JPH0858532A - 車輌用クリーナー装置 - Google Patents

車輌用クリーナー装置

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JPH0858532A
JPH0858532A JP6218283A JP21828394A JPH0858532A JP H0858532 A JPH0858532 A JP H0858532A JP 6218283 A JP6218283 A JP 6218283A JP 21828394 A JP21828394 A JP 21828394A JP H0858532 A JPH0858532 A JP H0858532A
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piston
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projecting
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Hiroaki Kimura
浩明 木村
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/46Cleaning windscreens, windows or optical devices using liquid; Windscreen washers
    • B60S1/48Liquid supply therefor
    • B60S1/52Arrangement of nozzles; Liquid spreading means
    • B60S1/522Arrangement of nozzles; Liquid spreading means moving liquid spreading means, e.g. arranged in wiper arms
    • B60S1/528Arrangement of nozzles; Liquid spreading means moving liquid spreading means, e.g. arranged in wiper arms the spreading means being moved between a rest position and a working position

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピストンのシリンダーから突出する部分の防
塵を図る。 【構成】 筒状をしたシリンダー2と、該シリンダーに
摺動自在に結合されたピストン32と、ピストンの先端
部にノズルホルダー59を介して取り付けられた噴射ノ
ズル67とを備え、洗浄水が圧送されるとピストンがシ
リンダーから所定の位置まで突出した後に噴射ノズルか
ら洗浄水が噴射される車輌用クリーナー装置1であっ
て、上記ピストンの突出端とシリンダーとの間を蛇腹状
のカバー75で連結し、ピストンのシリンダーから突出
した部分が上記カバーで被われるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な車輌用クリーナー
装置に関する。詳しくは、洗浄水が圧送されるとピスト
ンがシリンダーから所定の位置まで突出した後に噴射ノ
ズルから洗浄水が噴射される車輌用クリーナー装置にお
いて、ピストンのシリンダーから突出する部分の防塵を
図ることができる新規な車輌用クリーナー装置を提供し
ようとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車輌用クリーナー装置の一例を図
14に示す。
【0003】aが車輌用クリーナー装置であり、bはバ
ンパーcの下方に位置したブラケットである。
【0004】dは上記ブラケットbに取着されたシリン
ダーであり、該シリンダーdにピストンeが摺動自在に
支持されている。fはノズルホルダーであり、噴射ノズ
ルgを保持しており、その連結部hがピストンeの中心
孔iに嵌合支持されている。
【0005】jはノズルホルダーfとピストンeの上端
部との間を覆う防水ブーツである。
【0006】しかして、上記した車輌用クリーナー装置
aにあっては、不使用時は、図14(a)に示すよう
に、ピストンeはその殆どがシリンダーd内に引っ込ん
だ状態とされており、使用時に洗浄水が圧送されると、
図14(b)に示すように、ピストンeがシリンダーd
から突出して行き、噴射ノズルgがバンパーcの開口k
から突出したところで、洗浄水が噴射ノズルgから噴射
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の車輌用クリーナー装置aにあっては、ノズルホルダ
ーfとピストンeとの間は防水ブーツjによって覆われ
ているが、ピストンeの使用時にシリンダーdから突出
した部分lは開放されたままであるので、この部分から
水、埃等がシリンダーd内に入ってしまい(図14
(b)の矢印参照)、動作不良等の故障を起こす原因に
なったりするという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明車輌用クリーナー
装置は、上記した課題を解決するために、筒状をしたシ
リンダーと、該シリンダーに摺動自在に結合されたピス
トンと、ピストンの先端部に取付けられた噴射ノズルと
を備え、洗浄水が圧送されるとピストンがシリンダーか
ら所定の位置まで突出した後に噴射ノズルから洗浄水が
噴射される車輌用クリーナー装置であって、上記ピスト
ンの突出端とシリンダーとの間を蛇腹状のカバーで連結
し、ピストンのシリンダーから突出した部分が上記カバ
ーで被われるようにしたものである。
【0009】
【作用】従って、本発明車輌用クリーナー装置にあって
は、使用時にピストンがシリンダーから突出しても、該
突出した部分が蛇腹状のカバーで覆われているので、ピ
ストンとシリンダーとの間から水、埃等がシリンダー内
に侵入することがなく、防塵性に優れたものとなる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明車輌用クリーナー装置の詳細
を図示した実施例1に従って説明する。
【0011】2はシリンダであり、該シリンダ2は硬質
の合成樹脂により円筒状に形成されている。シリンダ2
の下端壁3の中央部には洗浄液供給管4が突設されてい
る。そして、シリンダ2の上端は開放されている。
【0012】シリンダ2の上端寄りの位置の外周面には
フランジ部5が突設され、更に、該フランジ部5から下
方にやや離間した位置の外周面に周方向に等間隔に隔た
って3つの挟持片6、7及び8が突設されている。そし
て、これら挟持片6、7、8はシリンダ2の軸方向に見
た形状がそれぞれ異なっている。挟持片6はシリンダ2
の軸方向に見た形状がほゞ矩形を為し、シリンダ2の半
径方向に突出している。また、該挟持片6の上面の大部
分6aはほゞ平らであり、また、側方から見て右側の部
分6bが右下がりに傾斜している。挟持片7及び8はほ
ゞ平行四辺形を為しており、シリンダ2の半径方向に対
してやや傾斜して、かつ、互いに反対方向へ突出してい
る。そして、これら挟持片7、8の上面の大部分7a、
8aは平らであり、側方から見て右側の部分7b、8b
が右下がりに傾斜している。更に、挟持片7、8の平ら
な上面7a、8aのほゞ中央部にはこれら挟持片7、8
の突出方向に延びる係合溝7c、8cが形成されてい
る。
【0013】シリンダ2の外周壁の挟持片8の左側に隣
接した位置に排水口9が開設されている。
【0014】更に、シリンダ2の外周面のうちフランジ
部5の上方の位置に周方向に等間隔に4つの係合突起1
0、10、・・・が突設されている。
【0015】このようなシリンダ2は自動車のバンパー
11の下方に位置したブラケット12に固定される。ブ
ラケット12には円形の取付孔13が形成され、該取付
孔13の縁には3つの挿通切欠14、15、16が周方
向に等間隔に離間して形成されている。そして、これら
挿通切欠14、15、16はそれぞれ異なる形状に、即
ち、14は上記挟持片6とほゞ同じ形状に、15は挟持
片7と、また、16は挟持片8とそれぞれほゞ同じ形状
に形成されている。17はブラケット12の下面に突設
されたストッパであり、下方から見て挿通切欠14から
時計回り方向にやや隔たった位置に形成されている。1
8、18は同じくブラケット12の下面に突設された係
合突起であり、上記挿通切欠15、16からそれぞれ時
計回り方向にやや隔たった位置に形成されている。
【0016】しかして、シリンダ2はそのフランジ部5
の下面にリング状をしたスペーサ19(ゴム等の弾性材
料で形成されている。)をあてがい、それから、その下
端側からブラケット12の取付孔13に挿通して行き、
それから、挟持片6を挿通切欠14に、挟持片7を挿通
切欠15に、また、挟持片8を挿通切欠16に、それぞ
れ位置合わせして、これら挟持片6、7、8をブラケッ
ト12の下面側へ挿通する。それから、シリンダ2を上
方から見て反時計回り方向へ回転させる。そして、挟持
片6がストッパ17に当接したところでシリンダ2の上
記方向への回転が阻止され、また、挟持片7、8の係合
溝7c、8cに係合突起18、18が係合して、シリン
ダ2が回り止めされる。これによって、スペーサ19を
介してフランジ部5と挟持片6、7、8によってブラケ
ット12の取付孔13の開口縁を挟持した状態となり、
これによって、シリンダ2がブラケット12に固定され
る。
【0017】尚、挟持片6、7、8には傾斜面6b、7
b、8bが形成されているので、上記回転により該傾斜
面6b、7b、8bが挿通切欠14、15、16の縁を
容易に迫り上がりスペーサ19を圧縮し、また、傾斜面
7b、8bが係合突起18、18に容易に乗り上げ該係
合突起18、18を係合溝7c、8cとの係合に導くこ
とができる。
【0018】シリンダ2の上端部にはキャップ20が被
着される。
【0019】キャップ20は内筒21と外筒22とがそ
れぞれの上端で連結された形状をしている。内筒21及
び外筒22はほゞ円筒状をしており、両者の間には間隙
23が形成されている。そして、内筒21が外筒22の
2倍強の長さを有している。
【0020】外筒21には周方向に等間隔に離間して倒
立J字状をした4つのJスロット24、24、・・・が
形成されている。各Jスロット24は垂直方向に延びそ
の下端が外筒22の下端に解放された垂直部24aと該
垂直部24aの上端から左方へ水平に延びる水平部24
bとからなり、該水平部24bの奥端の下縁に係合凹部
24cが形成されている。
【0021】25は外筒22の外周面の上端に突設され
た位置決め突起、26は外筒22の外周面の下端から斜
め下方へ突出するように形成された鍔縁である。
【0022】キャップ20の上面壁27の中央部には後
述するピストンの上端部が摺動自在に挿通される挿通孔
28が形成されている。そして、該挿通孔28の開口縁
から下方に向かって筒部29が突出されており、該筒部
29には周方向に等間隔に4つのスリット30、30、
・・・が形成されている。尚、該スリット30、30、
・・・は上面壁27にまで達している。
【0023】内筒21の下端部にはその下端に開口した
排水切欠31が形成され、シリンダ2の上端部にキャッ
プ20が被着されると、該排水切欠31がシリンダ2の
上記排水口9と重なって、後述するピストンとシリンダ
2との間に溜まった水を排出する排水口を形成する。
【0024】32はピストンであり、3つのピストン形
成部材32A、32B、32Cが同軸に結合されて成
る。
【0025】第1のピストン形成部材32Aは、図7か
らよく分かるように、それぞれ外径が異なる4つの筒部
33a、33b、33c及び33dから成り、2段目の
筒部33bの外径が最も小さく、かつ、この筒部33b
が最も長く形成されている。最上段の筒部33aの外径
が2段目の筒部33bに次いで小さく、その長さは二段
目の筒部33bに比べるとかなり短くなっている。
【0026】筒部33a及び33bの外周面からは周方
向に等間隔に隔たって4枚の軸方向に延びキャップ20
の上記スリット30、30、・・・に摺動自在に係合す
る係合羽根34、34、・・・が突設されている。
【0027】三段目の筒部33cは一段目の筒部33a
よりその外径が大きく、四段目の筒部33dはその外径
が一番大きくされている。
【0028】そして、中心孔35のうち一段目の筒部3
3aから三段目の筒部33cのほゞ中間にかけて形成さ
れた部分35aはほゞ同径に形成され、三段目の筒部3
3cの下半部に形成された部分35bが上記部分35a
より大径に形成され、四段目の筒部33dに形成された
部分35cが最も大径に形成されている。
【0029】そして、上記三段目の筒部33cにはその
下端に開口した環状の凹部36が形成され、また、該環
状凹部36と外部とを連通させる空気孔37が形成され
ている。そして、上記環状凹部36の内側を限定してい
る筒状部38は外側を限定している筒状部39のほゞ3
分の2の長さになっており、その下端はその分筒状部3
9の下端より上方で終わっている。
【0030】四段目の筒部33dはその軸方向の長さが
最も短く、上記筒部33cの下端から張り出したフラン
ジ部40と該フランジ部40のやや内方から下方へ突出
した筒状部41とから成り、筒状部41の内周面には環
状に延びる係合凹条42が形成されている。
【0031】ピストン形成部材32Bは、図10に示す
ように、円形の外形を有する上面壁43の外縁から内側
寄りの位置から周壁部44が垂設され、また、上面壁4
3よりやや下方の位置から鍔部45が外方へ突設され、
上面壁43の中央部には凹陥部46が形成され、該凹陥
部46の外側には該上面壁43の上下を連通させる複数
個の洗浄液供給孔47、47、・・・が形成されてい
る。そして、洗浄液供給孔47、47、・・・形成部と
凹陥部46との間にある環状に延びる平坦な部分48が
後述する閉止弁の着座面を形成している。
【0032】そして、該ピストン形成部材32Bは鍔部
45から上の部分が上記ピストン形成部材32Aの筒部
33dの筒状部41に内嵌され、その上面壁43の外周
縁部が筒状部41の係合凹条42に嵌合され、これによ
って、ピストン形成部材32Aと32Bとが連結固定さ
れる。49はピストン形成部材32Bの周壁部44に外
嵌された弾性材料から成るシール部材である。
【0033】ピストン形成部材32Cは上記ピストン形
成部材32Bの周壁部44に内嵌される円筒部50と該
円筒部50の下端から外方へ突出したフランジ部51と
が一体に形成されて成り、そのフランジ部51と上記ピ
ストン形成部材32Bの鍔部45とで上記シール部材4
9を保持している。そして、該ピストン形成部材32C
の円筒部50の内部と上記ピストン形成部材32Bの周
壁部44の内部とは連通している。
【0034】52は閉止弁であり、筒状をしたジョイン
ト部52Aとジョイント部52Aの下端部外周面から外
方へ突設されたダイヤフラム52Bとダイヤフラム52
Bの上面の中間部に配設されたバネ受リング52Cの3
部材で構成されている。
【0035】ジョイント部52Aは合成樹脂で形成され
ており、53、53、53はジョイント部52Aの内部
を軸方向に延びる3つの挿通孔54、54、54に仕切
る仕切壁であり、放射状に組み合わされ、これら仕切壁
53、53、53の下端は上記ダイヤフラム52Bより
更に下方へ突出されている。また、ジョイント部52A
の外周面上端部には抜け止め用の断面形状で三角形を為
す環状突起55、55が突設されている。
【0036】ダイヤフラム52Bは軟質ゴム等の弾性材
料によって形成され、ほゞ陣笠の中央部が開口した如き
形状を為し、その中央孔が上記ジョイント部52Aの下
端部外周面に外嵌固定されている。そして、外周部が着
座部とされている。
【0037】バネ受リング52Cは金属、合成樹脂等に
よって形成され、ダイヤフラム52Bの上面の中間部に
固定されている。
【0038】そして、かかる閉止弁52は上記ピストン
形成部材32Aの筒部33cとピストン形成部材32B
との間に形成される空間、即ち、弁室56内に配置され
る。即ち、閉止弁52のジョイント部52Aのほゞ上半
部がピストン形成部材32Aの上記筒状部38内に圧入
状に内嵌され、ジョイント部52Aの仕切壁53、5
3、53の下端部がピストン形成部材32Bの凹陥部4
6内に嵌合され、ダイヤフラム52Bの外周縁部がピス
トン形成部材32Aの筒部33dのフランジ部40とピ
ストン形成部材32Bの上面壁43との間で挟持された
状態となる。57は閉弁用のコイルスプリング(以下、
「第1のスプリング」と言う。)であり、ピストン形成
部材32Aの環状凹部36内に収納され、その下端部は
上記閉止弁52のバネ受リング52Cの上面に弾接され
る。これによって、閉止弁52のダイヤフラム52Bは
その中央部を除く部分がピストン形成部材32Bの着座
面48上に押し付けられ、これによって、洗浄液供給孔
47、47、・・・が塞がれ、ピストン形成部材32B
から32Aへの通路が閉止される。
【0039】しかして、上記したピストン32はシリン
ダ2内に収納され、その状態で、上記キャップ20がシ
リンダ2の上端部に取着され、ピストン32の上端部が
キャップ20の挿通孔28に挿通される。58はピスト
ン用のコイルスプリング(以下、「第2のスプリング」
と言う。)であり、ピストン32Aに外嵌された状態で
そのフランジ部40とキャップ20の上面壁27との間
で圧縮されており、これによって、ピストン32をシリ
ンダ2の底面に押し付けた状態とされている。尚、上記
第1のスプリング57と第2のスプリング58とは、第
1のスプリング57のばね力の方が第2のスプリング5
8のばね力より強くされている。
【0040】しかして、図示しない洗浄液供給部から洗
浄液がシリンダ2の下端に開設された洗浄液供給管4に
供給されると、該洗浄液の圧力がピストン形成部材32
Bの上面壁43及び該上面壁43に形成された洗浄液供
給孔47、47、・・・を通して閉止弁52のダイヤフ
ラム52Bにかかる。そして、上面壁43にかかる圧力
はピストン32を上方へ移動させる力として働き、そし
て、この洗浄液の流体圧が第2のスプリング58のばね
力に打ち勝つと、ピストン32が上方へ移動され、その
上端部がキャップ20から突出して行く。そして、この
段階では、上記流体圧は未だ第1のスプリング57のば
ね力より小さい。
【0041】そして、ピストン32が上昇を続け、ピス
トン形成部材32Aのフランジ部40の外周縁部が上記
キャップ20の内筒21の下端に当接すると、ピストン
32の上昇はそこで停止し、ピストン形成部材32B内
の上記流体圧が更に上昇する。そして、該流体圧が第1
のスプリング57のばね力に打ち勝つと、図5に示すよ
うに、閉止弁52のダイヤフラム52Bの着座部が上方
へ変位するように撓み、ピストン形成部材32Bの上面
壁43に形成された洗浄液供給孔47、47、・・・が
開放され、上記洗浄液供給管4からピストン形成部材3
2C、32Bの内側を通り洗浄液供給孔47、47、・
・・を経て閉止弁52の挿通孔54、54、54を通り
ピストン形成部材32Aの中心孔35に達する通路が開
成される。従って、洗浄液供給管4に供給された洗浄液
はピストン32の上端にまで達する。
【0042】59はピストン32の上端部に取着される
ノズルホルダーである。
【0043】ノズルホルダー59は合成樹脂で形成さ
れ、筒状をした連結部60と該連結部60の上端に一体
に形成されたノズル保持部61とが一体に形成されてい
る。ノズル保持部61には斜め上方に開口された保持凹
部62が形成されており、該保持凹部62は連結部60
の中心孔63と連通されている。
【0044】64は連結部60とノズル保持部61との
境部から上方へ突出されたカバー支持部であり、その上
端には球部65が一体に形成されている。66、66は
板状をした回転防止部であり、球部65の側面から互い
に反対方向に突出している。
【0045】67は噴射ノズルであり、これも合成樹脂
によって形成されている。噴射ノズル67は球状の側面
を有する着座部68と該着座部68の上端から突設され
た噴射部69とから成り、噴射部69には噴射口69a
が形成され、該噴射口69aは着座部68に形成されそ
の下面に開口した通路68aと連通している。
【0046】しかして、該噴射ノズル67はその着座部
68が上記ノズルホルダー59の保持凹部62内に圧入
状に保持される。そして、着座部68は球状の側面を有
するので、やや力を入れて動かせば保持凹部62内でそ
の向きを変えることができる。
【0047】上記したように噴射ノズル67を保持した
ノズルホルダー59はその連結部60が上記ピストン3
2の中心孔35の上端部に内嵌固定される。これによっ
て、ピストン32の中心孔35とノズルホルダー59の
中心孔63及び噴射ノズル67の通路68aが連通さ
れ、上記したようにピストン32の上端に達した洗浄液
は噴射ノズル67の噴射口69aから噴射されることに
なる。
【0048】70はゴム製のジャバラカバーであり、上
端の円形をした上面部71と下端の短い円筒状をした下
端部72とが中間の蛇腹部73によって一体に連結され
て成る。上面部71にはその中心部に円形の開口71a
が開設され、また、下端部72はその外径がその余の部
分より大きく形成され、その下端縁には内方へ突出した
係止縁72aが形成されている。
【0049】しかして、該ジャバラカバー70はノズル
ホルダー59をピストン32の上端に連結する前に、下
端部72をキャップ20に外嵌し、係止縁72aをキャ
ップ20の鍔縁26に係止し、上面部71をピストン3
2の上端面に載置し、その開口71aとピストン32の
中心孔35の上端とが一致するようにしておく。そし
て、その状態から、上記したように、ノズルホルダー5
9の連結部60をジャバラカバー70の上面部71の開
口71aを通してピストン32の中心孔35の上端部に
嵌合する。これによって、ジャバラカバー70の上面部
71の開口71aの開口縁部がピストン32の上端面と
ノズルホルダー59の連結部60の上端部に突設された
フランジ60aとの間で挟持された状態となる。
【0050】74は上記バンパー11に形成された開口
であり、上記したように、洗浄水供給管4に洗浄液が供
給されると、ピストン32の上昇に伴い噴射ノズル67
がバンパー11の開口74から上方に突出し、洗浄液が
図示しないヘッドランプに噴射される。そして、ピスト
ン32がシリンダー2の上端から上方に突出しても、ピ
ストン32のシリンダー2上端から突出した部分はジャ
バラカバー70によって覆われているため、この部分か
ら水や埃等がシリンダー2内に侵入することはない。
【0051】75はヘッドランプクリーナー1の不使用
時にバンパー11の開口74を閉じておくカバーであ
る。該カバー75は合成樹脂で形成され、その板状をし
た主部76の周縁部は稍下方へ湾曲されており、該周縁
部の下面にはシートパッキング77が被着されている。
78はカバー75の下面に一体に突設された角筒状をし
た連結筒であり、相対向する2つの側壁に係合孔79、
79が形成されている。
【0052】80は合成樹脂で形成されたジョイントで
あり、角筒状をしており、相対向する2つの側壁の上方
寄りの位置には上向きに開口した向きのコ字状をしたス
リット81、81が形成され、該スリット81、81で
囲まれた部分82、82が下方に行くに従い外方へ突出
するように厚肉とされた係合突起とされている。また、
係合突起82、82が形成された側壁の下端部には外方
へ突出した受け縁83、83が形成されている。更に、
係合突起82、82が形成されていない2つの側壁には
上端寄りの位置から下端に達する回転止め用のスリット
84、84が形成されている。
【0053】該ジョイント80の内面には凹球状の受け
凹部85が形成され、該受け凹部85から下端に達する
案内孔86は下端に行くに従って大径になるように形成
されている。
【0054】しかして、上記ノズルホルダー59のカバ
ー支持部64の球部65がジョイント80の受け凹部8
5内に回動可能な状態で嵌合される。この時、球部65
が案内孔86を通過する際には側壁に形成されたスリッ
ト84、84によって案内孔86が拡径して球部65の
受け凹部85への通過を許容するようになっている。ま
た、カバー支持部64の回転防止部66、66がジョイ
ント80のスリット84、84に係合し、これによっ
て、ジョイント80の横回転が防止される。
【0055】そして、ジョイント80をカバー75の連
結筒78に下方から挿入する。すると、係合突起82、
82が連結筒78の内面で押されて内方へ撓み、係合突
起82、82は係合孔79、79に対応した位置に来る
と、元に戻って係合孔79、79と係合し、同時に受け
縁83、83が連結筒78の下端と当接する。このよう
にして、カバー75がバンパー11の上方に位置した状
態でヘッドランプクリーナー1に回動可能に連結され
る。そして、ヘッドランプクリーナー1の不使用時にあ
っては、図3に実線で示すように、バンパー11の開口
74を覆った状態とされる。
【0056】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明車輌用クリーナー装置は、筒状をしたシリン
ダーと、該シリンダーに摺動自在に結合されたピストン
と、ピストンの先端部に取付けられた噴射ノズルとを備
え、洗浄水が圧送されるとピストンがシリンダーから所
定の位置まで突出した後に噴射ノズルから洗浄水が噴射
される車輌用クリーナー装置であって、上記ピストンの
突出端とシリンダーとの間を蛇腹状のカバーで連結し、
ピストンのシリンダーから突出した部分が上記カバーで
被われるようにしたことを特徴とする。
【0057】従って、本発明車輌用クリーナー装置にあ
っては、使用時にピストンがシリンダーから突出して
も、該突出した部分が蛇腹状のカバーで覆われているの
で、ピストンとシリンダーとの間から水、埃等がシリン
ダー内に侵入することがなく、防塵性に優れたものとな
る。
【0058】尚、上記した実施例に示した各部の具体的
形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際しての具
体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによっ
て本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない
ものである。
【図面の簡単な説明】
図2乃至図13と共に本発明ヘッドランプクリーナーの
実施の一例を示すものであり、本図は不使用時の状態を
一部切り欠いて示す側面図である。
【図2】使用時の状態を一部切り欠いて示す側面図であ
る。
【図3】縦断面図である。
【図4】閉止弁が閉弁状態にある要部を示す拡大縦断面
図である。
【図5】閉止弁が開弁状態にある要部を示す拡大縦断面
図である。
【図6】ノズルホルダー及び噴射ノズルを取り外した状
態を示す斜視図である。
【図7】ピストンとキャップを示す斜視図である。
【図8】シリンダの要部の展開側面図である。
【図9】ブラケットへの取付手順を示す要部の底面図で
あり、(a)は初期の状態を、(b)は取付完了の状態
を示すものである。
【図10】シリンダの一部とピストン形成部材の一部と
閉止弁を示す分解斜視図である。
【図11】閉止弁を拡大して示し、(a)は縦断面図、
(b)は平面図、(c)は底面図である。
【図12】カバー支持部の一部とジョイントを示す拡大
分解斜視図である。
【図13】カバー支持部とジョイントとが結合した状態
を示す要部の拡大水平断面図である。
【図14】従来のヘッドランプクリーナーの一例を示す
要部の拡大縦断面図であリ、(a)は不使用時の状態
を、(b)は使用時の状態をそれぞれ示すものである。
【符号の説明】
1 車輌用クリーナー装置 2 シリンダー 32 ピストン 67 噴射ノズル 75 カバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図13と共に本発明ヘッドランプクリ
ーナーの実施の一例を示すものであり、本図は不使用時
の状態を一部切り欠いて示す側面図である。
【図2】使用時の状態を一部切り欠いて示す側面図であ
る。
【図3】縦断面図である。
【図4】閉止弁が閉弁状態にある要部を示す拡大縦断面
図である。
【図5】閉止弁が開弁状態にある要部を示す拡大縦断面
図である。
【図6】ノズルホルダー及び噴射ノズルを取り外した状
態を示す斜視図である。
【図7】ピストンとキャップを示す斜視図である。
【図8】シリンダの要部の展開側面図である。
【図9】ブラケットへの取付手順を示す要部の底面図で
あり、(a)は初期の状態を、(b)は取付完了の状態
を示すものである。
【図10】シリンダの一部とピストン形成部材の一部と
閉止弁を示す分解斜視図である。
【図11】閉止弁を拡大して示し、(a)は縦断面図、
(b)は平面図、(c)は底面図である。
【図12】カバー支持部の一部とジョイントを示す拡大
分解斜視図である。
【図13】カバー支持部とジョイントとが結合した状態
を示す要部の拡大水平断面図である。
【図14】従来のヘッドランプクリーナーの一例を示す
要部の拡大縦断面図であリ、(a)は不使用時の状態
を、(b)は使用時の状態をそれぞれ示すものである。
【符号の説明】 1 車輌用クリーナー装置 2 シリンダー 32 ピストン 67 噴射ノズル 75 カバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状をしたシリンダーと、該シリンダー
    に摺動自在に結合されたピストンと、ピストンの先端部
    に取付けられた噴射ノズルとを備え、洗浄水が圧送され
    るとピストンがシリンダーから所定の位置まで突出した
    後に噴射ノズルから洗浄水が噴射される車輌用クリーナ
    ー装置であって、上記ピストンの突出端とシリンダーと
    の間を蛇腹状のカバーで連結し、ピストンのシリンダー
    から突出した部分が上記カバーで被われるようにしたこ
    とを特徴とする車輌用クリーナー装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006025722B4 (de) * 2005-06-03 2008-10-02 Koito Manufacturing Co., Ltd. Reinigungsvorrichtung mit Düsenabdeckung für eine Fahrzeugleuchte

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006025722B4 (de) * 2005-06-03 2008-10-02 Koito Manufacturing Co., Ltd. Reinigungsvorrichtung mit Düsenabdeckung für eine Fahrzeugleuchte
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