JPH07256209A - 選別機 - Google Patents

選別機

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JPH07256209A
JPH07256209A JP6073988A JP7398894A JPH07256209A JP H07256209 A JPH07256209 A JP H07256209A JP 6073988 A JP6073988 A JP 6073988A JP 7398894 A JP7398894 A JP 7398894A JP H07256209 A JPH07256209 A JP H07256209A
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sorting machine
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Miike Tekkosho KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きさや反撥性の異なる物が混合した被選別
物を濡れたり湿っていても、更に重なったり、塊になっ
たものや袋や容器等に入ったものでも目詰まりを起すこ
と無くまた振動や騒音もほとんど無く能率的に連続的に
大量に少なくても3種のものに大きさの差を利用してテ
ープや紐の巻きつきを起すこと無しに選別し、選別精度
を高める。 【構成】 各ロータは上下左右隣接したもの同士が相互
に当らないように接近する突出体を周面に複数突設して
微小物や小形物の落下する篩目を形成しており、上記の
ほぼ大部分のロータが選別搬送ブロックの下端部から上
端部へ搬送力を与えるように回転駆動され、下端部から
は上記ロータによる搬送回転によって起きるジャンピン
グ作用と傾斜とによって中形・大形の反撥物や転がりや
すい物、重量物の転落を許容しつつ取出し、非反撥物や
転がりにくい物、軽量物を上端部へ分離搬出する構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家屋解体時に生ずる
建築廃棄物や家庭、事務所から搬出される廃棄物からレ
ストランの残飯等粘着性廃棄物を含む雑多な混合廃棄物
や、コンポスト、バーク、製材所の木屑、土砂、砕石等
を大きさと重量、反撥性によって選別する選別機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の選別機としては、トロン
メルや振動篩機等があり、各種大きさの混合した廃棄物
や素材を振動によって揺り動かして解ぐしスクリーンや
篩の目の大きさを適宜選択したり、段階的に少から大へ
変えて粒度による選別を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】廃棄物の中には、ロー
プや各種の紐、テープが混入しており、選別作業中に廃
棄物に送りをかけている螺旋体にそれらが巻きついて除
去のために運転を中断しなければならなくなることがあ
る他、湿ったり濡れたりしている残飯やコンポスト等が
混入しているとスクリーンや篩が目詰まりを起こして土
砂等の粉粒物が分離できなくなる惧れがある。また、振
動や騒音がかなり大きく設置場所が制約される。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点を解消す
るもので、建設廃材からレストランの残飯や農家のコン
ポスト、製材所のバーク、木屑に至る広範囲の廃棄物に
対してまたそれらが混入している土砂、砕石の素材でも
目詰まりを起すことなく大量に連続的に少なくても3種
類のものに選別するもので、被選別物を途中で反転させ
てしばらく滞留させてよく解ぐし、付着物を分離し、重
なりを分離し、特に袋や容器内の物を散らして選別で
き、自浄作用で目詰まりが発生せず、常に新しい開き目
が現われ、選別精度が高く、処理能力が大きく軽いもの
ならロープや紐、テープを巻きつかないようにロータの
回転方向に送り出すことができ、また湿ったり濡れたり
している残飯、土砂、コンポストも篩い分けできる振動
が無く、低騒音で、据付基礎工事の簡便な、また構造が
簡単で全長が短くてすみ保守の楽な選別機を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の選別機は、上方から被選別
物が供給される傾斜状態の選別搬送ブロックを、その上
端部から下端部にかけて相互に間隔をおいて平行にほぼ
同一の傾斜平面を成すようにまた部分的に少なくても一
箇所以上で上記傾斜平面から上方に突出して迫り上るよ
うに配列された多数のロータから構成し、各ロータは上
下左右隣接したもの同士が相互に当たらないように接近
する突出体を周面に複数突設して微小物や小形物の落下
する篩目を形成しており、上記ロータの全部又は大部分
が上記選別搬送ブロックの下端部から上端部へ搬送力を
与えるように回転駆動され、下端部からは上記ロータに
よる搬送回転によって起きるジャンピング作用と傾斜と
によって中形・大形の反撥物や転がりやすい物、重量物
の転落を許容しつつ取出し、非反撥物や転がりにくい
物、軽量物を上端部へ搬出することを特徴としている。
【0006】請求項2のように、上記突出体は、前後隣
接したロータのもの同士が相互に入り組んで間に篩目を
形成するのが好ましい。また請求項3のように、上記突
出体は、前後隣接したロータのもの同士が相互に間隔を
とって向き合い同じロータの左右隣接したものと共に間
に篩目を形成することができる。また請求項4のよう
に、上記突出体は、円形又は多角形の板状を成し、少な
くとも一方の側面に突起を複数有することができる。請
求項5のように、上記突出体は、多数のフィンガー状突
起体から成り、各突起体は少なくとも一方の側面に突起
を複数配列することができる。請求項6のように、上記
選別搬送ブロックは、下方端部に反撥物や転がりやすい
物、重量物の落下用開口を、中間部上方に被選別物供給
開口を、上方端部に非反撥物や転がりにくい物、軽量物
の搬出用開口をそれぞれ備えた筐体によって低部を除い
て覆われ、該筐体の下方端部に斜め上方に空気流を発生
させる第1空気噴出手段と上記ロータの迫り上り部の上
流下側に空気を噴きつける第2空気噴出手段とを備えた
構成とすることができる。請求項7のように、上記選別
搬送ブロックは、伸縮手段によって傾斜角度が調節され
るように構成され、請求項8のように、上記ロータの回
転速度は、個別に又はグループごとに変速されるように
も構成される。
【0007】
【作用】上述のような構成の本発明の請求項1記載の選
別機では、傾斜状態の選別搬送ブロックが多数のロータ
を相互に平行にまた各ロータの突出体が隣接したもの同
士が当らないように隙間をとって篩目を成す状態で配列
して構成されているため、傾斜上方から混合廃棄物等の
被選別物が供給されると先ず土砂等の微小物が篩目を通
過し選別される。ロータは、選別搬送ブロックの下部か
ら上部へ搬送力を与えるようにほぼ全部が回転駆動され
ているため、篩目を通らない紙、プレート、テープ等の
非常に軽い物はロータの起す搬送風によって上方に搬送
され、また篩目を通らない反撥しやすく重い石、コンク
リート片、ビン、缶、金属片、ペットボトル、転がりや
すいリンゴ、ミカン、バナナ等果実が大きくジャンピン
グしながら下方に転がり落ちて選別されることになる。
同一傾斜面を成すように配列されたロータの上方に突出
するように迫り上った箇所では、重なったり、塊のもの
や袋、容器等に入ったもの、他の物に付着した物がしば
らくの間反転されて解ぐされたり散らされたり分離され
ることになり、選別が促進されて選別精度が高まる。シ
ート、布、プレート等の非反撥物で軽いものは、ジャン
プが小さく上方へ搬送され、迫り上り部でからんでいる
ものを分離後に上方に搬出される。軽量物と重量物との
選別分岐点は、選別搬送ブロックの傾斜度合いとロータ
の回転速度の設定によって変更される。即ち、傾斜度合
いが大きいと重量物へ選別される量が多くなり、回転速
度が高くなると軽量物へ選別される量が多くなる。この
選別機の最重要作用は、上記の迫り上り部における反転
分散作用の他に、残飯やコンポストや濡れた土砂等で篩
目が塞がれても突出体によって常に自動的に清掃され
て、目詰まりを起こさない点である。ロータは回転だけ
行うので振動や騒音が少なく、据付工事も簡単でよく、
また保守も楽であり、迫り上り部で選別が促進されて全
長が短くて済む。
【0008】更に、請求項2の選別機では、突出体同士
が相互に入り組んでおり、篩目を細かく形成でき、請求
項3の選別機では、篩目が相対的に粗くなるが、製造精
度の許容値がゆるくなり、製造が比較的容易になる。請
求項4の選別機では、製造が容易で耐久性に優れ、篩目
を細かく形成できると共にテープや紐の搬送風を起すこ
とができる。請求項5の選別機では、塊状の被処理物を
解ぐす作用が強まり、突起と協働してテープや紐の強い
搬送風を起こすことができる。請求項6の選別機では、
空気噴出手段を下部に備えた筐体で選別搬送ブロックを
覆っているため、軽い紙、シート、紐、テープを上方に
吹き上げる搬送風が持続されて選別搬送力を高めること
ができ、また請求項7の選別機では、伸縮手段によって
ブロックの傾斜角度を調節することができ急傾斜で上端
部側の重量物側への選別量を増したり、緩傾斜で下端部
側の軽量物側への選別量を増したりできる。更に、請求
項8の選別機では、ロータの回転速度が可変速モータ等
の採用によって個別に又はグループごとに変速されるの
で、回転速度を高めて篩目を相対的に小さくしたり軽量
物側への選別量を増したり、回転速度を低下させて篩目
を相対的に大きくしたり且つ重量物側への選別量を増す
ことができる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明に係る選別機を添付図面を参
照にして詳細に説明する。図1は本発明に係る一実施例
の廃棄物の選別機の立面図、図2は同選別機の迫り上り
部の部分縦断面図、図3は図2におけるIII−III
線に沿った部分水平断面図、図4は同選別機に使用され
るフィンガー状突出体付きロータの断面図、図5は同選
別機に使用される円板状突出体付きロータの断面図、図
6は同選別機に使用される向い合せの突出体を有したロ
ータの部分水平断面図、図7は同選別機に使用される別
の迫り上り部の説明用模式図である。
【0010】図1乃至図3において、一実施例の廃棄物
の選別機1は、フィードコンベアC1によって送られて
くる或る程度の大きさに粗砕された比重差と大きさに差
のある各種廃棄物が混合したものWを土砂やダスト、微
少金属物等の微細廃棄物D、と石や金属片、ビン、ペッ
トボトル、缶、ガラス片等の重くて転がりやすいまた反
撥しやすい廃棄物Bと紙、フィルム、シート、布、ダン
ボール、テープ等の軽い非反撥性の廃棄物Cとに選別す
るもので、下端部から上端部に搬送力を与えるように矢
印R1方向に回動される多数のロータ20を同一傾斜配
列の下部と上部のロータ部20A、20Aと中間部の迫
り上り部20Bを成すように配列してなる傾斜選別搬送
ブロック40と、該ブロック40を伸縮手段55を介し
て傾斜角度調節可能に支持した機台50と、底を解放し
ブロック40の両側から上方にかけて取囲んでブロック
40の上方に通路61を形成した筺体60とから構成さ
れている。筺体60は、下方端に反撥性の転がりやすい
重量物排出開口62を形成し、非反撥性で転がりにくい
軽量物排出開口63を有した副筐体65を上端で連結す
ると共に、中間部にフィードコンベアC1から混合廃棄
物Wを受けるホッパー66を有している。更に、筺体6
0は、ブロック40の中央の迫り上り部20Bに対応し
て『へ』の字状に通路61を屈曲させており、また、軽
量物Cの内特に紙やテープ、紐の搬送を補助する吹き上
げ空気流A1を噴き出す第1ノズル67を下方端部に、
また迫り上り部20Bに向って吹き出て重なった、塊に
なった本を解ぐしたり迫り上り部20Bに押しつける空
気流A2を噴き出す第2ノズル68を中間部に有してい
る。
【0011】選別搬送ブロック40を成す同一傾斜配列
ロータ部20Aと迫り上り部20Bにおいて、各ロータ
20は、一端に歯車33を固定した正方形横断面の角軸
21に嵌合する正方形穴20aを有しており、前後隣接
したものと相互に入り組んだ状態となるように周面に後
退湾曲したフィンガー状突起体26を12本突設した硬
質ゴム又は軟質プラスチック製の輪体状の突出体25
と、左右の突出体25、25間に設けられた小円筒部2
8とから構成されている。これら突出体25と小円筒部
28とは、ロールとして一体に成形してもよいし、各々
別体に形成してもよい。突起体26は、片面に半球状の
突起26a、・・・を複数(例えば、2個)突設し、他
方面を平坦面として間に篩目Gを形成している。小円筒
部28の長さを変えると、突起26a、・・・と隣接突
起体26との間隔が変わって、丁度篩の目の大きさを変
えたのと同じ効果を得る。上記ロータ20は、複数のブ
ロックに分割して角軸21に嵌合固定してもよい。ロー
タ20は、その正方形穴20aと角軸21とを省いて両
端に歯車33を固定し、軸受11aに支承される一方端
の短軸と軸受11aに支承される他方端の短軸とを各々
突設した構造とすることもできる。
【0012】ロータ20は、基本的な同一傾斜部20A
では傾斜フレーム部分11A上に配列された軸受11a
によって、迫り上った部分20Bでは『へ』の字状フレ
ーム部分11B上に配列された軸受11aによって各々
回転可能に軸承されて配列されている。回転駆動装置3
0は、一端で出力軸付きピニオンギアを介して、又は中
間部でアイドラーギア34を出力軸に取付けた可変速モ
ータ(図示は省略)と、ロータ付き歯車33と、隣接ロ
ータ付き歯車33、33間のアイドラーギア34とから
構成されており、ロータ20を全て矢印R1の方向に回
動するようにしている。筐体60は、低部を全開とし
て、ロータ間の篩目から微小・小形物Dが落下できるよ
うにしており、コンベアC1から混合廃棄物Wを受ける
開口を有したホッパー66を中間部の高くなった部分の
下に取付けている。この筐体60によってほこりが舞う
のを抑制する他、後述のロータ20が起す搬送風の維持
を図ることができる。
【0013】この実施例では、下方の基本傾斜部20A
上に投入された混合廃棄物Wは、回動するロータ20・
・・に当って解ぐされて反撥性の転がりやすい重い物B
はジャンピングしながら排出開口62へ転落して行き、
転がりにくく非反撥性の軽量物Cはロータ20・・・の
回動によって上方に小さくジャンピングしながら搬送さ
れる間に解ぐされて分散され、左右隣接突起体26間と
突起体26の先端と小円筒部28との間に形成される篩
目Gから土砂、破片等の微小・小形物Dが落下する。迫
り上り部分20Bでは、残った塊状の重なった、また付
着した物や袋や容器等に残った廃棄物を矢印R2のよう
に反転させて、塊りや重なりをさらに解ぐして分散した
り、袋や容器内の廃物を散らして微小・小形物Dの選別
を促進する。混合廃棄物Wは、次々とロータ20・・・
によって下方に転落され、また上方に搬送されて行くの
で、連続的に効率的に大量に選別処理されることにな
り、選別能力の向上と選別精度の向上とが図られ、迫り
上り部を設けていないものよりも機長を短くできる。
【0014】回転中のロータ20の突起体26自身やそ
の側面の突起26a,26aによって、運転中に上方に
流れる風をロータ20の上に発生させてラジオカセット
テープやビデオカセットテープ、ナイロン紐等の軽いも
のなら巻きつきを起こさずに浮かせて開口63から排出
できる。ロープの束もフィンガー状突起体26とその突
起26aとによって次々と受け継いで上方端経由で排出
する。また、残飯やコンポスト等の含水量の多いものが
廃棄物W中に混入していても回転する突起体26と突起
26aによって次々と新しい篩目Gが形成されて行き、
目詰まりを起こすこと無く下方へ落下させることがで
き、これを応用して堆肥の篩いがけを行うこともでき
る。ロータ20の回転を上げると相対的に突起26aと
突起体26とで形成される篩目が細かくなり、回転を下
げると相対的に篩目が粗くなる。更に、詰まりや破損等
の起こりにくい構造で保守が楽であり、連続的に大量の
建設廃材や家庭ごみ、事業所ごみ、レストランの残飯等
を3種の大きさに選別できる。選別機1を長くして、ロ
ータ20の数を増すと、投入側近くに微小物を、排出側
近くに少し粗い微小・小形物を選別して、4種の選別も
行うことができる。
【0015】また上記実施例中のロータ20、・・・の
投入側の2列の回転数を排出側の2列の回転数よりも早
く回転駆動するように構成すると、回転が早い方がフィ
ンガー状突出体間の隙間が細かく、丁度篩の目が小さく
なったような効果が出て、投入側に粒度の小さいもの、
排出側に粒度の大きいものとに分別することが可能にな
る。迫り上り部20Bにおいても、個別に又はグループ
ごとに回転速度を変えられるようにして、反転や分散の
状態をいろいろ変えることもできる。この選別機1の別
の特徴として、従来スクリーン式の篩で分別できなかっ
た水分の多いもの(砂は通常10〜15%以上あれば選
別困難)や、コンポスト、食品関係の残渣、雨あがりや
ほこり防止散水を受けた石嵩ボード粉末等の建材混合廃
物や塊状になったまた袋や容器に入った物に対して特に
有効である。回転駆動装置を変えて、例えば3番目ロー
ルだけを逆転させて解ぐす衝撃を与え滞留箇所を形成す
ることもできよう。この選別機1は、上記建築廃材の選
別ばかりでは無く、雑誌を束ねていたビニル紐やビニル
シートと分離選別して更に土砂、異物を振り落すのに好
適なもので、雑誌を重量物B、紐やシートを軽量物C、
土砂や異物を微小物Dとして選別する。特に迫り上り部
20Bにおいて、重なった本の間にはさまった紐やシー
トを反転させている間に分離することができる。傾斜角
度αやロータ20の回転速度は、雑誌がロータ20上を
滑り落ちるように設定されている。
【0016】上記実施例の他に、図4に示すロータ2
0′のように輪体状突出体25′の突起体26′の片面
又は両側面に相互に入り組むように又は対向するように
台形状突起26′aを形成したものや円錐台の突起を形
成することができる。小円筒部28′には風を起こす突
条28′aが複数等間隔で形成されている。また図5に
示すように円板状突出体25″の片面又は両面に突起2
6″aを形成し、外周面に風を起す突条26″bを形成
し、小円筒部28″を有したロータ20″も使用され
る。
【0017】上記実施例では、ロータ20の突出体25
が相互に入り組んだものについて説明したが、図6に示
すように同一ロータ20の突出体25同士の間隔を小さ
くして一方側面の突起26aと他方側面の平坦面との間
に篩目Gを形成して、隣接ロータ20の突出体25と小
間隔をおいて向い合せた配列も採用される。また、駆動
装置30に、歯車33及びアイドラーギア34を使用し
たものを説明したが、チェーン及びスプロケットホイー
ルを使用することもでき、グループごとにまたロータご
とにモータを設けてグループごとにまたロータ個別に変
速させることもできる。図7に示すように、迫り上り部
分20Bを『へ』の字状に複数のロータ20を突出する
ように迫り上げるばかりでなく、台形状に配列して形成
することができ、回転速度を高めにすると反転滞留から
反転搬送が強く作用するようになり、更に『へ』の字状
と台形状とを混在させることもできる。
【0018】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の請求項1記載
の選別機に依れば、回転ロータを主要構成部材としてい
るため振動や騒音が少なく、従って据付工事や保守が簡
便であり、また建設廃材からレストランの残飯や農家の
コンポストに至る広範囲の廃棄物が混入しているもので
も重くて反撥性のある物は大きくジャンプして、軽くて
非反撥性の物は小さくジャンプして大量に能率的に連続
的に少なくても3種の大きさのものに篩目の目詰りを起
すこと無しに選別することができ、軽いロープ、紐、テ
ープがロールに巻きつかないように回転するロータの突
出体と突起により発生される風によって浮かして送り出
すことができ、また濡れたり湿ったりしている残土や残
飯やコンポストも篩い分けすることができる。特に袋や
容器等に入ったものや付着したもの、塊や重なったもの
を迫り上り部で反転させて選別を促進し、選別精度を高
めることができる。
【0019】請求項2の選別機では、突出体間の間隔を
小さくして篩目をより細かくすることができ、請求項3
の選別機では、ロータの製造精度の許容値を比較的大き
くとれて製造コストを低減できる。また請求項4の選別
機では、突出体の形成が容易で耐久性に優れたものを得
ることができ、請求項5の選別機では、より強い搬送風
を起してテープや紐、紙を大量に分離搬送することがで
き、ロータに巻きつくのを防ぐことができる。請求項6
の選別機では、筐体によって更に騒音が低下すると共
に、上方への搬送風が持続して軽量物の分離が促進され
る。更に請求項7の場合は、傾斜角度の調節によって軽
量物と重量物の選別分岐点を選択することができる。請
求項8の場合は、回転速度変更で重量物と軽量物の選別
分岐点を変更したり、微小・小形物に対して篩目の大き
さを相対的に変えたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の廃棄物の選別機の立面
図である。
【図2】同選別機の迫り上り部の部分縦断面図である。
【図3】図2におけるIII−III線に沿った部分水
平断面図である。
【図4】同選別機に使用されるフィンガー状突出体付き
ロータの断面図である。
【図5】同選別機に使用される円板状突出体付きロータ
の断面図である。
【図6】同選別機に使用される向い合せの突出体を有し
たロータの部分水平断面図である。
【図7】同選別機に使用される別の迫り上り部の説明用
模式図である。
【符号の説明】
1 選別機 20 ロータ 20A ロータ水平部分 20B ロータ迫り上り部分 20′ ロータ 20″ ロータ 25 突出体 26 突起体 26a 突起 40 選別搬送ブロック 55 伸縮手段 60 筐体 62 重量物排出開口 66 被選別物供給開口(ホッパー) 67 第1空気噴出手段 68 第2空気噴出手段 B 重量物(反撥性物、転がりやすい物) C 軽量物(非反撥性物、転がりにくい物) G 篩目 W 被処理物(混合廃棄物)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方から被選別物が供給される傾斜状態
    の選別搬送ブロックを、その上端部から下端部にかけて
    相互に間隔をおいて平行にほぼ同一の傾斜平面を成すよ
    うにまた部分的に少なくても一箇所以上で上記傾斜平面
    から上方に突出して迫り上るように配列された多数のロ
    ータから構成し、各ロータは上下左右隣接したもの同士
    が相互に当らないように接近する突出体を周面に複数突
    設して微小物や小形物の落下する篩目を形成しており、
    上記ロータの全部又は大部分が上記選別搬送ブロックの
    下端部から上端部へ搬送力を与えるように回転駆動さ
    れ、下端部からは上記ロータによる搬送回転によって起
    きるジャンピング作用と傾斜とによって中形・大形の反
    撥物や転がりやすい物、重量物の転落を許容しつつ取出
    し、非反撥物や転がりにくい物、軽量物を上端部へ分離
    搬出することを特徴とする選別機。
  2. 【請求項2】 上記突出体は、前後隣接したロータのも
    の同士が相互に入り組んで間に篩目を形成している請求
    項1記載の選別機。
  3. 【請求項3】 上記突出体は、前後隣接したロータのも
    の同士が相互に間隔をとって向き合い同じロータの左右
    隣接したものと共に間に篩目を形成している請求項1記
    載の選別機。
  4. 【請求項4】 上記突出体は、円形又は多角形の板状を
    成し、少なくとも一方の側面に突起を複数有している請
    求項1乃至3のいずれかに記載の選別機。
  5. 【請求項5】 上記突出体は、多数のフィンガー状突起
    体から成り、各突起体は少なくとも一方の側面に突起を
    複数配列している請求項1乃至3のいずれかに記載の選
    別機。
  6. 【請求項6】 上記選別搬送ブロックは、下方端部に反
    撥物や転がりやすい物、重量物の落下用開口を、中間部
    上方に被選別物供給開口を、上方端部に非反撥物や転が
    りにくい物、軽量物の搬出用開口をそれぞれ備えた筐体
    によって低部を除いて覆われており、該筐体の下方端部
    に斜め上方に空気流を発生させる第1空気噴出手段と上
    記ロータの迫り上り部の上流下側に空気を噴きつける第
    2空気噴出手段とを備えている請求項1記載の選別機。
  7. 【請求項7】 上記選別搬送ブロックは、伸縮手段によ
    って傾斜角度が調節されるようになっている請求項1又
    は6記載の選別機。
  8. 【請求項8】 上記ロータの回転速度は、個別に又はグ
    ループごとに変速される請求項1乃至3のいずれかに記
    載の選別機。
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JP2010207697A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Metawater Co Ltd 廃棄物処理システム
KR101227633B1 (ko) * 2012-06-08 2013-01-30 흥진환경 주식회사 경사 컨베이어와 비중차를 이용한 건설폐기물의 순환골재 처리장치

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