JPH0853448A - 6−アザインドールトロンボキサンシンターゼ阻害剤 - Google Patents

6−アザインドールトロンボキサンシンターゼ阻害剤

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JPH0853448A
JPH0853448A JP7013686A JP1368695A JPH0853448A JP H0853448 A JPH0853448 A JP H0853448A JP 7013686 A JP7013686 A JP 7013686A JP 1368695 A JP1368695 A JP 1368695A JP H0853448 A JPH0853448 A JP H0853448A
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alkyl
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JP7013686A
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Joseph Anthony Jakubowski
ジョゼフ・アンソニー・ジャクボウスキー
Alan David Palkowitz
アラン・デイビッド・パルコウィッツ
Sandra K Sigmund
サンドラ・ケイ・シグムンド
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Eli Lilly and Co
Original Assignee
Eli Lilly and Co
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    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トロンボキサンシンセターゼ阻害剤として有
効な、選択的酸官能性6−アザインドール型誘導体を提
供する。 【構成】 6−アザインドール化合物のうち、特に、式
(II): 【化1】 [式中、nは0〜3の整数、mは0〜2の整数、R1
よびR2は1価の基、−(La)−は4〜8の鎖原子を有す
る結合基であり、またAは酸性基である]で示される化
合物が、ヒトの血小板および他の細胞におけるTXA2
シンターゼを不活性化するのに好ましい化合物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、トロンボキサンシンターゼ阻害
剤として有用な6−アザインドール型化合物に関する。
【0002】1,6−ジアザインデンとしても知られて
いる二環式化合物の6−アザインドール[CA登録第2
71-29-4号]およびハルマイリン(harmyrine)が、
本発明の化合物の核を形成する。
【0003】トロンボキサンA2(TXA2)の産生を特異
的に減少するための治療物質は、腎疾患(例えば、水腎
症、移植片拒絶反応、および腎炎)、肺疾患(例えば、喘
息、および肺性高血圧症)といったような病態の処置、
肝および腸障害、心臓血管疾患(例えば、動脈硬化症、
血栓症、高血圧症、およびショック)、または血管形成
術および冠状動脈バイパス手術といったような外科的処
置の結果として生じる疾患の予防並びに処置に有用であ
る。アスピリンには、トロンボキサン合成の非特異的な
間接的阻害剤としての有効性がある。しかし、アスピリ
ンよりも、もっと有効かつ特異的なトロンボキサンシン
ターゼ阻害(TSI)性を有する新規化合物を開発するの
が望ましい。
【0004】本発明は、ヒトの血小板および他の細胞に
おけるTXA2シンターゼを不活性化する6−アザイン
ドール型化合物の新規系列に関するものであり、該化合
物は一般構造式(I):
【化3】 を有する。
【0005】本発明はまた、式(I)[式中、R1、R2
n、m、La、A、B4、B5およびB7は以下に定義する
通りである]で示される6−アザインドール化合物を活
性成分として含有する医薬品製剤に関するものである。
【0006】本発明はまた、血栓溶解剤、アンジオテン
シン転換酵素阻害剤、および/またはトロンボキサン受
容体拮抗剤と共に、本発明の6−アザインドール化合物
を含む多成分系医薬品組成物に関するものである。
【0007】本発明は、哺乳動物に本発明の化合物の治
療有効量を投与することで、トロンボキサン産生を阻害
する方法に関するものである。
【0008】本発明はまた、患者に本発明の化合物の治
療有効量を投与することで、血管形成術およびバイパス
手術といったような外科的手術を行う改良された方法に
関するものである。
【0009】本発明は、新規6−アザインドールトロン
ボキサンシンターゼ阻害剤、および静脈血栓症、肺動脈
塞栓症、動脈血栓症、特に心筋虚血、心筋梗塞および脳
血栓症といったような血栓塞栓疾患、血管形成術および
冠状動脈バイパス手術の後に起こす疾患といったような
全身的高凝固状態並びに局所的高凝固状態、および炎症
過程に関係あるような全身的組織傷害の予防並びに処置
に対する抗凝固薬としてのそれらの用途に関する。
【0010】定義:「アルキル」という用語は、それ自
体で、もしくは他の置換基の一部として、特に指示され
ない限り、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピ
ル、n-ブチル、および第三ブチルといったような指定
の炭素数を有する直鎖状または分枝鎖状のアルキル基を
意味する。
【0011】「ハロ」という用語は、フッ素、塩素、臭
素、またはヨウ素から誘導される基を意味する。
【0012】本明細書中で使用する「アリール」という
用語は、1原子取り除くことにより芳香族炭化水素から
誘導される有機基(例えば、フェニル、およびナフチル)
を示す。
【0013】「置換フェニル」という用語は、一つまた
はそれ以上の位置が一つまたはそれ以上のC1−C6アル
キル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1
−C6アルコキシ、アシル、ハロ、ニトロ、スルホ、ア
ミノ、またはヒドロキシル基で置換されたフェニル基を
意味する。
【0014】「酸性基」という用語は、プロトン授与体
となる有機基を示す。
【0015】本明細書中で使用する「有効量」という用
語は、有益な治療および/または予防成果が得られる程
度まで、ヒトの血小板および他の細胞にてTXA2シン
ターゼを不活性化することのできる本発明の化合物の量
を意味する。
【0016】「薬学的に許容し得る塩」という語には、
酸および塩基付加塩の両方が包含される。
【0017】「鎖原子」という語は、結合基−(La)−
の2つの結合間に存在する最短鎖中の原子数を意味す
る。最短鎖中にベンゼンまたはシクロヘキサン環が存在
する場合は、2原子として数える。例えば、結合基(a)
および(b):
【化4】 は各々、5および7の鎖原子を有する。
【0018】I.本発明の化合物 本発明の新規化合物は、式(I):
【化5】 [式中、nは0〜3の整数、mは0〜4の整数、B4
5、およびB7は炭素または窒素であり(ただし、
4、B5、またはB7のうち一つのみが窒素である)、
1は4位、5位、または7位の基であり、各々のR1
ヒドロキシ、ハロ、シアノ、スルホ、ニトロ、アミノ、
置換アミノ、カルボキシル、アシル、カルバミル、カル
ボニル、アルコキシカルボニル、アリール、アリールオ
キシ、C1−C12アルキル、C2−C12アルケニル、C2
−C12アルキニル、C1−C12アルコキシ、C4−C8
クロアルキル、C1−C12ハロゲン化アルキル、C1−C
12ヒドロキシル化アルキル、アミノアルキル、シアノア
ルキル、C1−C12置換フェニル、およびアルキル、ア
シル、ハロ、ヒドロキシ、またはC1−C6アルケニル、
1−C6アルキニル、C1−C6アルキルチオ、C1−C6
アルコキシもしくはC1−C6アルキルスルホニルで置換
されていることあるフェニルから独立して選択され、R
2は2位または3位の基であり、各々のR2はヒドロキ
シ、ハロ、シアノ、スルホ、ニトロ、アミノ、置換アミ
ノ、カルボキシル、アシル、カルバミル、カルボニル、
アルコキシカルボニル、アリール、アリールオキシ、C
1−C12アルキル、C2−C12アルケニル、C2−C12
ルキニル、C1−C12アルコキシ、C4−C8シクロアル
キル、C1−C12ハロゲン化アルキル、C1−C12ヒドロ
キシル化アルキル、アミノアルキル、シアノアルキル、
1−C12置換フェニル、およびアルキル、アシル、ハ
ロ、ヒドロキシ、またはC1−C6アルケニル、C1−C6
アルキニル、C1−C6アルキルチオ、C1−C6アルコキ
シもしくはC1−C6アルキルスルホニルで置換されてい
ることあるフェニルから独立して選択され、式(I)にお
ける2位、3位、4位、5位、および7位の環構成原子
が炭素でありかつR1またはR2で置換されていないもの
は、水素で置換されており、(La)は2価の結合基であ
り、またAは酸性基である]で示される化合物、または
薬学的に許容し得るそれらの塩、溶媒和物もしくはプロ
ドラッグであり、式(I)中の断続線は、場合により不飽
和であることを示す。
【0019】式(I)で示される化合物のうち、酸性基A
が以下のもの: −5−テトラゾリル −SO3H −カルボキシル
【化6】 [式中、R4は水素、C1−C12アルキル、フェニルまた
は置換フェニルから選択される]から選択される化合物
が好ましい。
【0020】式(I)で示される化合物のうち、酸性基が
カルボキシルである化合物が最も好ましい。
【0021】式(I)で示される化合物のうち、2価の結
合基−(La)−が4〜8の鎖原子、最も好ましくは5ま
たは6の鎖原子を有する化合物もまた好ましい。式(I)
で示される化合物のうち、2価の結合基−(La)−が以
下の化学式:
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】 から選択される化合物が特に好ましい。
【0022】式(I)で示され、ヒトの血小板および他の
細胞におけるTXA2シンターゼを不活性化する6−ア
ザインドール化合物のうち、好ましい化合物は、式(I
I):
【化11】 [式中、nは0〜3の整数、mは0〜2の整数、R1
4位、5位、または7位の基であり、各々のR1はヒド
ロキシ、ハロ、シアノ、スルホ、ニトロ、アミノ、置換
アミノ、カルボキシル、アシル、カルバミル、カルボニ
ル、アルコキシカルボニル、アリール、アリールオキ
シ、C1−C12アルキル、C2−C12アルケニル、C2
12アルキニル、C1−C12アルコキシ、C4−C8シク
ロアルキル、C1−C12ハロゲン化アルキル、C1−C12
ヒドロキシル化アルキル、アミノアルキル、シアノアル
キル、C1−C12置換フェニル、およびアルキル、アシ
ル、ハロ、ヒドロキシ、またはC1−C6アルケニル、C
1−C6アルキニル、C1−C6アルキルチオ、C1−C6
ルコキシもしくはC1−C6アルキルスルホニルで置換さ
れていることあるフェニルから独立して選択され、R2
は2位または3位の基であり、各々のR2はヒドロキ
シ、ハロ、シアノ、スルホ、ニトロ、アミノ、置換アミ
ノ、カルボキシル、アシル、カルバミル、カルボニル、
アルコキシカルボニル、アリール、アリールオキシ、C
1−C12アルキル、C2−C12アルケニル、C2−C12
ルキニル、C1−C12アルコキシ、C4−C8シクロアル
キル、C1−C12ハロゲン化アルキル、C1−C12ヒドロ
キシル化アルキル、アミノアルキル、シアノアルキル、
1−C12置換フェニル、およびアルキル、アシル、ハ
ロ、ヒドロキシ、またはC1−C6アルケニル、C1−C6
アルキニル、C1−C6アルキルチオ、C1−C6アルコキ
シもしくはC1−C6アルキルスルホニルで置換されてい
ることあるフェニルから独立して選択され、R1または
2で置換されていない式(II)における2位、3位、4
位、5位、および7位は水素で置換されており、(La)
は4〜6の鎖原子を含む2価の結合基であり、またAは
酸性基である]で示される化合物、または薬学的に許容
し得るそれらの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグであ
る。
【0023】式(II)で示される好ましい化合物は、nが
0(4位、5位、および7位が水素で置換されている)で
あるか、mが0(2位および3位が水素で置換されてい
る)であるか、または(n+m)が0であり、−(La)−が
−(CH2)5−および−(CH2)6−より成る群から選択さ
れ、またAがカルボキシルである化合物のいずれかであ
る。
【0024】式(II)で示され、血小板におけるTXA2
シンターゼを不活性化する6−アザインドール化合物の
うち、好ましい化合物は、式(III):
【化12】 [式中、pは3〜5の整数である]で示される化合物、
または薬学的に許容し得るそれらの塩、溶媒和物もしく
はプロドラッグである。
【0025】本発明の化合物として例示される化合物
(および製薬的に許容し得るそれらの塩、溶媒和物並び
にプロドラッグのすべて)には、以下のもの: (a) 6−アザインドール−1−ペンタン酸 (b) 6−アザインドール−1−ヘキサン酸 (c) 6−アザインドール−1−ヘプタン酸 (d) (a)〜(c)のあらゆる混合物 が包含される。
【0026】本発明の化合物は、少なくとも一つの酸性
官能置換基(すなわち、式IのA基)を有し、それ自体、
塩を形成することができる。製薬的に許容し得る代表的
な塩には、これに限定されるものではないが、リチウ
ム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウ
ム、アルミニウム等といったようなアルカリおよびアル
カリ土類塩が包含される。塩は、酸溶液を塩基で処理す
ることにより、もしくは酸をイオン交換樹脂に通すこと
により遊離酸から製造され、都合よい。
【0027】製薬的に許容し得る塩の定義の範囲内に
は、本発明の化合物と共に塩を形成するのに十分な塩基
性度を有する窒素塩基から誘導される、例えば、アンモ
ニウム、第四アンモニウム、およびアミン陽イオンとの
相対的に毒性のない本発明の化合物の無機および有機塩
基付加塩が包含される[例えば、S.M.ベルゲ(Berge)
ら,「ファーマシューティカル・ソルツ(Pharmaceutic
al Salts)」,ジャーナル・オブ・ファーマシューティ
カル・サイエンス(J.Phar.Sci.),66:1−19
(1977)を参照]。
【0028】本発明の化合物が塩基性基を含む場合、そ
れらを適当な有機または無機酸と反応させて、酢酸塩、
ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重炭酸塩、重硫酸
塩、重酒石酸塩、ホウ酸塩、臭化物、カンシラート,炭
酸塩、塩化物、クラブラン酸塩、クエン酸塩、エデト酸
塩、エディシラート、エストレート、エシレート、フッ
化物、フマル酸塩、グルセプテート、グルコン酸塩、グ
ルタミン酸塩、グリコリルアルサニル酸塩、ヘキシルレ
ゾルシン酸塩、ヒドロキシナフトエ酸塩、ヨウ化物、イ
ソチオン酸塩、乳酸塩、ラクトビオネート、ラウリン酸
塩、リンゴ酸塩、マルセエート、マンデル酸塩、メシレ
ート、臭化メチル、硝酸メチル、硫酸メチル、ムチン酸
塩、ナプシラート、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸
塩、パルミチン酸塩、パントテン酸塩、リン酸塩、ポリ
ガラクツロン酸塩、サリチル酸塩、ステアリン酸塩、塩
基性酢酸塩、コハク酸塩、タンニン酸塩、酒石酸塩、ト
シラート、トリフルオロ酢酸塩、トリフルオロメタンス
ルホン酸塩、および吉草酸塩といったような塩を形成す
ることができる。
【0029】式(I)で示される化合物はまた、酸および
塩基官能性の両方を含み、自己プロトン化が可能である
ため、両性イオンの形にすることもできる。
【0030】本発明のある化合物は、一つまたはそれ以
上のキラル中心を有することから、光学的活性型で存在
し得る。同様に、該化合物がアルケニルまたはアルケニ
レン基を含む場合、該化合物にはシス−およびトランス
−異性体型が存在する可能性がでてくる。ラセミ混合
物、さらにはシス−およびトランス−異性体の混合物を
含め、R−およびS−異性体、並びにそれらの混合物
が、本発明の意図するところである。アルキル基といっ
たような置換基中に、さらなる不斉炭素原子が存在する
場合がある。そのような異性体、さらにはそれらの混合
物は全て、本発明が包含しようとするものである。特定
の立体異性体を所望するなら、不斉中心を含み、また既
に光学分割されている出発原料との立体特異的反応を利
用することで当業界に周知の方法により、あるいはま
た、立体異性体の混合物とした後、既知の方法で光学分
割するという方法により製造することができる。
【0031】プロドラッグとは、化学的に、または代謝
的に開裂可能な基を有し、溶媒化分解(ソルボリシス)に
より、もしくは生理的条件下に、インビボで製薬的に活
性な本発明の化合物となる、本発明の化合物の誘導体で
ある。本発明の化合物の誘導体は、それらの酸および塩
基誘導体の両方の形で活性を有するが、酸誘導体の形の
ほうが哺乳類の生体中で有利な溶解性、組織適合性、ま
たは徐放性を示すことが多い[バントガルト(Bundgar
d),H.,デザイン・オブ・プロドラッグズ(Design of
Prodrugs),7−9頁,21−24頁,エルゼフィアー
(Elsevier),アムステルダム(Amsterdam),1985
を参照]。プロドラッグには、例えば、出発原料となる
酸性化合物を適当なアルコールと反応させることにより
製造されるエステル、もしくは出発原料となる酸化合物
を適当なアミンと反応させることにより製造するアミド
といったような、当業者に周知の酸誘導体が包含され
る。本発明の化合物において突き出ている酸性基から誘
導される単純脂肪族または芳香族エステルが好ましいプ
ロドラッグである。場合によっては、(アシルオキシ)ア
ルキルエステル体または((アルコキシカルボニル)オキ
シ)アルキルエステル体といったような、二重エステル
型のプロドラッグを製造するのが望ましい。
【0032】II.本発明の医薬品製剤 本発明はまた、製薬的に許容し得る担体もしくは希釈剤
と組み合わせる、上記第I節で記載した新規化合物、ま
たは製薬的に許容し得るそれらの塩、溶媒和物もしくは
プロドラッグを含む医薬品製剤を提供する。
【0033】医薬品製剤には、当業界において既知であ
る幾つかの適当な担体を使用することができる。そのよ
うな製剤中では、該担体が固体であっても、液体であっ
ても、または固体と液体との混合物であってもよい。固
形製剤には、粉末剤、錠剤およびカプセル剤が包含され
る。固体の担体とは、調味料、滑剤、可溶化剤、沈殿防
止剤、結合剤、錠剤崩壊剤および封入材料としても作用
し得る、一つまたはそれ以上の物質であり得る。
【0034】粉末剤では、該担体は微細に粉砕した固体
であり、これを微細に粉砕した活性成分と混合する。錠
剤では、該活性成分を必須の結合性を有する担体と適当
な割合で混合して、所望の形や大きさに圧縮する。粉末
剤および錠剤は、本発明の新規化合物である活性成分を
約1〜約99重量%含有するのが好ましい。適当な固体
の担体は、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウ
ム、タルク、乳糖、ペクチン、デキストリン、デンプ
ン、ゼラチン、トラガカントゴム、メチルセルロース、
カルボキシメチルセルロースナトリウム、低融点ワック
ス、およびカカオ脂である。
【0035】滅菌液体型製剤には、懸濁剤、乳剤、シロ
ップ剤およびエリキシル剤が包含される。
【0036】活性成分は、滅菌水、滅菌有機溶媒または
その両方の混合物といったような製薬的に許容し得る担
体中に溶解、もしくは懸濁することができる。該活性成
分は、適当な有機溶媒(例えば、水性プロピレングリコ
ール)中に溶解できることが多い。他の組成物は、微細
に粉砕した活性成分をデンプンまたはカルボキシメチル
セルロースナトリウム水溶液、もしくは適当な油中に分
散させることにより製造することができる。
【0037】該医薬品製剤は、単位用量形態であるのが
好ましい。カプセル剤または錠剤自体、もしくはこれら
のうち適当な数の幾つかが単位用量形態となり得る。必
要とする個々の処置により、単位用量の組成物中での活
性成分量は、種々に変更したり、もしくは約0.1〜約
1000mgまたはそれ以上に調節することができる。患
者の年齢や病態によって、投与量に通常の変動をもたせ
る必要があり得ると解することができる。投与量はま
た、投与経路にもよる。
【0038】本発明の製剤は、経口、非経口または直腸
投与用として、もしくは口または鼻のいずれかを介する
吸入もしくは吹込での投与に適当な形態に製造すること
ができる。
【0039】以下の医薬品製剤1〜8は、単に例示した
だけであって、本発明の範囲を何ら制限しようとするも
のではない。「活性成分」とは、式(I)で示される化合
物、または製薬的に許容し得るそれらの塩、溶媒和物も
しくはプロドラッグを示す。
【0040】〈製剤例 1〉以下の成分を用いて、ゼラ
チン硬カプセル剤を製造する。 量(mg/カプセル) 活性成分 250 デンプン(乾燥) 200 ステアリン酸マグネシウム 10 合 計 460mg
【0041】〈製剤例 2〉以下の成分を用いて、錠剤
を製造する。 量(mg/錠剤) 活性成分 250 セルロース(微晶質) 400 二酸化ケイ素(フュームド) 10 ステアリン酸 5 合 計 665mg 各成分を混合し、圧縮して各々の重量が665mgの錠剤
を成形する。
【0042】〈製剤例 3〉以下の成分を含むエアゾー
ル剤溶液を製造する。 重 量 活性成分 0.25 エタノール 25.75 プロペラント[Propellant] 22(クロロジフルオロメタン) 74.00 合 計 100.00 活性成分をエタノールと混合し、その混合物にプロペラ
ント22を滴加して、−30℃まで冷却した後、充填装
置に移す。次いで、必要量をステンレススチール製の容
器に入れ、残りのプロペラントで希釈する。次いで、バ
ルブ装置を容器に取り付ける。
【0043】〈製剤例 4〉活性成分を各々60mg含有
する錠剤を以下のようにして製造する。 活性成分 60 mg デンプン 45 mg 微晶質セルロース 35 mg ポリビニルピロリドン(10%水溶液として) 4 mg カルボキシメチルセルロースナトリウム 4.5mg ステアリン酸マグネシウム 0.5mg タルク 1 mg 合 計 150 mg 活性成分、デンプンおよびセルロースを米国No.45メ
ッシュの篩にかけて、完全に混合する。その結果得られ
る粉末とポリビニルピロリドン水溶液とを混合した後、
その混合物を米国No.14メッシュの篩にかける。この
ようにして製造した顆粒を50℃で乾燥し、米国No.1
8メッシュの篩にかける。次いで、あらかじめ米国No.
60メッシュの篩にかけておいたカルボキシメチルセル
ロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウムおよびタ
ルクを該顆粒に加え、混合した後、打錠機で圧縮して、
各々の重量が150mgの錠剤を得る。
【0044】〈製剤例 5〉活性成分を各々80mg含有
するカプセル剤を以下のようにして製造する。 活性成分 80mg デンプン 59mg 微晶質セルロース 59mg ステアリン酸マグネシウム 2mg 合 計 200mg 活性成分、セルロース、デンプン、およびステアリン酸
マグネシウムを合わせ、米国No.45メッシュの篩にか
けて、200mg量をゼラチン硬カプセルに充填する。
【0045】〈製剤例 6〉活性成分を各々225mg含
有する坐剤を以下のようにして製造する。 活性成分 225mg 飽和脂肪酸グリセリド 2,000mg 合 計 2,225mg 活性成分を米国No.60メッシュの篩にかけ、あらかじ
め必要最小限の熱を用いて溶融しておいた飽和脂肪酸グ
リセリド中に懸濁する。次いで、その混合物を呼称2g
容量の坐薬型に注ぎ込んで放冷する。
【0046】〈製剤例 7〉5ml用量につき活性成分を
各々50mg含有する懸濁剤を以下のようにして製造す
る。 活性成分 50 mg カルボキシメチルセルロースナトリウム 50 mg シロップ 1.25ml 安息香酸溶液 0.10ml 香料 適 量 着色料 適 量 精製水を加えて5mlとする 活性成分を米国No.45メッシュの篩にかけ、カルボキ
シメチルセルロースナトリウムおよびシロップと混合し
て、滑らかなペーストとする。安息香酸溶液、香料およ
び着色料を少量の水で希釈して、撹拌しながら加える。
次いで、十分水を加えて、所望の容量とする。
【0047】〈製剤例 8〉静脈注射用製剤を以下のよ
うにして製造する。 活性成分 100mg 等張生理食塩水 1,000ml 通例、上記成分の溶液を1分間につき1mlの割合で被
験者に静脈内投与する。本発明の医薬品製剤は、ヒトの
血小板および他の細胞にてTXA2シンターゼを不活性
化する。
【0048】III.選択した治療物質と組み合わせて本
発明の化合物を用いる多成分系医薬 品製剤 本発明の化合物は、トロンボキサンシンターゼ阻害剤と
して作用するが、異なった作用機序を有する他の物質と
組み合わせると、多成分系医薬品組成物が得られ、都合
よい。その結果得られる組み合わせ成分は、上記第II節
で記載したような医薬品製剤中の活性成分として使用す
ることができる。従って、(式I、II、およびIIIで示さ
れるような)本発明の化合物を一つまたはそれ以上の以
下の群: a)血栓溶解剤、 b)アンジオテンシン転換酵素阻害剤、および c)トロンボキサン受容体拮抗剤 から選択される治療物質と組み合わせることにより、
(多成分系医薬品製剤のための)活性成分とすることがで
きる。
【0049】血栓溶解剤(a)の例としては、組織プラス
ミノーゲンアクチベーター(t-PA)およびストレプトキ
ナーゼが挙げられる。心臓血管の症状には、これらの物
質を本発明の化合物と組み合わせて使用するのが好まし
い。
【0050】糖尿病性腎症といったような腎臓の症状に
は、カプトプリル、(1−[(2S)−3−メルカプト−2
−メチルプロピオニル]−L−プロリン)といったような
アンジオテンシン転換酵素阻害剤(b)(ACE阻害剤)を
本発明の化合物と組み合わせて使用するのが好ましい。
【0051】トロンボキサン受容体拮抗剤(c)の例とし
ては、バピプロスト[(Vapiprost),グラクソ(Glax
o)]およびS−1452TM化合物[CAS登録第132
747-47-8号;(5−ヘプタン酸,7−[3−[(フ
ェニルスルホニル)アミノ]ビシクロ[2.2.1]ヘプト−
2−イル]−カルシウム塩)(2:1),[1R−[1α,
2α(Z),3β,4α]];およびバピプロストTM化合物
[CAS登録第87248-13-3号];[1R−[1α
(Z),2β,3β,5α]]−(+)−7−[5−[(1,1')−
ビフェニル)−4−イルメトキシ]−3−ヒドロキシ−2
−(1−ピペリジニル)シクロペンチル]−4−ヘプタン
酸 塩酸塩;並びにベイ(Bay)−u−3405TM化合物
[CAS登録第116649-85-5号];(9H−カ
ルバゾール−9−プロパン酸,3−[[(4−フルオロフ
ェニル)スルホニル]アミノ]−1,2,3,4−テトラヒド
ロ,(R)−)が挙げられる。心臓血管および腎臓の症状
には、これらの拮抗剤を本発明の化合物と組み合わせて
使用するのが好ましい。本発明の好ましい態様は、本発
明の化合物とトロンボキサン受容体拮抗剤(TRA)との
組み合わせであるが、これは該(TRA)が、(式I、I
I、およびIIIで示される)本発明のトロンボキサンシン
ターゼ阻害剤化合物により高められるプロスタグランジ
ンH2の活性を遮断するためである。
【0052】通例、該成分の相対的割合(治療物質に対
する本発明の化合物の重量比)は、1:1000から1
000:1の範囲内であり、該成分の投与量を製薬的に
有効であることが知られている重量と合わせることによ
り容易に決定される。
【0053】本発明の化合物を一つまたはそれ以上の群
に属する上記治療物質(a)、(b)、または(c)と混合す
ることにより、多成分系医薬品組成物とすることができ
る。あるいはまた、各々の成分、すなわち(i)本発明の
化合物、および(ii)選択した治療物質を一緒にパッケー
ジしてもよく、例えば、2部に分かれた錠剤として、こ
れを患者へ2つ同時に投与してもよい。
【0054】IV.本発明の化合物を用いてトロンボキサ
ン産生を抑制する改良された方法 本発明は、トロンボキサン産生を抑制するための方法で
あって、哺乳類宿主(例えば、ヒト)に、式(I)、(II)、
または(III)で示される新規化合物の有効量を投与する
ことから成る方法に関するものである。本発明の化合物
を用いて哺乳動物を処置することは、治療および/また
は予防目的に対するものとなり得る。
【0055】トロンボキサン産生を抑制するための本発
明の好ましい方法は、哺乳動物に、上記第II節で記載し
た本発明の医薬品製剤、もしくは上記第III節で記載し
た多成分系医薬品製剤を投与することである。
【0056】勿論、治療および/または予防効果を得よ
うと投与する本発明の化合物の具体的な投与量は、例え
ば、投与経路や処置しようとする病態を含め、患者を取
り巻く個々の状況により決定される。典型的な一日量に
は、約00.1mg/kg(体重)〜約50mg/kg(体重)とい
う、非毒性量レベルの化合物が含まれる。通例、好まし
い一日量は、約0.05mg/kg(体重)〜約20mg/kg(体
重)である。
【0057】本発明はまた、血管形成術の前および/ま
たは間に、式(I)、(II)、または(III)で示され、血栓
形成を防ぐ新規化合物を投与することにより、血管形成
術を行う改良された方法に関するものである。
【0058】本発明は、ヒトにおける一次的または再発
性の心筋梗塞、もしくは一次的または再発性の発作を予
防する、もしくは処置するための方法であって、式
(I)、(II)、または(III)で示される化合物、または製
薬的に許容し得るそれらの塩、溶媒和物もしくはプロド
ラッグを含む活性成分の組み合わせを、一次的または再
発性の心筋梗塞、もしくは一次的または再発性の発作を
予防する、もしくは処置するのに有効な量でヒトに投与
することから成る方法に関するものである。
【0059】V.本発明の6−アザインドール化合物を
製造する方法 出発原料である6−アザインドールの製造は、プロコポ
フ(Prokopov),A.A.およびヤノントフ(Yakhontov),
L.N.[ケミストリー・オブ・ヘテロサイクリック・コ
ンパウンズ(Chemistry of Heterocyclic Compound
s),1977,No.8,919頁]により教示されてい
るようにして行うことができる[この開示は引用によっ
て本明細書に包含される]。プロコポフおよびヤノント
フにより教示されている、出発原料を製造するための基
本反応は、以下の通りである。
【0060】市販の4−メチル−3−ニトロピリジンを
N,N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタールと縮
合すると、E−4−[2−(N,N−ジメチルアミノ)−1
−エテニル]−3−ニトロピリジンが得られ、次いでこ
れを接触水素添加すると、6−アザインドールが得られ
る。
【0061】このようにして製造した6−アザインドー
ルは、塩基を用いることによりN−1で脱プロトン化
し、適当なハロアルカン酸アルキルを用いてアルキル化
することができる。得られたエステルを塩基で加水分解
すると、以下の反応式Iに示すような酸誘導体が得られ
る。
【0062】
【化13】
【0063】6−アザインドール核の置換反応は、6−
アザインドールをアルキル化する前に、もしくはエステ
ル加水分解して最終的な酸とする前に、種々の方法によ
り行うことができる[(1)プロコポフ,A.A.およびヤ
ノントフ,L.N.のケミストリー・オブ・ヘテロサイク
リック・コンパウンズ[1978,402−405頁,
406−410頁,695頁,および1224−122
7頁]、および(2)フィッシャー(Fisher),M.H.およ
びマツューク(Matzuk),A.R.のジャーナル・オブ・ヘ
テロサイクリック・ケミストリー[(Journal of Hete
rocyclic Chemistry),6,775頁,1969]を参
照][この開示は引用によって本明細書に包含され
る]。
【0064】例として3位置換反応を以下のように示
す。
【0065】
【化14】
【0066】以下の実施例は、本発明を説明するための
ものであって、それらを制限するものとして解釈しよう
とするものではない。温度は摂氏温度で示し、また特に
ことわらない限り、部とは全て重量部を示す。
【0067】実施例 1 〈パート A〉
【化15】 E−4−[2−(N,N−ジメチルアミノ)−1−エテニ
ル]−3−ニトロピリジン(出発原料)の製造 窒素雰囲気下、4−メチル−3−ニトロピリジン(14.
0g,101mmole)、N,N−ジメチルホルムアミドジ
エチルアセタール(19.8g,134mmole)および無水
ジメチルホルムアミド(DMF)(40ml)の撹拌溶液を、
油浴を用いて浴温85−95℃で3.5時間加熱した。
その反応溶液を放冷して室温とした後、減圧下で濃縮し
た。その残留物をベンゼンから再結晶すると、融点が1
02−104℃(文献では106−107℃)である暗紅
色の針状結晶として、所望の生成物14.31g(73
%)が得られた。91132に関する分析 計算値 C:55.95,H:5.74,N:21.7
5 実験値 C:56.15,H:5.83,N:21.9
【0068】〈パート B〉
【化16】 6−アザインドールの製造 42プサイ(psi)(2.90×105パスカル(Pa.))の水
素圧下、5%パラジウム−炭素(1.5g,0.70mmol
e)、E−4−[2−(N,N−ジメチルアミノ)−1−エテ
ニル]−3−ニトロピリジン(3.5g,18.1mmole)お
よびエタノール(200ml,0.44%トルエン)の混合
物を、水素に関する理論消費量の90%となるまで撹拌
した。その反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。得
られた残留物についてクロマトグラフィー(二酸化ケイ
素(SiO2),酢酸エチル)を行った後、(ベンゼンから)
再結晶すると、融点が133−134℃である無色の針
状結晶として、所望の生成物1.5g(70%)が得られ
た。762に関する分析 計算値 C:71.17,H:5.12,N:23.7
1 実験値 C:71.01,H:5.29,N:23.5
【0069】〈パート C〉
【化17】 6−アザインドール−1−ヘキサン酸エチルの製造 窒素雰囲気下、6−アザインドール(0.90g,7.6m
mole)の無水DMF(9ml)溶液を、水素化ナトリウム(N
aH)(0.37g,9.2mmole,60%油中分散体)の無
水DMF(10ml)懸濁液に、内部の反応温度が35℃を
越えないような割合で(15分間かけて)滴加した。その
反応混合物を、溶液が得られるまで(20分間)室温で撹
拌するが、この時、6−ヨードヘキサン酸エチル(2.2
g,8.1mmole)の無水DMF(7ml)溶液を、内部温度
が35℃を越えないような割合で滴加した。次いで、窒
素雰囲気下、その反応溶液を室温で3時間撹拌した後、
氷水(100ml)を添加して、酢酸エチル(50ml)で3回
抽出した。有機相を合わせ、ブライン(30ml)で洗浄し
て、乾燥(硫酸マグネシウム(MgSO4))し、減圧下で濃
縮した。得られた残留物についてクロマトグラフィー
(SiO2,酢酸エチル)を行うと、黄色の油状物質とし
て、所望の生成物1.32g(67%)が得られた。152022に関する分析 計算値 C:69.20,H:7.74,N:10.7
6 実験値 C:69.44,H:7.93,N:10.7
【0070】〈パート D〉
【化18】 6−アザインドール−1−ヘキサン酸の製造 5N水酸化ナトリウム(NaOH)(40ml,200mmole)
を、6−アザインドール−1−ヘキサン酸エチル(5.9
6g,22.9mmole)のエタノール(200ml)溶液に添
加して、その結果得られた溶液を室温で3.5時間撹拌
した後、減圧下で濃縮した。その残留物を水に溶解し、
5N塩酸(HCl)で酸性とした後、減圧下で濃縮する
と、固体2.5gが得られた。この残留物のサンプル1.
0gの水(20ml)溶液に、Cu(O2CCH3)・H2O(0.
80g,4.0mmole)の水(8ml)溶液を添加し、その結
果得られた溶液を、青色の沈殿物が生成するまで(15
分間)室温で撹拌した。その沈殿物を集めて、水(100
ml)中に懸濁させた。その懸濁液を内部温度が48℃と
なるまで加熱し、硫化水素(H2S)ガスを30分間通気
した。48−50℃で3時間20分撹拌し続けた後、そ
の反応混合物を放冷して室温とした。沈殿した硫化銅
(CuS)を濾過することにより取り除いて、その濾液を
減圧下で濃縮した。その残留物を脱色化炭素で処理し、
酢酸エチルから再結晶すると、融点が115−116.
5℃である淡金色の針状結晶として、所望の生成物0.
26g(12%)が得られた。131622に関する分析 計算値 C:67.22,H:6.94,N:12.0
6 実験値 C:67.24,H:7.01,N:12.0
【0071】アッセイ 以下の表1に示す結果に伴い、本発明の化合物が有効な
トロンボキサンシンターゼ阻害剤であるための能力を、
以下のトロンボキサンシンターゼ阻害(TSI)アッセイ
で評価した。
【0072】
【表1】
【0073】トロンボキサンシンターゼ阻害(TSI)試
験のための方法 試験化合物である6−アザインドール−1−ヘキサン酸
(実施例1の化合物、パート D)を種々の濃度でジメチ
ルスルホキシド中に溶解した。その化合物溶液およびジ
メチルスルホキシド単独のもの(ビヒクル)を、0.38
%クエン酸三ナトリウムで抗凝固処理した新鮮なヒトの
全血と共に37℃で30分間インキュベートした。30
分後、0.5M塩化カルシウム溶液0.025mlを各々の
血液1mlに添加して、さらに37℃で1時間インキュベ
ートした。ベックマン(Beckman)の卓上遠心分離機を用
いて、血液を2000×gで15分間遠心分離すること
により、血清を調製した。TXB2および6−ケト−P
GF1a血清は各々、TXA2並びにプロスタサイクリン
合成の安定な代謝物であり、かつ指標でもあることか
ら、一般的試験方法を利用することで、これをラジオイ
ムノアッセイにより測定した[以下の参考文献1および
2を参照]。TXB2のラジオイムノアッセイより得ら
れた結果を表1に示して、実施例1の化合物(パート
D)に関する、トロンボキサンシンターゼ阻害剤として
の用量依存効力を示す。これらのデータを利用して、I
50(トロンボキサン産生を、ビヒクル単独で用いた場
合に得られる産生量の50%まで抑えるのに必要な化合
物の濃度)を計算すると、6−アザインドール−1−ヘ
キサン酸に関しては、23 ± 4.1nM(平均 ± S
E,n=3)であった。
【0074】(プロスタサイクリン産生を反映する)6−
ケト−PGF1a血清のラジオイムノアッセイで測定され
たデータにより、シクロオキシゲナーゼおよびプロスタ
サイクリンシンターゼに対するトロンボキサンシンター
ゼ阻害に関し、6−アザインドール−1−ヘキサン酸の
特異性を測定することができ、これを6−ケト−PGF
1aの血清レベルとして示した。これらの値は、非特異的
阻害剤(すなわち、アスピリン)の存在下に減少するが、
特異的TSIの存在下では変化がないか、もしくは増加
する。表2のデータから、ヒトの6−ケト−PGF1a
血清レベルに対して6−アザインドール−1−ヘキサン
酸化合物に期待される用量依存刺激作用が実証され、ま
た6−アザインドール−1−ヘキサン酸による特異的T
SIが確証される。
【0075】
【表2】
【0076】ラットを該化合物の溶液を用いて経口投与
により処置し、1時間後に血液を採取することにより、
6−アザインドール−1−ヘキサン酸の経口活性を立証
した。その血液をガラスチューブ中に37℃で1時間放
置して、凝固させた。ベックマンの卓上遠心分離機を用
いて、2000×gで15分間遠心分離することによ
り、クロットを沈殿させた後、血清を集めた。血清中、
TXB2のレベルをラジオイムノアッセイにより測定し
た。TXB2のレベルが減少することにより、経口吸収
から得られる血液中に化合物が存在していることが示さ
れる。これらの実験結果を表3に示すが、これから、経
口投与による該化合物の有効性、およびTXB2血清に
対する所望の阻害作用の用量依存性が実証される。
【0077】
【表3】
【0078】参考文献1:ソアーズ(Sors),H.,プラ
デレス(Pradelles),P.およびドレイ(Dray),F.の
ロスタグランジンズ[(Prostaglandins)16:27
7,1978]。 参考文献2:ドレイ(Dray)らのアドバンシーズ・イン
・プロスタグランジン・アンド・トロンボキサン・リサ
ーチ[(Advances inProstaglandin and Thromboxane
Research) 6:167,1980]
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 45/00 ACB AED AEQ C07D 487/04 140 7019−4C //(A61K 31/435 45:00) (A61K 31/495 45:00) (A61K 31/50 45:00) (A61K 31/505 45:00) (72)発明者 アラン・デイビッド・パルコウィッツ アメリカ合衆国46032インディアナ州カー メル、ベントリー・ウェイ1274番 (72)発明者 サンドラ・ケイ・シグムンド アメリカ合衆国46203インディアナ州イン ディアナポリス、イースト・テイバー・ス トリート941番

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 哺乳類の血小板におけるTXA2シンタ
    ーゼを不活性化する6−アザインドール化合物であっ
    て、該化合物が式(I): 【化1】 [式中、 nは0〜3の整数、 mは0〜4の整数、 B4、B5、およびB7は炭素または窒素であり(ただ
    し、B4、B5、またはB7のうち一つのみが窒素であ
    る)、 R1は4位、5位、または7位の基であり、各々のR1
    ヒドロキシ、ハロ、シアノ、スルホ、ニトロ、アミノ、
    置換アミノ、カルボキシル、アシル、カルバミル、カル
    ボニル、アルコキシカルボニル、アリール、アリールオ
    キシ、C1−C12アルキル、C2−C12アルケニル、C2
    −C12アルキニル、C1−C12アルコキシ、C4−C8
    クロアルキル、C1−C12ハロゲン化アルキル、C1−C
    12ヒドロキシル化アルキル、アミノアルキル、シアノア
    ルキル、C1−C12置換フェニル、およびアルキル、ア
    シル、ハロ、ヒドロキシ、またはC1−C6アルケニル、
    1−C6アルキニル、C1−C6アルキルチオ、C1−C6
    アルコキシもしくはC1−C6アルキルスルホニルで置換
    されていることあるフェニルから独立して選択され、 R2は2位または3位の基であり、各々のR2はヒドロキ
    シ、ハロゲン、シアノ、スルホ、ニトロ、アミノ、置換
    アミノ、カルボキシル、アシル、カルバミル、カルボニ
    ル、アルコキシカルボニル、アリール、アリールオキ
    シ、C1−C12アルキル、C2−C12アルケニル、C2
    12アルキニル、C1−C12アルコキシ、C4−C8シク
    ロアルキル、C1−C12ハロゲン化アルキル、C1−C12
    ヒドロキシル化アルキル、アミノアルキル、シアノアル
    キル、C1−C12置換フェニル、およびアルキル、アシ
    ル、ハロ、ヒドロキシ、またはC1−C6アルケニル、C
    1−C6アルキニル、C1−C6アルキルチオ、C1−C6
    ルコキシもしくはC1−C6アルキルスルホニルで置換さ
    れていることあるフェニルから独立して選択され、 式(I)における2位、3位、4位、5位、および7位の
    環構成原子が炭素でありかつR1またはR2で置換されて
    いないものは、水素で置換されており、 (La)は2価の結合基であり、またAは酸性基である]
    で示される化合物、または薬学的に許容し得るそれらの
    塩、溶媒和物もしくはプロドラッグである6−アザイン
    ドール化合物。
  2. 【請求項2】 ヒトの血小板および他の細胞におけるT
    XA2シンターゼを不活性化する6−アザインドール化
    合物であって、該化合物が式(III): 【化2】 [式中、pは3〜5の整数である]で示される化合物、
    または薬学的に許容し得るそれらの塩、溶媒和物もしく
    はプロドラッグである6−アザインドール化合物。
  3. 【請求項3】 製薬的に許容し得る担体または希釈剤と
    共に、請求項1または2に記載の化合物を含む医薬品製
    剤。
  4. 【請求項4】 製薬的に許容し得る担体または希釈剤と
    共に、 (1) 請求項1または2に記載したような化合物、 (2) a)血栓溶解剤、 b)アンジオテンシン転換酵素阻害剤、および c)トロンボキサン受容体拮抗剤 より成る群から選択される選択的治療物質を含む多成分
    系医薬品製剤。
JP7013686A 1994-01-31 1995-01-31 6−アザインドールトロンボキサンシンターゼ阻害剤 Withdrawn JPH0853448A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/189,212 US5468757A (en) 1994-01-31 1994-01-31 6-azaindole thromboxane synthase inhibitors
US189212 1994-01-31

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