JPH0857421A - 選別機ロータ - Google Patents

選別機ロータ

Info

Publication number
JPH0857421A
JPH0857421A JP22096394A JP22096394A JPH0857421A JP H0857421 A JPH0857421 A JP H0857421A JP 22096394 A JP22096394 A JP 22096394A JP 22096394 A JP22096394 A JP 22096394A JP H0857421 A JPH0857421 A JP H0857421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
diameter wheel
wheels
diameter
sorter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22096394A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2669791B2 (ja
Inventor
Yoshikazu Kobayashi
由和 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miike Tekkosho KK
Original Assignee
Miike Tekkosho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miike Tekkosho KK filed Critical Miike Tekkosho KK
Priority to JP6220963A priority Critical patent/JP2669791B2/ja
Publication of JPH0857421A publication Critical patent/JPH0857421A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2669791B2 publication Critical patent/JP2669791B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 濡れたり湿ったりした被処理物でも、篩目の
目詰まりを起こすこと無く連続的に大量に選別すると共
に、各種のロープや紐、テープが混入していてもロータ
に巻き付く事無しに選別排出できるようにする。 【構成】 選別機ロータ1は、少なくても大きさの異な
る物が混合している被処理物Wが供給される供給側から
選別されて残った大形物の排出側にかけて上側で送りを
かける様に、縦方向において同一方向に回転駆動される
相互に平行に配列された複数のロータ20から成り、各
ロータ20が横方向に少なくても2種類の直径の輪体で
ある大径輪体24と小径輪体28とを隣接ロータのそれ
ら輪体と相互に交互に入り組んで間に篩目を形成するよ
うに配列している。大径輪体24は、そのボス部25か
ら回転方向Aに対して後退するように突出湾曲した複数
の突出体26と、回転方向に隣接した前側の突出体26
の後面先端部から後側の突出体26の前面中間部にかけ
て設けられた連結板27とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般に少なくても大
きさの異なる物が混合している被処理物を、その供給側
から選別されて残った大形物の排出側にかけて上側で被
処理物に送りをかけるように回転駆動される複数のロー
タの間形成された篩目によって選別作業を行う選別機の
ロータに関し、特に濡れた土石やコンポスト、台所やレ
ストランからの残飯等の含水率が高く水分の多い物で篩
やスクリーンでは目詰まりして選別困難な物や、建設廃
材、混入物の多い残土、シュレッダーダスト、製材所の
木屑ごみ、バーク、混廃物、砕石、土砂、破砕物等の被
処理物を少なくても大きさによって選別する選別機ロー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の選別機としては、トロン
メルや振動篩機等があり、それらは各種の大きさの異な
る物が混合した廃棄物や素材をスクリーンや篩の目の大
きさを適宜選択したり、段階的に小から大へ変えて粒度
によって選別を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】廃棄物等の被処理物の
中には、殆どが各種のロープや紐、テープが混入してお
り、上述のような選別機の選別作業中に送りをかける螺
旋体等の回転体にそれらロープ等が巻きついて除去のた
めに運転を中断しなければならなくなることがある他、
湿ったり濡れたりしている土砂や残飯、コンポスト等が
混入しているとスクリーンや篩が目詰まりを起こしてそ
れ以降土砂等の粉粒物が分離できなくなると言った問題
があった。
【0004】本発明は上記従来の事情に鑑み案出された
ものであって、建設廃材からレストランの残飯や農家の
コンポストに至る広範囲の廃棄物に対してまたそれらが
混入しているもの、砕石やバーク等の素材でも目詰まり
を起こすことなく大量に連続的に少なくても2種類の大
きさのものに選別するもので、自浄作用で目詰まりが発
生せず、常に新しい開き目が現れ、処理能力が大きく、
ロープや紐、テープを巻きつかないようにロータの回転
方向に送り出すことができ、また湿ったり濡れたりして
いる土砂や残飯、コンポストも篩い分けできる振動が少
なく、低騒音、据付基礎工事の簡便な、また構造が簡単
で大量処理ができ、被選別物を前進させながら選別する
選別機に使用さるロータを提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の請求項1に係る選別機ロータは、少なくて
も大きさの異なる物が混合している被処理物が供給され
る供給側から選別されて残った大形物の排出側にかけて
上側で被処理物に送りをかけるように、縦方向において
同一方向に回転駆動される相互に平行に配列された複数
のロータから成り、各ロータが横方向に少なくても2種
類の直径の輪体である大径輪体と小径輪体とを隣接ロー
タのそれら輪体と相互に交互に入り組んで間に篩目を形
成するように複数配列して成る選別機に使用されるもの
で、上記大径輪体が、そのボス部から上記回転方向に対
して後退するように突出湾曲した複数の突出体と、回転
方向に隣接した前側の突出体の後面先端部から後側の突
出体の前面中間部にかけて設けられた連結板とから構成
されていることを特徴としている。
【0006】請求項2記載のように、上記大径輪体は、
好ましくはボス部近傍が厚く外周部にかけて徐々に薄く
成るように形成される。請求項3記載のように、上記小
径輪体は、上記大径輪体のボス部を一方側横方向に延長
して形成される。請求項4記載のように、上記大径輪体
は、その連結板を回転方向後方に向かって肉厚が徐々に
薄くなる様に形成して突出体の前面両側部分に部分前面
を形成するのが好ましい。請求項5記載のように、上記
ロータは、大径輪体のボス部延長部に小径輪体を一体に
形成した併合輪体を複数中心軸上に組み合わせて構成さ
れる。請求項6記載のように、上記ロータは、各々複数
の大径輪体と小径輪体とを交互に一体形成しても構成さ
れる。
【0007】
【作用】上記のように構成された請求項1記載の選別機
ロータでは、各ロータが横方向に少なくても2種類の直
径の輪体である大径輪体と小径輪体とを隣接ロータのそ
れら輪体と相互に交互に入り組んで間に篩目を形成すよ
うに配列しており、被処理物が供給側から残った物の排
出側に送られる間に篩目によって篩目通過物と通過せず
に残る物とに選別されることになる。篩目は、回転して
いる隣接ロータの隣接大径輪体と小径輪体との間によっ
て形成されているために、濡れたり湿ったりしている土
砂や残飯、コンポストで瞬間的に詰まっても常に清浄さ
れることになり且つ常に新しい篩目が形成されて、詰ま
ることが無い。また、大径輪体が、そのボス部から回転
方向に対して後退するように突出湾曲した複数の突出体
と、回転方向に隣接した前側の突出体の後面先端部から
後側の突出体の前面中間部にかけて設けられた連結板と
から構成されているために、回転すると突出体はポンプ
インペラのような働きをして空気をボス部から放射状に
放出して、軽いロープや紐、テープをロータに巻きつか
ないように搬送面上で浮かせて排出することができる。
重いロープや紐、テープは、突出体間の連結板によって
突出体に絡むのが防がれ、突出体の先端部や連結板の外
縁部によって搬送方向に次々と受け継がれたり、蹴られ
て送り出される。たとえ、ロープ等が巻き着いても傾斜
した連結板の外縁部によって遠心力ですぐに外される。
また、被処理物は、塊であっても突出体先端部で叩かれ
て解され、大量に連続的に且つ効率的に選別される。
【0008】請求項2記載の選別機ロータでは、上記大
径輪体が、ボス部近傍が厚く外周部にかけて徐々に薄く
成るように形成されており、丁度算盤玉のように両側面
は低い円錐曲面を成すことになり、隣接ロータの大径輪
体と間に入り易くて出易い、即ち篩目通過物が比較的容
易に通過する篩目を形成することになり、選別作業の効
率を高めることが出来る。請求項3記載の選別機ロータ
では、上記小径輪体が、大径輪体のボス部を一方側横方
向に延長して形成されており、製造時に大径輪体と小径
輪体とを一体に鋳型を利用して成形出来るため、製造コ
ストを下げ、鋳型管理を容易にすることが出来る。
【0009】請求項4記載の選別機ロータでは、上記大
径輪体が、その連結板を回転方向後方に向かって肉厚が
徐々に薄くなる様に形成して突出体の前面両側部分に部
分前面を形成しており、回転時に突出体がよりポンプイ
ンペラに近い空気吐出能力を有することになる。請求項
5記載の選別機ロータでは、上記ロータが、大径輪体の
ボス部延長部に小径輪体を一体に形成した併合輪体を複
数中心軸上に組み合せて形成され、供給側や中央部等の
選別作業がよく行われて損耗が激しい部分の併合輪体を
部分的に交換することが出来、保守費用を低く抑えるこ
とが出来る。また大型のロータの製造が可能になる。請
求項6記載の選別機ロータでは、上記ロータが、各々複
数の大径輪体と小径輪体とを交互に一体形成して構成さ
れ、小型のロータをロール状に安価に製造することが出
来る。
【0010】
【実施例】次に、本発明の選別機ロータを実施例によっ
て添付図を参照にして以下に詳細に説明する。図1は本
発明に係る代表実施例の選別機ロータの配列を示す側面
図、図2は図1におけるII−II線に沿った平面断面
図、図3は本発明の選別機ロータを構成する大径輪体と
小径輪体とを一体成形した併合輪体の一部仮想断面を有
した側面図、図4は図3のIV−IV線に沿った断面
図、図5は同併合輪体の小径輪体端面図、図6は本発明
のロータが適用されるせり上がり部を有した水平型選別
機の立面図、図7は同じく本発明のロータが適用される
せり上がり部を有した傾斜型選別機の立面図である。図
1と図2において、廃棄物の選別機1は、最も基本的な
水平型であって、小形中形廃棄物w1、w2の搬出用ベ
ルトコンベアC2上に架設された方形フレーム10と、
該フレーム10内に相互に平行に同一平面状に水平に廃
棄物の投入側から、選別された大型廃棄物w3の排出側
にかけての縦方向において同一方向(矢印Aで示す)に
回転可能に軸承された4列のロータ20、・・・と、こ
れらロータ20、・・・の回転駆動装置30と、回転方
向Aの大型廃棄物w3の排出部16とから構成されてい
る。
【0011】フレーム10の投入側には、被処理物とし
て建設廃材等の廃棄物Wを上から投入するコンベアC1
が連設され、また排出側には大形廃棄物w3を排出する
ランプウェイ16が連結されており、両側壁11間に側
壁11上に搭載された軸受11aによって回転可能にロ
ータ20を支持すると共に一方の側壁11の外側に回転
駆動装置30を配置している。回転駆動装置30は、モ
ータ31と、その出力軸付きピニオンギア32と、ピニ
オンギア32と噛合するロータ付き歯車33と、隣接ロ
ータ付き歯車33、33間のアイドラー歯車34とから
構成されており、4本のロータ20、・・・を全て矢印
A方向に回動するようにしている。この他に、回転駆動
装置としては、ロータ付きスプロケットとモータ付きス
プロケットとにチェーンを掛け渡し、アイドリング用ス
プロケットを適宜介在させてロータを全て矢印A方向に
回動するようにも構成される。
【0012】各ロータ20は、更に図3と図4に示すよ
うに、一端に歯車33を固定した正方形横断面の角軸2
1と、該角軸21に嵌合する正六角形穴(これに限定さ
れず多角形又は円形でも良い)を有し縦方向で隣接した
ものと相互に入り組んだ状態となるように配列された硬
質ゴム又は軟質プラスチック製の大径輪体24と、両大
径輪体24、24間に位置するように大径輪体ボス部2
5の一側部から突設された小径輪体28と、上記入り組
み状態とする端部小径輪体28’とから構成されてい
る。大径輪体24と小径輪体28とは、併合輪体23を
成している。大径輪体24は、そのボス部25から回転
方向Aに対して後退するように突出湾曲した複数の突出
体26(本実施例では12本)と、回転方向において隣
接した前側の突出体26の後面先端部から後側の突出体
26の前面中間部にかけて設けられたヒレ状の連結板2
7とから構成されている。従って、回転すると突出体2
6、・・・はポンプインペラのような働きをして空気を
ボス部25から放射状に放出して、軽いロープや紐、テ
ープをロータ20に巻きつかないように搬送面上で浮か
せて排出することができる。重いロープや紐、ワイヤ
は、突出体26、26間の連結板27によって突出体2
6、・・・に絡むのが防がれ、突出体26の先端部や連
結板27の外縁部によって搬送方向に次々と受け継がれ
たり、蹴られて送り出される。また、被処理物は、塊で
あっても突出体26の先端部で叩かれて解され、大量に
連続的に且つ効率的に選別されることになる。更に、連
結板27は、紐状の物を中に入れないようにするばかり
でなく、たとえ巻き付いても傾斜外縁によって遠心力で
すぐ外れるようになっている。
【0013】大径輪体24の突出体26は、ボス部25
の近傍が厚く外周部にかけて徐々に薄く成るように形成
されており、大径輪体24全体がほぼ算盤玉のように両
側面が低い円錐曲面を成すことになり、隣接ロータの大
径輪体24と間に入り易くて出易い、即ち篩目通過物が
比較的容易に通過する篩目Gを形成することになり、選
別作業の効率を高めることが出来る。また、大径輪体2
4の連結板27を回転方向後方に向かって肉厚が徐々に
薄くなるように形成して突出体26の前面両側部分に部
分前面を形成しており、回転時に突出体26、・・・が
よりポンプインペラに近い空気吐出能力を有することに
なる。ロータ20は、大径輪体24のボス部延長部に小
径輪体28を一体に形成した併合輪体23を複数中心角
軸21上に組み合せて形成されており、供給側や中央部
等の選別作業がよく行われて損耗が激しい部分の併合輪
体23を部分的に交換することが出来、保守費用を低く
抑えることが出来る。また大型のロータの製造が可能に
なる。
【0014】ロータ20が、各々複数の大径輪体24と
小径輪体28とを交互に一体形成しても構成され、小型
のロール形状に安価に製造することが出来る。また、大
径輪体24は、その各突出体26の片面に半球状等各種
形状の突起・・・を半径方向に複数個突設し、他方面を
平坦面として、篩目Gを細かくしたり、軽量物をロータ
20上で滑走させる風を起こす構成をとることが出来
る。また、別に間隔片を追加したり、小径輪体28の長
さを変えると、隣接大径輪体24同士の間隔が変わっ
て、丁度篩目Gの大きさを変えたのと同じ効果を得るこ
とが出来る。更に、大径輪体24の外周面に、風を起こ
す突条を設けたり、図5に示すように、小輪体28の外
周面にも風を起こすアンジュレーション29を適宜設け
ることもできる。アンジュレーション29は、篩目Gの
大きさの調節作用も行う。上記の他に、大径輪体24と
小径輪体28とは、別々に成形することもでき、また材
質もゴムやプラスチックに限定されず金属製や木製とす
ることもできる。
【0015】本実施例の廃棄物の選別機1では、運転中
に排出側に向かって比較的強い風を発生させて、連結板
27とあいまってラジオカセットテープやビデオカセッ
トテープ、ナイロン紐等の軽いものなら完全に巻きつき
を起こさずに浮かせて排出でき、ロープやワイヤの束も
大径輪体24の突出体26と連結板27とによって次々
と受け継いで排出する。また、残飯等の含水量の多いも
のが廃棄物W中に混入していても目詰まりを起こすこと
無く下方へ落下させることができ、これを応用して堆肥
の篩いがけを行うこともできる。ロータ20の回転速度
を上げると相対的に隣接大径輪体24、24同士の側面
及び小径輪体28の周面とで形成される篩目Gが細かく
なり、回転速度を下げると相対的に篩目Gが粗くなる。
更に、この選別機1は、詰まりや破損等の起こりにくい
構造で、低騒音、低振動で連続的に大量の建設廃材や家
庭ごみ、レストランの残飯等を2種の大きさに選別でき
る。本選別機1に廃棄物を投入する前に、破砕処理を行
っておくと選別後の加工処理をすぐに行うことができ
る。
【0016】以上述べた代表実施例の水平型選別機1の
他に、図6に示すように、せり上がり部を有した水平型
選別機にも本発明のロータ20が適用される。せり上が
り部20Bでは、被処理物Wは反転されて良く解され、
また容器に入っている物も出されて選別精度が向上す
る。更に、防埃防音用にフードHが設けられている。更
に、本発明のロータ20は、図7に示すようなせり上が
り部を有した傾斜型選別機にも適用され、大きさによる
選別の他に重さや反発性によっても被処理物Wを選別す
ることが出来る。せり上がり部20B及びフードHの作
用は上記の通りであるが、軽量物の選別補助に空気流A
1、A2を利用している点、傾斜角度をシリンダー50
で調節出来る点に特徴がある。勿論せり上がり部20B
は、適宜省くことが出来る。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1記載の選別機ロータによれば次のような効果
を享受できる。 (1)各ロータが横方向に少なくても2種類の直径の輪
体である大径輪体と小径輪体とを隣接ロータのそれら輪
体と相互に交互に入り組んで間に篩目を形成すように配
列しており、被処理物が供給側から残り物の排出側に送
られる間に篩目によって篩目を通過する物と通過せずに
残る物とに解されながら大量に連続的に且つ効率的に選
別される。更に、構成部品の種類も少なく、破損等の起
こりにくい保守の楽な構造で、低騒音、低振動で建設廃
材から家庭ごみ、レストラン残飯まで広範囲な廃棄物や
各種素材を被処理物として選別することが出来る。 (2)篩目は、回転している隣接ロータの隣接大径輪体
と小径輪体との間によって形成されているために、濡れ
たり湿ったりしている土砂や残飯、コンポストで瞬間的
に詰まっても常に清浄されることになり且つ常に新しい
篩目が形成されており、詰まることが皆無である。 (3)また、大径輪体が、そのボス部から回転方向に対
して後退するように突出湾曲した複数の突出体と、回転
方向に隣接した前側の突出体の後面先端部から後側の突
出体の前面中間部にかけて設けられた連結板とから構成
されているために、回転すると突出体はポンプインペラ
のような働きをして空気をボス部から放射状に放出し
て、軽いロープや紐、テープをロータに巻きつかないよ
うに搬送面上で浮かせて排出することができる。重いロ
ープや紐、ワイヤは、突出体間の連結板によって突出体
に絡むのが防がれ、突出体の先端部や連結板の外縁部に
よって搬送方向に次々と受け継がれたり、蹴られて送り
出される。 (4)被処理物は、塊であっても突出体先端部で叩かれ
て解され、選別精度が向上する。 (5)請求項2記載の選別機ロータによると、大径輪体
が、ボス部近傍が厚く外周部にかけて徐々に薄く成るよ
うに形成されおり、丁度算盤玉のように両側面は低い円
錐曲面を成すことになり、隣接ロータの大径輪体と間に
篩目通過物が比較的通過し易い篩目を形成することにな
り、選別作業の効率を高めることが出来る。 (6)請求項3記載の選別機ロータによると、小径輪体
が、大径輪体のボス部を一方側横方向に延長して形成さ
れており、製造時に大径輪体と小径輪体とを一体に鋳型
を利用して成形出来るため、製造コストを下げ、鋳型管
理を容易にすることが出来る。 (7)請求項4記載の選別機ロータによると、大径輪体
が、その連結板を回転方向後方に向かって肉厚が徐々に
薄くなる様に形成して突出体の前面両側部分に部分前面
を形成しており、回転時に突出体がよりポンプインペラ
に近い空気吐出能力を有することになる。 (8)請求項5記載の選別機ロータによると、ロータ
が、大径輪体のボス部延長部に小径輪体を一体に形成し
た併合輪体を複数中心軸上に組み合せて形成され、供給
側や中央部等の選別作業がよく行われて損耗が激しい部
分の併合輪体を部分的に交換することが出来、保守費用
を低く抑えることが出来る。また大型のロータの製造が
可能になる。 (9)請求項6記載の選別機ロータによると、ロータ
が、各々複数の大径輪体と小径輪体とを交互に一体形成
して構成され、小型のロータをロール状に安価に製造す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る代表実施例の選別機ロータの配列
を示す側面図である。
【図2】同選別機ロータ配列の平面図である。
【図3】同選別機ロータを構成する大径輪体と小径輪体
とを一体成形した併合輪体の側面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】同併合輪体の小径輪体端面図である。
【図6】本発明のロータが適用されるせり上がり部を有
した水平型選別機の立面図である。
【図7】同じく本発明のロータが適用されるせり上がり
部を有した傾斜型選別機の立面図である。
【符号の説明】
1 選別機 20 ロータ 21 角軸 23 併合輪体 24 大径輪体 25 ボス部 26 突出体 27 連結板 28 小径輪体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくても大きさの異なる物が混合して
    いる被処理物が供給される供給側から選別されて残った
    大形物の排出側にかけて上側で上記被処理物に送りをか
    けるように、縦方向において同一方向に回転駆動される
    相互に平行に配列された複数のロータから成り、各ロー
    タが横方向に少なくても2種類の直径の輪体である大径
    輪体と小径輪体とを隣接ロータのそれら輪体と相互に交
    互に入り組んで間に篩目を形成するように複数配列して
    成る選別機に使用されるもので、上記大径輪体が、その
    ボス部から上記回転方向に対して後退するように突出湾
    曲した複数の突出体と、回転方向に隣接した前側の突出
    体の後面先端部から後側の突出体の前面中間部にかけて
    設けられた連結板とから構成されていることを特徴とす
    る選別機ロータ。
  2. 【請求項2】 上記大径輪体は、ボス部近傍が厚く外周
    部にかけて徐々に薄く成っている請求項1記載の選別機
    ロータ。
  3. 【請求項3】 上記小径輪体は、上記大径輪体のボス部
    を一方側横方向に延長して形成されている請求項1記載
    の選別機ロータ。
  4. 【請求項4】 上記大径輪体は、その連結板を回転方向
    後方に向かって肉厚が徐々に薄くなるように形成して突
    出体の前面両側部分に部分前面を形成している請求項1
    又は2記載の選別機ロータ。
  5. 【請求項5】 上記ロータは、大径輪体のボス部延長部
    に小径輪体を一体に形成した併合輪体を複数中心軸上に
    組み合わせて成る請求項1記載の選別機ロータ。
  6. 【請求項6】 上記ロータは、各々複数の大径輪体と小
    径輪体とを交互に一体形成して成る請求項1記載の選別
    機ロータ。
JP6220963A 1994-08-23 1994-08-23 選別機ロータ Expired - Fee Related JP2669791B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6220963A JP2669791B2 (ja) 1994-08-23 1994-08-23 選別機ロータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6220963A JP2669791B2 (ja) 1994-08-23 1994-08-23 選別機ロータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0857421A true JPH0857421A (ja) 1996-03-05
JP2669791B2 JP2669791B2 (ja) 1997-10-29

Family

ID=16759305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6220963A Expired - Fee Related JP2669791B2 (ja) 1994-08-23 1994-08-23 選別機ロータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2669791B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6049840B1 (ja) * 2015-11-10 2016-12-21 株式会社栗本鐵工所 ローラスクリーン
WO2022018032A1 (en) * 2020-07-22 2022-01-27 M&K Holdings (Ireland) Limited Screening apparatus

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07303860A (ja) * 1994-05-12 1995-11-21 Miike Tekkosho:Kk 選別機のロータ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07303860A (ja) * 1994-05-12 1995-11-21 Miike Tekkosho:Kk 選別機のロータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6049840B1 (ja) * 2015-11-10 2016-12-21 株式会社栗本鐵工所 ローラスクリーン
WO2022018032A1 (en) * 2020-07-22 2022-01-27 M&K Holdings (Ireland) Limited Screening apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2669791B2 (ja) 1997-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0635313B1 (en) Screening machine
US7896270B2 (en) Drums for hogging apparatus
JP3710987B2 (ja) 選別コンベヤ
JP2665461B2 (ja) 選別機
JP2669791B2 (ja) 選別機ロータ
CN106914403A (zh) 一种滚动筛及其筛选方法
JP2675269B2 (ja) 選別機
JP2669792B2 (ja) 選別機ロータ
JPH11244788A (ja) 廃棄物選別装置
JP3877491B2 (ja) 選別コンベヤ
CN106914406A (zh) 一种筛选设备
JP2525335B2 (ja) 選別機
KR101286605B1 (ko) 습식 모래 선별시스템
JP2665455B2 (ja) 選別機
JP2540716B2 (ja) 選別機
JPH1043691A (ja) 回転筒型選別機の選別間隙に目詰まりした被選別物の除去方法及び除去装置
JP2665456B2 (ja) 選別機のロータ
JP2555543B2 (ja) 選別機
JPS60168566A (ja) 粒大選別機
JP2666238B2 (ja) 選別機
JPH07256209A (ja) 選別機
JP3761125B2 (ja) 選別装置用ベルトコンベヤ
JPH1128422A (ja) 選別装置
JPH11221525A (ja) 選別装置
JP2564464B2 (ja) 選別機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees