JPH0853306A - マイクロカプセル化された農薬組成物 - Google Patents

マイクロカプセル化された農薬組成物

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JPH0853306A
JPH0853306A JP19065594A JP19065594A JPH0853306A JP H0853306 A JPH0853306 A JP H0853306A JP 19065594 A JP19065594 A JP 19065594A JP 19065594 A JP19065594 A JP 19065594A JP H0853306 A JPH0853306 A JP H0853306A
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雅男 小川
Toshiro Otsubo
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Abstract

(57)【要約】 【構成】有害生物防除活性成分または植物生長調節活性
成分である農薬活性成分がマイクロカプセル化されてな
る農薬組成物であって、該マイクロカプセルの被膜がイ
ソシアヌレート構造を含むポリウレタンまたはポリウレ
ア樹脂であることを特徴とするマイクロカプセル化され
た農薬組成物。 【効果】本発明の農薬組成物は、従来のマイクロカプセ
ル化された農薬組成物と違って、初期効力が向上されて
なるマイクロカプセル化農薬組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有害生物防除活性成分
または植物生長調節活性成分である農薬活性成分がマイ
クロカプセル化されてなる農薬組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】これ
まで種々のマイクロカプセル化された農薬組成物が知ら
れており、揮発性の高い活性成分の保持、酸素に対し不
安定な活性成分の保護、悪臭の隠蔽等に効果を挙げてい
る。一方、これらのマイクロカプセル化された農薬組成
物は、その性質上初期効果が不充分なことが多いことか
ら、上述の優れた性質を有するマイクロカプセル化農薬
組成物の初期効力向上が望まれていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、有害生物防除
活性成分または植物生長調節活性成分である農薬活性成
分がマイクロカプセル化されてなる農薬組成物であっ
て、該マイクロカプセルの被膜がイソシアヌレート構造
を含むポリウレタンまたはポリウレア樹脂である初期効
力の向上したマイクロカプセル化農薬組成物(以下、
「本発明組成物」と記す。)を提供するものである。
【0004】本発明組成物において、イソシアヌレート
構造を含むポリウレタンまたはポリウレア樹脂被膜とし
ては、例えば
【化1】 〔式中、R1 、R2 およびR3
【化2】−(CH2 n −NCO (nは2から12の整数を表す。)で示されるイソシア
ナート構造または
【化3】 で示されるイソシアナート構造を有する基を表す。〕で
示される多価イソシアナートを多価アルコール、多価ア
ミンまたは水と反応させることにより得られるものが挙
げられる。尚、上述の化1で示されるイソシアナートを
他の多価イソシアナート、例えばヘキサメチレンジイソ
シアナートとトリメチロールプロパンとの付加生成物、
ビウレット結合を有するヘキサメチレンジイソシアナー
トの三量体等と併用してもよいが、芳香族系多価イソシ
アナートの多量の併用は好ましくない。
【0005】ポリウレタン被膜を生成させる際に用いら
れる多価アルコールとしては、非芳香族系のものが好ま
しく、例えばエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、ヘキサンジオール、ジプロピ
レングリコール等が挙げられる。ポリウレア被膜を生成
させる際に用いられる多価アミンとしては、非芳香族系
のものが好ましく、例えばエチレンジアミン、ヘキサメ
チレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレン
テトラミン等が挙げられる。本発明組成物は、ポリウレ
タン被膜またはポリウレア被膜がイソシアヌレート構造
を含む樹脂であって、該イソシアヌレート構造である化
1で示される部分は、通常、ポリウレタン被膜またはポ
リウレア被膜全体の5重量%以上を占めており、5〜3
0重量%程度であることが好ましい。また、ポリウレタ
ン被膜またはポリウレア被膜の構造中に芳香族環が多量
に存在すると、農薬活性成分の初期効力発現に好ましく
ないことから、該被膜中には芳香族環部分が含まれない
のが好ましいが、芳香族環部分が含まれる場合であって
も、芳香族環部分は被膜全体の2重量%以下とするのが
望ましい。
【0006】本発明組成物は、例えば以下に示す界面重
合法により製造される。まず、農薬活性成分等のマイク
ロカプセル化される成分とイソシアヌレート構造を含む
多価イソシアナートとを混合して油相を得る。このと
き、必要により有機溶媒を添加してもよい。得られた油
相を、分散剤を含む水相に混入して分散させ、そのまま
または多価アミンもしくは多価アルコールを分散液中に
添加し、加熱する。加熱温度は通常40〜80℃の範囲
内であり、加熱時間は通常1時間以上、好ましくは1〜
48時間である。多価アルコールを添加した場合はポリ
ウレタン被膜、多価アミンを添加した場合または多価ア
ミンも多価アルコールも添加しない場合はポリウレア被
膜のマイクロカプセル化物が得られる。尚、多価アルコ
ールは油相を添加する前に水相に混入しておいてもよ
い。上述の製造法において、用いられる多価イソシアナ
ートの量は、一般にマイクロカプセル壁膜中に内包され
る成分100重量部に対して25重量部以下、好ましく
は1〜20重量部であり、多価アルコールまたは多価ア
ミンの使用量は多価イソシアナートの使用量と略同量、
例えば0.5〜2重量倍程度である。用いられる分散剤
としては、アラビアガム等の天然多糖類、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロース等の半合成多糖類、ポリビニル
アルコール等の水溶性合成高分子、アニオン性界面活性
剤、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両
性界面活性剤などが挙げられる。
【0007】本発明組成物は、例えば上述のようにして
得られるスラリー状物そのものであっても差支えない
が、通常は、取扱い易い水性懸濁剤の形として提供され
る。該水性懸濁剤は、上述のようにして得られるスラリ
ー状物に各種の安定剤、例えば増粘剤、凍結防止剤、防
腐剤、比重調節剤等を添加して得られる。増粘剤として
は、ザンタンガム、ラムザンガム、ローカストビーンガ
ム、カラギーナン、ウェランガム等の天然多糖類、ポリ
アクリル酸ソーダ等の合成高分子類、カルボキシメチル
セルロース等の半合成多糖類、アルミニウムマグネシウ
ムシリケート、スメクタイト、ベントナイト、ヘクトラ
イト、乾式法シリカ等の鉱物質微粉末、アルミナゾルな
どが挙げられ、該増粘剤は本発明組成物中に一般に0〜
10重量%含有される。凍結防止剤としては、プロピレ
ングリコール等のアルコール類が挙げられ、該凍結防止
剤は本発明組成物中に一般に0〜20重量%含有され
る。比重調節剤としては硫酸ナトリウム等の水溶性塩
類、尿素等の水溶性肥料などが挙げられる。
【0008】本発明において用いられる農薬活性成分の
種類は特に限定されないが、例えば以下に示す化合物、
その活性な異性体および該混合物が挙げられ、中でも比
較的水溶解度の低いものが好ましく、より具体的には2
0℃における水溶解度が1000ppm以下のものが好
ましい。以下に、農薬活性成分の具体例を化合物番号と
共に示す。 (1) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−
(4−クロロフェニル)−3−メチルブチラート (2) (S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(S)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブ
チラート (3) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,
2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシラ
ート (4) 3−フェノキシベンジル 3−(2,2−ジク
ロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボ
キシラート (5) 3−フェノキシベンジル クリサンテマート (6) 3−フェノキシベンジル (1R)−クリサン
テマート (7) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 3−
(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシラート (8) α−シアノ−3−(4−ブロモフェノキシ)ベ
ンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジ
メチルシクロプロパンカルボキシラート (9) α−シアノ−3−(4−フルオロフェノキシ)
ベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシラート (10)α−シアノ−3−(3−ブロモフェノキシ)ベ
ンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジ
メチルシクロプロパンカルボキシラート
【0009】(11) α−シアノ−3−(4−クロロ
フェノキシ)ベンジル 3−(2,2−ジクロロビニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラー
ト (12) α−シアノ−3−フェノキシベンジル クリ
サンテマート (13) α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1
R)−クリサンテマート (14) α−シアノ−3−(4−ブロモフェノキシ)
ベンジル 2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブ
チラート (15) α−シアノ−3−(3−ブロモフェノキシ)
ベンジル 2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブ
チラート (16) α−シアノ−3−(4−クロロフェノキシ)
ベンジル 2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブ
チラート (17) α−シアノ−3−(4−フルオロフェノキ
シ)ベンジル 2−(4−クロロフェニル)−3−メチ
ルブチラート (18) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−
(4−ブロモフェニル)−3−メチルブチラート (19) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−
(4−tert−ブチルフェニル)−3−メチルブチラート (20) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−
(3,4−メチレンジオキシフェニル)−3−メチルブ
チラート
【0010】(21) α−シアノ−4−フルオロ−3
−フェノキシベンジル 3−(2,2−ジクロロビニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラー
ト (22) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−
(2−クロロ−4−トリフルオロメチルアニリノ)−3
−メチルブチラート (23) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−
(4−ジフルオロメトキシフェニル)−3−メチルブチ
ラート (24) α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(S)−2−(4−ジフルオロメトキシフェニル)−3
−メチルブチラート (25) シアノ−(5−フェノキシ−2−ピリジル)
メチル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジ
メチルシクロプロパンカルボキシラート (26) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,
2−ジメチル−3−(1,2,2,2−テトラブロモエ
チル)シクロプロパンカルボキシラート (27) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,
2−ジメチル−3−(1,2−ジクロロ−2,2−ジブ
ロモエチル)シクロプロパンカルボキシラート (28) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 1−
(4−エトキシフェニル)−2,2−ジクロロシクロプ
ロパンカルボキシラート (29) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,
2−ジメチル−3−(2−クロロ−2−トリフルオロメ
チルビニル)シクロプロパンカルボキシラート (30) 2−(4−エトキシフェニル)−2−メチル
プロピル 3−フェノキシベンジル エーテル
【0011】(31) 2−(4−エトキシフェニル)
−3,3,3−トリフルオロプロピル3−フェノキシベ
ンジル エーテル (32) 2−メチル−3−フェニルベンジル (1
R,トランス)−2,2−ジメチル−3−(2−クロロ
−2−トリフルオロメチルビニル)シクロプロパンカル
ボキシラート (33) 2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチ
ルベンジル (1R,トランス)−2,2−ジメチル−
3−(2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル)シ
クロプロパンカルボキシラート (34) 3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド
メチル クリサンテマート (35) 3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド
メチル (1R)−クリサンテマート (36) 3−アリル−2−メチル−4−オキソシクロ
ペント−2−エンイルクリサンテマート (37) 3−アリル−2−メチル−4−オキソシクロ
ペント−2−エンイル(1R)−クリサンテマート (38) (S)−2−メチル−4−オキソ−3−(2
−プロピニル)シクロペント−2−エンイル (1R)
−クリサンテマート (39) 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル
(1R)−クリサンテマート (40) 5−ベンジル−3−フリルメチル クリサン
テマート
【0012】(41) 5−ベンジル−3−フリルメチ
ル (1R)−クリサンテマート (42) α−シアノ−3−(4−ブロモフェノキシ)
ベンジル 3−(2,2−ジブロモビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシラート (43) O,O−ジメチル O−(3−メチル−4−
ニトロフェニル) ホスホロチオエート (44) O,O−ジメチル S−〔1,2−ジ(エト
キシカルボニル)エチル〕 ホスホロジチオエート (45) O,O−ジメチル O−(4−シアノフェニ
ル) ホスホロチオエート (46) O,O−ジメチル S−(α−エトキシカル
ボニルベンジル) ホスホロジチオエート (47) O,O−ジエチル O−(2−イソプロピル
−4−メチル−6−ピリミジニル) ホスホロチオエー
ト (48) O,O−ジメチル O−〔3−メチル−4−
(メチルチオ)フェニル〕 ホスホロチオエート (49) O−(4−ブロモ−2,5−ジクロロフェニ
ル) O,O−ジエチルホスホロチオエート (50) 2−メトキシ−4H−1,3,2−ベンゾオ
キサホスホリン−2−スルフィド
【0013】(51) O,O−ジメチル O−(2,
4,5−トリクロロフェニル) ホスホロチオエート (52) O,O−ジエチル O−(3,5,6−トリ
クロロ−2−ピリジル)ホスホロチオエート (53) O,O−ジメチル O−(3,5,6−トリ
クロロ−2−ピリジル)ホスホロチオエート (54) O,O−ジメチル O−(4−ブロモ−2,
5−ジクロロフェニル)ホスホロチオエート (55) O−(2,4−ジクロロフェニル) O−エ
チル S−プロピル ホスホロジチオエート (56) O,O−ジメチル S−(5−メトキシ−
1,3,4−チアジアゾリン−2−オン−3−イルメチ
ル) ホスホロジチオエート (57) ジメチル 2,2,2−トリクロロ−1−ヒ
ドロキシエチルホスホネート (58) O−エチル O−(4−ニトロフェニル)
ベンゼンホスホノチオエート (59) O,O−ジメチル S−(N−メチルカルバ
モイルメチル) ホスホロジチオエート (60) 2−sec−ブチルフェニル N−メチルカー
バメート
【0014】(61) 3−メチルフェニル N−メチ
ルカーバメート (62) 3,4−ジメチルフェニル N−メチルカー
バメート (63) 2−イソプロポキシフェニル N−メチルカ
ーバメート (64) 1−ナフチル N−メチルカーバメート (65) 2−イソプロピルフェニル N−メチルカー
バメート (66) O,O−ジエチル S−〔2−(エチルチ
オ)エチル〕 ホスホロジチオエート (67) トランス−5−(4−クロロフェニル)−N
−シクロヘキシル−4−メチル−2−オキソチアゾリジ
ン−3−カルボキサミド (68) 2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−
ベンゾフラニル N−ジブチルアミノチオ−N−メチル
カーバメート (69) エチル N−〔2,3−ジヒドロ−2,2−
ジメチルベンゾフラン−7−イルオキシカルボニル(メ
チル)アミノチオ〕−N−イソプロピル−β−アラニナ
ート (70) 1−〔3,5−ジクロロ−4−(3−クロロ
−5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)フェ
ニル〕−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア
【0015】(71) 1−(3,5−ジクロロ−2,
4−ジフルオロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロ
ベンゾイル)ウレア (72) 1−〔3,5−ジクロロ−4−(1,1,
2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル〕−3−
(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア (73) エチル 2−(4−フェノキシフェノキシ)
エチルカーバメート (74) 2−tert−ブチル−5−(4−tert−ブチル
ベンジルチオ)−4−クロロピリダジン−3(2H)−
オン (75) 1−〔4−(2−クロロ−4−トリフルオロ
メチルフェノキシ)−2−フルオロフェニル〕−3−
(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア (76) tert−ブチル (E)−α−(1,3−ジメ
チル−5−フェノキシピラゾール−4−イルメチレンア
ミノオキシ)−p−トルエート (77) 3,7,9,13−テトラメチル−5,11
−ジオキサ−2,8,14−トリチア−4,7,9,1
2−テトラアザペンタデカ−3,12−ジエン−6,1
0−ジオン (78) 1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−
N−ニトロイミダゾリジン−2−イリデンアミン (79) 5−エトキシ−3−トリクロロメチル−1,
2,4−チアジアゾール (80) O,O−ジイソプロピル S−ベンジル ホ
スホロチオラート
【0016】(81) O−エチル S,S−ジフェニ
ル ジチオホスフェート (82) 3,4−ジクロロプロピオンアニリド (83) イソプロピル N−(3−クロロフェニル)
カーバメート (84) S−エチル N,N−ジプロピルチオールカ
ーバメート (85) 3−メトキシカルボニルアミノフェニル N
−(3−メチルフェニル)カーバメート (86) N−メトキシメチル−2−クロロ−2’,
6’−ジエチルアセトアニリド (87) 2,6−ジニトロ−N,N−ジプロピル−4
−トリフルオロメチルアニリン (88) S−(4−クロロベンジル) N,N−ジエ
チルチオールカーバメート (89) S−エチル N,N−ヘキサメチレンチオー
ルカーバメート (90) N−(1,1,3−トリメチル−2−オキサ
−4−インダニル)−5−クロロ−1,3−ジメチルピ
ラゾール−4−カルボキサミド
【0017】(91) 3’−イソプロポキシ−2−
(トリフルオロメチル)ベンズアニリド (92) ジイソプロピル 1,3−ジチオラン−2−
イリデンマロネート (93) 1,2,5,6−テトラヒドロピロロ[3,
2,1−i,j]キノリン−4−オン (94) 3−アリルオキシ−1,2−ベンゾイソチア
ゾール−1,1−ジオキシド (95) 5−メチル[1,2,4]トリアゾロ[3,
4−b]ベンゾチアゾール (96) 1,2−ビス(3−メトキシカルボニル−2
−チオウレイド)ベンゼン (97) 1−(4−クロロベンジル)−1−シクロペ
ンチル−3−フェニルウレア (98) 6−(3,5−ジクロロ−4−メチルフェニ
ル)−3(2H)−ピリダジノン (99) メチル 1−(ブチルカルバモイル)ベンズ
イミダゾール−2−カーバメート (100) 3−(3,5−ジクロロフェニル)−N−
イソプロピル−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−
カルボキサミド
【0018】(101) 3−(3,5−ジクロロフェ
ニル)−5−メチル−5−ビニル−1,3−オキサゾリ
ジン−2,4−ジオン (102) エチレンビスジチオカルバミン酸マンガン (103) エチレンビスジチオカルバミン酸マンガン
および亜鉛 (104) N−(トリクロロメチルチオ)シクロヘキ
サ−4−エン−1,2−ジカルボキシミド (105) 3'−イソプロポキシ−2−メチルベンズア
ニリド (106) テトラクロロイソフタロニトリル (107) 1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−
ジメチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1
−イル)ブタノン (108) (E)−4−クロロ−2−(トリフルオロ
メチル)−N−〔1−(イミダゾール−1−イル)−2
−プロポキシエチリデン〕アニリン (109) メチル N−(メトキシアセチル)−N−
(2,6−ジメチルフェニル)アラニナート (110) 3−クロロ−N−(3−クロロ−5−トリ
フルオロメチル−2−ピリジル)−2,6−ジニトロ−
4−メチルアニリン
【0019】(111) N−ブトキシメチル−2−ク
ロロ−2’,6’−ジエチルアセトアニリド (112) O−エチル O−(5−メチル−2−ニト
ロフェニル)−sec−ブチル ホスホロアミドチオエ
ート (113) エチル N−クロロアセチル−N−(2,
6−ジエチルフェニル)グリシナート (114) 2−〔1−メチル−2−(4−フェノキシ
フェノキシ)エトキシ〕ピリジン (115) (E)−1−(4−クロロフェニル)−
4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)−1−ペンテン−3−オール (116) 1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジ
メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)ペンタン−3−オール (117) 2−ブロモ−N−(α,α−ジメチルベン
ジル)−3,3−ジメチルブタンアミド (118) 1−(1−メチル−1−フェニルエチル)
−3−(p−トリル)ウレア (119) 2−(2−ナフトキシ)プロピオンアニリ
ド (120) 2−(2,4−ジクロロ−3−メチルフェ
ノキシ)プロピオンアニリド
【0020】(121) 4−(2,4−ジクロロベン
ゾイル)−1,3−ジメチル−5−ピラゾリル p−ト
ルエンスルホナート (122) 4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−
1,3−ジメチル−5−フェナシルオキシピラゾール (123) 4−(2,4−ジクロロ−3−メチルベン
ゾイル)−1,3−ジメチル−5−(4−メチルフェナ
シルオキシ)ピラゾール (124) 2,4,6−トリクロロフェニル 4−ニ
トロフェニル エーテル (125) 2,4−ジクロロフェニル 3−メトキシ
−4−ニトロフェニルエーテル (126) 2,4−ジクロロフェニル 3−メトキシ
カルボニル−4−ニトロフェニル エーテル (127) 2−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ−
N−メチルアセトアニリド (128) 2',3'−ジクロロ−4−エトキシメトキシ
ベンズアニリド (129) 5−tert−ブチル−3−(2,4−ジクロ
ロ−5−イソプロポキシフェニル)−1,3,4−オキ
サジアゾール−2−(3H)−オン (130) 2−アミノ−3−クロロ−1,4−ナフト
キノン
【0021】(131) メチル 2−〔3−(4,6
−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレイドスルホニ
ルメチル〕ベンゾエート (133) エチル 5−〔3−(4,6−ジメトキシ
ピリミジン−2−イル)ウレイドスルホニル〕−1−メ
チルピラゾール−4−カルボキシラート (134) 3−クロロ−2−〔4−クロロ−2−フル
オロ−5−(2−プロピニルオキシ)フェニル〕−4,
5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール (135) O−(4−tert−ブチルフェニル) N−
(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルチオノカ
ーバメート (136) O−(3−tert−ブチルフェニル) N−
(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルチオノカ
ーバメート (137) O−(4−クロロ−3−エチルフェニル)
N−(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルチ
オノカーバメート (138) O−(4−ブロモ−3−エチルフェニル)
N−(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルチ
オノカーバメート (139) O−(3−tert−ブチル−4−クロロフェ
ニル) N−(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メ
チルチオノカーバメート (140) O−(4−トリフルオロメチルフェニル)
N−(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルチ
オノカーバメート
【0022】(141) 1−(2−クロロベンジル)
−3−(α,α−ジメチルベンジル)ウレア (142) N−(3,5−ジクロロフェニル)−1,
2−ジメチルシクロプロパン−1,2−ジカルボキシイ
ミド (143) O−(2,6−ジクロロ−4−メトキシフ
ェニル) O,O−ジメチル ホスホロチオエート (144) (E)−1−(2,4−ジクロロフェニ
ル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)−1−ペンテン−3−オール (145) イソプロピル 3,4−ジエトキシフェニ
ルカーバメート (146) N−〔4−クロロ−2−フルオロ−5−
(1−メチル−2−プロピニルオキシ)フェニル〕−
3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド (147) N−〔4−クロロ−2−フルオロ−5−
(ペンチルオキシカルボニルメトキシ)フェニル〕−
3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド (148) 7−フルオロ−6−(3,4,5,6−テ
トラヒドロフタルイミド)−4−(2−プロピニル)−
1,4−ベンゾオキサジン−3(2H)−オン (149) 2−〔1−(エトキシイミノ)エチル〕−
3−ヒドロキシ−5−〔2−〔4−(トリフルオロメチ
ル)フェニルチオ〕エチル〕−2−シクロヘキセン−1
−オン (150) 1−(4−クロロフェニル)−3−(2,
6−ジフルオロベンゾイル)ウレア
【0023】(151) イソプロピル (2E,4
E)−11−メトキシ−3,7,11−トリメチル−2,4
−ドデカジエノエート (152) 2−tert−ブチルイミノ−3−イソプロピ
ル−5−フェニル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2
H−1,3,5−チアジアジン−4−オン (153) 2−フェノキシ−6−(ネオペンチルオキ
シメチル)ピリジン (154) 3−クロロ−2−〔7−フルオロ−4−
(2−プロピニル)−3,4−ジヒドロ−1,4−ベン
ゾオキサジン−3(2H)−オン−6−イル〕−4,
5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール (155) 4’−クロロ−2’−(α−ヒドロキシベ
ンジル)イソニコチン酸アニリド (156) 6−(ベンジルアミノ)プリン (157) 5−クロロ−3−メチル−4−ニトロ−1
H−ピラゾール (158) 3−(4−クロロフェニル)−1,1−ジ
メチルウレア (159) 3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,
1−ジメチルウレア (160) 2,4−ジニトロ−6−sec−ブチルフ
ェノール
【0024】(161) 2,4−ジメチル−5−(ト
リフルオロメチルスルホニルアミノ)アセトアニリド (162) 6−(フルフリルアミノ)プリン (163) 1−フェニル−3−〔4−(2−クロロピ
リジル)〕ウレア (164) S,S−ジメチル 2−(ジフルオロメチ
ル)−4−(2−メチルプロピル)−6−(トリフルオ
ロメチル)ピリジン−3,5−ジカルボチオアート (165) 3−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−
トリアジン−2−イル)−1−〔2−(2−メトキシエ
トキシ)フェニルスルホニル〕ウレア (166) エキソ−1−メチル−4−(1−メチルエ
チル)−2−(2−メチルフェニルメトキシ)−7−オ
キサビシクロ[2.2.1]ヘプタン (167) 2’,6’−ジエチル−N−〔(2−シス
−ブテノキシ)メチル〕−2−クロロアセトアニリド (168) 2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−5
−ベンゾフラニル エタンスルホナート (169) 2’,6’−ジメチル−N−(3−メトキ
シ−2−テニル)−2−クロロアセトアニリド (170) 1−(2−クロロイミダゾ[1,2−a]
ピリジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメ
トキシ−2−ピリミジニル)ウレア
【0025】(171) 3−イソプロピル−1H−
2,1,3−ベンゾチアジアジン−4(3H)−オン−
2,2−ジオキシド (172) 2−(1−エトキシイミノブチル)−5−
〔2−(エチルチオ)プロピル〕−3−ヒドロキシシク
ロヘキサ−2−エン−1−オン (173) 2’,6’−ジエチル−N−(2−プロポ
キシエチル)−2−クロロアセトアニリド (174) S−(1−メチル−1−フェニルエチル)
ピペリジン−1−カルボチオアート (175) S−(2−メチル−1−ピペリジンカルボ
ニルメチル) O,O−ジプロピル ジチオホスフェー
ト (176) S−ベンジル N−エチル−N−(1,2
−ジメチルプロピル)チオールカーバメート (177) 2−クロロ−4−エチルアミノ−6−イソ
プロピルアミノ−1,3,5−トリアジン (178) 2−メチルチオ−4,6−ビス(エチルア
ミノ)−1,3,5−トリアジン (179) 2−クロロ−4,6−ビス(エチルアミ
ノ)−1,3,5−トリアジン (180) 2−メチルチオ−4−エチルアミノ−6−
(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−1,3,5−ト
リアジン (181) 3−〔2−(3,5−ジメチル−2−オキ
ソシクロヘキシル)−2−ヒドロキシメチル〕グルタル
イミド
【0026】本発明組成物中に含まれる農薬活性成分は
通常 0.5〜80重量%であり、特に水性懸濁剤に製剤化さ
れた本発明の農薬組成物中の農薬活性成分含量は一般に
0.5〜50重量%である。また、本発明組成物中には結晶
析出抑制、農薬効力増強等の目的で各種の有機溶媒を添
加することができ、用いられる溶媒としては、フェニル
キシリルエタン、メチルナフタレン、アルキルベンゼン
等の芳香族炭化水素類、ヘキサン、オクタン、デカン等
の脂肪族炭化水素類、イソホロン、シクロヘキサノン等
のケトン類、アジピン酸ジアルキル(例えば、アジピン
酸ジイソデシル、アジピン酸ジイソブチル)、フタル酸
ジアルキル(例えば、フタル酸ジトリデシル)等のエス
テル、N−メチルピロリドン等のN−アルキルピロリド
ンなどが挙げられ、該溶媒は農薬活性成分1重量部に対
して、一般に0.1〜10重量部用いられる。本発明組
成物において、マイクロカプセルの粒子径は特に限定さ
れず、数百nmから数十mmまで可能ではあるが、一般
には1〜100μmである。
【0027】
【実施例】以下、本発明を実施例にてより詳細に説明す
るが、本発明は以下の例のみに限定されるものではな
い。尚、以下の例において農薬活性成分化合物は前述の
化合物番号で表わす。まず、本発明組成物の製造例を示
す。 製造例1 農薬活性成分化合物(60)150g、スミジュールN
−3500(住友バイエルウレタン製多価イソシアナー
ト)28gおよびフェニルキシリルエタン150gを均
一に混合し、これをエチレングリコール26gを含む5
重量%アラビアガム水溶液350g中に加え、T.K.
オートホモミクサー(特殊機化工業製ホモジナイザー)
を用いて常温で5500回転/分で分散攪拌し微小滴を
得た。次いで、60℃で24時間緩やかに攪拌して農薬
活性成分化合物(60)がポリウレタン膜中に内包され
たマイクロカプセルスラリーを得た。得られたスラリー
に、ザンタンガム1gとアルミニウムマグネシウムシリ
ケート5gとを含む水溶液322gを加え、農薬活性成
分化合物(60)15重量%を含有する本発明組成物
(1)を得た。コールターカウンターTA−II型(日科
機取扱品)を用いて平均粒径を測定したところ、平均粒
径は20μmであった。
【0028】製造例2 農薬活性成分化合物(60)150g、スミジュールN
−3500 28gおよびフェニルキシリルエタン15
0gを均一に混合し、これをエチレングリコール26g
を含む5重量%アラビアガム水溶液350g中に加え、
T.K.オートホモミクサーを用いて常温で3500回
転/分で分散攪拌し微小滴を得た。次いで、60℃で2
4時間緩やかに攪拌して農薬活性成分化合物(60)が
ポリウレタン膜中に内包されたマイクロカプセルスラリ
ーを得た。得られたスラリーに、ザンタンガム1gとア
ルミニウムマグネシウムシリケート5gとを含む水溶液
322gを加え、農薬活性成分化合物(60)15重量
%を含有する本発明組成物(2)を得た。コールターカ
ウンターTA−II型を用いて平均粒径を測定したとこ
ろ、平均粒径は50μmであった。
【0029】製造例3 農薬活性成分化合物(60)150g、スミジュールN
−3500 30gおよびアジピン酸ジイソブチル15
0gを均一に混合し、これをエチレングリコール28g
を含む5重量%アラビアガム水溶液350g中に加え、
T.K.オートホモミクサーを用いて常温で5500回
転/分で分散攪拌し微小滴を得た。次いで、60℃で2
4時間緩やかに攪拌して農薬活性成分化合物(60)が
ポリウレタン膜中に内包されたマイクロカプセルスラリ
ーを得た。得られたスラリーに、ザンタンガム1gとア
ルミニウムマグネシウムシリケート5gとを含む水溶液
320gを加え、農薬活性成分化合物(60)15重量
%を含有する本発明組成物(3)を得た。コールターカ
ウンターTA−II型を用いて平均粒径を測定したとこ
ろ、平均粒径は20μmであった。
【0030】製造例4 農薬活性成分化合物(60)150g、デスモジュール
Z−4370(住友バイエルウレタン製多価イソシアナ
ート)44gおよびアジピン酸ジイソブチル150gを
均一に混合し、これをエチレングリコール22gを含む
5重量%アラビアガム水溶液350g中に加え、T.
K.オートホモミクサーを用いて常温で5500回転/
分で分散攪拌し微小滴を得た。次いで、60℃で24時
間緩やかに攪拌して農薬活性成分化合物(60)がポリ
ウレタン膜中に内包されたマイクロカプセルスラリーを
得た。得られたスラリーに、ザンタンガム1gとアルミ
ニウムマグネシウムシリケート5gとを含む水溶液30
6gを加え、農薬活性成分化合物(60)15重量%を
含有する本発明組成物(4)を得た。コールターカウン
ターTA−II型を用いて平均粒径を測定したところ、平
均粒径は21μmであった。
【0031】製造例5 農薬活性成分化合物(60)140g、農薬活性成分化
合物(43)10gおよびスミジュールN−3500
13gを均一に混合し、これをエチレングリコール12
gを含む5重量%アラビアガム水溶液200g中に加
え、T.K.オートホモミクサーを用いて常温で550
0回転/分で分散攪拌し微小滴を得た。次いで、60℃
で24時間緩やかに攪拌して農薬活性成分化合物(6
0)および(43)がポリウレタン膜中に内包されたマ
イクロカプセルスラリーを得た。得られたスラリーに、
ザンタンガム1gとアルミニウムマグネシウムシリケー
ト5gとを含む水溶液637gを加え、農薬活性成分化
合物(60)14重量%および(43)1重量%を含有
する本発明組成物(5)を得た。コールターカウンター
TA−II型を用いて平均粒径を測定したところ、平均粒
径は19μmであった。
【0032】製造例6 農薬活性成分化合物(2)25g、スミジュールN−3
500 24gおよびアジピン酸ジイソブチル225g
を均一に混合し、これをエチレングリコール22gを含
む5重量%アラビアガム水溶液300g中に加え、T.
K.オートホモミクサーを用いて常温で5500回転/
分で分散攪拌し微小滴を得た。次いで、60℃で24時
間緩やかに攪拌して農薬活性成分化合物(2)がポリウ
レタン膜中に内包されたマイクロカプセルスラリーを得
た。得られたスラリーに、ザンタンガム1gとアルミニ
ウムマグネシウムシリケート5gとを含む水溶液426
gを加え、農薬活性成分化合物(2)2.5 重量%を含有
する本発明組成物(6)を得た。コールターカウンター
TA−II型を用いて平均粒径を測定したところ、平均粒
径は21μmであった。
【0033】製造例7 農薬活性成分化合物(60)150g、スミジュールN
−3500 14g、デスモジュールZ−4370 2
2gおよびアジピン酸ジイソブチル150gを均一に混
合し、これをエチレングリコール24gを含む5重量%
アラビアガム水溶液350g中に加え、T.K.オート
ホモミクサーを用いて常温で5500回転/分で分散攪
拌し微小滴を得た。次いで、60℃で24時間緩やかに
攪拌して農薬活性成分化合物(60)がポリウレタン膜
中に内包されたマイクロカプセルスラリーを得た。得ら
れたスラリーに、ザンタンガム1gとアルミニウムマグ
ネシウムシリケート5gとを含む水溶液314gを加
え、農薬活性成分化合物(60)15重量%を含有する
本発明組成物(7)を得た。コールターカウンターTA
−II型を用いて平均粒径を測定したところ、平均粒径は
20μmであった。
【0034】製造例8 農薬活性成分化合物(43)150g、スミジュールN
−3500 14gおよびアジピン酸ジイソブチル15
0gを均一に混合し、これをエチレングリコール13g
を含む5重量%アラビアガム水溶液350g中に加え、
T.K.オートホモミクサーを用いて常温で5500回
転/分で分散攪拌し微小滴を得た。次いで、60℃で2
4時間緩やかに攪拌して農薬活性成分化合物(43)が
ポリウレタン膜中に内包されたマイクロカプセルスラリ
ーを得た。得られたスラリーに、ザンタンガム1gとア
ルミニウムマグネシウムシリケート5gとを含む水溶液
336gを加え、農薬活性成分化合物(43)15重量
%を含有する本発明組成物(8)を得た。コールターカ
ウンターTA−II型を用いて平均粒径を測定したとこ
ろ、平均粒径は18μmであった。
【0035】製造例9 農薬活性成分化合物(60)150g、スミジュールN
−3500 35gおよびフェニルキシリルエタン15
0gを均一に混合し、これを5重量%アラビアガム水溶
液350g中に加え、T.K.オートホモミクサーを用
いて常温で5500回転/分で分散攪拌し微小滴を得
た。次いで、60℃で24時間緩やかに攪拌して農薬活
性成分化合物(60)がポリウレア膜中に内包されたマ
イクロカプセルスラリーを得た。得られたスラリーに、
ザンタンガム1gとアルミニウムマグネシウムシリケー
ト5gとを含む水溶液315gを加え、農薬活性成分化
合物(60)15重量%を含有する本発明組成物(9)
を得た。コールターカウンターTA−II型を用いて平均
粒径を測定したところ、平均粒径は19μmであった。
【0036】製造例10 農薬活性成分化合物(2)25g、スミジュールN−3
500 30gおよびアジピン酸ジイソブチル22gを
均一に混合し、これを5重量%アラビアガム水溶液30
0g中に加え、T.K.オートホモミクサーを用いて常
温で5500回転/分で分散攪拌し微小滴を得た。次い
で、60℃で24時間緩やかに攪拌して農薬活性成分化
合物(2)がポリウレア膜中に内包されたマイクロカプ
セルスラリーを得た。得られたスラリーに、ザンタンガ
ム1gとアルミニウムマグネシウムシリケート5gとを
含む水溶液420gを加え、農薬活性成分化合物(2)
2.5 重量%を含有する本発明組成物(10)を得た。コ
ールターカウンターTA−II型を用いて平均粒径を測定
したところ、平均粒径は21μmであった。
【0037】次に、後述の試験例において用いる比較用
組成物の製造例を比較例として示す。 比較例1 農薬活性成分化合物(60)150g、スミジュールL
−75(住友バイエルウレタン製イソシアヌレート構造
を含まない芳香族多価イソシアナート)40gおよびフ
ェニルキシリルエタン150gを均一に混合し、これを
エチレングリコール23gを含む5重量%アラビアガム
水溶液350g中に加え、T.K.オートホモミクサー
を用いて常温で5000回転/分で分散攪拌し微小滴を
得た。次いで、60℃で24時間緩やかに攪拌して農薬
活性成分化合物(60)がポリウレタン膜中に内包され
たマイクロカプセルスラリーを得た。得られたスラリー
に、ザンタンガム1gとアルミニウムマグネシウムシリ
ケート5gとを含む水溶液310gを加え、農薬活性成
分化合物(60)15重量%を含有する比較用組成物
(1)を得た。コールターカウンターTA−II型を用い
て平均粒径を測定したところ、平均粒径は20μmであ
った。
【0038】比較例2 農薬活性成分化合物(60)150g、デスモジュール
HL(住友バイエルウレタン製イソシアヌレート構造を
含まない多価イソシアナート)51gおよびフェニルキ
シリルエタン150gを均一に混合し、これをエチレン
グリコール23gを含む5重量%アラビアガム水溶液3
50g中に加え、T.K.オートホモミクサーを用いて
常温で5500回転/分で分散攪拌し微小滴を得た。次
いで、60℃で24時間緩やかに攪拌して農薬活性成分
化合物(60)がポリウレタン膜中に内包されたマイク
ロカプセルスラリーを得た。得られたスラリーに、ザン
タンガム1gとアルミニウムマグネシウムシリケート5
gとを含む水溶液299gを加え、農薬活性成分化合物
(60)15重量%を含有する比較用組成物(2)を得
た。コールターカウンターTA−II型を用いて平均粒径
を測定したところ、平均粒径は20μmであった。
【0039】比較例3 農薬活性成分化合物(43)150g、スミジュールL
−75 23gおよびアジピン酸ジイソブチル150g
を均一に混合し、これをエチレングリコール13gを含
む5重量%アラビアガム水溶液250g中に加え、T.
K.オートホモミクサーを用いて常温で5500回転/
分で分散攪拌し微小滴を得た。次いで、60℃で24時
間緩やかに攪拌して農薬活性成分化合物(43)がポリ
ウレタン膜中に内包されたマイクロカプセルスラリーを
得た。得られたスラリーに、ザンタンガム1gとアルミ
ニウムマグネシウムシリケート5gとを含む水溶液52
7gを加え、農薬活性成分化合物(43)15重量%を
含有する比較用組成物(3)を得た。コールターカウン
ターTA−II型を用いて平均粒径を測定したところ、平
均粒径は20μmであった。
【0040】比較例4 農薬活性成分化合物(60)150g、スミジュールL
−75 47gおよびフェニルキシリルエタン150g
を均一に混合し、これを5重量%アラビアガム水溶液3
50g中に加え、T.K.オートホモミクサーを用いて
常温で5000回転/分で分散攪拌し微小滴を得た。次
いで、60℃で24時間緩やかに攪拌して農薬活性成分
化合物(60)がポリウレア膜中に内包されたマイクロ
カプセルスラリーを得た。得られたスラリーに、ザンタ
ンガム1gとアルミニウムマグネシウムシリケート5g
とを含む水溶液303gを加え、農薬活性成分化合物
(60)15重量%を含有する比較用組成物(4)を得
た。コールターカウンターTA−II型を用いて平均粒径
を測定したところ、平均粒径は20μmであった。
【0041】次に、試験例を示す。 試験例1 本発明組成物(1)〜(8)および比較用組成物(1)
〜(4)の各々の1重量%水希釈液6mlをイエシロアリ
職蟻20頭に直接噴霧した後、ピンセットでひっくり返
して起き上がれない個体をノックダウン虫と判定して半
数ノックダウン時間(KT50値)を求めた。本発明組成
物(1)〜(8)のKT50値は何れも5分未満であった
が、比較用組成物(1)〜(4)のKT50値は何れも5
分以上であり、本発明組成物の初期効果が優れているこ
とが認められた。
【0042】
【発明の効果】本発明組成物は、従来のマイクロカプセ
ル化された農薬組成物と違って、初期効力が向上されて
なるマイクロカプセル化農薬組成物である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有害生物防除活性成分または植物生長調節
    活性成分である農薬活性成分がマイクロカプセル化され
    てなる農薬組成物であって、該マイクロカプセルの被膜
    がイソシアヌレート構造を含むポリウレタンまたはポリ
    ウレア樹脂であることを特徴とするマイクロカプセル化
    された農薬組成物。
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