JPH05297807A - 洗瓶用ラベル - Google Patents
洗瓶用ラベルInfo
- Publication number
- JPH05297807A JPH05297807A JP10280592A JP10280592A JPH05297807A JP H05297807 A JPH05297807 A JP H05297807A JP 10280592 A JP10280592 A JP 10280592A JP 10280592 A JP10280592 A JP 10280592A JP H05297807 A JPH05297807 A JP H05297807A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- label
- water
- bottle
- sensitive adhesive
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】洗剤として熱水でラベルを剥すことが可能にな
る洗瓶用ラベルを提供することを目的とする。 【構成】印刷層を設けた基材の裏面に、水分散型であ
り、冷水および常温の水に不溶性でかつ８５℃以下で溶
融する可塑剤を主成分とする感熱型接着剤層を設けた、
またはこれにさらに剥離層を設けたことを特徴とする。
る洗瓶用ラベルを提供することを目的とする。 【構成】印刷層を設けた基材の裏面に、水分散型であ
り、冷水および常温の水に不溶性でかつ８５℃以下で溶
融する可塑剤を主成分とする感熱型接着剤層を設けた、
またはこれにさらに剥離層を設けたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス瓶など回収して
再利用される容器の外側に貼着する、洗瓶用ラベルに関
するものである。
再利用される容器の外側に貼着する、洗瓶用ラベルに関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、商品名及び内容説明が印刷された
ラベルの裏面にカゼイン系の接着剤が塗布され、日本
酒、ビール、ワインなど瓶詰めされた商品の外側に、自
動ラベラーなどの貼着機械を用いて瓶に貼りつけられて
いた。
ラベルの裏面にカゼイン系の接着剤が塗布され、日本
酒、ビール、ワインなど瓶詰めされた商品の外側に、自
動ラベラーなどの貼着機械を用いて瓶に貼りつけられて
いた。
【０００３】そして消費者から回収された瓶は、ラベル
剥し及び洗瓶を兼ね、３％前後の水酸化ナトリウム水溶
液（５０〜７０℃の液温）の槽に浸漬、あるいはブラシ
掛けによる洗浄を受け、更に最終的には水洗浄される。
この際、大量の水が消費され又、汚れた水酸化ナトリウ
ム水溶液及び汚泥は中和剤により中和処理している事な
どから、製造コストが割高になる欠点があった。
剥し及び洗瓶を兼ね、３％前後の水酸化ナトリウム水溶
液（５０〜７０℃の液温）の槽に浸漬、あるいはブラシ
掛けによる洗浄を受け、更に最終的には水洗浄される。
この際、大量の水が消費され又、汚れた水酸化ナトリウ
ム水溶液及び汚泥は中和剤により中和処理している事な
どから、製造コストが割高になる欠点があった。
【０００４】ラベル及び接着剤が洗浄液に対して耐性を
有するような性質であると、洗浄に多くの時間を要する
事になり好ましくない。反対に、ラベル及び接着剤がラ
ベルの表面を水に濡らす程度で容易に剥がれるような性
質であると、水との接触によりラベルが簡単に剥がれて
しまったり、ラベルの位置がずれてしまうなどの問題が
生じる。
有するような性質であると、洗浄に多くの時間を要する
事になり好ましくない。反対に、ラベル及び接着剤がラ
ベルの表面を水に濡らす程度で容易に剥がれるような性
質であると、水との接触によりラベルが簡単に剥がれて
しまったり、ラベルの位置がずれてしまうなどの問題が
生じる。
【０００５】特にビール、ワインの瓶などのように、氷
水あるいは冷蔵庫などによって冷やされる場合にはラベ
ル及び接着剤ともに耐水性があることが重要であった。
水あるいは冷蔵庫などによって冷やされる場合にはラベ
ル及び接着剤ともに耐水性があることが重要であった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な問題
点に着目してなされたもので、その課題とするところ
は、洗剤として熱水でラベルを剥すことが可能になる洗
瓶用ラベルを提供することを目的とする。
点に着目してなされたもので、その課題とするところ
は、洗剤として熱水でラベルを剥すことが可能になる洗
瓶用ラベルを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明はこの課題を解決
するため、印刷層を設けた基材の裏面に、水分散型であ
り、冷水および常温の水に不溶性でかつ８５℃以下で溶
融する可塑剤を主成分とする感熱型接着剤層を設けた、
またはこれにさらに剥離層を設けたことを特徴とする洗
瓶用ラベルを提供するものであり、これを貼った瓶を、
６０℃以上の熱水にて洗浄し、ラベルを剥離することを
特徴とするラベル付瓶の洗浄方法を提供するものであ
る。
するため、印刷層を設けた基材の裏面に、水分散型であ
り、冷水および常温の水に不溶性でかつ８５℃以下で溶
融する可塑剤を主成分とする感熱型接着剤層を設けた、
またはこれにさらに剥離層を設けたことを特徴とする洗
瓶用ラベルを提供するものであり、これを貼った瓶を、
６０℃以上の熱水にて洗浄し、ラベルを剥離することを
特徴とするラベル付瓶の洗浄方法を提供するものであ
る。
【０００８】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おける洗瓶用ラベルの積層構成は図１に示すようなもの
であり、印刷層を設けた基材１があり、その裏面に、水
分散型であり、冷水および常温の水に不溶性でかつ８５
℃以下で溶融する可塑剤を主成分とする感熱型接着剤層
２、さらに剥離層を用いる場合にはこれを設ける。
おける洗瓶用ラベルの積層構成は図１に示すようなもの
であり、印刷層を設けた基材１があり、その裏面に、水
分散型であり、冷水および常温の水に不溶性でかつ８５
℃以下で溶融する可塑剤を主成分とする感熱型接着剤層
２、さらに剥離層を用いる場合にはこれを設ける。
【０００９】本発明における印刷層を設けた基材として
は、上質紙、コート紙、ホイル紙、クレープ紙などが挙
げられる。
は、上質紙、コート紙、ホイル紙、クレープ紙などが挙
げられる。
【００１０】また、本発明の特徴である感熱型接着剤と
しては、例えば、固体可塑剤であるフタル酸ジシクロヘ
キシル、イソフタル酸ジメチル、クエン酸トリシクロヘ
キシル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸エ
ステル共重合体等を主成分とするもので、これに粘着付
与樹脂、ゴム成分等を加えたものが挙げられる。具体的
には東洋インキ製造（株）製の商品名オリバインＢＰＷ
５２４９、４５００−２等が使用できる。
しては、例えば、固体可塑剤であるフタル酸ジシクロヘ
キシル、イソフタル酸ジメチル、クエン酸トリシクロヘ
キシル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸エ
ステル共重合体等を主成分とするもので、これに粘着付
与樹脂、ゴム成分等を加えたものが挙げられる。具体的
には東洋インキ製造（株）製の商品名オリバインＢＰＷ
５２４９、４５００−２等が使用できる。
【００１１】また、場合によっては設けることとなる剥
離層の材料としては、紙、プラスチックフィルム等が使
用でき、これに少なくとも一方の面にシリコーン樹脂を
塗布するなどの通常の剥離処理塗工をしたものが好適で
ある。
離層の材料としては、紙、プラスチックフィルム等が使
用でき、これに少なくとも一方の面にシリコーン樹脂を
塗布するなどの通常の剥離処理塗工をしたものが好適で
ある。
【００１２】
【作用】以上に示したように本発明によれば、洗瓶用ラ
ベルの接着剤層を８５℃以下で溶融する可塑剤を主成分
とする感熱型接着剤より構成されているため、従来洗瓶
工程で洗剤として水酸化ナトリウム水溶液が使用されて
いたが、熱水に置き換えることによりラベル剥しが可能
になり、製造コストの低減化が図られる。また、従来の
水酸化ナトリウム水溶液を使用した洗浄でも当然可能で
ある。
ベルの接着剤層を８５℃以下で溶融する可塑剤を主成分
とする感熱型接着剤より構成されているため、従来洗瓶
工程で洗剤として水酸化ナトリウム水溶液が使用されて
いたが、熱水に置き換えることによりラベル剥しが可能
になり、製造コストの低減化が図られる。また、従来の
水酸化ナトリウム水溶液を使用した洗浄でも当然可能で
ある。
【００１３】
＜実施例１＞印刷層を設けた坪量６４ｇ／ｍ2 の上質紙
を基材として、感熱型接着剤として東洋インキ製造
（株）製「オリバインＢＰＷ５２４９」を塗工し、かつ
乾燥させて厚さ２０μｍの感熱型接着剤層を設け、洗瓶
用ラベルを作製した。
を基材として、感熱型接着剤として東洋インキ製造
（株）製「オリバインＢＰＷ５２４９」を塗工し、かつ
乾燥させて厚さ２０μｍの感熱型接着剤層を設け、洗瓶
用ラベルを作製した。
【００１４】＜実施例２＞感熱型接着剤を東洋インキ製
造（株）製「オリバインＢＰＷ４５００−２」とし、さ
らにポリラミ上質剥離紙を積層した以外は実施例１と同
様にして洗瓶用ラベルを作製した。。
造（株）製「オリバインＢＰＷ４５００−２」とし、さ
らにポリラミ上質剥離紙を積層した以外は実施例１と同
様にして洗瓶用ラベルを作製した。。
【００１５】＜比較例１＞実施例２において、前記東洋
インキ製造（株）製「オリバインＢＰＷ４５００−２」
に代えてアクリル系エマルジョン型粘着剤（東洋インキ
製造（株）製「オリバインＢＰＷ４６５５」）を使用し
た以外は同様にして洗瓶用ラベルを作製した。
インキ製造（株）製「オリバインＢＰＷ４５００−２」
に代えてアクリル系エマルジョン型粘着剤（東洋インキ
製造（株）製「オリバインＢＰＷ４６５５」）を使用し
た以外は同様にして洗瓶用ラベルを作製した。
【００１６】＜比較例２＞実施例１において、前記東洋
インキ製造（株）製「オリバインＢＰＷ５２４９」に代
えてカゼイン系接着剤を使用した以外は同様にして洗瓶
用ラベルを作製した。
インキ製造（株）製「オリバインＢＰＷ５２４９」に代
えてカゼイン系接着剤を使用した以外は同様にして洗瓶
用ラベルを作製した。
【００１７】＜比較例３＞実施例２において、前記東洋
インキ製造（株）製「オリバインＢＰＷ５２４９」に代
えてアクリル系溶剤型粘着剤（東洋インキ製造（株）製
「オリバインＢＰＳ３２３３」）を使用した以外は同様
にして洗瓶用ラベルを作製した。
インキ製造（株）製「オリバインＢＰＷ５２４９」に代
えてアクリル系溶剤型粘着剤（東洋インキ製造（株）製
「オリバインＢＰＳ３２３３」）を使用した以外は同様
にして洗瓶用ラベルを作製した。
【００１８】＜確認試験＞次に、これらのラベルの特性
をチェックするため下記のラベル剥離テストを行なっ
た。
をチェックするため下記のラベル剥離テストを行なっ
た。
【００１９】＜ラベル剥離テスト＞９０ｍｍ×１００ｍ
ｍに裁断されたラベルをガラス板に貼り合わせ、冷水、
常温の水、８０℃の熱水、３％の水酸化ナトリウム水溶
液７０℃の中に各々貼り合わせた試料を浸漬させ１０分
後、ラベルに軽い力を加え、その時のラベルの剥がれ状
態を観察した。結果を表１に示す。
ｍに裁断されたラベルをガラス板に貼り合わせ、冷水、
常温の水、８０℃の熱水、３％の水酸化ナトリウム水溶
液７０℃の中に各々貼り合わせた試料を浸漬させ１０分
後、ラベルに軽い力を加え、その時のラベルの剥がれ状
態を観察した。結果を表１に示す。
【００２０】
【表１】
【００２１】
【発明の効果】本発明の洗瓶用ラベルは、接着剤層を８
５℃以下で溶融する可塑剤を主成分とする感熱型接着剤
より構成されているため、従来洗瓶工程で洗剤として水
酸化ナトリウム水溶液が使用されていたが、熱水に置き
換えることによりラベル剥しが可能になり、製造コスト
の低減化が図られ、なおかつエコロジー対応の面からも
十分効果がある。
５℃以下で溶融する可塑剤を主成分とする感熱型接着剤
より構成されているため、従来洗瓶工程で洗剤として水
酸化ナトリウム水溶液が使用されていたが、熱水に置き
換えることによりラベル剥しが可能になり、製造コスト
の低減化が図られ、なおかつエコロジー対応の面からも
十分効果がある。
【００２２】
【図１】本発明の洗瓶用ラベルの一実施例を示す断面の
説明図である。
説明図である。
１…印刷層を設けた基材 ２…感熱型接着剤層 ３…剥離層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 ゆか 東京都台東区台東一丁目５番１号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 堀田 幸一 東京都台東区台東一丁目５番１号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 中島 正雄 東京都台東区台東一丁目５番１号 凸版印 刷株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】印刷層を設けた基材の裏面に、水分散型で
あり、冷水および常温の水に不溶性でかつ８５℃以下で
溶融する可塑剤を主成分とする感熱型接着剤層を設けた
ことを特徴とする洗瓶用ラベル。 - 【請求項２】請求項１において、感熱型接着剤層にさら
に剥離層を設けたことを特徴とする洗瓶用ラベル。 - 【請求項３】印刷層を設けた基材の裏面に、水分散型で
あり、冷水および常温の水に不溶性でかつ８５℃以下で
溶融する可塑剤を主成分とする感熱型接着剤層を設けた
ことを特徴とする洗瓶用ラベルを貼った瓶を、６０℃以
上の熱水にて洗浄し、ラベルを剥離することを特徴とす
るラベル付瓶の洗浄方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10280592A JPH05297807A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 洗瓶用ラベル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10280592A JPH05297807A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 洗瓶用ラベル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05297807A true JPH05297807A (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=14337282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10280592A Pending JPH05297807A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 洗瓶用ラベル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05297807A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013036011A (ja) * | 2011-08-11 | 2013-02-21 | Lintec Corp | 再剥離性粘着シート |
-
1992
- 1992-04-22 JP JP10280592A patent/JPH05297807A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013036011A (ja) * | 2011-08-11 | 2013-02-21 | Lintec Corp | 再剥離性粘着シート |
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