JPH07303860A - 選別機のロータ - Google Patents

選別機のロータ

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JPH07303860A
JPH07303860A JP6124600A JP12460094A JPH07303860A JP H07303860 A JPH07303860 A JP H07303860A JP 6124600 A JP6124600 A JP 6124600A JP 12460094 A JP12460094 A JP 12460094A JP H07303860 A JPH07303860 A JP H07303860A
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Miike Tekkosho KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 被選別物を粘着性があったり濡れたり湿って
いても、目詰まりを起こすこと無くまた振動や騒音もほ
とんど無く能率的に、ロープやテープのロータへの巻き
付きを起さないロータを提供。 【構成】 被処理物の投入側から大形物の排出側にかけ
て相互に間隔をおいてほぼ平行に配列されて上記投入側
から排出側にかけてほぼ全部が同一方向に回転駆動され
る多数のロータ20から成るロータアセンブリ4Aにお
いて各ロータは前後左右隣接したもの同士が相互に当ら
ないように接近する突出体26を周面に複数突設して微
小物や小形物の落下する篩目を形成し、突出体同士は連
結板27によって連結され、ロープやテープの巻き付き
を防いでいる。突出体は後方に湾曲され、またロータア
センブリは傾動可能に構成される。迫り上り部4Cを設
けると重なったり、塊になったり、付着した物でも、ま
た袋や容器等に入った物も反転によって分散されて選別
が促進され、選別精度を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家屋解体時に生ずる
建築廃棄物や家庭、事務所から搬出される廃棄物からレ
ストランの残飯等粘着性廃棄物を含む雑多な混合廃棄物
や、コンポスト、バーク、製材所の木屑、土砂、砕石等
を大きさ等によって選別する選別機に使用される篩目形
成ロータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の選別機としては、トロン
メルや振動篩機等があり、各種大きさの混合した廃棄物
や素材をスクリーンや篩の目の大きさを適宜選択した
り、段階的に少から大へ変えて粒度による選別を行って
いた。被選別物が乾燥した粉粒塊状物であれば上記のよ
うな選別機でも効率的に選別できるのであるが、被選別
物の中に湿ったり濡れたりしている土砂や粘着性の残飯
やコンポスト等が混入しているとスクリーンや篩が目詰
まりを起こして土砂等の粉粒物が途中で分離できなくな
る惧れがある。
【0003】そこで、本願出願人は、湿ったり濡れたり
している土砂や粘着性の残飯やコンポストに対しても篩
目の目詰まりを起こさないユニークな選別機を提案した
(例えば、特願平5−176001号出願の明細書と図
面参照)。この選別機は、図6と図7に示すように、ロ
ータ間の篩目Gから落下して選別された小形中形廃棄物
W1、W2を搬出するベルトコンベアC2上に架設され
た方形フレーム10と、該フレーム10内に相互に平行
に同一平面状に水平に廃棄物の投入側から、選別されて
残った大形廃棄物W3の排出側にかけて同一方向(矢印
R1で示す)に回転可能に軸承された4列のロータ2
0′、・・・(勿論4列より多いものでもよい)と、こ
れらロータ20′、・・・回転駆動装置30と、回転方
向R1の大形廃棄物W3の排出部15とから構成されて
いる。
【0004】各ロータ20′は、一端に歯車33を固定
した正方形横断面の駆動軸21と、この軸21に嵌合す
る正方形孔25aをボス部25bに形成しこのボス部2
5bの周部からラジアル方向に輪体部25cを延出した
大径回転体25′と、搬送方向において隣接した大径回
転体25′とロータ軸線方向及び搬送方向において入り
組み関係となって所望の大きさの篩目Gを形成するよう
に軸線方向に隣接した大径回転体25′のボス部25b
との間に介挿された小径リングスペーサ28′とから構
成されている。輪体部25cは、回転方向に対して後退
湾曲した12本のフィンガー状突出体26を同一回転作
業面域内にボス部25bから突設して一体形成されてい
る。大径回転体25′及び小径リングスペーサ28′
は、硬質ゴムやプラスチックによって形成される。
【0005】突出体26は、片面に半球状の突起26
a、・・・を2個突設し、他方面を平坦面としている。
スペーサ28′の長さを変えると、突起26a、・・・
と隣接突出体26の平坦面との間隔が変わって、篩目G
の大きさを変えることになる。フレーム10は投入側上
方に建設廃材等の廃棄物を投入するコンベアC1を設
け、また排出側に大形廃棄物W3を排出する排出部のラ
ンプウェイ15を連結し、両側壁11間に軸受11aを
介してロータ20′を支持すると共に一方の側壁11の
外側に回転駆動装置30を配置している。回転駆動装置
30は、可変速モータ31と、その出力軸付きピニオン
ギア32と、ピニオンギア32と噛合するロータ付き歯
車33と、隣接ロール付き歯車33、33間のアイドラ
ー歯車34とから構成されており、ロータ20′、・・
・を全て矢印R1方向に回動するようにしている。この
ように全ロータ20を皆同じ速度で回動する他、個別に
モータ31を付けたり、グループごとにモータ31、歯
車33、34を設けて個別に、グループごとにロータ回
転速度を変えるようにも構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】廃棄物の中には、上述
のような残飯やコンポストの他に、ロープや各種の紐、
テープが混入しており、選別作業中に廃棄物に送りをか
けているロータ20′が起こす搬送風によってある程度
浮かせたりしながら大形廃棄物W3と共に排出部15へ
送り出すのであるが、少し重いロープや紐等は浮き上り
が充分でなくフィンガー状突出体26に巻き付くことが
ある。巻き付きが進むと、篩目Gを塞ぐことにもなり、
運転を止めて除去しなければならない。また、転がりや
すく反発性のある空缶や重い岩石、ブリック等を大形廃
棄物W3から更に同時に選別したいと云う要望もある。
【0007】従って、本発明は、建設廃材からレストラ
ンの残飯や農家のコンポスト等の粘着性のものや湿った
り濡れたりしている土砂、砕石や、製材所のバーク、木
屑に至る広範囲の被選別物に対して目詰まりを起こすこ
となく大量に連続的に少なくても2種類のものに選別す
るもので、自浄作用で目詰まりが発生せず、篩目として
常に新しい開き目が現われ、処理能力が大きく、振動が
無く、低騒音、据付基礎工事の簡便で、また構造が簡単
な選別機に使用されるもので、ロープや紐やテープの巻
き付きを起こさずにロータ回転方向に送り出すことがで
きるロータを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の選別機のロータは、大きさ
の異なる物が混在した被処理物が搬入手段によって上方
より供給される供給側から選別されて残った大形物の排
出側にかけてフレーム内においてロータ軸線が相互に平
行に回転可能に複数配列されたロータから成るロータア
センブリと、該ロータを上記供給側から上記排出側にか
けて被選別物に送りをかけるように同一方向に回転駆動
する回転駆動手段とから構成され、被選別物を上記供給
側から上記排出側にかけて搬送する間に篩分けする選別
機に使用されるロータであって、上記ロータは、上記供
給側から上記排出側にかけてのロータ配列方向において
隣接したもの同士が相互に間隔をおいて相互に入り組ん
だ状態となって間隔で篩目を形成するようにロータ軸線
方向に大径部と小径部とを各々複数交互にずらして形成
して成り、上記ロータの大径部はボス部から複数放射状
に突設された突出体と該突出体同士を連結するように突
出体間に形成された連結板とから構成されていることを
特徴としている。
【0009】請求項2記載のように、上記突出体は、ロ
ータ回転方向に対して後方に湾曲しているのが好まし
い。また、請求項3記載のように、上記連結板は、隣接
した突出体の内ロータ回転方向前方の突出体の頂端部か
ら後方の突出体の前方面中間にかけて展設される。ま
た、請求項4記載のように、上記ロータアセンブリは、
水平状態から傾斜状態まで伸縮手段によってフレームを
介して傾動される。また、請求項5記載のように、上記
ロータアセンブリは、途中に少なくても1つの迫り上り
部を有している。
【0010】
【作用】上記のように、請求項1記載の構成を有した選
別機のロータでは、被処理物の投入側から、選別されて
残った大形物の排出側にかけて水平且つ平行に複数配列
され各々前後隣接したもの同士が相互に当たらないよう
に近接するロータの大径部と小径部とは相互に入り組ん
だ状態となって間に篩目を形成しており、投入された被
処理物の内の微小物及び小形物をそれら篩目から落下し
て選別する。複数のロータは、投入側から排出側にかけ
て同一方向に回転駆動されているため、塊状のものは大
径部の突出体によってたたかれて解ぐされて選別を促進
すると共に、篩目を通らずにロータアセンブリ上に残っ
た石、コンクリート片、ビン、缶、木材、ペットボト
ル、金属片、板等の大形物は排出側に選別搬送される。
篩目は隣接回転ロータの大径部及び小径部の間に形成さ
れているため、常に自動的に清掃されて、粘着性の物や
湿ったり濡れている物でも目詰まりを起こすこと無しに
選別することができる。
【0011】選別作業は、ロータの回転だけで被処理物
を搬送しながら解ぐして行われるために、振動や騒音の
発生がほとんど無く、大量に選別処理を行い得ると共
に、据付工事も簡便に済ますことが出来る。また作動部
分もロータとその回転駆動装置だけの簡単な構成のため
保守が非常に楽である。被処理物中にロープや紐やテー
プ等が混入していても、回転ロータが、特に大径部を成
す突出体がロータアセンブリ上において起こす供給側か
ら排出側にかけての搬送風によって軽いものなら浮かせ
て、重いものでも突出体で受け継ぎながら大形物と共に
排出部に選別搬送する。搬送中、突出体間の連結板によ
ってロープや紐やテープが突出体に巻き付くのが防止さ
れる。
【0012】請求項2記載の選別機のロータでは、後方
に湾曲した分被選別物を支承する能力が大きくなって、
ロータ回転数を高めても無暗に被選別物を当り散らすこ
と無しに適当に塊を解ぐしつつ供給側から排出側に受け
継いで行くことができ、処理量を増加することができ
る。請求項3記載の選別機のロータでは、突出体前方面
上部に被選別物の支承面を確保しつつも、各突出体頂端
から背後で次の突出体前方面中間にかけて展設された連
結板によってロープ、紐、テープの突出体への巻き付き
を確実に防ぐことができる。
【0013】請求項4記載の選別機のロータでは、伸縮
手段によってロータアセンブリが傾動されて、水平状態
では大きさだけで篩目を通る物と通らない物に被選別物
を選別し、傾斜状態では篩目を通らずにロータアセンブ
リ上に残った物を更に転がりやすく反発性があって重い
物と軽くて転がりにくく非反発性の物とに選別すること
ができる。傾斜度合を大きくすると、重量選別分岐点を
軽い方にシフトして重量物側へ多く選別されることにな
る。請求項5記載の選別機のロータでは、被選別物は迫
り上った箇所で繰返し反転されてしばらく滞留して塊状
のものや袋、容器等に入ったものが反転されて解ぐされ
たり散らされることになり、また付着物が分離され、重
なったものが分離されて選別が促進され、選別精度を高
めることになる。重く反発性の物はジャンピングが大き
く解ぐしや分離が早く、早く排出されるが、軽く反発性
の小さい物はジャンピングが小さく多数回ジャンプを繰
り返すことになる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明に係る選別機とそのロータを
添付図面を参照にして詳細に説明する。図1は本発明に
係る廃棄物の選別機の一例の立面図、図2は同選別機の
迫り上り部の部分縦断面図、図3は図2におけるIII
−III線に沿った部分水平断面図、図4は同選別機に
使用されるフィンガー状突出体付きロータの立面図、図
5は図4におけるV−V線に沿った断面図である。
【0015】図1から図3において、廃棄物の選別機1
は、フィードコンベアC1によって送られてくる或る程
度の大きさに粗砕された比重差と大きさに差のある各種
廃棄物が混合したものWを土砂やダスト、微少金属物等
の微小及び小形廃棄物W1、W2と石や金属片、ビン、
ペットボトル、缶、ガラス片等の重くて転がりやすいま
た反発しやすい廃棄物W4と紙、フィルム、シート、
布、ダンボール、テープ等の軽い非反発性の廃棄物W5
とに選別するもので、下端部から上端部に搬送力を与え
るように矢印R1方向に回動される多数のロータ20を
同一傾斜配列の下部と上部のロータ部4B、4Bと中間
部の迫り上り部4Cを成すようにフレーム11内に配列
してなる傾斜選別搬送ロータアセンブリ4Aと、該アセ
ンブリ4Aを伸縮手段19Aとジャッキ手段19Bとを
介して傾斜角度α調節可能に支持した機台10Bと、底
を解放しアセンブリ4Aの両側から上方にかけて取囲ん
でアセンブリ4Aの上方に通路61を形成した筺体60
とから構成されている。筺体60は、下方端に反発性の
転がりやすい重量物排出開口62を形成し、非反発性で
転がりにくい軽量物排出開口63を有した副筺体(傾斜
状態に応じて適宜着脱される部分体から成る)65を上
端で連結すると共に、中間部にフィードコンベアC1か
ら混合廃棄物Wを受けるホッパー66を有している。更
に、筺体60は、アセンブリ4Aの中央の迫り上り部4
Cに対応して山形状に通路61を屈曲させており、ま
た、軽量物W5の内、特に紙やテープ、紐の搬送を補助
する吹き上げ空気流A1を噴き出す第1ノズル67を下
方端部に、また迫り上り部4Cに向って吹き出て重なっ
たり塊になった本等を解ぐしたり迫り上り部4Cに押し
つける空気流A2を噴き出す第2ノズル68を中間部に
各々有している。傾斜角度α=0の水平状態にするに
は、伸縮手段19Aを収縮し、ジャッキ手段19Bで伸
縮手段ベース19Cを下げることになる。この時、副筺
体65は、適宜取外される。
【0016】ロータアセンブリ4Aは、中央の迫り上り
部4Cを有しているが基本的に従来例のものと同じであ
り、このアセンブリ4Aを構成する角ロータ20は、図
2から図6に示すように、一端に歯車33を固定した正
方形横断面の駆動軸21と、この軸21に嵌合する正方
形孔25aをボス部25bに形成しこのボス部25bの
周部からラジアル方向に輪体部25cを延出した大径部
25と、搬送方向において隣接した大径部25とロータ
軸線方向及び搬送方向において入り組み関係となって所
望の大きさの篩目Gを形成するように軸線方向に隣接し
た大径部25のボス部25bとの間に位置するリングス
ペーサ状の小径部28とから構成されている。ロータ2
0は、大径部25と小径部28とを別体にしたり、一体
に形成でき、更に、両端に軸21を突設したロールとし
て複数の大径部25と小径部28とを一体に形成するこ
とができる。
【0017】大径部25と小径部28とは、硬質ゴムや
プラスチックによって一体成形されており、大径部25
の輪体部25cは、ボス部25bから例えば12本放射
状に且つロータ回転方向後方に湾曲状に突設されたフィ
ンガー状突出体26と隣接突出体26、26間において
ロータ回転方向前方の突出体頂端部から後方の突出体前
方面中間にかけて展設された連結板27とから構成され
ている。従って廃棄物W中に、回転ロータ20が起こす
搬送風や吹き上げ空気流A1で吹き上げるには少し重い
ロープや紐やテープ等が混入していても、それらが突出
体26に巻き付くのが連結板によって効果的に防止さ
れ、それらは突出体26、・・・によって次々と受け継
がれ上方へ軽量物W5と共に選別搬送される。小径部2
8の周面にも搬送風を起こす突出部が設けられている。
突出体26は、片面に半球状や角錐台状の突起26a、
・・・を2個突設し、他方面を平坦面としている。小径
部28の長さを変えると、突起26a、・・・と隣接突
出体26の平坦面との間隔が変わって、篩目Gの大きさ
を変えることになる。
【0018】ロータ回転駆動装置30も、基本的に従来
例のものと同じで、可変速モータと、その出力軸付きピ
ニオンギアと、ピニオンギアと噛合するロータ付き歯車
33と、隣接ロール付き歯車33、33間のアイドラー
歯車34とから構成されており、ロータ20、・・・を
全て矢印R1方向に回動するようにしている。(勿論、
別の駆動装置で部分的にロータ20を逆転させることも
できる。)このように全ロータ20を皆同じ速度で回動
する他、個別にモータ31を付けたり、グループごとに
モータや歯車33、34を設けて個別に、グループごと
にロータ回転速度を変えるようにも構成される。各ロー
タ20は、歯車33と共にフレーム壁11に軸受11a
を介して回転可能に支持され、且つアイドラー歯車34
もフレーム11に回転可能に軸承されている。
【0019】フレーム11は、傾斜状態を基本構成とす
るが、上述のように水平状態にもすることができる。具
体的には傾斜フレーム11Aは、前後の同一傾斜角部分
11B、11Bとそれらの間で迫り上った山形状部分1
1Cとから成り、それらの上に軸受11aを介してロー
タ20、・・・を回転駆動装置30の歯車33、34と
共に軸承している。この実施例では、下方傾斜部4B上
に投入された混合廃棄物Wは、回動するロータ20、・
・・に当たって解ぐされて反発性の転がりやすい重い物
W4はジャンピングしながら排出開口62へ転落して行
き、転がりにくく非反発性の軽量物W5はロータ20、
・・・の回動によって上方に小さくジャンピングしなが
ら搬送される間に解ぐされて分散され、左右隣接突出体
26間と突出体26の先端と小径部28との間に形成さ
れる篩目Gから土砂、破片等の微小・小形物W1、W2
が落下する。迫り上り部4Cでは、残った塊状の重なっ
た、また付着した物や袋や容器等に残った廃棄物を矢印
R2のように反転させて、塊や重なりをさらに解ぐして
分散したり、袋や容器内の廃物を散らして微小・小形物
W1、W2の選別を促進する(選別された微小・小形物
W1、W2はコンベアC2で搬出される)。混合廃棄物
Wは、次々とロータ20、・・・によって解ぐされて、
篩目G下方に転落したり、また上方に搬送されて行くの
で、連続的に効率的に大量に選別処理されることにな
り、選別能力の向上と選別精度の向上とが図られ、迫り
上り部4Cを設けていないものよりも機長を短くでき
る。
【0020】回転中のロータ20の突出体26自身やそ
の側面の突起26a,26aや小径部の突出部等によっ
て、運転中に上方に流れる風をロータアセンブリ4A上
に発生させてまたノズル67からの空気流A1の付加で
ラジオカセットテープやビデオカセットテープ、ナイロ
ン紐等の軽いものなら巻き付きを起こさずに浮かせて開
口63から排出できる。少し重い紐やロープの束もフィ
ンガー状突出体26とその突起26aとによって連結板
27で巻き付きを防止しつつ次々と受け継いで上方端経
由で排出する。また、残飯やコンポスト等の含水量の多
いものが廃棄物W中に混入していても回転する突起体2
6と突起26a及び小径部28によって次々と新しい篩
目Gが形成されて行き、目詰まりを起こすこと無く下方
へ落下させることができ、これを応用して堆肥の篩いが
けを行うこともできる。更に、詰まりや破損等の起こり
にくいまた据付工事の簡便な構造で保守が楽であり、連
続的に大量の建設廃材や家庭ごみ、事業所ごみ、レスト
ランの残飯等を3種のものに選別できる。
【0021】この選別機1は、上記建築廃材や家庭等の
ごみの選別ばかりでは無く、雑誌や新聞を束ねていたビ
ニル紐やビニルシートと分離選別して更に雑誌、新聞か
ら土砂、異物を振り落とすのに好適なもので、雑誌や新
聞を重量物W4、紐やシートを軽量物W5、土砂や異物
を微小物W1として選別する。特に迫り上り部4Cにお
いて、重なった本や新聞の間にはさまった紐やシートを
反転させている間に分離することができる。傾斜角度α
やロータ20の回転速度は、雑誌や新聞がロータ20上
を滑り落ちるように設定されている。迫り上り部4Cを
山形状に複数のロータ20を突出するように迫り上げる
ばかりでなく、台形状に配列して形成することができ、
回転速度を高めにすると反転滞留から反転搬送が強く作
用するようになる。更に山形状と台形状とを混在させる
こともできる。ロータアセンブリ4Aを高速から低速に
かけて回転速度別に複数のブロックに分け篩目Gを相対
的に小から大に構成したり、小径部28の長さを変えた
りして篩目Gの大きさを実際に幾つかの種類に分けて小
中の篩分けを更に細かく分けることもできる。
【0022】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の請求項1記載
の構成を有した選別機のロータに依れば、建設廃材から
レストランの残飯や湿ったり濡れたりしている土砂に至
る広範囲の混合廃棄物や農家のコンポスト等の被選別物
でも大量に連続的に少なくても2種の大きさのものに選
別することができ、軽いロープ、紐、テープがロールに
巻きつかないように回転するロータにより発生される風
によって浮かして送り出すことができ、また少し重いロ
ープや紐でも突出体に巻き付くのを防いで選別搬送でき
る。回転ロータの大径部と小径部の隣接したもの同士の
組み合わせで篩目を形成しているため、振動が無く、低
騒音で、据付基礎工事を簡単に行うことができ、構成部
材も少なく保守も楽である。
【0023】請求項2の選別機のロータでは、後方に湾
曲した分被選別物を支承する能力が大きくなって、ロー
タ回転数を高めても無暗に被選別物を当り散らすこと無
しに適当に塊を解ぐしつつ供給側から排出側に受け継い
で行くことができ、処理量を増加することができる。請
求項3の選別機のロータでは、突出体前方面上部に被選
別物の支承面を確保しつつも、各突出体頂端から背後で
次の突出体前方面中間にかけて展設された連結板によっ
てロープ、紐、テープの突出体への巻き付きを確実に防
ぐことができる。
【0024】請求項4の選別機のロータでは、伸縮手段
によってロータアセンブリが傾動されて、水平状態では
大きさだけで篩目を通る物と通らない物に被選別物を選
別し、傾斜状態では篩目を通らずにロータアセンブリ上
に残った物を更に転がりやすく反発性があって重い物と
軽くて転がりにくく非反発性の物とに選別することがで
きる。傾斜度合を大きくすると、重量選別分岐点を軽い
方にシフトして重量物側へ多く選別されることになる。
請求項5の選別機のロータでは、被選別物は迫り上り部
で繰返し反転されて塊状の物や袋、容器等に入った物が
反転中に解ぐされたり散らされることになり、また付着
物が分離され、重なった物が分離されて選別が促進さ
れ、選別精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る廃棄物の選別機の一例の立面図で
ある。
【図2】同選別機の迫り上り部の部分縦断面図である。
【図3】図2におけるIII−III線に沿った部分水
平断面図である。
【図4】同選別機に使用されるフィンガー状突出体付き
ロータの立面図である。
【図5】図4におけるV−V線に沿った断面図である。
【図6】従来例としてのロータを使用した選別機の立面
図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿った水平断面図で
ある。
【符号の説明】
1 選別機 4A ロータアセンブリ 4C 迫り上り部 11 フレーム 19 伸縮手段 20 ロータ 25 大径部 25b ボス部 26 突出体 27 連結板 28 小径部 30 回転駆動手段 C1 搬入手段 G 篩目 R1 回転方向 W 被選別物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大きさの異なる物が混在した被処理物が
    搬入手段によって上方より供給される供給側から選別さ
    れて残った大形物の排出側にかけてフレーム内において
    ロータ軸線が相互に平行に回転可能に複数配列されたロ
    ータから成るロータアセンブリと、該ロータを上記供給
    側から上記排出側にかけて被選別物に送りをかけるよう
    に同一方向に回転駆動する回転駆動手段とから構成さ
    れ、被選別物を上記供給側から上記排出側にかけて搬送
    する間に篩分けする選別機に使用されるロータであっ
    て、上記ロータは、上記供給側から上記排出側にかけて
    のロータ配列方向において隣接したもの同士が相互に間
    隔をおいて相互に入り組んだ状態となって間隔で篩目を
    形成するようにロータ軸線方向に大径部と小径部とを各
    々複数交互にずらして形成して成り、上記ロータの大径
    部はボス部から複数放射状に突設された突出体と該突出
    体同士を連結するように突出体間に形成された連結板と
    から構成されていることを特徴とする選別機のロータ。
  2. 【請求項2】 上記突出体は、ロータ回転方向に対して
    後方に湾曲している請求項1記載の選別機のロータ。
  3. 【請求項3】 上記連結板は、隣接した突出体の内ロー
    タ回転方向前方の突出体の頂端部から後方の突出体の前
    方面中間にかけて展設されている請求項1又は2記載の
    選別機のロータ。
  4. 【請求項4】 上記ロータアセンブリは、水平状態から
    傾斜状態まで伸縮手段によってフレームを介して傾動さ
    れる請求項1記載の選別機のロータ。
  5. 【請求項5】 上記ロータアセンブリは、途中に少なく
    ても1つの迫り上り部を有している請求項1又は4記載
    の選別機のロータ。
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JP2010207689A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Metawater Co Ltd 選別装置

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