JPH08533A - 硬性内視鏡 - Google Patents
硬性内視鏡Info
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- JPH08533A JPH08533A JP6134017A JP13401794A JPH08533A JP H08533 A JPH08533 A JP H08533A JP 6134017 A JP6134017 A JP 6134017A JP 13401794 A JP13401794 A JP 13401794A JP H08533 A JPH08533 A JP H08533A
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- tube
- lens frame
- flexible tube
- flexible
- curved
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Abstract
内部スペースを充分に確保することができ、両端部にお
いては確実なシール性を得ることができる硬性内視鏡を
提供することを目的とする。 【構成】観察像を伝達するためのリレー光学系21を内
蔵した細長い剛体からなる鏡枠22の少なくとも一部を
湾曲して形成すると共に、自由状態において上記鏡枠2
2の湾曲形状に合致する曲がりぐせが予め形成された細
長い円筒状の可撓管30を挿入部1の外套管として用い
て、その可撓管30内に上記鏡枠22を挿通した。
Description
一部が湾曲して形成された硬性内視鏡に関する。
が大きく湾曲した硬性内視鏡が用いられている。
を伝達するためのリレー光学系を内蔵した硬性の鏡枠
を、硬性の外套管によって外装している。したがって、
組み立て時に、鏡枠を外套管内に端部から挿通すること
ができない。
に示されるように、湾曲した形状の硬性の外套管を半円
形断面に二つ割りに形成して、鏡枠を左右から挟むよう
に外装してその外周にチューブを被覆していた。
つ割りの外套管は合わせ目にずれが全く無いように製造
するのが難しいうえ、ずれが生じないように中間部分で
両半部をネジなどにより固定しなければならないので内
部のスペースが狭くなってしまい、また、チューブを被
覆しても両端部において完全にシールするのが難しいの
で、水漏れによる故障が発生しがちであった。
も中間部分においては内部スペースを充分に確保するこ
とができ、両端部においては確実なシール性を得ること
ができる硬性内視鏡を提供することを目的とする。
め、本発明の硬性内視鏡は、観察像を伝達するためのリ
レー光学系を内蔵した細長い剛体からなる鏡枠の少なく
とも一部を湾曲して形成すると共に、自由状態において
上記鏡枠の湾曲形状に合致する曲がりぐせが予め形成さ
れた細長い円筒状の可撓管を挿入部の外套管として用い
て、その可撓管内に上記鏡枠を挿通したことを特徴とす
る。
いて形成された細長い円筒形の螺旋管と、金属細線を編
組して上記螺旋管の外周に被覆された網状管と、その網
状管を被覆する可撓性のある外皮チューブとで構成し、
上記鏡枠の形状に合致する形状の曲がりぐせを加熱処理
によってつけてもよい。
本発明の実施例の硬性内視鏡を示しており、断面が円形
の細長い管状に形成された挿入部1は、その先側の半部
が70度ないし80度程度に大きく湾曲して形成されて
いる。この挿入部1は可撓性がないので、その湾曲形状
は常に維持されている。
れている。手元側本体6には、手で握って支持するため
の握り部2と、挿入部1内を通って伝送されてきた観察
画像を覗くための接眼部3と、挿入部1の先端から突出
させる処置具類を送り込むための処置具挿入口部4と、
照明光を伝送するためのライトガイド可撓管5が各々突
設されている。
よって形成されており、握り部2、接眼部3、処置具挿
入口部4及びライトガイド可撓管5は、各々水密的に手
元側本体6に取り付けられている。
るように、ライトガイド可撓管5は手元側本体6から側
方に突出しており、その中に照明用ライトガイドファイ
ババンドル(図示せず)が挿通されている。7は、ライ
トガイド可撓管5の基端部が急激に曲がるのを防止する
ための折れ止めゴムである。
少し斜め後ろ方向から、着脱自在に取り付けられてい
る。10は、手元側本体6にネジ止め固定された金属製
の取り付け座であり、取り付け座10に形成された突出
部分が、握り部2に形成された凹部に嵌め込まれてい
る。
した固定ピン11が、取り付け座10と握り部2とに真
っ直ぐに穿設された透孔にまたがって差し込まれ、それ
によって握り部2が取り付け座10に連結されている。
2に形成された雌ねじに螺合しており、固定ピン11を
締め込めば握り部2が取り付け座10にしっかりと固定
された状態になり、固定ピン11を緩めれば、手元側本
体6から握り部2を取り外すことができる。
人の手に合わせた大きさの握り部2に付け替えることが
でき、使用後に硬性内視鏡を収納する際には、手元側本
体6から握り部2を取り外すことにより、厚みの薄い小
さなケース内に収納することができる。
座10は電気絶縁性の手元側本体6に支えられていてそ
の他の金属部品には接触していないので、握り部2とこ
の硬性内視鏡の他の金属部品との間は電気的に絶縁され
ている。
管5の基端部は連結筒12を介して手元側本体6に固定
されており、手元側本体6の左右開口部には蓋体13,
14が取り付けられている。
シール用のOリングが装着されていて、内部に水が侵入
しないようになっている。各Oリングは装着前の自然状
態の断面形状で図示されており、個々のOリングに符号
を付すのは省略されている(以下、同じ)。
うに、観察窓17、照明窓18及び処置具突出口19が
配置されている。照明窓18は左右に一対設けられてい
て、その内側にライトガイドファイババンドル(図示せ
ず)の射出端が配置されている。
対物光学系20が配置されていて、対物光学系20によ
って得られた被写体の観察像を挿入部1の先端側から基
端側へ伝達するためのリレー光学系21が、鏡枠22内
に支持されて挿入部1内に配置されている。
属パイプによって形成された細長い剛体であり、先側半
部の湾曲部分と基側半部の直線部分とは異なる部品で形
成されていて、両部品が半田付け等によって一体に連結
されている。
めの多数のレンズと、鏡枠22の湾曲形状に合わせて光
軸の向きを変えるためのプリズムとを含んでおり、各光
学部材が鏡枠22内に接着固定されている。
続された例えばフッ素樹脂チューブからなる処置具挿通
チャンネル24と、図示されていないライトガイドファ
イババンドルとが、鏡枠22と並んで挿入部1内の全長
にわたって挿通されている。
よって外装被覆されている。可撓管30は、図5に示さ
れるように、ステンレス鋼帯を均一の径で隙間をあけて
螺旋状に巻いて細長い円筒状に形成した内側の螺旋管3
1と、その螺旋管31と巻方向を逆に形成されてその螺
旋管31の外周に被覆された外側の螺旋管32と、ステ
ンレス鋼線等を複数本ずつ並べて円筒状に編組して螺旋
管32の外周に被覆された網状管33と、網状管33の
外周に被覆された可撓性のあるたとえばポリウレタン樹
脂チューブからなる外皮チューブ34によって構成され
ている。
際は真っ直ぐの状態で組み立てられるが、可撓管30が
できあがったら、鏡枠22の湾曲に合致するように湾曲
させた状態で加熱及び冷却の処理が行われる。その結
果、可撓管30には、図4に示されるように、自由状態
において鏡枠22の湾曲形状に合致する曲がりぐせが形
成される。
す際には、可撓管30に可撓性があるので、鏡枠22に
合わせて可撓管30を変形させながら容易に通すことが
でき、図4に示されるように可撓管30内に鏡枠22が
通された後は、可撓管30は残留応力等の残らない自然
な湾曲状態になる。
挿通された状態では、挿入部1の形状は鏡枠22によっ
て維持される。可撓管30は、鏡枠22等内蔵物との間
の僅かな隙間分程度は動くことができるが、全体として
は変形することができず、先側の半部が湾曲した硬性鏡
の挿入部1の外套管を形成している。
図7は、そのVII−VII断面を示している。挿入部1の先
端に配置された金属製の先端部本体36には、鏡枠22
と処置具挿通チャンネル24及びライトガイドファイバ
バンドル27の各先端部が後方から差し込まれて接合固
定されている。
網状管33の先端は、金属製の接続環37に例えば半田
付けにより一体に固定されていて、外皮チューブ34は
接続環37の外周面に水密に接合されている。接続環3
7は、図7に示されるように、先端部本体36にネジ止
め固定されている。
ーパ状に形成された金属製の先端カバー38が、接続環
37の外周に螺合されて、挿入部1の先端部分の回りを
囲んでいる。そして、先端カバー38の内面側にはシー
ル用のOリングが装着されている。
いる。処置具挿入口部4は、手元側本体6から斜め向き
に突出固定されており、その嵌合面にはシール用のOリ
ングが装着されていて、嵌合部の内側への水の侵入を阻
止している。
後には、挿入部1を連結するための金属製の挿入部連結
筒41と接眼部3を連結するための金属製の接眼部連結
筒42が、光軸方向に突出して固着されている。それら
の各嵌合部には、シール用のOリングが装着されてい
る。
30の基端側に水密的に取り付けられた金属製の基端口
金43が、尖りネジ45によって固定されている。その
連結部の周囲は、挿入部連結筒41の外周に螺合する基
端カバー44によって囲まれており、基端カバー44の
内側には、尖りネジ45による連結部分に水が入らない
ようにシール用のOリングが装着されている。
断面を示す図9にも示されるように、鏡枠22を通すた
めの孔46と、処置具挿通チャンネル24の基端に連通
接続された接続パイプ50を通すための孔47とライト
ガイドファイババンドル27を通すための孔48が穿設
されている。
4に連通接続されてそこに銀ロー付け等によって固着さ
れ、接続パイプ50の先端は処置具挿通チャンネル24
の基端部分に差し込まれて、その処置具挿通チャンネル
24の周りから金属線材によって緊縛されている。
プ50の露出部分には、電気絶縁性のフッ素樹脂製チュ
ーブ(絶縁チューブ)51が被覆されている。したがっ
て、処置具挿入口部4と接続パイプ50は、この硬性内
視鏡のその他の金属製部品に対して電気的に絶縁されて
いる。
めの孔46は鏡枠22の直径より少し太く形成されてい
て、三方向からその孔46の中心に向かって配置された
小ネジ(光軸合わせ粗調整用小ネジ)53のやや細く形
成された先端が鏡枠22の表面に当接している。鏡枠2
2側には、小ネジ53の先端が嵌まり込む溝54が形成
されている。
を調整することによって、鏡枠22の軸位置をずらすこ
とができ、鏡枠22に内蔵されたリレー光学系21と接
眼部3に内蔵された接眼光学系60との間の粗い光軸合
わせ調整をすることができる。また、小ネジ53の先端
が鏡枠22外周の溝54に嵌まり込むことにより、鏡枠
22の回転規制も行われる。
支持筒61が突出して取り付けられて、図示されていな
いネジによって接眼部連結筒42に固定されている。そ
して、接眼光学系60を支持した接眼鏡枠62が、光軸
方向にスライド自在に支持筒61内に嵌合している。そ
れらの嵌合部等には、シール用のOリングが装着されて
いる。
料からなる絶縁筒63がキャップ状に被せられている。
したがって鏡枠22は、先端側では先端部本体36に電
気的に導通しているが、基端側では接眼部3との間が絶
縁筒63によって電気的に絶縁されている。
向に僅かに隙間が生じる程度に緩く嵌合して配置されて
おり、絶縁筒63の突端部には、金属製の受け環64が
固着されている。
周方向に形成されていて、X−X断面を示す図10にも
示されるように、接眼部連結筒42に螺合する尖りネジ
(光軸合わせ微調整用尖りネジ)66が三方向からその
V溝65に向けて締め込まれている。
てV溝65の幅の方が僅かに大きく形成されているの
で、尖りネジ66を締め込んでも、鏡枠22が軸方向に
固定されることはない。
み具合を調整することによって、鏡枠22の軸位置を微
動させて、リレー光学系21と接眼光学系60との間の
微細な光軸合わせ調整を行うことができる。
図11にも示されるピント調整筒68の端部外周に形成
された雄ねじ部68aが螺合している。ピント調整筒6
8の奥の端部には、工具を係合させるための櫛歯状の凹
凸部68bが形成されている。
調整レンズ70がリレー光学系21及び接眼光学系60
と同軸に固定されている。したがって、支持筒61の側
面に形成された調整窓71から小さなドライバ状の工具
を差し込んで、その先端をピント調整筒68の凹凸部6
8bに係合させてピント調整筒68を軸回りに回転させ
ることにより、ピント調整レンズ70が光軸方向に進退
して、ピント調整を行うことができる。74は、その調
整部分を囲むように設けられたカバー筒である。
調整筒68との間に、両者を遠ざける方向に光軸方向に
付勢する第1の圧縮コイルスプリング72が装着されて
いる。
縮コイルスプリング72の一端側によって接眼光学系6
0方向に常に付勢されているので、ピントの微調整の際
に、雄ねじ部68aのバックラッシュによるピントのず
れが発生しない。
他端側によって、鏡枠22が先端方向に付勢されている
ので、小ネジ53の先端部分側面に溝54の側壁面が押
しつけられており、光軸合わせの粗調整及び微調整の際
に軸方向のずれが生じない。
けられた第2の圧縮コイルスプリング76によって外方
に付勢されている。そして、接眼鏡枠62の側壁に突設
されたピン78が支持筒61の側壁に穿設されたカム孔
79内に通されて視度調整環80の内面に形成された縦
溝81と係合している。
76の付勢力によって、ピン78はカム孔79の一方の
斜面に常に押しつけられており、視度調整環80を回転
操作することにより、ピン78の位置が変化して、それ
と共に接眼光学系60を支持する接眼鏡枠62が光軸方
向に移動し、視度調整が行われる。
軸方向に移動しないように押さえるためのナットであ
る。また、視度調整環80の回転摺動面等には、シール
用のOリングが装着されている。
してその中に剛体からなる鏡枠を通したので、湾曲した
剛体である鏡枠を外套管に通す組み立てを容易に行うこ
とができる。しかも、可撓管には鏡枠の湾曲形状に合致
する曲がりぐせを予め形成したので、組み立て後に残留
応力などが残らず、安定した品質を得ることができる。
り、中間部分では継ぎ目を設ける必要がないので内部ス
ペースを充分に確保することができ、両端部においては
シールを確実に行うことができて、水漏れ事故発生の恐
れがない。
る網状管とその網状管を被覆する外皮チューブによって
形成すれば、軟性内視鏡の挿入部を製造する技術により
簡単に製造することができ、曲がりぐせは加熱処理によ
って容易につけることができる。
図である。
る。
である。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】観察像を伝達するためのリレー光学系を内
蔵した細長い剛体からなる鏡枠の少なくとも一部を湾曲
して形成すると共に、自由状態において上記鏡枠の湾曲
形状に合致する曲がりぐせが予め形成された細長い円筒
状の可撓管を挿入部の外套管として用いて、その可撓管
内に上記鏡枠を挿通したことを特徴とする硬性内視鏡。 - 【請求項2】上記可撓管が、金属帯を螺旋状に巻いて形
成された細長い円筒形の螺旋管と、金属細線を編組して
上記螺旋管の外周に被覆された網状管と、その網状管を
被覆する可撓性のある外皮チューブとからなり、上記鏡
枠の形状に合致する形状の曲がりぐせが加熱処理によっ
てつけられている請求項1記載の硬性内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13401794A JP3370434B2 (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 硬性内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13401794A JP3370434B2 (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 硬性内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08533A true JPH08533A (ja) | 1996-01-09 |
JP3370434B2 JP3370434B2 (ja) | 2003-01-27 |
Family
ID=15118434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13401794A Expired - Fee Related JP3370434B2 (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 硬性内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3370434B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6323041U (ja) * | 1986-07-28 | 1988-02-16 | ||
JPS6420822A (en) * | 1988-02-19 | 1989-01-24 | Medos Kenkyusho Kk | Preparation of flexible tube for endoscope |
JPH01172801U (ja) * | 1988-05-28 | 1989-12-07 | ||
JPH0220501U (ja) * | 1988-07-25 | 1990-02-09 |
-
1994
- 1994-06-16 JP JP13401794A patent/JP3370434B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6323041U (ja) * | 1986-07-28 | 1988-02-16 | ||
JPS6420822A (en) * | 1988-02-19 | 1989-01-24 | Medos Kenkyusho Kk | Preparation of flexible tube for endoscope |
JPH01172801U (ja) * | 1988-05-28 | 1989-12-07 | ||
JPH0220501U (ja) * | 1988-07-25 | 1990-02-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3370434B2 (ja) | 2003-01-27 |
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