JPH0855174A - 電算機を用いた会計及び供薬方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 医療機関での、患者の待ち時間をなくし、医
師の疲労を軽くして診療を捗らせ、人手を減らす。 【構成】 医師３はディスプレイに、服用を指示する薬
の番号を入れて、補足表示される薬名と服用量などを確
認してから、ホストコンピューター４に送ると、瞬時
に、会計５には患者への請求金額が、薬局６と医師３に
は服用薬リストが打ち出される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、医療機関での患者への
電算機を用いた会計及び供薬方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の医療機関での会計及び供薬方法
は、患者の病歴簿が会計に来てから、計算して請求金額
を請求書兼領収書用紙に打ち出し、患者を呼び出して精
算し、供薬する方法である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の会計及び供薬
は、それぞれ一ステップづつ遅れてスタートするので、
待ち時間が長く患者は疲労し、医師は服用服リスト等の
手書き量が多いので疲労して診療が捗らず、会計での計
算やプリント作業をはじめ、周辺業務に多くの人手を要
するなどの問題点があった。

【０００４】本発明は、患者の待ち時間を無くして疲労
を防ぎ、医師の手書きを最小限に減らして診療を捗ら
せ、周辺業務の人手を減らすことを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電算機を用いた会計及び供薬方法において
は、医師が診療時に、患者の健康保険などのデータをデ
ィスプレイに表示し、次いで、服用薬の番号を入れ、補
足表示される薬名や標準服用量や日数などを示す服用薬
リストを確認したのち、一括してホストコンピューター
に送ると、そこで診療報酬や薬の単価等が補足され集計
されて、保険機関への請求に必要な資料として蓄積さ
れ、次いで会計の請求書兼領収書用紙には、健康保険の
規約等に従って計算された患者への請求金額が打ち出さ
れ、同時に医師と薬局にはそれぞれ薬名と服用日量や供
薬日数等を表示した服用薬リストが打ち出されるごとく
したものである。

【０００６】薬に番号を付け、薬相互の副作用を番号相
互の異常としてホストコンピューターに記憶させ、自動
的に医師に警告するようにすると容易に予防できる。

【０００７】医師宛の服用服リストを支障の無い限りの
小字で詰めて印字すると服用服リストを病歴簿に貼るの
に好都合である。

【０００８】

【作用】上記のように構成された電算機を用いた会計及
び供薬方法においては、医師がディスプレイに薬番号を
入れるだけで薬名や標準服用量や日数が補足表示され、
確認してホストコンピューターに送れば、瞬時に、会計
には患者への請求金額が打ち出され、同時に医師と薬局
には服用薬リストがそれぞれ打ち出される。

【０００９】そして、会計では患者への精算業務が、薬
局では薬の収集業務が、それぞれ同時に開始可能とな
る。

【００１０】

【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図１において、患者１が診察券と保険証を受付２に提出
すると、患者の病歴簿と共に医師３におくられる。医師
３は診療が済むと、診察券の氏名、年齢、保険種類、本
人か否かなどのデータを読取機を通して表示したディス
プレイに、服用さす薬の番号を入れ、補足表示される薬
の名称や標準服用日量や日数などを、必要なら修正し、
確認した上で、一括してホストコンピューター４に送
る。ホストコンピューター４内では診療報酬や薬ごとの
数量、単価などが補足され、集計されて、保険機関への
請求に必要な資料が蓄積される。同時に会計５に備えた
請求書兼領収書用紙には内容明細と保険の規約により算
出された請求金額がプリントアウトされ、薬局６と医師
３には薬名と服用日量と日数等を記した服用薬リストが
プリントアウトされる。

【００１１】薬に番号を付けることで、薬の併用による
副作用発生を、番号間の異常として自動的に警告するよ
うし、併用による副作用発生を容易に防止する。

【００１２】医師にプリントアウトされるデータを支障
ない限り小字で詰めて印字し、切り取って病歴簿に貼る
のに好都合とする。

【００１３】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。

【００１４】医師が服用薬リストをホストコンピュータ
ーに送ると同時に、会計の請求書兼領収書用紙には請求
金額がプリントアウトされ、医師と薬局には、服用薬リ
ストがプリントアウトされ、会計での精算業務と薬局で
の薬の収集業務が開始されるので、患者は待つ苦痛から
解放される。

【００１５】医師は手書き作業が大幅に減り、診療がは
かどる。

【００１６】医師のインプットと同時に、会計と薬局に
必要な資料が出るので、周辺業務の人手が不要となる。

【００１７】薬の併用に因る副作用を容易に予防でき
る。

【００１８】院内での、各行程での呼び出しが不要とな
るので、騒音が減り、環境が良くなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の電算機を用いた会計及び供薬方法を示
すブロック図である。

【符号の説明】

１ 患者 ２ 受付 ３ 医師 ４ ホストコンピューター ５ 会計 ６ 薬局

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 医師が診療時に、患者の健康保険などの
   データをディスプレイに表示し、次いで服用薬の番号を
   入れ、補足表示される薬名や標準服用量や日数などを示
   す服用薬リストを確認したのち、一括してホストコンピ
   ューターに送ると、そこで診療報酬や薬の単価等が補足
   され集計されて、保険機関への請求に必要な資料として
   蓄積され、次いで会計の請求書兼領収書用紙には、健康
   保険の規約等に従って計算された患者への請求金額が打
   ち出され、同時に医師と薬局にはそれぞれ、薬名と服用
   日量と供薬日数等を表示した服用薬リストが打ち出され
   るごとくした、電算機を用いた会計及び供薬方法。
2. 【請求項２】 薬に番号を付け、薬相互の副作用を番号
   相互の異常としてホストコンピューターに記憶させ、自
   動的に医師に警告するごとくした請求項１記載の電算機
   を用いた会計及び供薬方法用。
3. 【請求項３】 医師宛の服用服リストを支障の無い限り
   の小字で詰めて印字する請求項１記載の電算機を用いた
   会計及び供薬方法。