JPH0858355A - 自動車の換気構造 - Google Patents

自動車の換気構造

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JPH0858355A
JPH0858355A JP6197121A JP19712194A JPH0858355A JP H0858355 A JPH0858355 A JP H0858355A JP 6197121 A JP6197121 A JP 6197121A JP 19712194 A JP19712194 A JP 19712194A JP H0858355 A JPH0858355 A JP H0858355A
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JP
Japan
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partition
air flow
trunk room
panel
trim
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Pending
Application number
JP6197121A
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English (en)
Inventor
Masanaga Sasaki
正長 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH0858355A publication Critical patent/JPH0858355A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内の空気をトランクルーム内へ入れず、ト
ランクルーム内の結露や凍結をなくし、十分な換気性能
を確保し、コストを安くする。 【構成】 パーティションパネル1とその上に取付けた
パーティショントリム4とを備え、該パーティションパ
ネル1には下方へ折曲げ段差13を形成して溝形部を設
け、該溝形部とパーティショントリム4とでトランクル
ーム5の後部上方から該トランクルーム5の横外側まで
連続した気流路6を形成し、該トランクルーム5の横外
側位置でリアピラーインナパネル7に気流穴7aを開
け、気流路6、パーティショントパネル1に開けた通気
穴8及び気流穴7aを経由して室内とベンチレータアウ
トレットとを連通させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のパーティショ
ンパネルに設けられた換気構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における自動車の換気構造は、図7
及び図8に示すように、パーティションパネル1とパー
ティションリアメンバ3とで気流路を形成し、パーティ
ショントリム4に穴4aを設け、この穴4aの位置に対
応してパーティションリアメンバ3に穴3aを開けてあ
り、クオータアウタパネル9の下部にベンチレータアウ
トレット9aを設け、該ベンチレータアウトレット9a
の外側にバンパ10を配設してある。
【0003】室内の空気は、矢印Pで示すように、両穴
4a,3aを通って気流路に入り、パーティションパネ
ル1に設けた穴1aを通り、トランクルーム5内に入
る。そして、トランクルーム5内から、空気は、クオー
タアウタパネル9とトランクルームトリム11との間の
空間に入り、バンパ10によって外面が覆われるベンチ
レータアウトレット9aから室外へ出る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の自動車の換
気構造では、室内の空気がトランクルーム5内に入るた
めに、次のような問題点が生じる。ベンチレータアウ
トレット9a近傍の負圧がパーティショントリム4の穴
4aまで伝わり難く、十分な換気性能を得ることができ
ず、室内のガラスの曇りを除去するデフロスタ性能が得
られない。室内の湿った空気がトランクルーム5内で
淀んでしまうので、それがトランクルーム5の内壁面に
結露し、また、低温の雰囲気であると、凍結する。
【0005】本発明は、かかる従来の欠点に鑑みなされ
たものであって、室内の空気をトランクルーム内へ入れ
ず、従って、トランクルーム内の結露や凍結の問題を解
決することができ、十分な換気性能を確保することがで
き、かつコストが安い自動車の換気構造を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明の要旨は、パーティション
パネルと、該パーティションパネルの上に配置したパー
ティショントリムとを備え、前記パーティションパネル
には下方へ折曲げ段差を形成して溝形部を設け、該溝形
部と前記パーティショントリムとでトランクルームの後
部上方から該トランクルームの横外側まで連続した気流
路を形成し、該トランクルームの横外側位置でリアピラ
ーインナパネルに気流穴を開け、前記気流路及び該気流
穴を経由して室内とベンチレータアウトレットとを連通
させたことを特徴とする自動車の換気構造にある。請求
項2に記載の本発明は、上記気流路がパーティショント
リムの後部の空気取入れ口に対応する位置及びリアピラ
ーインナパネルの内面に沿った位置を通ることを特徴と
する請求項1に記載の自動車の換気構造にあり、請求項
3に記載の本発明の要旨は、上記気流路である空間を塞
ぐシール材として、上記パーティショントリムを利用し
たことを特徴とする請求項1に記載の自動車の換気構造
にある。
【0007】
【作用】本発明は、パーティションパネルには下方へ折
曲げ段差を形成して溝形部を設け、該溝形部とパーティ
ショントリムとでトランクルームの後部上方から該トラ
ンクルームの横外側まで連続した気流路を形成し、該ト
ランクルームの横外側位置でリアピラーインナパネルに
気流穴を開け、前記気流路及び該気流穴を介して室内と
ベンチレータアウトレットとを連通させたことにより、
室内の空気をトランクルーム内へ入れず、トランクルー
ム内の結露や凍結をなくし十分な換気性能を確保するこ
とを可能にする。気流路がパーティショントリムの後部
の空気取入れ口に対応する位置及びリアピラーインナパ
ネルの内面に沿った位置を通ることにより、室内の空気
をトランクルーム内へ入れるのを確実に回避し、気流路
である空間を塞ぐシール材として、パーティショントリ
ムを利用したことにより、コストを低減できる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図1は、本発明の実施例に係る換気
構造を有する自動車の後部を示した斜視図、図2はその
前方からの要部を示す斜視図、図3は部分正断面図、図
4は図2に示す部分の平面図である。
【0009】本発明の実施例に係る自動車の換気構造
は、パーティションパネル1と、パーティションリアメ
ンバ3とを備え、パーティションパネル1に溝形部2を
設け、該溝形部2とパーティショントリム4とでトラン
クルーム5の後部上方から該トランクルーム5の横外側
まで連続した気流路6を形成し、該トランクルーム5の
横外側位置でパーティションパネル1に通気穴8を開け
るとともにリアピラーインナパネル7に気流穴7aを開
け、気流路6、通気穴8及び気流穴7aを介して室内と
外部へ空気を出すためのベンチレータアウトレット9a
とを連通させてある。
【0010】パーティションパネル1は、下方へ折曲げ
段差13を形成して溝形部2を設け、該溝形部2がトラ
ンクルーム5の後部上方から該トランクルーム5の横外
側まで連続しており、パーティショントリム4の後部に
あってはその下面との間に介在するパーティションリア
メンバ3との間に後部気流路6aを形成し、パーティシ
ョントリム4の側部にあっては該パーティショントリム
4の下面との間に後部気流路6aに続く側部気流路6b
を形成している。
【0011】そして、パーティションパネル1は、左右
の両端縁を下向きに曲げ形成した固着片14をリアピラ
ーインナパネル7の内面に固着して取付けてあり、該固
着片14の近傍底板部分に通気穴8を開けてある。
【0012】パーティションリアメンバ3は、後端に上
向き溝16を曲げ形成してあり、この上向き溝16によ
り接着剤17を介してリアガラス27の下端を受け、パ
ーティションパネル1とパーティショントリム4の後端
下面との間に前端縁を差し込んで取付けられており、複
数の導入穴26をリアガラス27の下部内面に沿って開
けてある。
【0013】パーティショントリム4は、ハードボード
20の上面に不織布21を貼り合わせてあり、後端の幅
方向中央及び左右の位置に突起22を残し導入穴26に
対応して切欠き23を設け、パーティションパネル1の
上に載せ、突起22をリアガラス27の内面に当接させ
て前後方向の位置決めをし、切欠き23の部分によって
リアガラス27との間に隙間を形成している。
【0014】リアピラーインナパネル7は、クオータア
ウタパネル9との間に空間33を形成し、トランクルー
ムトリム11の外側の位置で下部に気流穴7aを開けて
あり、この気流穴7aを通じて空気が空間33内に入
る。
【0015】クオータアウタパネル9は、バンパ10の
内面に対向する位置にベンチレータアウトレット9aを
備えている。
【0016】室内の空気は、矢印Qで示すように、パー
ティショントリム4の切欠き23の部分の隙間及びパー
ティションリアメンバ3の導入穴26を通じて後部気流
路6aへ入り、側部気流路6bへ流れ、パーティション
パネル1の通気穴8からトランクルームトリム11とリ
アピラーインナパネル7との間の空間31に出てさらに
リアピラーインナパネル7の気流穴7aから該リアピラ
ーインナパネル7とクオータアウタパネル9との間の空
間33に出た後、ベンチレータアウトレット9aから外
部に出る。
【0017】図5は、上記実施例の変形例を示す要部斜
視図である。この場合、パーティションパネル1は、後
端にリアガラス27を受けるための受け溝1bを延設し
てある。このようにすると、パーティションリアメンバ
3を省くことができるという利点がある。
【0018】また、図6において、気流路6に対応する
位置におけるリアピラーインナパネル7の部分に気流穴
7bを開け、パーティションパネル1に穴を開けず、矢
印Rで示すように、該気流穴7bから空間33内に空気
を導入することにより、トランクルームトリムを使用せ
ず、構造が一層簡単になり、空気は一層円滑に流れると
いう利点がある。
【0019】なお、本発明は、上記実施例によって限定
されるものではなく、その要旨から逸脱しない範囲で種
々の変形が可能である。
【0020】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明は、パーティシ
ョントリムの下側に配置したパーティションパネルには
下方へ折曲げ形成した段差を介して溝形部を設け、該溝
形部とパーティショントリムの下面とでトランクルーム
の後部上方から該トランクルームの横外側まで連続した
気流路を形成し、該トランクルームの横外側位置でリア
ピラーインナパネルに気流穴を開け、前記気流路及び該
気流穴を介して室内とベンチレータアウトレットとを連
通させたことにより、室内の空気をトランクルーム内へ
入れず、トランクルーム内の結露や凍結をなくし十分な
換気性能を確保することができるという効果を奏する。
請求項2に記載の本発明では、気流路がパーティション
トリムの後部の空気取入れ口に対応する位置及びリアピ
ラーインナパネルの内面に沿った位置を通ることによ
り、室内の空気をトランクルーム内へ入れるのを確実に
回避することができ、請求項3に記載の本発明では、気
流路である空間を塞ぐシール材として、パーティション
トリムを利用したことにより、コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る換気構造を備えた自動車
の後部を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係る自動車の換気構造の要部
を示す前上方からの斜視図である。
【図3】図2のA−A線の位置における部分正断面図で
ある。
【図4】本発明の実施例に係る自動車の換気構造の要部
を示す部分平面図である。
【図5】本発明の実施例に係る自動車の換気構造の変形
例を示した斜視図である。
【図6】図5のE−E線の位置における部分正断面図で
ある。
【図7】従来の自動車の換気構造の要部を示す前上方か
らの斜視図である。
【図8】従来の自動車の換気構造の要部を示す部分正断
面図である。
【符号の説明】
1 パーティションパネル 2 溝形部 3 パーティションリアメンバ 4 パーティショントリム 5 トランクルーム 6 気流路 6a 後部気流路 6b 側部気流路 7 リアピラーインナパネル 7a,7b 気流穴 8 通気穴 9 クオータアウタパネル 10 バンパ 13 段差 22 突起 23 切欠き 26 導入穴 27 リアガラス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーティションパネルと、該パーティシ
    ョンパネルの上に配置したパーティショントリムとを備
    え、前記パーティションパネルには下方へ折曲げ段差を
    形成して溝形部を設け、該溝形部と前記パーティション
    トリムとでトランクルームの後部上方から該トランクル
    ームの横外側まで連続した気流路を形成し、該トランク
    ルームの横外側位置でリアピラーインナパネルに気流穴
    を開け、前記気流路及び該気流穴を経由して室内とベン
    チレータアウトレットとを連通させたことを特徴とする
    自動車の換気構造。
  2. 【請求項2】 上記気流路がパーティショントリムの後
    部の空気取入れ口に対応する位置及びリアピラーインナ
    パネルの内面に沿った位置を通ることを特徴とする請求
    項1に記載の自動車の換気構造。
  3. 【請求項3】 上記気流路である空間を塞ぐシール材と
    して、上記パーティショントリムを利用したことを特徴
    とする請求項1に記載の自動車の換気構造。
JP6197121A 1994-08-23 1994-08-23 自動車の換気構造 Pending JPH0858355A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014084015A (ja) * 2012-10-25 2014-05-12 Mazda Motor Corp 自動車の車室後部遮音構造
KR101511854B1 (ko) * 2012-10-31 2015-04-13 독터. 인제니어. 하.체. 에프. 포르쉐 악티엔게젤샤프트 내부 환기 구조
JP2015209116A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 本田技研工業株式会社 電気デバイスの冷却構造
JP2017077774A (ja) * 2015-10-20 2017-04-27 マツダ株式会社 車両の後部構造
JP2018202991A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 マツダ株式会社 車両の吸音構造

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