JP3063054U - 薬剤説明及び会計明細の統合帳票 - Google Patents

薬剤説明及び会計明細の統合帳票

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JP3063054U JP1999000629U JP62999U JP3063054U JP 3063054 U JP3063054 U JP 3063054U JP 1999000629 U JP1999000629 U JP 1999000629U JP 62999 U JP62999 U JP 62999U JP 3063054 U JP3063054 U JP 3063054U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬局経営の効率化及び患者の満足度の向上を
共に実現し、かつインフォームド・コンセント医療の実
施の要請にも適う帳票を提供する。 【解決手段】薬剤説明関連情報を記入し得る欄と、会計
明細関連情報を記入し得る欄とを共に備えてなる薬剤説
明及び会計明細の統合帳票であって、前記薬剤説明関連
情報が、薬剤の名称、形状画像、用法、用量、支給数
量、効能、及び相互作用・副作用等の注意事項並びに調
剤費用の加算に関わる特記すべき調剤作業情報を含み、
かつ会計明細関連情報が、薬剤費用、調剤料金、各種加
算料金、患者の薬剤負担額及び保険合計額等を合計した
請求金額並びに領収金額を含むことを特徴とする薬剤説
明及び会計明細の統合帳票である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、薬剤説明及び会計明細の統合帳票に関する。さらに詳しくは、薬局 において診療機関で作成された処方箋に基づいて調剤された薬剤とともに患者に 手渡される帳票であって、薬局の経営効率化を図ることができると共に、患者の 満足度を向上させることが可能な薬剤説明及び会計明細の統合帳票に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、薬局において診療機関で作成された処方箋に基づいて調剤された薬剤と ともに患者に手渡される帳票は、薬剤説明関連情報や会計明細関連情報等がそれ ぞれ個別に手書きや印刷で記入された複数枚にわたることが常であり、その複数 枚の帳票には重複する情報が含まれる場合もあった。すなわち、薬剤の画像、薬 剤の服薬指導、薬剤の相互作用・副作用及び薬剤の効果等の薬剤説明関連情報が 記入された帳票と、調剤に関わる費用及び薬剤負担費用等の会計明細関連情報が 記入された請求書や領収書等の帳票とがそれぞれ独立しており、さらに、その複 数の帳票には、患者名や、処方箋及び調剤会計に関する責任者名等の人的情報が それぞれ重複して記入されていた。 また、近年、患者の費用負担に関連した法規・法律の内容が複雑化したため、費 用の明細情報を請求書に記入する必要が生じている現実もある。
【0003】 ここで、従来用いられている薬剤説明関連情報や会計明細関連情報に関する帳 票(以下、それぞれを薬剤説明帳票、会計明細帳票と略称することがある)の一 例を具体的に説明する。 図1は、従来用いられている薬剤説明帳票を模式的に示す説明図であり、図2 は、従来用いられている会計明細帳票を模式的に示す説明図である。 図1に示すように、この薬剤説明帳票には、帳票面A上に、患者名101及び 保険証番号102が印刷された(手書きの場合もある。以下同じ)患者情報欄1 00、調剤日欄200、処方箋を作成した医院名301及び医師名302が印刷 された医師情報欄300、前記調剤日200に処方された全ての薬剤名401, 402,403が印刷された薬剤名欄400、薬剤形状・画像501,502, 503が印刷された薬剤形状・画像欄500、1日3回食後服用等の服用方法・ 用量601,602,603が印刷された用法・用量欄600、薬剤の効能70 1,702,703が印刷された効能欄700、並びに薬剤の相互作用・副作用 801,802,803が印刷された相互作用・副作用説明欄800、並びに薬 剤の調剤に責任をもつ薬局名と所在地901、薬剤師名902、押印枠903が 印刷された薬局情報欄900がそれぞれ設けられている。
【0004】 図2に示すように、この会計明細帳票には、帳票面B上に、患者名欄150、 調剤日欄250、保険合計額351、患者定率負担金額352、薬剤負担金35 3及び請求金額354が印刷された請求金額情報欄350、並びに領収金額45 1、薬局名452、薬剤師名453及び押印枠454が印刷された領収証欄45 0がそれぞれ設けられている。なお、請求書と領収証とを別の帳票にしたり、請 求金額情報欄350をさらに細目化したものもある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来から用いられている帳票には下記の問題があった。すなわち、 (1)薬剤説明関連情報は、患者への薬剤服用指導を目的とするものであること から、この情報には、会計処理に関わる情報、すなわち、調剤し、支給する薬剤 の数量、調剤費用が加算される特記すべき実施内容である、例えば、老人一包化 、時間外作業等に関する情報が欠落しているために、会計の明細を説明する際に 上記のような欠落した情報を別の帳票に記入して患者に渡すか、口頭で説明する 必要があった。このため、薬局側では、事務の煩雑化、患者に対する説明の困難 性の増大、経営の非効率化等を、また患者側には、情報の理解が困難となること に起因する不満足感の増大等をもたらすことになる。 (2)複数枚の帳票に、患者名、処方箋作成者、調剤の責任者等の情報を重複 して記入する必要があり、帳票面の有効活用が阻害され、印刷時間の短縮を妨げ ることになる。 (3)薬剤説明帳票では、調剤された薬剤の画像、薬剤の相互作用・副作用等 の多量の情報を記入する必要があり、また患者が見易いようにフォントを大きく するため、B5版等の大型の用紙に印刷する必要がある一方、会計明細帳票では 、薬剤説明帳票に比べて情報量が少ないため、通常小型の用紙を用いて印刷して いるので、印刷装置は2種類の用紙に対応する必要があり、2台の印刷機を使用 するか、印刷部位を2箇所もつ大型のものを使用する必要があり、省スペース化 と情報機器の省コスト化を妨げることになる。
【0006】 このように、従来の帳票は、薬局の事務効率化、スペースの有効利用、情報機 器への投資の効率化を妨げる要因をもつとともに、患者にとっても十分に満足す る情報が得られ難いという問題があった。また今後さらに重要性を増して行く、 患者が十分に理解し納得する(インフォームド・コンセント)医療の実施の観点 からも十分に満足すべきものではなかった。 本考案は、上述の問題に鑑みなされたものであり、薬局経営の効率化及び患者 の満足度の向上を共に実現し、かつインフォームド・コンセント医療の実施の要 請にも適う帳票を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案者等は、鋭意研究した結果、調剤又は処方さ れた薬剤を患者に手渡す際に提供すべき複数の帳票を一枚に統合すると共に、印 刷情報の重複を避けて用紙を有効に活用し、また、薬剤説明関連情報に費用等の 会計処理に関わる情報(例えば、支給する薬剤の数量や特記すべき調剤作業内容 )を付記して両者の相互関係を明示することにより上記目的が達成されることを 知見し、本考案を完成させた。すなわち、本考案によって、下記の統合帳票が提 供される。
【0008】 [1]薬剤説明関連情報を記入し得る欄と、会計明細関連情報を記入し得る欄と を共に備えてなることを特徴とする薬剤説明及び会計明細の統合帳票。
【0009】 [2]前記薬剤説明関連情報が、薬剤の名称、形状画像、用法、用量、支給数量 、効能、及び相互作用・副作用等の注意事項並びに調剤費用の加算に関わる特記 すべき調剤作業情報を含み、かつ会計明細関連情報が、薬剤費用、調剤料金、各 種加算料金、患者の薬剤負担額及び保険合計額等を合計した請求金額並びに領収 金額を含むことを特徴とする前記[1]に記載の薬剤説明及び会計明細の統合帳 票。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。 I.一つの実施の形態 図3は、本考案の統合帳票の一つの実施の形態を模式的に示す説明図である。 図3に示すように、本考案の統合帳票には、帳票面C上に、患者情報欄1、日付 欄2、医師情報欄3、薬剤名・形状画像欄4、用法・用量・支給数量欄5、効能 情報欄6、注意情報欄7、特記欄8、会計欄9及び調剤責任者欄10が設けられ ている。以下各欄ごとに説明する。
【0011】 1.患者情報欄 患者情報欄1は、患者名欄11及び保険証番号欄12から構成されている。こ の患者情報欄1の患者名欄11及び保険証番号欄12には、患者名及び保険証番 号がそれぞれ印刷又は手書きで記入される。以下記入の仕方は同じである。
【0012】 2.日付欄 日付欄2は、調剤日欄21及び処方箋発行日欄22から構成されている。
【0013】 3.医師情報欄 医師情報欄3は、処方箋発行者である病院名欄31及び医師名欄32から構成 されている。
【0014】 4.薬剤名・形状画像欄 薬剤名・形状画像欄4は、前記調剤日欄21に処方された全ての薬剤名欄41 ,42,43,44、封入された薬剤のカラー画像欄41a,42a,43a, 44a及び裸の状態の薬剤の形状欄41b,42b,43bから構成されている 。なお、44aに対応する薬剤の形状は、この例が粉剤であるため省略している 。
【0015】 5.用法・用量・支給数量欄 用法・用量・支給数量欄5は、前記薬剤名欄41,42,43,44に対応し て、用法・用量欄51,52,53,54(例えば「1日3回、食後服用」等) 、支給数量欄51a,52a,53a,54a(例えば「14日分42錠等」) から構成されている。
【0016】 6.効能情報欄 効能情報欄6は、前記薬剤名欄41,42,43,44に対応して、効能欄6 1,62,63,64から構成されている。これらの欄は通常文章の形で記入さ れる。
【0017】 7.注意情報欄 注意情報欄7は、前記薬剤名欄41,42,43,44に対応して、薬剤の相 互作用・副作用欄71,72,73,74から構成されている。これらの欄は通 常文章の形で記入される。
【0018】 8.特記欄 特記欄8は、前記薬剤名欄41,42,43,44に対応して、老人のための 一包化処理欄81,82,83及び自家製剤されたことを示す情報欄84から構 成されている。
【0019】 9.会計欄 会計欄9は、費用の明細欄91、請求金額欄92、及び領収証欄93から構成 されている。以下会計欄9を構成する各欄についてそれぞれ説明する。
【0020】 (1)費用の明細欄 費用の明細欄91は、法規・法律に定められた費用(調剤基本料91a,調剤 料91b,薬歴管理指導料91c、薬剤情報提供料91d)、前記用法・用量・ 支給数量欄5に関連した費用(薬剤・材料費91e)、前記特記欄8に関連した 費用(老人一包化加算料91f,自家製剤加算料91g)、及び保険費用(保険 合計額91h)のそれぞれの欄から構成されている。なお、薬剤・材料費91e は、薬剤又は材料の単価を基に算出されるので、前記用法・用量・支給数量欄5 の支給数量欄にそれぞれの単価を記入しても良い。
【0021】 (2)請求金額欄 請求金額欄92は、法規・法律に定められた算式により算出される費用(患者 負担額92a,薬剤負担額92b)、場合により付加される保険の対象にならな い費用(保険外金額92c)、上記費用の合計額(合計92d)、場合により付 加される前回未収の費用(前回未収金92e)、及び上記費用項目の総和として 記入される費用(請求金額92f)のそれぞれの欄から構成されている。 なお、患者負担額92aと薬剤負担額92bの欄には、前記法定の算式(例え ば患者負担額92aの場合、「保険合計額の30%」)を付記することが、患者 の分り易さの観点から好ましい。
【0022】 (3)領収証欄 領収証欄93には、前記請求金額91fの欄に記入された金額と同額が記入され る。
【0023】 (4)会計欄に諸費用を印刷により記入する方法 現在、社会保険診療報酬支払基金に薬局から請求する調剤に関する費用と、患者 の各種の負担額と、患者への請求金額との算出方式は、国民健康保険法等の各種 法規・法律によって定められているが、これらの計算方法が複雑なために、一般 的には調剤に関する会計計算用のソフトウェアによって算出している。図4は、 このようなソフトウェアを実行するコンピュータ画面の一例を模式的に示してい る。図4に示すコンピュータの画面では、調剤日欄20、患者氏名・年齢,健康 保険の種類・番号,及び自己負担率等の会計処理条件に関する患者情報欄30、 処方箋を作成した医師と医療機関に関する情報欄40、処方した薬剤名,薬剤と 補助材料,数量,調剤料,麻薬・毒薬を調剤した場合の加算料,時間外加算料, 薬局で製剤した場合の計量加算料,及び自家製剤加算料等の直接調剤に関する費 用を示す調剤内容とその費用欄50、法規・法律で定められた一定の調剤基本料 、薬歴管理指導料、投薬指導加算料、薬剤情報提供加算料、処方箋によって指示 された老人一包化等の加算料等の技術加算費用欄60、前記直接調剤に関する費 用を示す調剤内容とその費用欄50と前記技術加算費用欄60との各欄に示され ている各種費用と患者負担金額等を合計処理して得られる調剤内容に関する患者 への請求金額欄70、並びに前回までの未払い金がある場合の請求金額欄80が それぞれ示される。この画面上に示された各費用(金額)は、コンピュータ処理 されて、図3の会計欄9の費用の明細欄91及び請求金額欄92にそれぞれ印刷 されることになる。 すなわち、図3に示す会計欄の典型例においては、図4に示すコンピュータ画 面の費用欄50と加算欄60に示す全ての費用項目から、ある患者の調剤に付い て発生した該当項目のみが抽出され、印刷されている。(なお、図4に示すコン ピュータ画面は、説明の便宜上、項目のみを示し、数値等のデータは示していな い。また、費用の単位は、健康保険で常用されている点数が用いられる)。具体 的には、図4に示す費用欄50における調剤料○○○円、薬剤料○○○○円、自 家製剤加算料○○○○円が、また、技術加算費用欄60における調剤基本料○○ ○○円、薬歴管理指導料○○○○円、薬剤情報提供加算料○○○円、老人一包化 加算料○○○○円が、点数と金額との換算を経て印刷出力されている。 一方、図4における各請求金額欄70及び80に示される費用項目については 、該当する金額が「ゼロ」の場合も、図3に示す会計欄に印刷出力されるのが一 般的である。
【0024】 上記から分かるように、図3の会計欄9の費用の明細欄91と請求金額欄92 には、図4に示されたコンピュータ画面における全ての費用項目が出力印刷され るわけではなく、直接調剤に関する費用を示す調剤内容とその費用欄40及び技 術加算費用欄50に示されている費用項目のうち、この処方に関する費用(患者 に直接関係する費用)項目だけを抽出して出力印刷されている。このように患者 に直接関係する費用項目だけを費用の明細欄91に出力印刷することは、前述の ように、処方に関する費用と自己負担金額等を患者に分かり易く説明することが できるので好ましい。 なお、図4には、説明の要点を明確化するため、費用等の項目だけを示し、調 剤した薬剤名と具体的な計算値の例は示しておらず、また、費用の単位は、患者 への説明に用いられる法規・法律に定められた保険点数と金額とを併用している 。
【0025】 10.調剤責任者欄 調剤責任者欄10は、前記会計欄9における費用の明細欄91、請求金額欄9 2、及び領収証欄93に記入された金額、並びに前記調剤内容と薬剤に関する各 欄(薬剤名・形状画像欄4、用法・用量・支給数量欄5、効能情報欄6、注意情 報欄7及び特記欄8)に記入された情報の内容の確認・保証をするために設けら れる。調剤責任者欄10は、薬局名110、薬局所在地111、領収証発行日1 12、調剤責任者113、及び押印枠114から構成されている。
【0026】 II.他の実施の形態 本考案の統合帳票における各欄の項目、その配置及び形態については、上記一 つの実施の形態の基本的な考え方に基づいて、各種の変形を加えても良い。例え ば、図3に示す具体例に加えて、帳票面C上に、さらに、支給された薬剤の簡易 化された情報欄を設けた例を挙げることができる。この例は、患者が将来他の薬 局に調剤を依頼する場合、その薬局に対して過去に服用した薬剤に関する情報を 提供して、薬剤の相互作用・副作用又は薬剤服用の重複のチェックを受けるため の情報を加えたものである。すなわち、図5に示すこの具体例は、薬剤簡易情報 欄1xが、図3に示す帳票面C上に付加されたものである。この薬剤簡易情報欄 1xは、薬剤名欄2x、薬剤用法・用量・数量欄3x、患者名欄4x、調剤日欄 5x及び処方箋発行機関名欄6xを含む。この薬剤名欄2xには、薬剤名・形状 画像欄4の薬剤名欄41、42、43、44から抽出された内容が、薬剤用法・ 用量・数量欄3xには、用法・用量・数量欄5と同一の内容が、患者名欄4xに は、患者情報欄1の患者名欄11が、調剤日欄5xには、調剤日欄21の内容が 、及び処方箋発行機関名欄6xには、医師情報欄3の内容が、それぞれ記入され る。 上記の薬剤簡易情報欄1xは、図5における他の情報欄とは別に保管するのが 便利であり、ミシン目等で、切り離せるようにするとよい。 また、他の例として、会計欄9の領収証欄93に「○○○○殿」等の患者名を 挿入し、かつ調剤責任者欄10と一体化したものを挙げることができる。この一 体化した欄は、ミシン目等で切断可能にして独立した領収証として使用可能にし てもよい。 会計明細情報は、ある患者の年間の調剤に関わる費用の領収証をなすものであ ることから、その患者は、この帳票を所属する法人、団体等に提供することによ って、簡易に、公傷、公害等の治療に要した費用を証明することもできる。 さらに、この統合帳票の用紙として、比較的大型の薬袋の一面を活用しても良 い。このようにすることで、帳票発行の合理化と、用紙の節減とを実現すること ができる。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の統合帳票によって、患者に手渡されるべき帳票 の種類、枚数を減少させることができ、薬局経営の効率化及び患者の満足度の向 上を共に実現し、かつインフォームド・コンセント医療の実施の要請にも適う帳 票を提供することができる。 すなわち、薬局側においては、印刷等によって記入すべき帳票の種類、枚数が 減少するため、事務処理の効率化及び患者への説明の簡易化を図ることができる とともに、印刷機の種類を減少させることができるため、設備投資の節減化、延 いてはスペースの有効活用を図ることができる等、薬局経営の効率化を図ること ができる。 また、患者側においては、薬剤関連情報と会計情報とを照合しながらその内容 を確認できるため、薬局からの説明を理解しやすくなり、満足度が向上し、納得 尽くの医療を受けることができる。 さらに、医療業界全体においては、インフォームド・コンセント医療の実現を 可能にすることができる。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来用いられている薬剤説明帳票を模式的に示
す説明図である。
【図2】従来用いられている会計明細帳票を模式的に示
す説明図である。
【図3】本考案の統合帳票の一つの実施の形態を模式的
に示す説明図である。
【図4】本考案の統合帳票の一つの実施の形態におい
て、会計欄に諸費用を印刷により記入する方法に用いら
れる、ソフトウェアを実行するコンピュータ画面の一例
を模式的に示す説明図である。
【図5】本考案の他の実施の形態を模式的に示す説明図
である。
【符号の説明】
1:患者情報欄 11:患者名欄 12:保険証番号欄 2:日付欄 21:調剤日欄 22:処方箋発行日欄 3:医師情報欄 31:処方箋発行者である病院名欄 32:医師名欄 4:薬剤名・形状画像欄 41,42,43,44:薬剤名欄 41a,42a,43a,44a:封入された薬剤のカ
ラー画像欄 41b,42b,43b,44b:裸の状態の薬剤の形
状欄 5:用法・用量・支給数量欄 51,52,53,54:用法・用量欄(例えば「1日
3回、食後服用」等) 51a,52a,53a,54a:支給数量欄 6:効能情報欄 61,62,63,64:効能欄 7:注意情報欄 71,72,73,74:薬剤の相互作用・副作用欄 8:特記欄 81,82,83:老人のための一包化処理欄 84:自家製剤されたことを示す情報欄 9:会計欄 91:費用の明細欄 92:請求金額欄 93:領収証欄 10:調剤責任者欄 110:薬局名 111:薬局所在地 112:領収証発行日 113:調剤責任者 114:押印枠114 20:図4におけるコンピュータ画面上の調剤日欄 30:同コンピュータ画面上の患者情報欄 40:同コンピュータ画面上の処方箋作成医師と医療機
関に関する情報欄 50:同コンピュータ画面上の調剤内容とその費用欄 60:同コンピュータ画面上の技術加算費用欄 70:同コンピュータ画面上の患者への請求金額欄 80:同コンピュータ画面上の未払い金がある場合の患
者への請求金額欄 1x:薬剤簡易情報欄 2x:薬剤名欄 3x:薬剤用法・用量・数量欄 4x:患者名欄 5x:調剤日欄 6x:処方箋発行機関名欄 A:図1に示す従来の薬剤説明帳票の帳票面 B:図2に示す従来の会計明細帳票の帳票面 C:図3及び図5に示す本考案の統合帳票の帳票面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】薬剤説明関連情報を記入し得る欄と、会計
    明細関連情報を記入し得る欄とを共に備えてなることを
    特徴とする薬剤説明及び会計明細の統合帳票。
  2. 【請求項2】前記薬剤説明関連情報が、薬剤の名称、形
    状画像、用法、用量、支給数量、効能、及び相互作用・
    副作用等の注意事項並びに調剤費用の加算に関わる特記
    すべき調剤作業情報を含み、かつ会計明細関連情報が、
    薬剤費用、調剤料金、各種加算料金、患者の薬剤負担額
    及び保険合計額等を合計した請求金額並びに領収金額を
    含むことを特徴とする請求項1に記載の薬剤説明及び会
    計明細の統合帳票。
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JP2015070926A (ja) * 2013-10-02 2015-04-16 健一 五十嵐 各種情報が表示されている付箋付き薬袋及び各種情報が表示された付箋付き薬袋作製用情報表示シート

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