JPH0854829A - ラベル - Google Patents

ラベル

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JPH0854829A
JPH0854829A JP19085394A JP19085394A JPH0854829A JP H0854829 A JPH0854829 A JP H0854829A JP 19085394 A JP19085394 A JP 19085394A JP 19085394 A JP19085394 A JP 19085394A JP H0854829 A JPH0854829 A JP H0854829A
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JP
Japan
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label
bottle
heat
sensitive adhesive
adhesive
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19085394A
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English (en)
Inventor
Hironobu Umeda
博信 梅田
Yuji Tate
勇二 館
Akira Sannomiya
晃 三宮
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KOTOBUKI SEIHAN INSATSU KK
KOTOBUKI SEIHAN PRINTING CO
Original Assignee
KOTOBUKI SEIHAN INSATSU KK
KOTOBUKI SEIHAN PRINTING CO
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルカリ洗浄で瓶等から容易に剥がすことが
でき、また接着剤が瓶等に残ることなく剥がすことがで
きるラベルを提供する。 【構成】 基材1の裏面に、酸化亜鉛のようなアルカリ
性溶液と反応して溶解する物質を含有する感熱性接着剤
2を塗工してラベルを作成する。感熱性接着剤2中の上
記物質がアルカリ洗浄液中のアルカリと反応して溶解
し、接着面積の低下による接着力の低下で瓶等からラベ
ルを剥離させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス瓶その他の瓶等
に貼って使用されるラベルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビール瓶や清酒の一升瓶などの瓶は回収
して繰り返し使用される。そしてこのような瓶にはその
内容物を表示等するためにラベルが貼られているが、こ
のラベルは瓶を回収して洗浄する際に剥がされる。例え
ば、アルカリ洗浄液の入った複数の液槽に瓶を順次漬け
て瓶の洗浄をおこなうと共にアルカリによってラベルの
接着剤を溶かしてラベル剥がしをおこない、次に回転ブ
ラシ等で瓶の表面に残ったラベルを擦り取るようにした
洗瓶機や、アルカリ洗浄液をノズルからシャワー状に勢
い良く瓶の外側や内側に噴出させてラベルをその圧力で
吹き飛ばし、次に回転ブラシ等で瓶の表面に残ったラベ
ルを擦り取るようにした洗瓶機を用いて、瓶を洗浄する
際に同時にラベルを剥がすことができる。
【0003】そして従来のラベルは、裏面に塗工したデ
ンプン糊等によって瓶に貼り付けられていたが、近時、
加熱で活性化する感熱性接着剤を基材の裏面に塗工した
ラベルを用い、この感熱性接着剤でラベルを瓶に貼り付
けることが多くおこなわれている。感熱性接着剤は常温
では粘着性を示さないためにラベルの取扱いが容易にな
り、またラベルを加熱するだけで接着剤を活性化させて
瓶に貼り付けることができ、ラベルを貼り付ける工程に
ラベルに接着剤を塗布する塗布装置を設けるような必要
がない等の利点を有するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、感熱性接着剤
はデンプン糊等と比較して一般にアルカリ性溶液に対す
る耐性が高く、従ってアルカリ洗浄液で瓶を洗浄する際
にラベルが剥がれ難くなり、またラベルは剥がれても接
着剤が瓶に残って付着したままで取れ難いという問題が
あった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、アルカリ洗浄で瓶等から容易に剥がすことがで
き、また接着剤が瓶等に残ることなく剥がすことができ
るラベルを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るラベルは、
基材1の裏面に、アルカリ性溶液と反応して溶解する物
質を含有する感熱性接着剤2を塗工して成ることを特徴
とするものである。本発明にあって、アルカリ性溶液と
反応して溶解する物質として、酸化亜鉛を用いることが
できる。
【0007】また本発明では、感熱性接着剤2として、
その接着力がラベルを貼る対象物に対するよりも基材1
に対する方が強いものを用いるのが好ましい。以下、本
発明を詳細に説明する。ラベルの基材1は紙などで形成
されるものであり、基材1の表面には印刷して印刷層5
を設けると共にさらにその表面にニス等のコーティング
層6を設けるようにしてある。そしてこの基材1の裏面
に感熱性接着剤2を塗工することによって、図1に例示
するような層構成のラベルAを作成することができるも
のである。
【0008】この感熱性接着剤(ディレイドタック接着
剤とも呼ばれる)は、加熱することによって活性化する
接着剤である。感熱性接着剤は結晶性可塑剤と粘着付与
剤とを主成分とするものであり、常温では粘着性を示さ
ないために離型紙などを用いる必要がないが、結晶性可
塑剤の溶融温度(一般に50〜80℃程度)以上に加熱
することによって、活性化されて粘着性が現れ、しかも
この粘着性が長時間持続する特性を有するものである。
この感熱性接着剤としてはジシクロヘキシルフタレート
(DCHP)等の結晶性可塑剤と、スチレン系樹脂、ス
チレンブタジエン系樹脂、アクリル系樹脂、ロジン系樹
脂等の粘着付与剤とを主成分とし、滑剤や安定剤等を添
加して調製したもの、例えば特公昭62−21835号
公報や特開平1−96274号公報などで提供されてい
る任意のものを使用することができる。
【0009】そして本発明では、この感熱性接着剤に水
酸化ナトリウム等のアルカリ性溶液と反応して溶解する
物質を混合して使用するものである。このアルカリ可溶
物質としては、酸化亜鉛(ZnO)の粉末を用いること
ができる。酸化亜鉛は例えば次のようにアルカリと反応
してアルカリ性溶液に溶解する。 ZnO+2NaOH→Na2 ZnO2 +H2 O また酸化亜鉛の粉末は水に不溶であって感熱性接着剤へ
の混合分散性が良く、比重が軽く、アルカリとの反応性
に富み、さらに白色度が高いという特性を有する。この
ように酸化亜鉛は白色度が高いために、感熱性接着剤に
酸化亜鉛を混合しても感熱接着剤を暗色等に着色するこ
とがなく、透明や半透明の瓶にラベルを貼る場合にラベ
ルの裏面が瓶を通して見えても外観を損なうことがない
という長所を有する。また酸化亜鉛は軟膏や化粧品にも
使用されるように毒性がないという特性も有するもので
あり、本発明において特に有用な物質である。このアル
カリ可溶物質の感熱性接着剤への混合量は0.1〜50
重量%の範囲が好ましい。アルカリ可溶物質の混合量が
0.1重量%未満であると、アルカリ可溶物質を用いる
ことによるラベル剥がしの効果を十分に得ることが難し
く、また逆に50重量%を超える量のアルカリ可溶物質
を用いると感熱性接着剤の耐水性が低くなって接着力が
低下するおそれがある。
【0010】上記のように、アルカリ可溶物質を含有さ
せた感熱性接着剤2を基材1の裏面に塗工して作成され
るラベルAは、ラベルAを加熱することによって感熱性
接着剤2を活性化させ、ビール瓶や清酒の一升瓶等のガ
ラス瓶など、瓶の表面にこの感熱性接着剤2で貼って使
用に供される。そして空き瓶となった瓶は回収してアル
カリ洗浄液で洗浄されるが、このときアルカリ洗浄液が
ラベルAの基材1の裏面の感熱性接着剤2に作用する
と、感熱性接着剤2中のアルカリ可溶物質がアルカリ洗
浄液中のアルカリと反応し、アルカリ洗浄液中に溶解す
る。感熱性接着剤2はラベルAの基材1と瓶の表面との
間に挟まれた状態にあるために、アリカリ可溶物質が溶
解すると基材1と瓶との間に隙間が形成されると共にこ
の隙間にアルカリ性溶液が侵入し、瓶への基材1の接着
面積が小さくなって接着力が低下し、瓶の表面からラベ
ルAを剥がすことができるものである。
【0011】このように感熱性接着剤2中に含有される
アルカリ可溶物質がアルカリ洗浄液に溶解することによ
って、アルカリ洗浄の際に瓶の表面からラベルAを容易
に剥がすことができるが、感熱性接着剤2としてその接
着力が瓶に対するよりもラベルAの基材1に対する方が
強いものを用いるのが好ましい。このような感熱性接着
剤2を用いると、感熱性接着剤2中のアルカリ可溶物質
がアルカリ洗浄液中のアルカリと反応して溶解する際
に、アルカリ洗浄液は基材1と感熱性接着剤2との界面
よりも瓶と感熱性接着剤2との界面のほうに大きく侵入
し、瓶から感熱性接着剤2が離されることになり、瓶の
表面に感熱性接着剤2が残るようなことなくラベルAを
剥がすことができるのである。また一旦、瓶から剥がさ
れたラベルAがその感熱性接着剤2で瓶に再付着するこ
とを防ぐこともできるものである。
【0012】
【実施例】次に、本発明を実施例によって例証する。 (実施例)基材として片面アート紙(新王子製紙株式会
社製「金藤片面アートL」:85g/m2 )を使用し、
まずその表面にグラビア印刷及びニス塗工をおこなっ
た。次に、感熱性接着剤(大日本インキ化学工業株式会
社製「DLA−1」)に酸化亜鉛粉末(白水化学工業株
式会社製「特号亜鉛華」)を1重量%添加し、十分に攪
拌混合したものを基材の裏面に輪転式グラビア印刷機で
20g/m2 の塗布量で塗工することによって、ラベル
を作成した。
【0013】(比較例1)酸化亜鉛を添加しない実施例
の感熱性接着剤(大日本インキ化学工業株式会社製「D
LA−1」)を基材の裏面に15g/m2 の塗布量で塗
工するようにした他は、実施例と同様にしてラベルを作
成した。 (比較例2)アルカリ溶液に対して樹脂膨潤する感熱性
接着剤(大日本インキ化学工業株式会社製「DLA−1
000」)を用い、酸化亜鉛を添加しないで、これを基
材の裏面に15g/m2 の塗布量で塗工するようにした
他は、実施例と同様にしてラベルを作成した。
【0014】上記のようにして作成した各ラベルを、光
洋自動機株式会社製の熱風ブロアー式の感熱性接着剤用
ラベラーを用い、300本/分の速度でビールのガラス
瓶に貼り付けた。このようにラベルを貼ったガラス瓶の
うち一部のものを5℃の冷水に浸水させて1週間放置し
たところ、ラベルは瓶から剥がれ落ちず、ラベルとして
実用的であるこが確認された。
【0015】また、上記のようにラベルを貼ったガラス
瓶を室温で1週間放置し、水酸化ナトリウムの3%水溶
液で調製した70℃のアルカリ洗浄液を2回/秒の条件
でスクリュー攪拌しつつ、このアルカリ洗浄液にガラス
瓶を浸漬して洗瓶をおこなった。そしてこの洗瓶の際に
ガラス瓶からのラベルの剥離状態を観察した。結果を表
1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】表1にみられるように、実施例のものでは
ラベルは接着剤が瓶の表面に残ることなく容易に剥がれ
ることが確認される。次に、上記と同様にラベルを貼っ
たガラス瓶を上記と同様に調製したアルカリ洗浄液に浸
漬し、そしてガラス瓶をアルカリ洗浄液から取り出して
ラベルをガラス瓶の表面から引き剥がす試験をおこなっ
た。実施例のラベルでは接着剤とガラス瓶の間で剥離し
てガラス瓶の表面に接着剤が残ることなくラベルを容易
に引き剥がすことができたが、比較例1のラベルでは基
材の紙が破れて引き剥がすことができなかった。また比
較例2のラベルでは基材の紙と接着剤の間で引き剥がさ
れ、接着剤がガラス瓶の表面に残るものであった。上記
の表1の結果とこの試験の結果から、ラベルは最も接着
力が低下したところから剥離することが確認される。
【0018】
【発明の効果】上記のように本発明は、基材の裏面に、
アルカリ性溶液と反応して溶解する物質を含有する感熱
性接着剤を塗工してラベルを作成するようにしたので、
ラベルを貼った瓶等をアルカリ洗浄液で洗浄する際に、
感熱性接着剤中の上記物質がアルカリ洗浄液中のアルカ
リと反応して溶解し、接着面積の低下による接着力の低
下で瓶等からラベルを剥離させることができるものであ
り、アルカリ洗浄の際に同時にラベルを容易に剥がすこ
とができるものである。
【0019】また、感熱性接着剤として、その接着力が
ラベルを貼る瓶等の対象物に対するよりも基材に対する
方が強いものを用いれば、瓶等の表面に感熱性接着剤が
残るようなことなくラベルを剥がすことができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラベルの層構成を示す拡大した一部の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 基材 2 感熱性接着剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の裏面に、アルカリ性溶液と反応し
    て溶解する物質を含有する感熱性接着剤を塗工して成る
    ことを特徴とするラベル。
  2. 【請求項2】 アルカリ性溶液と反応して溶解する物質
    として、酸化亜鉛を用いることを特徴とする請求項1に
    記載のラベル。
  3. 【請求項3】 感熱性接着剤として、その接着力がラベ
    ルを貼る対象物に対するよりも基材に対する方が強いも
    のを用いることを特徴とする請求項1又は2に記載のラ
    ベル。
JP19085394A 1994-08-12 1994-08-12 ラベル Withdrawn JPH0854829A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7513378B2 (en) * 2003-06-13 2009-04-07 Akihide Mori Extendable container

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011106