JPH085628Y2 - 引出しのガイド構造 - Google Patents

引出しのガイド構造

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JPH085628Y2
JPH085628Y2 JP1992035916U JP3591692U JPH085628Y2 JP H085628 Y2 JPH085628 Y2 JP H085628Y2 JP 1992035916 U JP1992035916 U JP 1992035916U JP 3591692 U JP3591692 U JP 3591692U JP H085628 Y2 JPH085628 Y2 JP H085628Y2
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JP
Japan
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drawer
rail
guide
main body
guide roller
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Application number
JP1992035916U
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JPH0621438U (ja
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俊雄 谷井
政義 橋本
秀都 谷
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Nanbu Plastics Co Ltd
Original Assignee
Nanbu Plastics Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、厨房家具、机、整理
箱等に用いられる引出しのガイド構造に関し、詳しく
は、レールと車輪ないしローラの組合せによる円滑摺動
タイプのガイド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は図6に示すガイド構造を開発
した。このガイド構造は、例えば、樹脂の一体成形によ
る引出し100が出し入れされる収納本体102の両側
板104,104に本体レール106が取り付けられ、
引出し100の両側には引出しレール部108が折り返
し態様で一体に形成された概略構成となっている。各本
体レール106の前端部には、引出しレール部108を
円滑に案内するためのガイドローラ110が設けられて
おり、また、各引出しレール部108の後端部には、本
体レール106を走行する車輪112が設けられてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なガイド構造では、図7に示すように車輪112とガ
イドローラ110とが接近する状態に引き出した場合、
引出し100の振れは僅かな寸法でも増幅されるため
に、例えば二点鎖線で示す方向に振れた場合には、引出
しレール部108がガイドローラ110から離脱して脱
輪を生じることが判明した。
【0004】このため、円筒状のガイドローラ110の
横幅寸法dを大きくして脱輪を回避する手段が講じられ
ている。
【0005】しかしながら、ガイドローラ110の横幅
寸法dを大きくすることは、引出し100の収容幅wを
不当に狭くする結果をもたらすため、問題となってい
た。
【0006】そこで、引出しの収容幅を狭くすることな
く引出しレール部の脱輪を回避できるようにするため、
実公昭51−48363号公報、実公昭8−8046号
公報、実開昭64−6702号公報および実開昭60−
6702号公報に提案されているように、左右一対のガ
イドローラに引出しレール部を嵌合させて引出しの両側
を規制することも考えられるが、両本体レール間の引出
し収納寸法に狂いが生じたりすると、引出し収納寸法の
狂いに対応できないという不都合が生ずる。また、実公
昭50−3383号公報や西独国特許出願公開第253
6743号公報に提案されているように、左右一対のガ
イドローラの何れか一方を引出しレール部に嵌合させて
引出しの一側を規制することも考えられるが、この場合
には、引出しの他側の引出しレール部がガイドローラか
ら脱輪し易くなるという不具合が生ずる。
【0007】この考案は、上記実情に鑑みて為されたも
のであって、一対のガイドローラ及び一方の本体レール
を利用することによって、引出しの収容幅を狭くするこ
となく引出しの振れや脱輪を回避でき、しかも両本体レ
ール間の引出し収納寸法に多少狂いが生じても引出し収
納寸法を吸収することのできる引出しのガイド構造の
供をその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記目的を
達成すべく創案されたもので、その特徴は、引出しが収
納される収納本体の両側板に本体レールが取り付けられ
ている共に本体レールの前端部にはガイドローラが設け
られ、引出しの後端部両側には前記本体レールを走行す
る車輪が設けられていると共に引出しの両側には前記ガ
イドローラに支持される引出しレール部が前後方向に亘
って引出し本体から略逆U字形に一体成形され、一方の
ガイドローラには両端に引出しレール部の振れを規制す
るフランジ部が形成され、他方のガイドローラには引出
しレール部をフリー状態に支持する案内面とこの案内面
の引出し側には引出しレール部の脱輪を阻止するフラン
ジ部が形成され、前記一方のガイドローラ側の本体レー
ルには引出しの車輪の振れを規制する案内溝が形成され
て成る構成にある。
【0009】
【作用】この考案によれば、一方のガイドローラの両フ
ランジ部が引出しレール部の振れを規制すると共に、こ
のガイドローラ側の本体レールの案内溝が引出しの車輪
の振れを規制する。これにより引出しの一側において本
体レールの前後で振れが規制されることから、引出しの
収容幅を狭くすることなく引出しの振れを回避できる。
【0010】また、他方のガイドローラが案内面で引出
しレール部をフリー状態に支持しているので、両本体レ
ール間の引出し収納寸法に多少狂いが生じても、他方の
ガイドローラの案内面により引出し収納寸法の狂いが吸
収される。
【0011】また、引出し状態で引出しに他側から一側
方向に向けて振れが生じた場合、引出しレール部が他方
のガイドローラのフランジ部に当たってフランジ部が引
出しレール部の振れを阻止するので、引出しの他側の脱
輪が回避される。
【0012】
【実施例】図1乃至図5はこの考案の一実施例を示す。
厨房家具2には、シンク4が設けられていると共に蛇口
6が取り付けられており、下方の収納本体8には開き扉
10が設けられていると共に複数の引出し12,12,
…が設けられている。
【0013】収納本体8の側板14,14にはそれぞれ
本体レール16,18が取り付けられており、これらの
本体レール16,18を介して樹脂成形による引出し1
2が出し入れ自在に設けられている。一方の本体レール
16には、側板14に固定される固定プレート16a
と、引出し12の車輪32が走行するレールプレート1
6bと、車輪32の上端に係合する案内溝16cを有す
る案内プレート16dとが備えられており、レールプレ
ート16bと案内プレート16dは例えば固定プレート
16aからの折り曲げによって形成される。また、本体
レール16の前端部16dには両端にフランジ部20a
を有するガイドローラ20が軸ピン22を介して回転自
在に取り付けられている。
【0014】一方、他方の本体レール18には、側板1
4に固定される固定プレート18aと、引出し12の車
輪32が走行するレールプレート18bと、車輪32の
上方移動を規制する水平プレート18cとが備えられて
おり、前端部18dには前記ガイドローラ20側の一端
フランジ部を有するガイドローラ24が軸ピン26を
介して回転自在に取り付けられている。
【0015】引出し12の両側には引出しレール部とし
ての折り返し部30,30が前後方向に亘って引出し本
体28から略逆U字形に一体成形されており、後端部両
側には本体レール16,18を走行する車輪32,32
が取り付けられている。また、引出し12の前面には雌
ねじ部等の取付凸部34がリブ35と共に形成されてお
り、前板36が取り付けられるようになっている。
【0016】各折り返し部30には、図4に示すよう
に、前端部側に収納時の飛出しを規制する飛出し規制部
38が形成されている共に収納本体8に対する収納量、
即ち収納終端を規制する後方ストッパー部40が形成さ
れ、後端部側には引き出し時の引き出し量を規制する前
方ストッパー部42が形成されている共に奥行き方向へ
の戻りを規制する引込み規制部44が形成されている。
【0017】次に図5に基づいてガイド機構を詳細に説
明する。一方のガイドローラ20は折り返し部30の厚
みtより若干大きい幅tの案内面20cを有し、案
内溝16cの内幅は車輪32の厚みtより若干大きく
形成されている。これによって、一方(図面上右側)の
折り返し部30は出し入れ時の水平振れを規制される。
【0018】他方のガイドローラ24の案内面24bの
幅tは折り返し部30の厚みtより大きく設定され
ており、収納本体8に対する引出し12の組付けが容易
にできるように水平プレート18cと共にフリー構成と
なっている。しかして、両本体レール16,18間の引
出し収納寸法に多少狂いが生じても、ガイドローラ24
の案内面24bにより収納寸法の狂いが吸収される。
【0019】収納本体8からの引き出しがなされると、
引出し12は主として案内溝16cを有する一方の本体
レール16と両端にフランジ部20aを育するガイドロ
ーラ20とで振れ規制されて移動する。引き出し状態
が最大限に近き、車輪32,32とガイドローラ2
0,24とが接近した状態で矢印R方向への引出し12
の振れが生じた場合、組付けフリー側の折り返し部30
他方のガイドローラ24から外れようとしても、二点
鎖線で示すように、フランジ部24aに当接してそれ以
上の振れ阻止される。これによって引出し12の脱輪
を回避できる。
【0020】以上の通り、一方のガイドローラ20が両
端に引出し12の折り返し部30の振れを規制するフラ
ンジ部20aを備え、他方のガイドローラ24が折り返
し部30をフリー状態に支持する案内面24bとこの案
内面24bの引出し12側には引出しレール部30の脱
輪を阻止するフランジ部24aを備え、前記一方のガイ
ドローラ20側の本体レール16が引出し12の車輪3
2の振れを規制する案 内溝16cを備える構成とするこ
とによって、引出し12の収容幅wを狭くすることなく
引出し12の振れや脱輪を回避でき、また、両本体レー
ル16,18間の引出し収納寸法に多少狂いが生じて
も、引出しの収納寸法を吸収することができる。
【0021】なお、上記例では引出し本体28に折り返
し部30が一体成形されたものを示したが、これに限ら
れるものではなく、従来と同様に単独部品としての引出
しレール部30を引出し本体28に取り付ける構成のも
のでも同様に適用できるものである。また、各構成要素
における形状は上記の機能を満足し得る範囲で適宜に設
計変更できるものである。
【0022】
【考案の効果】この考案によれば、一方のガイドローラ
の両フランジ部が引出しレール部の振れを規制すると共
に、このガイドローラ側の本体レールの案内溝が引出し
の車輪の振れを規制するので、引出しの一側において本
体レールの前後で振れを規制でき、よって、引出しの収
容幅を狭くすることなく引出しの振れを回避することが
できる。
【0023】また、他方のガイドローラが案内面で引出
しレール部をフリー状態に支持しているので、両本体レ
ール間の引出し収納寸法に多少狂いが生じても、他方の
ガイドローラの案内面により引出し収納寸法の狂いを吸
収することができる。
【0024】また、引出し状態で引出しに他側から一側
方向に向けて振れが生じた場合、引出しレール部が他方
のガイドローラのフランジ部に当たってフランジ部が引
出しレール部の振れを阻止するので、引出しの他側の脱
輪を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る引出しのガイド構造の概要斜視
図である。
【図2】引出しのガイド構造の一部省略の分解斜視図で
ある。
【図3】図2に示す引出しの断面図である。
【図4】引出しの一部断面の概要側面図である。
【図5】折り返し部とガイドローラとの係合状態を示す
前面側からの要部断面図である。
【図6】従来の引出し装置の一部省略の断面図である。
【図7】従来における引き出した状態での振れを示す概
要平面図である。
【符号の説明】
8 収納本体 12 引出し 14 側板 16,18 本体レール 16c 案内溝 20,24 ガイドローラ 20a,24a フランジ部 24b 案内面 30 折り返し部(引出しレール部) 32 車輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 谷 秀都 静岡県榛原郡吉田町大幡350−1 南部化 成株式会社内 (56)参考文献 実開 昭64−47229(JP,U) 実開 昭60−6702(JP,U) 実公 昭8−8046(JP,Y1) 実公 昭51−48363(JP,Y2) 実公 昭50−3383(JP,Y2) 実公 昭61−3397(JP,Y2) 西独国特許出願公開2536743(DE,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引出しが収納される収納本体の両側板に
    本体レールが取り付けられている共に本体レールの前端
    部にはガイドローラが設けられ、引出しの後端部両側に
    は前記本体レールを走行する車輪が設けられていると共
    に引出しの両側には前記ガイドローラに支持される引出
    しレール部が前後方向に亘って引出し本体から略逆U字
    形に一体成形され、一方のガイドローラには両端に引出
    しレール部の振れを規制するフランジ部が形成され、他
    方のガイドローラには引出しレール部をフリー状態に支
    持する案内面とこの案内面の引出し側には引出しレール
    部の脱輪を阻止するフランジ部が形成され、前記一方の
    ガイドローラ側の本体レールには引出しの車輪の振れを
    規制する案内溝が形成されて成る引出しのガイド構造。
JP1992035916U 1992-05-28 1992-05-28 引出しのガイド構造 Expired - Lifetime JPH085628Y2 (ja)

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JP1992035916U JPH085628Y2 (ja) 1992-05-28 1992-05-28 引出しのガイド構造

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JPH0621438U JPH0621438U (ja) 1994-03-22
JPH085628Y2 true JPH085628Y2 (ja) 1996-02-21

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ID=12455360

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DE2536743A1 (de) 1975-08-18 1977-02-24 Kumepa Patent Gmbh Ets Schubladenfuehrung

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