置に切換
弁を介して接続された油圧源とを備え、前記各油圧シリ
ンダのピストン両側に形成された油圧室のうち対応する
一側を共に前記切換弁へ接続し、かつ他側油圧室を連通
管を介して互いに接続させた形式の車両用操向装置に於
いて、前記ステアリング用油圧シリンダを走行用車輪の
フォーク間へ直接掛渡して取り付けたことを特徴として
いる。
の構成として本発明の車両用操向装置は、車両台車枠へ
取り付けた両側の車輪にそれぞれ付設した一対のステア
リング用油圧シリンダ装置と該油圧シリンダ装置に切換
弁を介して接続された油圧源とを備え、前記各油圧シリ
ンダのピストン両側に形成された油圧室のうち対応する
一側を共に前記切換弁へ接続し、かつ他側油圧室を連通
管を介して互いに接続させた形式の車両用操向装置に於
いて、前記ステアリング用油圧シリンダを走行用車輪の
フォーク間へ直接掛渡して取り付けたことを特徴として
いる。
【0015】また前記走行用車輪の各フォーク間を互い
にステアリングリンクで連結することが効果的である。
にステアリングリンクで連結することが効果的である。
【0016】さらに、前記ステアリング用油圧シリンダ
及びステアリングリンクを組合せ使用し、これらをすべ
て車両のバネ下部にフローティング状態に取付けること
が好ましい。
及びステアリングリンクを組合せ使用し、これらをすべ
て車両のバネ下部にフローティング状態に取付けること
が好ましい。
【0017】
【作用】上記のように構成された本発明の車両用操向装
置によれば、従来装置のように車両の下部フレームへの
ステアリング用ブラケットの取り付けが不要となり、下
部フレームの構造が簡単となり、大幅な重量軽減を図る
ことができる。
置によれば、従来装置のように車両の下部フレームへの
ステアリング用ブラケットの取り付けが不要となり、下
部フレームの構造が簡単となり、大幅な重量軽減を図る
ことができる。
【0018】又、第2、第3車輪のフォークが従来型の
アームとして代用できるためステアリング用ブラケッ
ト、アームが不要となり、更に関連してステアリングリ
ンク等部品点数も少なくする事ができる。
アームとして代用できるためステアリング用ブラケッ
ト、アームが不要となり、更に関連してステアリングリ
ンク等部品点数も少なくする事ができる。
【0019】これら、リンク数の減少、アーム及びステ
アリング用ブラケットの廃止により、組立調整が簡単に
なるばかりでなく給油箇所が減り、かつ、保守点検、修
理等メンテナンスが容易になる。
アリング用ブラケットの廃止により、組立調整が簡単に
なるばかりでなく給油箇所が減り、かつ、保守点検、修
理等メンテナンスが容易になる。
【0020】
【実施例】以下図面に基づき本発明の一実施例について
説明する。図1は本発明に係る車両用操向装置の概略構
成説明図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。
図2及び図3は本発明車両用操向装置要部の機能説明図
で、図2は操向手段部、図3は操向機構部を示してい
る。また、図4は本形式の操向装置を採用した門型横断
面を有する産業車両(ストラドル・キャリア)の全体説
明図である。
説明する。図1は本発明に係る車両用操向装置の概略構
成説明図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。
図2及び図3は本発明車両用操向装置要部の機能説明図
で、図2は操向手段部、図3は操向機構部を示してい
る。また、図4は本形式の操向装置を採用した門型横断
面を有する産業車両(ストラドル・キャリア)の全体説
明図である。
【0021】これらの図は、いずれも本発明の操向装置
をストラドルキャリアに適用した場合を示すもので、図
において、内部に荷役空間を形成すべく門型横断面を有
するよう構成した台車枠(門型フレーム)13は左右一
対の下部フレーム8(8a,8b)にまたがって立設さ
れており、この門型フレーム13の内側荷設用空間にコ
ンテナ等の荷物を懸吊保持する。
をストラドルキャリアに適用した場合を示すもので、図
において、内部に荷役空間を形成すべく門型横断面を有
するよう構成した台車枠(門型フレーム)13は左右一
対の下部フレーム8(8a,8b)にまたがって立設さ
れており、この門型フレーム13の内側荷設用空間にコ
ンテナ等の荷物を懸吊保持する。
【0022】台車枠両側に設けた下部フレーム8a,8
bにはフォーク10をそれぞれ備えた走行用車輪9a,
9b,9c,9dが懸架され、これら走行用車輪のうち
第2車輪9b,及び第3車輪9cの両車輪のフォーク1
0間に亘り一対のステアリング用油圧シリンダ1a,1
bが配設張架されている。これにより該フォーク10は
油圧シリンダの圧力により回動可能に構成される。
bにはフォーク10をそれぞれ備えた走行用車輪9a,
9b,9c,9dが懸架され、これら走行用車輪のうち
第2車輪9b,及び第3車輪9cの両車輪のフォーク1
0間に亘り一対のステアリング用油圧シリンダ1a,1
bが配設張架されている。これにより該フォーク10は
油圧シリンダの圧力により回動可能に構成される。
【0023】そして該ステアリング用油圧シリンダ1
a,1bのピストン4両側に形成された油圧室のうちの
一側の油圧室5b,5bを共に切換弁2を介して油圧源
3に接続している。(図1,図2参照)
a,1bのピストン4両側に形成された油圧室のうちの
一側の油圧室5b,5bを共に切換弁2を介して油圧源
3に接続している。(図1,図2参照)
【0024】一方前記油圧室の他側室5a,5aは連通
管6を介して互いに接続されている。
管6を介して互いに接続されている。
【0025】11a,11b,11cはステアリングリ
ンクで、ステアリングリンク11aは、走行用第1車輪
9aと同第2車輪9bに取付けた各フォーク10間を連
結し、またステアリングリンク11bは、第2車輪9b
と第3車輪9cの各フォーク10間を連結し、さらにス
テアリングリンク11cは、第3車輪9cと第4車輪9
dの各フォーク10間を連結するよう構成している。
ンクで、ステアリングリンク11aは、走行用第1車輪
9aと同第2車輪9bに取付けた各フォーク10間を連
結し、またステアリングリンク11bは、第2車輪9b
と第3車輪9cの各フォーク10間を連結し、さらにス
テアリングリンク11cは、第3車輪9cと第4車輪9
dの各フォーク10間を連結するよう構成している。
【0026】これにより各ステアリングリンク11a,
11b,11cは作用力を伝え、同期して全車輪9a〜
9dの操向を行なう。
11b,11cは作用力を伝え、同期して全車輪9a〜
9dの操向を行なう。
【0027】尚、3個の前側車輪9a〜9cの操向量
(転舵角度)はそれぞれ前方のものほど大きくなるよう
車輪の取付位置やフォーク10、ステアリング11にて
設定されており、全車輪9a〜9dの旋回中心が一点に
集中するよう考慮されている。
(転舵角度)はそれぞれ前方のものほど大きくなるよう
車輪の取付位置やフォーク10、ステアリング11にて
設定されており、全車輪9a〜9dの旋回中心が一点に
集中するよう考慮されている。
【0028】又各ステアリングリンク11a,11b,
11cや車両両側の各ステアリング用油圧シリンダ1a
及び1bはいずれも車両のバネ下部へフローティング取
り付けされており、下部フレーム8には図5、図6に示
した従来装置のようなステアリング用ブラケット7等を
一切取り付けない構造としている。
11cや車両両側の各ステアリング用油圧シリンダ1a
及び1bはいずれも車両のバネ下部へフローティング取
り付けされており、下部フレーム8には図5、図6に示
した従来装置のようなステアリング用ブラケット7等を
一切取り付けない構造としている。
【0029】このように構成したことにより車輪を所定
方向へ転舵(操向)するステアリング用油圧シリンダ1
a,1bのパワー(反作用力)が車両下部フレーム8へ
直接作用する不具合がなくなり、該下部フレームの剛性
を低く設定できる。従ってフレーム構造が簡単となり、
重量の軽減と製造コストの大幅低減を図ることができ
る。
方向へ転舵(操向)するステアリング用油圧シリンダ1
a,1bのパワー(反作用力)が車両下部フレーム8へ
直接作用する不具合がなくなり、該下部フレームの剛性
を低く設定できる。従ってフレーム構造が簡単となり、
重量の軽減と製造コストの大幅低減を図ることができ
る。
【0030】又、第2、第3輪9b,9cのフォーク1
0を図5、図6に示す従来型アーム12の代りに代用す
るため、従来装置のステアリング用ブラケット7、アー
ム12が不要となり、関連してステアリングリンク11
の数も少なくて良くその分コストが低減できる。
0を図5、図6に示す従来型アーム12の代りに代用す
るため、従来装置のステアリング用ブラケット7、アー
ム12が不要となり、関連してステアリングリンク11
の数も少なくて良くその分コストが低減できる。
【0031】前記構造の簡素化に伴い車両の組立調整が
容易になり、保守点検、修理等メンテナンスも簡単にな
る等後述する種々の効果を得る事ができるようになっ
た。
容易になり、保守点検、修理等メンテナンスも簡単にな
る等後述する種々の効果を得る事ができるようになっ
た。
【0032】以上本発明の一実施例につき縷々説明した
が、本発明装置は、例示したストラドルキャリアに限定
される事なく、又油圧式、機械式を含め種々多様な産業
用重車両の操向装置に於いて採用する事が可能であり、
また、ステアリング用油圧シリンダは図1に例示した以
外に、第1、第2車輪9a,9bのフォーク10間等別
の位置へ配設しても良い。
が、本発明装置は、例示したストラドルキャリアに限定
される事なく、又油圧式、機械式を含め種々多様な産業
用重車両の操向装置に於いて採用する事が可能であり、
また、ステアリング用油圧シリンダは図1に例示した以
外に、第1、第2車輪9a,9bのフォーク10間等別
の位置へ配設しても良い。
【0033】このように本発明は上記実施例に限定され
るものでなく本発明技術思想の範囲内において種々設計
変更が可能であり、それらは何れも本発明の技術的範囲
に属する。
るものでなく本発明技術思想の範囲内において種々設計
変更が可能であり、それらは何れも本発明の技術的範囲
に属する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の車両用操向
装置によれば次に示す効果を奏する。
装置によれば次に示す効果を奏する。
【0035】(1)車輪を所定方向へ操向(転舵)する
ステアリング用油圧シリンダのパワーが直接車両の下部
フレームへ作用しないため該下部フレームの剛性を低く
設定できる。したがってフレーム構造が簡単になり、重
量の軽減が図れる。
ステアリング用油圧シリンダのパワーが直接車両の下部
フレームへ作用しないため該下部フレームの剛性を低く
設定できる。したがってフレーム構造が簡単になり、重
量の軽減が図れる。
【0036】(2)第2、第3車輪のフォークがアーム
の代用となり、従来型のステアリングブラケット、アー
ムが不要となる。更に関連してステアリングリンク数も
減少できる。
の代用となり、従来型のステアリングブラケット、アー
ムが不要となる。更に関連してステアリングリンク数も
減少できる。
【0037】(3)上記リンク数の減少、アーム及びブ
ラケットの廃止に伴い給油箇所が少なくなる。
ラケットの廃止に伴い給油箇所が少なくなる。
【0038】(4)従って操向装置の組立調整が簡単に
なるばかりでなく大幅な製造原価の低減が可能となり、
加えて保守点検、整備が容易になる。
なるばかりでなく大幅な製造原価の低減が可能となり、
加えて保守点検、整備が容易になる。
【図1】本発明の一実施例に係る車両用操向装置の概略
構成を示す説明図で、(a)は平面図、(b)は側面図
である。
構成を示す説明図で、(a)は平面図、(b)は側面図
である。
【図2】図1の車両用操向装置における操向手段(油圧
シリンダ)部の機能説明図である。
シリンダ)部の機能説明図である。
【図3】図1の車両用操向装置における操向機構部の機
能説明図である。
能説明図である。
【図4】本発明操向装置を採用した門型横断面を有する
ストラドルキャリアの説明図である。
ストラドルキャリアの説明図である。
【図5】従来の車両用操向装置の概略説明図で車両の片
側を図示したものである。
側を図示したものである。
【図6】図5のA部詳細図である。
1a,1b ステアリング用油圧シリンダ 2 切換弁 3 油圧源 4 ピストン 5a,5b 油圧室 6 連通管 8,8a,8b 下部フレーム 9a,9b,9c,9d 走行用車輪 10 フォーク 11a,11b,11c ステアリングリンク 13 門型フレーム 14 上部フレーム 15 運転室 16 ハンドル
Claims (3)
- 【請求項1】 車両台車枠へ取り付けた両側の車輪にそ
れぞれ付設した一対のステアリング用油圧シリンダ装置
と該油圧シリンダ装置に切換弁を介して接続された油圧
源とを備え、前記各油圧シリンダのピストン両側に形成
された油圧室のうち対応する一側を共に前記切換弁へ接
続し、かつ他側油圧室を連通管を介して互いに接続させ
た形式の車両用操向装置に於いて、前記ステアリング用
油圧シリンダを走行用車輪のフォーク間へ直接掛渡して
取り付けたことを特徴とする車両用操向装置。 - 【請求項2】 前記走行用車輪の各フォーク間をステア
リングリンクで連結したことを特徴とする請求項1記載
の車両用操向装置。 - 【請求項3】 前記ステアリング用油圧シリンダ及びス
テアリングリンクを共に使用し、これらをすべて車両の
バネ下部にフローティング状態に取付けたことを特徴と
する請求項1,2記載の車両用操向装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21675994A JPH0858610A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 車両用操向装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21675994A JPH0858610A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 車両用操向装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0858610A true JPH0858610A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16693471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21675994A Withdrawn JPH0858610A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 車両用操向装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0858610A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006027522A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-02-02 | Tcm Corp | コンテナキャリア |
JP2016505445A (ja) * | 2012-12-28 | 2016-02-25 | ボルボ ド ブラジル ヴェイークロス エリテーデーアー. | ステアリング中間アーム |
CN109533020A (zh) * | 2018-09-21 | 2019-03-29 | 中国煤炭科工集团太原研究院有限公司 | 一种多轴u型车辆全轮转向系统 |
-
1994
- 1994-08-19 JP JP21675994A patent/JPH0858610A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006027522A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-02-02 | Tcm Corp | コンテナキャリア |
JP2016505445A (ja) * | 2012-12-28 | 2016-02-25 | ボルボ ド ブラジル ヴェイークロス エリテーデーアー. | ステアリング中間アーム |
CN109533020A (zh) * | 2018-09-21 | 2019-03-29 | 中国煤炭科工集团太原研究院有限公司 | 一种多轴u型车辆全轮转向系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011106 |