JPH0856776A - ランバーサポート装置 - Google Patents

ランバーサポート装置

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JPH0856776A
JPH0856776A JP21962594A JP21962594A JPH0856776A JP H0856776 A JPH0856776 A JP H0856776A JP 21962594 A JP21962594 A JP 21962594A JP 21962594 A JP21962594 A JP 21962594A JP H0856776 A JPH0856776 A JP H0856776A
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plate
nut
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JP21962594A
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Masami Akiyama
政巳 秋山
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成の複雑化および操作の煩雑化を招くこと
なく、腰椎の複数箇所を支持可能とする。 【構成】 3分割されたランバープレート12(12-1 〜12
-3) が、着座者の腰椎の特定箇所をそれぞれ支持可能
に、個別の支持アーム14(14-1 〜14-3) の先端14aに支
承されるとともに、ナット32が、リードスクリュー30に
対して螺進、螺退可能に螺着されている。そして、腰椎
支持方向への偏倚力を付与するそれぞれの偏倚手段48(4
8-1 〜48-3) が、異なる取り付け角度のもとで支持アー
ム14(14-1 〜14-3) とナット32の所定箇所との間に個別
に張設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、好みの腰椎支持力の
もとで着座者の腰椎を支持して、着座姿勢の安定化およ
び腰椎の疲労の軽減等をはかるランバーサポート装置、
特に、複数のランバープレートにより着座者の腰椎の特
定箇所を個別に押圧、支持可能としたランバーサポート
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、着座時における疲労の程度の最
も少ない背柱形状は、種々の研究等から略逆S 形である
といわれている。そして、略逆S 形からの背柱形状の崩
れが、着座者に疲労を感じさせる大きな要因であると考
えられ、その発生のメカニズムは、筋肉のバランスの崩
れ、つまりは筋肉疲労が原因であるといわれている。
【0003】そこで、たとえば、適当な支持力のもとで
の腰椎の押圧、支持により、背柱を略逆S 形状に維持し
て着座時の疲労の軽減および着座姿勢の安定化をはかる
ランバーサポート装置が、自動車等の車両用シートに広
く装着されている。
【0004】このようなランバーサポート装置は、たと
えば、着座者の腰椎を押圧、支持可能に支持アームの先
端に支承されたランバープレートを備えている。支持ア
ームの基端は、たとえば、モータ、操作ハンドル等の駆
動源に連動可能に連結され、支点を中心とした支持アー
ムの揺動に伴う、着座者の腰椎に対する前後方向へのラ
ンバープレートの移動によって、ランバープレートから
腰椎に作用する力(腰椎支持力)を任意に調整可能に、
ランバーサポート装置が構成されている。
【0005】ランバーサポート装置は、通常、一組のラ
ンバープレート、支持アームを備え、腰椎の対応する一
部を集中して支持するように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一枚の
ランバープレートによって腰椎を支持する公知の構成に
おいては、腰椎が局部的に押圧、支持されるため、強い
支持力のもとでは、着座者が背中に異物感を感じること
がある。背中の異物感は、着座者に不快感、不安感等を
与えやすいため、着座者の快適性の低下を招く虞れがあ
る。
【0007】そして、腰椎が局部的に押圧、支持される
ため、強い腰椎支持力のもとでは、腰部に強い圧迫感を
感じる可能性があり、この点においても、着座者の快適
性の低下を招く虞れがある。
【0008】ところで、医学的には、骨盤の支持、尾底
骨の脊椎個々への支持、および、胸部(肩の下部)への
支持の3点支持が、疲労の軽減等のための必須条件とさ
れている。そこで、たとえば、予め3分割されたランバ
ープレートによって、3点各部を押圧、支持可能とする
ランバーサポート装置が、公知の構成において知られて
いる。
【0009】このような、3点支持のランバーサポート
装置においては、3枚のランバープレートが個別の支持
アームによってそれぞれ支持され、各支持アーム毎に設
けた操作ハンドル等の駆動源の調整操作によって、各ラ
ンバープレートによる腰椎支持力が個別に調整可能とな
っている。
【0010】しかし、公知の3点支持のランバーサポー
ト装置においては、駆動源および駆動源の作動に連動す
る作動部材等が、ランバープレート毎に設けられるた
め、部品点数が多く、構成が複雑化しやすい。そして、
腰椎支持力の調整の際においてはランバープレート毎の
調整作業が要求されるため、操作が煩雑化しやすい。
【0011】この発明は、構成の複雑化および操作の煩
雑化を招くことなく、腰椎の複数箇所を支持するランバ
ーサポート装置の提供を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明によれば、複数のランバープレートが、着
座者の腰椎の特定箇所を支持可能に、個別の支持アーム
の先端に支承されるとともに、ナットが、駆動源に連動
するリードスクリューに対して螺進、螺退可能に螺着さ
れている。そして、腰椎支持方向への偏倚力をランバー
プレートに付与可能に支持アームを支持するそれぞれの
偏倚手段が、異なる取り付け角度のもとで各支持アーム
とナットの所定箇所との間に個別に張設されている。
【0013】
【作用】この構成では、着座者の腰椎の特定箇所が、複
数のランバープレートによってそれぞれ押圧、支持され
るため、着座者の快適性が確保できる。そして、偏倚手
段の連結されたナットの螺進、螺退のもとで、偏倚手段
の取り付け角度に応じた移動量が、ランバープレート毎
に得られるため、駆動源、ナットが1つで足りる。従っ
て、ランバーサポート装置の構成の簡素化、作業の簡単
化が容易に確保できる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。
【0015】図1、図2に示すように、この発明に係る
ランバーサポート装置10においては、ランバープレート
12が複数に分割されて、個別の支持アーム14の先端にそ
れぞれ支承されている。
【0016】図3に示すように、ランバーサポート装置
10は、着座者の腰椎にランバープレート12を整列させた
位置でシートバック16に内蔵され、ランバープレートの
前後位置に応じた腰椎支持力のもとで、着座者の腰椎を
押圧、支持するように構成されている。
【0017】図2、図3に示すように、この発明におい
ては、ランバープレート12が、たとえば、着座者の腰椎
の3点を個別に支持可能に、ロアプレート12-1、センタ
ープレート12-2、アッパープレート12-3に3分割され、
各プレートが、個別の支持アーム14(14-1 〜14-3) の先
端14a にそれぞれ支承されている。
【0018】図1、図2を見るとわかるように、サポー
トリンク18が、支持アーム14(14-1〜14-3) の基端14b
にそれぞれ固着され、支持シャフト20による支点18a の
枢支によって、各支持アームが、たとえば、同軸の回り
を着座者の腰椎支持方向、つまりはシートの前後方向に
揺動可能に、ベースブラケット22に対して支持されてい
る。
【0019】なお、図1においては、上方が着座者の腰
椎方向であり、支持シャフト20を中心とした上下方向で
の支持アーム14(14-1 〜14-3) の揺動のもとで、ランバ
ープレート12(12-1 〜12-3) が対応する方向、つまりは
図中の上下方向に移動可能となっている。
【0020】図1、図2に示すように、ベースブラケッ
ト22は、たとえば、少なくとも底面22a および対向する
一対の側壁22b を有する略ボックス形状に折曲成形さ
れ、一対の側壁間に、支持シャフト20が架設されてい
る。
【0021】支持シャフト20は、たとえば、段付ボルト
から形成され、延出端でのナット24の螺着により、ベー
スブラケット22に対して離脱不能に取り付けられる。そ
して、支持シャフト20は、たとえば、ブッシュ26を介し
てサポートリンク18に挿通され、ブッシュによる摩擦力
の軽減のもとで、サポートリンク、つまりは支持アーム
14(14-1 〜14-3) が、支持シャフトに対して個別に回動
自在となっている。
【0022】なお、図2の参照符号28は、隣接するブッ
シュ26間に介在されたワッシャを示す。
【0023】図1、図2に示すように、リードスクリュ
ー30が、ベースブラケット22に対して軸線方向に移動不
能に軸支されるとともに、ナット32が、リードスクリュ
ーに対して螺進、螺退可能に螺着されている。
【0024】リードスクリュー30は、たとえば、ベース
ブラケットの底面22a と、底面に対向する折曲片22c と
の間、つまりは支持アーム14(14-1 〜14-3) の揺動中心
となる支持シャフト20との直交方向で架設されている。
図示のようなフランジ付きのリードスクリュー30は、た
とえば、底面22a の外方から、ブッシュ34を介して挿通
され、折曲片22c の外方における、延出へのナット36を
介した係止ピン38の嵌着等により、回転自在かつ離脱不
能に、ベースブラケット22に対して取り付けられてい
る。
【0025】また、ナット32は、止めねじ40等によって
固着されたナットブラケット42を一体的に有して形成さ
れている。
【0026】ここで、ナット32は、リードスクリュー30
を挟む各端部上面に、ベースブラケットの上壁22d の内
面に摺接可能な一対の突起32a を有して形成されてい
る。このような構成では、ベースブラケットの上壁22d
への突起32a の当接により、リードスクリュー30の回転
に伴うナット32の回転が阻止される。そのため、リード
スクリュー30の回転のもとで、ナット32がリードスクリ
ューに対して螺進、螺退し、リードスクリューの軸線に
沿って移動する。
【0027】なお、実施例においては、ブラケットの上
壁22d に対する上面の突起32a の摺接のもとで、リード
スクリュー30に対するナット32の螺進、螺退を確保して
いるが、リードスクリューに伴うナットの回転を阻止す
れば足りるため、これに限定されず、他の手段によっ
て、ナットの回転を阻止する構成としてもよい。
【0028】そして、たとえば、駆動源となる操作ハン
ドル44が、リードスクリュー30の一端に、一体的に回転
可能に連結、固定されている。図2に示すように、実施
例においては、リードスクリュー30の端末30a および操
作ハンドル44の軸受44b が、対応する回り止め形状にそ
れぞれ形成され、止めねじ46によって、リードスクリュ
ー、操作ハンドル間が離脱不能に連結されている。
【0029】このような構成では、操作ハンドル44の操
作のもとでリードスクリュー30が対応する方向に回転
し、これに伴う、リードスクリューに対する螺進、螺退
によって、ナット32がリードスクリューの軸線方向に移
動する。
【0030】ところで、このランバーサポート装置10に
おいては、腰椎支持方向への偏倚力をランバープレート
12(12-1 〜12-3) に付与可能に支持アーム14(14-1 〜14
-3)を支持するそれぞれの偏倚手段48(48-1 〜48-3)
が、各支持アームとナット32との間に個別に張設されて
いる。
【0031】偏倚手段48(48-1 〜48-3) として、たとえ
ば、引張コイルばねが利用でき、引張コイルばねは、ナ
ットブラケット42の係止端50-1〜50-3とサポートリンク
の前端18b との間に張設されている。
【0032】ここで、この発明においては、偏倚手段
(引張コイルばね)48(48-1 〜48-3)が、異なる取り付
け角度のもとで、ナット32、サポートリンクの先端18b
間にそれぞれ張設されている。偏倚手段48(48-1 〜48-
3) の取り付け角度は、たとえば、ナットブラケットの
取り付け端50-1〜50-3と支持アームの基端14b との間の
距離の差異によって決められる。
【0033】通常、取り付け角度が緩角度なほど、支持
アーム14(14-1 〜14-3) の揺動角度、つまりはランバー
プレート12(12-1 〜12-3) の移動量が大きくなることか
ら、尾底骨の脊椎個々への支持を行うセンタープレート
12-2に対応する偏倚手段48-2の取り付け角度が、他の偏
倚手段48-1、48-3 に比較して、たとえば、リードスクリ
ュー30の軸線に対して緩角度に設定されている。また、
ロアプレート12-1の移動量をアッパープレート12-3の移
動量より大きくするように、ロアプレートに対応する偏
倚手段48-1が、他方の偏倚手段48-3よりリードスクリュ
ー30に対して緩角度となっている。
【0034】つまり、実施例においては、アッパープレ
ート12-3、ロアプレート12-1、センタープレート12-2の
順に、その移動量が大きくなっている。
【0035】たとえば、図1で示す位置を、ランバーサ
ポート装置10におけるランバープレート12(12-1 〜12-
3) の初期位置と仮定する。このようなランバーサポー
ト装置10の初期状態においては、ナット32がリードスク
リュー30に対する左方に位置している。そして、図4に
実線で示すように、ランバーサポート装置10の初期状態
においては、ランバープレート12(12-1 〜12-3) が、腰
椎支持力の弱い後退位置に保持されている。
【0036】このような状態から、操作ハンドル44の操
作のもとでリードスクリュー30を回転させると、ナット
32が、たとえば、リードスクリューに対する螺進のもと
で、左方位置から右方位置に移動する。すると、サポー
トリンクの前端18b が、ナット32の移動のもとで偏倚手
段48(48-1 〜48-3) を介して時計方向に引っ張られ、支
持シャフト20を中心とした支持アーム14(14-1 〜14-3)
の揺動のもとで、ランバープレート12(12-1 〜12-3) が
それぞれ上方、つまりは前進方向に移動される(図5参
照)。
【0037】ここで、この発明においては、偏倚手段48
(48-1 〜48-3) の取り付け角度に応じた量だけ、ランバ
ープレート12(12-1 〜12-3) が個別に移動するため、図
4に実線で示す後退位置(初期位置)と一点鎖線で示す
前進位置とを比較するとわかるように、各プレートにそ
れぞれ異なる移動量が得られる。つまり、偏倚手段48(4
8-1 〜48-3) の取り付け角度に差異を設けることによっ
て、ナット32の移動量が同一であっても、ランバープレ
ート12(12-1 〜12-3) による腰椎支持力の強弱に差異を
付けることが可能となる。
【0038】そのため、ランバープレート12(12-1 〜12
-3) を作動させるナット32、リードスクリュー30および
駆動源となる操作ハンドル44等の組み合わせが1組で足
り、1つの操作ハンドルの操作のもとで、各プレート毎
の移動量の得られるランバーサポート装置10が確保でき
る。従って、3点支持のランバーサポート装置10の構成
が複雑化せず、また、簡単な構成にも拘らず3点のラン
バープレート12(12-1〜12-3) の移動が的確に得られる
ため、ランバーサポート装置における構成の簡素化およ
び操作の簡単化がいずれも容易に確保できる。
【0039】そして、部位に応じた腰椎支持力のもと
で、腰椎の各部が支持されるため、ランバープレート12
(12-1 〜12-3) による腰椎の的確な押圧、支持により、
着座者の快適性が十分に確保できるとともに、ランバー
プレートによる疲労の軽減等の効果が確実に得られる。
【0040】なお、1枚のランバープレートで腰椎を局
部的に押圧、支持する構成と異なり、この発明において
は、腰椎の特定の3箇所をそれぞれに応じた腰椎支持力
のもとで個別に押圧、支持するため、着座者に異物感や
強い圧迫感等を与えることがなく、この点からも、着座
者の快適性が向上される。
【0041】ここで、実施例においては、ランバープレ
ート12をロアプレート12-1、センタープレート12-2、ア
ッパープレート12-3に3分割した構成を具体化している
が、着座者の腰椎部分の所定箇所を押圧、支持可能であ
れば足りるため、たとえば、2分割若しくは4分割等に
ランバープレートを分割する構成としてもよい。
【0042】しかしながら、実施例のような3点を支持
する構成であれば、略逆S 形状の背柱形状と共に、疲労
の軽減等のための必須条件とされる骨盤の支持、尾底骨
の脊椎個々への支持、および、胸部(肩の下部)への支
持の3点支持が的確に行えるため、疲労の蓄積、軽減等
が十分に得られる。
【0043】また、実施例においては、サポートリンク
の先端18b に偏倚手段48(48-1 〜48-3) の端末を係止し
ているが、偏倚手段の偏倚力を支持アーム14(14-1 〜14
-3)、つまりはランバープレート12(12-1 〜12-3) に付
与可能であれば足りるため、偏倚手段の端末の係止位置
はこれに限定されず、他の箇所、たとえば、支持アーム
に直接的に係止してもよい。
【0044】更に、支持アーム14(14-1 〜14-3)を支持
シャフト20の回りで揺動可能にし、支持シャフトからの
距離の差異のもとで偏倚手段48(48-1 〜48-3) の取り付
け角度に差異を設けているが、これに限定されず、たと
えば、ナットサイドでの係止箇所を共通にし、支持アー
ムの揺動中心を支持アーム毎に変えことで取り付け角度
に差異を設ける構成としてもよい。
【0045】しかしながら、支持アーム14(14-1 〜14-
3) の揺動中心を共通の支持シャフト20とすれば、部品
点数が削減できるため、構成が簡素化される。
【0046】また、実施例においては、駆動源として操
作ハンドル44を例示しているが、リードスクリュー30を
回転させれば足りるため、操作ハンドルに限定されず、
たとえば、所定のスイッチ操作等のもとで駆動制御可能
なモータを駆動源としてリードスクリューに連動可能に
連結する構成としてもよい。
【0047】なお、この発明のランバーサポート装置
は、自動車等のシートに最適とはいえ、これに限定され
ず、たとえば、電車、飛行機、船舶等のシートに応用し
てもよい。
【0048】また、これら車両等のシートだけでなく、
長時間着座する可能性のある各種のシート、たとえば、
オフィス用事務シート、映画館等の観劇用シート、会議
室、図書館用のシート等にも、この発明のランバーサポ
ート装置が利用できる。
【0049】上述した実施例は、この発明を説明するた
めのものであり、この発明を何等限定するものでなく、
この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも
全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0050】
【発明の効果】上記のように、この発明に係るランバー
サポート装置によれば、偏倚手段の取り付け角度をラン
バープレート毎に変えることによって、各プレートにそ
れぞれ異なる移動量が得られるため、ランバープレート
の各プレートを作動させるナット、リードスクリューお
よび駆動源の組み合わせが1組で足りる。従って、腰椎
の複数箇所を個別に押圧、支持するランバーサポート装
置の構成が複雑化しない。
【0051】そして、簡単な構成にも拘らず複数のラン
バープレートの移動が的確に得られるため、ランバーサ
ポート装置における構成の簡素化および操作の簡単化が
いずれも容易に確保できる。
【0052】更に、部位に応じた腰椎支持力のもとで、
腰椎の各部が支持されるため、ランバープレートによる
腰椎の的確な押圧、支持により、着座者の快適性が十分
に確保できるとともに、ランバープレートによる疲労の
軽減等の効果が確実に得られる。
【0053】また、ランバープレートを複数に分割する
ことで、腰椎の局部的な押圧、支持が防止できるため、
着座者に異物感や強い圧迫感等を与えることがなく、こ
の点からも、着座者の快適性が向上される。
【0054】そして、骨盤を支持するロアプレートと、
尾底骨の腰椎個々への支持を行うセンタープレートと、
胸部への支持を行うアッパープレートとに、ランバープ
レートを3分割すれば、略逆S 形状の背柱形状と共に、
疲労の軽減等のための必須条件となる3点の支持が的確
に行えるため、疲労の蓄積、軽減等が十分に得られる。
【0055】また、サポートリンクを支持アームの基端
に固着し、サポートリンクの支点の枢支によって支持ア
ームを共通の支持シャフトで個別に揺動可能に支持する
とともに、サポートリンク先端への偏倚手段の端末の係
止によって、支持アームをランバープレートの腰椎支持
方向に偏倚させれば、構成を複雑化することなく、支持
アームの揺動および偏倚が適切が行える。
【0056】更に、センタープレートの移動量を他のプ
レートの移動量より多く確保可能とすれば、各プレート
に適切な腰椎支持力が確実に得られるため、着座者の快
適性が一層向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】後退位置(初期位置)における、この発明に係
るランバーサポート装置の一部破断の、下方から見た側
面図である。
【図2】ランバーサポート装置の一部破断の概略分解斜
視図である。
【図3】ランバーサポート装置の装着されたシートの概
略斜視図である。
【図4】ランバープレートの移動量を示す、ランバーサ
ポート装置の概略側面図である。
【図5】前進位置における、ランバーサポート装置の一
部破断の、下方から見た側面図である。
【符号の説明】
10 ランバーサポート装置 12(12-1 〜12-3) ランバープレート 14(14-1 〜14-3) 支持アーム 18 サポートリンク 20 支持シャフト 22 ベースブラケット 30 リードスクリュー 32 ナット 32a 突起 42 ナットブラケット 44 操作ハンドル(駆動源) 48(48-1 〜48-3) 偏倚手段(引張コイルばね) 50-1〜50-3 係止端

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着座者の腰椎の特定箇所を支持可能に、
    個別の支持アームの先端に支承された複数のランバープ
    レートと;駆動源の作動に連動して回転されるリードス
    クリューと;リードスクリューに対して螺進、螺退可能
    に螺着されたナットと;を具備するとともに、 腰椎支持方向への偏倚力をランバープレートに付与可能
    に支持アームを支持するそれぞれの偏倚手段が、異なる
    取り付け角度のもとで各支持アームとナットの所定箇所
    との間に個別に張設されたランバーサポート装置。
  2. 【請求項2】 着座者の腰椎を支持するランバープレー
    トが、骨盤を支持するロアプレートと;尾底骨の脊椎個
    々への支持を行うセンタープレートと;胸部への支持を
    行うアッパープレートと;に3分割され、各プレート
    が、同軸の回りを揺動可能な個別の支持アームの先端に
    それぞれ支承されるとともに、 ナットが、駆動源の作動に連動するリードスクリューに
    対して螺進、螺退可能に螺着され、 腰椎支持方向への偏倚力をランバープレートに付与可能
    に支持アームを支持するそれぞれの偏倚手段が、異なる
    取り付け角度のもとで各支持アームとナットの所定箇所
    との間に個別に張設されたランバーサポート装置。
  3. 【請求項3】 着座者の腰椎を支持するランバープレー
    トが、骨盤を支持するロアプレートと;尾底骨の脊椎個
    々への支持を行うセンタープレートと;胸部への支持を
    行うアッパープレートと;に3分割され、各プレートを
    先端に支承するそれぞれの支持アームの基端が、支持シ
    ャフトにより、同軸の回りを揺動可能にベースブラケッ
    トに対して支持されるとともに、 駆動源の作動に連動するリードスクリューが、軸線方向
    に移動不能にベースブラケットに対して軸支されるとと
    もに、ナットブラケットの固着されたナットが、リード
    スクリューに対して螺進、螺退可能に螺着され、 腰椎支持方向への偏倚力をランバープレートに付与可能
    に支持アームを支持するそれぞれの偏倚手段が引張コイ
    ルばねから形成されるとともに、当該偏倚手段が、ナッ
    トブラケットの異なる係止端への一端の係止に伴う異な
    る取り付け角度のもとで、各支持アームとナットの対応
    箇所との間に個別に張設されたランバーサポート装置。
  4. 【請求項4】 サポートリンクが、支持アームの基端に
    それぞれ固着され、共通の支持シャフトの遊挿による、
    サポートリンクの支点の連続した枢支によって、支持ア
    ームが支持シャフトの回りを揺動可能に支持され、 サポートリンク前端とナットの対応箇所との間での偏倚
    手段の張設により、ランバープレートが着座者の腰椎支
    持方向にそれぞれ偏倚された請求項1ないし3のいずれ
    か記載のランバーサポート装置。
  5. 【請求項5】 センタープレートの移動量を他のプレー
    トの移動量より多く確保可能に、対応する偏倚手段の取
    り付け角度を、他の偏倚手段よりリードスクリューの軸
    線に対して緩角度に設定した請求項2ないし4のいずれ
    か記載のランバーサポート装置。
  6. 【請求項6】 駆動源が、リードスクリューの一端に一
    体的に設けられた操作ハンドルである請求項1ないし5
    のいずれか記載のランバーサポート装置。
JP21962594A 1994-08-23 1994-08-23 ランバーサポート装置 Pending JPH0856776A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11318863B2 (en) 2019-11-11 2022-05-03 Nhk Spring Co., Ltd. Vehicle seat

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