JP2666238B2 - 選別機 - Google Patents

選別機

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JP2666238B2
JP2666238B2 JP16694195A JP16694195A JP2666238B2 JP 2666238 B2 JP2666238 B2 JP 2666238B2 JP 16694195 A JP16694195 A JP 16694195A JP 16694195 A JP16694195 A JP 16694195A JP 2666238 B2 JP2666238 B2 JP 2666238B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般に少なくても大
きさの異なる物が混合している被処理物を上方から供給
されて篩選別されて残った残存物の排出側にかけて上側
で上記被処理物に送りをかけながら篩選別するように、
相互に平行にフレーム内に配列され且つ縦方向において
同一方向に回転駆動される複数のロータから成り、各ロ
ータが横方向に少なくても2種類の直径の輪体である大
径輪体と小径輪体とを隣接ロータのそれら輪体と相互に
交互に入り組んで間に篩目を形成するように複数配列し
て成る選別機に関し、特にロータに絡み易い長い紐やコ
ード、テープ、ワイヤ等が混入した濡れた土石やコンポ
スト、台所やレストランからの残飯等の含水率が高く水
分の多い物で篩やスクリーンでは目詰まりして選別困難
な物や、建設廃材、混入物の多い残土、シュレッダーダ
スト、製材所の木屑ごみ、バーク、混廃物、砕石、土
砂、破砕物等の被処理物を少なくても大きさによってロ
ータ間の篩目を介して選別する選別機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の選別機としては、本願発
明者によって提案された図5及び図6に示すようなもの
がある(例えば、特願平5−338816号の明細書及
び図面参照)。この選別機100は、大きさの異なる物
が混合している被処理物WがコンベアC1によって上方
から供給されて選別されて残った大形残存物W3の排出
側にかけて上側で被処理物Wに送りをかけながら選別す
るように、縦方向において同一方向(矢印R1で示す)
に回転駆動装置130によって回転駆動される相互に平
行に配列された複数のロータ20から成り、各ロータ2
0が横方向に少なくても2種類の直径の輪体である大径
輪体25と小径輪体28とを隣接ロータのそれら輪体2
5、28と相互に交互に入り組んで間に篩目Gを形成す
るように複数配列して構成されている。
【0003】フレーム110は、篩目Gを通過した小中
廃棄物W1、W2の搬出用ベルトコンベアC2上に架設
されており、排出側に大形残存物W3を受けるランプウ
ェイ115が連結されている。各ロータ20は、一端に
歯車133を固定した正方形横断面の角軸21に、中心
部の正方形穴20aで嵌合し硬質ゴム又は軟質プラスチ
ック製の大径輪体25と小径輪体28とを交互に一体形
成して構成されている。大径輪体25は、片面に半球状
等の突起26aを半径方向及び周方向に配列し、他方面
を平坦面とし、外周面に突起26bを突設している。各
ロータ20は、個々に両端のジャーナル部において軸受
Bによって回転可能にフレーム110の両側の梁111
上に支持されている。
【0004】ロータ回転駆動装置130は、インバータ
可変速モータ131の出力軸付きピニオンギア132
と、このピニオンギア132と噛合するロータ付き歯車
133と、隣接ロータ付き歯車間のアイドラー歯車13
4とから構成される。更に、別の回転駆動装置として、
可変速モータと、そのスプロケットホイールとロータ端
のスプロケットホイール及びそれらに掛け渡せられたチ
ェーンとからも構成され、テンションスプロケットホイ
ールでチェーンの弛みを吸収することが出来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような複数の回
転ロータ20の横方向の2種類の大径輪体25と小径輪
体28とを隣接ロータのものと交互に組込んで間に篩目
Gを形成した選別機100は、湿ったり濡れたりしてい
る土砂や残飯、コンポスト等が混入していても、回転で
篩目Gが常に清掃されており、目詰まりの問題が無く、
また塊状の被処理物の解ぐしも出来、振動や騒音が無く
て設置場所が制約される言った問題も無く、好評を博し
ている。然し、廃棄物等の被処理物の中には、殆どが各
種のロープや紐、テープ、ワイヤが混入しており、上述
のような選別機の選別作業中に送りをかけるロータにそ
れらロープ等が巻きついて選別性能が落ちたり、運転続
行が不可能になることが多い。そのような場合、運転を
中断して巻き付いたロープ等を除去するが、その除去作
業が大変時間のかかる面倒なものであった。
【0006】本発明は上記従来の事情に鑑み案出された
ものであって、その目的は建設廃材からレストランの残
飯や農家のコンポストに至る広範囲の廃棄物に対してま
たそれらが混入しているもの、砕石やバーク等の素材で
も目詰まりを起こすことなく比較的狭い設置場所におい
ても大量に連続的に少なくても2種類の大きさのものに
選別するもので、自浄作用で目詰まりが発生せず、常に
新しい開き目が現れ、処理能力が大きく、また湿ったり
濡れたりしている土砂や残飯、コンポストも篩い分けで
きる振動が少なく、低騒音、据付基礎工事の簡便な、ま
た構造が簡単で故障が少ないもので、被処理物中にロー
プや紐、ワイヤ、テープが混入してロータに巻き付いて
も楽に短時間で除去作業が出来、また保守の容易な選別
機を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の請求項1に係る選別機は、少なくても大き
さの異なる物が混合している被処理物が上方から供給さ
れて篩選別されて残った残存物の排出側にかけて上側で
上記被処理物に送りをかけながら篩選別するように、相
互に平行にフレーム内に配列され且つ縦方向において同
一方向に回転駆動される複数のロータから成り、各ロー
タが横方向に少なくても2種類の直径の輪体である大径
輪体と小径輪体とを隣接ロータのそれら輪体と相互に交
互に入り組んで間に篩目を形成するように複数配列して
成る選別機において、上記フレームは上下に相対移動可
能な一対のサブフレームから成り、上記複数のロータ
は、一列毎又は複数列毎に軸受を介して交互に上記上下
のサブフレームに搭載されていることを特徴としてい
る。
【0008】請求項2記載のように、上記一対のサブフ
レームは、上下移動ガイドに沿って移動駆動手段によっ
て移動駆動される。請求項3記載のように、上記一対の
サブフレームは、下のサブフレームが固定され、それに
対して上のサブフレームが上記上下移動ガイドに沿って
モータ駆動式スクリュウジャッキによって移動駆動され
る。請求項4記載のように、上記複数のロータは、上サ
ブフレームと下サブフレーム毎に別の回転駆動手段によ
って回転駆動される。
【0009】請求項5記載のように、上記複数のロータ
は、上サブフレームと下サブフレームにおいて複数のグ
ループにグループ化されグループ毎に別々の回転駆動手
段によって回転駆動される。請求項6記載のように、上
記フレームは、回転方向の残存物の排出側が上になるよ
うに傾斜可能に支持されている。請求項7記載のよう
に、上記回転駆動手段は、スプロケットホイール及びチ
ェーンとから構成される。
【0010】
【作用】上記のように構成された請求項1記載の選別機
では、少なくても大きさの異なる物が混合している被処
理物が上方から供給されて篩選別されて残った残存物の
排出側にかけて上側で上記被処理物に送りをかけながら
篩選別するように、相互に平行にフレーム内に配列され
且つ縦方向において同一方向に回転駆動される複数のロ
ータから成り、各ロータが横方向に少なくても2種類の
直径の輪体である大径輪体と小径輪体とを隣接ロータの
それら輪体と相互に交互に入り組んで間に篩目を形成す
るように複数配列しているために、濡れたり湿ったりし
ている土砂や残飯、コンポストで瞬間的に詰まっても回
転で常に清掃されることになり且つ常に新しい篩目が形
成されて、詰まることが無い上に、選別機の構造を振動
が少なく、低騒音、据付基礎工事の簡便な故障が少ない
ものとすることが出来る。また被処理物は、塊であって
も大小の輪体上で搬送されている間に解されて、連続的
に大量に且つ効率的に選別されることになる。
【0011】また、フレームは上下に相対移動可能な一
対のサブフレームから成り、複数のロータは、一列毎又
は複数列毎に軸受を介して交互に上記上下のサブフレー
ムに搭載されており、ロープや紐、テープ、ワイヤがロ
ータに巻き付いてもそれらサブフレームを相互に離して
同一平面状態に配列されていたロータを一列毎又は複数
列毎に離し、ロータ間に除去作業する上で十分な空間を
設けて巻き付いたロープや紐、テープ、ワイヤを容易に
解き除去することが出来る。また、保守が容易になる。
【0012】請求項2記載の選別機では、一対のサブフ
レームが、上下移動ガイドに沿って移動駆動手段によっ
て移動駆動されるので、安全且つ自動的に一対のサブフ
レームを引き離し、また元に組合せることが出来る。請
求項3記載の選別機では、一対のサブフレームが、下の
サブフレームが固定され、それに対して上のサブフレー
ムが上下移動ガイドに沿ってモータ駆動式スクリュウジ
ャッキによって移動駆動されるので、地上設置型の構造
簡便な安全で自動作動の保守の容易な選別機を得ること
が出来る。請求項4記載の選別機では、複数のロータ
が、上サブフレームと下サブフレーム毎に別の回転駆動
手段によって回転駆動される為、回転駆動手段の構造を
簡単に出来、また除去作業や保守作業後の確認運転も別
々に行うことが出来る。
【0013】請求項5記載の選別機では、複数のロータ
が、上サブフレームと下サブフレームにおいて複数のグ
ループにグループ化されグループ毎に別々の回転駆動手
段によって回転駆動される為に、各グループ毎にロータ
の回転速度を変えることが出来、ロータ回転速度を高め
ると相対的に篩目が小さくなり、速度を落とすと篩目が
大きく成る等篩目の大きさを相対的に変えて回転速度制
御で粒度選定を可能にすると共に、被処理物を撹拌して
解ぐす作用を強めることが出来る。請求項6記載の選別
機では、フレームが、回転方向の残存物の排出側が上に
なるように傾斜可能に支持されており、被処理物を大き
さの他に重さや反発性で3種類に選別することが出来
る。請求項7記載の選別機では、回転駆動手段が、スプ
ロケットホイール及びチェーンとから構成されており、
異物の噛み込みに比較的鈍感でまたロータの駆動装置を
安価に構成することが出来る。
【0014】
【実施例】次に、本発明の選別機を実施例によって添付
図を参照にして以下に詳細に説明する。図1は本発明に
係る代表実施例の選別機の側面図、図2の左半分は同選
別機の正面図であり、右半分は同選別機の内部の断面
図、図3は上サブフレームを上げた状態の同選別機の図
2相当図、図4は傾斜型選別機の側面図である。
【0015】図1から図3において、代表実施例の廃棄
物の選別機1は、大きさの異なる物が混合している被処
理物が一端部上方から供給されて篩選別されて残った残
存物の排出側にかけて上側で被処理物に送りをかけなが
ら篩選別するように、相互に平行にフレーム10内に配
列され且つ縦方向において同一方向に回転駆動される複
数のロータ20から成り、従来例の図6に示すように各
ロータ20は横方向に2種類の直径の輪体である大径輪
体25と小径輪体28とを隣接ロータのそれら輪体2
5、28と相互に交互に入り組んで間に篩目Gを形成す
るように複数配列して構成されている。各ロータ20及
び篩目Gの構成は、従来例と同じである。
【0016】フレーム10は、上下移動ガイド15に沿
って上下に相対移動可能な一対のサブフレーム10A、
10Bから成り、下のサブフレーム10Bは、略四隅で
支台Sで水平に支持固定され、また四隅に上サブフレー
ム10A用の上下移動ガイド柱16を起立すると共に、
前後端で左右の長手梁11Bを横架梁11Cで連結して
いる。四隅の上下移動ガイド柱16も上端で長手梁16
Bと横架梁16Cとで連結され強度を維持している。左
右の長手梁11Bは、各々左右方向に若干間隔を置いて
横架梁11Cで連結された一対のチャンネル鋼材11b
で構成されている。上サブフレーム10Aも、前後端で
左右の長手梁11Aを横架梁11Cで連結し、上記上下
移動ガイド柱16の位置に対応して長手梁11Aに係合
穴17を形成すると共に該係合穴17に隣接して上下移
動ガイド柱16に係合する転子を備えたガイドシュウ1
8を設けている。左右の長手梁11Aは、各々左右方向
に若干間隔を置いて横架梁11Cで連結された一対のチ
ャンネル鋼材11aで構成されている。
【0017】上のサブフレーム10Aを上下移動ガイド
柱16に沿わして上下移動させる駆動装置13は、下の
サブフレーム10Bの左右の長手梁11Bの外側チャン
ネル鋼材11bの外側中間部2箇所ずつ設けられた電動
モータ駆動式スクリュウジャッキによって構成されてい
る。電動モータM1の正転逆転で伸縮移動する起立ジャ
ッキ13aは、その上端で上サブフレーム10Aの左右
の長手梁11Aの外側チャンネル鋼材11aの外側に突
設された受け座部13bに係合しており、シンクロ作動
する電動モータM1の正転逆転で上サブフレーム10A
を上下移動ガイド15に沿って上下移動させる。上下の
サブフレーム10A、10Bは、選別作業中にロータ2
0に巻き付いた紐等の長尺物を除去するために、又はロ
ータ20の保守点検の為に上下移動駆動装置13によっ
て引き離される。復旧時には、上下移動ガイド15によ
って確実に元の位置に組合わされ、適宜ロック手段で保
持される。また、上記上下移動ガイド15のガイドシュ
ウ18は、選別運転中にロータ20が被処理物に送りを
かける際の反力を受け、上下移動ガイド柱16に伝達す
る働きをする。
【0018】ロータ20は、一列毎に各上下サブフレー
ム10A、10Bの長手梁11A、11Bの内側チャン
ネル鋼材11aの下面と内側チャンネル鋼材11bの上
面とに櫛歯状に配列された軸受Bを介して交互に上下の
グループ毎に搭載されている。上サブフレーム10Aの
ロータ20は、その右軸端にスプロケットホイール33
Aを、下サブフレーム10Bのロータ20は、その左軸
端にスプロケットホイール33Bをそれぞれ搭載してい
る。これらスプロケットホイール33A、33Bは、上
記左右の長手梁11A、11Bの若干間隔を置いた一対
のチャンネル鋼材11a、11b間に上下移動の際に互
いに干渉しないように左右に分けて配置されている。従
って、上下各グループのロータ20の大径輪体25と小
径輪体28とは、選別運転時に篩目を間に形成するよう
に組合わさる為に、軸方向に互い違いにずれて配置され
ている。ロータ20及び大径輪体25と小径輪体28と
は、従来例の特願平5−338816号や、同じく本願
発明者による特願平5−345446号、特願平5−3
53235号、特願平6−73987号、特願平6−7
3988号、特願平6−124600号、特願平6−2
20963号、特願平6−239350号、特願平6−
319176号、特願平6−319177号の明細書及
び図面に説明され図示された各種の物がある。
【0019】ロータ回転駆動装置30は、各上下サブフ
レーム10A、10Bに例えば12列ずつ設けられたロ
ータ20を4列ずつグループ化し、3組の各グループ毎
に設けられており、上サブフレーム10Aの3組の各ロ
ータ回転駆動装置30は、右側の長手梁11A上に減速
機31と共に設けられたインバータ可変速モータM2
と、減速機31の出力軸付きスプロケットホイール32
と、ロータ端のスプロケットホイール33及びそれらに
掛け渡せられたチェーン34と、テンションスプロケッ
トホイール35とから構成され、ロータ間隔調整の際は
テンションスプロケットホイール35でチェーン34の
弛みを吸収することが出来るようになっている。下サブ
フレーム10Bの3組の各ロータ回転駆動装置30は左
側の長手梁11Bの下面に減速機31と共にインバータ
可変速モータM2を設けており、上サブフレーム10A
のものと同じ構成となっている。
【0020】上下サブフレーム10A、10Bを組合わ
せた運転状態で、3組の各グループのロータ20を供給
側から排出側にかけて順次回転速度が低くなるようにロ
ータ回転駆動装置30が作動するように設定されてお
り、供給側から排出側にかけて順次細かな粒度のものか
ら粗い粒度のものへ篩目通過物を選別出来るような構成
になっている。勿論、3組の各グループのロータ20を
同じ回転速度で回転駆動することも出来るし、同じグル
ープ内で上下の各サブフレーム10A、10Bのロータ
20に若干の回転速度差が生じるようにして塊への解し
作用を高める回転駆動も出来る。更に、従来例のような
別の回転駆動装置としては、モータと、その出力軸付き
ピニオンギアと、ピニオンギアと噛合するロータ付き歯
車と、隣接ロータ付き歯車間のアイドラー歯車とから構
成することが出来る。大きめのアイドラー歯車を上下に
ずらすことでロータ間隔調整も出来る。
【0021】上記代表実施例では、水平型のものについ
て説明してきたが、図4に示すように、フレーム10を
回転方向の残存物排出側が上になるように傾斜可能に支
持した傾斜型にも本発明の選別機は構成される。フレー
ム10及びサブフレーム10A、10B、上下移動ガイ
ド15、ロータ20、ロータ回転駆動装置30等の基本
的な構成は上記水平型のものと同じであり、ただ傾斜に
よって重さや反発性による選別も付加されて、混合廃棄
物Wを篩目通過物W1、落下物W4、残存大廃棄物W5
に選別出来るようになっている。フレーム10の両側、
上方を混合廃棄物供給開口41、落下物開口42、残存
大廃棄物開口43を有した筐体40で被うことが出来、
防音効果を高めたり、回転ロータ20が起こす軽いテー
プ等の浮揚搬送空気流を持続することが出来るように構
成される。落下物開口42近傍には、上に吹き上げてテ
ープ等を浮揚搬送する空気噴射手段44を備えることが
出来、ロータの回転で発生する浮揚搬送空気流に更に強
い浮揚搬送空気流を付加することが出来る。フレーム1
0は、適宜伸縮手段45によって傾斜角度が調節され
る。サブフレーム10A、10Bの引き離し、復旧は水
平型のものと同じである。
【0022】以上説明してきた本発明に係わる選別機フ
レームの上下サブフレームの引き離し復旧機構は、上記
水平型選別機や傾斜型選別機の他に、水平型選別機や傾
斜型選別機でフレーム中間部に迫り上がり部を設け、被
処理物を反転させて解し作用や容器入り物の排出効果を
高め、選別精度を高めたものにも適用される。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1記載の選別機によれば次のような効果を享受
できる。 (1)各選別ブロックのロータが横方向に少なくても2
種類の直径の輪体である大径輪体と小径輪体とを隣接ロ
ータのそれら輪体と相互に交互に入り組んで間に篩目を
形成するように配列しており、上方から供給される被処
理物が残った物の排出側に送られる間に篩目によって篩
目通過物と通過せずに残る物とに選別されることにな
る。篩目は、回転している隣接ロータの隣接大径輪体と
小径輪体との間によって形成されているために、濡れた
り湿ったりしている土砂や残飯、コンポストで瞬間的に
詰まっても常に清掃されることになり且つ常に新しい篩
目が形成されて、詰まることが無い。 (2)回転ロータが主要構成部材であり、選別機の構造
を振動が少なく、低騒音、据付基礎工事の簡便な故障が
少ないものとすることが出来る。 (3)輪体は残存物の排出側に回転駆動されて空気流を
選別ブロック上に発生して、軽いロープや紐、テープを
ロータに巻きつかないように搬送面上で浮かせて排出す
ることができる。重いロープや紐、テープは、束になっ
ていれば、次々と隣接大径輪体に受け継がれて絡まずに
搬送方向に送り出される。
【0024】(4)被処理物は、塊であっても大小の輪
体上で搬送されている間に解されて、連続的に大量に且
つ効率的に選別されることになる。 (5)フレームは上下に相対移動可能な一対のサブフレ
ームから成り、複数のロータは、一列毎又は複数列毎に
軸受を介して交互に上記上下のサブフレームに搭載され
ており、ロープや紐、テープ、ワイヤがロータに巻き付
いてもそれらサブフレームを相互に離して同一平面状態
に配列されていたロータを一列毎又は複数列毎に離し、
ロータ間に除去作業する上で十分な空間を設けて巻き付
いたロープや紐、テープ、ワイヤを容易に解き除去する
ことが出来る。また、保守が容易になる。
【0025】(6)請求項2記載の選別機によれば、一
対のサブフレームが、上下移動ガイドに沿って移動駆動
手段によって移動駆動されるので、安全且つ自動的に一
対のサブフレームを引き離し、また元に組合わせること
が出来る。 (7)請求項3記載の選別機によれば、一対のサブフレ
ームが、下のサブフレームが固定され、それに対して上
のサブフレームが上下移動ガイドに沿ってモータ駆動式
スクリュウジャッキによって移動駆動されるので、地上
設置型の構造簡便な安全で自動作動の保守の容易な選別
機を得ることが出来る。 (8)請求項4記載の選別機によれば、複数のロータ
が、上サブフレームと下サブフレーム毎に別の回転駆動
手段によって回転駆動される為、回転駆動手段の構造を
簡単に出来、また除去作業や保守作業後の確認運転も別
々に行うことが出来る。
【0026】(9)請求項5記載の選別機によれば、複
数のロータが、上サブフレームと下サブフレームにおい
て複数のグループにグループ化されグループ毎に別々の
回転駆動手段によって回転駆動される為に、各グループ
毎にロータの回転速度を変えることが出来、ロータ回転
速度を高めると相対的に篩目が小さくなり、速度を落と
すと篩目が大きく成る等篩目の大きさを相対的に変えて
回転速度制御で粒度選定を可能にすると共に、被処理物
を撹拌して解ぐす作用を強めることが出来る。 (10)請求項6記載の選別機によれば、フレームが、
回転方向の残存物の排出側が上になるように傾斜可能に
支持されており、被処理物を大きさの他に重さや反発性
で3種類に選別することが出来る。 (11)請求項7記載の選別機によれば、回転駆動手段
が、スプロケットホイール及びチェーンとから構成され
ており、異物の噛み込みに比較的鈍感でまたロータの駆
動装置を安価に構成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る代表実施例の選別機の側面図であ
る。
【図2】左半分は同選別機の正面図であり、右半分は同
選別機の内部の断面図でる。
【図3】上サブフレームを上げた状態の同選別機の図2
相当図である。
【図4】傾斜型選別機の側面図である。
【図5】従来の選別機の断面側面図である。
【図6】同選別機の要部の水平断面図である。
【符号の説明】
1 選別機 10 フレーム 10A 上サブフレーム 10B 下サブフレーム 13 上下移動駆動手段(モータ駆動式スクリュウジャ
ッキ) 15 上下移動ガイド 20 ロータ 25 大径輪体 28 小径輪体 30 回転駆動装置 32、33 スプロケットホイール 34 チェーン B 軸受 G 篩目 W 混合廃棄物(被処理物)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくても大きさの異なる物が混合して
    いる被処理物が上方から供給されて篩選別されて残った
    残存物の排出側にかけて上側で上記被処理物に送りをか
    けながら篩選別するように、相互に平行にフレーム内に
    配列され且つ縦方向において同一方向に回転駆動される
    複数のロータから成り、各ロータが横方向に少なくても
    2種類の直径の輪体である大径輪体と小径輪体とを隣接
    ロータのそれら輪体と相互に交互に入り組んで間に篩目
    を形成するように複数配列して成る選別機において、上
    記フレームは上下に相対移動可能な一対のサブフレーム
    から成り、上記複数のロータは、一列毎又は複数列毎に
    軸受を介して交互に上記上下のサブフレームに搭載され
    ていることを特徴とする選別機。
  2. 【請求項2】 上記一対のサブフレームは、上下移動ガ
    イドに沿って移動駆動手段によって移動駆動される請求
    項1記載の選別機。
  3. 【請求項3】 上記一対のサブフレームは、下のサブフ
    レームが固定され、それに対して上のサブフレームが上
    記上下移動ガイドに沿ってモータ駆動式スクリュウジャ
    ッキによって移動駆動される請求項1記載の選別機。
  4. 【請求項4】 上記複数のロータは、上サブフレームと
    下サブフレーム毎に別の回転駆動手段によって回転駆動
    される請求項1記載の選別機。
  5. 【請求項5】 上記複数のロータは、上サブフレームと
    下サブフレームにおいて複数のグループにグループ化さ
    れグループ毎に別々の回転駆動手段によって回転駆動さ
    れる請求項1又は請求項4記載の選別機。
  6. 【請求項6】 上記フレームは、回転方向の残存物排出
    側が上になるように傾斜可能に支持されている請求項1
    記載の選別機。
  7. 【請求項7】 上記回転駆動手段は、スプロケットホイ
    ール及びチェーンとから成る請求項4記載の選別機。
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